スクエアで予約を管理するときの設定と、運用でつまずきやすい点


この記事のポイント
- ✓スクエア(Square予約)で予約を管理するときの設定を
- ✓オンライン予約の有効化
- ✓予約枠とサービスの登録
スクエアで予約を管理したい。そう考えて調べると、料金表、決済端末、POSレジと情報が多く、何から設定すればよいか分かりにくいはずです。結論から書きます。ひとりで1店舗を回すならフリープランで始められます。スタッフが複数いて、それぞれに予約を入れたいならプラスプラン(店舗ごとに月額3,000円)が必要です。設定は「サービス登録」「予約できる時間」「オンライン予約の公開」「リマインダーとキャンセルの規定」の4段階で進めます。
この記事では、Square予約の公式の料金ページとヘルプセンターに2026年10月3日時点で載っている内容をもとに、プランの選び方、設定の順番、決済と入金の仕組み、運用でつまずきやすい点を整理します。
Square予約でできることと、3つのプラン
Square予約は、Squareが提供する予約管理の仕組みです。お客様が自分で予約できる予約サイト、予約の管理、決済、顧客の記録を1つのアカウントでまとめて扱えます。iOSとAndroidのアプリがあり、外出先からも予約を確認できます。公式サイトには、導入したお店の声として次の言葉が紹介されています。
予約管理に割いてた時間をすごく節約できたと思います。10分の1くらいですね。設定しておけば、あとは何もやらなくてもいいですから 出典: squareup.com
「設定しておけば」という前置きが大事です。設定を詰めずに使い始めると、手間は減りません。まずプランの違いを押さえます。
| プラン | 月額 | 主な違い |
|---|---|---|
| フリー | 無料(1つのSquareアカウントにつき1店舗限定) | 予約サイト、メールとSMSの自動リマインダー、繰り返しの予約、顧客管理 |
| プラス | 店舗ごとに3,000円 | フリーの機能に加えて、複数店舗、対応時間の設定、複数スタッフ対象の予約、Googleカレンダーとの同期、メールとSMSの自動予約確認、無連絡キャンセルの防止対策、1日あたりの予約数の上限 |
| プレミアム | 店舗ごとに8,000円 | プラスの機能に加えて、リソース管理、勤怠とスケジュールの管理、歩合給、売上高人件費比率レポート |
公式の料金ページには「余計な費用は一切かかりません。いつでもプランの変更・解約ができます」と書かれています。プラスとプレミアムには無料トライアルが用意されています。
フリープランで見落としやすい点が1つあります。SMS(携帯電話番号あてのショートメッセージ)による自動リマインダーはフリーでも使えますが、予約を受けた直後の「自動予約確認」のメールとSMSはプラスからです。予約の直後に確認の連絡を自動で送りたいなら、プラス以上が必要です。
プランの選び方は「スタッフの数」と「店舗の数」で決まる
Square予約のプランは、予約の件数ではなく、使う機能で分かれています。選ぶ基準は2つです。スタッフの数と店舗の数です。
ひとりで1店舗を回すなら、フリーで足ります。予約サイト、リマインダー、顧客管理、決済まで一通りそろっています。
スタッフが2人以上いて、お客様に担当者を選んで予約してもらうなら、プラスが必要です。公式の料金表では、「複数スタッフ対象の予約」はプラスからです。スタッフごとに予約を受けられる時間を分けて設定する「対応時間の設定」もプラスからです。
店舗が2つ以上あるなら、プラスが必要です。フリーは1アカウントにつき1店舗に限られます。プラスとプレミアムの月額は「店舗ごと」なので、2店舗でプラスを使うと月額6,000円です。
施術のベッドや部屋、機材といった設備を予約の枠として管理したいなら、プレミアムが必要です。「リソース管理」はプレミアムだけの機能です。
ぶっちゃけ、多くの小さなお店はフリーかプラスのどちらかで済みます。プレミアムが必要になるのは、設備の取り合いがあるお店か、スタッフの勤怠や歩合給までSquareでまとめたいお店です。
年額に直すと次のとおりです。
| 構成 | 年額 |
|---|---|
| フリー・1店舗 | 0円 |
| プラス・1店舗 | 36,000円 |
| プラス・2店舗 | 72,000円 |
| プレミアム・1店舗 | 96,000円 |
設定の順番1:サービスと予約できる時間を登録する
最初に登録するのは、サービス(メニュー)です。サービスの名前、所要時間、料金、担当できるスタッフを決めます。所要時間は、施術の時間に片付けや準備の時間を含めて決めます。ここが短いと、予約が隙間なく詰まり、次のお客様を待たせます。
次に、予約できる時間を決めます。公式の料金表では、「予約可能日時をカスタマイズ」はフリーから使えます。営業時間と定休日を入れ、予約を受けない時間を決めます。
個人の用事や研修で予約を受けられない時間は、「個人イベントのための時間枠ブロック」で押さえます。これもフリーから使えます。急な予定が入ったら、すぐにブロックを入れる。これを習慣にすると、その時間にネットで予約が入る事故を防げます。
定期的に通うお客様がいるなら、「繰り返しの予約」を使います。毎週同じ曜日と時間の予約を、まとめて入れられます。フリーから使えます。
スタッフが複数いる場合は、プラスの「対応時間の設定」で、スタッフごとに予約を受けられる時間を決めます。シフトが決まったら、その月の分をまとめて入れておきます。
最後に、「1日あたり受付可能な予約数上限」です。プラスから使えます。施術の質を保つために1日の件数を絞りたいお店は、ここで上限を決めます。
設定の順番2:オンライン予約を有効にして公開する
サービスと時間の登録が終わったら、お客様が自分で予約できるようにします。Squareのヘルプセンターでは、パソコンの管理画面(Square データ)から次の手順で行うと案内されています。
- Square データにログインし、「予約」を開く
- 「オンライン予約」から「チャネル」を開く
- 「オンライン予約を有効にする」をオンにする
- 予約チャネルの一覧で、オンラインビジネスのウェブサイトの「プレビューと編集」を開き、予約サイトを作る
- 画面右上の「公開」を押す
- 「サイト公開」のページで、予約サイトのURLを表示してコピーする
スマートフォンのSquare POSレジアプリからも、「その他」から「オンライン予約」を開いて、同じように有効化と公開ができます。
すでに自社のウェブサイトがあるなら、予約のボタンや予約フローを埋め込む方法もあります。ヘルプセンターでは、「予約フローを既存のサイトに追加する」から、予約フローのURLを取得する方法、ボタンを作ってHTMLのコードをコピーする方法、予約フローを埋め込むコードを取得する方法が案内されています。特定のサービスやスタッフだけを表示する「高度なウィジェット」も作れます。
注意点が1つあります。ヘルプセンターによると、Square データからウィジェットを削除しても、他のウェブサイトに埋め込んだウィジェットは自動では消えず、削除したウィジェットのコードを残したままにすると、ウィジェットの代わりにエラーのメッセージが表示されます。ウィジェットを作り直したら、古いコードを必ずウェブサイトから外します。
公開したら、自分のスマートフォンで予約サイトを開き、お客様の目線で予約を1件入れてみます。サービスの並び、所要時間、空き枠の表示、確認の連絡の届き方を確かめ、テストの予約は取り消しておきます。
予約の入口を広げる:InstagramとGoogle、二次元コード
予約サイトを公開したら、お客様が予約サイトにたどり着く入口を整えます。公式の料金表では、次の機能がフリーから使えると書かれています。
・Instagramとの連携
・Googleの予約機能との連携
・「今すぐ予約」ボタン
・予約サイト専用の二次元コード
・SEOツール(検索で見つけてもらいやすくするための設定)
Instagramとの連携は、プロフィールに予約のボタンを出して、投稿を見た人をそのまま予約サイトへ案内する形です。Googleの予約機能との連携は、Google検索やGoogleマップでお店を調べた人に予約のボタンを見せる形です。ヘルプセンターにも、InstagramやFacebook経由で予約を受け付ける方法と、「Google で予約」を設定する方法の記事が用意されています。
店頭では、予約サイト専用の二次元コードを会計の場所に掲示します。会計のときに「次回のご予約はこちらからもできます」と声をかけると、その場で次の予約を取ってもらいやすくなります。名刺やショップカードの裏に載せておくのも効果的です。
入口をいくつ増やしても、行き先が同じSquare予約の予約サイトなら、空き枠の管理は1か所で済みます。入口ごとに別の予約の仕組みを作らないことが、二重の予約を防ぐ一番の方法です。
予約サイトの見せ方で予約の完了率は変わる
予約サイトを公開しても、途中で離脱されては意味がありません。同じ設定でも、見せ方で予約まで進む人の割合は変わります。
1つ目は、サービスの数を絞ることです。選択肢が多すぎると、お客様は迷って離脱します。よく選ばれるサービスを上に並べ、細かい組み合わせは「ご相談ください」とまとめる方法もあります。
2つ目は、説明文に料金と所要時間、含まれる内容を書くことです。「カット 4,400円 60分 シャンプー・ブロー込み」のように、予約の前に知りたいことを全部書いておくと、予約前の問い合わせが減ります。
3つ目は、キャンセルの規定と来店時の注意を、予約の前に読める場所に書くことです。予約の後で知らされると、お客様の不満につながります。
4つ目は、スマートフォンでの見え方を確かめることです。予約の多くはスマートフォンから入ります。公開したら、自分のスマートフォンで最初から最後まで予約の手順をたどり、迷う場所がないかを確かめます。
設定の順番3:リマインダーとキャンセルの規定を決める
予約の管理で手間とお金の両方に効くのが、無断キャンセルの対策です。Square予約で使える仕組みを順に整理します。
まず、自動リマインダーです。メールとSMSによる自動リマインダーは、フリーから使えます。来店の前日などに自動で連絡が届くので、うっかり忘れによる無断キャンセルを減らせます。最初に必ず設定しておきます。
次に、自動予約確認です。予約を受けた直後に、確認のメールとSMSを自動で送る機能で、プラスからです。予約の内容に間違いがないかを、お客様がその場で確かめられます。
3つ目に、無連絡キャンセルの防止対策です。プラスからの機能です。公式サイトでは、キャンセル料や無連絡キャンセル手数料を設定できることが案内されています。料金ページでは、カード情報の手入力または保存済みカード情報の利用(無連絡キャンセル手数料を含む)の決済手数料は3.75%とされています。
4つ目に、前払いです。予約の時点で代金を払ってもらう形にすると、キャンセルが起きても売上を失いにくくなります。ヘルプセンターでは、予約の前払いを受け付けるには、アカウントでクレジットカード決済を有効にし、前払いのポリシーを設定すると案内されています。お客様はクレジットカードやデビットカード、Google Pay、Apple Pay、Squareギフトカードなどで前払いができます。
キャンセルの規定を設けるときは、内容を予約サイトの説明にはっきり書きます。いつまでの取り消しなら費用がかからないか、いつ以降はいくらかかるのかを、予約の前に読める場所に示します。規定の金額をどう決めるかは業種や地域で考え方が違うので、同じ業種の組合や相談窓口の案内も参考にして、無理のない範囲で決めます。
業種別に見る設定の勘所
同じSquare予約でも、業種によって設定で気をつける点が違います。公式サイトでは、ヘアサロン、理髪店、美容・ネイルサロン、パーソナルトレーニング、マッサージ・ボディケア、専門サービス、住宅修理・清掃、家庭教師・音楽教室といった業種での使い方が紹介されています。代表的な4つの業種で、設定の勘所を整理します。
整体やマッサージなどのボディケアは、施術の時間に加えて、着替えとベッドの準備の時間がかかります。サービスの所要時間に準備の時間を含めるか、予約と予約の間に空き時間を設ける形にします。ベッドが2台あって同時に施術するなら、ベッドを予約の枠として扱うリソース管理(プレミアム)が候補になります。
ネイルやまつげのサロンは、メニューの組み合わせで時間が大きく変わります。オフの有無、アートの本数で所要時間を分けたサービスを登録し、お客様が選びやすい名前にします。「ジェル ワンカラー オフあり 90分」のように、内容と時間がひと目で分かる名前が理想です。
家庭教師や音楽教室のように、同じ生徒が毎週同じ時間に通う業種は、繰り返しの予約が役に立ちます。学期の初めにまとめて予約を入れておけば、毎週の入力が要りません。祝日や長期休みの週だけ、個別に取り消します。
住宅の修理や清掃のように、お客様の家に出向く業種は、移動の時間を見込む必要があります。予約と予約の間に移動の時間を空けておかないと、遅刻が続きます。対応できる地域を予約サイトの説明に書き、範囲外の予約を受けないようにすることも大切です。
どの業種でも共通するのは、最初の1か月は設定を細かく直す前提で使うことです。実際の施術や作業の時間と、登録した所要時間がずれているサービスを月末に洗い出し、少しずつ合わせていきます。
スタッフに管理を任せるときの権限の考え方
スタッフが増えると、誰に何の操作を任せるかを決める必要があります。Squareのヘルプセンターの記事には、予約とオンラインビジネスに関するアクセス権限をお持ちのアカウントオーナーまたはスタッフが対象、という書き方があり、アクセス権限はSquare データから設定できると案内されています。
権限を決めるときの基本は、仕事に必要な範囲だけを渡すことです。予約の確認と入力はスタッフ全員に、サービスの料金の変更や決済の設定、入金の口座の変更は店長だけに、といった分け方です。料金や決済の設定は、間違えたときの影響が大きく、お客様の支払いにも関わります。
スタッフが辞めるときは、その日のうちにアカウントを止めます。顧客の情報や売上の情報を見られる状態のまま放置しないことが、お客様の情報を守ることにつながります。誰にどの権限を渡したかを一覧にしておくと、止め忘れを防げます。
プレミアムプランには、スタッフ管理の機能として、Square アクセスプラス、勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、売上高人件費比率レポートが含まれると料金表に書かれています。スタッフが多く、勤怠や給与の計算までSquareでまとめたいお店では、プレミアムを検討する理由になります。逆に、勤怠は別のサービスで管理しているなら、予約のためだけにプレミアムにする必要はありません。
外出先からアプリで予約を管理する
Square予約は、iOS用とAndroid用のモバイルアプリで、外出先からも予約を管理できると公式に案内されています。ヘルプセンターの記事では、Square POSレジアプリで予約モードを有効にして使う形も紹介されています。
ひとりで営むお店では、スマートフォンのアプリが実質的な受付になります。施術の合間や移動中に、新しい予約や取り消しの通知を確認し、急な用事が入ったら時間枠をブロックする。この操作をアプリで素早くできるかどうかで、ネットの予約を安心して開けておけるかが変わります。
アプリで管理するときに気をつけたいのは、通知の設定です。新しい予約や取り消しの通知が届くようにしておかないと、当日の朝に初めて予約に気づく、ということが起きます。通知を受け取る端末を誰のものにするかも決めておきます。スタッフ個人のスマートフォンで受けるなら、端末のロックや、退職時のログアウトの手順も決めておきます。
もう1つは、端末の電池と通信です。対面決済でスマートフォンやタブレットを使う場合、電池が切れると予約の確認も会計も止まります。充電の場所と、予備の端末をどうするかを決めておくと、混雑する日でも慌てません。
決済手数料と入金のタイミング
Square予約のプランの月額とは別に、決済には手数料がかかります。公式の料金ページの記載を整理します。
| 決済の種類 | 手数料 |
|---|---|
| 対面決済(年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で主要カードブランドの場合) | 2.5%から |
| 対面決済(上記以外) | 3.25%から、またはカスタム手数料 |
| オンライン決済(前払い) | 3.6% |
| カード情報の手入力、保存済みカードの利用 | 3.75% |
入金のタイミングは、振込先の銀行で変わります。公式サイトによると、三井住友銀行とみずほ銀行は翌営業日に毎日自動で振り込まれ、その他の金融機関は毎週金曜日(水曜日締め)に自動で振り込まれます。どちらも振込手数料は無料です。すぐに資金が必要なときは、即時入金サービス(送金額の1.5%、最低振込額5,000円)も使えます。
決済の手数料の負担を数字で確かめておきます。1件8,000円の施術を1か月に80件、すべて対面のカード決済(2.5%)で受けると、手数料は1か月あたり16,000円です。同じ件数をすべてオンラインの前払い(3.6%)にすると、23,040円になります。前払いにすれば無断キャンセルの損は減りますが、手数料は増えます。無断キャンセルが1か月に何件あるかを数え、その損と手数料の差を比べてから、前払いを必須にするかを決めます。
顧客の記録と、他のサービスからの乗り換え
Square予約では、予約と会計の記録がお客様ごとにまとまります。公式の料金表によると、顧客プロフィール、顧客グループ、お客様に関するメモや申し送り、既存の顧客のインポート、予約と売上の履歴、文書などのファイルの添付が、フリーから使えます。
他の予約サービスや紙の台帳から乗り換えるときは、既存の顧客の一覧を取り込みます。ヘルプセンターには、顧客の情報をオンラインでインポートする方法の記事が用意されています。取り込む前に、今の一覧の氏名の表記の揺れや、電話番号の書き方の違いを整えておくと、同じ人が二重に登録されるのを防げます。
乗り換えの日は、予約が少ない曜日を選びます。前のサービスですでに受けている先の予約は、Square予約に手で入れ直します。しばらくは両方を見比べて、抜けがないかを確かめます。前のサービスの予約ページは、乗り換えの日に止めるか、Square予約の予約サイトへの案内に差し替えます。止め忘れると、古いページから予約が入り続けます。
お客様のメモには、施術の内容、好み、注意点を短く残します。次の来店のときに確認できるかどうかで、接客の質が変わります。メモは、お客様に見られても困らない書き方にします。体調や持病など慎重に扱うべき情報は、必要な範囲だけを記録し、見られる人を絞ります。
運用でつまずきやすい点と、その避け方
Square予約を使い始めたお店がつまずきやすい点を、よくある順に挙げます。
1つ目は、電話や店頭で受けた予約の入れ忘れです。Square予約に入っていない予約は、予約サイトでは空いている時間に見えます。電話を切る前に入力する、店頭の次回予約は会計のときに入力する、の2つを決まりにします。
2つ目は、他の予約サービスとの併用です。ホットペッパービューティーなどの予約サイトとSquare予約を並べて使うと、空き枠は自動ではそろいません。Square予約の公式の連携先に載っているのはInstagramとGoogleの予約機能などで、他社の予約サイトと空き枠を自動で同期する仕組みは料金表に載っていません。併用するなら、片方で入った予約をもう片方に手で入れ、時間をブロックする運用が必要です。予約の数が多いなら、入口は増やしても管理する場所は1つに絞るほうが安全です。
3つ目は、Googleカレンダーとの同期をフリーで使えると思い込むことです。公式の料金表では、Googleカレンダーとの同期はプラスからです。普段の予定をGoogleカレンダーで管理している人は、フリーのままだと両方を見比べる手間が残ります。
4つ目は、スタッフが増えたのにフリーのまま運用することです。フリーでもスタッフのアカウントの数に上限はありませんが、複数スタッフを対象にした予約やスタッフごとの対応時間の設定はプラスからです。担当を選んで予約してもらう形に変えるなら、プランを見直します。
5つ目は、テストの予約を消し忘れることです。設定の確認で入れた予約が残っていると、その時間が埋まったままになり、売上の集計にも混ざります。確認が終わったら、その場で取り消します。
小さなお店で月の作業を減らす運用の型
設定が終わったら、毎日と毎月の作業を決めて、型にしてしまいます。おすすめの型は次のとおりです。
毎朝やることは3つです。当日の予約の確認、夜のうちに入った予約と取り消しの確認、当日来るお客様のメモの確認です。所要時間は5分です。
予約を受けるたびにやることは2つです。電話や店頭の予約をその場で入力すること、予定が入ったら時間枠をブロックすることです。
毎月末にやることは3つです。翌月のスタッフの対応時間の入力、キャンセルと無断キャンセルの件数の確認、決済の手数料と入金の確認です。無断キャンセルが増えていたら、リマインダーの送るタイミングや、前払いの規定を見直します。
半年に1回やることも決めておきます。プランが今の使い方に合っているか、使っていない有料の機能がないか、サービスの所要時間と料金が実態と合っているか、予約サイトの説明文が古くなっていないかの4点です。スタッフが減ったのにプラスのままになっている、店舗を閉じたのに月額が続いている、といった見落としはこの見直しで見つかります。プランはいつでも変更や解約ができると公式に案内されているので、合わなくなったら早めに切り替えます。
この型を紙1枚に書いて受付に貼っておくと、スタッフが入れ替わっても運用が崩れません。設定を作り込むより、型を守るほうが、予約の管理は安定します。
リマインドとお礼のメールまで自動で回したいときの候補
Square予約の強みは、予約と決済とPOSレジを1つにまとめられることです。一方で、店頭の会計を現金や振込で済ませていて決済の仕組みは要らない、予約後のお礼や次回の案内まで自動で回したい、というお店では、別の予約システムと比べる余地があります。
その条件で探すときの候補の1つに、小さなお店向けの予約システムのRizaflowがあります。公式の料金ページによると、無料のフリープランは予約が1か月50件まで、スタッフ1名までで、予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・リマインダー・お礼メールの自動送信、お客様自身が使えるキャンセルURL、会員マイページ、顧客管理とメールの開封計測が使えます。スタッフ指名とシフト管理が使えるスタンダードプランは月額7,700円(税込、1か月1,000件・スタッフ10名まで)で、顧客の一覧はCSVで取り込めると案内されています。Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
一方で、Rizaflowは予約件数でプランが分かれていて、事前のクレジット決済は上位のプロプランの任意の機能です。Squareのような対面決済の端末やPOSレジはありません。カード決済を店頭でもオンラインでも使いたいお店は、Square予約のままのほうが運用はまとまります。決済の要否、スタッフの数、1か月の予約件数の3つで比べると、どちらが合うかがはっきりします。
予約の仕組みづくりを外に頼むときの考え方
予約サイトの文面づくり、既存のウェブサイトへの予約ボタンの埋め込み、顧客の一覧の整理は、外部の人に頼むこともできます。
予約サイトの説明文やキャンセルの規定の文面は、文章を書く仕事の人に頼めます。報酬の相場は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。ウェブサイトへの埋め込みや、予約と会計の仕組みの連携は、アプリケーション開発のお仕事に近い分野の人に相談する形になります。開発の仕事の報酬の相場はソフトウェア作成者の年収・単価相場にまとまっています。業務のどこにAIや自動化を取り入れるかから相談したいなら、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で支援の中身を見ておくと、頼む範囲を決めやすくなります。
サロンの予約と顧客管理、決済をまとめて設計する考え方は、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入で整理されています。月額のサービスが増えすぎたときの見直し方は、中小企業のSaaS費用管理術2026|サブスクコストを30%削減する方法が参考になります。
運営者の視点で見た、仕組みと手取りの関係
フリーランスや小さなお店の仕事の場を長く運営してきた立場から見ると、予約の管理がうまく回っているお店は、道具の多さではなく、毎日の型の少なさで回っています。入力する、ブロックする、月末に数える。この3つが崩れなければ、フリープランでも十分に回ります。
一方で、決済の手数料や月額は、売上が増えるほど目立たない形で積み上がります。月額3,000円のプラスでも、2店舗、3店舗と増えれば年間の固定費は無視できません。プランの見直しを半年に1回でも行い、使っていない機能のために払っていないかを確かめると、手元に残るお金が変わります。
人に仕事を頼むときも、同じように「表の金額」と「手元に残る金額」を分けて見ると判断しやすくなります。仲介の手数料が差し引かれない手数料0%の直接のやり取りなら、頼む側は同じ予算で多くの作業を依頼でき、受ける側は手取りが厚くなります。予約の仕組みも、仕事の頼み方も、長く続けられる形を選ぶことが結果として一番の節約です。
よくある質問
Q. Square予約は無料でどこまで使えますか?
フリープランは1つのSquareアカウントにつき1店舗限定で無料です。予約サイト、予約可能日時の設定、メールとSMSの自動リマインダー、繰り返しの予約、顧客管理、決済の受付が使えます。複数スタッフを対象にした予約、Googleカレンダーとの同期、予約直後の自動確認、無連絡キャンセルの防止対策はプラス以上の機能です。
Q. プラスとプレミアムはどちらを選べばよいですか?
スタッフが複数いて担当を選んで予約してもらうなら、店舗ごとに月額3,000円のプラスで足ります。施術のベッドや部屋などの設備を予約の枠として管理したい場合や、勤怠と歩合給までSquareでまとめたい場合は、月額8,000円のプレミアムが必要です。どちらも無料トライアルがあるので、試してから決められます。
Q. Square予約の売上はいつ入金されますか?
公式の案内では、振込先が三井住友銀行かみずほ銀行なら翌営業日に毎日自動で、その他の金融機関なら毎週金曜日(水曜日締め)に自動で振り込まれます。振込手数料は無料です。すぐに必要なときは、送金額の1.5%の手数料で即時入金サービスを使えます。土日祝日は銀行の休業日のため、翌営業日の振込になります。
Q. 他の予約サイトとSquare予約を併用できますか?
併用はできますが、空き枠は自動ではそろいません。Square予約の公式の連携先に載っているのはInstagramやGoogleの予約機能などで、他社の予約サイトと空き枠を自動で同期する仕組みは料金表に載っていません。併用するなら、片方で入った予約をもう片方に手で入れて時間をブロックする運用が必要です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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