LINEから開く予約フォームの作り方と、受付で起きやすい取りこぼし

@SOHO編集部
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LINEから開く予約フォームの作り方と、受付で起きやすい取りこぼし

この記事のポイント

  • ✓LINEから開く予約フォームの作り方を
  • ✓LINE公式アカウントのトークで受ける方法
  • ✓Googleフォームをリッチメニューにつなぐ方法

お客さまの多くが毎日開いているLINEから、そのまま予約できるようにしたい。小さなサロンや教室、個人で営む整体院やカウンセリングなどで、そう考える人はとても多いです。ただ、LINEの予約フォームと一口に言っても、作り方は大きく3つあり、どれを選ぶかで手間も費用も、受付で起きる取りこぼしの種類も変わります。

この記事では、LINE公式アカウントのトークで予約を受ける方法、無料のフォームをリッチメニューにつなぐ方法、外部の予約システムをつなぐ方法の3つを、料金と手順、向いているお店の規模で比べます。そのうえで、どの方法でも起きやすい「受付の取りこぼし」と、その防ぎ方を整理します。結論を先に書くと、予約が月に数件のうちはトークか無料フォームで十分で、予約が増えて二重予約や返信漏れが出はじめたら、空き枠と連動する予約システムに切り替えるのが現実的です。

LINEで予約を受けるお店が増えている背景

電話で予約を受けていたお店がLINEに切り替える理由は、はっきりしています。電話は施術中や授業中に出られず、留守番電話を聞き返して折り返す手間がかかります。お客さまの側も、営業時間内に電話をかけるのは負担です。LINEなら、お客さまは好きな時間にメッセージを送れ、お店は手が空いたときにまとめて返せます。

予約のやり取りにかかる時間は想像以上に大きい

ただ、LINEのトークで予約を受けると、日時の候補を出し、空きを確かめ、確定の返事を送るまでに、何往復ものやり取りが生まれます。LINEの運用を支援する会社の解説でも、この負担が具体的に書かれています。

一連の確認作業をチャットのやりとりのみで行う場合、1件の予約でもお客様との調整だけで15分ほど費やすケースも珍しくありません。繁忙期には、予約対応だけで1日のうち数時間を取られてしまうことも考えられます。 出典: lme.jp

仮に1件あたり15分かかるとして、1日に8件の予約があれば2時間です。ひとりで営むお店にとって、この2時間は施術や授業、仕込みに使えたはずの時間です。予約フォームを用意する目的は、このやり取りを減らすことにあります。

LINE公式アカウントは無料から始められる

お店がLINEで予約を受けるときは、個人のLINEではなく、LINE公式アカウントを使うのが基本です。LINEヤフーの公式サイトによると、料金プランは次の3つです。

プラン 月額固定費 無料メッセージ 追加メッセージ
コミュニケーションプラン 0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円(税別) 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円(税別) 30,000通 1通3円(税別)まで、配信数で変わる

同じページのよくある質問には、料金プランによって使える機能に差はなく、違うのは無料で配信できるメッセージ数と追加配信の可否だと書かれています。また、通数に数えられるのは一斉配信などのメッセージ配信で、LINEチャットでの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは数えられないと説明されています。予約の受付をトークや自動応答で行う範囲なら、無料のコミュニケーションプランでも始められるということです。スタンダードプランの追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定されたと告知されているので、一斉配信を多く使う予定なら公式の料金表で最新の単価を確かめます。

方法1:LINE公式アカウントのトークで予約を受ける

いちばん手軽なのが、フォームを作らず、トークのやり取りで予約を受ける方法です。

手順

  1. LINE公式アカウントを開設する(開設時はコミュニケーションプランに設定されている)
  2. あいさつメッセージに、予約の受け方を書いておく(「ご希望の日時を3つと、お名前、メニューをお送りください」など)
  3. 予約に関する言葉を含むメッセージに、受付の案内を自動で返す応答メッセージを設定する
  4. お客さまから届いたメッセージを見て、空きを確かめて返信し、予約台帳に書き写す

応答メッセージを設定するときは、お客さまが実際に送ってきそうな言葉を想定しておきます。「予約」「空いてますか」「空き状況」「行きたい」「キャンセル」「変更」など、言い方は人によってばらばらです。過去のトークを見返して、予約の連絡によく使われている言葉を拾い出すと、自動の案内が届く確率が上がります。ただし、自動の返事が的外れだと、かえってお客さまを戸惑わせます。自動応答は「予約の受け方を案内する」ところまでにとどめ、日時の調整は人が返す、という線引きにしておくと安全です。

向いているお店

予約が週に数件までで、お店の人がこまめにスマートフォンを見られる場合は、これで十分に回ります。お客さまとの距離が近く、「前回と同じメニューで」「少し遅れそうです」といった細かなやり取りもそのまま続けられるのが良さです。

弱いところ

弱点は、予約が確定するのが「お店の人が返信したとき」だということです。LINEの運用支援会社の解説でも、この点が外部の予約システムとの違いとして挙げられています。

標準機能では、担当者がメッセージを確認して返信するまで予約が確定しません。これに対し、外部の予約システムは24時間いつでも受付が可能です。お客様が思い立ったタイミングで予約を完結できるため、深夜などの営業時間外でも機会を逃す心配がなくなります。 出典: lme.jp

夜にメッセージを送ったお客さまが、翌朝の返信を待つ間に別のお店で予約してしまう。トークでの受付で起きやすい取りこぼしの代表例です。また、無料の基本機能ではチャット履歴の保存期間が6か月とされているため、過去の予約のやり取りを長く残したい場合は、予約台帳を別に用意する必要があります。

方法2:無料のフォームを作り、リッチメニューにつなぐ

次に手軽なのが、Googleフォームなどの無料のフォームで予約用の入力画面を作り、そのURLをLINE公式アカウントのリッチメニューに設定する方法です。リッチメニューとは、トーク画面の下に表示される、ボタンを並べたメニューのことです。

Googleフォームなどの無料アンケート作成ツールで作成した予約用URLを、LINEのリッチメニュー(トーク画面下部のメニュー)に設置する方法もあります。システム連携のような開発費用はかからず、顧客に希望日時や氏名を入力してもらうフォームを簡単に用意できます。ただし、実際の予約台帳とリアルタイムで連動するわけではないため、受付後の空き枠更新や確定の連絡は手作業で行う必要があります。 出典: hp-compass.jp

手順

  1. Googleアカウントでフォームを作る。項目は「お名前」「電話番号またはLINEの表示名」「メニュー」「第1希望の日時」「第2希望の日時」「ご要望」程度に絞る
  2. 送信後に表示されるメッセージに、「確定のご連絡はLINEでお送りします。ご連絡が届くまでは予約は確定していません」と書いておく
  3. フォームを公開し、URLを控える
  4. LINE公式アカウントの管理画面でリッチメニューを作り、「予約する」のボタンにフォームのURLを設定する
  5. 届いた回答を見て空きを確かめ、LINEで確定の連絡を送る

良いところ

トークで聞き返していた項目を、最初から全部入力してもらえるのが最大の良さです。日時、名前、メニューがそろった状態で届くので、聞き返しの往復が減ります。回答はスプレッドシートにまとめて記録できるため、予約台帳の代わりにも使えます。

弱いところ

出典の解説にもあるとおり、フォームは空き枠と連動しません。すでに埋まっている時間を選ばれることがあり、そのたびに「その時間は埋まっています」と連絡する手間が生まれます。また、フォームに入力した人がLINEのどの友だちなのかが自動ではつながらないため、確定の連絡を送る相手を名前で探すことになります。入力欄にLINEの表示名を書いてもらうなど、照らし合わせる工夫が必要です。

方法3:外部の予約システムをLINEにつなぐ

3つ目は、空き枠をカレンダーで管理できる予約システムを使い、その予約ページをLINEから開けるようにする方法です。

2つのつなぎ方

外部の予約システムとLINEのつなぎ方は、大きく2つあります。

・予約ページのURLをリッチメニューやあいさつメッセージに設定するだけの方法。どの予約システムでも使え、設定もすぐ終わる
・LINEのアカウントで予約者を見分け、予約の確認やリマインドをLINEのメッセージで送れる、LINE連携に対応した予約システムを使う方法

前者は、フォームの代わりに予約システムのページを開くだけなので、方法2とほぼ同じ手間で始められます。違うのは、お客さまが空いている枠だけを選べることと、予約がその場で確定することです。後者は、予約の確認がLINEで届くのでお客さまにとって分かりやすい一方、対応する予約システムが限られ、料金も上がりやすくなります。

LINEヤフー自身も、ヘアサロン向けにLINE公式アカウントと顧客管理の機能、予約用のミニアプリを組み合わせたパッケージを案内しています。業種向けの組み合わせが用意されている場合もあるので、自分の業種の名前で公式の案内を探してみる価値があります。

選ぶときに確かめること

確かめること 理由
無料で使える範囲と、上限を超えたときの扱い 予約が増えた月に突然受付が止まると困る
予約確定・前日のリマインドのメールやメッセージが自動で届くか 無断キャンセルを減らす効果が大きい
お客さま自身で日時の変更や取り消しができるか 変更の連絡のやり取りを減らせる
スタッフが複数いる場合の指名やシフトの管理 担当者ごとに空き枠が違うお店では必須
顧客データを書き出せるか 将来ほかのシステムに移るときに困らない

3つの方法を比べて、どれを選ぶか

ここまでの3つを、費用と手間、取りこぼしの起きやすさで並べると次のようになります。

トークで受付 無料フォーム+リッチメニュー 外部の予約システム
初期の費用 0円 0円 無料プランから有料まで
予約が確定するタイミング お店が返信したとき お店が確定の連絡をしたとき お客さまが予約した瞬間
空き枠との連動 なし なし あり
営業時間外の受付 受け付けるが確定は翌日 受け付けるが確定は翌日 その場で確定
向いている予約数の目安 週に数件 週に数件から十数件 毎日予約がある

迷ったら、次の順番で考えます。予約が週に数件で、お客さまと細かくやり取りしたいなら方法1。項目の聞き返しを減らしたいなら方法2。毎日予約があり、二重予約や返信漏れが一度でも起きたことがあるなら方法3です。最初から高機能な仕組みを入れる必要はありませんが、取りこぼしが起きはじめてから切り替えを先延ばしにすると、その間に離れていくお客さまが出ます。

受付で起きやすい取りこぼしと、その防ぎ方

どの方法を選んでも、予約の受付には「取りこぼし」がつきものです。よくある5つのパターンと防ぎ方を整理します。

取りこぼし1:返信が遅れて、ほかのお店に予約される

トークやフォームで受け付ける場合、確定までの時間が長いほど、お客さまはほかの選択肢を探します。防ぐには、あいさつメッセージや自動応答で「いつまでに返信するか」を伝えておくことです。「22時以降のご予約は翌朝10時までにお返事します」と書いておくだけで、お客さまは待つ見通しを持てます。

取りこぼし2:二重予約

トークとフォーム、電話と、複数の窓口で予約を受けていると、同じ時間に2件入ることがあります。窓口が複数あるなら、予約台帳は必ず1つにまとめ、どの窓口から受けた予約もそこに書き込むと決めます。空き枠と連動する予約システムなら、この問題は仕組みで防げます。

取りこぼし3:無断キャンセル

予約したまま来店しないお客さまは、どのお店でも悩みの種です。前日のリマインドを送るだけで、うっかり忘れはかなり減ります。トークで受けている場合は、前日の夕方に手で連絡を送る習慣をつけます。手で送るのが負担になってきたら、リマインドが自動で届く予約システムに切り替える目安です。

取りこぼし4:変更や取り消しの連絡が埋もれる

「日にちを変えたい」「キャンセルしたい」という連絡がトークに届き、ほかのメッセージに埋もれて見落とすことがあります。変更や取り消しを受けたら、その場で予約台帳を直し、お客さまに「変更を承りました」と返すところまでを1つの作業として済ませます。お客さま自身が変更や取り消しをできる予約システムなら、この手間そのものがなくなります。

取りこぼし5:問い合わせと予約が混ざる

トークには、予約だけでなく、料金の質問や道順の問い合わせも届きます。予約とそれ以外が同じ場所に混ざると、予約の連絡を見落としやすくなります。リッチメニューに「予約する」「料金・メニュー」「アクセス」のボタンを分けて並べ、予約は予約の入口から入ってもらう形にすると、トークに届く予約の連絡そのものが減ります。

予約フォームの項目と文面で気をつけること

フォームや予約ページの作りによっても、取りこぼしの起きやすさは変わります。

項目は少なく、必須は最小限に

入力欄が多いほど、途中でやめてしまうお客さまが増えます。予約に本当に必要なのは、名前、連絡先、メニュー、日時の4つ程度です。初回のお客さまにだけ聞きたいこと(アレルギーや肌の悩み、学習の目的など)は、予約の確定後に別途聞く形にすると、入力の負担が分散されます。

個人情報の扱いを書いておく

フォームで名前や電話番号を集める以上、何のために使い、どこに保存するのかを短く書いておきます。「ご予約の確認とご連絡にのみ使用します」の一文があるだけで、初めてのお客さまの不安は和らぎます。Googleフォームの回答をスプレッドシートに記録している場合は、共有の設定で、関係のない人が見られる状態になっていないかも確かめます。

キャンセルの決まりは予約の前に見せる

キャンセル料や変更の期限を決めているなら、予約の確定前に目に入る場所に書きます。確定のあとで初めて伝えると、トラブルのもとになります。

お客さまの側から見た使いやすさを確かめる

予約の仕組みは、お店の側の手間だけで選ぶと失敗します。最後に予約ボタンを押すのはお客さまだからです。仕組みを決めたら、お客さまの立場で次の点を確かめます。

LINEの中で開いたときに崩れないか

リッチメニューから開いたフォームや予約ページは、LINEアプリの中の画面で表示されます。パソコンで作ったときにはきれいに見えても、スマートフォンの狭い画面では、日付の選択欄が押しにくい、表が横にはみ出して読めない、といったことが起きます。自分のスマートフォンで、友だち追加からリッチメニュー、予約の送信までを一通り試してみることが欠かせません。できれば機種の違う家族や知人にも試してもらうと、思わぬ使いにくさに気づけます。

ログインや会員登録を求めすぎていないか

初めてのお客さまに、予約の前にアカウントの作成やパスワードの設定を求めると、そこでやめてしまう人が出ます。予約に会員登録が必要な仕組みを選ぶ場合は、初回は登録なしでも予約できるか、登録の手間がどの程度かを確かめておきます。

予約が済んだことがはっきり分かるか

送信のボタンを押したあと、予約が受け付けられたのか、まだ確定していないのかが分からないと、お客さまは不安になって同じ予約を何度も送ったり、トークで問い合わせたりします。送信後の画面や確認のメールに、受け付けた日時とメニュー、確定しているかどうかがはっきり書かれているかを見ます。

年配のお客さまでも迷わないか

常連に年配のお客さまが多いお店では、文字の大きさやボタンの分かりやすさも大切です。どうしてもフォームが合わないお客さまのために、電話やトークでの予約もしばらく残しておくと、取りこぼしを防げます。

業種ごとに予約フォームへ入れておきたい項目

予約フォームの項目は、業種によって必要なものが変わります。どの業種にも共通する名前、連絡先、日時、メニューに加えて、次のような項目を検討します。

美容室・ネイル・まつげのサロン

担当者の指名の有無、前回からの間隔、髪や爪の長さの目安を聞いておくと、施術の時間を読み違えにくくなります。カラーやパーマのように時間のかかるメニューは、選んだメニューによって所要時間が変わることを予約の画面で示しておかないと、後ろの予約と重なる原因になります。初めてのお客さまには、来店のきっかけ(紹介、検索、SNSなど)を任意で聞いておくと、どこからの集客が効いているかの記録にもなります。

整体・マッサージ・鍼灸

痛みのある部位や、症状がいつからあるかを任意で聞いておくと、当日の問診が短く済みます。ただし、体の状態に関する情報は特に慎重に扱うべき個人情報です。何のために聞くのかをフォームに書き、回答の保存先を限られた人しか見られない場所にしておきます。

教室・レッスン・個別指導

受講したいコースやレベル、体験か通常のレッスンかを分けて聞きます。子ども向けの教室なら、保護者の名前と連絡先、受講する子どもの学年を分けて書いてもらうと、連絡の行き違いを防げます。オンラインのレッスンなら、使う通話の道具や、接続を確かめるための連絡先も聞いておきます。

カウンセリング・相談業

相談の種類と、対面かオンラインかの希望を聞きます。相談の中身を事前に詳しく書いてもらう欄を必須にすると、予約そのものをためらう人が出るため、任意にしておくのが無難です。

項目を決めたら、実際に自分でスマートフォンから入力してみて、1分以内に送信まで進めるかを確かめます。迷う箇所があれば、そこが途中でやめられやすい場所です。

LINEで予約を受けるときの文面の例

トークやフォームで予約を受ける場合、お客さまとのやり取りの文面をあらかじめ用意しておくと、返信の早さと正確さがそろいます。そのまま使える形の例を挙げます。お店の名前や時間は自分のものに置き換えてください。

あいさつメッセージ(友だち追加の直後に届く文面)

「友だち追加ありがとうございます。〇〇サロンです。ご予約は、下のメニューの『予約する』から承っています。22時以降にいただいたご予約は、翌朝10時までに確定のご連絡をお送りします。」

予約の入口と、返信までの目安を最初に伝えておくのがポイントです。

予約を受け付けたときの返信

「ご予約のお申し込みありがとうございます。10月15日(木)14時から、カットとカラーで承りました。所要時間は約2時間です。変更やキャンセルは、前日の18時までにこのトークでお知らせください。」

日時、メニュー、所要時間、変更の期限の4つを必ず入れると、言った言わないの行き違いがなくなります。曜日を書くときは、カレンダーで確かめてから入れます。

前日のリマインド

「明日10月15日(木)14時から、ご予約をいただいております。ご来店をお待ちしております。ご都合が悪くなった場合は、このトークでお知らせください。」

短く、日時だけが目に入る文面にします。長い文面は読まれません。

埋まっている時間を希望されたとき

「ご希望の10月15日(木)14時は、あいにく予約が埋まっております。同じ日の16時、または10月16日(金)の11時でしたらご案内できます。いかがでしょうか。」

断るだけで終わらせず、代わりの候補を2つ添えるのがコツです。候補がないと、お客さまはそこで予約をあきらめてしまいます。

文面の例は、管理画面の定型文として登録しておけば、毎回打ち直す必要がありません。

今の方法から切り替えるときの段取り

トークでの受付からフォームへ、フォームから予約システムへと切り替えるときは、お客さまを混乱させない段取りが大切です。

切り替えの日を決めて、前もって知らせる

いきなり予約の入口を変えると、常連のお客さまほど戸惑います。切り替えの2週間ほど前から、あいさつメッセージやトーク、店頭の掲示で「〇月〇日から、ご予約は『予約する』のボタンから承ります」と知らせます。

すでに入っている予約を移す

切り替えの日より後の予約は、新しい台帳や予約システムに先に入れておきます。古い台帳と新しい仕組みの両方に予約が残っている期間は、二重予約が起きやすい時期です。移し終えたら、古い台帳には「〇月〇日以降の予約は新しい仕組みに移した」と書き添え、以後は新しい仕組みだけを見ると決めます。

しばらくはトークでの予約も受ける

切り替えたあとも、慣れないお客さまからトークで予約が届くことがあります。そのときは断らず、代わりに予約を入れたうえで、「次回からは『予約する』のボタンからもご予約いただけます」と案内します。数か月もすれば、ほとんどのお客さまが新しい入口を使うようになります。

取りこぼしを数字で見える形にする

取りこぼしは、記録を取らないと気づけません。「なんとなく予約が減った気がする」では、どこを直せばよいかが分からないからです。月に一度、次の4つを数えるだけで、予約の受付のどこに穴があるかが見えてきます。

数えておきたい4つの数字

数えるもの 見方
予約の申し込み件数 窓口ごと(トーク、フォーム、電話)に分けて数える
確定までにかかった時間 申し込みから確定の連絡までの時間。半日を超える件が多ければ返信の仕組みを見直す
埋まっていて断った件数 断った件数が多い曜日や時間帯は、枠の作り方を見直す余地がある
無断キャンセルと直前キャンセルの件数 増えているならリマインドの送り方を見直す

トークでの受付なら、予約台帳に「申し込みの日時」と「確定の連絡をした日時」の2列を加えるだけで、確定までの時間を測れます。フォームなら、回答のスプレッドシートに送信の日時が自動で記録されるので、確定の連絡をした日時の列を加えます。

数字から次の一手を決める

たとえば、夜のフォームからの申し込みが多く、確定までに半日以上かかっている件が目立つなら、その時間帯に申し込んだお客さまを待たせている可能性が高いです。この場合は、空き枠と連動して夜でもその場で確定できる仕組みに切り替える効果が大きいと判断できます。逆に、申し込みは昼に集中し、確定も1時間以内に済んでいるなら、今の方法のままで問題は小さいと言えます。

断った件数が特定の曜日に偏っているなら、その曜日の営業時間や枠の長さを見直します。無断キャンセルが続くお客さまがいる場合は、次回から予約の確定前にキャンセルの決まりを改めて伝えるなど、個別の対応も考えます。数字を見て決めれば、感覚で仕組みを変えて失敗することを避けられます。

予約が増えてきたときの候補

ここまでの方法で回らなくなってきたら、空き枠と連動し、確認やリマインドを自動で送れる予約システムを検討する段階です。その選択肢の1つとして、小さなお店向けの予約システムのRizaflowがあります。公式の料金ページによると、フリープランは初期費用・月額ともに無料で、予約は月50件まで、スタッフ1名まで使えます。予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・リマインダー・御礼のメール、お客さま自身が変更や取り消しをできるキャンセルURL、会員マイページ、顧客管理がフリープランに含まれています。

予約が増えた場合は、ライトプラン(月額3,300円、予約は月300件まで)、スタッフ指名やシフト管理が加わるスタンダードプラン(月額7,700円、予約は月1,000件・スタッフ10名まで)、プロプラン(月額19,800円、予約は月3,000件まで)があり、表示はいずれも税込です。月の予約件数が上限を超えても予約は止まらず、100件ごとに1,100円(税込)の追加で受け付けを続けられると案内されています。予約ページのURLをLINE公式アカウントのリッチメニューに設定すれば、方法3の1つ目のつなぎ方として、LINEから開く予約ページになります。Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

予約の仕組みづくりを仕事にするという選択肢

最後に、少し視点を変えます。LINE公式アカウントの設定やリッチメニューの作成、予約フォームの導入は、自分のお店のためだけでなく、それ自体が仕事として頼まれる分野でもあります。

小さなお店ほど、設定を代わりにしてくれる人を探している

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた運営者の立場から言えば、個人のサロンや教室のオーナーは、技術そのものより「自分のお店に合う形に整えてくれる人」を求めています。リッチメニューの画像を作る、予約フォームの項目を業種に合わせて組む、自動応答の文面を書く。一つひとつは小さな作業ですが、まとめて任せられる人は重宝されます。仲介の手数料が乗らない直接のやり取りなら、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。

関わり方の例

リッチメニューの画像やアイコンを描く仕事は、キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事で、求められる作風や案件の種類を紹介しています。LINEを使った集客の設計や、予約までの導線づくりに関わる仕事は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で全体像をつかめます。サロンの業務をまとめて効率化する考え方は、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入で、予約と顧客管理、決済を組み合わせる例を整理しています。

予約フォームは、作って終わりではありません。取りこぼしが起きていないかを月に一度振り返り、お店の規模に合わせて仕組みを見直していくことが、お客さまを逃さないいちばんの近道です。経営の視点からお店の仕組みを見直したい人には、中小企業診断士の資格ガイドで、小さな事業者の経営を支える専門家の役割と試験の概要も紹介しています。

よくある質問

Q. LINE公式アカウントの無料プランでも予約を受け付けられますか?

受け付けられます。LINEヤフーの公式サイトによると、料金プランによって使える機能に差はなく、LINEチャットの送受信や応答メッセージ、あいさつメッセージは無料メッセージの通数に数えられません。トークや自動応答、リッチメニューからのフォームで予約を受ける範囲なら、月額0円のコミュニケーションプランから始められます。

Q. Googleフォームで予約を受けると、どんな問題が起きやすいですか?

フォームは空き枠と連動しないため、すでに埋まっている時間を選ばれることがあります。また、回答した人がLINEのどの友だちなのかが自動ではつながらないので、確定の連絡を送る相手を探す手間がかかります。送信後のメッセージで「確定の連絡が届くまでは予約は確定していない」と伝えておくと、行き違いを防げます。

Q. 予約システムに切り替える目安はありますか?

二重予約や返信漏れが一度でも起きた、確定の連絡や前日のリマインドを手で送るのが負担になってきた、という状態が目安です。毎日予約があるお店では、空き枠と連動してその場で予約が確定する仕組みのほうが、お客さまを待たせずに済みます。無料プランのある予約システムで試してから決める方法もあります。

Q. リッチメニューにはどんなボタンを並べるとよいですか?

「予約する」「料金・メニュー」「アクセス」のように、予約とそれ以外の問い合わせを分けて並べるのがおすすめです。予約は予約の入口から入ってもらう形にすると、トークに届く連絡が減り、予約の連絡を見落とすことも少なくなります。ボタンの数は多すぎると迷うので、3つから6つ程度に絞ります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月30日最終更新:2026年10月10日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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