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小規模保育園を辞めたいと思ったとき|出ていく前に切り分けておくこと

@SOHO編集部
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小規模保育園を辞めたいと思ったとき|出ていく前に切り分けておくこと

この記事のポイント

  • ✓小規模保育園を辞めたいと感じる理由を
  • ✓人間関係・身体負担・キャリア・書類量の4つに分類して整理します
  • ✓園を変えれば解決することと

結論から書きます。小規模保育園を辞めたいと感じたとき、最初にやるべきなのは求人サイトを開くことではありません。「今つらいことのうち、園を変えれば消えるものはどれか」を仕分けることです。

この仕分けをせずに転職すると、同じ理由でもう一度辞めたくなる確率がかなり高くなります。小規模保育園の悩みには、その園固有のものと、小規模という形態そのものに由来するものが混ざっているからです。後者は、別の小規模保育園に移っても付いてきます。

この記事では、小規模保育園で辞めたいと感じる理由を4つに分類し、それぞれについて「園を変えれば解決するか」を判定していきます。そのうえで、辞める前に試す価値のある手順と、辞めると決めた場合の動き方を書きます。

小規模保育園で「辞めたい」が起きる場所は、だいたい決まっている

まず、小規模保育園という職場の構造を確認しておきます。悩みの多くは、この構造から必然的に生まれています。

小規模保育園は、定員6人から19人、対象は0歳から2歳という認可の保育事業です。職員数はおおむね5人から12人程度。この人数が、すべての特徴の出発点になります。

職員が少ないと、次のことが同時に起こります。合わない人がいても物理的に離れられない。誰かが休むと全体が回らない。役職の数が少ないので昇進の枠がない。幼児クラスがないので幼児保育の経験が積めない。そして、子ども1人あたりの記録の密度が高いので、書類の負担が人数の少なさに比例して軽くなるとは限らない。

つまり、小規模保育園の悩みには「その園の運営が下手だから起きていること」と「小規模という形態である以上、必ず起きること」の2種類があります。ここを混ぜたまま転職活動を始めると、判断を間違えます。

以下、よくある4つの理由を順に見ていきます。それぞれの末尾に、園を変えれば解決するかどうかの判定を書きました。

理由1:人間関係に逃げ場がない

相談として圧倒的に多いのがこれです。そして、小規模保育園でいちばん深刻化しやすいのもこれです。

大規模園であれば、合わない相手とはクラスを分けてもらう、フロアを変えてもらう、行事の担当をずらすといった回避手段があります。小規模保育園には、その手段がほとんどありません。同じ部屋に、朝から夕方まで、全員が一緒にいます。休憩室が事務スペースと兼用の園も多く、休憩中ですら物理的に離れられません。

さらに厄介なのは、人数が少ないと関係の偏りが全体に及ぶ点です。職員が6人の職場で2人の関係が悪ければ、それは全体の3分の1が不調ということになります。大規模園なら吸収される摩擦が、小規模では隠れません。

正直なところ、これは個人の努力だけでどうにかなる問題ではないと考えています。よく言われる「自分から歩み寄る」「相手の良いところを見る」といった助言は、逃げ場がある環境でなら有効ですが、逃げ場がない環境では消耗を早めるだけのことがあります。

判定を書きます。これは園を変えれば解決する可能性が高い理由です。ただし条件があって、次の園を選ぶときに「相談先があるか」を必ず確認することです。具体的には、法人内に複数園があって異動の選択肢があるか、施設長とは別に相談できる本部の窓口があるか、この2点です。この条件を見ずに別の小規模保育園へ移ると、同じ構造をもう一度引き当てます。

理由2:身体への負担が想定を超えている

意外と軽く見られがちですが、辞める理由として実際に多いのがこれです。

0歳から2歳に特化するということは、抱っこ、おんぶ、床への座り込み、抱えたままの移動が1日中続くということです。体重10キロ前後の子を抱き上げる動作を、1日に何十回も繰り返します。腰と手首への負担は、幼児クラス中心の園とは比較になりません。

加えて、園庭を持たない園が多いため、活動の中心は散歩です。バギーを押す、歩ける子と手をつなぐ、最後尾で見守る。この体制を毎日組みます。夏場は水分補給と日陰の確保、冬場は上着の着脱と、季節ごとに手間も増えます。

そして午睡中の呼吸確認。0歳児は5分おき、1歳以上は10分おきという運用の園が多く、この時間は休憩ではありません。座って記録を書きながら、耳と目は常に子どもに向いています。

判定です。これは園を変えても基本的には付いてくる理由です。小規模保育園である限り、対象年齢は変わらないからです。ただし、負担の重さは園の設備と人員でかなり変わります。エレベーターのない建物の2階にある園と、1階でフラットな園では、散歩の準備にかかる労力が違います。配置基準ぎりぎりの人員で回している園と、余裕を持たせている園でも違います。同じ「小規模保育園」で括らず、設備と人員を見て選び直す価値はあります。

身体がすでに壊れかけている場合は、話が別です。腰痛や手首の痛みが慢性化しているなら、まず受診してください。働き方を考えるのはそのあとです。

理由3:キャリアの見通しが立たない

これは、勤続が3年を超えたあたりから出てくる悩みです。

組織が小さいということは、役職の数が少ないということです。主任がひとり、施設長がひとり。その枠が空かない限り、何年勤めても肩書は変わりません。処遇改善の加算も、役職に紐づく部分は取りにくい構造になります。

組織自体が小さい小規模保育園。役職ももちろん少ないため、キャリアを展開させたい方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。また、小規模保育園は0~2歳に特化した保育園であるため、3~5歳の幼児教育のスキルや人数の多い園児と接する保育スキルは身につきにくい点もデメリットです。 出典: sourcier.co.jp

経験の幅という点も見逃せません。運動会や発表会といった大きな行事の運営経験は、次の職場で評価される実務スキルです。小規模保育園にいる限り、この経験を積む機会がほとんどありません。

小規模保育園では、保育対象が乳児であることや定員が少ないことから、一般的な保育園ではメインイベントとなる運動会や発表会など、大規模な行事の経験を積む機会が少ないかもしれません。 出典: hoikushibank.com

判定です。これは小規模保育園の中では解決しにくい理由です。役職の数も対象年齢も、制度で決まっているからです。

解決策は2つあります。ひとつは、系列に幼児施設を持つ法人の小規模保育園に移ること。法人内異動で幼児クラスを経験できる可能性が生まれます。もうひとつは、小規模という形態そのものから出ること。認可保育所、認定こども園、企業主導型保育など、選択肢はいくつもあります。

ただし、ここで一度立ち止まってほしいことがあります。「キャリアが積めない」という不満は、本当にキャリアの話でしょうか。相談を聞いていると、実際には「毎日が単調で手応えがない」という別の問題が、キャリアという言葉に置き換わっていることがあります。この2つは、打ち手がまったく違います。後者なら、乳児保育の専門性を深める方向で解決できることもあります。

理由4:書類と持ち帰りが減らない

「子どもが少ないのに、なぜこんなに書類があるのか」という不満は、小規模保育園に特有のものです。

からくりはこうです。小規模保育園は集団としての記録より、個人としての記録が中心になります。連絡帳は全員分、毎日。個別の指導計画も一人ひとり。子どもの数が少ないぶん、一人あたりに書く分量が増えます。結果として、総量はあまり減りません。

加えて、職員数が少ないため、事務を分担する相手がいません。大規模園なら、フリーの職員や事務員が担う仕事も、担任が兼ねることになります。園だよりの作成、衛生管理のチェック表、行政への提出書類、保護者への連絡。これらが保育の合間に挟まります。

判定です。これは園を変えれば大きく変わる理由です。書類の負担は制度ではなく、その園の運営方針で決まるからです。

見るべきポイントは3つあります。ひとつめは、ICTがどこまで導入されているか。連絡帳がアプリで、指導計画がシステム入力の園と、すべて手書きの園では、作業時間が倍近く違うことがあります。ふたつめは、書類を書く時間が勤務時間内に確保されているか。午睡中に書ける体制なのか、終業後に残ってやるのが常態化しているのか。みっつめは、書式そのものの分量です。園によっては、独自に項目を増やしていて、必要以上に重い書式になっていることがあります。

面接でこれを聞くのは失礼ではありません。むしろ、具体的に答えられる園は運営が整っています。

ひとつ付け加えると、書類の負担は「量」だけでなく「いつ書くか」で体感がまったく変わります。同じ分量でも、午睡中にまとまった時間が取れる園と、終業後に残って書く園では、疲労の残り方が違います。前者は勤務時間の中に組み込まれた仕事ですが、後者は事実上の持ち帰りです。求人票に残業時間が少なく書かれていても、書く時間が確保されていなければ実態は変わりません。ここは数字ではなく、運用を聞いて判断してください。

理由5:保護者との距離が近すぎる

4つに分けると書きましたが、実際にはもうひとつ、無視できない理由があります。保護者対応の密度です。

小規模保育園では、全員の保護者の顔と名前が一致します。お迎えのたびに、その日の様子を口頭で伝えるのが当たり前になっています。これは本来、良い特徴です。信頼関係を作りやすく、家庭の状況も把握しやすい。

ただし、距離が近いということは、逃げ場がないということでもあります。大規模園なら、担任以外の職員が対応を代わることができます。小規模保育園では、その子を担当している自分が対応するしかない場面が多くなります。要望の強い保護者がいた場合、その負荷が特定の職員に集中します。

さらに、卒園が3歳で来るという構造が、保護者の不安を押し上げます。「うちの子は次にどこへ行けるのか」という質問は、年度の後半になると毎日のように出ます。連携施設の枠が十分でない地域では、この質問に自信を持って答えられません。制度の問題であって担任の責任ではないのに、目の前の不安には担任が向き合うことになります。

判定です。これは地域と園によって大きく変わる理由です。連携施設が近くにあって受け入れ実績が安定している園では、この負荷はかなり軽くなります。転職先を選ぶときは、連携施設の名前と、直近の卒園児がどこへ進んだかを確認してください。園見学のときに聞けば、たいてい教えてくれます。答えを濁されるなら、その園では同じ負荷を背負うことになります。

辞めたくなる時期には、はっきりしたパターンがある

相談を受けていて気づくのは、「辞めたい」が出てくる時期に傾向があることです。自分が今どの時期にいるかを知っておくと、判断の材料になります。

入職から3か月。ここでの「辞めたい」は、たいてい情報不足から来ています。判断を求められる場面が多いのに、答え合わせをする機会がない。この時期の不安は、振り返りの時間を作ってもらうだけで解消することがあります。辞める前に、施設長に10分の振り返りを頼んでみてください。

1年目の冬。感染症が流行する時期で、職員の欠勤が重なります。小規模保育園は人数が少ないので、1人欠けるだけでシフトが崩れます。この時期の疲労は本物ですが、季節要因でもあります。春まで待ってから判断しても遅くありません。

3年目前後。ここで出てくる「辞めたい」は、性質が違います。仕事は回せるようになっていて、人間関係も安定している。それでも辞めたいと感じるなら、キャリアの見通しの問題です。この場合は、待っても状況は変わりません。むしろ、動くなら早いほうが選択肢が多い時期です。

年度末。全員が疲れているうえに、卒園と進級が重なって業務が増えます。この時期の判断は、疲労のバイアスが強くかかります。年度末に辞めたいと思った人が、5月には落ち着いていた、という例はいくらでもあります。決断は、連休明けまで持ち越すことをおすすめします。

正直なところ、時期による波を無視して「今つらいから辞める」と決めるのは、もったいない選び方です。波なのか、構造なのか。それを見分けるために、書き出す作業が効いてきます。

園を変えれば消えるものと、どこへ行っても付いてくるもの

ここまでの判定をまとめます。

園を変えれば解決する可能性が高いのは、人間関係と書類量です。どちらも、その園の運営と人員体制に左右される部分が大きいからです。次の園を選ぶときにチェックすべき項目がはっきりしているので、対策が立てられます。

一方、小規模保育園である限り付いてくるのは、身体的負担と、幼児保育の経験が積めないことです。これらを解消したいなら、園を変えるのではなく形態を変える必要があります。

ここで重要なのは、自分の「辞めたい」がどちらの側にあるかを、感情が高ぶっていない時間に判定することです。金曜の夜に考えると、すべてが限界に見えます。休みを1日取ってから、紙に書き出してみてください。

書き出すときのコツは、「つらい」ではなく「何が起きたか」で書くことです。「人間関係がつらい」ではなく「先週、報告した内容を別の職員に伝えられていなくて、保護者から指摘を受けた」と書く。事実で書くと、それが運営の問題なのか、特定の個人の問題なのか、構造の問題なのかが見えてきます。

10個ほど書き出すと、たいてい傾向が出ます。運営の問題が多ければ転職で解決します。構造の問題が多ければ、形態を変える検討に入ります。特定の個人の問題だけなら、その人が異動する可能性も含めて考える余地があります。

転職先の求人票で、同じ失敗を避けるために見る場所

仕分けが終わったら、求人票の読み方が変わります。理由ごとに、見るべき欄が違うからです。

人間関係が理由だった場合。法人の運営園数を見ます。1園だけを運営している法人は、異動という選択肢が存在しません。複数園を持つ法人なら、合わない相手がいたときに逃げ道があります。また、職員数が配置基準ぎりぎりかどうかも効きます。人数に余裕がある園は、組み合わせを変えられます。

書類量が理由だった場合。ICT導入と書いてあっても、何が導入されているかは園によって違います。出欠管理だけの園、連絡帳までアプリの園、指導計画まで入力の園。この3段階で作業時間がまったく違うので、具体的に聞いてください。あわせて、書類を書く時間が勤務時間内のどこにあるかも確認します。

身体的負担が理由だった場合。建物の階数とエレベーターの有無、園庭の有無、散歩先までの距離。この3つを見ます。2階以上でエレベーターがなく、園庭もなく、公園まで15分歩く園は、毎日の消耗が大きくなります。

キャリアが理由だった場合。法人内に幼児施設があるか、研修制度がどうなっているか、主任や施設長のポストが今後どう空くか。ここは求人票では分からないので、面接で直接聞くしかありません。聞きにくい質問に思えますが、キャリアを考えている応募者として好意的に受け取られることが多い質問です。

求人票に書いていないことは、書けない事情があるとは限りません。単に、書く欄がなかっただけということも多いです。だから、気になる点は遠慮せず問い合わせてください。問い合わせへの返答の速さと具体性そのものが、その園の運営レベルを示す情報になります。

辞める前に試す価値のある3つの手順

転職活動を始める前に、試しておくと結果が変わることがあります。時間にして2週間から1か月程度です。

ひとつめ、施設長に具体的な要望として伝える。「つらいです」ではなく「連絡帳を書く時間を午睡中に確保したい」「早番の頻度を週2回までにしてほしい」と、実行可能な形にして伝えます。小規模保育園は意思決定が早いので、大規模園より通りやすいことがあります。実際、シフトの偏りは伝えれば直ることが多い項目です。

ふたつめ、有給を使って連続して休む。疲労が蓄積した状態では、判断の精度が落ちます。3日続けて休むと、戻ったときの見え方が変わることがあります。変わらなければ、それは疲労ではなく環境の問題だという証拠になります。どちらに転んでも情報が得られます。

みっつめ、他の園を見学する。転職を決めていなくても見学はできます。比較対象を持つと、今の園の何が普通で何が異常なのかが分かります。私が編集の仕事で取材をしていたときも、同じ業種を3社見るまでは、1社目の常識を業界の常識だと思い込んでいました。現場を複数見ないと、基準は作れません。

この3つを試したうえでまだ辞めたいなら、それは十分な根拠のある判断です。迷う必要はありません。

補足として、試すときの注意も書いておきます。施設長に要望を伝えるとき、複数の要望を一度に並べないでください。1つか2つに絞るほうが通ります。小規模保育園の施設長は、保育に入りながら運営もしていることが多く、判断の時間そのものが足りていません。実行しやすい形で渡すのが、結果的に自分のためになります。

それから、伝えたあとに何も変わらなかった場合。その事実自体が、転職の判断材料になります。伝えても動かない園は、今後も動きません。逆に、一部でも改善したなら、その園には調整する力があるということです。この差は、辞めるかどうかを決めるときにかなり大きな意味を持ちます。

辞めると決めたあとの、具体的な動き方

辞めると決めた場合の実務です。

時期。保育業界では年度末の3月退職が一般的で、求人も1月から3月に増えます。ただし、小規模保育園は職員数が少ないため、年度途中の欠員補充の求人も一定数出ます。体調に問題が出ているなら、年度末を待つ必要はありません。

伝える順番。まず施設長に、口頭で。その後、退職願を書面で出します。就業規則に予告期間が定められているはずなので、確認してください。法律上は期間の定めのない雇用なら2週間前の申し出で退職できますが、実務としては1か月から2か月前に伝えるのが現実的です。職員が少ない園では、後任の採用に時間がかかります。

引き継ぎ。小規模保育園では、担当していた子どもの情報が個人の頭の中にしかないことがあります。アレルギー、睡眠の癖、家庭の事情、保護者とのやり取りの経緯。これを文書にして残してください。次に入る人のためというより、自分が円満に出るための保険です。

次を探す。ここで、最初の仕分けが効いてきます。人間関係が理由なら、法人の規模と相談体制を見る。書類量が理由なら、ICT導入状況を見る。身体的負担が理由なら、対象年齢を変える選択肢も含めて見る。理由と条件が対応していれば、求人票を見る目が変わります。

そして、在職中に探すことを強くおすすめします。収入が途切れないというだけでなく、焦りがない状態で選べるからです。次の園を焦って決めると、同じ失敗を繰り返します。

面接で聞かれることにも触れておきます。前職の退職理由は、ほぼ確実に聞かれます。ここで人間関係を理由に挙げること自体は問題ありませんが、個人を責める言い方をすると印象が悪くなります。「職員数が少なく、相談できる体制がありませんでした。次は法人内で相談先がある環境で働きたいと考えています」という形なら、事実を伝えつつ前向きな志望動機になります。事実を曲げる必要はありません。伝え方の問題です。

離職票と有給の残りも確認してください。有給が残っているなら、退職日を調整して消化できないか相談します。小規模保育園は人数が少ないため全消化が難しいことがありますが、聞かずに諦める必要はありません。離職票は失業給付の手続きに必要なので、発行時期を退職時に確認しておきます。

保育の外側も含めて、選択肢を数えておく

最後に、少し視野を広げた話をします。

保育士の資格と経験は、保育園の中だけで使うものではありません。子育て支援拠点、児童発達支援、企業の託児施設、ベビーシッター、自治体の相談窓口。乳児保育の経験は、これらすべてで評価されます。給与水準を判断する材料として、職種別の目安をまとめた保育士の年収・単価相場を先に見ておくと、提示された条件が相場のどのあたりかを判断できます。

対人支援の経験を、相談という形で活かす道もあります。働き方やキャリアの相談を扱う仕事は在宅での案件も出ていて、その内容は職場・転職・キャリア相談のお仕事にまとまっています。すぐに転身するという話ではなく、こういう選択肢が存在すると知っているだけで、今の職場での消耗の仕方が変わります。

フリーランスと在宅ワークの市場を20年見てきた運営者の立場から、ひとつ観察を書きます。この市場で長く続く人は、環境が悪いときに我慢し続けた人ではなく、環境を変える選択肢を常に複数持っていた人でした。選択肢を持っている人は、目の前の環境に対して冷静でいられます。逃げ道があるから踏ん張れる、という順番なんです。逆に、ここしかないと思い込んでいる人ほど、追い詰められてから動くことになり、条件の悪い移り方をします。

小規模保育園を辞めたいと思っている今は、選択肢を数える時期です。辞めるかどうかを決めるのは、そのあとで構いません。まずは、自分の「辞めたい」が4つのうちどれなのかを仕分けるところから始めてください。そこが決まれば、次にやることは自動的に決まります。

最後にひとつだけ。辞めたいと感じること自体を、自分の弱さの証拠として扱わないでください。小規模保育園という形態は、まだ歴史の浅い仕組みです。制度として整っていない部分も、運営の型が固まっていない園も、現実に存在します。そこで消耗したのは、あなたの適性の問題ではなく、環境と構造の問題であることのほうが多い。事実を並べて仕分ければ、どこに原因があるかは自分で判定できます。判定さえできれば、次の一手は必ず見つかります。

よくある質問

Q. 小規模保育園を辞めたいとき、まず何をすればよいですか?

求人を見る前に、つらい理由を事実ベースで10個ほど書き出してください。人間関係と書類量は園を変えれば改善する可能性が高く、身体的負担と幼児保育の経験不足は小規模という形態に由来するため園を変えても付いてきます。この仕分けをすると、転職すべきか形態を変えるべきかが判断できます。

Q. 小規模保育園は年度途中でも辞められますか?

辞められます。期間の定めのない雇用なら法律上は2週間前の申し出で退職できますが、就業規則の予告期間を確認したうえで、実務としては1か月から2か月前に伝えるのが現実的です。職員数が少ない園は後任採用に時間がかかるためです。体調に問題が出ている場合は年度末を待つ必要はありません。

Q. 小規模保育園から大規模な認可保育所に移るのは難しいですか?

乳児保育の経験は高く評価されるため、転職自体は十分可能です。ただし面接では、運動会や発表会といった大規模行事の運営経験を問われることがあります。経験がない点は隠さず、乳児の個別対応で培った観察力や記録の精度を具体例で説明すると、評価が変わります。

Q. 辞めたい理由が人間関係の場合、次の園では何を確認すべきですか?

相談先が園の外にあるかを確認してください。具体的には、法人内に複数園があって異動の選択肢があるか、施設長とは別に本部の相談窓口があるかの2点です。小規模保育園は職員数が少なく物理的に距離を取れないため、この条件を見ずに移ると同じ構造を繰り返します。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月30日最終更新:2026年10月9日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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