Shiftブラウザの特徴と、複数のGmailやSlackをまとめて使うときの比べ方


この記事のポイント
- ✓GmailやSlackなど毎日使うWebアプリを1つにまとめ
- ✓複数のアカウントに同時にログインできるブラウザです
- ✓無料版とAdvancedの違い
Gmailを3つ、Slackを2つ、カレンダーとチャットをいくつも行き来している。ブラウザのタブはいつも30個を超え、ログインし直すたびに作業が止まる。そんな悩みから「Shiftブラウザ」を調べている人は多いはずです。Shiftは、毎日使うWebアプリを1つの画面にまとめ、同じサービスの複数のアカウントに同時にログインできるブラウザです。この記事では、Shiftの公式サイトとヘルプセンターの記載をもとに、Shiftブラウザの特徴と料金、2026年9月末に提供を終えた旧版の扱い、ほかの道具との比べ方を整理します。Macで同じような使い方ができる選択肢の1つとして、Webアプリをまとめて使うMacのアプリのSpaceDeckにも触れます。
Shiftブラウザとは
Shiftは、パソコン向けのブラウザです。公式サイトでは、自分で組み立てるブラウザとして紹介されていて、テンプレートを選ぶか、部品を1つずつ組み合わせて自分の作業環境を作れること、仕事、趣味、個人のプロジェクトを分ける「Spaces」を作れること、アプリやAIの機能を組み込めることが挙げられています。
以前の版のShiftについて、日本のIT系のニュースサイトは次のように紹介していました。
ShiftはChromiumベースのブラウザで、GmailやGoogle Calendar、Google Drive、Microsoft Outlook、Office 365などの利用に特化したものになる。UI/UXがこうしたサービスの利用のために調整されており、それ以外の余計な操作はできないようになっている。 出典: news.mynavi.jp
Chromiumとは、Google Chromeのもとになっている、公開されたブラウザの仕組みのことです。現在のShiftもChromiumをもとに作られていると、公式のヘルプセンターに書かれています。ただし、上の記事が書かれた当時のShiftと、現在のShiftでは、できることや画面の作りが大きく変わっています。古い紹介記事を読むときは、どの版について書かれたものかに注意が必要です。
公式サイトのアプリのページでは、4,500を超えるアプリと連携できると案内されています。Gmail、Slackのような定番のサービスを、一覧から選ぶだけで追加できる仕組みです。
旧版のShift v9は2026年9月30日で提供終了
Shiftを以前から使っている人が必ず確かめておきたいのが、旧版の扱いです。Shiftのヘルプセンターの記事「Shift v9/Legacy sunset」には、次のように書かれています。
Shift v9/Legacy is reaching its official end-of-life on September 30, 2026. 出典: Shift Help Center
つまり、旧版のShift v9(Legacy)は、2026年9月30日で正式に提供を終えました。同じ記事によると、この日以降、Shift v9は動かなくなり、起動すると、その版はサポートされておらず利用できないことを知らせる画面と、新しいShift Browserへの移行のリンクが表示されます。
移行については、次のようなことが書かれています。
・メールのログイン、ワークスペース、アプリ、ブックマークなどの設定はアカウントにひも付いたまま残るので、提供終了の後でも新しい版に移れる
・有料のAdvancedを契約している場合は、新しい版に自動で引き継がれる
・新しい版は別のアプリとしてインストールされるため、移行が終わったら、それぞれのWebアプリやメールのアカウントにログインし直す必要がある
旧版で「Workspaces」と呼ばれていたものは、新しい版では「Spaces」という名前に変わっています。Shiftについて調べるときは、ワークスペースという言葉が出てくる情報は旧版の話である可能性が高い、と考えておくと混乱しません。
旧版から移るときの手順
ヘルプセンターの移行の案内記事には、旧版から新しい版に移る流れが書かれています。主な流れは次のとおりです。
- 旧版のShift v9のバージョンが9.6.3以降であることを確かめる
- 旧版を開いたまま、移行の案内(画面に出る案内か、ヘルプの記事のボタン)から移行を始める
- ダウンロードのページに移り、新しい版のShift Browserをインストールする
- 旧版で使っていたShiftのアカウント(GoogleかMicrosoftのメールアドレス)でサインインする
- 引き継ぐSpacesとアプリを確かめ、テーマやレイアウトのテンプレートを選ぶ
- それぞれのアプリやメールのアカウントにログインし直す
同じ記事によると、引き継がれるのは、メールボックス、アプリ、Spaces(旧ワークスペース)、ログインに使うメールアドレスと契約の状態、ブックマーク、履歴です。アプリへのログインの状態は引き継がれないので、ログインし直す必要があります。移行の間は、新しい版にきちんと設定が読み込まれたことを確かめるまで、旧版を手で削除しないよう勧められています。
パスワードについては、別の記事「How to import and export passwords in Shift」に、Chromeから移す場合は、Chromeの設定からパスワードをCSVのファイルに書き出し、Shiftに取り込む手順が案内されています。Edge、Firefox、Brave、Vivaldiからは、Shiftの設定から直接取り込めると書かれています。パスワードを書き出したCSVのファイルは、取り込みが終わったら必ず削除しておきましょう。パスワードがそのまま読める状態でパソコンに残ってしまうからです。
Shiftの中心になる「Spaces」
新しいShiftの中心になる考え方が、Spacesです。ヘルプセンターの「What are Spaces in Shift Browser」では、Spacesを、アプリ、アカウント、作業の流れを別々の場所に整理するためのもの、と説明しています。
たとえば、次のように分けて使います。
・仕事用のSpace
・個人用のSpace
・学校用のSpace
・クライアントごとのSpace
同じ記事には、以前の版のワークスペースと違い、Spacesはメールのアカウントにひも付いていないのでSpaceの作り方の自由度が高い、とも書かれています。メールのアカウントがなくても、プロジェクトや作業の流れごとにSpaceを作れます。
Spaceのアイコンをダブルクリックしたときに最初に開くアプリを決める「Anchor Apps」という機能もあります。仕事用のSpaceを開いたら必ずGmailが開く、といった使い方ができます。
Spaceの数は、無料版では5つまでです。仕事用、個人用に加えて、クライアントごとにSpaceを作っていくと、5つはすぐに埋まります。無料版の範囲で使うなら、クライアントの数が多い人は「継続のクライアント」「単発のクライアント」のように、まとまりの大きさを工夫して分けるとよいでしょう。1つのSpaceには10個までアプリを追加できるので、同じSpaceの中で、クライアントごとのGmailを色と名前で見分ける使い方もできます。
海外に住みながら日本のクライアントと仕事をしている人にとって、このSpacesの分け方は特に役に立ちます。クライアントごとにSpaceを分けておけば、時差のある中で返信するときも、どのクライアントのGmailやSlackを開いているかを取り違えにくくなるからです。
複数のGmailやSlackに同時にログインする
Shiftを選ぶ理由として最も多いのが、同じサービスの複数のアカウントに同時にログインできることでしょう。ヘルプセンターの「How to Log Into Multiple Accounts in Shift」では、同じツール、アプリ、メールのサービスの複数のアカウントに同時にログインでき、個人、クライアント、会社のプロフィールを行き来するたびにログインとログアウトを繰り返す必要がなくなる、と説明しています。
手順は次のとおりです。
- Shiftを開き、サイドバーを見る
- Spacesのバーのプラス記号か、アプリを追加するアイコンをクリックする
- カテゴリを見るか、検索で追加したいアプリを探す
- 「Add」で1つ目を追加する
- 同じアプリをもう一度追加して、2つ目、3つ目を作る
- それぞれのアイコンをクリックして、別々のアカウントでログインする
同じ記事では、アカウントの取り違えを防ぐ工夫として、アプリのアイコンに色の輪を付けること、「Personal Slack」「Client Acme Slack」のように分かりやすい名前を付けることを勧めています。名前はアイコンにマウスを重ねると表示されます。
ブラウザだけで同じことをしようとすると、Chromeのプロファイルを分ける、シークレットウィンドウを使う、別のブラウザを開く、といった工夫が必要になります。Shiftは、それを1つの画面の中で済ませられるように作られた道具です。
無料版とAdvancedの違い
Shiftの料金は、公式サイトの料金のページで確かめられます。2026年10月時点の表示は次のとおりです。
| 比べる点 | Free | Advanced |
|---|---|---|
| 料金 | 0ドル | 年払いで199.99ドル |
| Spaces | 5つ | 無制限 |
| 1つのSpaceに追加できるアプリ | 10個 | 無制限 |
| Shift AI | 利用に制限あり | 利用できる範囲が広がる |
| サポート | メールとチャットボット | ビデオ通話のサポートが加わる |
Advancedは、料金のページで月払いと年払いを切り替えられ、年払いにすると40ドル安くなると表示されています。料金はドル建てで、為替によって円での支払額が変わります。チームでまとめて使う場合は、請求をまとめて管理できるチーム向けの契約も案内されています。
無料版でも、Spacesが5つ、1つのSpaceに10個のアプリまで使えます。クライアントが数社で、使うアプリが限られている人なら、無料版の範囲で収まることもあります。まず無料版で使い始め、Spacesやアプリの数が足りなくなったらAdvancedを検討する、という順番が無理のない始め方です。
動作環境:MacとWindowsで使える
Shiftを使える機器も確かめておきます。ヘルプセンターの記事によると、ShiftはWindowsとmacOSのデスクトップとノートパソコン向けに提供されていて、スマートフォン、iPad、タブレットには対応していません。
Macについては、「How to Install Shift Browser on Mac」に、macOS 11 Big Sur以降のMacにインストールできること、快適に使うために8GB以上のメモリを勧めていることが書かれています。ShiftはChromiumをもとに作られているため、ある程度の性能が必要だという説明です。
自分のMacのmacOSのバージョンとメモリは、画面左上のアップルメニューから「このMacについて」を開くと確かめられます。メモリが8GBより少ないMacで、たくさんのアプリを開いたまま使うと、動きが重く感じることがあります。
スマートフォンでは使えないので、外出先ではスマートフォンのGmailやSlackのアプリを使い、パソコンではShiftでまとめる、という使い分けになります。
Shiftを使い始める手順
Shiftを使い始める流れを、ヘルプセンターの案内に沿って整理します。
- 公式サイトのダウンロードのページからインストーラーを入手する
- ダウンロードしたファイルを開き、Macなら「アプリケーション」フォルダに移してインストールする
- Shiftを起動し、必要に応じてShiftのアカウントを作ってサインインする
- 最初のSpaceを作り、よく使うアプリを追加する
- 必要なら、Shiftを普段使うブラウザ(既定のブラウザ)に設定する
ヘルプセンターの記事によると、Shiftは登録せずにゲストとして使うこともできますが、アカウントを作ると、Spaces、アプリ、ブラウザの設定を複数のパソコンで同期できるようになります。
既定のブラウザに設定すると、ほかのアプリから開いたリンクがShiftで開くようになります。メールやチャットのリンクを、正しいアカウントのSpaceで開きたい人には便利な設定です。
Shiftを使わずにブラウザだけで分ける方法
複数のアカウントを分けて使うだけなら、普段のブラウザの機能でもある程度は対応できます。新しい道具を入れる前に、ブラウザの機能で足りるかを確かめておくと、無駄がありません。
Google Chromeのヘルプでは、プロファイルを使うと、ブックマーク、履歴、パスワードなどのChromeの情報全体を、プロファイルごとに分けられると説明しています。プロファイルが便利な場面として、パソコンを複数の人で共用する場合と、仕事用と個人用など別々のアカウントを使う場合が挙げられています。新しいプロファイルは、右上のプロフィールのアイコンから「Chrome プロファイルを追加」を選んで作り、名前、写真、テーマの色を設定します。
プロファイルを分ければ、仕事用のGmailと個人用のGmailを、それぞれのプロファイルでログインしたまま使えます。プロファイルごとにテーマの色を変えておけば、どちらのウィンドウを開いているかも見分けやすくなります。
一方で、プロファイルごとにウィンドウが分かれるので、クライアントが5社、10社と増えると、ウィンドウの数が増えて行き来が面倒になります。すべてのアプリの通知を1か所にまとめる、といったこともプロファイルだけではできません。ShiftやSpaceDeckのような道具が役に立つのは、このように、まとめたいアカウントとアプリの数が増えてきたときです。
向いている人、向いていない人
ここまでの内容をもとに、Shiftが向いている人と向いていない人を整理します。
Shiftが向いているのは、次のような人です。
・クライアントや仕事ごとに、複数のGmail、Slack、カレンダーを使い分けている人
・WindowsとMacの両方で同じ作業環境を使いたい人
・無料版のSpaces 5つ、1つのSpaceにアプリ10個の範囲で収まる人
・ドル建ての年払いの料金に抵抗がない人
反対に、別の道具も比べたほうがよいのは、次のような人です。
・スマートフォンやiPadでも同じまとめ方をしたい人(Shiftはパソコン向けのみ)
・メモリの少ない古いパソコンを使っている人(Macは8GB以上のメモリが推奨)
・料金を円建てで払いたい人、買い切りで払いたい人
・使うアカウントが2つ程度で、ブラウザのプロファイルで十分な人
道具を選ぶときに大切なのは、今の不便がどこから来ているかを先に見極めることです。タブが多すぎることが問題なのか、ログインし直す手間が問題なのか、通知の多さが問題なのかによって、合う道具が変わります。
クライアントごとの作業環境の作り方の例
Shiftのような道具を入れたら、最初にSpacesの分け方を決めます。分け方を決めずにアプリを追加していくと、結局どこに何があるのか分からなくなります。
おすすめは、取引の相手ごとに1つのSpaceを作る方法です。たとえば、A社の仕事用のSpaceには、A社のGmail、A社のSlack、A社と共有しているカレンダーを入れます。B社の仕事用のSpaceには、B社のメールとチャットを入れます。個人用のSpaceには、個人のGmailや家計の管理のサービスを入れます。
次に、Spaceごとに最初に開くアプリを決めます。Shiftでは、Anchor Appsの機能で、Spaceのアイコンをダブルクリックしたときに開くアプリを決められます。毎朝最初に確かめるものがメールなら、メールを最初に開くようにしておきます。
さらに、アプリのアイコンの色を、取引の相手ごとにそろえておくと、どの相手の画面を開いているかがひと目で分かります。ヘルプセンターが勧めている色の輪と名前の付け方を、取引の相手の数だけ決めておくと、運用が安定します。
仕事が終わった取引の相手のSpaceは、早めに整理します。使わなくなったアカウントにログインしたままにしておくと、間違って古いアカウントから連絡してしまうおそれがあるからです。
複数のアカウントをまとめる道具の選び方
Shiftのように、複数のWebアプリやアカウントを1つにまとめる道具は、ほかにもあります。どれを選ぶかは、次の5つの点で比べると判断しやすくなります。
1. 無料で使える範囲
アプリやSpacesの数に上限がある道具が多いので、自分が使うアプリの数と、分けたいまとまりの数を先に数えておきます。
2. 同じサービスの複数のアカウントが無料で使えるか
同じGmailに2つ以上のアカウントでログインする機能が、無料版に含まれるか、有料版だけかは道具によって違います。
3. 対応する機器
Windowsでも使いたいのか、Macだけでよいのかを決めます。Shiftは両方に対応しています。Macだけで使う道具もあります。
4. 料金の払い方
月払い、年払い、買い切りのどれを選べるかを確かめます。ドル建ての料金は為替で円での負担が変わるので、長く使うなら円建てかどうかも判断の材料になります。
5. 提供の続き方
Shiftの旧版のように、版が切り替わって古い版が使えなくなることがあります。大きな変更や提供の終了のお知らせが、公式のサイトやヘルプでどう伝えられているかも、選ぶときの参考になります。
Macで使うなら比べたい候補
Macだけで使うなら、Webアプリをまとめて使うMacのアプリも比べる候補に入ります。その1つがSpaceDeckです。
公式サイトによると、SpaceDeckは、Gmail、Notion、Slack、Figmaなど毎日使うWebアプリを1つの画面に集め、アプリごとに独立したスペースで動かすmacOS向けのアプリです。アプリごとに専用のCookieの入れ物を持つため、3つのGmailに同時にログインしても互いに影響しないと説明されています。そのほかに、次のような特徴が挙げられています。
・すべてのアプリの通知を1つのベルにまとめ、おやすみモードの時間を設定できる
・アプリごとに自分のCSSとJavaScriptを読み込ませて、見た目や動きを変えられる(Boost)
・ワークスペース、ブックマーク、設定を、自分のiCloudやGoogle Driveを通して同期できる(SpaceDeckのアカウントは不要)
・command+Jで、アプリの隣にターミナル(コマンドを打つ画面)を開ける
料金は、無料版がワークスペース1つ、アプリ3つまでで、ターミナルなどは無料版でも使えます。同じサービスに複数のアカウントで同時にログインする機能や、ワークスペースとアプリの上限をなくす機能はProで、Proは月額980円、年額8,800円、買い切り19,800円(いずれも税込)と表示されています。最初の14日間は、アカウントの登録やクレジットカードなしで、すべての機能を試せると書かれています。動作環境はmacOS 12 Monterey以降(macOS 13以降を推奨)で、Apple SiliconとIntelの両方に対応しています。
Shiftと比べると、SpaceDeckはMac専用で、料金が円建てで買い切りも選べる、という違いがあります。一方で、Windowsでも同じ環境を使いたい人や、無料版でたくさんのアプリを並べたい人には、Shiftの無料版の範囲のほうが合う場合もあります。どちらが合うかは、使う機器とアプリの数で判断してください。
SpaceDeckは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
導入する前に確かめておくこと
Shiftに限らず、複数のアカウントをまとめる道具を仕事で使い始める前に、次のことを確かめておくと、あとで困ることが減ります。
・使っているパソコンが動作環境を満たしているか(ShiftならmacOS 11以降、メモリ8GB以上を推奨)
・まとめたいアプリとアカウントの数が、無料版の上限に収まるか
・有料版にする場合、払い方(月払い、年払い、買い切り)と通貨が自分に合うか
・クライアントや勤め先が、そのブラウザで業務のアカウントを使うことを認めているか
・パスワードを移す方法と、移したあとの書き出しのファイルの扱いを決めているか
・道具が使えなくなったとき、元のブラウザに戻る手順が分かっているか
最後の項目は意外に大切です。道具の不具合や、版の切り替え、契約の終了などで、急に使えなくなることがあります。元のブラウザでもすべてのアカウントに入れる状態を保っておけば、仕事を止めずに済みます。
英語のヘルプを読むときのコツ
Shiftの公式のヘルプセンターは、英語で書かれています。日本語の情報は、旧版の時代の紹介記事が多く、新しい版の操作とは合わないことがあります。最新の操作や料金を知りたいときは、英語でも公式のヘルプを見るのが確実です。
英語の記事を読むときは、ブラウザの翻訳の機能を使うと、おおよその内容をつかめます。ただし、ボタンやメニューの名前まで翻訳されてしまうと、実際の画面の表示と食い違うことがあります。操作の手順を追うときは、翻訳した文章で流れをつかんだうえで、ボタンの名前は英語の原文のまま確かめると、画面の中で迷いません。
記事の冒頭には、最後に更新された時期が表示されています。料金や提供の終了のように、時期によって変わる情報は、更新の時期が新しい記事を優先して読みましょう。
安全に使うための注意点
複数のアカウントを1つのアプリにまとめると便利な一方で、気をつけたい点もあります。
1つ目は、パソコンそのものの守りです。1台のパソコンに仕事のアカウントがすべてログインしたままになるので、パソコンを開けばすべてのアカウントに入れる状態になります。画面のロックを短い時間で掛かるように設定し、パソコンを置いたまま席を離れないようにしましょう。
2つ目は、会社のルールとの関係です。会社やクライアントによっては、決められたブラウザ以外で業務のアカウントを使うことを認めていない場合があります。クライアントのアカウントをShiftのような道具に追加する前に、相手の決まりを確かめておくと安心です。
3つ目は、版の切り替えへの備えです。旧版のShift v9のように、古い版が使えなくなることがあります。道具に頼りきりにせず、それぞれのサービスのログインの情報やブックマークを、パスワード管理の道具などで別に管理しておくと、移行が必要になったときに慌てずに済みます。
海外から日本の仕事を受ける人の作業環境
海外に住みながら日本の企業の仕事を受けている人は、時差の中で複数のクライアントとやりとりすることになります。日本の午前中は現地の早朝ということもあり、限られた時間で、クライアントごとのメールとチャットを素早く確かめる必要があります。
こうした働き方では、ブラウザのタブを探す時間や、ログインし直す時間が、1日に何度も積み重なります。ShiftやSpaceDeckのような道具でクライアントごとに画面を分けておくと、どのクライアントの連絡を見ているかを取り違えずに済み、返信の速さにもつながります。
時差のある働き方で、もう1つ悩ましいのが通知です。日本の昼間は現地の夜や早朝に当たることがあり、すべての通知を受けていると、休む時間が細切れになります。複数のアカウントをまとめる道具を使うと、通知もまとめて届くようになるので、受ける時間を決めておくことが欠かせません。SpaceDeckのように、すべてのアプリの通知を1か所にまとめ、おやすみモードの時間を決められる道具もあります。Macなら、システムの集中モードと組み合わせて、仕事の時間帯以外は通知を止める設定にしておくと、休む時間を守りやすくなります。
クライアントの側にも、返信できる時間帯をあらかじめ伝えておきましょう。「日本時間の9時から13時は即日で返信します」のように決めておけば、相手も待つ時間の見通しが立ちます。道具で通知を整えることと、相手と約束を決めることの両方がそろって、時差のある仕事は続けやすくなります。
在宅勤務やリモートワークの環境を整える費用については、会社の側が使える助成の仕組みもあります。制度の内容はテレワーク 助成金 2026で整理しています。
道具の選び方は、働き方の選び方
在宅ワークやフリーランスの市場を20年見てきた運営者の立場から言えば、複数のクライアントと長く仕事を続けている人ほど、連絡の取り違えや返信の漏れを防ぐ仕組みを、道具の力も借りて作っています。ブラウザの選び方は小さなことに見えますが、クライアントからの信頼を支える土台の1つです。
クライアントと直接やりとりする仕事では、仲介する会社の取り分が乗らないため、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手元に残る金額が厚くなります。手数料0%で直接取引できる場は、こうした双方にとって無理のない関係を作りやすい環境です。
複数のクライアントのマーケティングやSNSの運用を受ける仕事の種類は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確かめられます。Webアプリやブラウザの仕組みを作る側に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事もあわせて見ておくと、仕事の広がりが見えてくるはずです。
よくある質問
Q. Shiftブラウザは無料で使えますか?
使えます。公式サイトの料金のページでは、無料版でSpacesが5つ、1つのSpaceにアプリ10個まで使えると表示されています。上限をなくしたい場合は、年払いで199.99ドルのAdvancedがあり、月払いも選べます。料金はドル建てなので、円での支払額は為替で変わります。
Q. Shiftで同じGmailに複数のアカウントでログインできますか?
できます。ヘルプセンターでは、同じアプリを2回、3回と追加し、それぞれのアイコンで別のアカウントにログインする手順が案内されています。アイコンに色の輪を付けたり、分かりやすい名前を付けたりすると、アカウントの取り違えを防げます。
Q. 旧版のShift v9はまだ使えますか?
使えません。ヘルプセンターによると、Shift v9(Legacy)は2026年9月30日で提供を終え、起動すると新しいShift Browserへの移行を案内する画面が出ます。設定はアカウントにひも付いて残るので、提供終了の後でも移行できますが、各アプリへのログインはやり直しが必要です。
Q. ShiftはMacのどのバージョンで使えますか?
ヘルプセンターでは、macOS 11 Big Sur以降のMacにインストールでき、快適に使うには8GB以上のメモリを勧めると案内されています。WindowsとmacOSのパソコン向けで、スマートフォン、iPad、タブレットには対応していません。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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