フォームメーラーの特徴と使いどころ、ほかのフォーム作成ツールとの比べ方


この記事のポイント
- ✓フォームメーラー(formmailer)の特徴と料金プランを公式の記載で整理し
- ✓問い合わせ・申し込み・注文など使いどころを解説します
- ✓Googleフォームや
ホームページに問い合わせのフォームを設けたい、セミナーの申し込みを受け付けたい、と考えてフォームの作成ツールを調べると、フォームメーラー(formmailer)の名前がよく出てきます。ただ、無料のGoogleフォームと何が違うのか、どのプランを選べばよいのか、自分の用途に合うのかは、紹介記事を読むだけでは判断しにくいはずです。
この記事では、フォームメーラーの特徴と料金プランを公式の料金ページの記載で整理し、どんな場面に向いているかを解説します。あわせて、Googleフォームや、届いた回答への返信まで管理できるフォームとの比べ方を紹介します。結論を先に書くと、フォームメーラーは「自社のサイトに設置する問い合わせや申し込みのフォームを、細かい設定まで作り込みたい」ときに向いた道具です。一方で、届いた後の担当決めや返信の管理を重視するなら、受付から返信までを1つの画面で扱えるHalictのような道具も比べる価値があります。
フォームメーラーとはどんな道具か
フォームメーラーは、Webのフォームを作成して公開できるサービスです。ソフトウェアの比較サイトでは、次のように紹介されています。
フォームメーラー(formmailer)は誰でも簡単にメールフォームを作成できるサービスです。 初めての操作でも、10分あれば基本的なフォームを作成し、公開することができます。 出典: itreview.jp
メールフォームとは、Webのページ上で入力された内容を、メールで受け取れるようにしたフォームのことです。かつては、ホームページにメールフォームを設けるには、サーバーにプログラムを設置する必要がありました。フォームメーラーのようなサービスを使えば、画面の操作だけでフォームを作り、URLを配ったり、自社のサイトに埋め込んだりして受付を始められます。
フォームメーラーの公式サイトでは、お問い合わせ、アンケート、注文フォーム、ランディングページを作成できると案内されており、累計の登録数は60万アカウントで、無料プランもあると紹介されています。名前、メールアドレス、住所、電話番号などのよく使う項目のほか、選択肢やファイルのアップロードなどの項目を並べてフォームを作ります。
フォームメーラーの特徴は、日本の企業のサイトで使われることを前提にした細かい設定が多いことです。送信前の確認画面、住所の自動入力、送信後の自動返信メール、通知先の振り分け、自社のサイトへの埋め込みなど、問い合わせや申し込みの受付で求められる機能が、プランに応じてそろっています。
フォームメーラーの料金プラン
フォームメーラーの料金ページでは、無料のFreeプランと、4つの有料プラン(Lite、Entry、Standard、Premium)が案内されています。2026年10月時点の公式の料金ページの記載を整理すると、次のとおりです(フォームメーラー 料金プラン)。
| プラン | クレジットカード月額(税込) | フォーム作成数 | 1フォームの項目数 | 1フォームの受付回答数 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 5 | 7 | 1時間あたり50件 |
| Lite | 1,485円 | 10 | 50 | 1時間あたり100件 |
| Entry | 2,475円 | 20 | 100 | 1時間あたり200件 |
| Standard | 5,742円 | 100 | 200 | 1時間あたり500件 |
| Premium | 12,672円 | 300 | 300 | 1時間あたり1,000件 |
有料プランは14日間無料で試せると案内されており、銀行振込で3か月分や12か月分をまとめて払う方法もあります。
Freeプランの範囲
Freeプランは「ずっと無料で使える」と案内されています。料金ページの記載では、フォームの作成数は5個、1つのフォームに設置できる項目は7項目までです。回答の保存期間は6か月間で、管理者宛ての通知メールの送信先は1件までとされています。名前、メールアドレス、問い合わせ内容のような項目の少ない問い合わせのフォームであれば、Freeプランでも作れます。
有料プランで広がること
有料プランでは、作れるフォームと項目の数が増えるほか、回答の保存期間を1日から無期限まで設定できるようになります。料金ページでは、Liteプランの特徴としてランディングページの作成、ペイパル決済、フォームメーラーの表記の非表示が、Standardプランの特徴として独自ドメインの設定、Googleスプレッドシートとの連携、Webhookでの連携、kintoneとの連携が挙げられています。Premiumプランでは、管理画面のIPアドレス制限などの安全のための機能が加わります。
どの機能がどのプランで使えるかは細かく分かれているので、必要な機能を書き出してから、料金ページの比較表で確かめてください。料金や機能は改定されることがあるため、申し込む前に最新の記載を見ることも大切です。
フォームメーラーの使いどころ
フォームメーラーが向いている場面を、用途ごとに整理します。
企業のサイトの問い合わせフォーム
自社のホームページに問い合わせのフォームを設けたい場合です。フォームメーラーのフォームは、自社のサイトに埋め込めます。送信前の確認画面、入力の誤りのチェック、住所の自動入力など、問い合わせのフォームで期待される機能がそろっています。問い合わせの種類に応じて通知先を振り分ける機能を使えば、「製品について」は営業部、「採用について」は人事部のように、担当の部署に直接通知が届くようにできます。
セミナーやイベントの申し込み
セミナーの申し込みでは、受付の期間を決めたり、定員に達したら受付を止めたりする機能が役立ちます。料金ページの比較表には、公開期間の設定と受付定員の設定の項目があります。申し込みの直後に、日時や会場、参加の方法を書いた自動返信のメールを送れば、問い合わせの手間も減ります。
注文フォーム
小さなお店や個人で、商品の注文を受け付けたい場合です。フォームメーラーには注文フォームを作る機能があり、プランによってはペイパルでの決済もできると案内されています。ネットショップを開くほどではないが、決まった商品の注文を受けたい、という場面で選択肢になります。
アンケート
顧客の満足度や、セミナーの感想を聞くアンケートにも使えます。選択肢に応じて次の項目を出し分ける機能を使えば、回答者に関係のない質問を飛ばせます。集まった回答は、CSVで書き出したり、グラフで集計結果を見たりできます。
ランディングページ
フォームと一緒に、商品やイベントを紹介する1枚のページ(ランディングページ)を作れる点も特徴です。紹介のページと申し込みのフォームを、同じサービスでまとめて作りたい場合に便利です。
フォームを作り始める前に決めておくこと
フォームメーラーに限らず、フォームの作成ツールを使い始める前に、次のことを決めておくと、作り直しの手間が省けます。
誰に、何を入力してもらうか
フォームの相手が、既存の顧客なのか、初めて連絡してくる人なのかで、聞くべき項目が変わります。初めての人には、入力の負担が少ないよう、項目を最小限に絞ります。既存の顧客には、顧客番号や契約の内容を聞く項目があると、対応が速くなります。
届いた後に誰が対応するか
問い合わせの種類ごとに、誰が対応するかを決めます。担当が決まっていれば、通知の振り分けや、管理画面での担当の割り当ての設定を、最初から組み込めます。
返事をするまでの目安
問い合わせに何日以内に返事をするかを決め、自動返信のメールに書いておきます。「2営業日以内にご連絡します」と書いておけば、送った人は待つ間も安心できます。
フォームをどこに載せるか
自社のサイトに埋め込むのか、URLを配るのか、SNSのプロフィールに載せるのかを決めます。自社のサイトに埋め込む場合は、サイトの見た目に合うかを確かめます。
この4つを書き出してから作り始めると、フォームの項目も、自動返信の文面も、通知の設定も、迷わずに決められます。
問い合わせフォームの項目と自動返信の作り方
企業のサイトの問い合わせフォームを例に、項目の並べ方と自動返信の文面の作り方を紹介します。
項目の例
| 項目 | 形式 | 必須 |
|---|---|---|
| お問い合わせの種類 | 選択肢(製品について、料金について、採用について、その他) | 必須 |
| 会社名 | 一行テキスト | 任意 |
| お名前 | 一行テキスト | 必須 |
| メールアドレス | メールアドレス | 必須 |
| 電話番号 | 電話番号 | 任意 |
| お問い合わせ内容 | 複数行テキスト | 必須 |
| 個人情報の取り扱いへの同意 | チェックボックス | 必須 |
最初に問い合わせの種類を聞くと、種類に応じて通知先を振り分けたり、後で種類ごとに集計したりできます。電話番号を必須にすると、入力をやめる人が増えることがあるので、電話で連絡する必要がない用途なら任意にします。
自動返信の文面の例
「〇〇様。このたびはお問い合わせいただき、ありがとうございます。以下の内容で受け付けました。担当者より2営業日以内にご連絡いたします。お急ぎの場合は、お電話(〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)でもご連絡いただけます。」
自動返信には、受け付けたことのお礼、返事をするまでの目安、急ぎのときの連絡先、送られた内容の控えを入れます。フォームメーラーの料金ページには、自動返信の本文に回答の内容や受付番号を差し込む機能の項目があり、プランによって使える範囲が違います。受付番号があると、後で問い合わせを探すときに便利です。
Googleフォームとの比べ方
フォームの作成ツールを検討するとき、多くの人が比べるのがGoogleフォームです。Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で使えるフォームの作成ツールで、作り方の基本はGoogleのヘルプのGoogle フォームの使い方にまとまっています。
2つの違いを、選ぶときの観点で整理します。
| 観点 | Googleフォーム | フォームメーラー |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料プランと4つの有料プラン |
| 向いている用途 | 社内のアンケート、少人数の申し込み | 企業のサイトの問い合わせ、申し込み、注文 |
| 見た目と表記 | Googleフォームの見た目 | 有料プランで表記を非表示にできる |
| 自社サイトへの埋め込み | できる | できる |
| 細かい受付の設定 | 標準の範囲 | 確認画面、住所の自動入力、通知の振り分けなど |
| 回答の管理 | スプレッドシートで管理 | 管理画面で検索、絞り込み、CSV |
Googleフォームは、無料で手軽に使える点が最大の強みです。社内のアンケートや、少人数のイベントの申し込みなら、Googleフォームで十分なことがほとんどです。集まった回答をスプレッドシートで扱えるので、表計算ソフトに慣れた人にとっては集計も簡単です。
一方で、企業のサイトの問い合わせのフォームとして使う場合は、見た目や受付の細かい設定で物足りなさを感じることがあります。送信前の確認画面がほしい、問い合わせの種類によって通知先を分けたい、自動返信の文面を細かく作り込みたい、といった要望があるなら、フォームメーラーのような専用の道具が候補になります。
届いた回答の管理と集計の進め方
フォームで集めた回答は、受け取って終わりではなく、対応と集計に使って初めて役立ちます。フォームメーラーの料金ページの比較表には、回答の管理と集計の項目として、回答データのCSVでのダウンロード、回答の検索と絞り込み、対応状況の管理とメモ、集計結果と回答数の推移のグラフ表示、届いた回答の修正が並んでいます。使えるプランは項目ごとに違うので、比較表で確かめてください。
回答の管理を進めるときは、次の流れを決めておくと、対応の漏れが減ります。
1. 毎日決まった時間に新しい回答を確かめる
通知のメールだけに頼らず、1日に1回は管理画面で新しい回答の一覧を見ます。通知を見落としていても、一覧を見れば気づけます。
2. 対応の状況を記録する
回答ごとに、「未対応」「対応中」「完了」などの状況と、誰が対応しているかを記録します。対応状況の管理の機能があれば使い、なければ書き出した表に記録します。
3. 月に1回、集計して振り返る
問い合わせの種類ごとの件数、回答数の推移、よく聞かれる質問を月に1回振り返ります。よく聞かれる質問は、サイトの説明の足りないところを示しています。サイトの説明を直せば、同じ問い合わせが減り、対応の手間も減ります。
4. 不要になった回答を整理する
個人情報を含む回答を、いつまでも保存し続けるのは望ましくありません。保存する期間を決め、期間が過ぎた回答は削除します。
業種や規模ごとの使い分けの例
フォームの作成ツールは、事業の規模や業種によって合うものが変わります。よくある場面ごとに、使い分けの例を紹介します。
個人の事業者や、小さな教室、店舗が、問い合わせや申し込みを少数受け付けるなら、まずは無料のGoogleフォームや、フォームメーラーのFreeプランから始めるのが無理のない選び方です。項目が少なく、届く件数も少なければ、無料の範囲で回ります。
企業のサイトで、製品や採用などの問い合わせを受け付けるなら、見た目や受付の細かい設定を作り込めるフォームメーラーの有料プランが候補になります。部署ごとの通知の振り分けや、自社のドメインでの公開が必要かどうかで、プランを選びます。
問い合わせへの対応に複数の人が関わり、誰が返信したかを管理したいなら、受付から返信までを1つの画面で扱えるHalictのような道具が合います。事務局として申し込みを受け付け、参加者への一斉の連絡まで行う場合も同じです。
1つの道具ですべてをまかなう必要はありません。サイトの問い合わせはフォームメーラー、社内のアンケートはGoogleフォームのように、用途ごとに使い分けるのも現実的な方法です。
選ぶときに確かめる7つの項目
フォームの作成ツールを選ぶときに、確かめておきたい項目を7つに整理します。
1. 用途
問い合わせ、申し込み、注文、アンケートのどれに使うかを決めます。用途によって、必要な機能が大きく変わります。
2. 1か月に届く回答の数
回答の数が多い場合は、受付の上限や、回答の保存期間に注意します。キャンペーンのように短い期間に回答が集中する場合は、1時間あたりの受付の上限も確かめます。
3. 項目の数
1つのフォームに必要な項目の数を数えます。フォームメーラーのFreeプランは7項目までなので、項目の多い申し込みのフォームは、有料プランが必要になります。
4. 届いた後の対応
回答が届いた後、誰が、どのように対応するかを考えます。通知のメールを受け取って、メールソフトで返信するのか、管理画面で対応状況を管理するのかで、選ぶ道具が変わります。
5. 連携
回答をスプレッドシートや顧客管理の仕組みに送りたい場合は、連携の機能があるか、どのプランで使えるかを確かめます。
6. 安全と個人情報の扱い
問い合わせのフォームでは、名前や連絡先などの個人情報を受け取ります。二段階認証、操作の履歴、管理画面へのアクセスの制限など、安全のための機能を確かめます。
7. 使う人数
フォームの作成や回答の確認を、何人で行うかを数えます。チームで使う場合は、メンバーを追加できるかと、その料金を確かめます。
この7つを紙に書き出し、候補の道具の料金ページと見比べると、自分の用途に合うかを短い時間で判断できます。
届いた後の対応まで管理したいときの選択肢
フォームの作成ツールを選ぶとき、見落とされやすいのが「届いた後」です。問い合わせや申し込みは、受け付けた時点では仕事の始まりにすぎません。誰が担当するかを決め、対応の状況を追い、返信を送って、初めて1件が終わります。
フォームで回答を受け付け、通知のメールを受け取り、担当決めは表計算ソフトで、返信はメールソフトで、という形で回していると、次のようなことが起きがちです。
・同じ問い合わせに、2人が別々に返信してしまう
・誰も返信していない問い合わせに、数日たってから気づく
・過去にどんなやり取りをしたかを、メールソフトで探さなければならない
こうした場面で選択肢になるのが、Halictのように、受付から返信までを1つの画面で扱うフォームです。Halictは、フォームで受け付けた回答を1件ごとに担当者と状況(ステージ)で管理し、同じ画面から返信まで送れるフォームの道具です。公式の機能のページによると、ステージごとに回答が並ぶボードの表示や、担当者、タグ、期間での絞り込みができ、ステージの変更、担当者の割り当て、メモ、メールの送信がすべて時系列で残ります。返信したメールは、開封とクリックまで記録されます。
フォームの作成では、AIにひと言伝えるとフォームの下書きを作る機能、1画面に1問ずつ表示する回答の画面、12種類の項目、自動返信があります。料金は公式の料金ページで、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。3人までで使うスタータープランは月額2,980円(税抜)で、Googleスプレッドシートとの連携が加わり、10人までのチームプランは月額7,800円(税抜)で、一斉メールと開封の計測、Slack、Teams、Chatworkへの通知が加わります(Halict)。
Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
フォームの見た目や受付の細かい設定を作り込みたいならフォームメーラー、届いた後の担当決めや返信の管理まで1か所で行いたいならHalictのように、何を重視するかで選び分けると、自分の業務に合った道具が見つかります。
フォームを公開するまでの流れ
ここでは、フォームの作成ツールで問い合わせのフォームを作り、公開するまでの流れを、どの道具にも共通する形で整理します。画面の名前や操作の手順は道具によって違うので、実際の操作は各サービスのヘルプで確かめてください。
1. アカウントを作る
まず無料のプランでアカウントを作ります。フォームメーラーは、公式サイトでクレジットカードの登録なしに無料で始められると案内されています。会社で使う場合は、担当者の個人のメールアドレスではなく、部署で共有するメールアドレスで登録しておくと、担当者が替わったときにも引き継げます。
2. 項目を並べる
決めておいた項目を、入力する人が迷わない順番で並べます。必須の項目と任意の項目を分け、それぞれの項目に入力の例を書いておくと、入力の誤りが減ります。
3. 送信後の動きを設定する
送信した人への自動返信、管理者への通知、送信後に表示する画面を設定します。通知の送信先は、実際に対応する人のメールアドレスにします。
4. 見た目を整える
フォームの色や文字を、自社のサイトの見た目に合わせます。有料プランでサービス名の表記を消せる道具もあります。
5. 点検して公開する
次の節で紹介する点検を行い、問題がなければ公開します。自社のサイトに埋め込む場合は、サイトの担当者と、埋め込む位置と表示を確かめます。
公開した後も、最初の数週間は届いた回答をよく見て、入力の誤りが多い項目や、意図と違う使われ方をしている項目がないかを確かめ、必要に応じて直していきます。
フォームの運用でよくある失敗
フォームは作って公開すれば終わり、と思われがちですが、運用の中でよく起きる失敗があります。
通知が埋もれる
通知のメールが、ほかの大量のメールに埋もれて見落とされる失敗です。通知専用のメールアドレスやフォルダを作る、チャットの道具に通知を送るなど、見落とさない仕組みを作ります。
返事が遅れる
問い合わせを受けた担当者が休みで、数日間誰も返事をしないことがあります。担当者が不在のときに代わりに対応する人を決めておき、未対応の問い合わせを毎日確かめる習慣をつけます。
項目を足し続ける
社内のさまざまな部署から「この情報も聞きたい」と頼まれて項目が増え、入力する側の負担が大きくなる失敗です。項目を増やすたびに、入力をやめる人が増えていないかを確かめます。本当に必要な情報は、最初の返事のやり取りで聞く形でも足ります。
古いフォームが残る
イベントが終わった後も申し込みのフォームが公開されたままになり、終わったイベントに申し込みが届くことがあります。公開期間を設定する機能があれば使い、なければ終わった時点で受付を止めます。
回答の保存期間を考えていない
無料プランでは、回答の保存期間に限りがあることがあります。フォームメーラーのFreeプランでは、回答の保存期間は6か月間と案内されています。過去の問い合わせを見返す必要があるなら、定期的にCSVで書き出して保存するか、保存期間を設定できるプランを選びます。
フォームを公開する前の点検
どの道具を使う場合でも、フォームを公開する前に確かめておきたいことがあります。
自分で送信してみる
自分のメールアドレスで実際に送信し、自動返信のメールが届くか、管理者宛ての通知が届くか、回答が正しく記録されるかを確かめます。自動返信のメールが迷惑メールのフォルダに入っていないかも見ておきます。
スマートフォンで表示する
フォームは、スマートフォンから入力されることが多くあります。スマートフォンで開いて、文字の大きさ、選択肢の押しやすさ、入力のしやすさを確かめます。
個人情報の扱いを書く
受け取った情報を何に使うかを、フォームの中に書いておきます。個人情報保護法では、個人情報を取得した事業者は、あらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知するか公表する必要があると定められています(e-Gov法令検索 個人情報の保護に関する法律)。プライバシーポリシーのページへのリンクを載せる方法もあります。
迷惑な送信への備え
フォームを公開すると、機械による迷惑な送信が届くことがあります。自動送信を防ぐ仕組みや、特定の言葉を含む送信を拒否する機能があれば、設定しておきます。
通知先を確かめる
通知のメールが、実際に対応する人に届くかを確かめます。担当者が替わったときに通知先を変え忘れると、問い合わせが誰にも届かなくなります。
業務の道具の選び方を、仕事の広がりにつなげる
最後に、フォームの作成ツールを選び、業務に取り入れる力が、どんな仕事につながっていくかを整理します。
フォームの作成と、届いた後の対応の流れづくりは、多くの小さな事業者が手を付けたいと思いながら、後回しにしている仕事です。問い合わせのフォームの作成、自動返信の文面づくり、回答の管理の流れの設計を、外部の人に頼みたいという相談は少なくありません。
小さな事業者の業務の見直しを支援する専門家として、中小企業診断士という資格があります。経営の課題を整理し、道具の導入を含めて改善を提案する国家資格です。介護や福祉の事業所で、補助金を使って記録の仕組みを整える考え方は、介護・福祉事業所のDX化2026|IT導入補助金で介護記録を完全デジタル化で紹介しています。在宅で働く体制を整える会社向けの制度は、テレワーク 助成金 2026にまとめています。
在宅の仕事の仲介を長く見てきた立場から言えば、こうした業務の道具の導入の仕事は、技術の高さよりも、依頼する側の業務の流れを理解し、分かりやすく説明できる人に任されています。仲介の手数料がかからない直接取引なら、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接取引できる場は、こうした小さな仕組みづくりの仕事と相性がよい場です。
業務の道具の導入を仕事として手伝いたい人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、どんな依頼があるかを確かめてみてください。まずは自分のフォームの用途と、届いた後に誰が何をするかを書き出し、7つの項目に照らして道具を1つ試すところから始めてください。
よくある質問
Q. フォームメーラーは無料で使えますか?
無料のFreeプランがあり、公式の料金ページでは「ずっと無料で使える」と案内されています。ただし、フォームの作成数は5個、1つのフォームの項目は7項目まで、回答の保存期間は6か月間などの範囲があります。項目の多い申し込みのフォームや、回答を長く保存したい場合は、有料プランを検討してください。有料プランは14日間無料で試せます。
Q. フォームメーラーとGoogleフォームは、どちらを選べばよいですか?
社内のアンケートや少人数の申し込みなら、無料で手軽に使えるGoogleフォームで十分なことが多いです。企業のサイトの問い合わせのフォームとして、送信前の確認画面、住所の自動入力、通知先の振り分け、自動返信の作り込みなどが必要なら、フォームメーラーのような専用の道具が向いています。用途と必要な機能を書き出して比べてください。
Q. フォームメーラーの有料プランは、どう選べばよいですか?
作りたいフォームの数、1つのフォームの項目数、1時間あたりの受付の数、必要な連携の機能で選びます。公式の料金ページでは、Liteプランでランディングページの作成やペイパル決済、Standardプランで独自ドメインやGoogleスプレッドシート、kintoneとの連携などが挙げられています。比較表で必要な機能のあるプランを確かめてください。
Q. フォームを公開する前に、何を確かめればよいですか?
自分のメールアドレスで送信して、自動返信と管理者宛ての通知が届くかを確かめます。スマートフォンで表示して入力のしやすさも見ておきます。受け取った情報を何に使うかをフォームに書き、迷惑な送信を防ぐ設定もしておきます。最後に、通知が実際に対応する人に届くかを確かめてから公開してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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