佐川急便の情報漏洩|お荷物問い合わせサービスの不正アクセスと偽メールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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佐川急便の情報漏洩|お荷物問い合わせサービスの不正アクセスと偽メールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓佐川急便の「お荷物問い合わせサービス」への不正アクセスで
  • ✓荷物の送り主と届け先の氏名・住所・電話番号などが流出した可能性が公表されました
  • ✓第1報から第4報までの経緯

佐川急便株式会社は、2026年9月30日に「お荷物問い合わせサービス」への第三者による不正アクセスを確認し、10月1日の第2報で、荷物の送り主と届け先の氏名、住所、電話番号(9月30日から遡り約100日間の累計データ)などが外部に流出した可能性があると発表しました。対象となる件数と範囲は、10月9日の第4報でも調査中で、クレジットカード情報、パスワード、銀行口座情報は含まれていないと説明しています。利用者がまずすることは、佐川急便を名乗るメール、SMS、LINE、電話のリンクや案内に応じないことです。佐川急便は、荷物の集配についてSMSでの案内はしていないと明記しています。

この記事では、2026年10月20日時点で佐川急便が公式に発表している内容だけをもとに、第1報から第4報までの経緯、流出した可能性のある情報と含まれない情報、対象になる人、会社の対応、専用コールセンター、偽のメールやSMSの見分け方を順に説明します。荷物を送っただけ、通販で受け取っただけの人も対象になりうる事案なので、自分が当てはまるかの考え方も詳しく書いておきます。ネットショップやハンドメイドの販売などで、自分が荷物を送る側になっている人に向けた注意も最後の方でまとめます。

2026年10月20日時点で分かっていることの要点

最初に、公式発表から分かっていることを短く整理します。

  • 2026年9月30日(水)午前7時30分、当社Webサイトの「お荷物問い合わせサービス」への第三者による不正アクセスが発覚した
  • 不正アクセスが発生した日時は、第三者専門機関の協力を得ながら調査中
  • 流出した可能性があるのは、荷物の送り主と届け先の氏名、住所、電話番号(9月30日から遡り約100日間の累計データ)、運賃契約先の氏名、住所、電話番号、「スマートクラブ」登録者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、会員ID
  • クレジットカード情報、パスワード、銀行口座情報は含まれていない
  • 対象となる件数と範囲は調査中
  • 他のシステムとグループ会社のシステムへの影響は、現時点で確認されていない。流出した可能性のある情報が不正に利用された事実も、現時点で確認されていない
  • 一部のWebサービスの停止を続けている。荷物の集荷、輸送、配達は通常どおり
  • 専用コールセンター(0120-28-3449、午前9時から午後5時、土日祝日を含む)を設けている

件数が公表されていない理由について、第4報は、累計データの中に同じ人の情報が何度も含まれていたり、送り状の表記がばらばらだったりするため、確認が終わる前の件数を出すと実際と違う情報が伝わるおそれがある、と説明しています。

流出した可能性のある情報と、含まれない情報

第2報とよくある質問のページに書かれている項目を、対象となる人ごとに整理します。

対象となる可能性のある人 流出した可能性のある情報
荷物の送り主と届け先(9月30日から遡り約100日間) 氏名(法人は法人名・担当者名)、住所、電話番号
佐川急便と運賃契約を結んでいる法人・個人 氏名(法人は法人名・担当者名)、住所、電話番号
Webサービス「スマートクラブ」の登録者 氏名(法人は法人名・担当者名)、住所、電話番号、メールアドレス、スマートクラブの会員ID

会社が「含まれていない」と明記した情報と、確認中とされている情報は次のとおりです。

区分 項目
含まれていない クレジットカード情報
含まれていない パスワード(スマートクラブのパスワードを含む)
含まれていない 銀行口座情報
確認中 荷物の中身(品名)や配送履歴に関する情報

荷物の中身(品名)と配送履歴が含まれるかどうかは、よくある質問のページで「現在確認を進めております」とされています。含まれていないと確定したわけではない点に注意してください。

今回の事案の特徴は、スマートクラブに登録していない人の情報も対象になりうることです。荷物を送っただけの人、通販で商品を受け取っただけの人でも、送り状に書かれた氏名、住所、電話番号が対象になる可能性があります。メールアドレスが対象になるのは、スマートクラブの登録者だけです。

対象になる人の考え方

よくある質問のページには、対象になるかどうかの考え方が、いくつかの質問と回答の形で書かれています。要点を整理します。

質問 公式の回答の要点
「約100日間」とはいつからいつまでか 2026年9月30日から遡って約100日間(2026年6月下旬以降)に預かった荷物が対象
荷物を送っただけ(スマートクラブ未登録)でも対象か 送り主と届け先として、氏名、住所、電話番号が対象となる可能性がある。スマートクラブの登録の有無にかかわらない
通販で商品を受け取っただけでも対象か 届け先として、氏名、住所、電話番号が対象となる可能性がある
法人の場合は何が対象か 法人名、担当者名、住所、電話番号が対象となる可能性がある
自分が対象かどうかを確認する方法はあるか 現在、対象の特定と範囲の確認を進めている

2026年6月下旬以降に、佐川急便の荷物を送ったり受け取ったりした人は、対象に含まれる可能性があると考えておくのが安全です。通販で買った商品が佐川急便で届いたかどうかは、通販サイトの注文履歴にある配送業者の欄や、届いたときの送り状で確かめられます。

自分が対象かどうかを個別に確かめる方法は、2026年10月20日時点では用意されていません。第4報は、対象となる件数と影響範囲、対象となる人への案内の方法について、確認が終わり次第Webサイトで知らせるとしています。

原因と、分かっていないこと

原因について、2026年10月20日時点で公表されている内容は次のとおりです。

  • 当社Webサイトの「お荷物問い合わせサービス(インターネット貨物システム)」への第三者による不正アクセス
  • 発覚した日時は、2026年9月30日(水)午前7時30分
  • 不正アクセスが発生した日時は、第三者専門機関の協力を得ながら調査中

よくある質問のページでは、不正アクセスの原因について「現在、第三者機関の協力のもと、原因の調査および事実関係の確認を進めております」と書かれています。どのような弱点が使われたのか、誰が不正アクセスをしたのかは公表されていません。この記事では、公表されていない原因を推測して書くことはしません。

第4報では、他のシステム(インターネット貨物システム以外)とグループ会社のシステムへの影響は、現時点で確認されていないと発表されました。流出した可能性のある情報が不正に利用された事実も、現時点で確認されていないとしています。

会社の対応

第1報から第4報とよくある質問のページに書かれている会社の対応を整理します。発表に書かれていないことは入れていません。

対応 内容
アクセスの制限と遮断 9月30日に「お荷物問い合わせサービス」へのアクセスを一部制限。10月1日正午にインターネット貨物システムへの外部からのアクセスを遮断
Webサービスの停止 インターネット貨物お荷物問い合わせ、同API、飛脚宅配便受付、飛脚往復便受付、飛脚往復便(ゴルフ)受付、商品回収返金サービス、受取先変更(2種類)、回収くんを停止
調査 第三者専門機関の協力のもと、件数と範囲、原因を調査
監視の強化 関係するシステムを中心に監視と検知の体制を強化
報告・相談 10月1日に個人情報保護委員会へ速報。警察へも相談
窓口 専用コールセンターを開設
再発防止 調査結果を踏まえ、システム構成、アクセス制御、脆弱性管理、権限管理、監視体制を点検し見直す

速報とは、漏えいなどが起きたときに、個人情報保護委員会へ最初に行う報告のことです。その後、調べた結果をまとめた確報を出します。補償やお詫びの品については、2026年10月20日時点の発表に記載がありません。この記事では、補償の有無や内容は推測しません。

荷物の集荷、輸送、配達は続いています。停止中のWeb受付のうち、集荷の依頼は、最寄りの営業所に電話で依頼できると案内されています。荷物の配送状況は、LINEの「お荷物問い合わせ」ボタンからステータスだけを確かめられ、より詳しい状況は最寄りの営業所で案内するとされています。

停止しているWebサービスと、その代わりの方法

第2報とよくある質問のページでは、被害の拡大を防ぐために停止しているWebサービスが挙げられています。2026年10月20日時点で、再開の時期は未定とされています。停止中のサービスと、公式に案内されている代わりの方法を整理します。

停止中のサービス 代わりの方法として案内されていること
インターネット貨物お荷物問い合わせ 配送状況のステータスだけなら、LINEの「お荷物問い合わせ」ボタンで確かめられる。詳しい状況は最寄りの営業所で案内
インターネット貨物お荷物問い合わせAPI 法人への個別の案内は確認中
飛脚宅配便受付、飛脚往復便受付、飛脚往復便(ゴルフ)受付 電話での集荷依頼は受け付けている。最寄りの営業所へ電話で依頼
商品回収返金サービス、回収くん 再開が決まり次第Webサイトで知らせる。個別の問い合わせは担当の営業所へ
受取先変更(配達予定からの事前の変更、不在発生後の変更) 公式の案内に代わりの方法の記載はない。荷物に関する問い合わせは最寄りの営業所へ

スマートクラブを使えるかどうかは、よくある質問のページで「現在、ご利用の可否を確認しております」とされています。

LINEでの問い合わせは使えますが、確かめられるのは配送状況だけです。LINEを使うときは、認証バッジの付いた公式アカウントかどうかを確かめてください。見分け方は後の節で詳しく説明します。お荷物問い合わせサービスが止まっていることを口実に、「代わりの確認サイトはこちら」と案内するメールやSMSは、偽物を疑ってください。公式の発表には、代わりの確認サイトの案内はありません。

法人で佐川急便を使っている担当者が確かめること

会社の出荷の業務で佐川急便を使っている担当者は、個人の利用者とは別に確かめることがあります。

  • 運賃契約を結んでいる場合は、運賃契約先としての会社の情報(法人名、担当者名、住所、電話番号)が対象になりうる
  • お荷物問い合わせAPIを使って、自社のシステムや通販サイトに配送状況を表示している場合は、APIの停止で表示が止まっている。法人への個別の案内は確認中とされている
  • 回収くんや商品回収返金サービスを使っている場合は、停止中なので、個別の問い合わせは担当の営業所へ
  • 自社が出荷人として、届け先の顧客の情報を佐川急便に渡している場合は、個人情報保護委員会への連名での報告の案内が届く可能性がある

第4報は、対象となる出荷人には、個人情報の流出件数と影響範囲が確定し次第、連名での報告の手続きや必要な事項を佐川急便から改めて案内するとしています。案内が届いたときに社内の誰が受け取り、誰が判断するかを、いまのうちに決めておくと対応が遅れません。自社の顧客から問い合わせが来たときの答え方も、佐川急便の発表の範囲で用意しておいてください。

利用者がすること

流出した可能性のある項目に合わせて、利用者がすることを優先する順に整理します。クレジットカード情報、パスワード、銀行口座情報は含まれていないとされているので、ここでは氏名、住所、電話番号、メールアドレスを使った偽の連絡への備えを中心に書きます。

佐川急便を名乗る連絡に応じない

最優先は、佐川急便を名乗るメール、SMS、LINE、電話への備えです。第4報は、本件に便乗して佐川急便を装った不審なメール、SMS、電話などの連絡が行われる可能性があると注意しています。

本事案に便乗し、当社を装った不審なメールやSMS、電話などによる連絡が行われる可能性がありますので、十分にご注意ください。 出典: sagawa-exp.co.jp

不審な連絡を受けた場合は、書かれているURLを開かず、添付ファイルも開かず、個人情報を入力したり伝えたりしないよう求めています。

スマートクラブのパスワードの扱い

スマートクラブのパスワードは、流出した可能性のある情報には含まれていないとされています。よくある質問のページでは、他のサービスと同じIDとパスワードにしている場合は、パスワードの変更を勧めています。スマートクラブの利用の可否は確認中とされているので、変えられるようになったら、他のサービスと重ならないパスワードに変えてください。

身に覚えのない荷物や請求に慎重に対応する

よくある質問のページは、不審な連絡や請求、身に覚えのない荷物が送られてくるなどの場合は、慎重に対応するよう求めています。住所と電話番号が知られた状態では、頼んでいない商品を送りつけて代金を求める手口や、荷物を口実にした電話に気をつける必要があります。身に覚えのない荷物の代金を求められても、その場で支払わないでください。迷ったときは、消費者ホットライン(188)で相談できます。

住所と電話番号を知られたときの備え

今回流出した可能性のある情報の中心は、氏名、住所、電話番号です。パスワードのように変えて済むものではないので、知られた前提で、日々の連絡への向き合い方を少し変えておくと安心です。

  • 知らない番号からの電話で、荷物、配達、事故、返金などを口実に個人情報や支払いを求められたら、その場で答えずに切る
  • 留守番電話や折り返しを求めるメッセージには、残された番号ではなく、自分で調べた公式の番号にかけ直す
  • 自宅に届いた身に覚えのない荷物は、すぐに開けずに送り主と中身を確かめる。代金を求められても、その場で支払わない
  • 家族にも、佐川急便を名乗るSMSは偽物だと伝えておく

住所が漏れたときに確かめることは、住所が漏れたときにすることでまとめています。電話番号については、迷惑電話を着信拒否する機能が、スマートフォンや固定電話の多くに用意されています。

偽のメール・SMS・LINE・電話の見分け方

佐川急便は、偽の連絡の注意を、迷惑メール、LINE、電話の3つのページに分けて案内しています。それぞれの要点を整理します。

連絡の形 佐川急便が案内していること
SMS 荷物の集配について、SMSによる案内はしていない
メール 佐川急便を装った迷惑メールの事例を多数掲載。不在、住所不明、再配達、料金の支払いを口実にリンクへ誘導する
LINE 当社のLINE公式アカウントには認証バッジが付いている。LINEで個人情報や口座情報の入力を求めることはない
電話 音声ガイダンスで佐川急便を名乗り、荷物の重大な事故や荷物の中身が現金だとして、個人情報を聞き出したり金銭を求めたりする手口がある。受けたらすぐに切り、担当の営業所へ連絡する

SMSについての案内は、とても分かりやすい目安です。

なお、当社ではお荷物の集配についてショートメール(SMS)によるご案内は行っておりません。 出典: sagawa-exp.co.jp

佐川急便の名前で「不在のため持ち帰りました」「住所に不備があり配達できません」といったSMSが届いたら、それだけで偽物と考えてよい、ということです。迷惑メールのページには、こうしたSMSの文面の例も多く載っています。

LINEについては、認証バッジの有無が目安になります。佐川急便のLINE公式アカウントには認証バッジが付いており、認証のないアカウントは同社とは関係がないと書かれています。LINEで氏名、電話番号、銀行口座情報などの入力を求められたら、URLを開かずに、そのアカウントをブロックして通報するよう求めています。

メールの差出人の名前やアドレスは、簡単に偽装できます。警察庁も、メールソフトに表示される送信元の名前やアドレスだけでメールの真偽を判断するのは難しいと説明しています。

電子メールは、仕様上、受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変更することが容易であるため、実在の企業等になりすますことができます。 出典: npa.go.jp

荷物の状況を確かめたいときは、届いた連絡のリンクではなく、佐川急便の公式サイトや認証バッジのある公式LINE、最寄りの営業所の電話番号から確かめてください。営業所の電話番号は、公式サイトの営業所検索で調べられます。

まだ発表されていないこと

2026年10月20日時点で分かっていないことも整理しておきます。分かっていないことを分かっているかのように受け取ると、偽の連絡にだまされやすくなるためです。

  • 対象となる件数と範囲
  • 不正アクセスが発生した日時と、その手口
  • 荷物の中身(品名)や配送履歴が含まれるかどうか
  • 対象となる人への案内の方法(郵送、メール、Webサイトでの照会など)
  • 停止中のWebサービスの再開の時期
  • 補償やお詫びの品の有無

第4報は、件数と影響範囲、対象となる人への案内の方法について、確認が完了し次第Webサイトで知らせるとしています。これより前に、「対象者の確認はこちら」「お詫びの手続きはこちら」と案内するメールやSMSが届いた場合は、偽物を疑ってください。案内の方法は、まず佐川急便の公式サイトの「重要なお知らせ」で確かめるのが確実です。

問い合わせ窓口

第3報と第4報に載っている、本件の問い合わせ先は次のとおりです。

項目 内容
名称 個人情報流出の可能性に関するお問い合わせ先 専用コールセンター
電話番号 0120-28-3449
受付時間 午前9時から午後5時(土日・祝日を含む)
補足 フリーダイヤルが混雑し、つながりにくい場合がある

荷物の集荷や配達の状況など、荷物に関する問い合わせは、専用コールセンターではなく最寄りの営業所が窓口です。専用コールセンターに電話するときは、荷物を送った、または受け取った時期と、スマートクラブに登録しているかどうかを手元にまとめておくと、話が早く進みます。電話の相手から、カード番号や口座番号、パスワードを尋ねられることは、発表の内容からは考えにくい点も覚えておいてください。営業所の連絡先は、佐川急便の公式サイトの営業所検索で調べてください。第3報の全文は佐川急便の第3報のお知らせで読めます。

本件とは別に、偽のサイトに個人情報を入力してしまった、偽のアプリを入れてしまったといった場合には、公的な相談窓口もあります。

お金の被害が出ている場合は、カード会社や銀行への連絡と、警察への相談を先にしてください。

荷物を送る側の人が気をつけること

在宅で仕事をする人の中には、ネットショップ、ハンドメイドの作品の販売、フリマアプリの出品などで、佐川急便を使って商品を送っている人もいます。その場合、今回の事案では、自分の情報だけでなく、商品を届けた購入者の氏名、住所、電話番号も対象になりうる立場です。

佐川急便は、個人情報保護委員会への報告について、出荷人と連名で行う方向で準備していると発表しています。出荷人とは、佐川急便に配送の業務を頼んでいる側の人や会社のことです。よくある質問のページには、次のように書かれています。

今後は、法令に基づく個人情報保護委員会への報告(確報)が必要となりますが、当社が責任をもって取りまとめ、当社と出荷人さま(当社に配送業務をご委託いただいているお客さま)との連名での報告を実施する方向で準備を進めております。 出典: sagawa-exp.co.jp

同じページには、連名での報告に同意しない場合は、出荷人が自分で報告(速報と確報)をする必要があること、連名での報告は出荷人による個別の報告を妨げないこと、対象となる出荷人には件数が確定し次第、手続きの詳細を案内することも書かれています。

自分で商品を送っている人が、いまのうちに確かめておくことを整理します。

  • 2026年6月下旬以降に、佐川急便で商品を発送したか。発送した件数と、発送先の一覧を、販売の管理画面や発送の記録から出せるようにしておく
  • 佐川急便と運賃契約を結んでいるか。契約している場合は、運賃契約先としての自分の情報も対象になりうる
  • 購入者から問い合わせが来たときに、どう答えるか。佐川急便の発表の範囲で事実を伝え、専用コールセンターを案内できるようにしておく
  • 佐川急便から、連名での報告の手続きについて案内が届いたときに、誰が受け取って判断するか

購入者から問い合わせが来たときは、自分の言葉で推測を足さずに、佐川急便の発表の範囲で伝えるのが安全です。たとえば、「配送をお願いしている佐川急便のWebサービスで不正アクセスがあり、2026年6月下旬以降に預けた荷物の送り主と届け先の氏名、住所、電話番号が流出した可能性があると発表されています。件数と範囲は調査中で、クレジットカード情報とパスワードは含まれていないとされています。詳しくは佐川急便の専用コールセンター(0120-28-3449)でご確認いただけます」のように、発表の要点と窓口を伝えます。「漏れていません」「大丈夫です」と言い切るのは、調査の結果が出るまで避けてください。

購入者に知らせるかどうか、自分で個人情報保護委員会に報告するかどうかは、扱っている件数や契約の形によって変わります。個人情報保護法の第26条は、事業者が扱う個人データの漏えいなどが起き、本人の権利や利益を害するおそれが大きい場合に、個人情報保護委員会への報告と本人への通知を求めています。報告が必要になる場合として、個人情報保護委員会は、不正アクセスによるもの、本人の数が1,000人を超えるものなどを挙げています。詳しくは個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページにあります。佐川急便からの案内を待ちつつ、判断に迷うときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(電話03-6457-9849)に問い合わせてください。条文はe-Govの個人情報保護法のページで読めます。

運営者の視点:購入者に先回りして説明できる人

@SOHOは2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。運営の中で見てきたのは、自分の名前で商品やサービスを届けている人ほど、取引の相手から「何が起きているのか」を聞かれる場面が多いということです。今回のように、配送を頼んだ会社で起きた事案でも、購入者にとっては「買ったお店」が最初の問い合わせ先になりがちです。公式の発表を読み、分かっていることと分かっていないことを分けて、先回りして説明できる人は、それだけで信頼を得やすくなります。

依頼者と受注者、売り手と買い手が直接やり取りする取引では、間に立つ会社が説明を肩代わりしてくれません。中間のマージンが乗らない手数料0%の直接取引は、受け手の手取りが厚くなる一方で、こうした場面での対応の丁寧さがそのまま信用として評価される取引でもあります。

情報セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。企業のセキュリティ対策や社内のルール作りを支援する仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。購入者や取引先へのお知らせの文章を書く力を証明したい人には、ビジネス文書の作成能力を認めるビジネス文書検定が参考になります。ネットワークの基礎から学びたい人には、シスコ社の技術者認定であるCCNA(シスコ技術者認定)があります。

偽のメールを見抜く力を組織で身につける方法は、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで説明しています。偽の連絡への備えを家族や同僚と共有するときにも役立ちます。

よくある質問

Q. 佐川急便の情報漏洩で、荷物を受け取っただけでも対象になりますか?

佐川急便は、通販で商品を受け取っただけの人でも、届け先として氏名、住所、電話番号が対象となる可能性があると説明しています。対象は2026年9月30日から遡って約100日間(2026年6月下旬以降)に預かった荷物です。スマートクラブに登録していなくても対象になりえます。件数と範囲は調査中です。

Q. クレジットカード情報やパスワードは漏れましたか?

佐川急便は、クレジットカード情報、パスワード(スマートクラブのパスワードを含む)、銀行口座情報は含まれていないと発表しています。荷物の中身(品名)や配送履歴が含まれるかどうかは確認中です。スマートクラブと同じIDとパスワードを他のサービスで使っている場合は、変更が勧められています。

Q. 佐川急便からSMSが届きました。本物ですか?

佐川急便は、荷物の集配についてSMSでの案内はしていないと明記しています。「不在のため持ち帰りました」「住所に不備があります」といったSMSは偽物と考え、リンクを開かないでください。LINEの場合は、公式アカウントに認証バッジが付いているかが目安で、LINEで個人情報や口座情報の入力を求めることはないとしています。

Q. 佐川急便の問い合わせ窓口はどこですか?

本件の窓口は専用コールセンターで、電話は0120-28-3449、受付は午前9時から午後5時(土日・祝日を含む)です。混雑してつながりにくい場合があります。荷物の集荷や配達の状況など、荷物そのものに関する問い合わせは、最寄りの営業所が窓口です。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月20日
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