ココナラの情報漏洩|履歴書と職務経歴書の流出と偽の連絡の見分け方 2026

@SOHO編集部
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ココナラの情報漏洩|履歴書と職務経歴書の流出と偽の連絡の見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓ココナラの情報漏洩について
  • ✓2026年10月9日の公式発表をもとに
  • ✓履歴書449件と職務経歴書関連書類1,845件の流出の経緯

株式会社ココナラは2026年10月9日、運営する「ココナラスキルマーケット」が10月8日に第三者による不正アクセスを受け、履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部について、履歴書449件、職務経歴書関連書類1,845件が外部に持ち出されたと発表しました。クレジットカード情報や各種パスワードをはじめ、これ以外の情報は不正アクセスの対象になっていないことを確認したとしています。利用者がまずすることは、身に覚えのない連絡に書かれたURLを開かず個人情報を入力しないことと、ココナラからの個別の連絡が届いていないかを確かめることの2つです。

この記事では、2026年10月20日時点の株式会社ココナラの公式発表だけをもとに、公表の経緯、漏れた書類と含まれない項目、原因、会社の対応、自分が対象かどうかの確かめ方、そして今日やることを順に整理します。ココナラはスキルを売り買いするサービスなので、利用者の多くはフリーランスや副業で仕事を受けている人です。履歴書や職務経歴書には、住所や経歴だけでなく、これまでの取引先や仕事の中身が書かれていることもあります。その点を踏まえた備え方にも触れます。

ココナラの情報漏洩で何が起きたのか(2026年10月20日時点)

最初に、公式発表で確かめられた事実を短く並べます。

項目 公式発表の内容
会社 株式会社ココナラ
サービス ココナラスキルマーケット
公表日 2026年10月9日
不正アクセスがあった日 2026年10月8日
対象者 ココナラスキルマーケットに履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部
件数 履歴書449件、職務経歴書関連書類1,845件
対象外と確認されたもの クレジットカード情報、各種パスワードをはじめとする上記以外の情報
他のサービスへの影響 エージェント事業をはじめ、本件ウェブサイト以外の同社のサービス・サイトへの影響はない
公開・不正利用 不特定多数に公開された事実や不正に利用された事実は、現時点で確認されていない
サービスの状態 対策を講じたうえで提供を継続

件数は、人数ではなく書類の数です。履歴書が449件、職務経歴書に関連する書類が1,845件とされています。同じ人が履歴書と職務経歴書の両方を登録していれば、両方に数えられている可能性があるので、2つを足した数がそのまま対象の人数になるわけではありません。何人が対象なのかは、発表には書かれていません。

発表の表現は「会員様の個人情報が外部に漏洩した事実を確認いたしました」で、「可能性」ではなく、持ち出されたことを確認した形です。一方で、その情報が不特定多数に公開されたり、不正に使われたりした事実は、現時点で確認されていないとされています。

公表の経緯:10月8日の検知から10月9日の公表まで

株式会社ココナラのニュースの一覧を2026年10月20日に確かめたところ、この件についての発表は10月9日付の1本で、続報や訂正は出ていませんでした。発表には、10月8日の出来事が時刻つきで書かれています。

日時 出来事
2026年10月8日 2時05分 システムで不正なアクセスを検知し、外部からの不正アクセスを遮断
2026年10月8日 13時00分頃 不正アクセスを再度検知
2026年10月8日 15時00分頃 個人情報が外部に持ち出された形跡を確認
2026年10月8日 15時44分 外部からの不正アクセスを遮断
2026年10月8日 21時27分 対象システムの脆弱性の再検査とセキュリティ強化措置を実施
2026年10月9日 公表

この時系列から分かるのは、未明に一度遮断したあと、同じ日の昼に再び不正アクセスがあり、その中で書類が持ち出された、という流れです。2回目の遮断は15時44分で、同じ日の21時27分までに脆弱性の修正を終えたとされています。脆弱性とは、システムの作りの中にある、悪用されうる弱点のことです。

検知から公表までは1日です。発表は「現時点で判明している内容」として出されたもので、引き続き調査と必要な対応を進め、調査結果を踏まえた再発防止策を講じるとされています。続報が出るとすれば、株式会社ココナラの企業サイトのニュースの一覧に載ると考えられます。

漏れた書類と、含まれないと明記された項目

ココナラが公表した対象は次のとおりです。

区分 公式発表の内容
対象者 ココナラスキルマーケットに履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部
履歴書 449件
職務経歴書関連書類 1,845件

一方、対象外と会社が明記したものは次のとおりです。

対象外と明記されたもの 公式発表の表現
クレジットカード情報 今回の不正アクセスの対象とはなっていないことを確認
各種パスワード 同上
上記以外の情報 同上
本件ウェブサイト以外のサービス エージェント事業をはじめとして、影響はない

発表には、履歴書や職務経歴書のどの欄が含まれていたかまでは書かれていません。持ち出されたのは書類そのものなので、自分がその書類に何を書いたかが、そのまま漏れた中身ということになります。一般に、履歴書には氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、顔写真、学歴、職歴、資格などを書くことが多く、職務経歴書には勤め先の会社名、担当した業務、扱った取引先や案件の内容、成果などを書くことが多いはずです。

このため、対象になった人は、登録した書類の控えを手元で開いて、何を書いていたかを確かめるのが最初の一歩です。控えが手元にない場合は、書類を作ったときのパソコンやクラウドの保存場所を探してみてください。書いた中身が分かれば、どの種類の偽の連絡に気をつければよいかの見当がつきます。

原因:外部からの不正アクセスで持ち出された

ココナラは原因を、第三者による不正アクセスと発表しています。発表の冒頭は次のとおりです。

この度、当社が運営する「ココナラスキルマーケット」が第三者による不正アクセスを受け、会員様の個人情報が外部に漏洩した事実を確認いたしました。 本件により、ご利用ユーザー様および関係各位に、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 現時点で、対象の情報が不特定多数に公開された事実や不正に利用された事実は確認されておりません。 出典: coconala.co.jp

発表には、対象システムの脆弱性を修正したことは書かれていますが、どのような弱点が、どのような手口で使われたのかの詳しい説明はありません。引き続き調査を進めるとされているので、詳しい原因は現時点で調査中と理解するのが正確です。

発表の時点で、ココナラスキルマーケットは、外部からの不正アクセスへの対策を講じたうえでサービスの提供を続けています。サービスが止まっているわけではないので、利用者はいつもどおりログインして取引を続けることができます。進行中の取引がある人は、取引そのものを止める必要はありませんが、取引相手から普段と違う求め(外部への連絡先の移動、追加の支払い、身分証の送付など)があったときは、手を止めて確かめるようにしてください。

発表を読むときに押さえておきたい言葉

漏えいの発表には、普段あまり使わない言葉がいくつも出てきます。今回のココナラの発表に出てくる言葉を、初めて読む人に向けて言い換えておきます。

発表の言葉 意味
不正アクセス 許可されていない人が、システムに入り込んだり、本来見られないデータを見たりすること
遮断 不正なアクセスの通り道をふさぎ、それ以上入られないようにすること
脆弱性 システムの作りの中にある、悪用されうる弱点
外部に持ち出された形跡 データがシステムの外へ送られた跡が見つかったこと。今回は「漏洩した事実を確認」と書かれている
不特定多数に公開された事実 誰でも見られる場所に情報がさらされたこと。今回は、現時点で確認されていないとされている
二次被害 漏れた情報を使って、詐欺やなりすましなどの別の被害が起きること

この中で、利用者が特に押さえておきたいのは、「持ち出された」と「公開された」の違いです。持ち出されたとは、第三者の手元に情報が渡ったという意味で、公開されたとは、その情報がインターネット上などで誰でも見られる状態になったという意味です。今回は前者が確認され、後者は確認されていない、という状態です。

公開されていないからといって安心はできません。持ち出した第三者が、その情報を自分で使ったり、他の人に渡したりするおそれは残るからです。一方で、「ネットに自分の履歴書がさらされている」と思い込んで、自分の名前を検索し続けるような不安を抱える必要もありません。発表に書かれた事実の範囲で、偽の連絡に備える、という姿勢が現実的です。

ココナラの対応

ココナラが発表した対応は次のとおりです。

対応 内容
攻撃経路の遮断 2026年10月8日15時44分に攻撃経路を遮断
脆弱性の修正 同日21時27分までに脆弱性の修正を完了。引き続き監視
本人への連絡 情報を精査のうえ、対象の人に順次個別に連絡
関係機関への報告 所轄警察署への通報と、個人情報保護委員会など関係省庁への報告を「今後」行うと記載(10月9日時点)
窓口 ユーザー様ご相談窓口を設置
再発防止 調査結果を踏まえた再発防止策を講じ、セキュリティの向上に取り組む

警察と個人情報保護委員会については、10月9日の発表では「今後は所轄警察署への通報および個人情報保護委員会など関係省庁への報告を行ってまいります」と、これから行う形で書かれています。その後に行ったかどうかの続報は、2026年10月20日時点で確かめられていません。

発表には、補償やお詫びの品についての記載はありません。また、ココナラから本件に関して、メール、SMS、電話でパスワード、クレジットカード情報その他の認証情報そのものを尋ねることはない、と明記されています。この一文は、偽の連絡を見分けるときの基準になります。

自分が対象かを確かめる方法

自分が対象かどうかは、次の3つの手順で確かめます。

1. 履歴書や職務経歴書を登録したかを思い出す

今回の対象は、ココナラスキルマーケットに履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部です。ココナラで出品や購入をしていても、履歴書や職務経歴書を登録したことがない人は、今回の件の対象ではありません。登録したかどうか思い出せない場合は、ココナラにログインして、自分のプロフィールや登録した書類の一覧を見てみてください。

2. ココナラからの個別の連絡を探す

ココナラは、情報を精査したうえで、対象となる人に順次個別に連絡するとしています。ココナラに登録しているメールアドレスの受信箱を「ココナラ」で検索し、迷惑メールのフォルダもあわせて確かめます。ココナラのサイトやアプリ内のお知らせにも、連絡が届いていないかを見ておきましょう。

ここで注意したいのは、ココナラを名乗る偽の連絡です。漏えいの発表があると、それに便乗して「あなたの書類が流出しました。こちらで確認してください」と偽のサイトに誘導する連絡が出回ることがあります。連絡が届いても、本文のリンクは押さず、ブックマークや公式アプリからココナラを開いて、同じ案内が出ているかを確かめてください。

3. 心当たりがあれば窓口に問い合わせる

書類を登録した覚えがあり、連絡が届いていないが気になる、という人は、後の節で紹介する相談窓口から問い合わせることができます。問い合わせのときは、書類を登録したおおよその時期を伝えると話が早く進みます。

利用者がすること:偽の連絡、書類の中身、パスワード

漏れたのは書類で、カード情報とパスワードは対象外とされています。やるべきことは、書類に書いた情報を使った偽の連絡への備えが中心になります。

ココナラや取引先を名乗る偽の連絡を見分ける

ココナラは、利用者に次のように呼びかけています。

誠に恐縮ではございますが、今後、不審なメールや連絡等にご注意いただきますようお願い申し上げます。身に覚えのない連絡に記載されたURLへのアクセスや、個人情報の入力を行わないようにお願いいたします。 当社から本件に関して、メール、SMS、電話でパスワード、クレジットカード情報その他の認証情報そのものをお伺いすることはありません。 出典: coconala.co.jp

履歴書や職務経歴書の情報を持った相手からの連絡は、次のような形をとることが考えられます。

  1. 「あなたの経歴を拝見しました。高単価の案件があります」と、ココナラの外で連絡を取ろうとする
  2. 「登録内容の確認のため、本人確認書類を送ってください」と、免許証などの写真を求める
  3. 「前の勤め先の件で確認したいことがあります」と、職務経歴書に書いた会社名を持ち出して電話してくる
  4. 「書類の流出についての補償手続き」と称して、口座番号やカード番号を入力させる

経歴や前の勤め先を言い当てられると、本物の連絡だと思い込みやすくなります。しかし、まさにその情報が漏れている可能性があるので、話の具体さを信用の根拠にしないことが大事です。ココナラの発表には補償についての記載はないので、補償の手続きを名乗る連絡は特に疑ってかかってください。

仕事の話を持ちかけられたときは、ココナラの正規の取引画面を通すことを基本にし、外部の連絡先やファイルのやり取りに誘導されたら応じないのが安全です。本人確認書類や口座番号を、メールやチャットで送るよう求められても、その場で応じないでください。

書類の中身に合わせた備え

書いた中身によって、気をつけることが変わります。

書いていた情報 気をつけること
住所 郵便物や訪問の形での連絡。身に覚えのない郵便物に書かれた連絡先には連絡しない
電話番号 経歴を持ち出した営業電話や詐欺の電話。知らない番号からの電話で個人情報を答えない
生年月日 本人確認の質問やパスワードの推測。生年月日をパスワードに使っていたら変える
顔写真 偽のプロフィールに使われるおそれ。自分の名前や写真で知らないアカウントが作られていないかを時々検索する
前の勤め先や取引先 その会社を装った連絡。会社名を名乗る連絡は、以前から知っている番号でかけ直して確かめる

住所が漏れたときに起こりやすい被害と、その備え方は住所が漏れたときにやることで解説しています。

SNSで連絡の中身をそのまま載せない

ココナラから個別の連絡が届いたとき、その画面をそのままSNSに載せる人がいます。同じ立場の人と情報を分け合いたい気持ちは自然ですが、連絡の画面には、自分の氏名やメールアドレス、登録した書類の種類などが写り込んでいることがあります。それを見た第三者が、「この人は今回の対象者だ」と知ったうえで、補償や調査を装った連絡を送ってくるおそれがあります。

SNSで今回の件に触れるときは、自分が対象かどうかや、届いた連絡の画面を載せないほうが安全です。「ココナラを名乗る連絡に気をつけよう」という呼びかけだけでも、周りの人の役に立ちます。逆に、SNSで「対象者向けの補償の窓口はこちら」といった投稿やメッセージを見かけても、そのリンクは開かず、ココナラの企業サイトのニュースの一覧で確かめてください。

パスワードは対象外だが、使い回しは見直す

発表では、各種パスワードは今回の不正アクセスの対象になっていないことを確認したとされています。今回の件だけでパスワードを変える必要はありませんが、ココナラと同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを他のサービスでも使っているなら、この機会に別々のものに変えておくと安心です。メールアドレスは書類に書かれていることが多く、他で漏れたパスワードと組み合わせてログインを試されるおそれがあるからです。

自分のメールアドレスが過去の漏えいに含まれていないかを無料で調べる方法は、Have I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で解説しています。パスワードに加えて、スマートフォンに届くコードなどを入れないとログインできない二段階認証の仕組みは、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で整理しています。

職務経歴書に取引先や案件を書いていた人の考え方

ココナラの利用者には、フリーランスや副業で仕事を受けている人が多くいます。職務経歴書に、これまでの取引先の会社名や、担当した案件の内容を書いていた人もいるはずです。この場合、自分の情報だけでなく、取引先についての情報も一緒に持ち出されたことになります。

取引先に知らせるべきかどうかは、何を書いていたかと、取引先とどんな約束をしていたかで変わります。一般には、次の順で考えると整理しやすくなります。

  1. 職務経歴書に書いたのは、取引先の会社名だけか、担当者の氏名や連絡先まで含むか
  2. 案件の内容として、公開されていない情報(未発表の製品、売上の数字、顧客の名前など)を書いていなかったか
  3. 取引先と結んだ契約に、秘密を守る約束(秘密保持の条項)が入っていないか。入っているなら、その範囲に書いた内容が当たるか

会社名と自分の担当業務だけを、取引先の了解を得て実績として書いていたなら、影響は限られると考えられます。一方、担当者の氏名や連絡先、公開されていない案件の中身を書いていた場合は、取引先にありのままを伝えて相談するのが誠実です。契約上の扱いは個別の事情で変わるので、自分だけで判断がつかないときは、契約書を確かめたうえで取引先と話し合ってください。

今後、実績を書くときは、取引先の名前を伏せる、公開されている情報だけを書く、といった書き方にしておくと、書類が漏れたときの影響を小さくできます。

取引先や依頼者から聞かれたときの答え方

ココナラで仕事を受けている人は、今回の報道を見た依頼者や取引先から「大丈夫でしたか」「うちの情報は漏れていませんか」と聞かれることがあるかもしれません。そのときに慌てて推測で答えると、かえって相手を不安にさせます。答えるときは、次の3つを分けて伝えると誤解が起きにくくなります。

伝えること 例
会社が発表した事実 ココナラが2026年10月9日に、履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部の書類が持ち出されたと発表した。カード情報とパスワードは対象外とされている
自分が対象かどうか ココナラから個別の連絡が届いているか、届いていないか。書類を登録していたかどうか
相手に関わる情報が含まれるか 登録した書類に、相手の会社名や担当者名、案件の内容を書いていたかどうか

自分が対象でなく、書類も登録していないなら、その旨を伝えれば足ります。対象になっていて、書類に相手の情報を書いていた場合は、何を書いていたかを正直に伝え、今後どうするかを相手と相談します。ココナラの調査がまだ続いていることも、あわせて伝えておくとよいでしょう。分からないことは「分からない」と言い、発表の続報が出たら知らせると約束するほうが、根拠のない「大丈夫です」よりも信頼につながります。

依頼者とのやり取りがココナラの取引画面の中だけで完結している場合、そのメッセージは今回の対象には含まれていません。発表で対象とされているのは、履歴書・職務経歴書として登録された書類です。取引のメッセージや納品したファイルまで漏れたと誤って伝えないよう、発表の範囲を正確に押さえておいてください。

これから書類を登録するときに確かめること

今回の件で、仕事のためのサービスに履歴書や職務経歴書を登録することそのものを不安に感じた人もいるはずです。登録をやめる必要まではありませんが、登録するときに次の点を確かめておくと、万一のときの影響を小さくできます。

  1. その書類は、本当に登録が必要か。プロフィールの文章で足りるなら、書類そのものは登録しない
  2. 住所は番地まで要るか。仕事の紹介のためなら、都道府県や市区町村までで足りることが多い
  3. 生年月日は要るか。年代が分かれば足りる場面では、生年月日を書かない
  4. 顔写真は私生活の写真を使っていないか。仕事用に撮った写真を使う
  5. 取引先の名前や案件の中身を、相手の了解なく書いていないか
  6. ファイルの情報に、パソコンの利用者名や作成者名などが残っていないか。PDFや文書ファイルは、ファイルの情報を表示する画面で確かめられる
  7. 使わなくなった書類は削除しているか

最後の点は見落としやすいところです。昔に登録して、そのままになっている書類はないでしょうか。仕事の募集に応じるために一度だけ登録した書類が、何年も残っていることがあります。いま使っていない書類は、サービスの画面から削除しておけば、漏れる情報そのものを減らせます。削除の方法はサービスによって違うので、分からない場合はそのサービスのヘルプや窓口で確かめてください。

時間がたってから届く連絡に気をつける

漏えいした情報は、すぐに使われるとは限りません。発表では、現時点で不特定多数に公開された事実や不正に利用された事実は確認されていないとされていますが、数か月後や1年後に、その情報を使った連絡が届くこともありえます。発表の直後は誰もが気をつけていても、時間がたつと警戒がゆるむからです。

特に気をつけたいのは、仕事の依頼を装った連絡です。経歴に合った案件を持ちかけられると、うれしくなって確かめるのを忘れがちです。次のような連絡が届いたら、いったん手を止めてください。

  1. 知らない相手から、経歴を細かく言い当てたうえでの依頼が届く
  2. 最初のやり取りから、ココナラの外のチャットやメールに移るよう求められる
  3. 仕事を始める前に、登録料や教材費などの支払いを求められる
  4. 本人確認として、免許証やマイナンバーカードの写真を送るよう求められる

仕事の前にお金を払わせる、身分証の写真を送らせる、といった求めは、仕事の依頼の形をとった詐欺でよく見られる特徴です。依頼が本物かどうかを見極めるには、相手の会社名を自分で調べ、公式サイトに載っている連絡先から確かめるのが確実です。カレンダーやメモに、今回の発表があった日付を書き残しておくと、後で不審な連絡が来たときに「あの件の情報が使われているかもしれない」と気づくきっかけになります。

問い合わせ窓口

株式会社ココナラが案内している窓口は次のとおりです。電話番号と受付時間は発表には書かれていません。

窓口 連絡先
ユーザー様ご相談窓口 https://coconala.com/inquiry?chat_id

窓口は、ココナラのサイトの問い合わせの画面です。ココナラにログインした状態で開くと、本人の確認がしやすくなります。問い合わせは、ココナラを名乗るメールに返信する形ではなく、自分でココナラのサイトを開いて行ってください。返信先が偽のアドレスになっていることがあるからです。

在宅で仕事をする人が気をつけること

ココナラでは、文章作成やデザインのほか、悩み相談のような仕事も売り買いされています。たとえばメンタル・心の悩み・愚痴聞きのお仕事や恋愛・婚活・家庭・教育相談のお仕事のように、相談者のとても私的な話を聞く仕事では、病気や家庭の事情など、特に配慮が必要な情報を預かることがあります。今回漏れたのは出品者や購入者が登録した書類ですが、自分が仕事で預かっている相談者の情報の扱いも、この機会に見直しておくと安心です。

取引先や相談者に知らせるかどうかの考え方は、個人情報保護委員会が公式に示しています。漏えいが起きたとき、会社などが委員会に報告し、本人に知らせなければならない場合として、病歴など特に配慮が必要な情報が含まれる場合、不正に使われるとお金の被害につながるおそれがある場合、不正アクセスなど不正な目的で行われたおそれがある場合、本人の数が1,000人を超える場合の4つが挙げられています。報告の期限は、発覚したら速やかに、不正な目的によるおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。詳しくは、個人情報保護委員会の漏えい等の対応とお役立ち資料に載っています。

委託を受けて個人情報を扱っている側で漏えいが起きた場合は、委託先が委託元に速やかに知らせ、知らせを受けた委託元が委員会に報告する、という流れが個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)に示されています。「速やか」の目安は、知った時点からおおむね3日から5日以内とされています。

自分が個人で事業として個人情報を扱っていて、法律上の義務があるかどうか分からないときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849)で確かめることができます。個別の事情で扱いが変わるので、断定せずに窓口で確認してください。

運営者の視点:書類に書く情報は必要な分だけにする

在宅ワークの仲介サイトを長く運営してきた立場から見ると、仕事を長く続けている人ほど、プロフィールや経歴に書く情報を目的に合わせて絞っています。仕事を受けるために必要なのは、何ができるか、どんな実績があるかであって、自宅の住所や生年月日、前の勤め先の担当者名までは要らない場面がほとんどです。最初から必要な分だけを書いておけば、今回のように書類が持ち出されたときにも、影響を小さくできます。

具体的には、実績は取引先の名前を伏せて書く、住所は都道府県までにする、顔写真は仕事用のものを別に用意する、書類を登録したサービスの一覧を手元に残しておく、といった小さな習慣です。依頼者と受注者が直接やり取りする手数料0%の取引では、間に立つ会社が情報の管理を肩代わりしてくれない分、こうした習慣がそのまま信用になり、手取りが厚いまま長く続く関係につながります。

情報セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。企業のセキュリティ対策や、偽メールへの備えを支援する仕事の内容はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。職務経歴書や取引先への報告のメールを正確に書く力を身につけたい人には、ビジネス文書検定の内容が役立ちます。

よくある質問

Q. ココナラで出品や購入をしているだけでも対象ですか?

今回の対象は、ココナラスキルマーケットに履歴書・職務経歴書を登録した会員の一部です。出品や購入をしていても、履歴書や職務経歴書を登録したことがない人は対象ではありません。書類を登録した覚えがある人は、ココナラからの個別の連絡が届いていないかを確かめ、気になる場合はユーザー様ご相談窓口から問い合わせてください。

Q. パスワードやカードを変える必要はありますか?

ココナラは、クレジットカード情報や各種パスワードは今回の不正アクセスの対象になっていないことを確認したと発表しています。今回の件だけで変える必要はありません。ただし、ココナラと同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを他のサービスでも使っている場合は、別々のものに変えておくと安心です。

Q. 履歴書のどの項目が漏れたのですか?

発表には、履歴書や職務経歴書のどの欄が含まれていたかの記載はありません。持ち出されたのは書類そのものなので、自分がその書類に書いた内容が漏れた中身と考えられます。登録した書類の控えを手元で開いて、住所、電話番号、生年月日、顔写真、取引先の名前などを書いていたかを確かめてください。

Q. 補償やお詫びの品はありますか?

2026年10月20日時点の株式会社ココナラの発表には、補償やお詫びの品についての記載はありません。補償の手続きを名乗って口座番号やカード番号を求める連絡が届いた場合は、偽の連絡を疑い、応じないでください。続報は株式会社ココナラの企業サイトのニュースの一覧で確かめられます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月20日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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