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琉球銀行のメールアドレス流出|委託先アララのrepica経由 96,477件 偽メールへの備え 2026

@SOHO編集部
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琉球銀行のメールアドレス流出|委託先アララのrepica経由 96,477件 偽メールへの備え 2026

この記事のポイント

  • ✓琉球銀行の情報漏洩について
  • ✓2026年11月2日の第1報と11月4日の第2報をもとに整理
  • ✓メール配信に使う外部サービス「repica」の提供元アララへの不正アクセスで

琉球銀行の情報漏洩について、株式会社琉球銀行は2026年11月4日の第2報で、メール配信に使っている外部サービス「repica」の提供元であるアララ株式会社で第三者による不正アクセスが起き、客のメールアドレス96,477件が外部へ流出したと発表しました。対象は2026年10月8日から10月29日に同行が配信したメールの一部で、氏名、住所、口座情報、暗証番号等の流出は確認されていないとしています。 同行のシステムへの不正アクセスではなく、委託先のメール配信サービスで起きた件です。 琉球銀行からメールを受け取っている人がまずすることは、銀行を名乗るメールやSMSのリンクを開かず、暗証番号やパスワードを入力しないことです。

この記事は、2026年11月5日時点で琉球銀行のサイトに掲載されている第1報(11月2日)と第2報(11月4日)、同行の「当行からのEメール・SMSおよび自動音声によるご案内について」のページ、アララ株式会社の第2報(11月2日)を開き直し、その記載だけをもとに書いています。報道に出ている数字や、公式に書かれていない推測は入れていません。

琉球銀行の発表で何が起きたのか

「琉球銀行 情報漏洩」と検索した人の多くは、「自分の口座や暗証番号は大丈夫か」「何に気をつければいいのか」を知りたいはずです。最初に、第2報の骨子を整理します。

  • 琉球銀行がメール配信に使っている外部サービス「repica」の提供元、アララ株式会社で第三者による不正アクセスが発生した
  • 客のメールアドレス96,477件が外部へ流出した
  • 対象は、2026年10月8日から10月29日に同行から配信したメールの一部
  • メールアドレスのほかに、氏名、住所、口座情報、暗証番号等の流出は確認されていない
  • 同行のシステムへの不正アクセスではない
  • このサービスを使ったメール配信は停止している
  • 対象のメールアドレスは確認中で、特定でき次第、個別に知らせる

第2報は「流出しております」と書いていて、可能性ではなく流出の事実を認めています。件数は96,477件と具体的に示されています。一方で、どのメールアドレスが対象かはまだ確認中です。

いちばん大事なのは、流出したのがメールアドレスだけだという点です。口座番号や暗証番号、インターネットバンキングのパスワードが流出したという発表ではありません。慌てて口座を解約したり、キャッシュカードを止めたりする前に、何が対象で何が対象外かを押さえておくことが、余計な手間と二次被害を避ける近道になります。

公表の経緯と、第1報から第2報で変わったこと

琉球銀行は、11月2日と11月4日の2回、サイトのインフォメーションで発表しています。

日付 発表 分かったこと
2026年11月2日 「当行委託先提供のメール配信サービスへの不正アクセスによるお客さまメールアドレス流出について」(第1報) 委託先から連絡を受け判明。委託先のメール配信サービスからメールアドレスのみが流出したとの報告。対象は確認中
2026年11月4日 同じ題の(第2報) 外部サービスは「repica」、提供元はアララ株式会社。流出は96,477件、10月8日から10月29日に配信したメールの一部

第1報では、委託先の名前も件数も書かれていませんでした。第2報で、サービスの名前と提供元、件数、対象の期間が明らかになりました。第2報の冒頭を、原文のまま引用します。

当行がメール配信に利用している外部サービス「repica」の提供元であるアララ株式会社において、第三者による不正アクセスが発生し、当行の一部のお客さまのメールアドレスが外部へ流出していたことが判明いたしました。 現在までの調査の結果、96,477件のメールアドレスが流出しております。 出典: 株式会社琉球銀行「当行委託先提供のメール配信サービスへの不正アクセスによるお客さまメールアドレス流出について(第2報)」

第1報は、2026年11月2日に委託先から連絡を受けて情報漏洩が分かったと書いています。第1報の本文は、同行のサイトの第1報のページで読めます。第2報は「新たな情報等が確認でき次第、速やかに続報にてお知らせいたします」と結んでいるので、今後も続報が出る可能性があります。

流出した情報と、流出が確認されていない情報

第2報の記載を、対象と対象外に分けて表にします。

区分 項目 補足
流出した メールアドレス 96,477件。10月8日から10月29日に同行から配信したメールの一部
流出は確認されていない 氏名 客を特定する情報として明記
流出は確認されていない 住所 同上
流出は確認されていない 口座情報 同上
流出は確認されていない 暗証番号等 同上

対象の期間が「10月8日から10月29日に配信したメールの一部」と書かれている点に注目してください。この期間に琉球銀行からメールを受け取った人のうち、一部のアドレスが対象です。期間中にメールを受け取っていても、全員が対象とは限りません。反対に、期間外にしかメールを受け取っていない人は、今回の96,477件には含まれていないと読めます。

96,477件は「メールアドレス」の件数です。1人が複数のアドレスを登録していることもあるので、人数とは限りません。発表は人数を書いていないので、件数のまま読むのが正確です。

氏名や口座情報が流出していないということは、メールアドレスだけを手に入れた第三者は、それが誰のアドレスで、どの口座とつながっているかを、この件だけからは知ることができないということです。ただし、「琉球銀行からメールを受け取っているアドレス」だと知られている点は変わりません。偽のメールが銀行の名前で届く可能性は、ふだんより高いと考えて備えるのが安全です。

メールアドレスだけの流出で起きうること

「メールアドレスだけなら大したことはない」と感じる人もいるかもしれません。たしかに、メールアドレスだけでは口座からお金を引き出すことはできません。それでも、銀行から配信されたメールのアドレスが流出したことには、次のような意味があります。

1つ目は、偽のメールの宛先として使われることです。流出したアドレスは「琉球銀行と取引がある人のアドレス」として扱われる可能性があります。銀行の名前を出した偽のメールを送れば、受け取った人が本物だと思い込みやすくなります。でたらめなアドレスにばらまくメールより、だまされる人の割合が高くなりやすいのです。

2つ目は、ほかの情報と組み合わされることです。過去に別のサービスから流出した情報に同じメールアドレスが含まれていれば、氏名や電話番号と結び付けられることがあります。そうなると、名前入りの偽のメールや、電話番号へのSMSが届くことも考えられます。

3つ目は、迷惑メールが増えることです。直接の被害はなくても、大事なメールが埋もれたり、偽のメールに気づきにくくなったりします。

琉球銀行の発表は、流出したメールアドレス宛てに不審なメールやフィッシングメール等が送信される可能性があると注意を呼びかけています。フィッシングとは、本物そっくりの偽のメールやサイトで、IDやパスワード、カードの番号などをだまし取る手口のことです。メールアドレスの流出で起きうる被害の中心は、このフィッシングです。だからこそ、備えも「リンクを開かない」「入力しない」「自分から確かめる」の3つが中心になります。

委託先アララの件で分かっていること

琉球銀行の第2報は、委託先を、外部サービス「repica」の提供元であるアララ株式会社と書いています。本件の詳細は、アララの発表を確かめるよう案内しています。

アララ株式会社は、2026年11月2日に第2報を出しています。この第2報は、同社のメール配信サービス「アララメッセージ」への不正アクセスについての報告です。琉球銀行の発表は、「repica」とアララメッセージの関係を書いていないので、ここではアララの第2報に書かれた全体の状況を、背景として整理します。

項目 アララの第2報の記載
本サービスを経由した不正アクセス 10月28日から31日。契約企業の環境のサーバー97台(対象の契約企業は精査中、推計で最大約380社)から、メールアドレスと会員情報が外部に持ち出された(持ち出された恐れのあるものを含む)
持ち出されたメールアドレスの件数 約77百万件(精査中。最終ユーザー数を示すものではない)
不審メールの送信 10月28日から30日、送信元 [email protected]、件名「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等、最大約713万通
サービスの状況 10月31日に本サービスの提供をすべて停止。再開の時期は未定

この表の数字は、アララの契約企業全体についてのものです。琉球銀行の件数は、同行が発表した96,477件だけです。アララの数字と琉球銀行の数字を混ぜて読まないようにしてください。アララの窓口は契約企業向けのもので、個人の問い合わせ先ではありません。琉球銀行の客は、琉球銀行の窓口に問い合わせます。

アララの件の全体像は、アララの情報漏洩|アララメッセージへの不正アクセスで整理しています。

原因として発表されていること

琉球銀行の発表が書いている原因は、委託先のメール配信サービスへの第三者からの不正アクセスです。同行のシステムへの不正アクセスではないと明記しています。

委託先で何が起きたのか、どこから入られたのかについて、琉球銀行の発表は詳しく書いていません。詳細はアララの発表で確かめるよう案内しています。アララの第2報は、侵入の開始時期と経路を引き続き調べているとしています。原因の詳細は、2026年11月5日時点で調査中と受け取るのが正確です。

メール配信サービスとは、企業がお知らせやキャンペーンの案内を、多くの客にまとめて送るための外部の仕組みです。企業は配信先のメールアドレスをこのサービスに登録して使います。今回は、そのサービスの側で不正アクセスがあったため、登録されていたメールアドレスが外に出たという構図です。

なぜ銀行のメールが委託先から流出するのか

銀行に限らず、多くの企業は、客へのお知らせのメールを自社のシステムから直接送らず、メール配信を専門にする外部のサービスを使っています。何万通ものメールを、迷惑メールと判定されずに確実に届けるには、専門の設備と運用が必要だからです。こうした外部のサービスに仕事を任せることを「委託」と呼び、任された会社を「委託先」と呼びます。

委託先のサービスを使うとき、企業は配信先のメールアドレスをそのサービスに登録します。今回の琉球銀行の件では、2026年10月8日から10月29日に配信したメールの宛先の一部が、委託先の側から外に出ました。銀行の口座を管理するシステムとは別の場所にあったため、口座情報や暗証番号は含まれていないということです。

個人情報保護法では、企業が個人データの扱いを外部に任せる場合、任せた先を必要かつ適切に監督することが求められています。琉球銀行の発表が「委託先を含めた情報管理体制の一層の強化に努めてまいります」と書いているのは、こうした考え方に沿ったものです。

利用者の立場からは、自分の情報がどの会社に渡っているかをすべて把握するのは難しいものです。だからこそ、どこから流出しても困らないように、パスワードを使い回さない、リンクを開かずに公式の入口から入る、という基本の備えが効いてきます。

琉球銀行の対応

発表に書かれている同行の対応は、次のとおりです。

  • 関係事業者と連携し、流出した情報の確認を進めている
  • このサービスを使ったメール配信を停止し、安全性が確認されるまで配信しない
  • 対象のメールアドレスを確認し、特定でき次第、個別に知らせる
  • 関係事業者に原因究明と再発防止策の徹底を求める
  • 委託先を含めた情報管理の体制を強化する
  • 新たな情報が確認できたら、続報で知らせる

補償やお詫びの品については、発表に記載がありません。

メール配信を止めているので、ふだん琉球銀行から届いていたキャンペーンやお知らせのメールが、しばらく届かないことがあります。その間に「琉球銀行」を名乗るメールが届いたら、いつも以上に慎重に確かめてください。

自分が対象かを確かめる方法

対象になりうるのは、2026年10月8日から10月29日に琉球銀行からメールを受け取っていた人です。同行は、対象のメールアドレスを特定でき次第、個別に知らせるとしています。

確かめる手順は次のとおりです。

  1. メールの受信箱で、10月8日から10月29日に琉球銀行から届いたメールがあるかを確かめる。
  2. 同行から個別の案内が届いていないかを確かめる。
  3. 同行のサイトのインフォメーションで、続報を確かめる。
  4. 分からないことは、営業統括部のフリーダイヤルに電話で聞く。

個別の案内がメールで届いた場合も、メールのリンクから開かず、同行のサイトを自分で開いて、同じ内容のお知らせがあるかを確かめてから読むと安全です。対象かどうかを電話で確かめるときは、同行のサイトに載っている番号にこちらからかけてください。

本物の琉球銀行のメールとSMSを見分ける

琉球銀行は、「当行からのEメール・SMSおよび自動音声によるご案内について」というページで、同行が使う送信元のドメインと電話番号を公開しています。このページには、次のように書かれています。

本ページに記載されているドメインや電話番号以外から、URL付きのメールなどを送ることはありません。 また、緊急の対応を促すようなメール等にはURLを記載しません。 出典: 株式会社琉球銀行「当行からのEメール・SMSおよび自動音声によるご案内について」

同じページに載っているメールの送信元のドメインは、次のとおりです。

送信元のドメイン 主な用途
@ryugin.co.jp 商品・サービスの案内、各種メンテナンスや障害時の重要なお知らせ、りゅうぎんIDとアプリ関連の連絡など
@pr.ryugin.co.jp 同上
@ryugin-web.jp 各種ローンの申し込みや手続きに関する連絡
@rksd.jp りゅうぎんカード加盟店への連絡
@resv.jp 来店予約サービスに関するお知らせ

メール本文に載せるURLのドメインとして、form.ryugin.co.jp(申込フォームやアンケート)と sh.ryugin.co.jp(短縮URL)も示されています。SMSの送信元の番号も、用途ごとに一覧になっています。

このページで特に覚えておきたいのは、「緊急の対応を促すようなメール等にはURLを記載しません」という一文です。「口座が一時的に制限されました。こちらから本人確認をしてください」のように、急がせた上でリンクを開かせるメールは、送信元がどう表示されていても、琉球銀行のメールではないと判断できます。

ただし、送信元の表示は偽装されることがあります。ドメインが正しく見えても、急がせる内容や、暗証番号の入力を求める内容なら、開かずに同行に確かめてください。

銀行を装う偽メール・偽SMSの典型的な形

琉球銀行は、別のページ「銀行を装う不審なSMSやメール等にご注意ください!」で、銀行を装った不審なSMSや電子メールの手口を説明しています。リンクから偽の画面に誘導し、インターネットバンキングのIDやパスワード、カードの暗証番号など、不正送金に必要な情報をだまし取るというものです。

よく見られる文面の形を並べます。どれも、本物の銀行の連絡に見せかけたものです。

  • 「お客さまの口座の利用を一時的に制限しました。本人確認をお願いします」
  • 「不正なログインを検知しました。至急パスワードを変更してください」
  • 「取引目的の確認が必要です。期限までに回答がない場合、口座を凍結します」
  • 「セキュリティ強化のため、ワンタイムパスワードの再設定が必要です」
  • 「今回の情報流出のお詫びとして、補償の手続きをしてください」

最後の形は、今回のような流出の発表のあとに出てきやすいものです。琉球銀行の発表には、補償の手続きについての記載はありません。

同行は、インターネットバンキングの設定や更新の手続きのために、リンクを記載したメールを送って客の情報の入力を求めることはないとしています。また、職員が電話や訪問で、ワンタイムパスワードやログオンパスワードを聞くことはないとしています。こうした連絡が来たら、その時点で偽物と判断してかまいません。

偽のSMSの見分け方と、届いたときの対処は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で詳しく説明しています。

インターネットバンキングに入るときの習慣

偽のメールの多くは、本物そっくりのログイン画面に誘導して、IDやパスワードを入力させようとします。これを防ぐいちばん確かな方法は、メールやSMSのリンクからログイン画面に入らない習慣をつけることです。

琉球銀行は、銀行を装う不審なSMSやメールへの注意を呼びかけるページで、インターネットバンキングにログオンするときは、メールのリンクではなく、ワンタイムパスワードアプリの琉球銀行のロゴ(個人のみ)や、正規の同行のホームページからアクセスするよう案内しています。同じページには、正規のサイトのアドレスも示されています。同行のホームページは「ryugin.co.jp」の前に「www.」が付く形、インターネットバンキングは「ryugin.co.jp」の前に「direct.」が付く形です。ログインの前に、ブラウザのアドレス欄でこの形になっているかを確かめると、偽のサイトを見分ける手がかりになります。

この習慣を身につけるには、次のように準備しておくと楽です。

  1. 同行のホームページを、ブラウザのブックマークに登録しておく。
  2. スマートフォンでは、ワンタイムパスワードアプリや公式のアプリから入る。
  3. 検索結果の広告から入らない。偽のサイトが広告として表示されることがあるため、ブックマークか公式アプリを使う。
  4. ログイン画面のアドレスが正規のものかを、入力の前に確かめる。

家族のスマートフォンにも同じブックマークや公式アプリを用意しておくと、家族がメールのリンクから偽のサイトに入ってしまう心配を減らせます。

どれも、いつもと同じ入口から入るというだけのことです。この習慣があれば、メールの文面がどれほど本物らしくても、偽の画面に情報を入力することはありません。

琉球銀行からメールを受け取っている人がすること

流出したのはメールアドレスだけなので、することは偽の連絡への備えが中心になります。順に並べます。

  1. 琉球銀行を名乗るメールやSMSのリンクを開かない。インターネットバンキングには、同行の正規のホームページか、ワンタイムパスワードアプリのロゴ(個人の場合)から入る。
  2. 暗証番号、ログインID、パスワード、ワンタイムパスワードを、メール・SMS・電話で求められても答えない。
  3. 心当たりのない連絡が来たら、同行のサイトに載っている問い合わせ先に、自分から連絡して確かめる。
  4. 同じメールアドレスで登録しているほかのサービスに、急な通知が届いても、リンクから開かずに公式のアプリやブックマークから確かめる。
  5. 同行のサイトで続報を確かめる。

口座の入出金の明細を、ふだんより少しこまめに見ておくのも、安心につながります。今回の件では口座情報の流出は確認されていませんが、偽のメールで別の経路から情報をだまし取られた場合に、早く気づけるからです。

メールアドレスそのものを変える必要があるかどうかは、人によって違います。迷惑メールが目に見えて増えた場合や、偽の連絡が続く場合は、銀行に登録するメールアドレスを変えることも選択肢になります。変えるときは、同行の正規の手続きで行ってください。

家族や身近な人と共有しておきたいこと

琉球銀行は沖縄県を地盤とする銀行で、親子や夫婦で同じ銀行に口座を持っている家庭も多いはずです。自分は気をつけていても、家族が偽のメールやSMSにだまされることがあります。特に、スマートフォンに慣れていない家族がいる場合は、次のことを共有しておくと安心です。

  • 銀行は、メールやSMSで暗証番号やパスワードを聞かない
  • 「口座が止まる」「今日中に」など急がせる連絡は、まず疑う
  • 届いた連絡のリンクや電話番号は使わず、キャッシュカードの裏面や通帳に載っている番号に電話する
  • 迷ったら、家族か銀行の窓口に相談してから動く

琉球銀行は、自動音声による案内も行っていることを、送信元の一覧のページで公開しています。そのページには、表に載っていない番号からの着信や、心当たりのない内容の案内は詐欺の可能性があるとも書かれています。電話での案内に慣れていない家族には、このページを一緒に見て、本物の連絡がどんな形で来るのかを確かめておくとよいでしょう。

偽の連絡に気づいたら、家族の中で共有することも大切です。同じ文面のメールが家族のほかの人にも届いていることがあるからです。1人が気づいて知らせれば、ほかの人が誤ってリンクを開くのを防げます。

メール配信が止まっている間に気をつけたいこと

琉球銀行は、今回の件で、委託先のサービスを使ったメール配信を止めています。安全性が確認されるまで、このサービスを使った配信は行わないとしています。

ふだん同行からキャンペーンやお知らせのメールを受け取っていた人は、しばらくそうしたメールが届かなくなる可能性があります。この「届かない期間」に、「配信を再開しました」「登録情報を更新してください」といった偽のメールが届くと、本物と思い込みやすくなります。

配信の再開や、登録情報の確認が本当に必要な場合は、同行のサイトのインフォメーションにもお知らせが出ると考えるのが自然です。メールだけで手続きを求められたら、同行のサイトで同じ内容のお知らせがあるかを確かめてから動いてください。

また、同行が公開している送信元の一覧のページには、メールとSMSの配信停止の方法も書かれています。SMSで配信を止められるのは、商品・サービス・キャンペーンに関する案内だけで、事務手続きや重要な案内には配信停止の機能がないとされています。受け取る必要のない案内を止めておくと、受信箱に届く銀行名のメールが減り、偽物に気づきやすくなります。ただし、配信停止の手続きをするときも、届いたメールのリンクが本物かどうかを先に確かめ、迷ったら同行の窓口に方法を聞くのが安全です。

もし偽のメールで情報を入力してしまったら

偽のメールやSMSのリンクを開き、情報を入力してしまったときは、時間との勝負です。入力した情報によって、連絡する先が変わります。

入力してしまった情報 すぐにすること
インターネットバンキングのID・パスワード 琉球銀行の問い合わせ先に連絡し、パスワードの変更や利用停止を相談する
キャッシュカードの暗証番号 琉球銀行に連絡し、カードの利用停止を相談する
ワンタイムパスワード すぐに琉球銀行に連絡する(不正送金に使われるおそれがある)
クレジットカードの番号 カード会社の公式の窓口に連絡し、カードの停止を相談する
ほかのサービスのパスワード そのサービスのパスワードを変え、同じパスワードを使っているサービスも変える

連絡するときは、偽のメールに書かれた番号ではなく、同行のサイトやキャッシュカードの裏面など、自分で確かめた番号を使ってください。入力してしまったあとの順番は、フィッシング詐欺で入力してしまったらで詳しく説明しています。

恥ずかしがって連絡を後回しにすると、被害が広がることがあります。少しでも不安があれば、早めに連絡するのが確実です。

続報で確かめたいこと

2026年11月5日時点の第2報は、対象のメールアドレスの確認が続いている段階です。続報が出たときに確かめたい点を並べます。

項目 2026年11月5日時点 続報で確かめたいこと
件数 96,477件 件数が変わっていないか
対象の期間 10月8日から10月29日に配信したメールの一部 期間や範囲が広がっていないか
流出した項目 メールアドレスのみ ほかの項目が見つかっていないか
個別の連絡 特定でき次第、個別に知らせる 連絡の方法と時期
メール配信 停止中 再開するか、別の手段に切り替えるか

続報は、同行のサイトのインフォメーションに出ます。報道で先に情報が出ることもありますが、自分が対象かどうかの判断は、同行の発表で確かめるのが確実です。アララの側の続報も、委託先全体の状況を知る手がかりになりますが、琉球銀行の件数や対象は、あくまで同行の発表で確かめてください。

問い合わせ窓口

第2報に載っている問い合わせ先は、次のとおりです。

窓口 内容
担当部署 琉球銀行 営業統括部
フリーダイヤル 0120-19-8689
受付時間 午前9時から午後5時(土日祝日除く)

電話をかける前に、琉球銀行から届いていたメールの日付、登録しているメールアドレス、届いた不審なメールやSMSがあればその日時と内容を手元にまとめておくと、やり取りが短く済みます。

この番号は、同行の「当行からのEメール・SMSおよび自動音声によるご案内について」のページでも、営業統括部の問い合わせ先として示されています。窓口の番号は、必ず同行のサイトで確かめてから使ってください。

在宅で仕事をする人が気をつけたいこと

在宅で仕事をしている人の中には、報酬の受け取りや経費の支払いに、地元の銀行の口座を使っている人も多いはずです。仕事用のメールアドレスを銀行に登録している場合、仕事の受信箱に銀行を名乗る偽のメールが届くことがあります。取引先からの請求書や支払いの連絡に紛れて届くと、見分けにくくなります。

仕事のメールに偽のメールが届くと、うっかりリンクを開いて端末が悪意のあるプログラムに感染し、取引先から預かったファイルや顧客の連絡先まで危険にさらすことがあります。フリーランスや個人事業主も、取引先の個人情報をデータベースとして扱っていれば、個人情報保護法の「個人情報取扱事業者」に当たる場合があります。個人情報保護委員会は、不正アクセスなど不正の目的で行われたおそれのある漏えい等や、本人の数が1,000人を超える漏えい等を報告の対象として挙げ、発覚したらまずは速やかに報告するよう求めています。詳しくは個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」で確かめてください。自分が報告の対象になるかは事情で変わるので、迷ったときは同委員会の相談窓口で確かめるのが確実です。

在宅の働き手が自分でできる備えは、次のとおりです。

  • 銀行やカード会社に登録するメールアドレスと、取引先とやり取りするアドレスを分ける
  • インターネットバンキングには、ブックマークか公式アプリから入る
  • 仕事で使うサービスのログインに、多要素認証(パスワードに加えて別の要素で本人を確かめる仕組み)を設定する
  • 支払いや振込先の変更の連絡は、普段の連絡手段で確かめ直す

多要素認証の仕組みと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較で解説しています。

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く安定して仕事を続ける人ほど、お金の受け取りと仕事の連絡の経路をきちんと分け、急ぎの連絡ほど一度立ち止まって確かめる習慣を持っています。その小さな習慣が、詐欺の被害から自分と取引先の両方を守ることにつながります。

セキュリティの知識を仕事に生かす

今回のように、企業がメール配信を外部に任せ、その委託先で不正アクセスが起きる事案は、銀行に限らず多くの業種で起きています。委託先の管理や、客への説明、偽の連絡への注意喚起の文面づくりなど、事案のあとにはセキュリティに関わる作業が増えます。組織として偽のメールへの備えを進めたい人には、フィッシングメール模擬訓練の効果と従業員教育ガイドが参考になります。

セキュリティに関わる在宅の仕事の種類と探し方は、@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。まずは自分が使っている銀行やサービスの公式の送信元を確かめ、偽の連絡を見分ける習慣をつけるところから始められます。

琉球銀行の件は、2026年11月5日時点で対象のメールアドレスの特定が続いています。続報は琉球銀行のサイトのインフォメーションで確かめてください。

よくある質問

Q. 琉球銀行の情報漏洩で、口座番号や暗証番号は流出しましたか?

2026年11月4日の第2報では、流出したのはメールアドレス96,477件で、氏名、住所、口座情報、暗証番号等の流出は確認されていないとされています。同行のシステムへの不正アクセスではなく、メール配信に使っていた外部サービス「repica」の提供元アララ株式会社で起きた件です。

Q. 自分のメールアドレスが対象かどうかは、どう確かめればよいですか?

対象は、2026年10月8日から10月29日に琉球銀行から配信したメールの一部です。同行は対象のアドレスを確認中で、特定でき次第、個別に知らせるとしています。分からないときは、営業統括部のフリーダイヤル0120-19-8689(午前9時から午後5時、土日祝日除く)で確かめられます。

Q. 琉球銀行を名乗るメールが届きました。本物かどうか見分けられますか?

同行は、公開している送信元のドメインや電話番号以外からURL付きのメールを送ることはなく、緊急の対応を促すメールにはURLを記載しないとしています。口座の制限や本人確認を急がせてリンクを開かせるメールは、開かずに同行の窓口に確かめてください。

Q. アララに問い合わせれば、自分が対象か分かりますか?

アララ株式会社の問い合わせ窓口は、サービスを導入している契約企業向けのものです。琉球銀行の客は、琉球銀行の営業統括部に問い合わせます。アララの発表にある約77百万件などの数字は契約企業全体のもので、琉球銀行の件数は同行が発表した96,477件です。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月7日
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