コナカ・サマンサタバサのメールアドレス流出|repica経由 434,414件 フィットハウスも対象 2026


この記事のポイント
- ✓コナカの情報漏洩について
- ✓2026年11月5日のコナカの適時開示とサマンサタバサのお知らせをもとに整理
- ✓メール配信サービスrepicaの提供元アララへの不正アクセスで
コナカの情報漏洩について、株式会社コナカは2026年11月5日、連結子会社の株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドと株式会社バーンデストローズジャパンリミテッドがメール配信に使っている外部サービス「repica」の提供元、アララ株式会社のサーバーが不正アクセスを受け、客のメールアドレス434,414件が外部に出たと発表しました。 対象は、サマンサタバサ公式オンラインショップ、バーンデストローズ公式オンラインショップ、フィットハウス公式オンラインショップ、フィットハウスのアプリに登録したメールアドレスで、名前、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード情報などの流出は確認されていないとされています。 登録している人がまずすることは、この件に便乗した不審なメールのURLや添付ファイルを開かず、IDやパスワード、カード情報を入力しないことです。
この記事は、2026年11月6日時点でサマンサタバサ公式オンラインショップのお知らせと、コナカの適時開示(東京証券取引所の開示)を開き直し、委託先のアララ株式会社が2026年11月2日に出した第2報とあわせて確かめた内容だけで書いています。報道に出ている別の件の数字や、公式に書かれていない推測は入れていません。
コナカとサマンサタバサの発表で何が起きたのか
「コナカ 情報 漏洩」と検索した人の多くは、サマンサタバサやフィットハウスの通販、アプリを使っていて、「自分の情報が漏れたのか」「カード番号は大丈夫か」「何に気をつければいいのか」を知りたいはずです。最初に、発表の骨子を整理します。
- コナカの連結子会社のサマンサタバサジャパンリミテッドとバーンデストローズジャパンリミテッドは、メール配信に外部サービス「repica」を使っている
- repica の提供元であるアララ株式会社のサーバーが、第三者による不正アクセスを受けた
- その結果、客のメールアドレスが外部に流出したことが判明した
- 対象は4つの通販サイトとアプリに登録したメールアドレスで、件数は434,414件
- 名前、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード情報などの流出は確認されていない
- 客へのメール配信のシステムは一時停止しており、復旧したら対象の客に個別の案内を送る
発表の言い方は「外部に流出したことが判明いたしました」です。可能性ではなく、流出が判明したと書いています。件数も「434,414件」と1件単位で示されています。
いちばん大事なのは、流出したとされているのがメールアドレスだという点です。店舗やオンラインショップでの購入履歴、ポイントの残高、ログインのパスワード、カード番号が流出したという発表ではありません。慌ててカードを止めたり、会員をやめたりする前に、何が対象で何が確認されていないのかを正しく押さえることが、余計な手間と二次被害を避ける近道になります。
公表の経緯と2つの発表
今回の件は、2026年11月5日に2つの形で公表されました。コナカは東京証券取引所の適時開示として15時00分に発表し、サマンサタバサは同じ日に公式オンラインショップのお知らせとして掲載しています。どちらも第何報かの記載はありません。2026年11月6日時点で続報は出ていません。
| 日付 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 2026年10月29日 | アララ株式会社が、自社のメール配信サービスへの不正アクセスについて第1報を公表 | アララ株式会社 |
| 2026年10月31日 | アララ株式会社がメール配信サービスの提供をすべて停止 | アララ株式会社の第2報 |
| 2026年11月2日 | アララ株式会社が第2報を公表(契約企業の環境にも被害が広がったと発表) | アララ株式会社 |
| 2026年11月5日 | コナカが適時開示で公表、サマンサタバサが公式オンラインショップで公表 | コナカ、サマンサタバサ |
サマンサタバサのお知らせの中心の部分を、原文のまま引用します。
このたび当社及び株式会社バーンデストローズジャパンリミテッドがメール配信に利用している外部サービス「repica」の提供元であるアララ株式会社のサーバーが第三者による不正アクセスを受け、お客様のメールアドレスが外部に流出したことが判明いたしました。 出典: サマンサタバサ公式オンラインショップ「メールマガジン配信サービス提供元における不正アクセスに関するお詫びとお知らせ」
コナカの適時開示も、ほぼ同じ文面です。違いは、コナカの開示では本文の動詞が「外部に流失した」、見出しが「流出した情報」となっている点と、業績への影響の項目がある点です。この記事では引用以外は「流出」と書きます。コナカの開示は適時開示のPDFで読めますが、適時開示のPDFは一定の期間を過ぎると読めなくなることがあるので、続報を確かめるときはサマンサタバサのお知らせのページを見るのが確実です。
どちらの発表にも、いつ不正アクセスを把握したか、いつアララから報告を受けたかの日時は書かれていません。発表は「今後、新たな事実が判明した場合は、当社ウェブサイト等でお知らせいたします」と結んでいます。
流出した情報と、確認されていない情報
発表に書かれている情報を、流出した情報と、流出が確認されていない情報に分けて表にします。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 流出した情報 | メールアドレス |
| 件数 | 434,414件(4つのサービスの合計。サービスごとの内訳の記載なし) |
| 対象のサービス | サマンサタバサ公式オンラインショップ |
| 対象のサービス | バーンデストローズ公式オンラインショップ |
| 対象のサービス | フィットハウス公式オンラインショップ |
| 対象のサービス | フィットハウスのアプリ(コナカの開示は「フィットハウスアプリ」、サマンサタバサのお知らせは「フィットハウス公式アプリ」と表記) |
| 流出が確認されていない情報 | お名前、ご住所、お電話番号、パスワード、クレジットカード情報等 |
件数の434,414件は、4つのサービスに登録したメールアドレスの合計として書かれています。サービスごとの内訳は公式に無いので、「サマンサタバサの分は何件」と割り振って読むのは避けてください。また、同じ人が複数のサービスに同じアドレスで登録している場合もありうるので、434,414件がそのまま人数を表すとは限りません。
「確認されておりません」という言い方にも注意が要ります。これは、2026年11月5日の発表時点で流出が確認されていない、という意味です。委託先のアララ株式会社は第2報で、契約企業が配信サービスに登録した項目は企業ごとに違い、氏名、性別、生年月日、電話番号、会員番号、住所などが含まれる場合があると説明しています。ただし、これはアララのサービス全体の説明です。コナカとサマンサタバサの発表は、名前や住所などの流出は確認されていないとしているので、この記事でもその表現のまま扱います。
なお、店頭のコナカやスーツの店舗の会員の情報が対象だとは、発表には書かれていません。対象は上の4つのサービスに登録したメールアドレスです。
repica とアララ株式会社の第2報
repica(レピカ)は、アララ株式会社が提供しているメール配信などのサービスの名前です。サマンサタバサとバーンデストローズは、客へのメールマガジンを送るためにこのサービスを使っていました。メールマガジンのような一斉配信は、送り先のアドレスを配信サービスの側に預けて送る仕組みが一般的で、その預け先のサーバーが攻撃を受けた形です。
コナカとサマンサタバサの発表は、本件の詳細はアララ株式会社の発表が最新になるとして、アララの案内のページを示しています。そのページでは、サービスの停止の対象として「アララ メッセージとASP repicaシリーズをご利用のすべてのお客様」と書かれ、ASP repica の各サービスが停止の対象に並んでいます。
アララ株式会社は2026年11月2日に第2報を出しています。コナカの発表とは別の文書なので、数字を混ぜずに、背景として読める範囲だけを整理します。
| 区分 | アララ株式会社の第2報の記載 |
|---|---|
| 本サービスを経由した不正アクセス | 10月28日から31日。契約企業の環境のサーバー97台(最大約380社、精査中)から、メールアドレスと会員情報が外部に持ち出された(持ち出された恐れのあるものを含む)。メールアドレスは約77百万件(精査中、最終ユーザー数ではない) |
| 不審メールの送信 | 10月28日から30日。送信元 [email protected]、件名「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等、最大約713万通 |
| サービス | 10月31日に本サービスの提供をすべて停止。再開は未定 |
アララの数字は、多くの契約企業の合計で、コナカグループの件数とは別物です。コナカグループの件数は、あくまで発表された434,414件です。アララは、件数は精査中で、結果は第3報で知らせるとしています。アララは第2報で、自社のサービスではクレジットカード番号を一切保有していないとも書いています。コナカの発表の「クレジットカード情報等の流出は確認されておりません」という記載と食い違いはありません。
同じ委託先をめぐる公表は、企業や自治体から多く出ています。全体の流れはアララの情報漏洩|アララメッセージへの不正アクセス 第2報でメールアドレス約77百万件(精査中)最大約380社 公表した企業と自治体 2026で整理しています。小売のメールマガジンで起きた同じ委託先の例としては、ビックカメラの情報漏洩の可能性|コジマ・ソフマップと連名 メールマガジン登録者のメールアドレス等 グループ合計約1,490万件 アララ経由 確かめること 2026も参考になります。
原因について発表されていること
コナカとサマンサタバサの発表に書かれている原因は、「repica」の提供元であるアララ株式会社のサーバーが第三者による不正アクセスを受けた、という範囲です。侵入の方法や時期は、コナカの発表には書かれていません。
委託先のアララ株式会社は第2報で、第1報で「Webサーバーの脆弱性を第三者に悪用されたもの」と知らせた点について、調査の結果、その脆弱性に加えてシステム環境における問題も関係していたと更新しています。侵入の開始時期と経路は、引き続き調査中としています。
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、ソフトウエアの作りの弱い部分のことです。攻撃者はそこを突いて中に入り込みます。メール配信のように多くの企業が同じ仕組みを使うサービスでは、1か所の弱点から多くの企業のデータに影響が広がることがあります。ファッション、家電、金融、自治体と、業種の違う組織から同じ時期に公表が相次いでいるのは、この構造によるものです。
コナカグループのシステムそのものに不正アクセスがあったという発表ではない点も、押さえておくと冷静に読めます。オンラインショップのサーバーや会員のログインの仕組みが破られたのではなく、メールマガジンを送るために預けていたアドレスが、預け先で外に出たという構図です。
コナカグループの対応
発表に書かれている対応は、次のとおりです。
- アララ株式会社に詳細な調査を求めている
- 個人情報保護委員会への報告など、必要な対応を進めている
- 調査結果を踏まえ、個人情報の管理体制の強化と再発防止に努める
- 客へのメール配信のシステムは一時停止している
- 対象の客には、メール配信のシステムが復旧したら個別の案内を送る
- 新たな事実が判明したら、サマンサタバサジャパンリミテッドのウェブサイトなどで知らせる
- 現時点で、連結業績への影響は確認されていない(コナカの開示)
お詫びの品やポイントの付与といった補償については、発表に書かれていません。補償の有無を推測して待つのではなく、届く案内に書かれた内容を確かめてください。
メール配信のシステムが止まっているため、2026年11月6日時点では、サマンサタバサやフィットハウスからのメールマガジンが届かない状態になっていると考えられます。発表は、復旧してから対象の客に個別の案内を送るとしています。つまり、いま「流出のお知らせ」と称するメールが届いても、それが発表どおりの本物の案内かどうかは慎重に確かめる必要があります。
自分が対象かを確かめる方法
まず、自分が次の4つのどれかにメールアドレスを登録しているかを思い出してください。
- サマンサタバサ公式オンラインショップ
- バーンデストローズ公式オンラインショップ
- フィットハウス公式オンラインショップ
- フィットハウスのアプリ
受信箱を「サマンサタバサ」「Samantha」「バーンデストローズ」「フィットハウス」などの語で検索すると、登録しているかの目安になります。アプリの場合は、アプリの会員情報の画面で登録しているメールアドレスを確かめられることがあります。
複数のメールアドレスを使い分けている人は、どのアドレスで登録したかを覚えていないこともあります。その場合は、使っているアドレスそれぞれの受信箱で同じ検索をしてください。登録していたアドレスが分かったら、そのアドレスに届くメールを、しばらくのあいだ特に注意して扱うようにします。すでに使っていない古いアドレスで登録していた場合も、対象になりうる点は変わりません。
次に、発表には「対象のお客様には、メール配信システムが復旧次第、個別のご案内もご送付いたします」とあります。案内が届くまでのあいだに確かめたい人は、サマンサタバサグループカスタマーセンターのお問い合わせフォームに問い合わせるのが確実です。電話の窓口は発表に載っていません。
注意したいのは、メールで届いた「対象者のご案内」の中のリンクから個人情報を入力しないことです。発表は、サマンサタバサとバーンデストローズが客にパスワードやカード情報の入力をメールで頼むことはないと明記しています。本物の案内か見分けがつかないときは、メールのリンクではなく、自分でブックマークしている公式オンラインショップから確かめてください。
登録している人がすること
対象の情報がメールアドレスであることから、気をつける中心は偽のメールです。発表は、今後この件に便乗した不審なメールが届く可能性があるとして、心当たりのないメールの本文のURLを開いたり添付ファイルを開いたりせず、IDやパスワード、個人情報などを入力しないよう呼びかけています。
- サマンサタバサ、バーンデストローズ、フィットハウス、アララを名乗るメールのリンクや添付ファイルを、すぐに開かない
- 「ポイントが失効する」「注文が保留になった」「お詫びのクーポンを送る」など、急がせる文面に応じない
- メールでパスワードやカード情報の入力を求められたら、入力しない(発表も、メールで頼むことはないと明記)
- 2026年10月28日から30日に送信元 [email protected] から「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等の件名のメールを受け取っていたら、本文のURLにアクセスせず削除する(アララの第2報のお願い)
- 万一、リンク先でカード情報を入力してしまったら、すぐにカード発行会社に連絡する
偽のメールの見分け方は、差出人の表示名ではなくメールアドレスの綴り、リンク先のドメイン、急がせる言い回しの3点で判断するのが基本です。詳しい手順はフィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で解説しています。すでに偽のページで何かを入力してしまった場合は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすること 2026の順番で対応してください。
パスワードの流出は確認されていないとされているので、このニュースだけを理由にパスワードを変える必要は、発表の範囲では示されていません。ただし、オンラインショップと同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを、ほかのサービスでも使い回している人は、今回の件と関係なく見直しておくと安心です。変える順番はパスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026にまとめています。
偽のメールで狙われやすい文面
ファッションの通販のメールマガジンを受け取っている人は、普段から「新作入荷」「セール」「ポイント還元」「クーポン配布」のメールに慣れています。攻撃者は、こうした慣れを利用して、本物に似せた件名を付けてくることがあります。
一般に注意したい文面の例は、次のとおりです。
- 「会員ポイントの有効期限が本日までです」と書き、ログインを急がせる
- 「ご注文の決済が完了していません」と書き、カード情報の再入力を求める
- 「メールアドレス流出のお詫びとしてクーポンを差し上げます」と書き、会員情報やカード番号の入力を求める
- 「アカウントの安全確認が必要です」と書き、パスワードの入力を求める
- 「ご注文の商品をお届けできませんでした」と書き、知らないサイトへ誘導する
どれも、発表に書かれた手続きではありません。発表は、メール配信のシステムが復旧してから個別の案内を送るとしていて、その案内でパスワードやカード情報の入力を頼むことはないと書いています。発表に無い手続きを求める連絡は、まず疑ってかかるのが安全です。
メールアドレスが過去の漏えいに含まれていたかを外部のサービスで調べる方法もあります。使い方はHave I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で解説していますが、今回の件がそうしたサービスに載るかどうかは分かりません。載っていないことを「対象外」の根拠にはせず、届く案内と公式の窓口で確かめてください。
届いたメールが本物かを確かめる手順
サマンサタバサやフィットハウスを名乗るメールが届いたとき、本物かどうかを落ち着いて確かめる手順を整理します。どれもスマートフォンでできる確認です。
- 差出人の表示名ではなく、メールアドレスそのものを開いて確かめる。表示名は誰でも自由に付けられるため、ブランド名が表示されていても本物とは限らない
- 本文のリンクを押す前に、リンク先のアドレスを確かめる。パソコンならマウスを重ねる、スマートフォンなら長押しで表示できる。公式サイトに似せた別のドメインになっていないかを見る
- 「本日中」「24時間以内」など、期限を区切って急がせる言い回しがないかを見る
- 入力を求められている項目を確かめる。パスワードやカード情報をメールで求めることはないと、発表が明記している
- 少しでも迷ったら、メールを閉じて、自分のブックマークやアプリから公式オンラインショップを開き直す
このうち1と2は、最も見落としやすい点です。偽のメールは、ロゴや商品の写真を本物からそのまま写していることが多く、見た目だけでは区別がつきません。アドレスとリンク先の2か所を見る習慣をつけておくと、多くの偽のメールはその場で見分けられます。
見分けに自信がないメールは、削除する前に件名と受け取った日時を控えておくと、問い合わせのときに役立ちます。返信したり、本文に書かれた電話番号にかけたりするのは避けてください。
メールアドレスが流出したときに起こりうること
メールアドレスは、それだけではお金を引き出したり、アカウントに入ったりできる情報ではありません。それでも注意が要るのは、「このアドレスの持ち主は、サマンサタバサやフィットハウスの通販に登録している」という組み合わせが攻撃者の手に渡る可能性があるからです。
一般に、メールアドレスと利用しているサービスの名前が結び付くと、次のようなことが起こりやすくなります。
- 実在のブランド名を名乗る、本物らしいフィッシングメールが届く
- 「お詫び」「返金」「クーポン」を口実に、個人情報の入力を求める連絡が来る
- 迷惑メールの量が増える
- 同じアドレスで登録している別のサービスへの、パスワードの使い回しを狙ったログインの試みが増える
最後の点は、メールアドレスがログインIDを兼ねているサービスで起こりやすくなります。パスワードを使い回していなければ、アドレスだけで入られることは基本的にありません。使い回しをやめておくことが、アドレスが外に出たときの最も効く備えになります。
迷惑メールが増えたと感じたら、メールソフトやスマートフォンの迷惑メールの振り分けを強めに設定しておくと、偽のメールを目にする回数そのものを減らせます。振り分けられたメールの中に、メール配信の復旧後に届く本物の個別の案内が紛れていないかは、ときどき確かめてください。
メールマガジンの登録を見直したいとき
今回の発表をきっかけに、メールマガジンの受け取りをやめたいと考える人もいるはずです。配信を止めたいときは、メールの本文に書かれた配信停止のリンクを押すのではなく、公式オンラインショップやアプリに自分でアクセスし、会員情報の画面から受け取りの設定を変えるのが安全です。偽のメールにも「配信停止はこちら」というリンクが入っていることがあり、押すとアドレスが使われていることを相手に知らせてしまう場合があるためです。
ただし、メール配信のシステムは一時停止中と発表されています。設定の画面がふだんと違う動きをすることも考えられます。うまくいかないときは、無理に操作を続けず、お問い合わせフォームで確かめてください。
また、配信を止めても、すでに委託先の側から外に出たアドレスが取り消されるわけではありません。配信を止めることと、偽のメールに気をつけることは別の話として考えてください。復旧後に届く個別の案内を受け取るためにも、慌てて登録を消す前に、案内がどこに届くかを考えておくと安心です。
今後の続報で確かめたい点
2026年11月6日時点の発表には書かれておらず、続報で明らかになる可能性がある点を整理します。
- 4つのサービスそれぞれの件数の内訳
- メール配信のシステムがいつ復旧し、個別の案内がいつ届くか
- アララの調査で、メールアドレス以外の項目が見つかったかどうか
- 二次被害が確認されたかどうか
コナカとサマンサタバサは、新たな事実が判明した場合はサマンサタバサジャパンリミテッドのウェブサイトなどで知らせるとしています。委託先のアララ株式会社は、件数などは精査中で、結果は第3報で知らせるとしています。アララの第3報で全体の数字が変わっても、それがそのままコナカグループの件数の変更を意味するわけではありません。
続報を追うときは、報道の見出しよりも、サマンサタバサ公式オンラインショップのお知らせのページを直接開いて日付を確かめるのが確実です。コナカについては、過去に別の件で不正アクセスの報道が出たこともあり、検索結果にはそうした古い記事が並ぶことがあります。今回の件は2026年11月5日付の、repica の提供元への不正アクセスによるものです。日付と原因の違う記事を混ぜて読まないよう注意してください。
問い合わせ窓口
発表に載っている窓口は、次のとおりです。
| 窓口の名称 | 方法 | 備考 |
|---|---|---|
| サマンサタバサグループカスタマーセンター | お問い合わせフォーム(サマンサタバサ公式オンラインショップの「お問い合わせ」) | 電話の窓口の記載なし |
問い合わせのときは、どのサービスに登録していたか、登録しているメールアドレス、不審なメールが届いているならその件名と受け取った日時をまとめておくと、やり取りが早く進みます。お問い合わせフォームは、メールのリンクからではなく、自分で開いた公式オンラインショップの「お問い合わせ」から開いてください。
コナカの適時開示には管理本部の電話番号も載っていますが、これは開示の問い合わせ先として記されたもので、客向けの窓口として書かれているのはサマンサタバサグループカスタマーセンターです。アララ株式会社の第2報に載っている問い合わせ先は、メール配信サービスを導入している契約企業向けの窓口で、個人の利用者向けではありません。
家族に伝えるときのポイント
ファッションの通販やアプリは、家族の誰かが自分の分と家族の分をまとめて登録していることがあります。贈り物を買うために家族のアドレスで登録した、という場合もあるはずです。家族に伝えるときは、次の3点に絞ると誤解が起きにくくなります。
- 流出したのは4つのサービスに登録したメールアドレスで、名前、住所、電話番号、パスワード、カード情報などの流出は確認されていないと発表されている
- サマンサタバサやフィットハウスを名乗るメールが来ても、リンクからパスワードやカード情報を入力しない
- 気になるときは、メールのリンクではなく、自分で開いた公式オンラインショップのお問い合わせフォームで確かめる
高齢の家族には、「お詫びのクーポンを受け取る手続き」のような名目で個人情報の入力を求められたら、入力する前に相談してほしいと伝えておくと安心です。家族で1つのメールアドレスを共有している場合は、偽のメールらしいものが届いたら開いた人が家族に知らせ、同じメールに別の人が応じないようにしておくと、被害が広がるのを防げます。
学生の子どもが自分のスマートフォンでフィットハウスのアプリやサマンサタバサの通販を使っている家庭では、子どもにも「ブランドの名前が入っていても、メールのリンクからカード番号は入れない」と一言伝えておくと、慣れない手口に引っかかる心配を減らせます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で仕事をする人の中には、通販の登録と仕事の連絡を、同じメールアドレスで受け取っている人もいます。その場合、ブランドを名乗る偽のメールは、取引先からの請求書や発注のメールと同じ受信箱に届きます。仕事の合間に開いてしまいやすいので、普段より慎重に扱う必要があります。
仕事のアドレスに届いた偽のメールで、うっかりリンクを開いて端末がマルウエア(悪意のあるプログラム)に感染すると、取引先から預かったファイルや顧客の連絡先まで危険にさらすことがあります。フリーランスや個人事業主も、取引先の個人情報を扱えば個人情報保護法の「個人情報取扱事業者」に当たる場合があり、漏えい等が起きたときには報告や本人への通知が求められることがあります。個人情報保護委員会は、不正アクセスなど不正の目的で行われたおそれのある漏えい等や、本人の数が1,000人を超える漏えい等を報告の対象として挙げ、発覚したらまずは速やかに報告するよう求めています。詳しくは個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」で確かめてください。
自分の仕事でもメールマガジンの配信を外部のサービスに任せている人は、今回の件を見直しの機会にできます。配信サービスにどの項目を登録しているか、使っていない古い名簿が残っていないか、管理画面のパスワードや二段階の確認が設定されているかを確かめておくと、委託先で何か起きたときに影響の範囲をすぐに答えられます。中小の事業者がどんな対策から手をつけるとよいかは、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法で全体像をつかめます。
仕事で守りたい基本は、次の3つです。
- 買い物やメールマガジン用のアドレスと、取引先とのやり取りに使うアドレスを分ける
- 仕事用のアカウントには、多要素認証(パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなどで本人を確かめる仕組み)を設定する
- 取引先から預かったファイルは、買い物用のアカウントやメールに転送しない
アカウントを守る力を仕事に生かす
今回の件のように、利用者が自分で何も操作していなくても、委託先が攻撃を受けて情報が外に出ることがあります。だからこそ、届いたメールを落ち着いて見分ける力や、アカウントを守る設定を整える力は、在宅で働く人にとって仕事の信頼を守る土台になります。
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた中で見えてきた傾向として、取引先から長く任される人ほど、預かった情報の扱い方や連絡の手順を最初に確かめています。セキュリティの知識は、それ自体を仕事にすることもできます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
コナカとサマンサタバサは、メール配信のシステムが復旧したら対象の客に個別の案内を送るとしています。4つのサービスに登録している人は、届く案内と公式のお知らせを、日付を確かめながら追ってください。
よくある質問
Q. コナカの情報漏洩で、クレジットカード番号も漏れたのですか?
コナカとサマンサタバサの発表では、流出した情報は4つのサービスに登録したメールアドレスで、名前、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード情報などの流出は確認されていないとされています。委託先のアララも、自社のサービスではカード番号を保有していないと説明しています。偽のメールからカード番号を入力させる手口には注意が必要です。
Q. どのサービスに登録していると対象になりますか?
発表に書かれている対象は、サマンサタバサ公式オンラインショップ、バーンデストローズ公式オンラインショップ、フィットハウス公式オンラインショップ、フィットハウスのアプリの4つです。件数の434,414件は4つの合計で、サービスごとの内訳は書かれていません。自分が当てはまるかは、個別の案内かお問い合わせフォームで確かめてください。
Q. パスワードは変えたほうがよいですか?
発表ではパスワードの流出は確認されていないとされているため、この件だけを理由に変える必要は示されていません。ただし、同じメールアドレスとパスワードをほかのサービスでも使い回している場合は、別の漏えいに備えて見直しておくと被害を抑えられます。
Q. 個別の案内はいつ届きますか?
発表では、客へのメール配信のシステムは一時停止中で、復旧したら対象の客に個別の案内を送るとされています。2026年11月6日時点で、復旧の時期は書かれていません。その間に届く「流出のお知らせ」を名乗るメールは、リンクから入力せず、公式オンラインショップから確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方