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登録フォームのデザイン|入力しやすい項目の並べ方と見た目の決め方

@SOHO編集部
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登録フォームのデザイン|入力しやすい項目の並べ方と見た目の決め方

この記事のポイント

  • ✓登録フォームのデザインを
  • ✓ラベルと入力例の置き方
  • ✓スマホでの見え方まで順に解説します

登録フォームのデザインは、見た目のきれいさよりも「最後まで迷わず入力できるか」で決まります。項目が多すぎる、何を書けばよいか分からない、間違えたときに理由が分からない。こうした小さなつまずきが重なると、せっかく登録しようとしてくれた人が、途中で画面を閉じてしまいます。

この記事では、登録フォームのデザインを、項目の絞り方、並べ方、ラベルと入力例の置き方、エラーの見せ方、ボタンの文言、スマホでの見え方、色と文字の決め方の順に整理します。会員登録、イベントの申し込み、資料の請求、講座の受講の登録など、受け付ける側が自分でフォームを作るときの手順として使える内容にしました。フォームを作るところから、届いた登録の管理までを1つの道具で行いたい人には、Halictのような選択肢もあります。

登録フォームのデザインで最初に決めること

登録フォームを作るとき、いきなり見た目から考え始めると、項目が増えたり、並び順がばらばらになったりしがちです。デザインに入る前に、次の3つを決めておきます。

1つ目は、フォームの目的です。「会員として登録してもらう」「イベントの参加者を集める」「資料を送る相手の連絡先をもらう」など、登録してもらったあとに何をするのかをはっきりさせます。目的が決まると、必要な項目と不要な項目の線を引きやすくなります。

2つ目は、登録する人の状況です。パソコンで落ち着いて入力するのか、スマホで移動中に入力するのか。初めてサービスを知った人なのか、すでに関係のある人なのか。登録する人の状況によって、許される項目の数や、説明の丁寧さが変わります。

3つ目は、登録のあとの流れです。登録が終わったら確認のメールを送るのか、担当者から連絡するのか、すぐに使い始められるのか。登録のあとに何が起きるかを決めておくと、完了の画面やボタンの文言も自然に決まります。

この3つが決まっていれば、デザインの細かな判断で迷ったときに、「目的に照らして必要か」「登録する人にとって分かりやすいか」で決められるようになります。

決めた内容は、短い文章でよいので書き残しておきます。「このフォームは、オンライン講座の受講者を集め、登録の翌日に受講の案内をメールで送るためのもの。主にスマホから、講座を初めて知った人が登録する」という程度の数行で十分です。あとから項目を追加したくなったときや、ほかの人がフォームを直すときに、この文章に立ち返れば、目的から外れた変更を防げます。

項目はできるだけ減らす

登録フォームのデザインで最も効果が大きいのは、項目を減らすことです。項目が1つ増えるたびに、入力の手間と、迷う場面が1つずつ増えます。

項目を減らすときは、それぞれの項目について「この情報が無いと、登録のあとの流れが止まるか」を問います。止まらないなら、その項目は登録のときに聞く必要はありません。

たとえば、イベントの申し込みのフォームを例に考えてみます。

項目 登録のときに必要か 理由
氏名 必要 受付で本人を確かめるため
メールアドレス 必要 参加の案内を送るため
電話番号 場合による 当日の急な連絡が必要なら残す
住所 不要なことが多い 郵送物が無ければ聞かない
生年月日 不要なことが多い 年齢の制限が無ければ聞かない
会社名・役職 目的による 法人向けの催しなら残す

「あとで使うかもしれない」という理由で項目を増やすのは避けます。使う予定のない情報を集めると、入力する人の手間が増えるだけでなく、受け付ける側にも管理の責任が生まれます。必要になったときに、改めて聞けば十分です。

どうしても項目が多くなる場合は、登録のときには最低限の項目だけを聞き、残りは登録のあとに入力してもらう、という2段階の作り方も検討します。最初の入り口を軽くしておけば、登録そのものをあきらめる人を減らせます。

必須と任意をはっきり分ける

項目を絞ったら、それぞれが必須(入力しないと送信できない)か、任意(入力しなくても送信できる)かを決めます。そして、その区別を見た目ではっきり示します。

よく使われるのは、必須の項目のラベルに「必須」という小さな印を付ける方法です。記号の「*」だけで示すデザインもありますが、記号の意味が伝わらない人もいるため、文字で「必須」と書いておくほうが確実です。

任意の項目が少ない場合は、反対に任意の項目にだけ「任意」と書く方法もあります。大事なのは、フォーム全体でどちらかの書き方にそろえることです。必須と任意の印が混ざっていると、入力する人はどれを書けばよいのか迷います。

必須の項目が多すぎると、それ自体が負担になります。「必須」の印がずらりと並んだフォームは、それだけで入力する人の気持ちを重くします。前の節で項目を絞ったあと、残った項目の中でも、さらに任意にできるものがないかを見直します。

入力しやすい項目の並べ方

項目の並べ方は、入力する人が頭の中で考える順番に合わせます。基本は、次の3つの考え方です。

自分のことから先に聞く

氏名、ふりがな、メールアドレス、電話番号のように、自分自身について迷わず答えられる項目を先に並べます。最初の数項目をすんなり入力できると、その流れで最後まで進みやすくなります。考えないと答えられない項目(相談したい内容、希望する日程など)は、後半に回します。

関係のある項目はまとめる

住所の項目なら、郵便番号、都道府県、市区町村、番地、建物名を続けて並べます。会社の情報なら、会社名、部署、役職をまとめます。関係のある項目が離れていると、入力する人は話題が行ったり来たりして疲れます。項目が多いフォームでは、「お客様の情報」「ご希望の内容」のように見出しで区切ると、全体の見通しが立ちやすくなります。

1列に縦に並べる

項目は、左右に並べず、1列に縦に並べるのが基本です。左右に並べると、目線がジグザグに動き、どの順番で入力すればよいか迷うことがあります。姓と名、郵便番号の前半と後半のように、明らかにひとまとまりのものだけを横に並べます。

1列に並べておくと、スマホの画面でもそのままの順番で表示されます。パソコンとスマホで並び順が変わらないので、どちらで入力しても同じように進められます。

ラベルと入力例の置き方

ラベルとは、入力欄の上や横に付ける「氏名」「メールアドレス」といった項目の名前のことです。ラベルの置き方は、入力のしやすさに大きく関わります。

ラベルは入力欄の上に置く

ラベルは、入力欄の左ではなく上に置くのが、今の登録フォームでは一般的です。上に置くと、ラベルと入力欄を目線を下に動かすだけで続けて読めます。スマホの狭い画面でも、ラベルが入力欄を押しつぶすことがありません。

入力欄の中の薄い文字だけに頼らない

入力欄の中に、薄い色で「例:山田太郎」のような文字を表示する方法があります。これはプレースホルダーと呼ばれ、入力の例を示すのに便利です。ただし、入力を始めると消えてしまうため、ラベルの代わりに使うと、入力の途中で「何の欄だったか」が分からなくなります。プレースホルダーは入力例を示す補助にとどめ、項目の名前は必ず入力欄の外のラベルで示します。

入力の形式は先に伝える

電話番号にハイフンを入れるのか、ふりがなはひらがなかカタカナか、といった入力の形式は、入力する前に分かるようにしておきます。ラベルの下に小さな文字で「ハイフンなしで入力してください」のように添えます。

ただし、もっと良いのは、入力の形式を問わずに受け付ける作りにすることです。ハイフンがあってもなくても、全角でも半角でも、フォームの側で整えて受け付ければ、入力する人は形式を気にせずに済みます。フォームの道具によってできることは違いますが、形式の指定はできるだけ減らす方向で考えます。

名前・住所・パスワードの欄の作り方

登録フォームによく出てくる項目には、それぞれ作り方のこつがあります。

名前とふりがな

名前の欄を姓と名に分けるか、1つの欄にするかは、登録のあとの使い方で決めます。メールの宛名で「山田様」と姓だけを使うなら分けておくと便利ですが、分ける必要がなければ1つの欄のほうが入力は楽です。外国の名前の人も登録する可能性があるなら、姓と名の順番や、ふりがなを必須にするかも考えておきます。

ふりがなを聞く場合は、ひらがなかカタカナかを指定するより、どちらでも受け付けるほうが親切です。受け付ける側で読み方が分かれば十分なことが多いからです。

住所

住所は項目が多く、入力の手間が大きい項目です。郵送物を送る予定が無ければ、まず住所そのものを聞かないことを考えます。必要な場合は、郵便番号、都道府県、市区町村と番地、建物名と部屋番号のように分け、建物名は任意にします。フォームの道具によっては、郵便番号から住所を自動で入れる機能があり、使えるなら入力の手間を大きく減らせます。

パスワード

会員登録のフォームでは、パスワードの欄も作ります。パスワードの条件(文字数や、使う文字の種類)は、入力する前に欄の下に示しておきます。入力したあとで「条件を満たしていません」と表示されるより、先に分かっているほうが、やり直しが減ります。

入力したパスワードを、その場で表示して確かめられる切り替えのボタンを付けておくと、打ち間違いに気づけます。スマホでは画面のキーボードで打つため、打ち間違いが起きやすく、表示の切り替えが特に役立ちます。

選択肢の作り方

選択肢から選んでもらう項目は、自由に書いてもらう項目より入力の手間が少なく、受け付ける側も集計しやすくなります。ただし、選択肢の作り方を誤ると、答えにくい項目になります。

まず、選択肢は漏れなく、重なりなく作ります。たとえば年齢を聞くなら「20〜29歳」「30〜39歳」のように、どの人もどれか1つに当てはまり、2つにまたがらないようにします。当てはまる選択肢が無い人のために、「その他」の選択肢と、内容を書く欄を用意しておくと、答えに困る人がいなくなります。

次に、選択肢の並び順を考えます。数字や時期のように順番があるものは、その順番で並べます。順番の無いものは、選ばれやすいものを上に置くか、五十音順にするなど、探しやすい並べ方にします。

1つだけ選ぶのか、複数を選んでよいのかも、見た目ではっきり分かるようにします。丸い印のボタンは1つだけ、四角い印のチェックの欄は複数、という見分け方が一般的ですが、「あてはまるものをすべて選んでください」と文字でも添えておくと、迷う人がいなくなります。

エラーの見せ方

入力に誤りがあったときの見せ方は、登録フォームのデザインの中でも特に差が出るところです。エラーの見せ方が分かりにくいと、入力する人は何を直せばよいか分からず、そこで登録をあきらめてしまいます。

エラーを見せるときは、次の3つを守ります。

  1. どの項目が誤っているかを、その項目のすぐ近くで示す。フォームの一番上にまとめて表示するだけでは、どこを直せばよいか探す手間がかかる
  2. 何が誤っているかと、どう直せばよいかを具体的に書く。「入力内容が正しくありません」ではなく、「メールアドレスに@が含まれていません」のように書く
  3. 色だけで示さない。赤い枠だけでは、色の見分けがつきにくい人には伝わらない。文字のメッセージや印を一緒に示す

エラーを示すタイミングにも気を配ります。入力の途中、まだ書き終えていないうちから「誤りがあります」と表示されると、責められているように感じます。項目の入力を終えて次の項目に移ったとき、または送信のボタンを押したときに示すのが自然です。

送信のボタンを押したあとにエラーがあった場合は、入力した内容を消さずに残しておくことも大切です。誤りを直すために、すべてを最初から入力し直さなければならないフォームは、それだけで登録をあきらめる理由になります。

ボタンの文言と置き方

フォームの最後にある送信のボタンは、登録の最後のひと押しです。ボタンの文言は、押したあとに何が起きるかが分かる言葉にします。フォームの作り方を解説している記事でも、次のように紹介されています。

入力完了率を高めるには、アクションボタンの文言やデザインを工夫しましょう。具体的には「無料でサービスを体験する」「30日間無料体験に登録する」といったユーザーが得られるメリットを明記し、目立ちやすい色や形状でボタンを設置します。 出典: form.run

「送信」だけでも意味は通じますが、「この内容で申し込む」「無料で登録する」「資料を受け取る」のように、登録する人にとっての結果が分かる言葉のほうが、押したあとのことを想像しやすくなります。

ボタンの置き方では、次の点に気をつけます。

  • 送信のボタンは、最後の項目のすぐ下に置く。離れていると、どこで終わりか分かりにくい
  • 送信のボタンは1つだけ目立たせる。「戻る」「リセット」のボタンを同じ見た目で並べると、押し間違えの原因になる
  • 入力した内容をすべて消す「リセット」のボタンは、基本的には置かない。誤って押すと、それまでの入力がすべて消える

ボタンの色は、ページの中で目立つ色を使い、押せることが一目で分かる形にします。ただし、色が派手すぎると、フォーム全体の印象が落ち着かなくなります。サイトのほかの部分の色との調和も考えて決めます。

スマホで入力しやすくする

登録フォームは、パソコンよりスマホで入力されることが多くなっています。スマホで入力しやすくするための工夫を整理します。

押せる場所を大きくする

スマホでは、指で入力欄やボタンを押します。入力欄やボタン、選択肢のボタンが小さいと、隣のものを押してしまいます。入力欄とボタンは十分な大きさにし、選択肢どうしの間隔も空けます。

項目に合った入力の形を選ぶ

メールアドレスの欄、電話番号の欄、数字の欄では、それぞれに合った入力の形を設定できるフォームの道具が多くあります。電話番号の欄で数字のキーボードが出れば、入力する人はキーボードを切り替える手間が省けます。フォームの道具で、項目の種類を正しく選んでおくことが大切です。

選択肢は選びやすい形にする

都道府県のように選択肢が多い項目は、下に開くメニュー(プルダウン)で選ぶ形が向いています。一方、選択肢が2〜5個程度なら、すべての選択肢が最初から見えるボタンの形のほうが、スマホでは選びやすくなります。

1画面の情報を減らす

スマホの画面は小さいので、1画面にたくさんの項目が並ぶと、どこまで入力したか分からなくなります。項目が多いフォームでは、ページを分けて、何ページ目かを示す進み具合の表示を付けると、終わりが見えて最後まで進みやすくなります。

項目が多いときは、ページを分けて進み具合を見せる

項目をどれだけ絞っても、講座の受講の登録や、仕事の応募のように、どうしても項目が多くなるフォームがあります。その場合は、1ページに全部を並べるのではなく、内容のまとまりごとにページを分けると、入力する人の負担が軽く感じられます。

ページを分けるときは、次の点に気をつけます。

  1. まとまりごとに分ける。「基本の情報」「ご希望の内容」「確認」のように、話題が変わるところで区切る
  2. 今どこまで進んだかを示す。「2/3」のような数字や、進み具合の帯を表示すると、終わりが見えて最後まで進みやすくなる
  3. 前のページに戻れるようにする。戻ったときに、それまでの入力が消えないことが大切
  4. 最初のページは軽くする。氏名やメールアドレスのような答えやすい項目から始め、考えないと答えられない項目は後のページに回す

最初のページを軽くしておくと、入力を始めるハードルが下がります。いったん入力を始めた人は、多少項目が多くても最後まで進む傾向があるため、入り口の印象は特に大切です。

反対に、ページを細かく分けすぎると、何度も「次へ」を押す手間が増えます。1ページに3〜6項目程度を目安に、話題のまとまりを優先して区切ると、ちょうどよい長さになります。

色と文字の大きさの決め方

登録フォームの見た目を決めるときは、色と文字の大きさにも気を配ります。見た目の好みだけでなく、誰にとっても読みやすいかどうかが大切です。

デジタル庁は、ウェブアクセシビリティ(年齢や障害の有無にかかわらず、誰もがウェブを使えるようにすること)に初めて取り組む人に向けたガイドブックを公開しています。

この度、ウェブアクセシビリティに初めて取り組む行政官の方や事業者向けに、ウェブアクセシビリティの考え方、取り組み方のポイントを解説する、ゼロから学ぶ初心者向けのガイドブックを公開します。 出典: デジタル庁

フォームのデザインで特に意識したいのは、次の点です。

  • 文字と背景の色の差をはっきりさせる。薄い灰色の文字を白い背景に置くと、読みにくい人がいる
  • 文字を小さくしすぎない。説明の文字も、スマホで目を近づけずに読める大きさにする
  • 色だけで意味を伝えない。必須の項目を赤い文字だけで示すのではなく、「必須」と書く
  • 入力欄の枠を見えるようにする。枠が薄すぎると、どこが入力欄か分かりにくい

色の数は、多くても3色程度に抑えると、落ち着いた印象になります。ボタンなど押してほしい場所の色、エラーを示す色、それ以外の基本の色、というように役割で色を決めておくと、フォームを複数作るときも見た目がそろいます。

Googleフォームでも、テーマの色やフォントを変えられます。自社のサイトや資料と色をそろえるだけでも、登録する人に「正しい申し込み先だ」という安心感を与えられます。

個人情報の利用目的を示す

登録フォームでは、名前やメールアドレスなどの個人情報を集めます。個人情報を集めるときは、何のために使うのかを示すことが大切です。

個人情報の保護に関する法律の第21条第2項では、本人から直接書面(電子的な記録を含む)で個人情報を取得する場合、あらかじめ本人に利用目的を明示しなければならないと定められています(e-Gov 法令検索)。フォームに入力してもらう場合も、これにあたると考えられます。法律の当てはめは事業の状況によって変わるため、詳しくは個人情報保護委員会の案内や専門家に確かめてください。

フォームのデザインとしては、次のような示し方が一般的です。

  1. 送信のボタンの近くに、利用目的を短く書く(「ご入力いただいた情報は、イベントのご案内と受付にのみ使用します」)
  2. 詳しいプライバシーポリシーへのリンクを添える
  3. 必要に応じて、内容に同意したことを確かめるチェックの欄を設ける

利用目的の文章は、長い規約をそのまま貼り付けるのではなく、入力する人がその場で読める短さにまとめ、詳しい内容はリンク先で読めるようにします。また、ここで示した目的の範囲を超えて情報を使わないことも大切です。最初に項目を減らすことが、管理の責任を小さくすることにもつながります。

確認画面と完了画面の作り方

送信のボタンを押したあとの画面も、登録フォームのデザインの一部です。

確認画面は必要に応じて

入力した内容を送信の前に一覧で見せる確認画面は、間違いに気づく機会になります。一方で、画面が1つ増えるぶん、手間も増えます。申し込みの内容が料金や契約に関わる場合は確認画面を設け、簡単な登録なら確認画面を省いて、入力欄の近くで誤りを示す作りにする、というように使い分けます。

完了画面では次に起きることを伝える

送信が終わったら、完了の画面で「登録を受け付けました」とはっきり伝えます。そのうえで、次に何が起きるかを書きます。

  • 確認のメールを送ったこと、届かない場合の対処(迷惑メールのフォルダの確認など)
  • 担当者から連絡する場合は、その目安の時期
  • すぐに使い始められる場合は、次に進むためのボタン

完了の画面が「送信しました」の一言だけだと、登録した人は次に何を待てばよいか分からず、問い合わせが増える原因になります。完了の画面は、登録した人が最も注目している画面でもあります。関連する案内やよく読まれている説明のページへのリンクを1つ添えておくと、登録した人が次の行動に移りやすくなります。

確認のメールを送る

登録した人に、受け付けた内容の控えをメールで送ると、登録した人の安心につながります。控えのメールには、登録した内容、次に起きること、問い合わせ先を書いておきます。

作ったフォームを確かめる手順

フォームを作り終えたら、公開する前に、自分と周りの人で実際に入力して確かめます。作った本人は項目の意味が分かっているため、迷う場所に気づきにくいものです。

確かめるときは、次の手順で進めます。

  1. パソコンとスマホの両方で、最初から最後まで入力して送信する
  2. わざと誤った内容(@の無いメールアドレス、空の必須項目など)を入れて、エラーの見え方を確かめる
  3. 送信のあとの完了の画面と、確認のメールの届き方を確かめる
  4. フォームのことを知らない人に入力してもらい、迷った場所を聞く
  5. 届いた登録の内容が、受け付ける側の画面や表で正しく見えるかを確かめる

4の「知らない人に入力してもらう」は特に効果があります。家族や同僚に頼み、入力しながら迷ったところ、手が止まったところを教えてもらいます。数人に頼むだけで、作った本人では気づけない分かりにくさが見つかります。

公開したあとも、登録の数や、途中でやめた人の割合が分かる道具なら、その数字を見ながら改善を続けます。項目を1つ減らしたら登録が増えた、ボタンの文言を変えたら途中でやめる人が減った、という変化を確かめながら、少しずつ整えていきます。

登録フォームのデザインでよくある失敗

最後に、登録フォームでよく見かける失敗をまとめておきます。自分のフォームに当てはまるものがないか、見直すときの目安にしてください。

1つ目は、項目の説明が専門用語のままになっていることです。受け付ける側が社内で使っている言葉(「担当部署コード」「契約区分」など)をそのままラベルにすると、登録する人には意味が通じません。登録する人の言葉に置き換えます。

2つ目は、同じことを2回聞いていることです。メールアドレスを確認のために2回入力させるフォームがありますが、打ち間違いを防ぐ効果がある一方で、手間も増えます。確認のメールを送り、届かなければ連絡してもらう作りにするなど、ほかの方法で打ち間違いに気づける仕組みがあれば、2回目の入力は省けることもあります。

3つ目は、送信のあとに何も起きないことです。完了の画面が無い、確認のメールが届かない、といった状態では、登録した人は本当に受け付けられたのか分からず、同じ内容を何度も送ってくることがあります。

4つ目は、スマホで確かめていないことです。パソコンの画面で作って確かめただけでは、スマホで入力欄が小さすぎたり、ボタンが画面の外にはみ出したりしていることに気づけません。

5つ目は、一度作ったまま見直していないことです。サービスの内容が変わったのに、フォームの項目や説明が古いままになっていると、登録する人を迷わせます。半年に1回など、決まった時期に見直す習慣をつけておくと安心です。

登録のあとの管理まで考えたフォームの道具選び

登録フォームのデザインは、登録する人のためだけのものではありません。届いた登録を受け付ける側が、どう管理し、どう返事をするかまで考えて選ぶと、運用の手間が大きく変わります。

Googleフォームは無料で手軽に作れ、テーマの色やフォントも変えられます。届いた回答はスプレッドシートに保存でき、少人数で少しの登録を受けるなら十分な道具です。一方で、届いた登録の1件ごとに担当を決めて状況を追い、返事を送る、といった作業は、スプレッドシートとメールのソフトを行き来して行うことになります。

フォームの作成から、届いた登録の管理と返信までを1か所で行いたい場合は、Halictのような道具もあります。公式サイトによると、Halictはテキスト、選択肢、評価、日付、メール、電話、住所、ファイル提出など12種類の項目をドラッグで並べ替えて作れ、色とフォントを変えるデザインの設定があります。回答する人に1画面に1問ずつ見せて、進み具合の表示とキーボードの操作で進める表示にも切り替えられます。作りたいフォームを言葉で伝えると、AIが質問の構成の下書きを作る機能もあります。

届いた登録には、1件ごとに担当者とステージ(対応の段階)を付けて管理でき、同じ画面から返信を送れます。フォームの送信の直後に、回答の控えを添えて送る自動返信の機能もあります。料金のページによると、メンバー1人までのフリーのプランから使え、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

フォームのデザインの力を仕事に生かす

入力しやすいフォームを設計できる力は、Webの仕事の中で求められる力の1つです。登録フォームは、サービスの入り口であり、ここでのつまずきは売上や登録者の数に直結します。

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた中で、デザインの仕事を長く任される人ほど、見た目の美しさだけでなく、使う人がどこでつまずくかを具体的に考えていると感じます。フォームのように、使いやすさが数字に表れる仕事では、その考え方が成果としてはっきり見えます。

画面の使いやすさを考える仕事は、UI/UX・アプリデザインのお仕事で紹介しています。デザインの仕事の収入の水準はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。

登録フォームのデザインは、項目を減らす、並べ方を整える、エラーを分かりやすく示す、という基本の積み重ねです。まずは今あるフォームの項目を見直し、本当に必要なものだけが残っているかを確かめるところから始めてみてください。

よくある質問

Q. 登録フォームの項目はいくつくらいが適切ですか?

決まった数はありませんが、登録のあとの流れに欠かせない項目だけに絞るのが基本です。それぞれの項目について、その情報が無いと次の対応が止まるかを確かめ、止まらないものは登録のときに聞かないようにします。項目が多くなる場合は、登録のあとに追加で入力してもらう方法もあります。

Q. 入力欄のラベルはどこに置くのがよいですか?

入力欄の上に置くのが、今の登録フォームでは一般的です。目線を下に動かすだけでラベルと入力欄を続けて読め、スマホの狭い画面でも崩れにくくなります。入力欄の中の薄い文字は入力を始めると消えるため、項目の名前の代わりには使わず、入力例の補助にとどめます。

Q. エラーはどのように表示すればよいですか?

誤りのある項目のすぐ近くで、何が誤っているかとどう直せばよいかを具体的に示します。赤い枠などの色だけでは伝わらない人もいるため、文字のメッセージも一緒に示します。送信のあとにエラーがあっても、入力した内容は消さずに残しておきます。

Q. 登録フォームで個人情報の利用目的は示す必要がありますか?

個人情報の保護に関する法律では、本人から直接書面(電子的な記録を含む)で個人情報を取得する場合、あらかじめ利用目的を明示することが定められています。送信のボタンの近くに短く利用目的を書き、詳しいプライバシーポリシーへのリンクを添えるのが一般的です。詳しくは個人情報保護委員会の案内で確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月8日最終更新:2026年10月18日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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