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パスキーの機種変更|iPhone・Androidで引き継がれるものと各サービスで確かめること 2026

@SOHO編集部
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パスキーの機種変更|iPhone・Androidで引き継がれるものと各サービスで確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓iCloudキーチェーンやGoogle パスワード マネージャーに保存していれば
  • ✓同じアカウントでサインインした新しいスマートフォンに引き継がれます
  • ✓パソコンの買い替えで引き継がれるものと引き継がれないもの

パスキーは、iPhoneならiCloudキーチェーン、AndroidならGoogle パスワード マネージャーに保存していれば、新しいスマートフォンで同じApple アカウントやGoogleアカウントにサインインするだけで引き継がれます。 一方で、Windows Helloやセキュリティキーに保存したパスキーや、サービスの側で「クラウド同期に対応していない」とされているパスキーは、新しい端末には移りません。 iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneのようにOSをまたぐときは、どこに保存していたかによって扱いが分かれます。

この記事では、2026年11月1日時点のAppleのサポート、Google アカウント ヘルプ、Google Chrome ヘルプと、主なサービスの公式ヘルプで確かめた内容をもとに、次のことを順番に説明します。

  1. 機種変更でパスキーが引き継がれる仕組みと、引き継がれないもの
  2. iPhoneからiPhone、AndroidからAndroidで機種変更するときの手順
  3. iPhoneとAndroidの間で乗り換えるときと、パソコンを買い替えるとき
  4. 機種変更の前と後にすること、各サービスで確かめること
  5. 引き継げなかった、ログインできなくなったときの戻り方

パスキーという仕組みそのもの(なぜパスワードより安全なのか、最初の設定のしかた)は、パスキーとは|仕組みをわかりやすく、iPhone・Android・Windowsでの設定方法 2026で説明しています。 この記事は機種変更のときの扱いに絞ります。

機種変更でパスキーが引き継がれる仕組み

パスキーとは、パスワードの代わりに、端末の中に保存される鍵を使ってウェブサイトやアプリにログインする仕組みのことです。 鍵は2つで1組になっていて、片方の公開鍵はサービスのサーバーに、もう片方の秘密鍵は自分の端末やパスワードを管理するサービスに保存されます。 ログインのときは、秘密鍵を持っていることを端末の顔認証・指紋認証・画面ロックで確かめて、サービスに伝えます。

機種変更で問題になるのは、この秘密鍵がどこに保存されているかです。 保存先は大きく分けて、クラウドで同期されるものと、その端末や機器の中だけに保存されるものがあります。

保存先 同期のされ方 機種変更での扱い
iCloudキーチェーン(Apple のパスワードアプリ) 同じApple アカウントの端末の間で同期 新しいiPhone・iPad・Macに引き継がれる
Google パスワード マネージャー 同じGoogleアカウントの端末の間で同期 新しいAndroidや、Chromeでログインした端末に引き継がれる
Windows Hello 同期もバックアップもされない 新しいパソコンには引き継がれない
セキュリティキー バックアップされない キーそのものを持ち運べば使えるが、なくすと復元できない

Appleのサポートの「パスキーのセキュリティについて」では、パスキーは複数のデバイスの間で iCloud キーチェーンを使って同期されると説明しています。 Google Chrome ヘルプの「Chrome でパスキーを管理する」でも、Androidで使うパスキーはGoogle パスワード マネージャーに保存され、Androidの端末の間で安全にバックアップと同期がされると書かれています。

同じChrome ヘルプには、Windows Helloについて次の注意があります。

パスキーを Windows Hello に保存した場合、パソコンを紛失したり、オペレーティング システムを再インストールしたりすると、パスキーを復元できなくなります。 出典: Google Chrome ヘルプ「Chrome でパスキーを管理する」

サービスの側でも、パスキーを2種類に分けて案内しているところがあります。 Yahoo! JAPANヘルプセンターの「【Android/iOS/iPadOS】パスキーでのログイン」では、パスキーには「クラウド同期対応」と「クラウド同期非対応」があり、クラウド同期対応とは、一度追加したパスキーを複数の端末で使えて、端末を買い替えたときも設定し直さずに使える認証の手段のこと、と説明しています。 古い時期に設定したパスキーは同期に対応していない場合があるので、機種変更の前に確かめておく価値があります。

自分のパスキーがどこに保存されているかを確かめる

機種変更の準備は、今使っているパスキーの保存先を確かめるところから始めます。 端末ごとに、公式の案内で次の場所から確かめられます。

iPhone・iPadで確かめる

Appleのサポートの「iPhoneでパスキーを使ってウェブサイトやアプリにサインインする」によると、iPhoneで作ったパスキーは「パスワード」アプリに保存されます。 「パスワード」アプリを開いて「パスキー」を押すと、保存しているパスキーのアカウントが一覧で表示されます。 同じページには、パスキーは暗号化されてiCloudキーチェーンに保存され、同じApple アカウントにサインインしているすべてのデバイスで使えるとも書かれています。

iCloudキーチェーンがオンになっているかは、Appleのサポートの「iCloudキーチェーンを設定する」に沿って確かめます。

  1. 「設定」アプリを開き、自分の名前を押してから「iCloud」を押す
  2. 「iCloudに保存済み」の下にある「パスワード」を押す(iOS 17以前は「パスワードとキーチェーン」)
  3. 「このiPhoneを同期」がオンになっているかを確かめる

ここがオフのままだと、パスキーはそのiPhoneの中にしか保存されず、新しいiPhoneには同期されません。

Androidで確かめる

Chrome ヘルプのAndroidの案内では、パスキーはGoogle パスワード マネージャー アプリで「パスキー」を押すか、Chromeのその他アイコンから「設定」、「自動入力とパスワード」、「Google パスワード マネージャー」の順に進むと確かめられます。

パソコンで確かめる

Chromeでは、右上のその他アイコンから「パスワードと自動入力」、「Google パスワード マネージャー」を選びます。 WindowsでWindows Helloに保存したパスキーは、同じ画面の左側の「設定」から「Chrome プロファイルでパスキーを管理する」を選ぶと確かめられると案内されています。 この項目は、パスキーを1つ以上作っている場合にだけ表示されます。

Googleアカウントそのもののパスキーを確かめる

Googleアカウントにログインするためのパスキーは、Google アカウント ヘルプの「パスワードの代わりにパスキーでログインする」の案内で、myaccount.google.com/signinoptions/passkeys を開くと一覧で確かめられます。 Androidの端末でログインしている場合は、パスキーが自動的に登録されている可能性があると書かれています。

iPhoneからiPhoneへ機種変更するとき

iPhone同士の機種変更では、iCloudキーチェーンがオンになっていれば、新しいiPhoneで同じApple アカウントにサインインするだけで、パスキーが同期されます。 特別な書き出しや移行の操作はいりません。

ただし、新しいiPhoneでApple アカウントにサインインするには、本人確認が必要です。 Appleのサポートの「パスキーのセキュリティについて」には、iCloudキーチェーンを使うApple アカウントでは2ファクタ認証が必須で、新しいデバイスにはじめてサインインするときは、Apple アカウントのパスワードと6桁の確認コードの2つが必要だと書かれています。 確認コードは、信頼しているデバイスに表示されるか、信頼できる電話番号に送られます。

このため、iPhone同士の機種変更では、次の順で準備しておくと止まらずに進められます。

  1. 古いiPhoneで、iCloudキーチェーン(「このiPhoneを同期」)がオンになっているかを確かめる
  2. Apple アカウントのパスワードを思い出せるかを確かめる
  3. 信頼できる電話番号が、今も使える番号になっているかを確かめる
  4. 古いiPhoneを手元に残したまま、新しいiPhoneでApple アカウントにサインインする
  5. 新しいiPhoneの「パスワード」アプリを開き、「パスキー」の一覧に同じアカウントが並んでいるかを確かめる

iPadやMacも同じApple アカウントで使っている人は、機種変更のあいだも、それらの端末でパスキーを使ってログインできます。 Googleの「パスキー」の案内のページでも、Apple の iCloud のようにパスキーを他の端末へ同期する仕組みがある場合は、すべての iCloud の端末で1つのパスキーだけが必要になると説明しています。 新しいiPhoneでの同期が終わるまで、iPadやMacを仕事の予備の端末として使えるので、機種変更の当日にログインが止まる心配を減らせます。

古いiPhoneを先に下取りに出したり初期化したりすると、確認コードを表示させる「信頼しているデバイス」が減ります。 新しいiPhoneでパスキーが使えることを確かめてから、古いiPhoneを手放すほうが安全です。

すべての端末をなくしてしまった場合について、Appleのサポートは、パスキーはiCloudキーチェーンのエスクロー(Appleが暗号化したまま預かる仕組み)を通じて復旧できると説明しています。 復旧するには、Apple アカウントとパスワードで本人確認をし、登録済みの電話番号に届くSMSに応え、そのうえでデバイスのパスコードを入力する必要があります。 パスコードを試せるのは10回までで、合計で10回失敗すると預けた記録は破棄されると書かれています。 古いiPhoneのパスコードは、機種変更が終わるまで忘れないようにしておきます。

Apple アカウントの2ファクタ認証や、信頼できる電話番号の確かめ方は、Appleアカウントの2ファクタ認証|設定の確かめ方と電話番号が使えないときの対処 2026で説明しています。

AndroidからAndroidへ機種変更するとき

Android同士の機種変更では、新しいAndroidで同じGoogleアカウントにログインすると、Google パスワード マネージャーに保存したパスキーが使えるようになります。

ここで鍵になるのが、古い端末の画面ロックです。 Chrome ヘルプのAndroidの案内には、Android端末をなくした場合でも、新しい端末でアカウントにログインし、なくした端末のセキュリティPIN、パターン、またはパスワードを入力すると、パスキーを復元できると書かれています。 同じ案内では、Androidでは保存したパスワードとパスキーにアクセスするときに、Google パスワード マネージャーがデバイスの画面ロック(パスワード、パターン、PIN)を使うと説明しています。

つまり、新しいAndroidでパスキーを使えるようにするには、古いAndroidの画面ロックの番号やパターンを覚えている必要があります。 機種変更の準備は、次の順で進めます。

  1. 古いAndroidの画面ロックのPIN・パターン・パスワードを確かめる(指紋や顔だけで解除していて、番号を忘れていないか)
  2. 古いAndroidで、Google パスワード マネージャーの「パスキー」の一覧を開き、どのサービスのパスキーがあるかを控える
  3. 新しいAndroidで同じGoogleアカウントにログインする
  4. 求められたら、古い端末の画面ロックの番号などを入力する
  5. 新しいAndroidでGoogle パスワード マネージャーを開き、パスキーが並んでいるかを確かめる

Googleアカウントそのもののパスキーについては、Google アカウント ヘルプに、Androidの端末で一度ログアウトしたあと6時間を過ぎると別の方法でログインし直す必要があり、ログインし直すと新しいパスキーが自動で作られて古いパスキーは期限切れになる、と書かれています。 新しいAndroidでGoogleアカウントにログインすると、その端末のパスキーが自動で作られることがあるので、一覧に新しい端末の名前が増えていても慌てる必要はありません。

確認コードをGoogle Authenticatorで受け取っている人は、パスキーとは別にコードの移行も必要です。 手順はGoogle Authenticatorの機種変更|コードの移行の手順と引き継ぎを忘れたときの対処 2026で説明しています。 Microsoft Authenticatorを使っている人は、Microsoft Authenticatorの使い方|iPhone・Androidでの設定とPCのサインイン、機種変更 2026で引き継ぎの手順を確かめてください。

iPhoneとAndroidの間で乗り換えるとき

OSをまたぐ乗り換えでは、パスキーの保存先がどちらだったかで扱いが分かれます。

古い端末での保存先 乗り換え先での扱い
iPhoneのiCloudキーチェーン Appleの案内では、iCloudキーチェーンの同期はApple アカウントの端末(iPhone、iPad、Mac)の間。Androidへ移す手順の記載は、Appleの公式の案内に見つからなかった(2026年11月1日時点)
iPhoneのGoogle パスワード マネージャー 同じGoogleアカウントでログインしたAndroidやChromeで使える
AndroidのGoogle パスワード マネージャー iPhoneでChromeを自動入力の提供元に設定し、同じGoogleアカウントでログインすれば使える(iOS 17以降)

Chrome ヘルプのiPhoneの案内では、iPhoneやiPadでGoogle パスワード マネージャーにパスキーを保存するには、iOS・iPadOS 17以降で、端末の設定でChromeをiOSの自動入力の提供元に設定し、Googleアカウントにログインしてパスワードとパスキーを同期している必要があると書かれています。 自動入力の提供元とは、ログインの画面でパスワードやパスキーを差し出す役目を受け持つアプリのことです。 この設定をしておけば、iPhoneとAndroidの両方で、同じGoogle パスワード マネージャーのパスキーを使えます。

一方、iPhoneの「パスワード」アプリ(iCloudキーチェーン)に保存したパスキーを、そのままAndroidに移す手順は、Appleの公式の案内に記載が見つかりませんでした(2026年11月1日時点)。 Appleのサポートには、パスワードをCSVファイルに書き出して別のパスワードマネージャに読み込む手順がありますが、この手順で書き出せるのはウェブサイトとアカウントのパスワードです。 iPhoneからAndroidへ乗り換える人は、次のように準備しておくのが確実です。

  1. iPhoneの「パスワード」アプリの「パスキー」の一覧で、パスキーを使っているサービスを控える
  2. それぞれのサービスで、パスワード、SMSの確認コード、メールの確認コードなど、パスキー以外のログイン方法が使える状態かを確かめる
  3. 新しいAndroidで、各サービスにパスキー以外の方法でログインする
  4. 各サービスの設定画面で、新しいAndroidにパスキーを追加する
  5. 古いiPhoneのパスキーを、各サービスの一覧から削除する

AndroidからiPhoneへ乗り換えるときも、Google パスワード マネージャーをiPhoneで使わないなら、同じ順番で各サービスにパスキーを追加し直します。 手間はかかりますが、1つずつ追加し直すと、どのサービスにどの端末のパスキーがあるかを整理し直す機会にもなります。

パソコンを買い替えるとき

パソコンのパスキーも、保存先によって扱いが変わります。

保存先 新しいパソコンでの扱い
Google パスワード マネージャー(Chrome) 新しいパソコンのChromeで同じGoogleアカウントにログインすると使える。Google パスワード マネージャーのPINが要る
iCloudキーチェーン(Mac) 新しいMacで同じApple アカウントにサインインし、iCloudキーチェーンをオンにすると使える
Windows Hello 同期もバックアップもされず、新しいパソコンでは使えない
Macの Chrome プロファイル(iCloudを使っていない場合) パソコンをなくしたり Chrome プロファイルを削除したりすると復元できない

パソコンやiPhoneでGoogle パスワード マネージャーを使っている人は、PINを確かめておきます。 Google Chrome ヘルプの「Google パスワード マネージャーの PIN を管理する」では、パソコン、iPhone、iPadで初めてパスキーを作るとGoogle パスワード マネージャーのPINが作られ、このPINで新しいデバイスでパスキーを使えるようにする、と説明しています。

PINを忘れた場合は、以前にGoogle パスワード マネージャーを使ったことのあるAndroid以外のデバイスからリセットできます。 パソコンのChromeでは、その他アイコンから「パスワードと自動入力」、「Google パスワード マネージャー」に進み、左側のメニューの「設定」から「Google パスワード マネージャーの PIN を変更」を選びます。 同じページには、すべての端末を試してもPINを戻せない場合はパスキーをリセットできるが、その場合はすべてのパスキーが削除され、サイトごとに新しいパスキーを作る必要がある、と書かれています。 古いパソコンを処分する前に、新しいパソコンでPINを使ってパスキーを開けるかを確かめておくと、この事態を避けられます。

Windows Helloにパスキーを保存していた人は、新しいパソコンで各サービスにパスキー以外の方法でログインし、パスキーを追加し直します。 古いパソコンのパスキーは、各サービスの一覧から削除しておきます。

機種変更の前にしておくこと

ここまでの内容を、機種変更の前にする作業として並べ直します。 古い端末を手元に残したまま、次の7つを済ませておきます。

  1. 古い端末で、パスキーの保存先(iCloudキーチェーンかGoogle パスワード マネージャーか、端末の中だけか)を確かめる
  2. iPhoneはiCloudキーチェーンの同期、AndroidはGoogleアカウントへのログインがオンになっているかを確かめる
  3. Apple アカウントやGoogleアカウントのパスワードを思い出せるかを確かめる
  4. 2ファクタ認証や2段階認証で使う電話番号が、新しい端末でも使えるかを確かめる
  5. 古い端末の画面ロックのPIN・パスコードと、Google パスワード マネージャーのPINを確かめる
  6. パスキーを使っているサービスを一覧にして控える
  7. 各サービスで、パスキー以外のログイン方法(パスワード、SMS、メール)が残っているかを確かめる

7つ目が特に大事です。 Yahoo! JAPANヘルプセンターは、機種変更、端末の初期化、パスキーの削除をする前に、ログインに使えるパスキーが残っているかを確かめるよう案内していて、使えるパスキーがなく、ほかの方法でもログインできない場合は「ログインできない場合のお手続き」が必要になると書いています。 パスワードを無効にしてパスキーだけでログインしているサービスがあれば、機種変更の前に、SMS認証などほかの方法も使える状態にしておきます。

機種変更のあとにすること

新しい端末を受け取ったら、古い端末を手放す前に、次の順で確かめます。

  1. 新しい端末で、Apple アカウントやGoogleアカウントにサインインする
  2. 「パスワード」アプリやGoogle パスワード マネージャーを開き、パスキーが同期されているかを確かめる
  3. よく使うサービスに、新しい端末のパスキーでログインできるかを1つずつ試す
  4. ログインできないサービスは、パスキー以外の方法でログインし、新しい端末でパスキーを追加する
  5. 各サービスのパスキーの一覧から、古い端末のパスキーを削除する
  6. 最後に、古い端末を初期化する

Googleアカウントでは、Google アカウント ヘルプの案内に沿って、「セキュリティとログイン」の「お使いのデバイス」の下にある「すべてのデバイスを管理」から、古い端末をログアウトさせておきます。 Androidで自動的に作られたGoogleアカウントのパスキーは、このログアウトで外れます。

iPhoneを手放すときは、Appleのサポートの「iCloudキーチェーンを設定する」にある注意も知っておきます。 iCloudキーチェーンが有効なまま端末でiCloudからサインアウトすると、端末に記録されているキーチェーンの情報を残すか削除するかを尋ねるメッセージが表示されます。 手放す端末では残す必要はありません。 キーチェーンのデータのコピーは、暗号化された状態でiCloudのサーバーに保存されていて、iCloudキーチェーンを再び有効にすると端末に同期されると書かれています。

古い端末を家族に譲るとき、共有しているパスキーがあるとき

機種変更のあと、古いスマートフォンを家族に譲る人もいます。 パスキーは「端末のロックを外せること」で本人を確かめる仕組みなので、自分のApple アカウントやGoogleアカウントにサインインしたまま譲ると、家族がその端末のロックを外すだけで、あなたのアカウントのパスキーを使える状態が残ります。 譲る前には、自分のアカウントからサインアウトし、端末を初期化してから渡します。 初期化の前に、前の節の手順で、新しい端末ですべてのサービスにログインできることを確かめておきます。

家族とパスキーを共有している人は、もう1つ確かめることがあります。 Appleのサポートの「iCloudキーチェーンを設定する」では、iOS 17、iPadOS 17、macOS Sonoma以降では、共有パスワードグループを使って、家族や信頼できるほかの人とパスワードやパスキーを共有できると説明しています。 同じページには、iCloudキーチェーンを無効にしたり、端末でiCloudからサインアウトしたりすると共有パスワードグループにアクセスできなくなり、グループのほかのメンバーは、あなたが共有したパスワードとパスキーに引き続きアクセスできる、と書かれています。

家族で共有しているネット通販や動画配信のアカウントのパスキーは、新しいiPhoneで同じApple アカウントにサインインしてiCloudキーチェーンをオンにすれば、また共有パスワードグループの中で使えるようになります。 反対に、家族が機種変更をしたときに、共有しているパスキーが急に使えなくなったと言われたら、まず家族の新しい端末でiCloudキーチェーンがオンになっているかを確かめます。

Appleのサポートの「iPhoneでパスキーを使ってウェブサイトやアプリにサインインする」には、以前に別の人と共有していて、その人がアクセスする必要がなくなった場合などは、既存のパスキーの代わりに新しいパスキーを作る必要が生じることがある、とも書かれています。 譲った端末や、共有をやめた家族の端末にパスキーが残っている心配があるときは、各サービスでパスキーを作り直し、古いパスキーを一覧から削除しておくと確実です。

各サービスで確かめること

パスキーが端末の側で同期されていても、サービスの側に独自の決まりがある場合があります。 この記事を書くにあたって公式ヘルプで確かめた範囲では、次のような違いがあります(2026年11月1日時点)。

サービス 機種変更で確かめること(公式ヘルプの記載)
Googleアカウント 新しく作ったパスキーがログインのときに使えるまで7日間ほどかかる場合がある。古い端末は「すべてのデバイスを管理」からログアウトさせる
Amazon パスキーはApple IDやGoogleアカウントに保存され、そのアカウントの端末で使える。作れるのは保存先のアカウントごとに1つだけ。削除はAmazonと保存先の両方で行う
Yahoo! JAPAN クラウド同期対応のパスキーは買い替え時も設定し直さずに使える。機種変更や初期化の前に、使えるパスキーが残っているかを確かめる

Amazonのパスキーの扱いは、Amazonカスタマーサービスの「パスキーについて」「複数のデバイスでのパスキーの使用」「パスキーの削除」で確かめた内容です。 証券会社や銀行など、お金に関わるサービスでは、パスキーのほかに、端末の登録やアプリの引き継ぎの手続きが別に決まっていることがあります。 そうしたサービスは、機種変更の前に、それぞれの会社の公式の「機種変更のとき」の案内を開いて確かめてください。 証券口座でパスキーを使っている人は、SBI証券のパスキーと不正ログイン|Google・Appleのアカウントまで守る手順も参考になります。

引き継げなかった・ログインできなくなったとき

新しい端末でパスキーが使えなかった場合も、多くのサービスではほかのログイン方法に戻れます。

Googleアカウントでは、Google アカウント ヘルプに、ログインの画面で「別の方法を試す」を押すと、パスキーを飛ばして以前のログイン方法に戻れると書かれています。 Googleの「パスキー」の案内のページでは、スマートフォンをなくして本人確認ができない場合も、パスワードや従来の2段階認証プロセスに戻れること、パスワードを思い出せない場合はアカウント復元の手続きを使えることが説明されています。

Yahoo! JAPANでは、ヘルプセンターの「パスキーでのログインに失敗する」のページで、パスキーを保存したクラウドサービスのアカウント(Appleアカウント、Googleアカウントなど)でログインしているかを確かめ、それでも解決しない場合は「パスキーの設定」ページから設定し直すよう案内しています。

Appleでは、Appleのサポートの「パスキーのセキュリティについて」で、任意の設定ではあるものの、アカウント復旧用の連絡先を設定しておけば、Apple アカウントのパスワードやデバイスのパスコードを忘れてもアカウントにアクセスできるようになると説明しています。 機種変更の前に、家族など信頼できる人をアカウント復旧用の連絡先に設定しておくと、万一のときの戻り道が1つ増えます。

どのサービスでも、パスキーが使えなくなったときに頼りになるのは、登録している電話番号とメールアドレスです。 機種変更の前には、各サービスの登録情報で、電話番号とメールアドレスが今も使えるものになっているかを確かめておきます。

在宅で働く人が機種変更のときに整えておくこと

在宅で仕事をしている人のスマートフォンには、取引先との連絡、クラウドの資料、請求や入金の確認など、仕事に欠かせないアカウントのパスキーが集まっています。 機種変更のあとにログインできないサービスが出ると、その日の仕事が止まってしまうこともあります。

2026年11月1日時点で、機種変更のときに整えておきたいのは次の5つです。

  1. パスキーは、同期されるiCloudキーチェーンかGoogle パスワード マネージャーに保存する
  2. 古い端末の画面ロックの番号と、Google パスワード マネージャーのPINを控えておく
  3. 仕事で使うサービスは、パスキー以外のログイン方法も1つ残しておく
  4. 新しい端末で全部のサービスにログインできたことを確かめてから、古い端末を初期化する
  5. 機種変更のあとに、各サービスの一覧から古い端末のパスキーを削除する

こうした端末とアカウントの引き継ぎや、小さな事務所の機器の入れ替えを手伝う仕事に関心がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。 フリーランスや副業の仕事を探せる @SOHO を2004年から運営してきた中で見てきた限りでも、仕事の道具がスマートフォンとクラウドに集まるほど、端末の入れ替えを安全に済ませる段取りがそのまま仕事を止めない備えになっています(@SOHO 求人一覧)。

よくある質問

Q. 機種変更するとパスキーは消えますか?

iCloudキーチェーンやGoogle パスワード マネージャーに保存したパスキーは、新しい端末で同じApple アカウントやGoogleアカウントにサインインすれば同期されて使えます。Windows Helloやセキュリティキーに保存したもの、サービスの側でクラウド同期に対応していないとされるものは引き継がれないため、新しい端末で追加し直します。

Q. iPhoneからAndroidに機種変更したらパスキーは使えますか?

iPhoneでGoogle パスワード マネージャーに保存していたパスキーは、同じGoogleアカウントでログインしたAndroidで使えます。iPhoneの「パスワード」アプリに保存したパスキーをAndroidへ移す手順は、Appleの公式の案内に見つかりませんでした(2026年11月1日時点)。各サービスにパスキー以外の方法でログインし、新しい端末でパスキーを追加し直すのが確実です。

Q. Androidの機種変更でパスキーを引き継ぐのに何が必要ですか?

新しいAndroidで同じGoogleアカウントにログインすることと、古いAndroidの画面ロックのPIN、パターン、パスワードです。Google Chrome ヘルプでは、端末をなくした場合でも、新しい端末で古い端末の画面ロックを入力するとパスキーを復元できると案内しています。機種変更の前に、画面ロックの番号を覚えているかを確かめておきます。

Q. 古いスマートフォンのパスキーは削除したほうがよいですか?

新しい端末で各サービスにログインできたことを確かめてから、各サービスのパスキーの一覧で古い端末のものを削除しておくと、どれが今使っている端末のものか分かりやすくなります。Googleアカウントでは「すべてのデバイスを管理」から古い端末をログアウトさせます。古い端末の初期化は、最後に行います。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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