ソフトバンクのプロキシーサーバーの不具合|My SoftBankで他人の情報が表示 氏名・住所・契約内容 対象と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓ソフトバンクの情報漏洩として検索される件を
- ✓2026年1月27日の公式発表で整理
- ✓プロキシーサーバーの不具合でMy SoftBankに他人の氏名や住所が表示された事象など4つの事象と件数
ソフトバンクの情報漏洩として検索されることの多いこの件は、ソフトバンク株式会社が2026年1月27日に「プロキシーサーバーの不具合による事象の発生について」として発表したものです。携帯電話回線で本人確認をする回線認証で「My SoftBank」にログインした際に、他人の情報(氏名、住所、生年月日、電話番号、契約内容、請求金額など)が表示される事象が2,019件、S!メール(MMS)などで送信元が他人のものに入れ替わる事象が2,209件など、4つの事象が起きたと発表されています。原因はプロキシーサーバーのソフトウエアの不具合で、外部からのサイバー攻撃などではないと明記されています。2026年11月1日時点で、ソフトバンクのプレスリリースの一覧を見ても、2026年1月27日の発表のあとにこの件の新しい報告は出ていません。発表では、影響があった客に順次個別に連絡するとしていますが、補償やお詫びの品の案内は書かれていません。 2026年1月13日から1月17日にMy SoftBankやMMS、「+メッセージ」を使った覚えがあり、心当たりがある人は、まずソフトバンクのお客さま専用の問い合わせ窓口(0800-111-7378)に相談してください。 あわせて、ソフトバンクを名乗って「返金」や「確認のため」と個人情報を聞き出そうとするSMSや電話には応じないでください。
この記事は、2026年11月1日時点でソフトバンクの公式発表とプレスリリースの一覧を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
ソフトバンクで何が起きたのか
ソフトバンクは、携帯電話サービスの“ソフトバンク”と“ワイモバイル”などを提供している通信会社です。今回の発表は、同社のネットワークの中で使われていたプロキシーサーバーという中継の仕組みに不具合があり、一部の客が一時的にほかの客として扱われてしまったというものです。
発表の書き出しは次のとおりです。
ソフトバンク株式会社(以下「弊社」)は、プロキシーサーバーの不具合により、携帯電話回線で本人確認を行う回線認証において「My SoftBank」にログインした際に他人の情報が表示されるという事象が発生しました。 出典: ソフトバンク「プロキシーサーバーの不具合による事象の発生について」
発表の骨子をまとめると、次のようになります。
- My SoftBankで契約内容や請求情報を照会したときに、他人の情報が表示されることがあった
- “ソフトバンク”のS!メール(MMS)と“ワイモバイル”のMMSで、送信元のメールアドレスや電話番号が他人のものに入れ替わることがあった
- 同じMMSで、他人宛てのメールを受信することがあった(Android搭載端末のみ)
- 「+メッセージ」で、初期設定やアカウント情報の更新のときに他人のアカウントになることがあった
- これらの事象は、発表の時点で全て復旧している
- 原因はプロキシーサーバーのソフトウエアの不具合で、外部からのサイバー攻撃などではない
検索では「情報漏洩」という言葉で調べる人が多い件ですが、ソフトバンクの発表は「他人の情報が表示される」「他人宛てのメールを受信する」といった事象として書かれています。この記事でも、発表の言い方のまま書きます。また、外部からの攻撃ではないと発表されているので、不正アクセスの件として扱いません。
公表の経緯と2026年11月1日時点の状況
発表に書かれた出来事を日付の順に並べると、次のようになります。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年9月25日 | 不具合のあったプロキシーサーバーのソフトウエアを導入 |
| 2026年1月13日 | ネットワーク設備の設定変更を実施。同じ日に、回線認証でMy SoftBankにログインした客から、他人のものとみられる情報が表示されたという申告があった |
| 2026年1月13日午前9時47分から1月17日午前2時22分 | 発表の時点で判明している事象の発生期間 |
| 2026年1月19日 | 不具合によって、一部の客が一時的にほかの客として扱われる可能性がある状態になっており、1月13日の設定変更で発生の頻度が高まっていたことが判明 |
| 2026年1月27日 | 「プロキシーサーバーの不具合による事象の発生について」を発表 |
発表によると、不具合のあるソフトウエアは2025年9月25日から使われていました。ただ、事象が多く起きたのは、2026年1月13日の設定変更のあとです。設定変更より前の影響件数は、最大で200件と見積もられています。
2026年11月1日時点で、ソフトバンクの2026年のプレスリリースの一覧には、この件の続報(件数の確定や、追加の調査結果)は出ていません。発表の中にも「現時点で判明している発生期間と事象ごとの影響件数」と書かれており、件数は2026年1月27日の時点のものです。
なお、2026年10月にはMy SoftBankのウェブサイトが一時的に停止されたという別の発表が出ています。こちらは原因も時期も違う件なので、後の節で分けて説明します。
4つの事象と影響件数
発表では、起きたことを①から④の4つの事象に分けて、それぞれの影響件数を示しています。
| 番号 | 起きたこと | 影響件数 |
|---|---|---|
| ① | My SoftBankで契約内容や請求情報を照会した際に、他人の情報が表示される。そのほか、回線認証を利用するソフトバンクと他社のサービスで、異なる携帯電話番号で認証が行われる | 2,019件 |
| ② | “ソフトバンク”のS!メール(MMS)と“ワイモバイル”のMMSの送信で、本文はそのままで、送信元のメールアドレスや携帯電話番号が他人のものに入れ替わる | 2,209件 |
| ③ | “ソフトバンク”のS!メール(MMS)と“ワイモバイル”のMMSの受信で、他人宛てのメールを受信する(Android搭載端末のみ) | 1,906件 |
| ④ | 「+メッセージ」で、初期設定時とアカウント情報の更新時に他人のアカウントになり、メッセージの送受信などが可能な状態になる | 2,241件 |
この件数は、2026年1月13日午前9時47分から1月17日午前2時22分までの期間のものです。それより前の期間については、最大で200件と見積もられています。
4つの件数は事象ごとに数えたもので、発表には、何人の客が影響を受けたかという人数の合計は書かれていません。同じ人が複数の事象に当たっている可能性もあるため、4つの件数を合計した数を「影響を受けた人数」と読まないようにしてください。
表示された可能性のある情報
①の事象で、他人に表示された情報として発表に例示されているのは次の項目です。
| 発表に書かれている項目 | 発表に書かれていないこと |
|---|---|
| 氏名、住所、生年月日、電話番号、契約内容、請求金額「など」 | 含まれない項目(クレジットカード番号や口座番号など)についての記載は無い |
項目の最後に「など」と付いているので、表示された情報がこれだけとは限りません。一方で、クレジットカードの番号や銀行口座の番号が表示されたかどうかは、発表には書かれていません。書かれていない以上、「カード情報は含まれない」とも「含まれる」とも言えないので、気になる人は窓口で確かめてください。
②から④は、表示される情報というより、メールやメッセージのやり取りの相手が入れ替わる事象です。②では送ったメッセージの本文はそのままで、送信元だけが他人のものになっていました。③では他人宛てのメールが届いていました。④では他人のアカウントでメッセージの送受信などができる状態になっていました。この3つは、メッセージの本文に何を書いていたかによって、影響の大きさが人ごとに変わります。
原因について会社が説明していること
発表では、原因を次のように説明しています。
プロキシーサーバーのソフトウエアに不具合があり、複数の処理が同時に多数発生するという特定条件下において、一部のお客さまが一時的に他のお客さまとして取り扱われてしまう可能性がある状態が発生していました。 出典: ソフトバンク「プロキシーサーバーの不具合による事象の発生について」
プロキシーサーバーとは、スマホとサービスの間に入って通信を取り次ぐ機械のことです。スマホから届いた「この回線の契約内容を見せて」という求めを受け取り、サービス側に伝え、返ってきた答えをスマホに返します。この取り次ぎの途中で、多くの求めが同時に重なったときに、ある人への答えを別の人に返してしまうことがあった、というのが発表の説明です。
回線認証とは、IDとパスワードを入力しなくても、契約している携帯電話の回線からアクセスしたことで本人だと確かめる仕組みのことです。今回は、回線から本人を確かめる段階で、別の人の回線として扱われてしまったため、他人の情報が表示されたり、他社のサービスで別の番号として認証されたりしました。
発表では、2026年1月13日のネットワーク設備の設定変更で、この事象の発生頻度が高まっていたとしています。設定変更の中身や、なぜ頻度が高まったのかの詳しい説明は、発表には書かれていません。
外部からのサイバー攻撃などではないとも明記されています。第三者がソフトバンクのシステムに侵入して情報を持ち出した、という件ではありません。一方で、他人の情報が表示された客が、その情報をどう扱ったかは発表からは分かりません。
再発防止策の中身を読む
発表に書かれた再発防止策は2つです。1つ目の「データ内容(要求データと応答データ)の整合性を確認する検証の強化」は、スマホから届いた求めと、それに返す答えが同じ客のものになっているかを確かめる仕組みを強める、という意味です。今回は、ある客の求めに対して別の客の答えが返っていたので、その食い違いを見つけて止める確かめを増やす、ということになります。
2つ目の「ソフトウエアの不具合の早期検知に向けた監視項目およびアラート条件の見直し」は、システムの動きを見張る項目と、異常を知らせる条件を見直すという意味です。今回は、客からの申告で事象が分かり、原因が判明するまでに数日かかっています。見張りの仕組みが先に異常に気づけるようにする、というのがこの対策のねらいです。
どちらも会社の側で行う対策で、利用者が設定を変えたり手続きをしたりする必要は、発表には書かれていません。
会社の対応
発表に書かれているソフトバンクの対応は次のとおりです。
- 監督官庁に事象の発生を報告した
- 影響があった客に、順次個別に連絡し、状況を説明する
- 不具合の原因となったプロキシーサーバーのソフトウエアの修正を完了し、正常に稼働していることを確かめた
- 再発防止策として、データの内容(要求データと応答データ)の整合性を確かめる検証を強化する
- 再発防止策として、ソフトウエアの不具合を早く見つけるための監視項目とアラートの条件を見直す
- 事象に関するお客さま専用の問い合わせ窓口を設けた
補償やお詫びの品、ポイントの付与については、2026年1月27日の発表には書かれていません。書かれていない以上、この記事では補償があるともないとも書きません。他社の事案でお詫びや補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。
「順次個別に連絡」とあるだけで、連絡の手段(SMS、メール、電話、郵便)は発表には書かれていません。このため、ソフトバンクから連絡が来たように見えるものが届いたときに、それが本物かどうかを見た目だけで決めないことが大切です。次の節で確かめ方を説明します。
自分が対象かを確かめる方法
まず、事象の起きた期間に、次のどれかに当たるかを思い出してください。
- 2026年1月13日から1月17日に、回線認証でMy SoftBankにログインし、契約内容や請求を見た
- 同じ期間に、“ソフトバンク”のS!メール(MMS)か“ワイモバイル”のMMSを送った、または受け取った
- 同じ期間に、「+メッセージ」の初期設定をした、またはアカウント情報を更新した(機種変更のあとの設定なども含めて思い出す)
どれにも当たらなければ、今回の4つの事象に当たっている可能性は低いと考えられます。ただし、2026年1月13日午前9時47分より前にも、最大で200件の影響があったと見積もられています。2025年9月25日から2026年1月13日の間にMy SoftBankで他人の情報が出たように見えた、MMSの差出人がおかしかったなど、思い当たることがあれば窓口に相談してください。
連絡が来たときの確かめ方
影響があった客には、ソフトバンクから順次個別に連絡するとされています。連絡が来たときは、次の点を確かめてください。
- メッセージの中のリンクから、IDやパスワード、暗証番号を入力しない
- 電話でカード番号や暗証番号を聞かれても答えない
- 内容を確かめたいときは、発表に載っている窓口(0800-111-7378)に、自分で番号を入力してかけ直す
ソフトバンクを名乗るSMSで、本物かどうかを見分ける考え方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で詳しく説明しています。
連絡が来ていない人
連絡が来ていなくても、上の期間に心当たりがあり、不安があるときは窓口に問い合わせてください。発表には「これらの事象にお心当たりがあるお客さまは、専用の問い合わせ窓口にお問い合わせいただきますようお願いします」と書かれています。
事象ごとに利用者がすること
4つの事象は性質が違うので、することも事象ごとに分けて説明します。
①My SoftBankで他人の情報が表示された件
自分の情報が他人の画面に表示された可能性がある場合、氏名、住所、生年月日、電話番号、契約内容、請求金額などが、その人の目に触れたかもしれません。表示した側が情報を悪用したかどうかは発表からは分かりませんが、住所と電話番号がそろうと、宛名入りの郵便や名前を呼びかける電話が本物らしく見えやすくなります。
- ソフトバンクや配送業者を名乗って、契約の確認や料金の返金を持ちかける電話やSMSに応じない
- 身に覚えのない郵便物や請求書が届いたら、書かれた番号ではなく、自分で調べた正規の窓口に確かめる
- 契約内容(料金プランなど)を言い当てられても、それだけで本物の連絡だと決めない
住所や電話番号が他人に知られた可能性があるときの備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番と電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で説明しています。
①には、回線認証を使うソフトバンクと他社のサービスで、異なる携帯電話番号で認証が行われたという事象も含まれています。回線認証でログインするソフトバンクや他社のサービスを期間中に使った人は、そのサービスの利用履歴を開き、身に覚えのない操作や購入がないかを見てください。見つけたときは、そのサービスの窓口とソフトバンクの窓口の両方に伝えます。
逆に、期間中に自分の画面に他人の情報が表示された人は、その情報を写真に撮ったり、他人に伝えたりしないでください。何が表示されたかを窓口に伝えることは、ソフトバンクの調査に役立ちます。
②MMSの送信元が入れ替わった件
送ったMMSの送信元が他人のものに入れ替わっていた場合、相手には知らない人から届いたように見えていた可能性があります。期間中にMMSで大事な連絡をした人は、相手にきちんと届いたか、誰からのメッセージとして届いたかを、別の手段で確かめておくと安心です。
反対に、期間中に知らないアドレスや番号から、知り合いが書いたような内容のMMSを受け取った人は、それが入れ替わりの事象だった可能性があります。返信する前に、知り合い本人に電話などで確かめてください。
③他人宛てのMMSを受け取った件
この事象は、Android搭載端末で受信したときに限って起きたとされています。期間中に、自分宛てではないとみられるMMSを受け取った人は、内容を他人に転送したり、SNSに載せたりしないでください。どう扱えばよいかは窓口に相談します。
自分が送ったMMSが他人に届いていた可能性もあります。送り先の相手がAndroidの端末を使っていた場合、期間中に送った本文の中に、住所や口座番号、写真などの個人情報を書いていなかったかを思い出してください。書いていた場合は、窓口に伝えたうえで、相手にも事情を話しておくと、後で困ることが減ります。
④+メッセージで他人のアカウントになった件
期間中に「+メッセージ」の初期設定やアカウント情報の更新をした人は、アプリのプロフィールの名前や電話番号が自分のものか、会話の一覧に見覚えのない相手がいないかを確かめてください。見覚えのない会話があれば、内容を読み進めずに窓口に相談します。
自分のアカウントで、期間中に他人がメッセージを送受信できる状態になっていた可能性もあります。期間中に自分のアカウントに届いたはずのメッセージが届いていない、知らないメッセージが送られている、などの様子があれば、窓口に伝えてください。
認証コードが勝手に届いたとき
今回の件とは直接の関係は分かりませんが、電話番号や氏名が他人に知られた可能性があると、知らないサービスの認証コードがSMSで届くことがあります。身に覚えのない認証コードが届いても、そのコードは誰にも伝えないでください。ソフトバンクや他のサービスの担当者を名乗る人から、電話やメッセージで「届いた番号を教えてください」と言われても答えません。認証コードは、本人がその場でログインや手続きをするときにだけ入力するものです。
期間中の使い方を振り返る手順
窓口に相談する前に、2026年1月13日から1月17日の自分のスマホの使い方を振り返っておくと、話が早く進みます。次の順番で確かめてください。
- メッセージのアプリを開き、2026年1月13日から1月17日に送ったMMSと受け取ったMMSを探す
- 送ったMMSについて、相手の名前、日時、本文に個人情報や仕事の情報を書いていなかったかをメモする
- 受け取ったMMSの中に、知らない相手からのものや、自分宛てではないとみられるものがないかを見る
- +メッセージのアプリで、期間中に初期設定やアカウント情報の更新をしたかを思い出す(機種変更や再インストールの日を手がかりにする)
- My SoftBankで期間中に契約内容や請求を見たかを思い出す
- 気になるものがあれば、画面の写真を撮って日時と一緒に残し、窓口に伝える
画面の写真は、窓口に状況を説明するためのものです。他人宛てのメールの内容が写っている場合は、相談が終わったあとに削除してください。
家族の回線もまとめて確かめる
家族の回線をまとめて契約している人や、子どもや親のスマホの設定を手伝っている人は、家族にも同じことを確かめてください。特に、期間中に家族の機種変更や+メッセージの初期設定を手伝った場合は、④の事象に当たっていないかを見ておく必要があります。
窓口に相談するときは、どの回線のことかを電話番号で伝えます。契約者の名前と回線の番号を先に手元にそろえておくと、話が早く進みます。
問い合わせ窓口
発表に載っている窓口は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口の名称 | お客さま専用の問い合わせ窓口 |
| 電話番号 | 0800-111-7378(通話料無料) |
| 受付時間 | 午前10時から午後7時まで |
発表には、受付する曜日の記載はありません。メールやチャットの窓口も、この件の専用としては書かれていません。電話をかける前に、期間中に何をしたか(My SoftBankを開いた日時、MMSを送った相手、+メッセージの設定をした日)をメモにまとめておくと、話が早く進みます。
この窓口は、2026年1月27日の発表で、今回の事象に関するお客さま専用として案内されたものです。料金プランの変更や機種の相談など、この件と関係のない手続きは、ふだんのソフトバンクやワイモバイルの窓口を使ってください。窓口の番号は、SMSやメールに書かれた番号ではなく、発表のページに載っている番号を自分で確かめてからかけるようにします。
混同されやすいソフトバンクの別の件
ソフトバンクについては、ほかにも個人情報に関わる発表が出ています。検索すると同じ画面に並ぶことがあるので、今回の件と分けて整理します。
2026年10月のMy SoftBankの一時停止
2026年10月19日、ソフトバンクは「お客さま向け会員サイト「My SoftBank」の一時的な停止について」を発表しました。My SoftBankの一部のシステムに対して、第三者による不正アクセスの試みがあったことが判明したため、10月17日午前8時から「My SoftBank」「My Y!mobile」「My Menu」のウェブサイトを一時的に停止した、という内容です。各サービスのアプリ版は引き続き使えると案内されていました。
その後、2026年10月22日の発表で、2026年10月21日午後9時頃にMy SoftBankのウェブサイトを、10月22日午後5時30分頃に「My Y!mobile」「My Menu」のウェブサイトを再開し、全ての会員サイトが使えるようになったと案内されています。セキュリティー強化のため、使っているインターネット環境によっては閲覧できない場合があり、そのときはアクセス時に出る案内に沿って対応するよう書かれています。
この10月の件は、第三者による不正アクセスの試みが原因として発表されています。1月の件は、ソフトウエアの不具合が原因で、外部からの攻撃ではないと発表されています。原因も時期も違う別の件です。なお、10月の3本の発表には、客の情報が外部に出たかどうかについての記載はありません。
2025年6月の業務委託先の件
2025年6月11日には、「業務委託先企業による個人情報漏えいの可能性について」が発表されています。業務委託先の株式会社UFジャパンから、“ソフトバンク”と“ワイモバイル”を契約している個人の客の情報が流出した可能性があるという内容で、当時判明していた件数は13万7,156件でした。
この件は、委託先での情報の扱いが原因とされる別の件です。今回の1月の件とは、原因も対象も違います。
ソフトバンクを名乗る連絡への備え
今回の件が報道されたり、個別の連絡が始まったりすると、それに便乗した偽の連絡が出てくることがあります。発表には便乗した偽の連絡の注意は書かれていませんが、次のような連絡には気をつけてください。
- 「不具合の影響でお客さまの情報が表示されました。確認のためこちらから手続きしてください」とリンクを開かせるSMS
- 「お詫びとして返金します」と、カード番号や口座番号を聞き出そうとする電話
- 「アカウントを保護するため」と、My SoftBankのパスワードや暗証番号を入力させるページ
ソフトバンクの発表には、返金やお詫び金の案内はありません。お金の受け取りの手続きを持ちかける連絡が来たら、自分で窓口に確かめるまで何も入力しないでください。偽のメールを短時間で見分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。
もし偽のページにパスワードを入力してしまったときは、すぐにパスワードを変え、同じパスワードをほかのサービスで使っていれば、そちらも変えます。変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で説明しています。
続報を自分で確かめる方法
この件の続報が出るとすれば、ソフトバンクの企業・IRのサイトの「ニュース」にある「プレスリリース」か「お知らせ」の一覧に載ると考えられます。2026年11月1日時点では、2026年のプレスリリースの一覧に、この件の発表は2026年1月27日の1本だけです。
続報を確かめるときは、次の点を見てください。
- 発表の日付と題名(「プロキシーサーバー」「不具合」などの言葉が入っているか)
- 件数や発生期間が改められていないか
- 窓口の電話番号や受付時間が変わっていないか
SNSやまとめサイトで「件数が増えた」「補償が決まった」といった話を見かけても、ソフトバンクの公式の一覧で同じ内容が出ているかを確かめるまでは、そのまま受け取らないようにしてください。検索で出てくる記事の中には、2025年6月の委託先の件や、2026年10月の一時停止の件と混ざって書かれているものもあります。
対象の人がすることの一覧
ここまでの内容を、事象ごとにまとめます。
| 当てはまること | まずすること |
|---|---|
| 期間中に回線認証でMy SoftBankを開いた | 自分の情報が表示された可能性を窓口に確かめる。宛名入りの不審な連絡に注意する |
| 期間中に回線認証で他社のサービスを使った | そのサービスの利用履歴を見て、身に覚えのない操作がないか確かめる |
| 期間中にMMSを送った | 相手に届いたか、誰からとして届いたかを別の手段で確かめる |
| 期間中にAndroidでMMSを受け取った | 自分宛てでないメールは転送せず、窓口に相談する |
| 期間中に+メッセージの設定をした | プロフィールと会話の一覧を見て、見覚えのないものがないか確かめる |
| ソフトバンクを名乗る連絡が来た | リンクを開かず、0800-111-7378に自分でかけて確かめる |
この一覧は、発表の内容に沿って整理したものです。具体的にどの客がどの事象に当たったかは、ソフトバンクからの個別の連絡か窓口で確かめてください。
在宅で仕事をする人が気をつけること
ソフトバンクやワイモバイルのスマホを、在宅の仕事でも使っている人は多いはずです。取引先との連絡にMMSや+メッセージを使っていたり、取引先から預かった顧客の名簿や写真をメッセージで受け取ったりしていると、今回のような事象は自分だけの問題ではなくなります。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、個人データに関わる本人の数が1,000人を超える漏えい等(またはそのおそれ)を挙げ、例として、システムの設定ミス等によりインターネット上で個人データの閲覧が可能な状態となった場合を示しています。また、報告は発覚したら速やかに行うよう求めています。これは事業者の義務の話ですが、取引先から個人情報を預かる立場の人は、取引先がこうした手続きを進める必要があることを知っておくと、何をすぐ伝えるべきかが分かります。
在宅で働く人が見直しておきたいのは、次の点です。
- 取引先の顧客の情報を、MMSやメッセージアプリの本文や添付で送っていないか
- 期間中に取引先とMMSや+メッセージでやり取りした内容に、取引先の顧客の情報が含まれていなかったか
- 含まれていた場合、取引先の誰に、いつまでに伝えるかを決めているか
- 仕事用の連絡は、取引先が指定した手段(業務用のチャットやメール)に寄せているか
期間中に取引先の情報をMMSで送っていた場合は、ソフトバンクの窓口に確かめたうえで、取引先に事実を伝えてください。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、早く伝えるほど、取引先が必要な手続きを進めやすくなる点は変わりません。
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、連絡の手段と預かった情報の扱い方を最初に取引先とすり合わせています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼につながります。
スマホとアカウントを守る知識を仕事に生かす
回線認証や多要素認証の仕組みを知っておくと、自分のアカウントを守れるだけでなく、取引先のセキュリティの相談に乗れるようにもなります。多要素認証の仕組みと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版にまとめています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
ソフトバンクの件は、2026年11月1日時点で、2026年1月27日の発表のあとに新しい報告は出ていません。2026年1月13日から1月17日にMy SoftBank、MMS、+メッセージを使った覚えがある人は、心当たりがあれば0800-111-7378に相談し、ソフトバンクを名乗る不審な連絡には応じないようにしてください。
よくある質問
Q. ソフトバンクの件は不正アクセスによる情報漏洩ですか?
ソフトバンクの2026年1月27日の発表では、原因はプロキシーサーバーのソフトウエアの不具合で、外部からのサイバー攻撃などではないと明記されています。一部の客が一時的にほかの客として扱われ、My SoftBankに他人の氏名や住所、契約内容などが表示される事象などが起きました。2026年10月のMy SoftBankの一時停止は、不正アクセスの試みによる別の件です。
Q. 影響を受けたのは何人ですか?
発表には人数の合計は書かれていません。事象ごとの件数として、My SoftBankで他人の情報が表示されるなどの事象が2,019件、MMSの送信元の入れ替わりが2,209件、他人宛てのMMSの受信が1,906件、+メッセージで他人のアカウントになる事象が2,241件と示されています。2026年1月13日午前9時47分より前の影響は、最大で200件と見積もられています。
Q. 自分が対象かどうかはどうやって分かりますか?
発表では、影響があった客に順次個別に連絡するとしています。2026年1月13日から1月17日に回線認証でMy SoftBankを開いた、MMSを送受信した、+メッセージの設定をした覚えがあり、心当たりがある人は、お客さま専用の問い合わせ窓口(0800-111-7378、午前10時から午後7時まで)に相談してください。
Q. お詫びや補償はありますか?
2026年1月27日の発表には、補償やお詫びの品、ポイントの付与についての記載はありません。2026年11月1日時点で、この件の続報も出ていません。返金やお詫び金を名目にカード番号や口座番号を聞き出す連絡が来ても応じず、気になるときは発表に載っている窓口に自分で電話をかけて確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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