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モンベルの情報漏えいの可能性|モンベル・グローバルサイト 最大15名 氏名・電話番号・住所 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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モンベルの情報漏えいの可能性|モンベル・グローバルサイト 最大15名 氏名・電話番号・住所 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓モンベルの情報漏洩について
  • ✓2026年9月18日の公式発表をもとに整理
  • ✓海外向けのモンベル・グローバルサイトへの不正アクセスで最大15名分の氏名や電話番号

モンベルの情報漏洩について、株式会社モンベルは2026年9月18日、海外向けの発送を扱う「モンベル・グローバルサイト(montbell.com)」が外部から不正アクセスを受け、登録している人のうち最大15名分の個人情報が第三者に不正に取得された可能性があると発表しました。内訳は、1名分が氏名・電話番号・郵便番号・住所、残りの14名分が氏名・電話番号です。クレジットカード情報とサインインのパスワードの漏えいは確認されていないとされています。 日本国内向けの「モンベル・日本総合サイト(montbell.jp)」については、情報漏えいは確認されていないと明記されています。 グローバルサイトに登録したことがある人がまずすることは、モンベルを名乗る不審な電話やSMSに個人情報や決済情報を答えないこと、そして心当たりのない連絡があれば、記載の連絡先ではなく公式サイトのお問い合わせフォームから確かめることです。

2026年11月1日時点で分かっていることも先に書きます。9月18日の発表のあと、対象者の特定や件数の変更、原因の詳しい説明といった続報は、モンベル・グローバルサイトの「新着情報」の一覧に掲載されていません。発表では、今後新たに公表すべき事実が判明した場合は速やかに知らせるとしています。

この記事は、モンベルの公式発表「当モンベル・グローバルサイトへの不正アクセスに関するご報告とお詫び」を2026年11月1日に開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

モンベル・グローバルサイトで何が起きたのか

不正アクセスを受けたのは、モンベルが運営するサイトのうち、海外向けの発送を扱う「モンベル・グローバルサイト」です。ドメインは montbell.com で、日本国内向けの「モンベル・日本総合サイト」(montbell.jp)とは別のサイトです。

グローバルサイトは、日本以外の国や地域へ商品を届けるためのオンラインストアを中心にしたサイトで、ページの上部で配送先の国や地域を選ぶ形になっています。日本語の画面もあり、配送先を「Japan」にした表示も選べるため、日本に住む人でも登録していることがありえます。

発表によると、2026年9月11日にモンベルが管理するシステムへの不正アクセスを検知しました。翌9月12日に調べた結果、2026年8月9日から10日にかけて、グローバルサイトに登録されているユーザー情報のうち、最大15名分の個人情報が第三者に不正に取得された可能性があることが分かったとされています。

発表の言い方は「漏えいした可能性」「不正に取得された可能性」です。漏えいを確定させた発表ではないため、この記事でも「可能性」として扱います。一方で、9月11日に不正アクセスを検知したこと自体は、発表の中で事実として書かれています。不正アクセスがあったことは確かで、そのうえで個人情報が取得されたかどうかが「可能性」として示されている、という形の発表です。この2つを分けて読むと、発表の中身を取り違えずに済みます。

件数は「最大15名分」と書かれています。15名より少ない可能性もあるという意味を含む書き方なので、「15名が漏えいした」と言い切らないよう注意が要ります。

公表の経緯と2026年11月1日時点の状況

発表に書かれている日付を順に並べると、次のとおりです。

日付 出来事
2026年8月9日から10日 ユーザー情報のうち最大15名分の個人情報が、第三者に不正に取得された可能性がある期間
2026年9月11日 モンベルが管理するシステムへの不正アクセスを検知
2026年9月12日 調査の結果、最大15名分の個人情報が不正に取得された可能性を確認
2026年9月18日 「当モンベル・グローバルサイトへの不正アクセスに関するご報告とお詫び」を公表

取得された可能性がある期間(8月9日から10日)と、不正アクセスを検知した日(9月11日)の間には、約1か月の開きがあります。発表では、9月11日に検知した不正アクセスを調べる中で、8月の取得の可能性が分かったという流れで書かれています。

2026年11月1日時点で、9月18日の件について、対象者の特定、件数の変更、原因の詳しい説明、補償の案内といった続報は、グローバルサイトの「新着情報」の一覧に掲載されていません。一覧に並んでいるのは、9月18日の発表のほかは、新しい店舗の開店や自治体との協定、商品の紹介などのお知らせです。

取得された可能性がある情報と、漏えいが確認されていない情報

発表が挙げている情報を整理すると、次のとおりです。

人数 取得された可能性がある情報
1名分 氏名、電話番号、郵便番号、住所
その他14名分 氏名、電話番号
合計 最大15名分

一方で、発表が漏えいを「確認されていない」としている情報は次のとおりです。

情報 発表の書き方
クレジットカード情報 漏えいは確認されていない
サインインのパスワード 漏えいは確認されていない
モンベル・日本総合サイト(montbell.jp)の情報 情報漏えいは確認されていない

ここで1つ注意したいのは、言葉の違いです。発表は、クレジットカード情報とサインインのパスワードについて「含まれていない」ではなく「漏えいは確認されておりません」と書いています。これは、調べた範囲で漏えいの事実が見つかっていないという意味です。この記事でも、発表の言い方をそのまま使います。

氏名と電話番号の組み合わせは、15名全員に共通する項目です。電話番号が分かると、電話やSMS(ショートメッセージ)で連絡を取ることができます。そのため、発表も「不審な電話やSMS等」への注意を呼びかけています。

引用で確かめる発表の要点

発表のうち、対象となる情報と、対象者の特定について書いた部分を引用します。

不正取得された可能性のある15名分の個人情報は以下の通りです。 1名分:氏名、電話番号、郵便番号、住所 その他14名分:氏名、電話番号 今回の不正アクセスの特性上、対象となった15名のお客さまを個別に特定することが困難な状況です。なお、クレジットカード情報およびサインインパスワードの漏えいは確認されておりません。 出典: 株式会社モンベル「当モンベル・グローバルサイトへの不正アクセスに関するご報告とお詫び」

対象者を個別に特定できないという点

今回の発表で、ほかの漏えいの発表と大きく違うのは、対象となった15名を個別に特定することが難しいと書かれている点です。理由は「今回の不正アクセスの特性上」とだけ書かれていて、どのような特性なのかは説明されていません。この記事でも推測はしません。

多くの漏えいの発表では、会社が対象の人にメールや郵便で個別に知らせる、と書かれています。しかし今回は対象者を特定できないため、発表の中に「対象のお客さまに個別に連絡する」という記載はありません。

このことは、利用者の側から見ると次のような意味を持ちます。

  • 「お知らせのメールが届いていないから自分は対象外」とは判断できない
  • 反対に、グローバルサイトに登録したことがあるからといって、自分が対象だとも言えない。対象は最大15名分
  • モンベルから「あなたが対象です」という個別の連絡が来ることは、発表の内容からは想定しにくい

最後の点は、偽の連絡を見分けるうえで大切です。「モンベルの情報漏えいの対象になったので、本人確認をお願いします」という電話やSMS、メールが届いた場合、発表の内容と照らすと不自然です。そうした連絡には答えず、公式サイトのお問い合わせフォームから確かめてください。

原因について発表で分かっていること

原因について、発表は「外部からの不正アクセス」と書いています。また、対応状況の中で「判明したシステムの脆弱性に対する改修はすでに完了」としていることから、システムの脆弱性(プログラムや設定の弱点で、外から悪用されうるもの)が使われたことが読み取れます。

ただし、どの部分のどのような弱点だったのか、どの手口で情報が取得されたのかは、発表には書かれていません。発表では、引き続き原因の分析を踏まえた再発防止策の策定と、情報管理体制の強化を進めるとしています。

発表で分かっているのは次の点です。

  • 外部からの不正アクセスを受けた
  • 判明したシステムの脆弱性の改修はすでに完了し、安心して使える状況だとしている
  • 不正アクセスの対象は、海外向けの発送を扱うグローバルサイトのシステム
  • 日本総合サイト(montbell.jp)では情報漏えいは確認されていない
  • 本件に関連する二次被害は、発表の時点で確認されていない

モンベルの対応と今後の連絡

発表に書かれている会社の対応は次のとおりです。

  • 判明したシステムの脆弱性の改修を完了した
  • 原因の分析を踏まえた再発防止策を策定し、情報管理体制を一層強化する
  • 今後新たに公表すべき事実が判明した場合は、速やかに知らせる
  • 問い合わせは、公式サイトのお問い合わせフォームで受け付ける

個人情報保護委員会への報告や警察への相談、お詫びの品や補償については、発表には書かれていません。書かれていないことを推測することはしません。情報漏えいの補償が一般にどう扱われているかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。

件数が少ない発表をどう受け止めるか

最大15名分という件数は、ほかの大きな漏えいの発表と比べると少なく見えます。だからといって、自分には関係ないと決めつけるのも、反対に必要以上に心配するのも、どちらも避けたい受け止め方です。

件数が少ないことで、利用者にとって変わる点と変わらない点があります。変わる点は、自分が対象である確率です。グローバルサイトに登録している人の中で、取得された可能性があるのは最大15名分なので、登録していたからといって自分が対象だとは言えません。

変わらない点は、備えの中身です。取得された可能性がある項目は氏名と電話番号が中心で、備えは電話とSMSへの注意です。この備えは、今回の件の対象かどうかにかかわらず、ふだんから役に立つものです。電話番号は多くのサービスに登録しているため、どこか別のところから漏れている可能性もあります。今回の件をきっかけに、電話とSMSで個人情報や決済情報を答えない、という習慣を確かめておくと、ほかの漏えいへの備えにもなります。

また、件数が少ない発表ほど、後から続報が出たときに見落とされやすい面もあります。発表は、今後新たに公表すべき事実が判明した場合は速やかに知らせるとしています。グローバルサイトに登録している人は、ときどき「新着情報」の一覧を確かめておくと安心です。

日本総合サイトとグローバルサイトの見分け方

モンベルには、名前のよく似た複数のサイトがあります。今回の対象はグローバルサイトだけで、日本総合サイトでは情報漏えいは確認されていないとされています。自分がどちらに登録しているかで、気にかけることが変わります。

サイト ドメイン 今回の発表での扱い
モンベル・グローバルサイト montbell.com 不正アクセスの対象。最大15名分の個人情報が取得された可能性
モンベル・日本総合サイト montbell.jp 情報漏えいは確認されていない

発表は日本総合サイトを「montbell.jp」と書いています。国内向けのオンラインストア(webshop.montbell.jp)やモンベルクラブ(club.montbell.jp)のように、montbell.jp で終わるアドレスで使っているサービスは、ドメインの上では日本総合サイトの側にあたります。どちらか迷う場合は、ブラウザのアドレス欄の表示で確かめるか、お問い合わせフォームで尋ねるのが確実です。

自分がグローバルサイトに登録したかどうかを確かめるには、次の点が手がかりになります。

  • 登録の完了や注文の確認のメールが、montbell.com の側から届いているか
  • 海外の住所や、海外への発送を選んで注文したことがあるか
  • ブラウザに保存しているパスワードの一覧に、montbell.com のサイトがあるか

海外に住む家族や友人に商品を送るために、グローバルサイトを使ったことがある人もいるかもしれません。その場合、届け先として入力した住所や電話番号の持ち主が、自分ではなく家族や友人だということもありえます。

海外に住む人や、海外へ商品を送った人が気をつけること

グローバルサイトは海外向けの発送を扱うサイトなので、登録している人には、海外に住む人や、海外に住む家族や友人へ商品を送った人が多く含まれると考えられます。この場合、取得された可能性がある電話番号が、海外の電話番号ということもありえます。

海外に住む人のところには、日本語ではなく現地の言葉や英語で、偽の連絡が届くことも考えられます。たとえば、配送業者を名乗って関税や配送料の支払いを求めるSMS、カードの確認を求める電話などです。言葉が違っても、見分け方は同じです。リンクを開かない、カード番号や認証コードを答えない、公式サイトを自分で開いて確かめる、の3つを守ってください。

海外に住む家族や友人へ商品を送るために、届け先としてその人の氏名や電話番号を入力した人は、届け先の人にも一声かけておくと親切です。伝える内容は次の3点で足ります。

  • モンベルの海外向けのサイトに不正アクセスがあり、最大15名分の氏名や電話番号が取得された可能性があると発表されたこと
  • 対象者は特定できないとされているので、念のため注意してほしいこと
  • モンベルや配送業者を名乗る電話やSMSで、カード番号や認証コードを答えないでほしいこと

届け先として入力した住所や電話番号は、注文の履歴やアカウントの届け先の一覧に残っていることがあります。今後使う予定がなければ、グローバルサイトにサインインして、届け先の一覧から削除しておくと、預かっている他人の情報を減らせます。

グローバルサイトに登録したことがある人がすること

発表は、漏えいした可能性のある情報を悪用した不審な電話やSMS等に注意し、心当たりのない連絡があった場合は、安易に個人情報や決済情報を提供しないよう呼びかけています。漏れた可能性がある項目は氏名と電話番号が中心なので、備えも電話とSMSが中心になります。

電話への備え

  • モンベルや配送業者、カード会社を名乗る電話で、カード番号、暗証番号、パスワードを聞かれても答えない
  • 「注文に問題があった」「返金の手続きが必要」などの用件を言われたら、一度電話を切り、公式サイトのお問い合わせフォームから同じ用件があるかを確かめる
  • 知らない番号からの電話が増えたと感じたら、スマートフォンの迷惑電話の対策の機能や、通信会社の迷惑電話の対策のサービスを検討する

電話番号が漏れたときに起きやすいことと備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で詳しく扱っています。

SMSへの備え

  • 「お荷物をお届けしましたが不在でした」「ご注文の商品の発送が止まっています」などのSMSに書かれたURLは開かない
  • 表示名が「モンベル」や配送業者の名前でも、それだけで本物とは判断しない。SMSは送り主の表示を偽ることができる
  • 心当たりがあるときは、SMSのリンクではなく、公式のアプリや公式サイトを自分で開いて確かめる

SMSの偽の通知の見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順でも詳しく説明しています。

住所が含まれていた可能性がある1名分について

最大15名分のうち1名分には、郵便番号と住所も含まれています。誰の分かは特定できないとされているため、グローバルサイトに住所を登録したことがある人は、モンベルを名乗る心当たりのない郵便物にも注意しておくと安心です。書かれた電話番号やURLに連絡する前に、公式サイトで本物かを確かめます。住所が漏れたときの対応は、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく扱っています。

パスワードについて

サインインのパスワードの漏えいは確認されていません。そのため、今回の件だけを理由に変える必要は発表では示されていません。それでも、グローバルサイトと同じパスワードをほかのサービスでも使っているなら、この機会にサービスごとに別のパスワードに変えておくと、ほかの漏えいへの備えにもなります。

グローバルサイトのアカウントを見直す

自分がグローバルサイトに登録していたと分かったら、この機会にアカウントの中身を一度見直しておくと安心です。今回の件で取得された可能性がある項目は氏名と電話番号が中心ですが、アカウントに保存している情報が少ないほど、今後別の何かが起きたときに困る範囲も小さくなります。

見直すときは、次の順番で進めると迷いにくくなります。

  1. グローバルサイトのアドレス(montbell.com)を、ブックマークか検索から開く。メールやSMSのリンクからは開かない
  2. サインインして、登録している氏名、電話番号、住所が今も正しいかを確かめる
  3. 届け先の一覧に、もう使わない住所や、家族や友人の連絡先が残っていないかを見る。使わないものは削除する
  4. 注文の履歴に、見覚えのない注文がないかを見る
  5. パスワードが、ほかのサービスと同じになっていないかを確かめる。同じなら、グローバルサイトでも、ほかのサービスでも、それぞれ別のパスワードに変える

今後グローバルサイトを使う予定がない場合は、退会の手続きができるかどうかを、公式サイトのよくある質問やお問い合わせフォームで確かめるのも1つの方法です。ただし、退会しても、すでに取得された可能性がある情報が戻ってくるわけではありません。退会するかどうかは、今後の使い方で決めてください。

パスワードを変えるときは、パスワード管理のアプリやブラウザの機能を使うと、サービスごとに別のパスワードを無理なく使い分けられます。紙に書いて手元に保存する場合は、ほかの人の目に触れない場所に保管してください。

モンベルを装う連絡の具体例と見分け方

発表は、モンベルを名乗る不審な連絡を受けた場合、記載された連絡先やURLを使わず、公式のお問い合わせ窓口に連絡するよう求めています。ここでは、今回の項目(氏名と電話番号)から考えられる連絡の例と、見分け方を挙げます。実際にこうした連絡が確認されたという発表はありません。あくまで備えとしての例です。

  • 「モンベルのお客様センターです。○○様のご注文で、海外発送の手続きに不備がありました。カード番号をもう一度お伺いします」という電話
  • 「【モンベル】ご注文の商品が税関で止まっています。こちらから関税をお支払いください」というSMS
  • 「情報漏えいの対象になったお客様に、お詫びのクーポンをお送りします。こちらからご登録ください」というメール

どれも、氏名で呼びかけてくる、海外発送や関税といったグローバルサイトらしい話題を出す、お金や期限で急がせる、という点が共通しています。氏名を知っていることは本物の証拠になりません。今回は氏名そのものが取得された可能性がある情報だからです。

見分けるときは、次の順番で考えると迷いにくくなります。

  1. 電話なら一度切る。SMSやメールならリンクを開かない
  2. カード番号、暗証番号、パスワード、認証コードを求めていないかを見る。求めていれば偽物と考える
  3. モンベルの公式サイトをブックマークや検索から開き、お問い合わせフォームから同じ用件があるかを確かめる
  4. 対象者を個別に特定できないという発表の内容と、連絡の中身が食い違っていないかを考える

しばらく続けて見ておくこと

取得された可能性がある期間は2026年8月9日から10日で、発表は2026年9月18日です。漏えいの直後に何も起きなくても、時間がたってから偽の連絡が届くことがあります。電話番号は変えない限り同じものを使い続けるため、一度出回ると長く使われることがあるからです。発表の時点で二次被害は確認されていないとされていますが、しばらくは次の点を続けて見ておくと安心です。

  • 知らない番号からの電話やSMSが急に増えていないか
  • モンベルや配送業者を名乗るSMSに、関税や配送料、カードの確認を求めるものが届いていないか
  • カードの明細に身に覚えのない請求がないか。カード情報の漏えいは確認されていないものの、偽の連絡に答えてしまった場合に備えて見ておく
  • グローバルサイトのアカウントに、見覚えのない注文や届け先が増えていないか

身に覚えのない認証コードがSMSで届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026で詳しく説明しています。誰かがあなたの電話番号を使ってどこかのサービスにログインしようとしている合図のこともあるので、届いたコードは誰にも伝えないでください。

続報を見落とさないよう、モンベル・グローバルサイトの「新着情報」の一覧を、ときどき開いて確かめてください。対象者の特定や件数の変更があった場合は、そこに掲載されるはずです。

公式の情報にたどり着く方法

今回のような発表があると、検索の結果に、発表をもとにした解説の記事や、まとめのページが数多く並びます。中には、件数や項目を言い切った書き方のものや、日本総合サイトの利用者まで対象のように書いたものが混ざることもありえます。自分が何をすべきかを決めるときは、モンベルの公式の発表を直接見るのが確実です。

公式の発表にたどり着く手順は次のとおりです。

  1. ブラウザのアドレス欄に montbell.com と入れるか、ブックマークから開く
  2. グローバルサイトの日本語のトップページで、「新着情報」の一覧を見る
  3. 2026年9月18日の「当モンベル・グローバルサイトへの不正アクセスに関するご報告とお詫び」を開く
  4. 続報があれば、同じ一覧の新しい日付のところに並ぶ

発表のページには、この記事で紹介した経緯、取得された可能性がある情報、対応状況、追加情報、お問い合わせ窓口の5つの項目がまとまっています。お問い合わせフォームへのリンクも、このページの中にあります。

メールやSMSで「モンベルの発表はこちら」とリンクが送られてきた場合も、そのリンクは開かず、上の手順で自分で開いてください。偽のページに誘うために、実在の発表を話題にする連絡が使われることがあるためです。

問い合わせ窓口

9月18日の発表に載っている問い合わせ先は、公式サイトのお問い合わせフォームです。電話番号や受付時間は、発表には載っていません。

名称 案内
株式会社モンベル お問い合わせ窓口 発表の「5. お問い合わせ窓口」にあるお問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは、発表のページの中にあるリンクから開けます。検索で見つけた別の電話番号や、SMSやメールに書かれた連絡先には問い合わせないでください。

お問い合わせフォームは文字で送る形なので、返信が届くまでに時間がかかることがあります。急いで確かめたい不審な電話やSMSがあっても、その連絡に書かれた番号にかけ直すことはせず、フォームからの返信を待つか、公式サイトのよくある質問を先に見てください。

問い合わせのときは、次の点を書いておくと話が早く進みます。

  • グローバルサイトに登録している氏名と、登録したメールアドレス
  • グローバルサイトを使った時期と、注文したことがあるかどうか
  • 不審な電話やSMS、郵便が届いていれば、その日時と内容

問い合わせるときも、カード番号やパスワードを書く必要はありません。もし返信のメールや電話でそれらを求められたら、その連絡が本当にモンベルからのものかを、公式サイトの案内と照らし合わせて確かめ直してください。問い合わせへの返信を装った偽の連絡にも、同じ見分け方が使えます。

在宅で仕事をする人が気をつけること

アウトドアの用品を扱う人の中には、在宅で業務委託の仕事を受けている人もいます。海外の取引先や撮影の現場に向けて用品を手配する人、イベントの備品の調達を任される人など、仕事でグローバルサイトを使い、届け先として取引先の担当者の氏名や電話番号を入力した人もいるはずです。

その場合、取得された可能性がある情報が、自分のものではなく取引先の担当者のものだということもありえます。対象者は特定できないとされているので、断定はできませんが、心当たりがあれば、取引先の担当者に「モンベルを名乗る不審な電話やSMSに注意してほしい」と一声かけておくと親切です。

在宅で働く人は、取引先から顧客の名簿や担当者の連絡先などを預かる立場になることがあります。個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報(病歴など、とくに慎重に扱う情報)を含む漏えい等、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。外部からの不正アクセスでデータが盗まれた場合は、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。件数が少なくても、不正アクセスによるものであれば報告の対象になりうるという点は、知っておくとよいでしょう。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。

業務委託で個人情報を扱う人が、自分の端末やアカウントから預かった情報を漏らしてしまった場合、まず対応を迫られるのは委託元の取引先です。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。

今回の件をきっかけに、仕事で使うアカウントについて次の点を見直しておくと安心です。

  • 通販サイトのパスワードが、仕事のメールやクラウドストレージと同じになっていないか
  • 仕事で使うアカウントに多要素認証を設定しているか。設定の考え方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版が参考になる
  • 取引先の担当者の氏名や電話番号を、仕事が終わったあとも通販サイトの届け先に残していないか
  • 自分の端末で不審な動きに気づいたとき、取引先の誰に、どの手段で連絡するかを決めているか

フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かった情報の扱い方で信頼を得ています。届け先に入力した取引先の連絡先を用が済んだら消す、仕事と個人のアカウントを分ける、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。

アカウントを守る力を仕事に生かす

情報の守り方は、自分の身を守る知識であると同時に、仕事として求められる力でもあります。企業の中には、社員向けのセキュリティの研修資料の作成、顧客向けの注意喚起の文面づくり、社内のアカウントの棚卸しの手伝いなどを、外部の人に頼むところがあります。今回のような事案を公式の発表から正確に読み取り、「何が分かっていて何が分かっていないか」「利用者は何をすればよいか」を整理する作業も、その一つです。

セキュリティの仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。まずは自分のアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

モンベルの件は、2026年11月1日時点で、9月18日の発表から対象者の特定や件数の変更は出ていません。グローバルサイトに登録したことがある人は、モンベルを名乗る不審な電話やSMSに答えないこと、心当たりのない連絡は公式のお問い合わせフォームで確かめること、パスワードの使い回しの見直しの3つを先に済ませ、続報はモンベル・グローバルサイトの「新着情報」の一覧で確かめてください。

よくある質問

Q. 国内のオンラインストアやモンベルクラブの会員も対象ですか?

発表では、不正アクセスは海外向け発送を扱うモンベル・グローバルサイト(montbell.com)のシステムが対象で、日本国内向けのモンベル・日本総合サイト(montbell.jp)では情報漏えいは確認されていないとされています。国内向けのオンラインストアやモンベルクラブは、アドレスが montbell.jp で終わるので、ドメインの上では日本総合サイトの側にあたります。迷う場合はお問い合わせフォームで確かめてください。

Q. モンベルから連絡が来ていないので、自分は対象外ですか?

そうとは言い切れません。発表は、不正アクセスの特性上、対象となった最大15名を個別に特定することが困難だと書いています。そのため、個別の連絡の有無では判断できません。グローバルサイトに登録したことがあり心配な場合は、公式サイトのお問い合わせフォームから確かめてください。

Q. クレジットカードを止める必要はありますか?

発表では、クレジットカード情報とサインインのパスワードの漏えいは確認されていないとされています。今回の件だけを理由にカードを止める必要は示されていません。ただし、明細に身に覚えのない請求があれば、今回の件と関係があるかにかかわらず、すぐにカード会社へ連絡してください。

Q. 「情報漏えいの対象になったので本人確認を」という電話が来たらどうすればよいですか?

答えずに電話を切ってください。発表では対象者を個別に特定することが困難とされており、モンベルから対象者として個別に連絡が来ることは想定しにくい状況です。カード番号やパスワードを求める連絡は偽物と考え、公式サイトのお問い合わせフォームから確かめるのが安全です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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