Microsoft Plannerは無料で使えるのか、プランごとにできることの違い


この記事のポイント
- ✓Microsoft Plannerは無料で使えるのかを
- ✓Microsoft 365に含まれるPlanner
- ✓Planner Plan 1
「Microsoft Plannerって無料で使えるの?」と調べてみると、「Microsoft 365に含まれている」「1か月無料」「Plan 1」「Plan 3」とさまざまな言葉が出てきて、結局いくらかかるのか分かりにくいですよね。会社のTeamsにPlannerのアイコンがあるけれど、自分で追加の料金を払わないといけないのか、個人のMicrosoftアカウントでも使えるのか、迷っている人も多いはずです。
結論から書くと、Plannerは「単体で誰でも無料で使えるアプリ」ではありません。Microsoft 365の法人向けのプランなどを契約していれば、追加の料金なしでPlannerの基本の機能が使えます。そのうえで、ガントチャートのような日程の図や、タスク同士の依存関係を作る機能などを使いたい場合は、Planner Plan 1などの有料のライセンスが必要になります。
この記事では、Microsoftの公式の料金ページ(2026年10月3日時点)と管理者向けの説明をもとに、Plannerを追加の料金なしで使える条件、プランごとにできることの違い、無料試用の注意点、個人で無料のタスク管理を使いたい人の選択肢までを整理します。
Plannerが注目されている背景
Microsoft Plannerは、チームのタスクを管理するためのMicrosoftのアプリです。タスクをカードとして並べ、担当者や期限、チェックリストを付けて、進み具合を共有できます。Teamsの中から使えることもあり、すでにMicrosoft 365で仕事をしている会社では、新しいツールを契約せずにタスク管理を始められる道具として使われています。
在宅勤務やリモートワークが当たり前になってから、チャットだけで仕事の依頼をやり取りする職場が増えました。ところが、チャットは流れていくので、「誰が、何を、いつまでにやるのか」が埋もれやすいんですよね。そこで、チャットとは別にタスクを並べて見られる道具が求められるようになりました。Plannerは、普段使っているTeamsやOutlookとつながっているので、別のツールにログインし直す手間がないことが選ばれる理由の1つです。
ここ数年で、Plannerの中身も変わってきました。以前は「Microsoft Planner」と「Project for the web」という別々の製品がありましたが、現在はPlannerの名前の下にまとめられ、基本の機能はMicrosoft 365に含まれ、高度な機能は「Planner Plan 1」「Planner and Project Plan 3」という有料のライセンスで使う形になっています。古い記事には以前の製品名や料金が残っていることがあるので、料金を確かめるときは公式のページを見るのが確実です。
もう1つの背景は、外部の人と一緒に仕事をする機会が増えたことです。副業や業務委託で社外の人に仕事を頼むとき、タスクの一覧を共有できる道具があると、進み具合の確認のためにメッセージを送る回数がぐっと減ります。ただし、Plannerは組織のMicrosoft 365の中で使う前提の道具なので、社外の人を招くには組織の設定が関わってきます。この点は後の節で触れます。
Plannerを追加の料金なしで使える条件
まず、いちばん知りたい「無料で使えるのか」という点から整理しますね。
Microsoftの管理者向けの説明には、Plannerの位置づけが次のように書かれています。
Microsoft Plannerは、M365 および Office 365 スイート サブスクリプションの一部です。 出典: learn.microsoft.com
つまり、Plannerは単体の無料アプリとして配られているのではなく、Microsoft 365などの契約の中に含まれている機能です。同じページには、TeamsのPlannerを使うにはMicrosoft Teamsを含むサブスクリプションが必要だとも書かれています。
たとえば一般法人向けのMicrosoft 365 Business Basicは、公式の料金ページで1ユーザーあたり月額1,049円(年払いの月額換算、税抜)と案内されており、プランの特長として「Microsoft Bookings、Planner、Formsなど」の追加アプリが含まれると書かれています。会社がこうしたプランを契約していれば、社員は追加の料金なしでPlannerの基本の機能を使えます。「無料で使える」と言われるのは、この状態のことです。
ただし、使えるかどうかは会社の管理者の設定にも左右されます。Planner の料金ページのよくある質問では、Microsoft 365の管理者がPlannerをインストールして有効化し、ユーザーやセキュリティグループを割り当てると説明されています。会社のアカウントでPlannerが見当たらないときは、自分で何かを買うのではなく、まず社内の管理者に確認してください。
個人の場合はどうでしょうか。個人向けのMicrosoft 365(PersonalとFamily)の比較ページを見ると、含まれるアプリとしてPlannerは挙がっていません。個人のMicrosoftアカウントだけで、チームのタスク管理としてPlannerを無料で使う、という形は想定されていないと考えておくのが安全です。個人で無料のタスク管理を使いたい場合の選択肢は、後の節で紹介します。
プランごとの料金と位置づけ
Plannerの公式の料金ページ(一般法人向け)では、3つの段階が並んでいます。2026年10月3日時点の内容を表に整理しました。金額は年払いの1ユーザーあたりの月額換算で、税抜です。
| 段階 | 料金 | 位置づけ |
|---|---|---|
| Microsoft 365内のPlanner | Microsoft 365の対象プランに含まれる | シンプルなタスク管理と共同作業 |
| Planner Plan 1 | 1ユーザーあたり月額1,499円 | 日程の図やスプリントを使った計画 |
| Planner and Project Plan 3 | 1ユーザーあたり月額4,497円 | ポートフォリオやクリティカルパスなど高度なプロジェクト管理 |
Planner Plan 1とPlanner and Project Plan 3には、それぞれ「無料で試す」の案内があり、Plan 1の欄には「1か月間無料」と書かれています。年間サブスクリプションで自動更新という条件も、料金の欄に添えられています。
ここで大事なのは、有料のライセンスは「使う人ごと」に必要になることです。チーム全員がPlan 1の機能を使いたいなら、全員分のライセンスが要ります。ただし、よくある質問によると、Microsoft 365内のPlannerのユーザーも、有料のライセンスを持つユーザーが作ったプランを編集でき、タスクの割り当て、開始日と期限の変更、添付ファイルの追加などができるとされています。高度な機能を使う人だけに有料のライセンスを割り当てる、という使い分けもできるわけです。
プランごとにできることの違い
次に、それぞれの段階で何ができるのかを、公式の料金ページの「プランのハイライト」に沿って見ていきます。
Microsoft 365内のPlanner(追加の料金なし)
Microsoft 365に含まれるPlannerでは、次のような機能が使えると案内されています。
・Plannerアプリでのリアルタイムの共同作業と共有
・ファイル、チェックリスト、ラベルを使ったタスクの作成と管理
・「今日の予定」「マイタスク」「自分に割り当て済み」ごとに整理されたタスクの表示
・Basicプランのテンプレートと、カスタムのテンプレート
・グリッド、ボード、スケジュール、チャートのビュー
・タスクの依存関係とカスタムのタスクフィールドの表示
ビューというのは、同じタスクをどんな形で見るかの切り替えのことです。ボードは付箋を列に並べる形、グリッドは表の形、スケジュールはカレンダーの形、チャートは担当者ごとや状態ごとの件数をグラフで見る形です。チームで「誰が何をしているか」を共有するだけなら、この段階で十分なことが多いです。
注意したいのは、依存関係とカスタムのフィールドが「表示」となっている点です。よくある質問によると、Microsoft 365内のPlannerのユーザーが使えるのはグリッド、ボード、スケジュール、チャートの4つのビューで、タイムラインやPeople、目標のビューを使うにはPlanner Plan 1のライセンスが必要です。依存関係の作成やカスタムのフィールドの作成は、次のPlan 1の機能として並んでいます。
Planner Plan 1
Planner Plan 1は、Microsoft 365内のPlannerの機能すべてに加えて、次の機能が使えると案内されています。
・サブタスク
・プレミアムプランのテンプレート
・ポートフォリオの表示
・バックログとスプリント
・タスクの依存関係の作成
・カレンダー、タイムライン(ガント)、Peopleのビュー
・プロジェクトのゴール
・マイルストーン
・カスタムのタスクフィールドの作成
タイムライン(ガント)は、タスクの期間を横棒で並べて、日程の重なりや前後関係を見る図です。「この作業が終わらないと次に進めない」という依存関係を線でつなげるので、1つの遅れが全体にどう響くかが見えるようになります。スプリントは、2週間などの短い期間に区切って仕事を進めるやり方で、ソフトウェアの開発でよく使われます。
日程の図や依存関係が必要になるのは、たとえば、イベントの準備、Webサイトの制作、システムの導入のように、作業の順番が決まっていて、締め切りから逆算して計画を立てる仕事です。日々のタスクを並べるだけならPlan 1は要りませんが、計画づくりまでPlannerで済ませたいなら、Plan 1が候補になります。
Planner and Project Plan 3
Planner and Project Plan 3は、Plan 1の機能すべてに加えて、タスクの履歴、割り当てビュー、ポートフォリオの作成、ベースラインとクリティカルパス、リードとラグによる高度な依存関係、Projectのデスクトップアプリなどが使えると案内されています。
ベースラインは、最初に立てた計画を保存しておき、今の進み具合と比べる機能です。クリティカルパスは、全体の期間を左右する作業のつながりのことで、ここが遅れると全体の完了日が遅れます。複数のプロジェクトをまとめて管理する立場の人や、大きな案件の計画を細かく管理する人向けの段階です。数人のチームのタスク管理で、ここまで必要になることはあまりありません。
追加の料金なしでPlannerを使い始める手順
会社でMicrosoft 365を契約していて、追加の料金なしの範囲でPlannerを試してみたい人向けに、始め方の流れを整理しておきますね。
手順1:Plannerが有効になっているかを確かめる
まず、自分のアカウントでPlannerが使えるかを確かめます。Teamsの管理者向けの説明では、TeamsのPlannerは、Teamsの左側に並ぶアプリとして、また各チームのチャネルのタブとして使えると書かれています。左側のアプリの一覧に見当たらない場合は、アプリを追加する画面で探してみてください。同じ説明には、アプリの名前が「タスクのPlannerとTo Do」のように変わっている可能性がある、という注意も書かれています。それでも見つからない場合は、組織の設定で使えない状態になっているので、管理者に確認します。
手順2:チームのチャネルにタブとして追加する
チームで使うなら、そのチームのチャネルにPlannerのタブを追加して、プランを作るのが分かりやすい方法です。チャネルの会話の上にタブが並ぶので、メンバーは同じ画面からタスクを見に行けます。
この方法にはもう1つ利点があります。管理者向けの説明によると、Teamsのモバイルアプリで使う場合は機能が限られ、チーム内のチャネルのタブに追加されたプランだけがユーザーに表示されるとされています。外出先からスマートフォンで確認するメンバーがいるなら、プランはチャネルのタブとして作っておくと、全員が同じプランを見られます。
手順3:バケットで仕事の流れを作る
プランを作ったら、タスクを分類する列を作ります。Plannerでは、この列を「バケット」と呼びます。バケットの分け方は、「未着手」「作業中」「確認待ち」「完了」のように進み具合で分ける方法と、「デザイン」「原稿」「公開準備」のように作業の種類で分ける方法があります。進み具合で分けると、ボードを見るだけで全体の流れが分かります。最初は4つ前後に絞っておくと、迷わずに使えます。
手順4:タスクに担当者と期限を必ず入れる
タスクを作るときは、担当者と期限を必ず入れるルールにします。担当者のないタスクは誰も手を付けず、期限のないタスクは後回しにされがちです。細かい作業はタスクの中のチェックリストに書き、関係する資料はファイルとして添付しておくと、「あの資料どこ?」という確認が減ります。
手順5:見る場面を決める
最後に、Plannerを見るタイミングを決めます。週1回の定例でボードを画面に映し、期限を過ぎたタスクと止まっているタスクだけを確認する、という使い方なら、会議の時間も短くて済みます。スケジュールのビューで今週と来週の期限を確かめ、チャートのビューで担当者ごとの件数の偏りを見る、という順番にすると、話し合うべきことがすぐに分かります。
この5つの手順は、追加の料金なしの範囲だけで完結します。1か月ほど使ってみて、「日程の図が欲しい」「作業の順番をつなげたい」という声が出てきたら、そのときにPlan 1を検討すれば十分です。
無料試用を使うときの注意点
「1か月間無料」と書かれていると、気軽に試したくなりますよね。ただ、申し込む前に確かめておきたい点がいくつかあります。
公式の料金ページの注記には、1か月間の無料試用版が終わると、サブスクリプションは自動的に有料に切り替わり、選んだ期間と課金プランに基づいて料金が請求されると書かれています。申し込みにはクレジットカードが必要で、試用中はいつでもキャンセルでき、キャンセルすればそれ以降は請求されないとも案内されています。
つまり、試すだけのつもりなら、試用を始めた日にカレンダーへキャンセルの期限を書いておくのが安心です。忘れると、年間サブスクリプションとして請求が始まります。注記には、有料サブスクリプションの開始から7日間はキャンセルでき、その期間なら日割りで返金されるとも書かれていますが、7日を過ぎると扱いが変わるので、期限は早めに意識してください。
もう1つ、注記にはサブスクリプションがキャンセルされると関連するデータがすべて削除されるとも書かれています。試用中に本番の計画を作り込んでしまうと、やめるときにデータの扱いに困ります。試用では、本番のタスクではなく、試しのプランを1つ作って機能を確かめる程度にとどめておくのがおすすめです。
ここで、少し前に聞いた失敗談を紹介させてください。ある小さなチームで、ガントチャートを使いたくて全員分の試用を始めたものの、使ったのは計画を立てるリーダー1人だけで、ほかのメンバーはボードでタスクを見ていただけ、ということがありました。前の節で書いたとおり、Microsoft 365内のPlannerのユーザーも有料のライセンスを持つ人が作ったプランを編集できるので、最初からリーダーの分だけ試せば十分だったんです。試用を始める前に、「その機能を本当に使うのは誰か」を決めておくと、余計な契約を防げます。
5人のチームで1年間の費用を試算してみる
料金の表だけだと、実際にいくらかかるのかがイメージしにくいですよね。ここでは、5人のチームを例に、公式の料金ページの金額(年払いの月額換算、税抜)をもとに1年間の費用を計算してみます。
まず、Microsoft 365をまだ契約していないチームが、Plannerを使うためにMicrosoft 365 Business Basicを契約する場合です。1ユーザーあたり月額1,049円なので、5人で1か月あたり5,245円、1年間では62,940円になります。この金額には、Plannerだけでなく、法人用のメール、Teams、1人あたり1TBのクラウドストレージ、Web版とモバイル版のWordやExcelなども含まれます。Plannerだけのための費用ではない点に注意してください。
次に、すでにMicrosoft 365を契約しているチームで、計画を立てるリーダー1人だけにPlanner Plan 1を追加する場合です。1ユーザーあたり月額1,499円なので、1年間で17,988円です。
同じチームで、5人全員にPlanner Plan 1を追加すると、1か月あたり7,495円、1年間で89,940円になります。リーダー1人だけの場合と比べると、差は1年間で71,952円です。
このように、有料のライセンスを「誰に割り当てるか」で、年間の費用は大きく変わります。前の節で触れたとおり、Microsoft 365内のPlannerのユーザーも、有料のライセンスを持つ人が作ったプランを編集できるので、計画を立てる人と、タスクを更新するだけの人を分けて考えると、費用を抑えやすくなります。ただし、タイムラインなどの追加のビューを見たい人にはPlan 1が必要なので、誰が何を見るのかを決めてから計算してください。
なお、ここで計算した金額は税抜で、年間サブスクリプションの月額換算です。支払い方や契約の形で金額が変わることがあるので、契約する前に公式の料金ページで最新の金額を確かめてください。
Plannerのメリットとデメリット
ここまでの内容をふまえて、Plannerを使うかどうかを決めるためのメリットとデメリットを整理しておきます。
メリット
1つ目は、Microsoft 365を契約していれば追加の料金なしで始められることです。新しいツールの稟議を通さなくても、今日からチームで使えます。
2つ目は、TeamsやOutlookとつながっていることです。Teamsのチャネルにタブとして追加すれば、会話とタスクを同じ画面で行き来できます。自分に割り当てられたタスクを1か所で見られる表示もあるので、複数のチームにまたがって仕事をしている人にも便利です。
3つ目は、組織のアカウントの管理の中で使えることです。会社の管理者がアカウントを管理しているので、退職した人のアクセスを止める、といった管理を別のツールで行う必要がありません。
デメリット
1つ目は、組織の契約が前提であることです。個人や、Microsoft 365を契約していない小さなチームでは、Plannerのためだけに契約を始めることになります。
2つ目は、日程の図や依存関係の作成など、計画づくりに必要な機能の多くが有料のライセンスにあることです。基本の機能だけで足りるかどうかを、先に見極める必要があります。
3つ目は、社外の人との共有に組織の設定が関わることです。社外の人をチームに招けるかどうかは、会社の管理者のゲストアクセスの設定などで変わります。業務委託の人と同じボードを見たい場合は、事前に管理者へ確認しておくと、当日になって招けないという事態を避けられます。
個人やMicrosoft 365を使っていないチームの選択肢
Microsoft 365を契約していない人が「Plannerのようなものを無料で使いたい」と考えた場合の選択肢も整理しておきますね。
個人のタスク管理ならMicrosoft To Do
自分ひとりのやることリストを管理したいだけなら、Microsoftの「To Do」があります。公式のページでは、Microsoft To Doは無料で利用でき、iPhone、Android、Windows、Webの間で同期されると案内されています。Outlookのタスクとも連携します。ただし、チームでボードを共有して進み具合を見る、という使い方の道具ではないので、チームの管理には別の道具を考えることになります。
表計算ソフトで管理する
ExcelやGoogleスプレッドシートで、タスク、担当者、期限、ステータスの列を作って管理する方法もあります。費用はかかりませんが、通知の仕組みや、タスクごとのやり取りの記録は作りにくく、人数が増えると表が崩れやすくなります。数人のチームで、まず管理の習慣を作るための入り口としては十分です。
表計算ソフトで始める場合は、ステータスや担当者の列にプルダウンを設定して入力の表記をそろえ、数式の入った列には編集の制限をかけておくと、複数の人が触っても表が崩れにくくなります。絞り込みは、ほかの人の画面に影響しない機能(Googleスプレッドシートのフィルタ表示など)を使うのがこつです。表で管理してみて、「通知が欲しい」「タスクごとにやり取りを残したい」と感じるようになったら、専用の道具に移る時期だと考えてください。表で一度管理の習慣ができていれば、どの道具に移っても、列の内容をそのまま項目に置き換えて使えます。
無料プランのあるタスク管理ツールを使う
チームでカンバンや日程の図を使いたいなら、無料プランのあるタスク管理ツールを選ぶ方法があります。この場合は、無料プランの上限が「人数」「ボードの数」「機能」のどれで決まっているかを確かめるのが大事です。人数だけで上限が決まるツールなら、少人数のうちは機能を気にせず使えますし、機能で区切られているツールなら、日程の図などの必要な機能が無料の範囲に入っているかを確かめる必要があります。
Plannerが合わなかったときに無料から試せる候補
Microsoft 365を使っていないチームや、日程の図まで無料の範囲で試したいチームの候補の1つに、プロジェクト管理ツールのPinateca(ピナテカ)があります。
公式の料金ページによると、Pinatecaのフリープランは5人まで、ボード10個までで、期限なしで無料です。クレジットカードの登録も要りません。カンバン、ガントチャート、カレンダー、一覧など8種類のボードと、チャット、カードへのコメント、受信箱、カスタムフィールド、権限ロールが無料プランから使えると案内されており、ファイル容量は1GBです。6人目、または11個目のボードからはスタンダードプラン(1人あたり月額500円、税抜。年払いなら1人あたり月額400円)になります。
一方で、PinatecaはTeamsやOutlookに組み込まれている道具ではないので、Microsoft 365の中で仕事が完結している会社なら、まずは追加の料金なしで使えるPlannerを試すほうが自然です。Microsoft 365を契約していない、または5人以下のチームで日程の図まで使いたい、という場合に比べてみてください。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
プランを選ぶための3つの質問
ここまで読んで、「結局うちはどれ?」と迷っている人のために、選ぶための質問を3つにまとめました。上から順に答えてみてください。
1つ目は「会社でMicrosoft 365の法人向けプランを契約しているか」です。契約しているなら、まず追加の料金なしでPlannerを使ってみるのが最初の一歩です。管理者に有効になっているかを確認しましょう。契約していないなら、Plannerのために契約を始めるかどうかを、ほかの道具と並べて考えることになります。
2つ目は「日程の図や依存関係が必要か」です。タスクを並べて担当と期限を決めるだけなら、Microsoft 365内のPlannerで足ります。作業の順番が決まっていて、締め切りから逆算した計画が必要なら、Plan 1を検討します。
3つ目は「その機能を使うのは誰か」です。計画を立てるのがリーダー1人なら、Plan 1のライセンスはその人の分だけで足りる場合があります。全員分を契約する前に、使う人を絞り込んでみてください。
この3つに答えるだけで、余計な契約をせずに、必要な分だけの道具を選べるはずです。
タスク管理の道具を仕事として見たときの考察
最後に、在宅ワークや業務委託の仲介を長く運営してきた立場から、タスク管理の道具と仕事の関係について見えていることを書いておきます。
運営者として見てきた限りでは、外部の人に仕事を頼むのが上手な依頼主ほど、使う道具に強いこだわりはなく、「何を、いつまでに、どこに報告するか」を最初にはっきり決めています。Plannerでも表計算ソフトでも、受け手が迷わずに報告できる場所が1つ決まっていれば、確認のやり取りは大きく減ります。逆に、道具を何度も乗り換える職場では、そのたびに説明の手間が発生し、外部の人が離れていく原因にもなります。
もう1つ見えているのは、こうした道具の導入や定着を手伝う仕事が増えていることです。Microsoft 365のアプリの設定や、チームに合った使い方のルールづくりを外部の専門家に頼む会社もあり、AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、業務の流れを整理して道具を定着させる仕事を紹介しています。道具の使い方を説明するマニュアルや社内向けの記事を書く仕事もあり、文章の仕事の報酬の水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。
仲介の手数料が間に入らない直接の取引であれば、依頼主は同じ予算でより多くの仕事を任せられ、受け手は手取りが厚くなります。その関係を長く続けるうえで、タスクと進み具合を共有する道具は、地味ですが欠かせない土台です。Plannerを追加の料金なしで使える環境にあるなら、まずは基本の機能で「報告の場所を1つに決める」ことから始めてみてください。
よくある質問
Q. Microsoft Plannerは個人のMicrosoftアカウントで無料で使えますか?
Microsoftの説明では、PlannerはMicrosoft 365やOffice 365のサブスクリプションの一部とされ、個人向けのMicrosoft 365 PersonalとFamilyの比較ページには含まれるアプリとして挙がっていません。個人のやることリストなら、無料で使えるMicrosoft To Doが用意されています。チームで使う場合は、法人向けの契約を前提に考えてください。
Q. Planner Plan 1は全員分のライセンスが必要ですか?
有料のライセンスは使う人ごとに必要です。ただし公式のよくある質問では、Microsoft 365内のPlannerのユーザーも、有料のライセンスを持つ人が作ったプランを編集でき、タスクの割り当てや期限の変更ができるとされています。タイムラインなどの追加のビューを使う人だけに割り当てる使い分けも考えられるので、使う人を先に決めてから契約してください。
Q. Plannerの無料試用が終わるとどうなりますか?
公式の注記では、1か月間の無料試用が終わると自動的に有料のサブスクリプションに切り替わり、料金が請求されると書かれています。申し込みにはクレジットカードが必要で、試用中にキャンセルすれば請求されません。キャンセルすると関連するデータが削除されるとも案内されているので、試用では本番の計画を作り込まないほうが安心です。
Q. 会社のTeamsにPlannerが表示されないのはなぜですか?
Plannerは、Microsoft 365の管理者が有効化し、ユーザーやグループに割り当てて使う仕組みです。契約しているプランに含まれていても、管理者の設定で使えない状態になっていることがあります。自分で別のライセンスを買う前に、社内の管理者に有効になっているかを確認してください。TeamsでPlannerを使うには、Teamsを含む契約も必要です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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