MacBookのストレージ容量を確認する方法と、空きを増やす手順


この記事のポイント
- ✓MacBookのストレージ容量を確認する方法を
- ✓システム設定の「ストレージ」
- ✓Finderの「情報を見る」の3つに分けて説明し
MacBookを使っていると、ある日「ストレージがいっぱいです」という表示が出たり、アプリのアップデートが始められなかったりすることがあります。慌てて不要そうなファイルを消し始める前に、まずはMacBookの容量を確認し、何がどれだけの場所を使っているのかを知ることが大切です。原因が分かれば、消してよいもの、別の場所に移せばよいもの、そのままにしておくべきものを落ち着いて判断できます。
この記事では、MacBookのストレージ容量を確認する方法を、システム設定の「ストレージ」、カテゴリごとの詳細、Finderの「情報を見る」の3つに分けて説明します。そのうえで、「システムデータ」が大きく表示されるときの考え方と、空きを確保する手順を、Appleの公式サポートの案内に沿って整理します。外付けドライブやクラウドに移したファイルを、内蔵のフォルダと同じように行き来したい人向けに、Mac用のファイル管理アプリAtriensにも触れます。
容量を確かめる前に知っておきたいこと
最初に、ストレージという言葉の意味と、空き容量が少なくなると何が起きるのかを整理しておきます。
ストレージとメモリは別のもの
MacBookの「容量」と言うとき、2つの意味が混ざりやすいので注意が必要です。ストレージとは、書類や写真、アプリなどのデータを保存しておく場所のことです。電源を切っても中身は残ります。一方、メモリとは、アプリを動かしている間だけデータを一時的に置いておく作業場所のことで、電源を切ると中身は消えます。
この記事で扱うのは、ストレージのほうです。「容量が足りない」という表示が出たときや、ファイルを保存できないときに確かめるのはストレージの空き容量です。アプリの動きが重いと感じるときは、メモリの使い方が関係していることもあり、ストレージの空きを増やしても改善しない場合があります。
MacBookの内蔵ストレージは購入後に追加できない
MacBookの内蔵ストレージは、購入したあとで交換したり追加したりできません。そのため、空き容量が足りなくなったら、不要なデータを削除するか、外付けのドライブやクラウドにデータを移すかのどちらかで対応することになります。
空き容量が少ないと起きること
AppleのMacストレージの空き領域を増やすの案内では、起動ディスクがほぼ満杯になった場合や、容量不足でダウンロード、インストール、コピーができなくなった場合の対処法が紹介されています。空き容量が少ない状態では、新しいファイルを保存できない、アプリやmacOSのアップデートを入れられない、といった問題が起きます。macOSのアップデートのように、作業の途中で多くの空き容量を必要とする処理もあるため、普段から余裕を持たせておくことが大切です。
方法1:システム設定の「ストレージ」で全体を確かめる
MacBookの容量を確認する最も基本的な方法は、システム設定の「ストレージ」を開くことです。AppleのMacの使用済み/利用可能ストレージ領域を表示するの案内に沿うと、手順は次のとおりです。
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選ぶ
- サイドバーで「一般」をクリックする(下にスクロールする必要がある場合がある)
- 右側で「ストレージ」をクリックする
- 「すべてのボリューム」をクリックする
ストレージの画面には、使用済みの容量が色分けされた横長の棒で表示されます。公式の案内によると、色の上にポインタを置くと、各カテゴリで使われている容量の大きさが表示され、薄い灰色の部分は空いているストレージ領域を表します。
以前のmacOSの場合
この手順は、macOS Ventura 13以降のものです。Appleの案内によると、それより前のmacOSでは、Appleメニューから「このMacについて」を選び、「ストレージ」をクリックすると、同じような表示を確かめられます。使っているmacOSの版は、Appleメニューの「このMacについて」で確かめられます。
表示を読むときのコツ
ストレージの画面で最初に見るのは、全体の容量に対して、空きがどのくらい残っているかです。そのうえで、色分けされたカテゴリのうち、どれが大きな割合を占めているかを確かめます。アプリケーション、書類、写真、メッセージ、システムデータなど、カテゴリごとの大きさが分かれば、どこから手を付ければよいかの見当がつきます。
表示は、計算が終わるまで少し時間がかかることがあります。開いてすぐの表示が「計算中」のままでも、しばらく待つと数字が更新されます。
方法2:カテゴリごとの詳細を開く
全体の中で大きなカテゴリが分かったら、そのカテゴリの中身を確かめます。Appleの案内によると、ストレージの画面で、カテゴリの横に情報のボタン(丸の中に「i」と書かれたボタン)が表示されている場合は、クリックすると、そのカテゴリの詳細と、ストレージを管理するためのオプションが表示されます。公式の案内では、アプリケーション、書類、メッセージ、音楽制作、ポッドキャスト、ゴミ箱、テレビのカテゴリで特に便利だと説明されています。
たとえば「書類」の詳細を開くと、大きなファイルが容量の大きい順に並び、どのファイルが場所を取っているかが一覧で分かります。「アプリケーション」の詳細では、アプリごとの大きさと、最後に使った日を見られることがあり、長く使っていないアプリを見つける手がかりになります。
詳細の一覧から項目を削除することもできますが、削除する前に、そのファイルやアプリが本当に不要かを確かめてください。仕事の資料や、取引先から預かったデータが混ざっていることがあります。迷うものは削除せず、次の節以降で説明する外付けドライブへの移動を検討します。
方法3:Finderでフォルダやファイルの大きさを確かめる
システム設定の表示はカテゴリ単位なので、「どのフォルダが大きいのか」を知りたいときは、Finderを使います。
Finderでフォルダやファイルを選び、「ファイル」メニューから「情報を見る」を選ぶか、CommandキーとIキーを同時に押すと、情報のウインドウが開き、選んだ項目の大きさを確かめられます。仕事の案件ごとにフォルダを分けている人は、案件のフォルダを1つずつ選んで大きさを見ると、どの案件のデータが場所を取っているかが分かります。
フォルダの大きさは、そのフォルダの中にあるすべてのファイルとフォルダの合計です。大きなフォルダが見つかったら、そのフォルダを開いて中のフォルダを1つずつ選び、同じように大きさを確かめていくと、どこに大きなファイルがあるのかを絞り込めます。
特に確かめておきたいのは、「ダウンロード」フォルダと「デスクトップ」です。ダウンロードしたまま使い終わったファイルや、一時的にデスクトップに保存したファイルがたまりやすい場所で、数GBから数十GBになっていることも珍しくありません。
「システムデータ」が大きく表示されるとき
ストレージの画面を開くと、「システムデータ」というカテゴリが思いのほか大きく表示されていて驚くことがあります。
Appleの公式サポートでは、このカテゴリを次のように説明しています。
「システムデータ」(または「その他」)は、ほかの特定のカテゴリには当てはまらないAppleと他社のファイル全体が占めているストレージ容量を示す一般的なカテゴリです。 出典: support.apple.com
つまり、システムデータの中には、macOSが使うファイルだけでなく、アプリが作る一時的なファイルやキャッシュ(もう一度使うときに速く表示するための控えのデータ)なども含まれています。
システムデータの中身は、Finderから直接開いて整理するのが難しい部分です。インターネット上には、システムのフォルダを直接開いてファイルを削除する方法を紹介している情報もありますが、必要なファイルを消してしまうと、アプリやmacOSが正しく動かなくなるおそれがあります。
公式の案内では、より多くの空き容量を必要とする作業を行うときの方法として、Macをセーフモードで起動すると、特定のシステムキャッシュが消去され、必要に応じて自動的に作り直されると説明されています。これにより、macOSのアップデートのように空き容量を多く必要とする作業を、その作業の間だけ実行できる場合があるとされています。セーフモードを終えるには、Macを通常どおりに再起動します。
また、AppleのMacのストレージ容量を最適化するの案内によると、Macで領域が必要になると、macOSは安全に削除できるキャッシュとログの消去も行います。これには、一時的なデータベースのファイル、途中で終わったダウンロードのファイル、macOSやアプリの古いアップデート、Safariのウェブサイトのデータなどが含まれます。システムデータは自分で無理に消すより、ほかのカテゴリで空きを作り、macOSに任せるほうが安全です。
空きを確保する手順
容量の内訳が分かったら、空きを確保します。ここでは、Appleの公式の案内に沿って、手間が小さく効果の大きいものから順に紹介します。削除の前には、必ず次の節で説明するバックアップを確かめてください。
手順1:ストレージの「おすすめ」を確かめる
システム設定の「ストレージ」の画面には、ストレージを最適化するためのおすすめが表示されます。AppleのMacのストレージ容量を最適化するの案内では、次のような方法が挙げられています。
- デスクトップと書類フォルダのファイルをiCloud Driveに保存する
- 写真やビデオをiCloud写真に保存する
- メッセージと添付ファイルをiCloudに保存する
- 領域が必要になったときに、視聴済みのApple TVの映画やテレビ番組を自動的に削除し、最近のメールの添付ファイルだけをMacに残す
- ゴミ箱に入れてから30日が過ぎた項目を自動的に消去する
iCloudに保存する設定を使うと、Mac上の領域がファイルに占められることがなくなり、元のファイルは必要なときにダウンロードできるようになります。公式の案内によると、最近使ったファイルや最適化済みの写真は、常にMac上に保存されます。
手順2:「ダウンロード」フォルダを整理する
Appleの案内では、「ダウンロード」フォルダのファイルを削除するよう勧められています。このフォルダは、Dockから開くか、Finderのメニューバーから「移動」の「ダウンロード」を選ぶと開けます。インストールが終わったアプリのインストーラや、一度見ただけの資料など、もう使わないファイルを確かめて削除します。
手順3:ゴミ箱を空にする
ファイルをゴミ箱に入れただけでは、空き容量は増えません。AppleのMacでファイルやフォルダを削除するの案内によると、ゴミ箱を空にするまで項目は削除されません。Dockのゴミ箱のアイコンをクリックして「空にする」をクリックするか、Finderのメニューから「ゴミ箱を空にする」を選びます。
ゴミ箱から消去した項目は完全に削除され、元に戻せません。空にする前に、ゴミ箱の中に必要なものが混ざっていないかを確かめてください。Finderのメニューから「設定」を開き、「詳細」で「30日後にゴミ箱から項目を削除」を選んでおくと、古い項目が自動で削除されるようになります。
手順4:使っていないアプリを削除する
長く使っていないアプリは、ストレージの「アプリケーション」の詳細で見つけられます。仕事で一度だけ使った動画の編集アプリや、試しに入れたゲームなど、大きなアプリが残っていないかを確かめます。必要になったら再びダウンロードできるアプリは、削除しても困ることは多くありません。ただし、有料で買ったアプリのライセンスや、アプリの中に保存した作業のデータは、削除の前に扱いを確かめておいてください。
手順5:メールの迷惑メールと削除済みの項目を消去する
Mac標準のメールアプリを使っている場合、Appleの案内では、メニューバーの「メールボックス」から「迷惑メールを消去」と「削除済み項目を消去」を選ぶよう勧められています。添付ファイルの多いメールがたまっていると、思いのほか場所を取っていることがあります。
手順6:大きなファイルを外付けドライブに移す
Appleの案内では、外付けのドライブを用意できる場合は、ファイルをそのドライブに移動できると説明されています。写真やビデオのようなメディアのファイルは容量を多く使うため、外付けのドライブに移すと効果が大きくなります。納品が終わった過去の案件のデータや、しばらく開かない素材のファイルも、外付けのドライブに移す候補です。
手順7:ほかのユーザのデータを確かめる
1台のMacBookを家族で共有している場合や、以前に別のユーザのアカウントを作ったことがある場合は、ほかのユーザのデータが場所を取っていることがあります。Appleの案内では、不要になったユーザを削除することや、削除したユーザのデータが「ユーザ」フォルダに残っていないかを確かめることが挙げられています。ほかのユーザのデータを扱うときは、本人に確かめてから行ってください。
写真とビデオの容量を減らす
ストレージの内訳で「写真」が大きな割合を占めている場合は、写真のライブラリの扱いを見直すと、大きな空きを作れることがあります。方法は大きく2つです。
iCloud写真で最適化する
1つ目は、iCloud写真を使い、Macのストレージを最適化する設定にすることです。前の節で触れたストレージの最適化の案内では、写真やビデオをiCloud写真に保存し、領域が必要なときにMacには最適化済みの写真を残して、元のファイルは必要に応じてダウンロードする形が説明されています。写真の枚数が多い人ほど効果が大きい方法ですが、iCloudのストレージプランの容量を使う点には注意が要ります。
写真ライブラリを外付けのドライブに移す
2つ目は、写真のライブラリそのものを外付けのドライブに移す方法です。Appleのフォトライブラリを移動してMacの容量を節約するの案内では、写真アプリを終了し、Finderで写真のライブラリが入っているフォルダ(標準ではホームフォルダの「ピクチャ」フォルダ)を開いて、ライブラリを外付けのストレージデバイスにドラッグし、移動が終わったら新しい場所のライブラリをダブルクリックして開く、という流れが紹介されています。
この案内には、いくつか大切な注意が書かれています。
- 移す先のドライブは、APFSまたはMac OS拡張(ジャーナリング)でフォーマットしておく
- Time Machineのバックアップに使っているドライブには、ライブラリを保管できない
- SDカードやUSBフラッシュドライブのような取り外しやすい装置や、ネットワークやクラウドで共有している場所には保存しない
- 写真アプリを開く前に、ドライブの電源が入り、使える状態になっていることを確かめる
最後の点は特に大切です。公式の案内によると、写真アプリがドライブを認識できないと、そのライブラリの使用が止まり、標準の場所に新しい空のライブラリが作られます。外付けのドライブをつなぎ忘れたまま写真アプリを開くと、写真が消えたように見えて慌てることになります。元の場所のライブラリを削除するのは、新しい場所のライブラリが正しく開けることを確かめてからにしてください。
仕事のアプリが作るファイルを見直す
仕事で使うアプリの中には、作業の途中で大きな一時ファイルを作るものがあります。動画の編集アプリが作る下書きの書き出しや、画像の編集アプリの作業用のファイル、開発の道具が作るファイルなどです。案件が終わったあとも、こうしたファイルが残ったままになっていることがあります。
こうしたファイルの消し方は、アプリによって違います。多くのアプリには、設定の画面に、一時ファイルの保存先や、古いファイルを整理するための項目が用意されています。Finderで一時ファイルのフォルダを直接開いて消すのではなく、アプリの設定やヘルプに書かれた方法で整理してください。アプリが使っている途中のファイルを消すと、作業中のデータが壊れることがあります。
納品が終わった案件では、最終的に納めたデータと、元の素材だけを残し、途中の書き出しや下書きは整理する、と決めておくと、案件が増えても容量が膨らみにくくなります。残すデータの範囲は、取引先との約束に合わせて決めます。
容量が足りないときに避けたいこと
空き容量が足りなくなると、少しでも早く空きを作ろうとして、危ない方法を選んでしまいがちです。次のことは避けてください。
1つ目は、システムのフォルダの中身を直接削除することです。前の節で説明したとおり、システムデータの中には、macOSやアプリが動くために必要なファイルも含まれています。名前から用途が分からないファイルは、削除しないでください。
2つ目は、出どころの分からない掃除のアプリに任せることです。「ワンクリックで数十GBが空く」とうたうアプリの中には、必要なファイルまで消してしまうものや、有料の機能へ誘うことを目的にしたものもあります。使うなら、提供元がはっきりしていて、何を消すのかを一覧で確かめてから実行できるものに限ります。
3つ目は、外付けのドライブに移したファイルを、移したことを確かめないまま元の場所から消すことです。コピーが途中で失敗していることもあるため、移した先でファイルが開けることを確かめてから、元のファイルを削除してください。
移す先の外付けドライブを選ぶときの目安
空きを作るために外付けのドライブを買う場合は、用途に合わせて選びます。持ち運んで作業にも使うなら、小さく軽く読み書きの速いSSDが向いています。めったに開かない過去の案件のデータを保管するだけなら、容量あたりの価格が安いハードディスクを選ぶ人もいます。
容量は、今移したいデータの量の2倍ほどを目安にすると、しばらく買い足さずに済みます。移したいデータの量は、この記事で紹介したシステム設定の「ストレージ」と、Finderの「情報を見る」で確かめられます。
1台の外付けドライブに全部のデータを移すと、そのドライブが壊れたときにすべてを失います。内蔵から外付けに移したデータは、もう1台の別のドライブやクラウドにもコピーしておくと安心です。特に、納品済みでも保存を約束しているデータは、2か所に保存しておいてください。
次にMacBookを買うときの容量の選び方
今のMacBookで容量が足りなくなった経験は、次の機種を選ぶときの大事な手がかりになります。内蔵のストレージはあとから追加できないため、購入のときの選択がそのまま数年間の使い勝手を決めます。
選ぶときは、今のMacBookのストレージの画面で、使用済みの容量を確かめておきます。そのうえで、今後数年で扱うデータがどのくらい増えそうかを考えます。動画の仕事を増やす予定がある、写真をRAWで撮るようになった、といった変化があるなら、余裕を大きめに見ておきます。
一方で、内蔵の容量を大きくするほど、本体の価格は上がります。大きな素材は外付けのドライブで扱い、内蔵には今使っているデータだけを保存する、という使い方を前提にすれば、内蔵の容量を抑える選び方もできます。どちらが合うかは、外付けのドライブをつないで作業することに抵抗があるかどうかで決まります。
削除や移動の前にバックアップを確かめる
空きを確保する作業では、ファイルを削除したり移動したりします。うっかり必要なファイルまで消してしまったときに備えて、作業の前にバックアップがあるかを確かめてください。
AppleのMacでファイルやフォルダを削除するの案内でも、Time Machineをオフにしている場合や、最近バックアップしていない場合は、あとで必要になったときに備えて、ストレージデバイスにバックアップのコピーを保存しておくよう勧められています。Time Machineを使えば、外付けのドライブに定期的に自動でバックアップを取れます。
仕事のデータを削除するときは、取引先との契約で保存の期間が決められていないかも確かめます。納品後も一定の期間データを保存する約束をしている場合は、削除せず外付けのドライブに移しておきます。
iCloudに預けるときに知っておくこと
ストレージの最適化でiCloudを使う方法は手軽ですが、いくつか知っておきたい点があります。
まず、iCloudに保存したファイルは、iCloudのストレージプランの容量を使います。Appleの「Macストレージの空き領域を増やす」の案内によると、iCloudのストレージは、月額150円で50GBからのプランが用意されています。無料で使える容量を超えると、新しいファイルをiCloudに保存できなくなるため、写真やデスクトップの書類を預ける前に、iCloudの空き容量も確かめておきましょう。
次に、iCloudに預けて最適化されたファイルは、開くときにダウンロードが必要になることがあります。インターネットにつながらない場所で開こうとすると開けない場合があるため、外出先で必ず使う資料は、Macに残しておく設定にしておくと安心です。
また、勤め先から貸し出されたMacBookの場合、会社の情報管理の決まりで、個人のiCloudに仕事のデータを保存することが禁じられていることがあります。仕事のデータの保存先は、勤め先の決まりに従ってください。
容量を確かめる習慣をつける
空き容量の問題は、気づいたときにはすでに作業ができない状態になっていることが多いものです。月に1回、システム設定の「ストレージ」を開いて、空き容量と大きなカテゴリを確かめる習慣をつけておくと、余裕のあるうちに対処できます。
確かめるときは、前の月と比べてどのカテゴリが増えたかを見ると、容量を使っている原因が分かりやすくなります。写真が急に増えたならiCloud写真の設定を、書類が増えたなら過去の案件の移動を、というように、増えたカテゴリに合わせて手を打ちます。
確かめた結果は、日付と空き容量だけでもメモに残しておくと便利です。数か月分たまると、1か月にどのくらいのペースで容量が減っていくかが分かり、外付けのドライブを買い足す時期や、次の買い替えの時期を前もって考えられます。
仕事で大きなファイルを扱う人は、案件が終わるたびに、その案件のデータを外付けのドライブに移す流れを決めておくと、内蔵のストレージが圧迫されにくくなります。納品の連絡をした日に移す、と決めておけば忘れにくくなります。
外付けやクラウドに分けたファイルを行き来しやすくする
空きを確保するために、過去の案件を外付けのドライブに、写真をiCloudに、と保存先を分けていくと、今度は「あのファイルはどこに移したか」を探す手間が増えます。Finderでは、外付けのドライブはサイドバーの「場所」から、iCloud Driveは別の項目から開くことになり、1つの案件の関係ファイルを見るために何か所も行き来することになります。
こうした行き来を減らしたい人の選択肢の1つが、Mac用のファイル管理アプリAtriensです。公式サイトによると、Atriens のサイドバーには、外付けディスクやNAS、iCloud Driveにあるフォルダを、書類フォルダの中の案件の下に並べて表示できます。サイドバーは「どこに何があるか」の見取り図で、並べ替えてもファイルの実体はもとの場所から動きません。外付けのドライブに移した過去の素材と、内蔵に残した今の資料を、同じ案件の下で行き来できるようになります。Mac単体で使う範囲は期限なく無料で、動作環境はmacOS 14以降、Appleシリコン搭載のMacです。
Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
容量の確認や最適化そのものは、この記事で紹介したシステム設定の「ストレージ」で行います。Atriensは、保存先を分けたあとのファイルの行き来を楽にする場面で役立つ道具です。
仕事のデータを抱える人の容量の考え方
在宅で働く人やフリーランスにとって、MacBookの容量の問題は、そのまま仕事の止まる原因になります。納品の前日に「ストレージがいっぱいです」と表示されて書き出しができない、という事態は避けたいものです。
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営の立場で見てきた範囲では、長く仕事を続けている人ほど、道具の手入れを仕事の一部として扱っています。容量の確認やバックアップを月に1回の決まった作業にしている人は、急なトラブルで納期を落とすことが少なく、取引先からの信頼も積み重なっていきます。仲介の手数料がかからない直接の取引では、受け手の手取りが厚くなる一方で、作業の環境を整える責任も自分で負うことになります。
大きなファイルを扱う仕事の代表が、デザインや動画の仕事です。デザイナーの年収・単価相場では、デザイン職の働き方ごとの年収や単価の目安を紹介しています。開発の仕事でも、案件ごとに開発の道具や素材が容量を使います。アプリケーション開発のお仕事では、在宅で受けられる開発の仕事の内容と始め方をまとめています。
会社でテレワークの環境を整える場合は、社員のパソコンの容量やバックアップの仕組みも、環境づくりの一部として考える必要があります。テレワーク 助成金 2026では、テレワークの導入に使える助成金の種類と申請の流れを紹介しています。
よくある質問
Q. MacBookのストレージ容量はどこで確認できますか?
Appleメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「一般」から「ストレージ」をクリックすると確認できます。色分けされた棒の上にポインタを置くとカテゴリごとの容量が表示され、薄い灰色の部分が空き容量です。macOS Ventura 13より前の版では、「このMacについて」の「ストレージ」で確かめます。
Q. 「システムデータ」が大きいのですが、削除してもよいですか?
システムデータは、ほかのカテゴリに当てはまらないAppleと他社のファイル全体を示すカテゴリで、キャッシュなども含まれます。システムのフォルダを直接開いて消すと、アプリやmacOSが正しく動かなくなるおそれがあります。ほかのカテゴリで空きを作り、キャッシュの整理はmacOSに任せるほうが安全です。
Q. ファイルをゴミ箱に入れたのに空き容量が増えないのはなぜですか?
ゴミ箱に入れただけでは削除されず、ゴミ箱を空にするまで容量は解放されません。Dockのゴミ箱を開いて「空にする」をクリックしてください。空にした項目は元に戻せないため、必要なものが混ざっていないかを先に確かめます。Finderの設定で30日後に自動で削除する設定もできます。
Q. 容量を確保するために、まず何から手を付ければよいですか?
ストレージの画面で大きなカテゴリを確かめたうえで、「おすすめ」の最適化、ダウンロードのフォルダの整理、ゴミ箱を空にする、の順に進めると手間が小さく済みます。削除や移動の前には、Time Machineなどでバックアップがあるかを必ず確かめてください。大きな素材は外付けのドライブへの移動も有効です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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