MacBookで画像を切り取る方法と、画面の一部だけを保存するスクリーンショットの撮り方


この記事のポイント
- ✓MacBookで画像を切り取る方法を
- ✓プレビューと写真アプリの2通りでAppleの公式ガイドに沿って解説します
- ✓画面の一部だけを保存するスクリーンショットの撮り方
MacBookで画像の余白を切り取りたい。資料に貼るために、画面の一部だけを画像として保存したい。Windowsでは「ペイント」や「切り取り&スケッチ」を使っていた人ほど、Macではどのアプリで切り取ればよいのか迷います。実は、Macには最初から画像を切り取る道具が入っていて、別のアプリを買わなくても、たいていの作業はできます。
この記事では、MacBookで画像を切り取る方法を、Appleの公式ガイドで確かめた手順だけで説明します。すでにある画像を切り取るなら「プレビュー」か「写真」のアプリ、これから画面の一部を画像にするならスクリーンショットの機能を使います。切り取りを元に戻す方法や、仕事で画像を扱うときの注意も整理します。スクリーンショットが増えてファイルの整理に困っている人に向けて、Macのファイル管理アプリのAtriensにも後半で触れます。
画像を切り取る方法は3つ
最初に、Macで画像を切り取る方法を整理します。目的によって、使う道具が変わります。
| やりたいこと | 使う道具 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 手元の画像の一部を残す | プレビュー | 資料に貼る画像、受け取った画像の加工 |
| 写真の構図を整える | 写真アプリ | iPhoneで撮った写真、写真ライブラリの写真 |
| 画面の一部を画像にする | スクリーンショット | 操作の説明、Webページの一部の保存 |
「プレビュー」は、画像やPDFを開いたときに標準で使われるアプリです。画像をダブルクリックすると、多くの場合プレビューで開きます。切り取りだけでなく、サイズの変更や回転もできます。
「写真」は、写真のライブラリ(写真をまとめて管理する場所)を扱うアプリです。iPhoneで撮った写真をiCloud写真で同期している場合は、写真アプリから切り取るのが自然です。
スクリーンショットは、画面に表示されているものをそのまま画像にする機能です。画面の一部だけを範囲で選んで撮れるので、「画像を切り取る」というより、最初から必要な部分だけを画像にする方法です。
プレビューで画像を切り取る手順
まずは、手元にある画像ファイルをプレビューで切り取る方法です。Appleの公式ガイドは、切り取りの考え方を「残したい領域をまず選択してから、残りを破棄します」と説明しています。手順は次のとおりです。
- 切り取りたい画像をプレビューで開く
- マークアップツールバーが表示されていない場合は、ツールバーのマークアップのボタンをクリックして表示する
- 画像の上で、残したい部分をドラッグして選択する
- マークアップツールバーの「切り取り」のボタンをクリックする
選択した範囲の外側が切り取られ、選んだ部分だけが残ります。ファイルを閉じると、変更はそのファイルに保存されます。
選択の範囲を正確に決めたいときは、公式ガイドのとおり「ツール」メニューから「インスペクタを表示」を選びます。切り取りのインスペクタに、選んでいる範囲の大きさが表示され、表示の単位(ピクセル、センチメートルなど)も選べます。Webサイトに載せる画像のように、決まった大きさで切り取りたいときに便利です。
選択の範囲は、ドラッグした後でも四隅や辺の点をつかんで調整できます。範囲を少しずつ動かして、残したい部分がきちんと入っているかを確かめてから、切り取りのボタンを押します。
切り取りを元に戻す方法
切り取った後で、もっと広く残しておけばよかったと気づくこともあります。プレビューでは、切り取りを元に戻す方法が用意されています。公式ガイドには、次のように書かれています。
切り取りをすぐに取り消すには、「編集」>「取り消す-切り取り」と選択します。切り取りをあとで取り消すには、切り取り前のバージョンの画像を探します。 出典: support.apple.com
切り取った直後なら、「編集」メニューの「取り消す」で元に戻せます。キーボードの「command」キーと「Z」キーでも同じ操作ができます。
時間がたってから元に戻したい場合は、公式ガイドのとおり「ファイル」メニューから「バージョンを戻す」を選び、「すべてのバージョンをブラウズ」を選びます。保存されている前の版が並んで表示されるので、切り取る前の版を選んで復元します。
ただ、前の版から戻せるかどうかは、ファイルの保存のされ方によって変わることがあります。取引先から受け取った画像のように、元の画像が大事な場合は、切り取る前に複製しておくのが確実です。Finderでファイルを選び、「command」キーと「D」キーを押すと、同じフォルダに複製が作られます。複製のほうを切り取れば、元の画像はそのまま残ります。
画像のサイズを変える・回転する
切り取りと一緒に行うことが多いのが、画像の大きさの変更と回転です。どちらもプレビューでできます。
大きさを変える。 公式ガイドによると、マークアップツールバーの「サイズを調整」(または「ツール」メニューの「サイズを調整」)で、新しい幅と高さを入力するか、「サイズを合わせる」のメニューから大きさを選びます。「縦横比を固定」を選んでおくと、幅を変えたときに高さも同じ比率で変わるので、画像がゆがみません。割合で変えたいときは、単位を「パーセント」にします。
ファイルの容量を小さくする。 メールに添付する画像が大きすぎる場合は、「ツール」メニューの「サイズを調整」で「画像を再サンプル」を選び、解像度に今より小さな値を入れます。公式ガイドによると、変更後の容量が下に表示されます。
回転する・反転する。 回転のボタンをクリックすると、画像が反時計回りに回ります。「option」キーを押しながらクリックすると、時計回りに回ります。左右を反転させたいときは、「ツール」メニューの「水平方向に反転」を選びます。
公式ガイドには、複数の画像をまとめて処理する方法も載っています。1つのウインドウに複数の画像を開き、サイドバーでまとめて選んでから「ツール」メニューの「サイズを調整」を選ぶと、まとめて大きさを変えられます。商品の写真を何十枚も同じ大きさにそろえるときに役立ちます。
長方形以外の形で切り抜く・一部だけを取り出す
プレビューで選べる範囲は、長方形だけではありません。公式ガイドによると、マークアップツールバーには、範囲を選ぶための道具が4つあります。
| 道具 | 選べる範囲 |
|---|---|
| 長方形で選択 | 四角い範囲 |
| 楕円で選択 | 丸や楕円の範囲 |
| 投げなわで選択 | 自分でなぞった自由な形の範囲 |
| スマート投げ縄 | なぞった線に沿って、写っているものの輪郭に合わせた範囲 |
画像の一部だけを別の画像として取り出したいときは、範囲を選んでから「編集」メニューの「コピー」を選び、続けて「ファイル」メニューの「クリップボードから新規作成」を選びます。公式ガイドでも紹介されている方法で、選んだ部分だけが新しい画像として開きます。元の画像には手を加えないので、元の画像を残したまま一部を切り出せます。
スマート投げ縄は、人物や商品のように輪郭がはっきりしたものを切り出すときに便利です。ただ、背景と切り出したいものの色が似ていると、輪郭をうまく拾えないことがあります。その場合は、拡大表示にしてから、輪郭の内側をゆっくりなぞると精度が上がります。公式ガイドには、画像の輪郭が、なぞると表示される太い境界線の内側に入っているかを確かめるよう書かれています。
背景を削除して、写っているものだけを残す
商品の写真の背景を消して、商品だけを残したいこともあります。プレビューには、背景を削除する機能があります。公式ガイドの手順は次のとおりです。
- プレビューで画像を開く
- 背景を削除するボタンをクリックする
- PNGファイルに変換するかを尋ねられたら、元の画像を残すなら「キャンセル」をクリックしてから「ファイル」メニューの「複製」を選ぶ。元の画像をそのまま変換するなら「変換」をクリックする
背景の削除を取り消すには、「編集」メニューの「取り消す」を選びます。マークアップツールバーの「インスタントアルファ」を使って、背景を指定して消すこともできます。
背景を消した画像は、背景が透明な状態で保存できるPNG形式になります。資料や通販サイトの画面に貼ると、背景の色に関係なく、商品だけが浮かんで見えます。ただし、通販サイトによっては、商品の画像の背景の色や形式に決まりがあることがあります。出品する前に、サイトの決まりを確かめてください。
PDFの中の画像を切り取る・別の形式で書き出す
資料のPDFに入っている図だけを切り出したい、という場面もあります。公式ガイドによると、PDFの中の画像をマークアップの道具で扱うには、先にPDFのページを画像として書き出す必要があります。手順は次のとおりです。
- プレビューでPDFを開き、「表示」メニューから「サムネール」を選ぶ
- サムネールのサイドバーで、画像にしたいページを選ぶ
- 「ファイル」メニューから「書き出す」を選び、名前と保存先を決める
- 「フォーマット」のメニューで、PNGなどの画像の形式を選ぶ
- 「保存」をクリックする
書き出した画像をプレビューで開けば、ここまでの手順で必要な部分を切り取れます。
また、公式ガイドには、画像ファイルに付けた注釈(矢印や文字の書き込み)は、画像を保存した後は編集も移動も削除もできなくなる、という注意があります。後から書き込みを直す可能性がある場合は、画像をPDFに変換してから注釈を付けるよう案内されています。切り取りと書き込みを同時に行うときは、書き込む前の画像を複製で残しておくと、やり直しがしやすくなります。
写真アプリで写真を切り取る手順
iPhoneで撮った写真や、写真のライブラリに入っている写真は、写真アプリで切り取ります。公式ガイドの手順は次のとおりです。
- 写真アプリで、切り取りたい写真をダブルクリックする
- ツールバーの「編集」をクリックする
- ツールバーの「切り取り」をクリックする
- 選択範囲の長方形をドラッグして、残したい部分を囲む
- 「完了」または「変更内容を保存」をクリックする
写真アプリの切り取りには、プレビューにはない機能もあります。公式ガイドによると、「自動」をクリックすると、切り取りと傾きの補正を自動で行います。サイドバーで縦横の比率を選ぶと、その比率で切り取れます。正方形にしたいなら「スクエア」、プリント用なら「4:5」など、高精細度の動画用なら「16:9」を選びます。「カスタム」を選べば、自分で比率を入力できます。傾いて撮った写真は、傾き補正のスライダで角度を直せます。
写真アプリで注意したいのは、切り取った結果がライブラリの中のすべての場所に反映されることです。公式ガイドには次のように書かれています。
写真を切り取ると、その見た目が「写真」内のすべての場所(アルバム、スライドショー、プロジェクトなど)で変更されます。写真ライブラリやアルバムに入っている写真を変えることなく変更するには、まず写真を複製して、その複製を編集します。 出典: support.apple.com
仕事用に切り取った写真が、家族のアルバムでも切り取られた状態で表示されてしまう、ということが起こりえます。元の写真を残したまま仕事用の画像を作りたいときは、先に写真を複製してから編集します。切り取りをやめたいときは、編集の画面で「リセット」をクリックするか、「オリジナルに戻す」をクリックします。
画面の一部だけを保存するスクリーンショットの撮り方
ここからは、画面に表示されているものを画像にする方法です。必要な部分だけを撮れば、後から切り取る手間がかかりません。Appleのサポート記事の手順は次のとおりです。
画面の一部を撮る。 「shift」「command」「4」の3つのキーを同時に押して放すと、ポインタが十字の形に変わります。撮りたい範囲を、マウスやトラックパッドのボタンを押したままドラッグして囲み、ボタンから指を放すと撮れます。やめたいときは「esc」キーを押します。範囲の大きさを変えずに位置だけ動かしたいときは、スペースバーを押しながらドラッグします。
ウインドウやメニューだけを撮る。 撮りたいウインドウやメニューを開いてから、「shift」「command」「4」を押して放し、続けてスペースバーを押して放します。ポインタがカメラの形に変わるので、撮りたいウインドウをクリックします。ウインドウの影を含めたくないときは、「option」キーを押しながらクリックします。
画面全体を撮る。 「shift」「command」「3」の3つのキーを同時に押して放します。
撮った直後は、画面の隅にサムネール(小さな見本)が表示されます。サムネールをクリックすると、そのまま切り取りや書き込みができる編集の画面が開きます。何もしなければ、しばらくするとファイルとして保存されます。
スクリーンショットアプリで細かく設定する
「shift」「command」「5」の3つのキーを押すと、スクリーンショットアプリが開きます。Appleのサポート記事によると、macOS Mojave 10.14以降で使える機能で、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダからも開けます。
スクリーンショットアプリの「オプション」のメニューでは、次のことを設定できます。
- 撮るまでの時間を遅らせるタイマー
- スクリーンショットの保存先
- 撮った後にサムネールを表示するかどうか
- スクリーンショットにマウスのポインタを写すかどうか
タイマーは、メニューを開いた状態を撮りたいときに役立ちます。タイマーを設定してから撮影を始め、数秒の間にメニューを開いておけば、メニューが開いた状態の画面を撮れます。
サポート記事によると、macOS Tahoe 26以降を搭載した対応モデルでは、取り込みの形式も選べます。互換性を優先するならPNG形式の「SDR」、明暗の幅の広い画像にしたいならHEIF形式の「HDR」です。資料に貼ったり、取引先に送ったりする画像なら、多くの環境で開けるPNG形式のほうが扱いやすいでしょう。
スクリーンショットの保存先を変える
何も設定していなければ、スクリーンショットは「スクリーンショット」に日付と時刻を付けた名前で、デスクトップに保存されます。作業のたびに撮っていると、デスクトップがスクリーンショットで埋まってしまいます。
保存先は、前の節で説明したスクリーンショットアプリの「オプション」のメニューで変えられます。例えば、「書類」フォルダの中に「スクリーンショット」というフォルダを作り、そこを保存先にしておけば、デスクトップが散らからずに済みます。
画像をファイルとして残さず、すぐに資料やチャットに貼りたいときは、クリップボード(コピーした内容を一時的に預かる場所)に保存する方法が便利です。サポート記事によると、撮るときに「control」キーを一緒に押します。画面の一部なら「control」「shift」「command」「4」です。撮った画像は、貼り付けたい場所で「command」キーと「V」キーを押せば貼り付けられます。画面の隅のサムネールを「control」キーを押しながらクリックし、「クリップボードに保存」を選ぶ方法もあります。
保存を待たずに、画面の隅に表示されたサムネールを別の場所にドラッグして、そのまま好きなフォルダやアプリに入れることもできます。
Windowsから乗り換えた人のための対応表
Windowsのパソコンで画像を切り取っていた人に向けて、Macでの対応を整理します。Windowsの道具の名前は版によって違うので、Mac側の操作を中心に見てください。
| Windowsでしていたこと | Macでの方法 |
|---|---|
| 画面の一部を範囲で選んで撮る | shift + command + 4 で範囲をドラッグ |
| 撮った画像をすぐ貼り付ける | 撮るときに control を加え、command + V で貼る |
| 画面全体を撮る | shift + command + 3 |
| 画像を開いて余白を切り取る | プレビューで範囲を選び、「切り取り」 |
| 画像の大きさを変える | プレビューの「ツール」メニューの「サイズを調整」 |
| 写真の傾きを直す | 写真アプリの編集で「切り取り」を開き、傾き補正のスライダ |
いちばんの違いは、Macでは撮ったスクリーンショットがファイルとして自動で保存される点です。Windowsで、撮った画像をいったんクリップボードに入れてから貼り付ける使い方に慣れている人は、「control」キーを足す撮り方を覚えておくと、同じ感覚で使えます。
切り取りがうまくいかないときに確かめること
プレビューで切り取ろうとしてもうまくいかないときは、次の点を確かめます。
マークアップツールバーが表示されていない。 プレビューで画像を開いても、切り取りのボタンが見当たらないことがあります。公式ガイドのとおり、ツールバーのマークアップのボタンをクリックすると、切り取りなどの道具が並んだツールバーが表示されます。
範囲を選ぶ前に切り取りのボタンを押している。 切り取りは、残したい範囲を選んでから実行する操作です。範囲を選ばずにボタンを押しても、思ったように切り取れません。先に範囲をドラッグで選び、四隅の点で調整してから切り取ります。
PDFを開いている。 画像のつもりで開いたファイルが、実はPDFだったということがあります。PDFの中の画像を切り取るには、前の節で説明したように、ページを画像として書き出してから作業します。
ファイルが変更できない状態になっている。 ロックされたファイルや、書き込みの権限がない場所のファイルは、切り取った結果を保存できないことがあります。Finderでファイルを選び、「command」キーと「I」キーで「情報を見る」を開くと、ロックの状態を確かめられます。保存できないときは、自分の「書類」フォルダなどに複製してから作業すると確実です。
写真アプリの写真をプレビューで開こうとしている。 写真のライブラリに入っている写真は、写真アプリの中で編集するのが基本です。プレビューで加工したいときは、写真アプリから写真を書き出してファイルにしてから開きます。
よく使うキーの組み合わせの一覧
この記事で出てきた操作のうち、よく使うキーの組み合わせを表に整理します。キーは同時に押してから放すのが基本で、順番に1つずつ押しても反応しません。最初は表を手元に開いておき、何度か使ううちに指で覚えていくのが近道です。
| 操作 | キー |
|---|---|
| 画面の一部を撮る | shift + command + 4 |
| ウインドウを撮る | shift + command + 4 のあとスペースバー |
| 画面全体を撮る | shift + command + 3 |
| スクリーンショットアプリを開く | shift + command + 5 |
| 撮った画像をクリップボードに保存する | 上のキーに control を加える |
| 切り取りを取り消す | command + Z |
| ファイルを複製する | command + D(Finderで) |
まずは「shift + command + 4」だけ覚えておけば、ほとんどの場面で困りません。画面の一部を撮って、すぐに資料へ貼りたいときは「control」を足す、と覚えておくと便利です。
切り取る前に、使い道と大きさを決めておく
画像の切り取りで手戻りが多いのは、使い道を決めずに切り取ってしまう場合です。切り取った後で「横長の枠に入れたかった」「もっと大きな画像が必要だった」と分かると、元の画像から切り取り直すことになります。切り取る前に、次の3つを決めておくと手戻りが減ります。
どこに使うか。 資料のスライド、Webサイトの記事、SNSの投稿、通販サイトの商品ページなど、使う場所によって適した形が違います。スライドなら横長、SNSなら正方形や縦長、というように、使う場所の枠の形を先に確かめます。各サービスが推奨する画像の大きさは変わることがあるので、そのサービスの公式のヘルプで確かめてください。
縦横の比率。 使う場所の枠の形が決まれば、縦横の比率が決まります。写真アプリなら、サイドバーで比率を選んでから切り取れば、枠の形にぴったり合わせられます。プレビューでは、インスペクタで選んでいる範囲の大きさを見ながら調整します。
大きさの余裕。 切り取ると、画像の大きさ(ピクセルの数)は小さくなります。小さく切り取った画像を後で大きく引き伸ばすと、ぼやけて見えます。使う場所で必要な大きさより、少し大きめに切り取っておき、最後にサイズを調整して合わせるのが安全です。
この3つを決めてから作業すれば、何十枚もの画像を同じ形にそろえる作業でも、1回で仕上げられます。
仕事で画像を扱うときの注意
画像を切り取る作業は簡単ですが、仕事で扱うときには気をつけたい点があります。
他人の画像の使い方を確かめます。 Webサイトの画像や他の人が撮った写真は、切り取って使う場合でも、著作権(作った人が持つ、作品の使い方を決める権利)の対象です。スクリーンショットで撮ったものでも同じです。資料に使う場合は、引用のルールを守るか、使ってよいと許可を得たものを使います。取引先から受け取った画像も、使ってよい範囲を確かめてから加工します。
写り込みを確かめます。 画面のスクリーンショットには、意図しない情報が写り込むことがあります。メールの受信箱の件名、ほかのウインドウ、デスクトップのファイル名などです。取引先に送る前に、必要な部分以外が写っていないか、拡大して確かめます。範囲を選んで撮る方法を使えば、写り込みを減らせます。
個人の情報を隠します。 顧客の名前、住所、メールアドレスが写っている画面を資料に使うときは、切り取って外すか、プレビューのマークアップツールバーの「シェイプ」で図形を重ね、「塗りつぶしのカラー」で隠します。ただし、塗りつぶした画像を、元の画像と取り違えて送らないよう、ファイル名を分けておきます。
元の画像を残します。 前の節で書いたとおり、切り取る前に複製しておけば、やり直しが必要になったときに困りません。特に、取引先から預かった素材は、元の画像を別のフォルダに保管しておくのが基本です。
スクリーンショットや画像が散らばったときの整理
画像の切り取りやスクリーンショットを日常的に使うようになると、似た名前の画像があちこちのフォルダにたまっていきます。デスクトップのスクリーンショット、「ダウンロード」フォルダに保存した画像、外付けのディスクに預けた素材、と保存先がばらばらだと、目的の画像を探すのに時間がかかります。
Macに標準で入っているFinderでは、スペースバーでクイックルックを開けば、画像を開かずに中身を確かめられます。よく使うフォルダはサイドバーに登録しておけば、すぐに開けます。
ファイルの保存先そのものがばらばらで、Finderでの行き来が多い場合の選択肢の1つが、Macのファイル管理アプリのAtriensです。公式サイトによると、外付けディスクやNAS、iCloudやGoogleドライブを同じサイドバーに並べられ、外付けディスクの素材を「書類」フォルダの案件の下にまとめて表示できます。並べ替えても、ファイルそのものは元の場所から動きません。タブで複数の場所を開いたまま行き来でき、スペースキーで中身を確かめるクイックルックや、その場でファイル名を変える機能もあります。案件ごとにスクリーンショットや素材の画像を見比べて、名前を付け直しながら整理したいときに使えます。公式サイトでは、Macの中でできることはすべて無料と案内されており、対応するのはmacOS 14以降です。
Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
画像を扱う力が生きる在宅の仕事
最後に、画像を切り取ったり整えたりする力が、在宅の仕事でどう生きるかを市場の目線で整理します。
画像の切り取りやサイズの調整は、それ自体は基本の操作ですが、多くの在宅の仕事の土台になっています。通販サイトの商品の画像をそろえる仕事は、その代表です。同じ大きさ、同じ余白で何十枚もの商品の写真を整える作業は、プレビューのまとめての処理を使えば効率よく進められます。どんな依頼があるかは、ECサイト制作・運用・画像制作のお仕事で確かめられます。
画像に写っているものに名前や印を付けて、AIの学習に使うデータを作る仕事もあります。画像の必要な部分を正確に見分けて切り出す力が求められる仕事です。仕事の内容は、AIアノテーション・教師データ作成のお仕事で紹介されています。生成AIで画像を作る仕事でも、生成した画像の不要な部分を切り取り、用途に合わせた大きさに整える作業は欠かせません。画像生成AI(Stable Diffusion等)のお仕事では、そうした仕事の依頼の例を見られます。
画像の加工をさらに深めて、デザインの仕事に広げる道もあります。デザインの仕事の相場は、デザイナーの年収・単価相場のページで確かめられます。
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、画像を扱う仕事で長く続く人は、加工の腕と同じくらい、元のデータの扱いが丁寧です。預かった素材は元の状態で残し、加工した画像とは分けて保存する。納品の画像には、写り込みや個人の情報がないかを確かめる。こうした基本が、取引先からの信頼につながります。仲介の手数料がかからない直接の取引であれば、依頼する側は同じ予算で頼める量が増え、受ける側は手取りが厚くなります。丁寧な仕事が、次の依頼を呼ぶ形を作りやすくなります。
よくある質問
Q. MacBookで画像を切り取るにはどのアプリを使えばよいですか?
手元にある画像ファイルなら、標準で入っている「プレビュー」で切り取れます。残したい部分をドラッグで選び、マークアップツールバーの切り取りのボタンを押します。iPhoneで撮った写真など写真ライブラリの写真は「写真」アプリの編集画面で切り取ります。別のアプリを買わなくても、たいていの作業はできます。
Q. 画面の一部だけをスクリーンショットで保存するにはどうしますか?
「shift」「command」「4」の3つのキーを同時に押して放し、十字のポインタで撮りたい範囲をドラッグして囲みます。指を放すと撮れて、デスクトップに保存されます。ファイルにせず資料へすぐ貼りたいときは、「control」キーも一緒に押すとクリップボードに保存されます。
Q. プレビューで切り取った画像を元に戻せますか?
切り取った直後なら、「編集」メニューの「取り消す」か「command」と「Z」のキーで戻せます。時間がたった後は、「ファイル」メニューの「バージョンを戻す」から「すべてのバージョンをブラウズ」を選び、切り取る前の版を復元します。大事な画像は、切り取る前に複製しておくのが確実です。
Q. スクリーンショットがデスクトップにたまって困ります。保存先は変えられますか?
変えられます。「shift」「command」「5」でスクリーンショットアプリを開き、「オプション」のメニューで保存先を選びます。「書類」フォルダの中に専用のフォルダを作って保存先にしておくと、デスクトップが散らかりません。すぐ貼るだけの画像は、クリップボードに保存する方法も便利です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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