Macのメニューバーが消えたときに確かめる設定と、元に戻す手順

@SOHO編集部
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Macのメニューバーが消えたときに確かめる設定と、元に戻す手順

この記事のポイント

  • ✓Macのメニューバーが消えたときに
  • ✓まず確かめる自動で隠す設定
  • ✓アイコンだけが消えた場合の原因

Macの画面の一番上にあるメニューバーが急に消えると、「ファイル」や「編集」のメニューも、Wi-Fiや電池のアイコンも見えなくなり、何が起きたのか分からず手が止まります。macでメニューバーが消えたように見えるとき、実際には壊れているのではなく、設定やフルスクリーンの表示によって「隠れている」だけのことがほとんどです。

この記事では、メニューバーがまるごと消えた場合と、特定のアイコンだけが消えた場合に分けて、どこから確かめればよいかを順に整理します。設定の場所、ポインタの動かし方、ノッチのあるMacBookで起きる隠れ方、アプリの側の設定、最後の手段としての再起動まで、上から順に試せば多くの場合は元に戻せる並びにしています。

まず見分ける:メニューバー全体が消えたのか、アイコンだけが消えたのか

最初に確かめたいのは、何が見えなくなっているかです。症状によって確かめる場所がまったく違うため、ここを取り違えると、関係のない設定をいじって時間を使うことになります。

画面の上に何も出ていない場合

アップルメニュー(左上のりんごのマーク)も、アプリの名前も、右側の時計も見えない場合は、メニューバー全体が隠れている状態です。この場合に多い原因は次の3つです。

  1. メニューバーを自動で隠す設定がオンになっている
  2. アプリをフルスクリーンで表示している
  3. 画面の表示を担う仕組みが一時的に止まっている

1つ目と2つ目は不具合ではなく、macOSの決まった動きです。ポインタを画面の一番上まで動かすと、隠れていたメニューバーが下りてくるかどうかで見分けられます。下りてくるなら、設定かフルスクリーンのどちらかが原因です。

左側のメニューは出ているのに、右側のアイコンが足りない場合

「ファイル」「編集」などのメニューは見えていて、Wi-Fiや電池、常駐アプリのアイコンの一部だけが無い場合は、メニューバーそのものではなく、個々のアイコンが表示されていない状態です。原因として多いのは次のとおりです。

  1. システム設定で、その項目をメニューバーに表示しない選択になっている
  2. アプリがメニューバーに項目を出すことを、システム設定で許可していない
  3. アイコンの数が多く、ノッチの裏や左側のメニューの陰に隠れている
  4. アプリ自体が起動していない、またはアプリの設定でアイコンを出さないようにしている
  5. Commandキーを押しながらドラッグして、メニューバーの外に出してしまった

このように、全体が消えたのか一部が消えたのかで、確かめる順番が変わります。次の節から、まず全体が消えた場合、次にアイコンだけが消えた場合の順に説明します。

仕事中に慌てないための考え方

メニューバーが見えなくなるのは、オンラインの授業や打ち合わせの直前など、急いでいるときほど困ります。画面共有の準備をしていて、気づいたらメニューバーが無く、保存のメニューも見つからない、という場面は珍しくありません。そうしたときは、まずキーボードの操作で作業を続けられることを思い出してください。保存は「Command+S」、アプリの終了は「Command+Q」、フルスクリーンの切り替えは多くのアプリで「Control+Command+F」です。メニューバーが見えなくても、作業そのものは止めずに済みます。原因を調べるのは、目の前の作業が終わってからでも遅くありません。

メニューバー全体が消えたときに確かめる設定

メニューバー全体が見えないとき、最初に確かめるのは、メニューバーを自動で隠す設定です。Appleの公式の説明では、この設定は次のように書かれています。

メニューバーが非表示のときは、ポインタを画面の一番上に移動するとメニューバーが表示されます。 出典: support.apple.com

つまり、メニューバーが消えたように見えても、ポインタを画面の上端まで動かして出てくるなら、自動で隠す設定が効いているだけです。

「メニューバーを自動的に表示/非表示」の場所と選択肢

現在のmacOSでは、アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「メニューバー」を選ぶと、この設定があります。サイドバーで見つからないときは、下にスクロールします。Appleの説明によると、「メニューバーを自動的に表示/非表示」には次の4つの選択肢があります。

選択肢 動き
常に いつでも自動で隠し、ポインタを上に動かしたときだけ出す
デスクトップ上のみ フルスクリーンでないときに自動で隠す
フルスクリーン時のみ フルスクリーンのときに自動で隠す
しない メニューバーを隠さない

メニューバーをいつも出しておきたいなら「しない」を選びます。フルスクリーンのときも含めて常に出しておきたい場合は、この「しない」が該当します。反対に、画面を少しでも広く使いたくて隠す設定にしていたのを忘れていた、ということもあります。家族と共用しているMacや、引き継いだMacでは、前に使っていた人がこの設定を変えていることもあるので、一度ここを開いて確かめておくと安心です。

古いmacOSでは場所が違う

この設定がある場所は、macOSの版によって違います。今のように「メニューバー」という独立した項目になる前は、「コントロールセンター」の中や、さらに前の版では「Dockとメニューバー」の中にありました。インターネットで調べた手順と画面が合わないときは、自分のMacのmacOSの版を確かめます。アップルメニューの「このMacについて」を開くと、版の名前と番号が表示されます。

システム設定の右上にある検索欄に「メニューバー」と入力すると、版が違っても該当する設定の場所を探せます。手順の文章どおりに画面をたどるより、検索欄を使うほうが早く着くことが多いです。

メニューバーの背景の設定で「消えた」と感じることもある

Appleの説明には、もう1つ「メニューバーの背景を表示」という設定があります。メニューバーの背面に壁紙を表示するか、メニューバーの背景を表示するかを選ぶものです。背景を表示しない設定にすると、壁紙の色や明るさによっては文字やアイコンが壁紙に溶け込み、メニューバーが消えたように感じることがあります。明るい壁紙に変えた直後に「メニューバーが無い」と感じたら、この設定と壁紙の組み合わせを疑います。壁紙を一時的に暗いものに変えて見えるようになれば、この組み合わせが原因です。

フルスクリーン表示で消えている場合の戻し方

アプリをフルスクリーンで表示すると、そのアプリが画面いっぱいに広がり、メニューバーとDockが隠れます。これはフルスクリーンという表示の仕方の決まった動きで、設定を変えなくても、ポインタを画面の上端に動かせばメニューバーが下りてきます。

フルスクリーンかどうかを見分ける

ウインドウの左上にある赤・黄・緑の3つの丸が見えず、ほかのウインドウやデスクトップも見えない状態なら、フルスクリーンになっている可能性が高いです。ポインタを上端に動かしてメニューバーが下りてきたら、そこに3つの丸も表示されるはずです。

フルスクリーンを解除する方法

フルスクリーンを解除するには、次のどれかを使います。

  1. ポインタを上端に動かしてメニューバーとウインドウの3つの丸を出し、緑の丸を押す
  2. メニューバーの「表示」メニュー(アプリによっては「ウインドウ」メニュー)から、フルスクリーンを解除する項目を選ぶ
  3. 多くのアプリで使えるキーボードの操作「Control+Command+F」を押す
  4. 動画の再生アプリなどでは「esc」キーで解除できることがある

フルスクリーンを解除すると、メニューバーとDockが元の位置に戻ります。

気づかないうちにフルスクリーンになる理由

緑の丸を押すと、多くのアプリではフルスクリーンに切り替わります。ウインドウを広げるつもりで緑の丸を押し、そのままフルスクリーンになって、メニューバーが消えたと感じる、という流れはよくあります。緑の丸にポインタを載せると、フルスクリーンにするか、画面の左右に並べるかなどの選択肢が出るので、ウインドウを広げたいだけのときは、すぐに押さずに、出てきた選択肢の中から目的のものを選ぶ習慣をつけておくと、意図しないフルスクリーンを避けられます。

トラックパッドで指を左右に払う操作をしたときに、フルスクリーンの画面と通常のデスクトップの間を移動して、メニューバーが出たり消えたりすることもあります。どの画面にいるのかが分からなくなったら、Mission Control(上方向に3本または4本の指で払う操作、またはキーボードのMission Controlのキー)を開くと、画面の上に並んだ一覧で、フルスクリーンのアプリと通常のデスクトップを見分けられます。

特定のアイコンだけが消えたときに確かめる設定

メニューバー自体は出ているのに、Wi-Fiや電池、常駐アプリのアイコンが無いときは、システム設定の「メニューバー」の中にある項目の選択を確かめます。Appleの説明では、時計、Siri、Spotlight、Wi-Fi、Bluetooth、バッテリー、集中モード、画面ミラーリング、ディスプレイ、サウンド、再生中、ファストユーザスイッチ、Time Machine、VPN、天気といった項目を、メニューバーに表示するかどうか選べるようになっています。

電池やWi-Fiのアイコンが無い場合

電池の残量のアイコンが消えた場合は、「メニューバー」の設定で「バッテリー」が選ばれているかを確かめます。Appleの説明によると、「バッテリーオプション」から、充電の割合をいつ表示するかも選べます。数字の割合だけが消えたという場合は、こちらの選択を確かめます。

画面ミラーリングやサウンドなど一部の項目は、「使用中に表示」と「常に表示」を選べます。「使用中に表示」にしている場合は、その機能を使っていないときにはアイコンが出ません。普段は見えていたのに、使っていないときに消えるのは、この選択の結果です。

なお、時計については、Appleの説明で「時計は常にメニューバーに表示されます」と書かれています。時計まで見えない場合は、アイコン単位の問題ではなく、メニューバー全体が隠れている状態を疑います。

アプリのアイコンが無い場合は「許可」を確かめる

DropboxやGoogleドライブ、チャットのアプリ、クリップボードの履歴のアプリなど、自分で入れたアプリのアイコンが無い場合は、同じ設定の中にある「メニューバーに追加することを許可」という一覧を確かめます。Appleの説明では、一部のアプリが機能を追加するためのメニューバーの項目を提供していて、この一覧でアプリごとに表示を選べるようになっています。

ここでオフになっているアプリは、起動していてもメニューバーにアイコンが出ません。アップデートのあとや、設定を整理したときに、意図せずオフにしていることがあります。一覧の中で、消えたアプリの名前の横の選択がオンになっているかを確かめます。

Commandキーでドラッグして外してしまった場合

Appleの説明には、状況メニュー(メニューバーの右側に並ぶアイコンのこと)の並びを変えたいときは、Commandキーを押したままアイコンをドラッグすること、そして、Commandキーを押したままアイコンをメニューバーの外にドラッグすると、その項目を素早く取り除けることが書かれています。

Commandキーを押した状態でうっかりアイコンを下に引っ張ってしまうと、アイコンが外れてしまいます。標準の項目なら、システム設定の「メニューバー」で、もう一度表示するように選び直せば戻ります。アプリの項目なら、アプリの設定に「メニューバーにアイコンを表示」といった項目があることが多いので、そこを確かめます。

アプリの側の原因で消えている場合

システム設定に問題がない場合は、アプリの側を確かめます。メニューバーに並ぶアイコンは、それぞれのアプリが自分で出しているものです。アプリが起動していなければ、アイコンも出ません。

アプリが起動しているかを確かめる

まず、そのアプリが起動しているかどうかを確かめます。Finderの「アプリケーション」フォルダからアプリを開き直すと、アイコンが戻ることがあります。また、Macを起動したときに自動で立ち上がるはずのアプリが立ち上がっていない場合は、システム設定の「一般」の中にある「ログイン項目と機能拡張」で、そのアプリがログイン時に開く項目に入っているかを確かめます。

参考として、CleanMyMacの解説でも、アイコンが見当たらない原因として、アプリが正常に起動していない場合や、macOSの版に対応していない場合が挙げられています。

Macのメニューバーは、アプリケーションやシステムの操作を簡単に行うための重要なツールです。しかし、何かしらの問題が発生し、メニューバーや特定のアイコン(例えば、Dropbox等のアプリアイコンやバッテリー残量等)が表示されないことがあります。 出典: cleanmymac.jp

アプリの設定でアイコンを隠していないか

アプリの中には、自分の設定画面に「メニューバーにアイコンを表示する」「Dockにだけ表示する」などの選択肢を持っているものがあります。アップデートの際に初期の設定に戻ったり、整理しようとして自分で切り替えたりして、アイコンが出なくなることがあります。アプリの設定画面を開いて、表示に関わる項目を確かめます。

アプリがmacOSの新しい版に追いついていない

macOSを大きく更新した直後は、アプリの側が新しい版に合わせた更新を出すまで、アイコンがうまく表示されないことがあります。アプリのアップデートを確かめ、提供元のサイトで新しいmacOSへの対応の状況を確認します。逆に、macOSの更新を長く見送っている場合は、システム設定の「一般」の中にある「ソフトウェア・アップデート」で、更新があるかを確かめます。

整理のアプリが隠している場合

メニューバーのアイコンを隠して整理するアプリを入れている場合は、そのアプリが意図どおりにアイコンを隠している可能性があります。隠した覚えがなくても、新しく入れたアプリのアイコンが自動で隠す側に振り分けられる設定になっていることがあります。整理のアプリの設定画面で、消えたアイコンがどの区分に入っているかを確かめます。

また、整理のアプリを2つ同時に動かすと、アイコンの位置の取り合いになり、思ったとおりに表示されなくなります。前に試したアプリが常駐したまま残っていないか、ログイン項目も含めて確かめます。

ノッチのあるMacBookでアイコンが隠れる仕組み

画面の上の中央に、カメラを収めた切り欠き(ノッチ)があるMacBookでは、メニューバーのアイコンが多いと、並びきらなかったアイコンがノッチの裏に隠れてしまいます。この状態では、アイコンはメニューバーにあるはずなのに見えず、押すこともできません。設定でオンにしているのに表示されない、という相談で多いのがこの状況です。

どのアイコンが隠れやすいか

メニューバーの右側のアイコンは、右端から左へ向かって並びます。アイコンが増えると左へ伸びていき、ノッチにぶつかったところで、それより左に来るはずのアイコンは隠れます。さらに、左側のアプリのメニュー(「ファイル」「編集」「表示」など)が多いアプリを前面にしていると、右側のアイコンに使える幅が狭くなり、隠れるアイコンが増えます。

このため、メニューの少ないアプリを前面にしているときは見えていたアイコンが、メニューの多いアプリに切り替えると消える、という現象が起きます。アプリを切り替えたときだけ消えるなら、この仕組みを疑います。

隠れたアイコンを出す方法

隠れたアイコンを出すには、メニューバーの右側に並ぶアイコンの数を減らします。次の順番で進めると、作業が少なく済みます。

  1. システム設定の「メニューバー」で、普段見ていない標準の項目(Spotlight、Siri、天気など)の表示を外す。Spotlightはキーボードの操作で開けるので、アイコンを外しても困りにくい
  2. 「メニューバーに追加することを許可」で、ほとんど使わないアプリの項目を外す
  3. 使っていない常駐アプリを終了し、ログイン項目からも外す
  4. それでも多い場合は、メニューバーのアイコンを隠して整理するアプリを使う

一時的に確かめたいだけなら、Finderのようにメニューの少ないアプリを前面にすると、隠れていたアイコンが現れることがあります。急いでいるときの応急の手として覚えておくと便利です。

外部ディスプレイでは見えるのに本体では見えない

MacBookに外部ディスプレイをつないで使っている場合、横幅が広くノッチのない外部ディスプレイではすべてのアイコンが見えるのに、MacBook本体の画面だけで使うと一部が消える、ということがあります。これもノッチと画面の幅の違いによるもので、故障ではありません。外出先で本体の画面だけで使う日が多い人ほど、アイコンの数を絞っておく効果が大きくなります。

外部ディスプレイの片方だけでメニューバーが消える場合

MacBookに外部ディスプレイをつないだとき、片方の画面にはメニューバーがあるのに、もう片方には無い、という相談もよくあります。これは故障ではなく、複数の画面をどう扱うかの設定によるものです。

「ディスプレイごとに個別の操作スペース」を確かめる

システム設定の「デスクトップとDock」の中に、「ディスプレイごとに個別の操作スペース」という項目があります。これがオンのときは、それぞれの画面にメニューバーが表示されます。オフのときは、メニューバーは主に使う画面(主ディスプレイ)にだけ表示され、もう片方の画面には出ません。この項目を切り替えたあとは、設定を反映するためにログアウトが必要になることがあります。

主ディスプレイを入れ替える

メニューバーをどちらの画面に出すかは、システム設定の「ディスプレイ」で選べます。画面の並びを示す図の中で、メニューバーにあたる白い帯を、表示したい画面へドラッグして移す、あるいは主ディスプレイとして使う画面を選び直します。macOSの版によって画面の見た目が違うので、見つからない場合はシステム設定の検索欄に「ディスプレイ」と入力して探します。

外したあとにメニューバーが戻らない場合

外部ディスプレイを外したときに、本体の画面のメニューバーの位置がずれたり、一時的に消えたりすることがあります。多くはディスプレイの構成が切り替わる途中の一時的な状態なので、数秒待つか、もう一度画面を閉じて開くと戻ります。戻らない場合は、この記事の後半で説明するログアウトの手順を試します。打ち合わせの直前に外部ディスプレイをつなぎ替えると慌てやすいので、画面の構成は始まる前に整えておくと安心です。

設定を直しても戻らないときの再起動の手順

ここまでの設定を確かめても戻らない場合は、画面の表示を担う仕組みが一時的に止まっていることがあります。次の順番で、影響の小さいものから試します。

アプリを終了して開き直す

アイコンが1つだけ消えている場合は、そのアプリを終了して開き直すのが最も影響の小さい方法です。応答がなく終了できない場合は、アップルメニューの「強制終了」から終了させます。強制終了は保存していない内容が失われることがあるので、ほかの作業を保存してから行います。

ログアウトしてログインし直す

アップルメニューの「ログアウト」を選び、もう一度ログインすると、メニューバーを含む画面の表示の仕組みが立ち上がり直します。Mac全体を再起動するより早く済み、多くの一時的な不具合はこれで直ります。

ターミナルから表示の仕組みを再起動する

ターミナルのコマンドで、メニューバーの表示に関わる仕組みを再起動する方法もあります。CleanMyMacの解説では、「killall SystemUIServer」というコマンドを入力する方法が紹介されています。

このコマンドを実行すると、メニューバーが一時的に消えますが、自動的に再表示されるため、問題が解決する可能性があります。 出典: cleanmymac.jp

ただし、この方法はAppleのユーザガイドで案内されている手順ではありません。ターミナルに慣れていない人が、ほかの記事のコマンドを写して入力すると、別のコマンドを打ってしまうおそれもあります。ターミナルに慣れていないなら、ログアウトや再起動で同じ目的を果たせるので、無理に使う必要はありません。

Mac全体を再起動する

ログアウトでも戻らない場合は、アップルメニューの「再起動」でMac全体を再起動します。再起動の前に、開いている書類を保存しておきます。再起動しても毎回同じ症状が出る場合は、最近入れたアプリや、メニューバーに関わる常駐アプリが原因になっていることがあるので、それらを1つずつ終了させて、どのアプリで症状が変わるかを確かめます。

それでも解決しない場合や、メニューバー以外の表示にも異常がある場合は、Appleのサポートに相談します。仕事で使うMacで原因が分からない状態が続くと、打ち合わせや納品の予定に響くので、早めに相談の窓口を使うほうが結果として時間を失わずに済みます。

もう消えないようにするための整え方

元に戻せたら、同じことが起きにくいように整えておきます。メニューバーが消えて困る場面の多くは、アイコンの数が多すぎることと、どの設定がどこにあるかを把握していないことから起きています。

毎日見るものだけを表示に残す

メニューバーのアイコンは、見ただけで判断に使うものと、押してから使うものに分けられます。電池の残量、Wi-Fiの状態、時計、録画や同期の状態などは、見るだけで判断に使うので表示に残します。クリップボードの履歴やスクリーンショットの道具、翻訳のアプリなどは、押してから使うものなので、キーボードの操作で呼び出せるなら、アイコンを出しておかなくても困りません。

常駐アプリを見直す

使っていない常駐アプリは、アイコンを隠すより、終了してログイン項目から外すほうが効果があります。メニューバーがすっきりするうえ、Macのメモリの使用量も抑えられます。体験版で試したまま忘れているアプリや、周辺機器に付属していた管理のアプリなど、入れた覚えが薄いものから見直します。

自分の設定を書き留めておく

「メニューバーを自動的に表示/非表示」の選択、表示している標準の項目、許可しているアプリ、といった設定を、簡単なメモに書き留めておくと、次に消えたときに何が変わったかをすぐに見比べられます。オンラインで授業や打ち合わせをする仕事では、画面共有の前に慌てないための準備として役に立ちます。Macを買い替えたときや、新しいMacに移したときにも、同じ状態をすぐに再現できます。

メニューバーのアイコンが多すぎるときの選択肢

標準の設定とアプリの設定で減らしても、仕事で使う常駐アプリがどうしても多く、ノッチの裏に隠れてしまう場合があります。そうしたときは、メニューバーのアイコンを隠して整理する専用のアプリを使う方法があります。代表的なものには、有料のBartender、無料で公開されているIceやHidden Barがあります。どれも、アイコンを「表示するもの」と「隠すもの」に分け、必要なときだけ隠したものを出す仕組みです。

選ぶときは、対応しているmacOSの版、料金と支払い方(買い切りか、年ごとの支払いか)、隠したアイコンをどうやって出すか、ノッチのあるMacBookでの使い勝手、の4つを比べると、自分に合うものを絞り込めます。無料のアプリは費用がかからない一方で、不具合が起きたときに問い合わせる窓口がないことが多い、という違いもあります。

選択肢の1つとして、Mac用のメニューバーの整理のアプリ Koffret もあります。公式サイトによると、アイコンを「表示」「非表示」「常時非表示」の3つにドラッグで振り分ける仕組みで、隠したアイコンを本物の見た目のまま出し、畳んだままメニューを開けると案内されています。隠したアイコンを出す操作は、カーソルを載せる、ホイールを回す、ノッチを押すの中から使うものだけを選べ、名前の一部を入力して探す機能もあります。料金は1,980円(税込)の買い切りで、購入したメジャー版を期限なく使え、14日間はカードの登録なしで全部の機能を試せます。対応は macOS 14以降です。ほかの整理のアプリと同時に動かすとアイコンの位置の取り合いになると案内されているので、試すときはほかの整理のアプリを終了してから起動します。ダウンロード販売のため、代金の返金は原則として受けていないと書かれており、14日間の試用で確かめてから決めるのが前提です。

Koffretは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

整理のアプリを入れたあとにアイコンが見えなくなった場合は、そのアプリが隠しているのか、設定で表示を外しているのかを、この記事の順番で確かめれば見分けられます。

仕事の道具としてのMacを整える意味

最後に、Macの作業環境を整えることが仕事にどうつながるかを、仕事の種類ごとのデータから見ておきます。

在宅で仕事を受ける人にとって、Macは事務所であり作業台です。メニューバーが消えたり、必要なアイコンがノッチの裏に隠れたりして数分を失うことは小さく見えますが、オンラインの授業や打ち合わせの開始の直前に起きると、相手を待たせることになります。道具の不具合を自分で切り分けられることは、時間を守るための地味な技能です。

サーバーの監視やインフラの保守の仕事では、メニューバーに接続の状態や監視の道具のアイコンが並びがちで、どのアイコンを常に見える場所に置くかが、異常に早く気づけるかどうかに直結します。サーバー・インフラ構築・保守のお仕事では、こうした仕事の内容と求められるスキルが整理されています。セキュリティの分野では、アプリにどの許可を与えるかを判断する場面が日常的にあり、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で仕事の内容を確認できます。

音楽や効果音を作る仕事では、録音のソフトや音声の入出力を切り替える道具など、メニューバーに常駐するアプリが多くなりがちです。作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事では、こうした制作の仕事の内容がまとめられています。

Macのアプリを作る側の仕事もあります。報酬の水準は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、公的統計をもとにした年収と単価の目安を確認できます。また、この記事のように道具の使い方を分かりやすく伝える仕事は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で年収の水準が整理されています。

在宅や業務委託の仕事の市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、自分の道具の不具合を自分で切り分け、相手の時間を奪わない工夫をしています。メニューバーが消えたときに、全体か一部かを見分け、設定、フルスクリーン、アプリ、ノッチの順に確かめる手順を持っておくことは、その小さな工夫の1つです。仲介の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼の積み重ねが、そのまま次の依頼と手取りの厚さにつながっていきます。

よくある質問

Q. Macのメニューバーが消えたとき、最初に何を確かめればよいですか?

ポインタを画面の一番上まで動かして、メニューバーが下りてくるかを確かめます。下りてくるなら、メニューバーを自動で隠す設定か、フルスクリーンの表示が原因です。システム設定の「メニューバー」にある「メニューバーを自動的に表示/非表示」を「しない」にすると、常に表示されるようになります。

Q. 電池のアイコンだけが消えました。どうすれば戻りますか?

システム設定の「メニューバー」で「バッテリー」が選ばれているかを確かめます。選ばれているのに見えない場合は、ノッチのあるMacBookでアイコンが多すぎて隠れていることがあります。ほとんど使わない項目の表示を外すか、メニューの少ないアプリを前面にして、隠れていないかを確かめます。

Q. フルスクリーンを解除するにはどうすればよいですか?

ポインタを画面の上端に動かしてメニューバーとウインドウの3つの丸を出し、緑の丸を押します。多くのアプリでは「Control+Command+F」のキーボードの操作でも解除できます。動画の再生アプリなどでは「esc」キーで解除できることもあります。

Q. ターミナルのコマンドを使わないと直りませんか?

多くの場合、コマンドを使わずに直せます。設定とフルスクリーンを確かめ、それでも戻らないときは、アプリを開き直す、ログアウトしてログインし直す、Macを再起動する、の順に試します。ターミナルに慣れていない場合は、無理にコマンドを入力する必要はありません。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月24日最終更新:2026年10月5日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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