LINEでアンケートを作成する方法と、フォームのリンクを送って回答を集める手順

@SOHO編集部
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LINEでアンケートを作成する方法と、フォームのリンクを送って回答を集める手順

この記事のポイント

  • ✓LINEでアンケートを作成する方法を
  • ✓LINE公式アカウントのリサーチ機能
  • ✓フォームのリンクを送る方法の3つに分けて解説します

LINEでアンケートを作成したいと思ったとき、最初に迷うのは「LINEの中だけで済ませるか、別のフォームを作ってリンクを送るか」です。グループで飲み会の日程を決めたいだけなら、LINEの投票機能で数分で終わります。一方で、お店のお客さまに満足度を聞きたい、イベントの申込を受けたい、回答をあとで一覧にして返信もしたい、という場面では、LINEの中の機能だけでは足りなくなることがあります。

この記事では、LINEでアンケートを取る方法を3つに分けて、それぞれの手順と向いている場面を説明します。トークの投票機能、LINE公式アカウントのリサーチ機能、そしてGoogleフォームなどで作ったフォームのリンクをLINEで送る方法です。回答を集めたあとに、担当を決めて返信まで進めたい人向けには、フォームの受付から返信までを1つの画面で扱えるHalictにも触れます。

LINEでアンケートを取る方法は大きく3つ

LINEでアンケートを取る方法は、使う人と目的によって次の3つに分かれます。最初にどれを使うかを決めておくと、途中で作り直す手間がなくなります。

方法 使う人 向いている場面 回答の集計
トークの投票機能 個人のLINEアカウント グループや複数人トークでの日程決め、出欠、簡単な多数決 トークルームの中で票数を見る
LINE公式アカウントのリサーチ機能 お店や事業者の公式アカウント 友だち登録したお客さまへの満足度調査、属性の把握 管理画面で集計、条件を満たせばExcel形式で書き出し
フォームのリンクを送る 誰でも 自由記述が多い調査、申込の受付、回答者の連絡先を集めたいとき フォーム側の集計や表計算ソフト

1つ目の投票機能は、グループのメンバー同士で使う機能です。友だちやサークルの仲間に「どれがいいか」を聞くには一番手軽ですが、設問は1つずつしか作れません。2つ目のリサーチ機能は、お店や事業者がLINE公式アカウントを開設している場合に使える機能で、複数の質問を並べた本格的なアンケートが作れます。3つ目のリンクを送る方法は、LINEを「お知らせの道具」として使い、アンケートそのものは外のフォームで受ける形です。

迷ったときは、次の順で考えると決めやすくなります。まず、聞きたいことが1つだけで、相手がグループのメンバーなら投票機能で十分です。次に、相手がお店の友だち登録者で、質問が数問なら公式アカウントのリサーチ機能を使います。質問が多い、自由記述で詳しく書いてもらいたい、回答のあとに個別の連絡が要る、という条件が1つでもあれば、フォームを作ってリンクを送る方法が向いています。

この3つは排他的なものではありません。グループで投票機能を使って候補日を絞り、決まった日のイベントの申込はフォームで受ける、という組み合わせもよく使われます。

方法1:トークの投票機能でアンケートを作る手順

個人のLINEで使える投票機能は、トークルームの中でアンケートを作れる機能です。LINEの公式ヘルプでは次のように説明されています。

投票とは、トークルーム内でアンケートを作成できる機能です。 出典: LINEヘルプセンター

同じヘルプには、この機能はiPadとChrome版(サブ端末)を除いて使えると書かれています。スマートフォンのLINEと、パソコン版のLINE(Windows・Mac)で作成できます。

スマートフォンで投票を作成する

公式ヘルプに載っている手順は次のとおりです。

  1. 投票を作りたいトークルームを開く
  2. トークルーム下部のメニューから[投票]を選び、[投票を作成]をタップする
  3. [テキスト]か[日付]を選び、質問と選択肢を入力する
  4. [完了]をタップする

[テキスト]を選ぶと、選択肢を文字だけ、または画像と文字の組み合わせで作れます。[日付]を選ぶと、選択肢を日付で並べられるので、日程を決めるときに便利です。作成すると、トークルームに投票のメッセージが自動で送られます。メンバーはそのメッセージの[投票する]をタップし、選択肢を選んで[投票]を押せば参加できます。

パソコン版のLINEでは、トークルームの上部のメニューから[投票]、[投票を作成]の順に進みます。入力する内容はスマートフォンと同じです。

作成するときに決めておく設定

投票を作る画面では、いくつかの設定を選べます。後から変えられないものがあるので、送る前に決めておきます。

まず、匿名にするかどうかです。公式ヘルプによると、「匿名投票」にした場合は、各選択肢に誰が投票したかは確認できません。職場のグループで本音を聞きたいときは匿名にし、出欠のように誰がどう答えたかが必要なときは匿名にしない、と使い分けます。

次に、選択肢の追加を許可するかどうかです。[選択肢の追加を許可]にチェックを入れると、トークルームのメンバーは誰でも選択肢を追加できます。すでに誰かが投票したあとでも追加できます。お店の候補を募りたいときには便利ですが、決めたい選択肢を固定したいときはチェックを外しておきます。

そして、投票の期間です。設定した期間が終わるか、作成者が投票を終了させると、トークルームに投票終了のメッセージが1位の結果と一緒に送られます。

修正と削除のルール

作った投票を直せる条件は限られています。公式ヘルプによると、まだ誰も投票していない場合に限り、作成者だけがすべての内容を修正できます。誰かが投票したあとは修正できません。削除は自分が作成した投票だけが対象です。

選択肢の書き間違いに気づいたら、誰かが投票する前に直すのが原則です。すでに投票が始まってしまったら、削除して作り直し、「先ほどの投票は取り消して、こちらで答えてください」と一言添えます。

結果の確かめ方

投票が終わると、トークルームに結果のメッセージが届きます。[結果をもっと見る]をタップすると、投票結果、各選択肢の投票者、投票の状況を確認できます。過去の投票は、トークルーム下部のメニューの[投票]、投票メッセージの[投票]、またはノートで「投票」を検索して探せます。投票した内容はノートにも自動で登録されます。

投票機能が向いている場面と、向かない場面

投票機能は手軽ですが、何にでも使えるわけではありません。できることとできないことを知っておくと、あとで困りません。

向いている場面

一番向いているのは、グループのメンバー全員に同じことを1つだけ聞く場面です。たとえば次のような使い方です。

  • 飲み会や打ち合わせの日程を、日付の選択肢から選んでもらう
  • サークルや町内会の行事の出欠を取る
  • お弁当の注文や、記念品の候補をメンバーで決める
  • 会議の議題の優先順位を聞く

選択肢を選ぶだけなので、回答する側の負担がとても小さく、スマートフォンを開いたついでに答えてもらえます。グループの中で結果が見えるので、集計を誰かがまとめて報告する必要もありません。

向かない場面

一方で、次のような場面では投票機能だけでは足りなくなります。

  • 質問が2つ以上ある。投票は1回の作成で1つの問いになるため、複数の質問を並べると投票メッセージが何通も流れ、答える側が混乱します
  • 自由に文章で書いてもらいたい。選択肢を選ぶ形なので、理由や意見を書いてもらうには別の手段が必要です
  • グループに入っていない人に答えてもらいたい。投票はトークルームのメンバーだけが対象です
  • 回答をあとで表に書き出したい。結果はトークルームの中で見る形です

職場で「研修の感想を聞きたい」「新しい制度について意見を集めたい」といった用途なら、投票で選択肢を聞き、詳しい意見は別のフォームで集める組み合わせのほうがうまくいきます。

方法2:LINE公式アカウントのリサーチ機能で作る手順

お店や教室、事業者がLINE公式アカウントを持っている場合は、管理画面のリサーチ機能でアンケートを作れます。友だち登録してくれたお客さまに、満足度や来店のきっかけを聞くような使い方です。

作成の流れ

LINEヤフーのマニュアルに載っている流れを、順番に整理すると次のようになります。

  1. 管理画面のメニューで「リサーチ」を開き、作成を選ぶ
  2. 基本設定で、リサーチの期間やトーク画面に表示される画像を設定する
  3. 紹介ページを設定する(回答するボタンを押した次に表示されるページ)
  4. サンクスページで、回答後に表示するクーポンやメッセージを設定する
  5. 質問を設定する。年齢・性別・居住地などの属性の質問と、自由に作る質問がある
  6. 保存し、メッセージやあいさつメッセージ、自動応答メッセージなどで配信する

期間はリサーチを始めたあとで変えられません。いつまで受け付けるかは、作成の前に決めておきます。

作れる質問の数と形式

マニュアルによると、自由に作れる質問は最大7つまでです。回答の形式は、自由回答、単一回答、複数回答の3つで、単一回答と複数回答の選択肢は最大10個まで設定できます。自由回答は、未認証のアカウントでは使えないと書かれています。認証済みのアカウントとは、LINEヤフーの審査を通った公式アカウントのことで、まだ審査を受けていないアカウントでは文章で答えてもらう質問が作れない、ということです。

属性の質問は必須ではありません。年齢や居住地を聞くと答える側の手間が増えるので、本当に使う属性だけに絞ります。

結果のダウンロードには条件がある

リサーチの結果は、管理画面からExcel形式でダウンロードできます。ただし条件があります。

回答数が20件以上集まらない場合は、結果のダウンロードが行えません。 出典: LINEヤフー for Business

同じマニュアルには、ダウンロードできる結果は50,000行までで、それ以上の回答は確認できない仕様だとも書かれています。小さなお店で友だちが数十人という段階では、20件に届かず書き出せないことがあります。少人数の常連さんに詳しく聞きたいときは、リサーチ機能より、フォームのリンクを送る方法のほうが確実です。

公式アカウントの料金と、配信で数えられる通数

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。公式の料金ページによると、コミュニケーションプランは月額固定費0円で無料メッセージは200通、ライトプランは月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは月額15,000円(税別)で30,000通です。追加メッセージを送れるのはスタンダードプランだけです。

ここで気をつけたいのが、通数の数え方です。公式の説明では「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」が通数になります。友だちが150人いるアカウントでリサーチの案内を1回送ると150通、念押しでもう1回送ると合わせて300通です。無料のコミュニケーションプランでは、案内と念押しの2回で200通を超えてしまうことがあります。一方で、あいさつメッセージ、応答メッセージ、LINEチャットの送受信は通数に数えられません。友だち追加のあいさつにリサーチを組み込めば、通数を使わずに新しい友だちに答えてもらえます。料金とプランの最新の内容はLINE公式アカウントの料金プランで確かめてください。

方法3:フォームを作り、リンクをLINEで送る手順

3つ目は、アンケートそのものはGoogleフォームなどのフォームで作り、そのリンクをLINEで送る方法です。個人のLINEでも公式アカウントでも使え、質問の数や形式の制約もフォーム側の機能で決まります。ここでは多くの人が無料で使えるGoogleフォームを例に説明します。

Googleフォームで作って公開する

Googleフォームのヘルプによると、回答者がフォームを開けるようにするには、フォームを公開する必要があります。手順は次のとおりです。

  1. Googleフォームでフォームを作る
  2. 上部の[設定]で、回答の送信を1回に制限するか、回答の編集を許可するかなどを決める
  3. 右上の[公開]をクリックし、回答できるユーザーを選ぶ
  4. 公開されると、右上に[公開済み]と表示される

設定の中の「回答の送信を1回に制限する」を有効にすると、回答する人にGoogleアカウントへのログインを求める形になります。LINEで送る相手がGoogleアカウントを持っていない、またはスマートフォンでログインしていないと、ここで答えるのをやめてしまうことがあります。不特定の人に答えてもらうアンケートでは、この設定を使うかどうかを慎重に決めます。

リンクをコピーしてLINEに貼る

リンクの取り方もヘルプに書かれています。公開後に[公開済み]から[回答者に送信するリンクをコピー]を選ぶか、右上の[共有]から同じ項目を選びます。公開後は短縮版のリンクもコピーできるようになります。詳しい手順はGoogleフォームのヘルプにまとまっています。

コピーしたリンクを、LINEのトークに貼り付けて送れば完了です。グループに送るときは、リンクだけでなく、何のアンケートか、何分で終わるか、いつまでに答えてほしいかを一緒に書きます。公式アカウントなら、メッセージ配信に載せるほか、リッチメニュー(トーク画面の下に常に表示されるボタンの並び)にリンクを登録しておく方法もあります。

この方法のよいところと気をつけるところ

フォームのリンクを送る方法のよいところは、質問の数や形式を自由に決められることです。自由記述、ファイルの提出、日付の入力など、LINEの中の機能では作れない質問も作れます。回答はフォーム側で一覧にでき、表計算ソフトに書き出して集計もできます。

気をつけたいのは、LINEからフォームへ1回移動してもらう必要があることです。リンクを開いた先が長いアンケートだと、途中でやめる人が出ます。1ページ目で所要時間を伝え、質問を少なくする工夫が、投票機能のとき以上に大切になります。

3つの方法を並べて比べる

ここまでの内容を、選ぶときに迷いやすい点で並べると次のようになります。

比べる点 投票機能 公式アカウントのリサーチ フォームのリンク
費用 無料 プランにより無料から Googleフォームなら無料
質問の数 1回の作成で1問 自由に作れる質問は最大7問 フォームの機能による
自由記述 できない 認証済みのアカウントのみ できる
匿名 選べる 公式アカウントの仕組みによる フォームの設定による
答えられる人 トークルームのメンバー 友だち登録した人 リンクを知っている人
回答の書き出し なし 20件以上でExcel形式 表計算ソフトに書き出せる

表を見ると分かるとおり、手軽さでは投票機能、お店の友だちに対する調査ではリサーチ機能、自由度ではフォームのリンクが強い形です。どれか1つが優れているわけではなく、聞きたい内容と相手に合わせて選びます。

たとえば、地域のサークルの幹事がすべてをLINEの投票で済ませようとする場面を考えてみます。日程は投票ですぐに決まりますが、参加費の支払い方法や食べ物のアレルギーの有無まで投票で聞こうとすると、投票メッセージが何通も続き、途中から答える人が減っていきます。日程だけを投票で決め、細かい質問はフォームにまとめてリンクを1本送る形に分けると、メッセージは1通で済み、答える側も何を聞かれているのかを一度に把握できます。回答がそろうまでの日数も短くなりやすく、幹事が未回答の人に声をかける手間も減ります。

回答してもらえるアンケートの作り方

どの方法を選んでも、回答が集まるかどうかは設問の作り方で大きく変わります。LINEで送るアンケートは、ほとんどの人がスマートフォンで答えます。小さな画面で、すき間の時間に答えることを前提に作ります。

質問は少なく、選択式を中心にする

スマートフォンで文章を打つのは手間がかかります。質問の多くは選択式にし、自由記述は最後に1つだけ「ほかにご意見があればお書きください」と任意で入れる形が答えやすくなります。全体の質問数は、3分ほどで終わる量を目安にします。選択式なら10問前後、自由記述が入るならそれより少なくします。

1つの質問で聞くことは1つにする

「料理と接客の満足度を教えてください」のように、1つの質問で2つのことを聞くと、どちらについて答えたのかが分からなくなります。料理と接客は別の質問に分けます。

選択肢は重ならず、漏れないように作る

年代を聞くなら「20代」「30代」のように重ならない区切りにし、当てはまらない人のために「その他」や「答えたくない」を用意します。満足度は「とても満足」「満足」「どちらとも言えない」「不満」「とても不満」のような5段階にすると、あとで比べやすくなります。

冒頭に目的と所要時間を書く

アンケートの最初に、何のために聞くのか、何分で終わるのか、回答をどう使うのかを2〜3行で書きます。「今後のメニュー作りの参考にします。所要時間は約3分です」と書いてあるだけで、最後まで答えてくれる人が増えます。

締切を決めて伝える

締切がないアンケートは後回しにされます。「〇月〇日まで」のように日付を決めて伝え、締切の前日に一度だけ念押しします。何度も送ると通知が負担になり、グループの雰囲気も悪くなります。

LINEで送る案内文の例

アンケートを送るときの文面は、短く、何をしてほしいかがすぐ分かる形にします。グループ向けと、公式アカウントのお客さま向けの例を挙げます。

グループ向けの例です。

「来月の勉強会について、3つだけ質問させてください。所要時間は1分ほどです。〇月〇日までに、下のリンクから回答をお願いします。(リンク)」

公式アカウントのお客さま向けの例です。

「いつもご来店ありがとうございます。今後のサービス改善のため、アンケートにご協力ください。所要時間は約3分です。回答はお店の改善だけに使い、ほかの目的には使いません。〇月〇日まで受け付けています。(リンク)」

どちらの例も、所要時間と締切を必ず入れています。お客さま向けでは、回答の使い道を一文で添えると安心して答えてもらえます。回答のお礼にクーポンを出す場合は、公式アカウントのリサーチ機能ならサンクスページで設定できます。

集まった回答の集計と、結果の伝え方

アンケートの回答が集まったら、結果を集計し、答えてくれた人に伝えるところまでが一区切りです。結果を伝えないと、次にアンケートを送ったときに「答えても何も変わらない」と思われ、回答が減っていきます。

選択式の質問は割合で見る

選択式の質問は、選択肢ごとの人数と割合を出します。Googleフォームなら回答の画面に質問ごとのグラフが自動で表示されるので、まずはそれを見るだけで全体の傾向がつかめます。人数が少ないうちは、割合だけで判断しないようにします。回答が10人のときの「30%」は3人のことで、1人の答えが変わるだけで大きく動きます。

2つの質問をかけ合わせて見る

満足度と利用回数のように、2つの質問を組み合わせると見えてくることがあります。たとえば「初めて来た人の満足度は高いのに、何度も来ている人の満足度が下がっている」と分かれば、常連さん向けの工夫が要ると判断できます。スプレッドシートに書き出せば、フィルタやピボットテーブル(行と列で回答をかけ合わせて数える表)で数えられます。

自由記述は似た内容ごとに分ける

自由記述は、1件ずつ読んで「料金について」「待ち時間について」のように似た内容ごとに分け、件数を数えます。1件だけの強い意見に引っ張られず、多く書かれていることから手を付けます。

結果は短く伝える

グループや公式アカウントで結果を伝えるときは、「回答ありがとうございました。一番多かった意見は〇〇でした。来月から〇〇を始めます」のように、結果と次にやることを3行ほどで伝えます。細かい数字を並べるより、答えた意見がどう生かされるかが伝わるほうが、次の回答につながります。

個人情報の扱いと、投票を装った詐欺への注意

LINEでアンケートを取るときに見落としやすいのが、個人情報の扱いと、なりすましへの注意です。

集める情報は必要な分だけにする

氏名、電話番号、住所などを聞くと、それを預かる責任が生まれます。回答の目的に必要のない情報は聞かないのが基本です。満足度を知りたいだけなら、名前は要りません。申込のように連絡先が必要な場合は、何に使うのかを冒頭で伝え、フォームのアクセス権を限られた人だけにします。

投票を装ったアカウントの乗っ取りが起きている

LINEの公式ヘルプは、投票ページを装った偽のサイトでアカウントが乗っ取られる被害が相次いでいると注意を呼びかけています。

投票ページを装ったフィッシングサイトに騙され、LINEアカウント乗っ取り被害に遭う事例が相次いでいます。 出典: LINEヘルプセンター

同じページでは、SNSで「コンテストに参加している」などと投票を頼まれ、開いた先の偽のログイン画面に情報を入力させる手口が紹介されています。アンケートを送る側として気をつけたいのは、受け取った人が「怪しいリンクかもしれない」と感じない送り方をすることです。グループで送るなら、誰が何のために送るのかを本文に書き、リンクの先がGoogleフォームなど相手も知っているサービスであることが分かるようにします。LINEのログインを求める画面を自作のフォームに入れるのは避けます。

回答が届いたあとの対応まで考えておく

アンケートは、集めて終わりではありません。お客さまの満足度調査で「不満」と答えた人にお詫びの連絡をする、申込の回答に受付完了の返事をする、問い合わせに近い自由記述に個別に答える。回答の中には、返信や対応が必要なものが混ざります。

表計算ソフトとメールソフトで回す場合

Googleフォームなら、回答をスプレッドシートに書き出し、対応の状況を手で列に書き込んでいく運用ができます。担当者の列、対応済みかどうかの列、メモの列を作り、返信はメールソフトから送ります。回答が月に数件なら、この形で十分に回ります。

ただ、回答が増えてくると、どれに返信したか、誰が対応しているかが分かりにくくなります。表計算ソフトの列を何人もが同時に書き換えると、入力の食い違いも起きやすくなります。

フォームから返信までを1つの画面で扱う選択肢

回答を集めたあとの対応まで1か所で扱いたいときの選択肢の1つが、Halictです。公式サイトによると、フォームを作って届いた回答を一覧で管理し、1件ごとに担当者やステージ(「確認中」「対応済み」のような段階)、タグを付けられます。回答を開いた画面から返信のメールを送れて、送ったメールが開封されたかも記録されます。質問の下書きをAIで作る機能や、回答する人に1画面に1問だけを見せる表示もあります。

料金は公式の料金ページによると、メンバー1人で使うフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。自動返信とCSVの書き出しは無料プランから使えます。Googleスプレッドシートへの追記はスタータープラン(月額2,980円・税抜)から、SlackやTeams、Chatworkへの新着の通知はチームプラン(月額7,800円・税抜)からです。作ったフォームのリンクをLINEで送れば、LINEで知らせて、回答の受付と返信はHalictで、という分担ができます。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

返信が要らないアンケートなら、Googleフォームの集計で十分です。回答のあとに一人ひとりへの対応が続く用途で、こうした道具を検討します。

場面別の選び方

最後に、よくある場面ごとに、どの方法が合うかを整理します。

サークルや町内会、PTAの連絡

日程や出欠は投票機能で決めます。参加者の名前やアレルギーの有無など、細かい情報が要るときはフォームのリンクを1本送ります。役員が交代しても続けられるように、フォームの管理者を複数人にしておくと引き継ぎが楽です。

お店や教室のお客さまへの調査

友だち登録者が多い公式アカウントなら、リサーチ機能が手軽です。友だちがまだ少なく、20件以上の回答が見込めないときや、自由記述でじっくり聞きたいときは、フォームのリンクをメッセージで送ります。配信の通数を考え、念押しは1回までにします。

フリーランスや小さな事業者の顧客アンケート

仕事を納めたあとの感想や、次の依頼の希望を聞くアンケートは、フォームのリンクをLINEで送る形が向いています。回答に対してお礼や提案を返すことが多いので、返信まで考えた道具を選びます。

社内の意見集め

匿名で本音を聞きたいなら投票機能の匿名投票か、ログインを求めない設定のフォームを使います。誰が答えたかを残す必要があるなら、社内で使っているアカウントでログインして答える形のフォームにします。

アンケートを作る力は、在宅の仕事でも生きる

アンケートを作り、集め、結果をまとめる作業は、それ自体が仕事として依頼されることがあります。お店の顧客満足度調査の設計や、集計結果を報告書にまとめる作業は、マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事として募集されることがあります。調査の目的に合わせて設問を作り、偏りのない選択肢を用意し、結果から次の打ち手を提案するところまでできると、単なる作業より価値の高い仕事になります。

営業の現場でも、見込み客にアンケートで課題を聞き、その回答をもとに提案資料を作る流れはよく使われます。こうした仕事は営業代行・アポ・販促資料作成のお仕事にまとまっています。アンケートの回答を受け取り、フォームから自動で集計や通知を流す仕組みまで組めると、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で紹介されているような、システムを作る側の仕事にもつながっていきます。中小企業の経営の相談に乗る立場を目指すなら、調査と分析は中小企業診断士の仕事の土台にもなります。

在宅の仕事の市場を20年見てきた運営者として感じるのは、アンケートの仕事を長く続けている人ほど、「集めたあとに何をするか」まで先回りして提案していることです。設問を作って終わりにせず、回答をどう返信につなげるか、どの数字を毎月追うかまで一緒に考える人に、次の依頼が集まります。仲介の手数料が乗らない直接取引なら、依頼する側は同じ予算で集計や報告まで頼みやすく、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接取引できる場では、こうした「この人に任せると楽」という関係が育ちやすいと感じます。

LINEでアンケートを作るときは、まず聞きたいことと相手を決め、投票機能、公式アカウントのリサーチ機能、フォームのリンクの3つから合うものを選んでください。回答が集まったあとの返信や対応まで見通して道具を選ぶと、アンケートが一度きりの作業で終わらず、相手との関係を続けるきっかけになります。

よくある質問

Q. LINEの投票機能で、誰が投票したか分からないようにできますか?

できます。投票を作成するときに匿名投票を選ぶと、各選択肢に誰が投票したかは確認できなくなります。LINEの公式ヘルプにもその旨が書かれています。出欠のように誰がどう答えたかを残したいときは匿名にせず、本音を聞きたいときだけ匿名にするなど、目的に合わせて作成時に決めておくと安心です。

Q. LINEの投票は、作ったあとに選択肢を直せますか?

まだ誰も投票していない場合に限り、作成者だけがすべての内容を修正できます。誰かが投票したあとは修正できません。書き間違いに気づいたら早めに直し、投票が始まってしまった場合は削除して作り直し、トークで作り直したことを伝えるのが確実です。選択肢の追加を許可していれば、メンバーが選択肢を追加することはできます。

Q. LINE公式アカウントのリサーチ機能は無料で使えますか?

リサーチ機能はLINE公式アカウントの管理画面で使える機能で、月額固定費0円のコミュニケーションプランでも作成できます。ただし、リサーチの案内をメッセージで配信すると、送った友だちの数だけ通数に数えられます。無料プランの通数は1か月あたり200通なので、友だちの数と配信の回数を見て、プランを選んでください。

Q. Googleフォームのリンクを送ったのに、相手が回答できないと言われます。何を確かめればよいですか?

まずフォームが公開されているかを確かめます。右上に[公開済み]と表示されていなければ、回答者は開けません。次に、回答の送信を1回に制限する設定をしていると、回答者にGoogleアカウントへのログインが求められます。ログインしていない人が多い相手に送るときは、この設定を見直してください。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月3日最終更新:2026年10月15日
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