ローソン銀行のATM用記録媒体2個の所在不明|清瀬市と渋谷区のATMの取引情報 最大5,373件 対象と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓ローソン銀行の情報漏洩として検索される件を
- ✓2026年3月31日の公式発表で整理
- ✓業務委託先の再委託先でATM2台から回収したSSD2個の所在が確認できない件の対象期間
ローソン銀行の情報漏洩として検索されるこの件は、株式会社ローソン銀行が2026年3月31日に「回収済みATM用記録媒体2個の所在不明事案の発生について」として公表したものです。ATMの運用・保守業務の委託先の再委託先が、ローソン店舗2店舗(東京都清瀬市と東京都渋谷区)のATM2台から回収したSSD(記録媒体)2個の所在が確認できず、SSDには最大で合計5,373件の出金や振込などの取引情報と、取引のときの防犯カメラの画像が保存されていた可能性があると発表されています。ローソン銀行は、情報はすべて暗号化された文字列のデータで、第三者が読み取ることは極めて困難であり、情報が不正に利用された事実は確認されていないとしています。2026年11月1日時点で、ローソン銀行のニュースリリースとお知らせの一覧を見ても、3月31日の発表のあとにこの件の新しい報告は出ていません。補償やお詫びの品の案内は、発表には書かれていません。 対象になりうるのは、2024年9月24日から10月10日に渋谷区の当該店舗のATMを、2024年12月8日から12月24日に清瀬市の当該店舗のATMを使った人です。 ローソン銀行は、この件で電話などで口座番号や暗証番号を問い合わせることは一切ないとしているので、そうした電話には応じないでください。
この記事は、2026年11月1日時点でローソン銀行の2026年3月31日の発表と、ニュースリリース、お知らせの一覧を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
ローソン銀行で何が起きたのか
ローソン銀行は、コンビニエンスストアのローソンなどにATMを設置している銀行です。ローソン銀行の口座を持っている人だけでなく、提携しているほかの銀行やカード会社のカードを持つ人も、ローソン銀行のATMで入出金などができます。
今回の件は、ATMの中に入っている記録媒体(SSD)を、ATMから取り外して回収したあと、そのSSDの所在が分からなくなったというものです。発表の書き出しは次のとおりです。
このたび、当行の ATM 運用・保守業務を委託する業務委託先 1 社の再委託先 1 社において、再委託先が当行 ATM2 台から回収した、取引情報等が保存されていた可能性のある記録媒体(以下「SSD」(Solid State Drive))2 個の所在が確認できない事案が判明いたしました。 出典: 株式会社ローソン銀行「回収済みATM用記録媒体2個の所在不明事案の発生について」(2026年3月31日)
SSDとは、データを保存しておく部品のことです。パソコンのハードディスクと同じ役目をする部品で、ATMの中では取引の記録などを保存しています。
業務委託先とは、ローソン銀行がATMの運用と保守の仕事を任せている会社のことで、再委託先とは、その委託先がさらに仕事の一部を任せている会社のことです。今回SSDの所在が分からなくなったのは、この再委託先のところです。発表には、委託先と再委託先の会社名は書かれていません。
発表の骨子は次のとおりです。
- 業務委託先の再委託先が、ATM2台から回収したSSD2個の所在が確認できない
- SSDに保存されていた可能性がある情報は、合計で5,373件の出金や振込などの取引情報と、取引のときの防犯カメラの画像
- 情報はすべて暗号化された文字列のデータで、第三者が読み取ったり確かめたりすることは極めて困難
- これまでに、SSDに保存されていたと推測される情報が不正に利用された事実は確認されていない
- ローソン銀行は、SSDの調査を続け、委託先と再委託先の記録媒体の管理体制を強化するとしている
発表の題名には「所在不明事案」とあり、SSDが壊されたのか、どこかに残っているのかは分かっていません。
この件は、発表の言い方では「所在不明」です。外からの不正アクセスや、情報が外に出たことが分かった件ではありません。この記事でも、発表の言い方のまま書きます。
公表の経緯と2026年11月1日時点の状況
発表に書かれた経緯を、日付の順に並べると次のようになります。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年9月24日から10月10日 | 渋谷区の店舗のATMで、SSDに記録されていたと推定される取引の期間 |
| 2024年10月10日 | 渋谷区の店舗のATMから、SSD1個を回収 |
| 2024年12月8日から12月24日 | 清瀬市の店舗のATMで、SSDに記録されていたと推定される取引の期間 |
| 2024年12月24日 | 清瀬市の店舗のATMから、SSD1個を回収 |
| 2026年3月23日 | 業務委託先が電子記録媒体の在庫の棚卸をしたところ、再委託先がATMから回収したSSD2個について、再委託先からの出荷記録がないことが判明 |
| 2026年3月24日 | 業務委託先で現物を確かめた結果、再委託先から業務委託先への発送の処理が行われておらず、SSD2個の所在が確認できないことが判明。同じ日に業務委託先からローソン銀行に報告 |
| 2026年3月25日 | 業務委託先が再委託先を調べた結果、SSD2個を回収した社員が廃棄したとの証言を得た。ただし、確証は得られていない |
| 2026年3月31日 | ローソン銀行が公表 |
SSDが回収されたのは2024年で、所在が分からないと判明したのは2026年3月です。回収から判明までに1年以上がたっていました。
2026年11月1日時点で、ローソン銀行のウェブサイトのニュースリリースの一覧と、お知らせの一覧を見ても、この件の続報(SSDが見つかった、調査の結果が出た、など)は出ていません。発表には「引き続き SSD2 個の調査等を行う」と書かれていますが、その結果は2026年11月1日時点で公表されていません。
SSDに保存されていた可能性がある情報
発表では、所在不明のSSDと、保存されていた可能性がある情報を次のように示しています。
| 所在不明のSSD | 回収日 | 推定対象期間 | 推定の取引件数 |
|---|---|---|---|
| 東京都清瀬市のローソン店舗に設置したローソン銀行ATM新型機1台のSSD1個 | 2024年12月24日 | 2024年12月8日から2024年12月24日 | 推定4,200件 |
| 東京都渋谷区のローソン店舗に設置したローソン銀行ATM新型機1台のSSD1個 | 2024年10月10日 | 2024年9月24日から2024年10月10日 | 推定1,173件 |
2個を合わせて、最大で合計5,373件の取引情報です。発表に、店舗の名前は書かれていません。
取引の種類ごとの情報
保存されていた可能性がある取引情報は、推定対象期間に行われたATMの取引情報で、例として次のものが挙げられています。
| 取引の種類 | 保存されていた可能性がある情報(発表の例) |
|---|---|
| 入出金の取引 | カード券面画像、取引金額、手数料等 |
| 振込の取引 | カード券面画像、取引金額、振込先の取引口座情報(銀行名、支店名、銀行番号、支店番号、口座番号、科目、受取人のカタカナ氏名)と振込依頼人のカタカナ氏名、電話番号等 |
| すべての取引 | 防犯カメラの画像 |
カード券面画像とは、ATMに入れたキャッシュカードなどの、表面を写した画像のことです。どのような画像で、カードのどの部分まで写っていたかは、発表には書かれていません。
振込の取引では、振込先の口座の情報と、振り込んだ人のカタカナ氏名と電話番号が含まれる可能性があります。つまり、ATMで振り込んだ人だけでなく、振り込まれた側の人の口座の情報も含まれている可能性があるということです。
防犯カメラの画像が含まれることの意味
発表では、SSDに保存されていた可能性がある情報として、取引のときのお客さまの防犯カメラの画像が挙げられており、すべての取引に関わる防犯カメラの画像とされています。取引の記録と一緒に、そのときの画像も保存されていた可能性があるということです。
画像にどこまで写っていたか(顔や服装、一緒にいた人など)は、発表には書かれていません。ただ、取引の記録と画像が結び付いていると、いつ、どこで、誰がいくら引き出したかが分かる情報になります。銀行は、これらもすべて暗号化されたデータで、読み取ることは極めて困難だとしています。
2024年の取引を今確かめる理由
対象の期間は2024年の秋と冬で、発表があったのは2026年3月です。1年以上前の取引なので、ATMを使ったかどうかを覚えていない人も多いはずです。それでも確かめておくと、銀行を名乗る連絡で「あなたの取引が対象です」と言われたときに、本当かどうかを自分で判断する材料になります。
通帳の記帳やアプリの明細は、銀行によって見られる期間が決まっていることがあります。2024年の明細が見られるうちに、対象の期間の取引を確かめておくと安心です。
会社が書いていない項目
発表には、含まれない項目(暗証番号など)についての明記はありません。
| 会社が含まれないと明記した項目 |
|---|
| 発表には記載なし |
発表には、ATMで入力した暗証番号が保存されていたとは書かれていません。一方で、暗証番号が含まれないとも明記されていないので、この記事ではどちらとも書きません。気になる人は、お客さまサポートセンターで確かめてください。
暗号化について銀行が説明していること
この件でローソン銀行が強く説明しているのが、情報の暗号化です。発表では、次のように書かれています。
- 情報はすべて暗号化された文字列のデータで構成されている
- 内容を解読するには高度な専門知識と専用の環境が必要なため、第三者が読み取りや確認をすることは極めて困難
- 復号にはアルゴリズムによって生成される復号鍵が必要で、第三者が復号鍵を使うことも極めて困難
- このため、万が一第三者がSSDを入手した場合でも、情報が解読、確認、復号される可能性は極めて低い
暗号化とは、データを決まった手順で別の文字の並びに置き換え、鍵を持つ人だけが元に戻せるようにすることです。復号とは、暗号化されたデータを元の内容に戻すことです。今回のSSDの中身は暗号化されており、元に戻すための鍵も別に管理されているので、SSDを手に入れただけでは中身を読めない、というのが銀行の説明です。
銀行は、これまでにSSDに保存されていたと推測される情報が不正に利用された事実は確認されていないとしています。発表の言い方は「極めて困難」「極めて低い」であり、「ない」とは書かれていません。この記事でも、その言い方のまま伝えます。
利用者としては、必要以上に心配する必要はない一方で、この件を口実にした連絡への備えは別に考えておくことが大切です。SSDの中身が読まれなくても、「SSDの件で」と名乗る偽の電話やSMSは、発表の内容を知っていれば誰でも作れるからです。このあとの「対象になりうる人がすること」の節では、そうした連絡への備えを中心に、口座の明細の確かめ方や、家族に伝えておくことも含めて説明します。
所在が分からなくなった経緯
発表によると、所在が分からないと分かったきっかけは、業務委託先が行った在庫の棚卸です。棚卸とは、手元にある物の数を数え、記録と合っているかを確かめる作業のことです。
2026年3月23日の棚卸で、業務委託先の在庫管理システムに、再委託先がATMから回収したSSD2個について、再委託先からの出荷記録がないことが分かりました。翌日、現物を確かめたところ、再委託先から業務委託先への発送の処理が行われておらず、SSD2個の所在が確認できませんでした。
3月25日、業務委託先が再委託先を調べたところ、SSD2個を回収した社員が廃棄したとの証言が得られました。ただし、発表では「現時点でこの確証は得られておりません」とされています。廃棄されたのか、別の場所にあるのかは、発表の時点で分かっていません。
委託先と再委託先の関係
この件には、3つの会社が出てきます。発表の書き方に沿って整理すると、次のとおりです。
| 立場 | 発表に書かれている役目 |
|---|---|
| ローソン銀行 | ATMの運用・保守業務を業務委託先に委託している |
| 業務委託先1社 | ローソン銀行からATMの運用・保守業務を受けている。電子記録媒体の在庫の棚卸で所在不明に気づき、ローソン銀行に報告した |
| 再委託先1社 | 業務委託先から仕事の一部を受けている。ATM2台からSSDを回収したが、業務委託先への発送の処理をしていなかった |
本来は、再委託先がATMから回収したSSDを業務委託先に送る流れだったと読めますが、その発送の処理が行われていませんでした。SSDを回収した再委託先の社員は廃棄したと話しているものの、確証は得られていない、というのが発表の時点の状況です。
銀行の対応
発表に書かれているローソン銀行の対応は次のとおりです。
- SSD2個の調査などを続ける
- 業務委託先と再委託先の記録媒体の管理体制を強化し、再発防止を徹底する
- お客さまからの問い合わせを、お客さまサポートセンターで受け付ける
発表には、対象の客に個別に連絡するとは書かれていません。個人情報保護委員会や監督官庁への報告、警察への相談についても、発表には書かれていません。補償やお詫びの品についても書かれていないので、この記事ではあるともないとも書きません。他社の事案で補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。
自分が対象かを確かめる方法
対象になりうるのは、次のどちらかに当たる人です。
- 2024年9月24日から2024年10月10日に、東京都渋谷区の当該ローソン店舗のローソン銀行ATMを使った
- 2024年12月8日から2024年12月24日に、東京都清瀬市の当該ローソン店舗のローソン銀行ATMを使った
ローソン銀行の口座を持っていない人でも、ほかの銀行やカード会社のカードでこのATMを使っていれば、取引の情報が保存されていた可能性があります。また、この期間に、このATMから自分の口座あてに振り込みを受けた人も、振込先の口座の情報が含まれている可能性があります。
使った店舗と日付を思い出す
発表には店舗の名前が書かれていないので、どの店舗のATMかを自分で特定することはできません。2024年の秋に渋谷区のローソンで、2024年12月に清瀬市のローソンでATMを使った覚えがある人は、次のものを手がかりにしてください。
- 通帳の記帳の内容
- 使っている銀行のアプリやインターネットバンキングの入出金の明細
- ATMで受け取った利用明細の紙
発表には店舗の名前が書かれていないので、期間中にその区や市のローソンでATMを使った覚えがあっても、それが対象の店舗だったかは自分では分かりません。
店舗名まで分からなくても、期間とおおよその場所が当てはまるなら、ローソン銀行のお客さまサポートセンターに問い合わせて、対象になりうるかを確かめることができます。
個別の連絡について
発表には、対象の客に個別に連絡するとは書かれていません。このため、「ローソン銀行のSSDの件で、あなたが対象です」という連絡が来ても、それだけで本物と決めないでください。発表には、この件に関して銀行から電話などで口座番号や暗証番号などを問い合わせることは一切ないと明記されています。
対象になりうる人がすること
銀行は、情報が読み取られる可能性は極めて低いとしており、利用者に特別な手続きを求めてはいません。そのうえで、次の備えをしておくと安心です。
銀行を名乗る電話に応じない
もっとも大切なのは、この件を口実にした電話やSMSに応じないことです。発表には次のように書かれています。
なお、本件に関して当行からお客さまにお電話などで口座番号や暗証番号等の情報をお問い合わせすることは一切ございません。 出典: 株式会社ローソン銀行「回収済みATM用記録媒体2個の所在不明事案の発生について」(2026年3月31日)
次のような連絡は、ローソン銀行を装った別のものと考えて、応じないでください。
- 「記録媒体の件で、口座の確認が必要です」と暗証番号を聞く電話
- 「キャッシュカードを交換します」と、カードを取りに来ようとする訪問や電話
- 「補償の手続き」として、口座番号やワンタイムパスワードを入力させるSMSやメール
銀行を名乗るSMSの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で説明しています。偽のメールを短時間で振り分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。
キャッシュカードを渡さない
銀行を名乗る人が自宅を訪ねてきて、「記録媒体の件でカードを新しくします」とキャッシュカードを預かろうとすることも考えられます。銀行の発表には、カードの交換や回収の手続きは書かれていません。
- キャッシュカードは、銀行の職員や警察官を名乗る人にも渡さない
- 暗証番号を紙に書いて渡したり、電話で伝えたりしない
- 自宅に来た人が名乗った名前と所属を、その場で信じず、銀行の窓口に自分で確かめる
高齢の家族がいる場合は、この点を家族にも伝えておいてください。不審な訪問や電話があったときは、その場で答えず、家族に相談してから銀行に確かめるよう話しておくと安心です。
口座の入出金の明細を確かめる
対象の期間にATMを使った人は、その口座の入出金の明細を見て、身に覚えのない引き出しや振り込みがないかを確かめてください。見るときは、次の点に気をつけます。
- 2026年3月以降の取引に、知らない引き出しや振り込みがないか
- 少額の引き出しや入金が、続けて出ていないか
- 自分で申し込んだ覚えのない口座振替の登録がないか
見覚えのない取引があれば、そのカードの銀行の窓口にすぐ連絡します。インターネットバンキングで不正な送金の被害にあったときの補償の考え方は、ネットバンキングの不正送金は補償される?全国銀行協会の基準と30日の期限、補償されない例 2026で説明しています。
クレジットカードでATMを使った人
ATMでは、クレジットカードを使ってキャッシングなどをすることもあります。対象の期間にクレジットカードでこのATMを使った人は、カードの利用明細も確かめてください。明細の見方は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で説明しています。
暗証番号を見直したいとき
銀行は、SSDの中身が読み取られる可能性は極めて低いとしています。それでも不安がある人は、キャッシュカードの暗証番号を、生年月日や電話番号など推測されやすい数字にしていないかを見直してください。
暗証番号の変え方は、カードを発行した銀行によって違います。ATMで変えられる銀行もあれば、窓口での手続きが要る銀行もあります。カードを発行した銀行のウェブサイトか窓口で確かめてください。変えるかどうかは、それぞれの事情で判断することで、銀行の発表が変更を求めているわけではありません。
家族のカードで取引した人
家族に頼まれて、家族のキャッシュカードでATMを使った人もいるはずです。その場合、取引の記録は家族の口座のものになり、防犯カメラの画像には操作した本人が写っている可能性があります。対象の期間に家族のカードでこれらのATMを使った覚えがあれば、家族にもこの件を伝え、家族の口座の明細も一緒に確かめてください。
振込を受けた側の人
振込の取引では、振込先の銀行名、支店名、口座番号、受取人のカタカナ氏名が含まれる可能性があります。対象の期間に、これらのATMから振り込みを受けた人は、口座の情報が保存されていた可能性があります。
口座番号と名前だけで、他人が預金を引き出せるわけではありません。ただ、口座の情報を言い当てられると、銀行を名乗る連絡が本物らしく聞こえやすくなります。口座番号を言い当てられても、暗証番号やワンタイムパスワードは誰にも伝えないでください。
電話番号が含まれる人
振込の取引では、振込依頼人の電話番号も含まれる可能性があります。対象の期間にこれらのATMで振り込みをした人は、迷惑電話やSMSにも気をつけてください。電話番号が他人に知られた可能性があるときの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で説明しています。
問い合わせ窓口
発表に載っている問い合わせ先は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口の名称 | ローソン銀行お客さまサポートセンター |
| 電話番号 | 0120-17-6389(通話料無料)/050-3786-6389(通話料有料) |
| 受付時間 | 毎日9時から17時(年中無休) |
この件の専用の窓口ではなく、ローソン銀行のふだんのお客さまサポートセンターです。電話をかける前に、ATMを使ったおおよその日付と場所、使ったカード(どの銀行のカードか)、取引の種類(引き出し、預け入れ、振り込み)をメモにまとめておくと、話が早く進みます。
電話番号は、SMSやメールに書かれた番号ではなく、発表やローソン銀行のウェブサイトに載っている番号を自分で確かめてからかけてください。
問い合わせるときに伝えないこと
お客さまサポートセンターに電話するときも、暗証番号は伝えないでください。発表では、この件で銀行から口座番号や暗証番号などを問い合わせることは一切ないとしています。自分が対象かを確かめるときは、ATMを使った日付と場所、取引の種類が分かれば、話を進めやすくなります。
ほかの銀行のカードでローソン銀行のATMを使った人は、口座の明細や不正な引き出しの相談は、カードを発行した銀行の窓口になります。ローソン銀行には今回のSSDの件を、カードを発行した銀行には口座の取引のことを、と分けて相談すると、それぞれの窓口で話が早く進みます。
混同されやすいローソン銀行の別の件
ローソン銀行については、2026年にほかにもお詫びやお知らせが出ています。検索すると同じ画面に並ぶことがあるので、今回の件と分けて整理します。
2026年5月のATMのご利用明細の表示不具合
2026年5月7日、ローソン銀行は「ローソン銀行ATMで交付する「ご利用明細」の表示不具合のご報告とお詫び」を出しました。2026年5月4日から、アコム株式会社など一部の金融機関への入金の際に交付するご利用明細(電磁的方法に同意した客に交付する明細)の「借入可能額」の欄に、最終貸付残高が表示される不具合が起きていたという内容です。5月8日の続報で、5月8日午前6時ごろに解消したと案内されています。
これは明細の表示の不具合で、今回のSSDの所在不明とは別の件です。
2026年10月の臨時システムメンテナンス
2026年10月22日には、「臨時システムメンテナンスによる一部サービスの停止について」が出ています。PHPに関するセキュリティ上の注意喚起を受け、安全確保のための予防的な措置として、2026年10月21日以降に臨時のメンテナンスを行い、クレジットカード「ローソンPontaプラス」のアプリからのエントリーなど一部のサービスを止めたという内容です。10月29日の「臨時システムメンテナンス完了のお知らせ」で、すべてのサービスの利用を再開したと案内されています。
PHPとは、ウェブサイトの仕組みを作るのに広く使われているプログラムの言葉のことです。この10月の件は予防的な措置として発表されており、今回のSSDの件とは別の件です。
続報を自分で確かめる方法
この件の続報が出るとすれば、ローソン銀行のウェブサイトの「会社情報」にあるニュースリリースの一覧か、お知らせの一覧に載ると考えられます。3月31日の発表は、ニュースリリースの一覧に掲載されています。
2026年11月1日時点では、3月31日の発表が最後です。続報を確かめるときは、次の点を見てください。
- 題名に「記録媒体」「所在不明」と入った新しい発表が出ていないか
- SSDが見つかったかどうか、調査の結果が示されていないか
- 対象の期間や件数が改められていないか
SNSやまとめサイトで「情報が流出した」「被害が出た」といった話を見かけても、ローソン銀行の発表で同じ内容が出ているかを確かめるまでは、そのまま受け取らないでください。
対象になりうる人がすることの一覧
ここまでの内容をまとめます。
| 当てはまること | まずすること |
|---|---|
| 対象の期間に渋谷区か清瀬市のローソンでATMを使った覚えがある | 通帳や明細で日付と場所を確かめ、気になればお客さまサポートセンターに問い合わせる |
| 対象の期間にATMで引き出しや預け入れをした | 口座の入出金の明細を確かめる |
| 対象の期間にATMで振り込みをした | 明細を確かめ、迷惑電話やSMSにも注意する |
| 対象の期間にこれらのATMから振り込みを受けた | 銀行を名乗る連絡で暗証番号などを伝えない |
| ローソン銀行を名乗る電話で暗証番号を聞かれた | 応じずに電話を切り、発表の番号に自分でかけて確かめる |
ATMを使うときに日ごろからできること
ATMの中の記録の扱いは、利用者が変えられることではありません。ただ、ATMを使うときの習慣で、こうした件が起きたときの不安を小さくすることはできます。
- 暗証番号を入力するときは、手で隠して入力する
- 受け取った利用明細の紙は、その場で捨てずに持ち帰るか、細かく破って処分する
- 口座の入出金の明細を、月に1回は確かめる
- 銀行のアプリで、入出金があったときに通知が届く設定ができるなら使う
最後の通知の設定があると、身に覚えのない引き出しにすぐ気づけます。設定できるかどうかは、銀行によって違うので、使っている銀行のアプリで確かめてください。
在宅で仕事をする人が気をつけること
この件は、銀行の仕事を任された委託先の、さらにその先の再委託先で起きました。在宅で業務委託の仕事を受けている人も、取引先から見れば委託先や再委託先の立場になることがあります。取引先から機器や記録媒体、データを預かる仕事では、預かったものの所在を記録しておくことが欠かせません。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、漏えい等の報告の記入例として「委託先事例」が示されています。また、個人データが記載・記録された書類や媒体などが盗難された場合を、事業者に報告が義務づけられる例の1つとして挙げています。報告は発覚したら速やかに行うよう求めています。これは事業者の義務の話ですが、委託を受ける側も、預かったものがなくなったときに取引先がこうした手続きを進める必要があることを知っておくと、何をすぐ伝えるべきかが分かります。
在宅で働く人が見直しておきたいのは、次の点です。
- 取引先から預かったUSBメモリーや外付けのディスクを、いつ受け取り、いつ返したか記録しているか
- 預かったデータを消したり、媒体を廃棄したりするときに、取引先の了解と記録を残しているか
- 仕事の一部をさらに別の人に頼むとき、取引先の了解を得ているか
- 預かったものが見当たらないと気づいたとき、すぐ取引先に伝える手順を決めているか
どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、預かったデータや機器の受け渡しを記録に残し、終わったら返すか消すかを取引先と最初に決めています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼につながります。
情報を守る知識を仕事に生かす
記録媒体の管理やデータの消し方の知識は、中小企業から相談の多い分野です。中小企業がセキュリティの対策をどう進めるかは、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法で説明しています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
ローソン銀行の件は、2026年11月1日時点で、3月31日の発表のあとにSSDが見つかったという報告や調査の結果は出ていません。対象の期間に渋谷区か清瀬市のローソンでATMを使った覚えがある人は、口座の明細を確かめ、ローソン銀行を名乗って暗証番号などを聞く電話には応じないようにしてください。
よくある質問
Q. ローソン銀行の件で、情報は漏えいしたのですか?
ローソン銀行の2026年3月31日の発表は、ATMから回収したSSD2個の所在が確認できないという内容です。情報はすべて暗号化された文字列のデータで、第三者が読み取ることは極めて困難とされ、情報が不正に利用された事実は確認されていないと書かれています。2026年11月1日時点で、続報は出ていません。
Q. 対象になるのはどんな人ですか?
2024年9月24日から10月10日に東京都渋谷区の当該ローソン店舗のATMを、2024年12月8日から12月24日に東京都清瀬市の当該ローソン店舗のATMを使った人の取引が、最大で合計5,373件です。振込の取引では、振り込まれた側の口座の情報も含まれる可能性があります。店舗の名前は発表に書かれていません。
Q. ローソン銀行の口座を持っていなくても対象ですか?
発表では、推定対象期間に行われたATMの取引情報が対象とされています。ローソン銀行のATMは、ほかの銀行やカード会社のカードでも使えるため、口座を持っていなくても、その期間にそのATMを使っていれば取引の情報が保存されていた可能性があります。気になるときはお客さまサポートセンターに問い合わせてください。
Q. 問い合わせ先はどこですか?
ローソン銀行お客さまサポートセンターです。電話番号は0120-17-6389(通話料無料)か050-3786-6389(通話料有料)で、受付時間は毎日9時から17時(年中無休)です。ローソン銀行は、この件で電話などで口座番号や暗証番号を問い合わせることは一切ないとしています。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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