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銀のさら・釜寅・すし上等の個人情報漏えいの可能性|最大約650万件 ライドオンエクスプレス 確かめること 2026

@SOHO編集部
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銀のさら・釜寅・すし上等の個人情報漏えいの可能性|最大約650万件 ライドオンエクスプレス 確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓銀のさらの情報漏洩の可能性について
  • ✓ライドオンエクスプレスの第1報から第3報までの公式発表で整理
  • ✓最大約650万件の対象と項目

株式会社ライドオンエクスプレス(ライドオンエクスプレスホールディングスのグループ会社)は2026年10月13日、宅配寿司『銀のさら』、釜めしの『釜寅』、『すし上等』の公式サイト・公式アプリに登録された情報を保管していたサーバーがサイバー攻撃を受け、最大約650万件の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。項目は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、パスワードのハッシュ値、注文履歴、デリポイント会員IDで、クレジットカード情報は保有していないため含まれません。利用者がまずすることは、同じパスワードを使い回しているほかのサービスのパスワードを変えることと、不審な電話やメールに応じないことです。

公式サイト・公式アプリの停止を最初に知らせたのは2026年10月7日で、10月8日の第2報、10月13日の第3報で個人情報漏えいの可能性が公表されました。2026年11月1日時点で、ライドオンエクスプレスホールディングスのニュース一覧に第4報は出ておらず、銀のさらの公式サイトは「公式サイト・公式アプリがご利用いただけない状態」と案内したままです。約650万件は「漏洩した可能性のある総件数」で、漏えいが確定した件数ではないと会社は説明しています。対象のお客様には順次お詫びとご案内を送るとしており、補償の有無は発表に記載がありません。

この記事では、ライドオンエクスプレスホールディングスの公式発表と銀のさらの公式サイトの案内だけをもとに、対象の範囲と項目、利用者がすること、問い合わせ窓口を順に整理します。

ライドオンエクスプレスが発表した内容の要点

銀のさらの情報漏洩について調べると、「流出」と言い切る見出しも見かけますが、会社の発表は「漏えいした可能性」です。第3報の内容を中心に、要点を表にします。

項目 発表の内容
発表した会社 ライドオンエクスプレスホールディングス(ニュースリリースで公表)
対象のサービス 『銀のさら・釜寅・すし上等』の公式サイト・公式アプリ
発表日 第1報 2026年10月7日、第2報 10月8日(10月9日追記)、第3報 10月13日
起きたこと 登録情報を保管していたサーバーへのサイバー攻撃(運営会社がランサムウェア攻撃を受けた)
件数 最大 約650万件(漏洩した可能性のある総件数で、確定した件数ではない)
漏えいの可能性のある項目 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、パスワードのハッシュ値、ご注文履歴、デリポイント会員ID
含まれない項目 クレジットカード情報(保有していない)
対象外の注文 出前館、Uber Eats、電話のみで注文したお客様
二次被害 不正利用による二次被害は確認されていない
報告 個人情報保護委員会と管轄警察署へ報告
公式サイト・アプリ 2026年11月1日時点で注文は停止中

いちばん大事なのは、対象が「公式サイト・公式アプリに情報を登録した人」に限られることです。電話や出前館、Uber Eatsだけで注文していた人は対象外と明記されています。

もう1つは、本人の情報だけでなく、家族やお届け先の情報も対象になりうる点です。家族の誕生日を登録して特典を受け取っていた人や、実家や職場に届けたことがある人は、その相手の情報も対象に入っている可能性があります。

第3報の本文は、ライドオンエクスプレスホールディングスのニュースリリース「サイバー攻撃による個人情報漏えいの可能性に関するお詫びとお知らせ」で読めます。

公表の経緯(第1報から第3報まで)

ライドオンエクスプレスホールディングスのニュース一覧に出ている3本の発表を、日付の順に並べます。

日付 発表 分かったこと
2026年10月5日以降 第3報で説明 利用するサーバーへの第三者による不正アクセスを検知し、調査を開始
2026年10月7日早朝 第2報・第3報で説明 公式サイト・公式アプリが利用するサーバーに接続できない状態が判明
2026年10月7日 第1報 システムの不具合で公式サイト・公式アプリが使えないと告知。注文は店舗への電話を案内
2026年10月8日 第2報 外部サーバーとシステムの障害を確認。情報漏えい等の有無は調査中と公表
2026年10月9日 第2報への追記 公式サイトに「メニュー一覧」と「店舗検索」を公開
2026年10月13日 第3報 サーバーへのサイバー攻撃で、最大約650万件の個人情報が漏えいした可能性と公表

第1報の段階では「システムの不具合」とだけ書かれ、情報漏えいには触れていませんでした。第2報で外部サーバーの障害が運営会社に起因すると説明され、情報漏えい等の有無は調査中とされました。第3報で初めて、サイバー攻撃と個人情報漏えいの可能性が公表されています。

第3報には、公表を決めた理由が次のように書かれています。

10月13日、緊急対応チームでの協議を経て、現時点では個人情報漏えいの明確な痕跡ならびに漏えいの事実および範囲を特定するには至っておりませんが、対象となる可能性のあるお客様にご案内、そして公表することを決定しました。 出典: rideonexpresshd.co.jp

つまり、漏えいの痕跡が見つかったから公表したのではなく、痕跡も範囲も特定できていない段階で、対象になりうる人に知らせることを優先した発表です。件数に「最大」が付いているのも、この事情によるものです。

2026年11月1日時点で、第3報より後の報(第4報や最終報)は、ニュース一覧に出ていません。漏えいの有無と範囲の調査結果は、まだ公表されていない状態です。

漏えいした可能性のある項目と含まれない項目

第3報に書かれた項目を、漏えいの可能性があるものと、含まれないと明記されたものに分けます。

区分 項目
漏えいの可能性がある 氏名
漏えいの可能性がある 住所
漏えいの可能性がある 電話番号
漏えいの可能性がある メールアドレス
漏えいの可能性がある 性別
漏えいの可能性がある 生年月日
漏えいの可能性がある パスワードのハッシュ値
漏えいの可能性がある ご注文履歴
漏えいの可能性がある デリポイント会員ID
漏えいの可能性がある(入力していた場合) ご家族の氏名と誕生日
漏えいの可能性がある(入力していた場合) お届け先の氏名、住所、電話番号
含まれないと明記 クレジットカード情報(当社で保有していない)

パスワードについて、会社は「パスワードは暗号化されており、そのままでは読み取りできない情報です」と説明しています。ハッシュ値とは、パスワードを元の文字に戻せない形に変えて保存したものです。そのままではパスワードとして使えませんが、短いパスワードやよく使われる言葉のパスワードは、手間をかければ推測されることがあります。このため、同じパスワードをほかのサービスでも使っている人は、そちらを変えておくのが安全です。

注文履歴は、何をいつどこに届けてもらったかの記録です。住所と組み合わさると、生活の様子が分かる情報になります。デリポイント会員IDは、銀のさらなどで使えるポイントの会員番号です。

クレジットカード情報は、会社が保有していないため対象に含まれないと明記されています。公式サイトや公式アプリでカード払いをしていた人も、カード番号が今回の対象になっているわけではありません。

対象になる人と、対象にならない人

第3報は、対象の範囲を次のように書いています。

過去に公式サイト・公式アプリに情報をご登録いただいた方が対象です。 ご家族の氏名と誕生日をご入力いただいている場合、ご家族の情報も漏えいした可能性があります。 お届け先の氏名、住所、電話番号をご入力いただいている場合、お届け先の情報も漏えいした可能性があります。 出前館、UberEats、電話のみでご注文いただいたお客様は対象外です。 出典: rideonexpresshd.co.jp

これを、利用の仕方ごとに整理すると次のようになります。

利用の仕方 対象かどうか
公式サイトに会員登録したことがある 対象
公式アプリに情報を登録したことがある 対象
公式サイト・アプリにご家族の氏名と誕生日を入力した ご家族の情報も対象になりうる
公式サイト・アプリでお届け先を入力した お届け先の情報も対象になりうる
出前館だけで注文した 対象外
Uber Eatsだけで注文した 対象外
電話だけで注文した 対象外

「過去に」と書かれているので、今は使っていない人や、何年も前に一度だけ登録した人も対象に入りうると読めます。ただし、退会した人の情報がどう扱われているかは、発表に書かれていません。

自分は電話でしか頼んでいない、という人でも、家族や知人が公式アプリで自分の家に届けたことがあれば、お届け先として自分の名前と住所、電話番号が入力されている可能性があります。自分が登録していなくても対象になりうるのが、この事案の分かりにくいところです。

原因:サーバーの運営会社へのランサムウェア攻撃

第3報によると、登録情報を保管していたサーバーの運営会社がランサムウェア攻撃を受けました。ランサムウェアとは、データを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すことと引き換えにお金を要求する不正なプログラムのことです。データを暗号化する前に、外に持ち出す手口もあります。

発表で分かっている流れは、次のとおりです。

  • 2026年10月5日以降、ライドオンエクスプレスが利用するサーバーへの第三者による不正アクセスを検知し、攻撃経路や被害の有無の調査を開始した
  • 10月7日早朝、一部のサーバーにシステム障害が発生した
  • 同じ日、サーバーの運営会社からランサムウェア攻撃を受けたとの発表と報告を受け、ライドオンエクスプレスはシステムを停止した
  • その後、運営会社に保管を委託していたデータについて、取り出しや復元が困難との発表と報告を受けた
  • 公式サイト・公式アプリの登録者情報をそのサーバーに保管していたため、同じ日に緊急対応チームを設置した

サーバーの運営会社の名前は、発表には書かれていません。また、攻撃の入り口や、データが実際に持ち出されたかどうかは、2026年11月1日時点の発表では分かっていません。会社は、個人情報漏えいの明確な痕跡と、漏えいの事実と範囲を特定するには至っていないと書いています。

第3報の「当社が同社に保管を委託していたデータ」という書き方から分かるように、登録情報は外部の会社のサーバーに預けられていました。会社が自前で機械を持たず、専門の会社のサーバーを借りてサービスを動かす形は、今では珍しくありません。その会社が攻撃を受けると、借りていた側のサービスも止まり、預けていたデータに影響が及びます。

「取り出しや復元が困難」という点は、公式サイトとアプリがなかなか再開できない理由にもつながっています。登録情報を保管していたサーバーのデータが使えない状態なので、元の仕組みをそのまま動かすことができません。

ライドオンエクスプレスの対応

第3報に書かれている会社の対応は、次のとおりです。

  • 個人情報保護委員会と管轄警察署へ報告を行っている
  • 個人情報漏えいの可能性があるお客様に、順次お詫びとご案内を送る
  • 情報セキュリティ体制の強化に取り組む(再発防止策)
  • お客様情報相談窓口を設けた

補償やお詫びの品、ポイントの付与については、2026年11月1日時点の発表に記載がありません。銀のさらの公式サイトでは年末年始のデリポイントキャンペーンが案内されていますが、これはお詫びとして示されたものではなく、この事案との関係も書かれていません。補償の考え方や、ほかの会社の事案での例は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。

「順次お詫びとご案内をお送りいたします」と書かれていますが、どの方法(メール、郵便、SMSなど)で送るのかは、発表に書かれていません。会社を名乗る連絡が届いたときは、その連絡のリンクや電話番号ではなく、公式サイトで確かめた窓口に自分から問い合わせて確かめるのが安全です。

公式サイト・公式アプリの状況と注文の方法(2026年11月1日時点)

2026年11月1日時点で、銀のさらの公式サイトのトップページには、『銀のさら』公式サイト・公式アプリが利用できない状態であることと、公式サイトが復旧するまでは近くの店舗へ電話で注文してほしいことが案内されています。第3報で案内されている注文の方法は、次のとおりです。

区分 サービス
稼働している 電話での注文
稼働している 店頭でのテイクアウト注文
稼働している 出前館、Uber Eatsでの注文
稼働している 公式サイトのメニュー一覧、店舗検索
停止している 公式サイトからの注文
停止している スマートフォン公式アプリからの注文

公式サイトには、お届け先の住所から担当の店舗を探す「店舗検索」と、電話で注文するときに使う暫定の「メニュー一覧」が用意されています。停止しているサービスの再開の見通しは、第3報の時点で立っていないとされ、2026年11月1日時点でも再開の案内は出ていません。

銀のさらの公式サイトには「退会申請フォーム」も用意されており、システムが復旧し次第、退会手続きを行うと案内されています。今すぐ退会しても、すでに登録されていた情報がこの事案の対象から外れるわけではない点には気をつけてください。退会は、今後の利用をやめたい人が、復旧後の手続きを先に申し込むためのものと考えるのが自然です。

公式アプリが使えないからといって、アプリストアで「銀のさら」をうたう別のアプリを入れたり、検索で出てきた見慣れない注文サイトを使ったりしないことも大切です。注文は、公式サイトの店舗検索で調べた店舗の電話か、出前館、Uber Eatsを使います。

自分が対象かを確かめる方法

自分が対象かどうかを確かめる手がかりは、次の3つです。

  • 『銀のさら・釜寅・すし上等』の公式サイトか公式アプリに、会員登録や情報の入力をしたことがあるか
  • 家族や知人が、公式サイトか公式アプリで、自分をお届け先にして注文したことがあるか
  • ライドオンエクスプレスから、お詫びとご案内が届いているか

公式アプリが使えない今は、アプリを開いて登録内容を見ることができません。登録したかどうかが分からない人は、スマートフォンに公式アプリが入っているか、銀のさらや釜寅の注文完了のメールが過去に届いていないかを確かめると、手がかりになります。

お詫びとご案内は「順次」送るとされているので、2026年11月1日時点でまだ届いていない人もいる可能性があります。届いていないことだけで、対象ではないと決めることはできません。分からないときは、後の節の「お客様情報相談窓口」に問い合わせます。

問い合わせのときにパスワードやカード番号を伝える必要はありません。電話をかける前に、登録に使った電話番号とメールアドレス、だいたいの登録時期をメモしておくと話が早く進みます。

利用者がすること(項目に合わせて)

漏えいの可能性がある項目に合わせて、することを絞ります。

パスワードについて

  • 銀のさら・釜寅・すし上等で使っていたパスワードを、ほかのサービスでも使っている場合は、そのサービスのパスワードを変える
  • とくに、メールアドレスのアカウント、ネット通販、ネットバンキングを先に変える
  • 変えたサービスでは、二段階認証(パスワードに加えて、スマートフォンに届く番号などを入力する仕組み)を有効にする

パスワードはハッシュ値で保存されていたと発表されていますが、使い回しをしていた場合は、念のため変えておくのが安全です。変更の順番と使い回しの見直し方は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で整理しています。二段階認証の仕組みを詳しく知りたい人は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で、認証の種類ごとの違いを確かめられます。

住所と注文履歴について

  • 身に覚えのない宅配便や、代金引換の荷物が届いたら、受け取る前に送り主を確かめる
  • 「注文の確認」「配達の住所の確認」をうたう訪問や電話には、その場で応じない
  • 住所と名前が書かれた郵便物で、カードや口座の情報を求めるものが届いたら、差出人の公式サイトで確かめる

住所が漏れたおそれがあるときに起きうることと、防ぎ方の順番は、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく整理しています。

電話番号とメールアドレスについて

  • 銀のさら、釜寅、すし上等、ライドオンエクスプレスを名乗るSMSやメールのリンクを、すぐに押さない
  • 「ポイントの失効」「返金の手続き」「アプリの再登録」などをうたう連絡は、公式サイトのお知らせと照らし合わせる
  • 知らない番号からの電話で、カード番号、暗証番号、パスワードを聞かれたら答えずに切る

迷惑電話やSMSへの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で順番に整理しています。

生年月日と家族の情報について

  • 生年月日をパスワードや暗証番号に使っている場合は、別のものに変える
  • 家族の誕生日を登録していた人は、家族にもこの事案のことを伝え、不審な連絡に気をつけてもらう
  • お届け先として実家や知人の住所を入力したことがある人は、その相手にも伝えておく

不審な電話やメールへの備え

第3報は、お客様へのお願いとして次のように書いています。

現在のところ、個人情報の不正利用による二次被害は確認されておりませんが、万が一に備え、不審な電話に十分ご注意ください。また、件名や内容に心当たりがない、パスワードの入力を求めるなどの不審なメールを受信された場合は、返信やURLのクリックは決して行わず、メールを削除していただきますようお願い申し上げます。 出典: rideonexpresshd.co.jp

この事案では、名前、住所、電話番号、注文履歴がそろっている可能性があります。注文履歴を知っている相手からの連絡は、本物らしく見えます。「先日ご注文いただいた特上にぎりの件で」のように、実際の注文の内容に触れてくる電話やメールがあっても、それだけで本物と思わないことが大切です。

届いた連絡を見分ける順番は、次のとおりです。

  1. パスワードやカード番号、口座番号を求めていないかを見る。求めていたら、会社を名乗っていても偽物と考える
  2. 「本日中に」「24時間以内に」など、期限で急がせる言葉がないかを見る
  3. リンクを押す前に、公式サイトを自分で開き、同じ内容のお知らせが出ているかを確かめる
  4. 電話は、相手が名乗った番号にかけ直すのではなく、公式サイトに載っている窓口に自分からかける
  5. 迷ったら、その場で返事をせず、家族や窓口に相談してから決める

公式アプリが止まっている今は、「新しいアプリをダウンロードしてください」「再登録をお願いします」といった連絡にも気をつけます。再開の案内は、公式サイトとライドオンエクスプレスホールディングスのニュースリリースで確かめてから動くようにします。

家族とお届け先の相手に知らせるとき

この事案では、登録した本人だけでなく、家族やお届け先の相手も対象になりうると発表されています。相手は自分の情報が入力されていたことを知らないことが多いので、登録した側から一言伝えておくと、相手も不審な連絡に備えられます。

伝えるときに入れておきたいのは、次の4点です。

  • 銀のさら・釜寅・すし上等の公式サイトか公式アプリで、相手の名前や住所、電話番号、誕生日を入力したことがあること
  • ライドオンエクスプレスが2026年10月13日に、最大約650万件の個人情報が漏えいした可能性を発表したこと
  • 会社の発表は「可能性」で、漏えいが確定したわけではないこと
  • 会社を名乗る電話やメールでカード番号やパスワードを聞かれても、答えないでほしいこと

たとえば、離れて暮らす親の誕生日に寿司を届けた人なら、親の名前、住所、電話番号がお届け先として入力されている可能性があります。親の誕生日を家族の情報として登録していた場合は、誕生日も対象になりえます。高齢の親は、注文の内容に触れる電話を本物と思い込みやすいので、「寿司屋を名乗る電話でお金や番号の話が出たら、いったん切って連絡してほしい」と具体的に伝えておくと効果があります。

職場や取引先に届けたことがある人は、後の「在宅で仕事をする人が気をつけること」の節で取り上げるように、相手の会社の情報を預かった立場として知らせます。知らせるときは、この記事のような解説ではなく、ライドオンエクスプレスホールディングスのニュースリリースの名前を伝え、相手が自分で公式の発表を読めるようにしておくと、話が正確に伝わります。

偽の連絡に情報を入力してしまったときの手順

会社を名乗るSMSやメールのリンクを押し、表示されたページに何かを入力してしまった場合は、入力したものに合わせて早めに手を打ちます。2026年11月1日時点で、ライドオンエクスプレスは不正利用による二次被害を確認していないと発表していますが、偽の連絡は事案の報道を見た第三者が便乗して送ることもあります。本物かどうかの判断は後回しにして、次の順で動きます。

  1. クレジットカードの番号やセキュリティコードを入力した場合は、カードの裏面に書かれたカード会社の電話番号に連絡し、利用の停止と再発行を相談する
  2. パスワードを入力した場合は、そのパスワードを使っているサービスすべてで、公式のアプリやサイトから変更する。メールアドレスのアカウントを最初に変える
  3. 銀行の口座番号や暗証番号を入力した場合は、銀行の公式の窓口に連絡し、口座の利用を止める手続きを相談する
  4. SMSで届いた認証コードを入力した場合は、そのコードが何のサービスのものかを確かめ、そのサービスのパスワードを変えてログインの履歴を見る
  5. 入力した日時、届いた連絡の画面、表示されたページのアドレスを、画面の写しで記録しておく

順番を迷ったら、お金に直結するもの(カード、銀行)から先に止めます。メールアドレスのアカウントを先に守るのは、そこを取られると、ほかのサービスのパスワードを再設定するメールまで相手に届いてしまうからです。

リンクを押しただけで何も入力していない場合は、表示されたページを閉じれば済むことが多いです。ただし、アプリの取り込みを求められて許可してしまった場合は、見覚えのないアプリが増えていないかを確かめ、増えていたら削除して、携帯電話会社の窓口に相談します。

ライドオンエクスプレスの問い合わせ窓口

第3報に載っている、本件に関するお客様向けの窓口は次のとおりです。

窓口 内容
名称 ライドオンエクスプレス お客様情報相談窓口
電話番号 0120-782-272
受付時間(11月15日まで) 全日 10:00から20:00
受付時間(11月16日以降) 平日 10:00から20:00

11月16日から受付が平日だけに変わる点に気をつけてください。週末にしか電話できない人は、11月15日までに問い合わせておくと安心です。

第2報には、注文や配達の問い合わせ先として「お客様相談室」(0120-594-096、受付時間 AM 10:00からPM 8:00、年中無休)が載っています。個人情報の件は「お客様情報相談窓口」、注文の件は「お客様相談室」と、窓口が分かれています。

会社の対応に納得がいかないときや、どこに相談すればよいか分からないときは、個人情報保護委員会の「個人情報保護法相談ダイヤル」があります。電話番号は03-6457-9849、受付時間は9時30分から17時30分(土日祝日と年末年始を除く)で、相談は電話だけで受け付けていると案内されています。法律に違反するかどうかの判断を求める相談には応じていないとも書かれています。

在宅で仕事をする人が気をつけること

銀のさらや釜寅を、仕事の打ち合わせや事務所での会食に使っている人もいます。在宅で仕事を請け負う人の中には、取引先の事務所や打ち合わせ先をお届け先に入力したことがある人もいるはずです。その場合、取引先の名前や住所、電話番号が、お届け先の情報として対象になっている可能性があります。

取引先の情報をお届け先に入力していたときは、相手に一言伝えておくのが筋です。「このような事案があり、お届け先として入力した御社の住所と電話番号が対象になっている可能性があります」と知らせておけば、相手も不審な連絡に備えられます。

仕事用のメールアドレスで会員登録していた人は、偽のメールが仕事の受信箱に届くことになります。取引先から届いたメールと同じ画面に並ぶので、つい開いてしまいがちです。注意を呼びかけるつもりで、不審なメールを取引先にそのまま転送するのも避けます。共有するときは、リンクを外して文面だけを伝えるか、画面の写しを使います。

在宅で仕事をする人も、取引先から顧客の名簿などを預かり、クラウドのサービスに保存することがあります。今回の事案は、サービスの運営会社が攻撃を受け、預けていたデータが取り出せなくなった例です。預かったデータは、取引先の決めた保存先と方法を守ること、作業が終わったら決められた方法で返すか削除することが、基本の備えになります。

個人情報保護委員会は、事業者が個人データの漏えい等(そのおそれを含む)を委員会へ報告しなければならない場合として、次のようなものを挙げています。

  • 要配慮個人情報(扱いに特に配慮が要るとして法律で定められた情報)が含まれる場合
  • 不正に利用されると財産的な被害が生じるおそれがある場合
  • 不正の目的をもって行われたおそれがある行為による場合
  • 本人の数が1,000人を超える場合(行政機関等は100人を超える場合)

不正の目的をもって行われたおそれがある場合の例として、ランサムウェア等により個人データが暗号化され、復元できなくなった場合も挙げられています。報告の期限は、不正な目的によるおそれがある場合は発覚した日から60日以内です。個人で仕事を請け負っている人も、仕事で顧客の個人情報を扱っていれば、この決まりに関わる立場になりえます。個別の事案が報告の対象になるかどうかは状況で変わるので、判断がつかないときは取引先と相談したうえで、個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページで考え方を確かめてください。

外部のサーバーで起きた事案の受け止め方

今回の事案は、利用者が直接使っていた銀のさらの仕組みそのものではなく、登録情報を保管していたサーバーの運営会社が攻撃を受けたことから始まりました。利用者から見ると、どこで何が起きたのかが分かりにくく、件数の大きさだけが目に入りがちです。こうした事案に向き合うときは、次の3つを分けて考えると整理しやすくなります。

  • 何が対象になっているか(氏名、住所、電話番号など9項目と、入力していれば家族とお届け先の情報)
  • 何が確認されているか(サーバーの運営会社へのランサムウェア攻撃、データの取り出しや復元が困難なこと)
  • 何が調査中か(漏えいの明確な痕跡、漏えいの事実と範囲)

対象の項目が分かっていれば、最悪の場合に何が外に出うるかの見当がつき、それに合わせた備えができます。今回はクレジットカード情報が含まれないので、カードの再発行までは要りません。パスワードの使い回しの見直しと、住所や電話番号を使った偽の連絡への備えが中心になります。

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者の立場から見ると、宅配や通販のサービスに仕事の連絡先を登録している人は、思っている以上に多いものです。仕事用と個人用の連絡先を分けておくと、こうした事案で偽の連絡が届いたときに、仕事の相手を巻き込みにくくなります。連絡先の使い分けは、取引先から信頼される働き方の土台にもなります。

セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。小さな事業者のサーバーやクラウドの管理、フィッシング対策の支援は、在宅でも請け負える分野です。セキュリティを含む仕事の内容と求められる力は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、案件の種類ごとに紹介しています。ネットワークの基礎から学びたい人には、CCNA(シスコ技術者認定)の解説で、試験の範囲と学び方を確かめられます。

ライドオンエクスプレスは、漏えいの可能性があるお客様に順次お詫びとご案内を送るとしています。続報が出たら、件数と項目に変わりがないか、漏えいの事実が確認されたかどうか、公式サイト・公式アプリの再開の見通しを、ライドオンエクスプレスホールディングスのニュースリリースで確かめてください。

よくある質問

Q. 銀のさらの件で、個人情報は漏えいしたのですか?

ライドオンエクスプレスの発表は「漏えいした可能性」です。最大約650万件は漏洩した可能性のある総件数で、漏えいが確定した件数ではないと説明されています。2026年10月13日の第3報の時点で、漏えいの明確な痕跡と、漏えいの事実および範囲は特定に至っておらず、不正利用による二次被害も確認されていないと書かれています。

Q. 電話や出前館でしか注文していません。対象ですか?

第3報では、出前館、Uber Eats、電話のみで注文したお客様は対象外と明記されています。ただし、家族や知人が公式サイトや公式アプリで、あなたをお届け先にして注文したことがある場合は、お届け先として入力された氏名、住所、電話番号が対象になっている可能性があります。

Q. クレジットカードは止めたほうがよいですか?

第3報では、クレジットカード情報は会社で保有していないため、漏えいの対象には含まれないと明記されています。今回の件だけを理由にカードを止める必要はありません。気をつけたいのはパスワードの使い回しで、同じパスワードをほかのサービスで使っている場合は、そちらを変えておくと安心です。

Q. 問い合わせ先はどこですか?

本件に関する窓口は「ライドオンエクスプレス お客様情報相談窓口」で、電話番号は0120-782-272です。受付時間は11月15日までが全日10:00から20:00、11月16日以降は平日10:00から20:00です。注文や配達の問い合わせは、第2報に載っているお客様相談室(0120-594-096)が案内されています。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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