Microsoft Formsの作り方と、アンケートやテストを配って回答を確認する手順


この記事のポイント
- ✓Microsoft Formsの作り方を
- ✓新しいフォームとテストの作成
- ✓回答の確認とExcelでの分析まで
Microsoft Formsは、Microsoftのアカウントで使えるフォーム作成の道具です。アンケート、投票、申し込みのフォームのほか、採点つきのテストも作れ、Outlook、Teams、QRコード、URLで配って、回答をリアルタイムで確かめられます。結果はExcelで開いて分析でき、職場や学校のMicrosoft 365を使っている人なら、普段の道具とつなげて使えるのが強みです。
この記事では、Microsoft Formsでフォームとテストを作る手順を、Microsoftの公式ヘルプに沿って説明し、配り方、回答の確認、Excelでの分析までを順に整理します。個人のアカウントと職場・学校のアカウントで使える機能が違う点にも触れます。届いた回答を1件ずつ担当や状況で管理するフォームの例として、Halictにも後半で触れます。
Microsoft Formsとは
Microsoft Formsは、アンケートやテストを作って配り、結果を集計するためのMicrosoftのサービスです。公式ヘルプは、次のように説明しています。
Microsoft Forms では、アンケート、テスト、投票を作成し、戻ってきた結果を簡単に表示できます。 出典: support.microsoft.com
同じヘルプによると、Microsoft Formsには、職場や学校のMicrosoft 365のアカウント、または個人のMicrosoftアカウント(Hotmail、Live、Outlook.com)でサインインして使います。Office.comにログインし、左側のMicrosoft 365のアイコンから[フォーム]を選んで開くこともできます。
Microsoft Formsで作れるものは、大きく2つに分かれます。1つは、アンケートや投票、申し込みのような「フォーム」です。もう1つは、正解と点数を設定する「テスト」(ヘルプではクイズとも呼ばれます)です。研修の理解度の確認や、学校の小テストに使えます。
Microsoft 365を使っている職場では、Outlookでの招待、Teamsのチャネルへの配信、Excelでの結果の分析が同じアカウントの中でつながるので、ほかのフォームの道具よりも手間が少なく済みます。
もう1つの特徴は、テストの機能が充実していることです。正解と点数の設定に加えて、練習モード、制限時間、質問の順番のシャッフルなど、学校や研修の現場で使いやすい設定がそろっています。社内の研修の担当者が、紙のテストの採点と集計に時間を取られているなら、Formsのテストに置き換えるだけで、採点と集計の手間を大きく減らせます。
作り始める前に決めておくこと
画面を開く前に、次の3つを決めておくと、作業が早く進みます。
1つ目は、作るのがフォームかテストかです。意見や申し込みを集めるならフォーム、正解のある問題で理解度を確かめるならテストを選びます。作り始めの画面で[新しいフォーム]と[新しいテスト]が分かれているので、最初に決めておきます。
2つ目は、誰に答えてもらうかです。組織の外の人にも答えてもらうのか、社内の人だけに限るのかで、使う設定が変わります。社内の人だけに限る設定や、答えた人の名前を記録する設定は、職場や学校のアカウントで使える機能です。
3つ目は、結果を何に使うかです。会議で数字を見せるなら選択式の質問を中心にし、改善の手がかりを探すなら自由に書いてもらう欄を用意します。Excelで詳しく分析するつもりなら、選択肢の区切りを分析しやすい形にしておきます。
この3つが決まれば、質問の数や形式、配り方が自然に決まります。逆に、ここを決めずに作り始めると、作りながら質問が増え続け、配ったあとで「この設定にしておけばよかった」と気づくことになります。たとえば社内の研修のあとに理解度を確かめるなら、テストを選び、組織内のユーザーだけが答えられるようにし、名前を記録し、結果はExcelで部署ごとに集計する、という流れです。
Microsoft Formsでフォームを作る手順
ここからは、Webでフォームを作る手順を、公式ヘルプに沿って説明します。画面の名前は変わることがあるので、つまずいたときはヘルプで最新の表記を確かめてください。
ステップ1 サインインして新しいフォームを作る
Microsoft Formsにサインインし、[新しいフォーム]を選びます。フォームのタイトルと、必要に応じて説明を付けます。ヘルプによると、タイトルは最大90文字、説明は最大1,000文字まで設定できます。フォームは作成中に自動で保存されます。
ステップ2 質問を加える
[新規追加]を選び、質問の種類を選んで加えます。選択肢、文字列、評価、日付などの種類があり、[その他の質問の種類]からは、ランク付け、リッカート、ファイルのアップロード、ネットプロモータースコアを選べます。質問の種類の選び方は、次の節で説明します。
質問の文字は、太字、斜体、下線、文字の色や大きさ、番号付きや箇条書きの書式を付けられます。大事な言葉だけを太字にすると、読み飛ばされにくくなります。
ステップ3 セクションで区切る
質問が多いフォームは、[セクション]で区切ります。話題ごとにページが分かれるので、回答者がどこまで進んだかを把握しやすくなります。後で説明する設定で、セクションがあるフォームには進み具合のバーを表示できます。
ステップ4 プレビューで確かめる
[プレビュー]を選ぶと、フォームが回答者からどう見えるかを確かめられます。パソコンとスマートフォンの両方の表示を確かめ、実際に質問に答えて[送信]まで試します。編集に戻るときは[戻る]を選びます。
注意したいのは、質問の削除です。ヘルプには、質問を削除すると、その質問について集めた回答のデータも一緒に完全に削除されると書かれています。回答を集め始めたあとに質問を消す場合は、先に結果をExcelに書き出しておきます。
質問の種類の選び方
Microsoft Formsの質問の種類と、向いている使い方を整理します。
| 質問の種類 | 内容 | 向いている質問 |
|---|---|---|
| 選択肢 | 選択肢から選ぶ | 参加する日、利用している商品 |
| 文字列(テキスト) | 文章で答える | 意見、要望、名前 |
| 評価 | 星や数字で評価する | 満足度 |
| 日付 | 日付を選ぶ | 希望日、生年月日 |
| ランク付け | 選択肢に順位を付ける | 優先してほしい改善の順番 |
| リッカート | 複数の項目を同じ物差しで答える | 「とても満足」から「とても不満」までの評価をまとめて聞く |
| ファイルのアップロード | ファイルを送ってもらう | 書類や画像の提出 |
| ネットプロモータースコア | 0から10で勧めたい度合いを聞く | 顧客の推奨の度合い |
リッカートとは、「とてもそう思う」「そう思う」「どちらでもない」「そう思わない」「まったくそう思わない」のような段階の物差しを、複数の項目に並べて答えてもらう形式のことです。満足度の調査で、「対応の早さ」「説明の分かりやすさ」「料金の納得感」を同じ物差しでまとめて聞くときに便利です。
ネットプロモータースコアは、「この商品を友人や同僚に勧める可能性はどのくらいありますか」と0から10の数字で聞き、顧客の推奨の度合いを測る指標です。継続して聞くことで、変化を追えます。
ランク付けは、選択肢に順位を付けてもらう形式です。「次に改善してほしい点を、優先度の高い順に並べてください」のように、限られた予算や時間で何から手を付けるかを決めたいときに役立ちます。
答えによって質問を出し分ける(分岐)
答えによって次に表示する質問を変えたいときは、分岐を設定します。公式ヘルプでは、次のように説明されています。
分岐するアンケートまたはテストでは、質問は回答者に関係がある場合にのみ表示されます。 出典: support.microsoft.com
手順は次のとおりです。
- 先にすべての質問を作っておく
- 分岐を加えたい質問で、質問のその他の設定から[分岐の追加]を選ぶ
- [分岐オプション]のページで、答えごとに、次に進む質問をドロップダウンから選ぶ
- 特定の質問でフォームを終えたい場合は、[フォームの最後]を選ぶ
ヘルプには、大事な注意が書かれています。分岐の先に選べるのは、後ろに続く質問だけで、前の質問には戻れません。前の質問に分岐させようとすると、回答者の操作が途中で途切れ、残りの質問を飛ばしてフォームの最後に進んでしまいます。分岐は、前から後ろへ流れるように組みます。
分岐を使うと、関係のない質問を飛ばせるので、回答者の負担が軽くなり、最後まで答えてもらいやすくなります。たとえば「サービスを利用したことがありますか」に「いいえ」と答えた人には、利用後の満足度の質問を見せずに、利用しない理由の質問へ進ませます。
テストを作る手順
研修の理解度の確認や小テストには、テストの機能を使います。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
forms.office.com にサインインし、[新しいテスト]を選びます。Copilotでテストの下書きを作ることもできますが、ヘルプによると、Copilot in Formsを使うにはMicrosoft 365のアカウントとCopilotのライセンスが必要です。手で作る場合は、[Copilotで下書き]の欄を閉じ、テストの名前を入れて質問を加えます。
テストでは、質問ごとに正解と点数を設定します。設定の画面には、テストならではの項目が表示されます。
・結果を自動的に表示する(既定):回答者が送信したときに、各質問の正解か不正解かを表示する
・回答者に回答の説明を表示する:正解の理由を説明する文を表示する
・練習モード:回答者が自分のペースで練習し、送信する前に各質問の正解を確かめられる
理解度の確認なら正解と説明を見せたほうが学びになり、選考や評価のための試験なら結果を自動で見せない設定にする、というように目的で使い分けます。ヘルプによると、テストの結果はExcelに書き出して、さらに詳しく分析できます。
用途別に見る作り方の例
Microsoft Formsでよく作られる3つの用途について、質問と設定の組み立て方の例を紹介します。
社内の意見を集めるアンケート
働き方や社内の制度について意見を集める場合は、本音を書いてもらえるよう、答えた人の名前を記録しない設定にします。職場のアカウントなら[組織内のユーザーのみが回答可能]を選び、名前の記録をオフにします。質問は、全体の満足度を評価で聞き、項目ごとの満足度をリッカートでまとめて聞き、最後に改善してほしいことを文字列で聞く、という並べ方が扱いやすい形です。冒頭の説明の欄に、結果をいつ、どの範囲で共有するかを書いておくと、答える側も安心できます。
研修のあとの理解度のテスト
研修の内容を確かめるテストでは、[新しいテスト]から作り、選択肢の質問に正解と点数を設定します。名前を記録する設定にすれば、誰が何点だったかを確かめられます。復習を目的にするなら、結果を自動的に表示し、正解の説明も見せます。練習モードを使えば、送信の前に1問ずつ正解を確かめながら進めてもらうこともできます。結果はExcelに書き出し、部署ごとの平均点や、正答率の低かった問題を確かめて、次の研修の内容を見直します。
社外のイベントの申し込み
社外の人に申し込んでもらうフォームでは、[誰でも回答可能]を選びます。名前、メールアドレス、参加する回、参加の方法(会場かオンラインか)、事前に聞きたいことを並べます。申し込みの締め切りがある場合は、終了日を設定して自動で受け付けを止めます。申し込みが届くたびに知らせてほしい場合は、[各回答のメール通知を受け取る]をオンにします。申し込んだ人がお礼のページで回答の控えをPDFで保存できるよう、[送信後に回答の受信を許可する]も検討します。
公開する前に確かめたい設定
フォームを開いて[設定]を選ぶと、フォームやテストの設定を変えられます。仕事で使うときに確かめたい項目を整理します。
誰が回答できるか
[誰でも回答可能]を選ぶと、組織の内外のすべての人が答えられ、サインインも要りません。職場や学校のアカウントでは、[組織内のユーザーのみが回答可能]や[組織内の特定のユーザーが回答可能]を選べ、答えた人の名前を記録する設定や、1人1回に限る設定も使えます。ヘルプには、これらの組織内に限る設定は、Office 365 Educationと、ビジネス向けのMicrosoft 365アプリでのみ使えると書かれています。
受け付けの期間と時間
[回答を受け入れる]をオフにすると、回答の受け付けを止められます。止めたあとに回答しようとした人に見せるメッセージも変えられます。開始日と終了日を設定すれば、受け付けを自動で始め、自動で締め切れます。テストでは、回答の制限時間を設けることもでき、時間が来ると回答は自動で送信されます。
表示の工夫
質問の順番をシャッフルして、回答者ごとに違う順番で表示できます。ただし、セクションやページが複数あるフォームでは、シャッフルは使えません。セクションのあるフォームでは、進み具合のバーを表示できます。送信後に表示するお礼のメッセージも、自分の言葉に変えられます。
送信後の控えと通知
[送信後に回答の受信を許可する]を選ぶと、回答者はお礼のページで、自分の回答を含むフォームをPDFで保存したり印刷したりできます。[各回答のメール通知を受け取る]を選ぶと、回答が届くたびに作った人にメールで知らせが届きます。ヘルプによると、Microsoft Formsの自動のメールは、[email protected] から送られます。
公開前の確認リスト
設定を終えたら、配る前に次の点を確かめます。一度配ったあとに質問を変えると、変更の前と後で回答が比べられなくなるので、配る前の確認が大切です。
・プレビューで、パソコンとスマートフォンの両方から最後まで答え、送信できるか
・分岐を設定した場合、すべての答えの組み合わせで正しい質問に進むか
・必須にした質問が、本当に欠かせないものだけになっているか
・回答できる人の範囲が、意図したとおりになっているか
・終了日や制限時間を設定した場合、日時が正しいか
・お礼のメッセージに、次に何が起きるかが書かれているか
・テストの場合、正解と点数がすべての質問に設定されているか
プレビューで送った回答は、本番の結果に混ざらないよう扱いを確かめておきます。テストの回答が残った場合は、回答の画面のその他のオプションから回答を削除できますが、すべての回答が対象になるので、本番の回答が集まり始める前に済ませます。
フォームを配る方法
フォームが完成したら、[回答の収集]を選び、配り方を選びます。ヘルプで案内されている方法は次のとおりです。
| 配り方 | 内容 |
|---|---|
| リンクのコピー | URLをコピーして、メールやチャットに貼る。職場や学校のアカウントでは短いURLにもできる |
| Outlook・Teams | 宛先やTeamsのグループ・チャネルを指定して招待を送る。最大500人まで |
| QRコード | 画像をダウンロードして、資料や掲示物に印刷する |
| 埋め込み | コードをコピーして、Webページに貼る |
Outlookでは最大500人の個人、Teamsでは最大200人のグループに送れ、1つの招待で送れるグループは1つです。URLを短くする設定は、個人のMicrosoftアカウントでサインインしている場合やモバイルのサイトでは使えません。
ヘルプには、メールでフォームのリンクを受け取った人は、そのメールをほかの人に転送でき、転送された人もフォームを見て入力できる可能性がある、と注意が書かれています。答える人を限りたいフォームでは、[誰でも回答可能]ではなく、組織内に限る設定を使います。
回答を集めやすくする工夫
フォームを配っても、答えてもらえなければ結果は集まりません。回答を集めやすくする工夫を紹介します。
まず、招待のメッセージに目的と所要時間、締め切りを書きます。Outlookや Teams で招待を送る場合、ヘルプによると、Copilotがフォームに合わせた既定のメッセージを用意し、それを編集したり書き換えたりできます。自分の言葉で「3分で終わります」「来週金曜までにお願いします」と添えるだけで、開いてもらいやすくなります。
次に、リマインダーを使います。ヘルプによると、招待のチャネルを使って配った場合、設定で[スマート通知メールを取得して応答の状態を追跡する]をオンにすると、参加を促すためにカスタマイズされたリマインダーがメールで送られます。何度も自分で催促する手間を減らせます。
さらに、質問の数を絞ります。必須の質問を最小限にし、関係のない質問は分岐で飛ばせるようにします。セクションのあるフォームでは進み具合のバーを表示すると、あとどれくらいで終わるかが分かり、途中でやめる人が減ります。
最後に、結果を返します。アンケートの結果をもとに何を決めたか、何を変えたかを、答えてくれた人に伝えます。答えたことが役に立ったと分かれば、次のアンケートにも協力してもらいやすくなります。
回答を確かめる
回答が集まったら、フォームを開いて[回答の表示]を選びます。公式ヘルプに沿って、確かめ方を説明します。
全体の概要を見る
[回答の概要]の画面には、回答数や、回答者がフォームに記入するのにかかった平均の時間などが表示されます。質問ごとに、回答の数と集計のグラフが表示されます。
質問ごとの詳細を見る
質問の[詳細]を選ぶと、その質問の回答の一覧が表示され、列の見出しを選んで並べ替えられます。自由に書いてもらった回答は、ここで全部を読めます。
1人ずつの回答を見る
[個々の結果をチェック]を選ぶと、回答者ごとの詳細が表示されます。矢印で前後の回答者に移動でき、回答者が50人を超える場合は、一覧の一番下の[他の回答者を表示]から残りの回答を表示します。回答者の欄に番号を入れて、特定の回答を探すこともできます。
Excelで詳しく分析する
[回答の概要]から[Excelで結果を開く]を選ぶと、すべての回答のデータをExcelのブックで確かめられます。ヘルプによると、この方法で開いたブックは職場用または学校用のOneDriveに保存され、フォームとのデータの接続が保たれるので、新しい回答もブックに反映されます。[コピーをダウンロード]を選ぶと、フォームとつながっていない手元用のブックが開きます。
Excelに書き出せば、部署や年代ごとのクロス集計、ピボットテーブルでの集計、ほかのデータとの突き合わせができます。ヘルプによると、回答者の番号はExcelのブックの最初の列に入るので、名前を記録しないアンケートでも、番号を手がかりにフォームの画面の個々の回答と照らし合わせられます。クロス集計とは、2つの質問を掛け合わせて、属性ごとの違いを見る集計のことです。
結果を共有するときの注意
回答の概要は、その他のオプションから概要のリンクを共有したり、印刷したりできます。リンクを共有すると、受け取った人は集計の結果を見られます。自由に書いてもらった回答の中に、個人が分かる内容や、社外に出せない内容が含まれていないかを確かめてから共有します。会議で見せる場合は、共有のリンクではなく、必要なグラフだけを資料に貼るほうが安全な場合もあります。
個人のアカウントと職場・学校のアカウントの違い
Microsoft Formsは、どのアカウントでサインインするかで、使える機能が変わります。ヘルプの記載をもとに、違いが出る主な点を整理します。
| 機能 | 個人のMicrosoftアカウント | 職場・学校のアカウント |
|---|---|---|
| フォームとテストの作成 | 使える | 使える |
| 誰でも回答可能 | 使える | 使える |
| 組織内に限る、特定の人に限る | 使えない | 使える(対象のプランで) |
| 短いURL | 使えない | 使える |
| Excelで結果を開く(フォームとつながったブック) | ヘルプの説明は職場用・学校用のOneDriveへの保存が前提 | 使える |
| Copilotでの下書き | Microsoft 365のアカウントとCopilotのライセンスが必要 | 同左 |
個人のアカウントで使う場合は、組織の内側に答える人を限る設定がないので、答えてほしい人だけにリンクを送り、転送されても困らない内容にしておくことが大切です。
Googleフォームとの違い
フォームを無料で作れる道具としては、GoogleフォームとMicrosoft Formsがよく比べられます。違いを整理します。
| 比べる点 | Microsoft Forms | Googleフォーム |
|---|---|---|
| 使うアカウント | Microsoftアカウント、職場・学校のMicrosoft 365 | Googleアカウント、Google Workspace |
| 結果の分析 | Excelで開く | Googleスプレッドシートに保存する |
| 配る方法 | リンク、Outlook・Teamsの招待、QRコード、埋め込み | リンク、メール、埋め込み |
| テスト | 正解と点数、練習モード、制限時間 | 正解と点数、解答へのフィードバック |
| 回答の上限など | 招待はOutlookで最大500人 | 2026年9月から1フォームあたり回答50万件 |
選び方の目安は、普段使っている道具です。OutlookとTeamsとExcelで仕事をしている職場ならMicrosoft Forms、GmailとGoogleスプレッドシートが中心ならGoogleフォームが、余計な手間なく使えます。社外の人に答えてもらう場合は、相手がどちらのアカウントを持っていなくても答えられる設定になっているかを確かめます。
回答を担当や状況ごとに管理したいとき
Microsoft Formsは、多くの人の答えを集めて集計するのが得意な道具です。一方で、申し込みや問い合わせのように、届いた1件ずつに担当を決め、返信し、対応の状況を記録する使い方では、別の工夫が要ります。
よくあるのは、Excelのブックに回答を書き出し、右側に担当や状況の列を手で加え、返信はOutlookから送る、という運用です。件数が少ないうちは回りますが、担当者が複数になると、誰が返信したのかが分からなくなったり、同じ人に二重に返信したりすることが起きます。フォームとつながったブックに手で列を加える場合は、新しい回答が反映されたときに行と列の対応がずれないよう、表の扱いに注意が要ります。
受け付けから返信までを1つにまとめるフォーム
届いた回答への対応まで1つの画面で扱いたい場合の選択肢の1つが、フォームのサービスのHalictです。公式サイトによると、届いた回答の1件ごとに担当と状況が残り、返信も同じ画面から送れて、開封まで記録されます。回答を表で管理し、担当や状況の列を手で埋め、返信はメールソフトで送る、という作業を1つにまとめることを目指したサービスです。
フォームを作る段階では、作りたいフォームをひと言で伝えると、AIが質問と選択肢、必須の設定まで組み立てます。テキスト、選択肢、評価、日付、メールなど12種類の項目があり、回答者には1画面に1問ずつ表示されます。
料金は使う人数で決まり、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。公式の料金ページ(税抜の月額)では、1人まで使えるフリーが0円で、ステージ管理、自動返信、CSVの書き出しが使えます。3人までのスターターは2,980円、10人までのチームは7,800円で、チームからは一斉メールと開封・クリックの計測、メールのひな形、Teams・Slack・Chatworkへの通知が使えます。登録にクレジットカードは要りません。
社内のアンケートやテストならMicrosoft Formsで十分です。社外からの申し込みや問い合わせを、何人かで分担して返信している場合に、比べる候補に入れてみてください。
Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Microsoft Formsを仕事で使いこなす力
最後に、Microsoft Formsを使いこなす力が、どんな仕事につながるかを整理します。
Microsoft 365を使う職場は多く、社内のアンケートや研修のテスト、申し込みの受け付けを、Formsで整えたいという需要は少なくありません。在宅ワークの求人でも、フォームの作成と集計、結果のレポートの作成は、事務の支援や業務の効率化の案件の一部としてよく見られます。
業務の流れにFormsやExcel、Teamsを組み合わせて効率化を支援する仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で仕事の種類と始め方を紹介しています。フォームと社内のシステムをつなぐ開発の仕事は、アプリケーション開発のお仕事で確かめられます。アンケートの結果を経営の改善に結びつける立場を目指すなら、国家資格の中小企業診断士も選択肢になります。在宅勤務の環境を整える会社の支援制度については、テレワーク 助成金 2026で対象と申請の流れを整理しています。
20年にわたって在宅ワークの市場を見てきた運営者の立場から言えば、フォームの仕事で長く頼られる人は、作る作業より、依頼主が「集めた答えで何を決めたいのか」「届いたあと誰が何をするのか」を最初に聞き出すことに時間を使っています。そこまで整えられる人に、次の依頼が集まります。
運営者として見てきた実感では、仲介の手数料が乗らない直接の取引だと、同じ予算で依頼する側はフォームの作成から運用の整備まで通して頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接やり取りできる場なら、小さな改善を継続して頼み、頼まれる関係を作りやすくなります。業務の効率化の経験を仕事に生かしたい人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で求められる経験を確かめてみてください。
よくある質問
Q. Microsoft Formsは個人のMicrosoftアカウントでも使えますか?
公式ヘルプによると、Microsoft Formsは、職場や学校のMicrosoft 365のアカウントのほか、個人のMicrosoftアカウント(Hotmail、Live、Outlook.com)でもサインインして使えます。ただし、組織内の人だけに回答を限る設定や短いURLなど、職場や学校のアカウントでしか使えない機能があります。Copilotでの下書きにはCopilotのライセンスが必要です。
Q. Microsoft Formsにアカウントを持っていない人も回答できますか?
設定で[誰でも回答可能]を選べば、組織の内外のすべての人が回答でき、サインインも要りません。社内の人だけに答えてほしい場合は、職場や学校のアカウントで[組織内のユーザーのみが回答可能]を選びます。この場合は名前を記録する設定や、1人1回に限る設定も使えます。
Q. Microsoft Formsの回答をExcelで見るにはどうしますか?
フォームを開いて[回答の表示]を選び、[回答の概要]から[Excelで結果を開く]を選びます。公式ヘルプによると、この方法で開いたブックは職場用または学校用のOneDriveに保存され、フォームとのデータの接続が保たれるので、新しい回答も反映されます。手元用のブックが欲しい場合は[コピーをダウンロード]を選びます。
Q. Microsoft Formsで回答の受け付けを締め切るには?
フォームの[設定]で[回答を受け入れる]をオフにすると、受け付けを止められます。止めたあとに回答しようとした人に見せるメッセージも変えられます。開始日と終了日を設定しておけば、決めた日時に自動で受け付けを始め、自動で締め切れます。テストでは回答の制限時間を設けることもできます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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