Outlookでアンケートを作る方法と、投票ボタンとFormsの使い分け

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Outlookでアンケートを作る方法と、投票ボタンとFormsの使い分け

この記事のポイント

  • ✓Outlookでアンケートを作る3つの方法を
  • ✓Microsoftの公式ヘルプで整理します
  • ✓メールに付ける投票ボタン

Outlookでアンケートを取りたいと思って調べると、「投票ボタン」「ポーリング」「Microsoft Forms」と、似たような機能がいくつも出てきます。どれを使えばよいのか、自分のOutlookで使えるのかが分からず、結局メールの本文に「AかBで返信してください」と書いて、返ってきたメールを手で数える、という人も多いはずです。

結論から書くと、Outlookでアンケートを作る方法は3つあり、使い分けは質問の数と相手で決まります。「承認か却下か」「参加か不参加か」のような1問の簡単な確認なら、メールに付ける投票ボタン。1問だけれど選択肢を自由に作りたい、その場で集計を見たいなら、メールの本文に差し込むポーリング。質問が2問以上ある、社外の人にも答えてもらう、Excelで分析したいなら、Microsoft Formsでアンケートを作り、そのリンクをメールで送る方法です。ただし、投票ボタンにはExchangeのアカウント、ポーリングには職場または学校のアカウントが必要という条件があります。この記事では、Microsoftの公式のヘルプ(2026年10月3日時点)をもとに、3つの方法の作り方と使い分けを整理します。

Outlookでアンケートを作る3つの方法

最初に、3つの方法の違いを表にまとめます。

方法 質問の数 必要なアカウント 結果の確かめ方 向いている場面
投票ボタン 1問 Microsoft Exchange Serverのアカウント 送信済みのメールの「追跡」 承認の依頼、出欠の確認
ポーリング 1問(選択肢を自由に作れる) 職場または学校のアカウント メール本文の投票カード、forms.office.com 社内の手早い多数決
Microsoft Formsのリンク 複数の質問 Microsoft Formsを使えるアカウント Formsの「回答の表示」、Excel 本格的なアンケート、社外への調査

デザインにたとえるなら、投票ボタンは付箋、ポーリングは1枚のポストカード、Microsoft Formsは冊子のようなものです。伝えたいことの量に合わせて紙の大きさを選ぶように、聞きたいことの量に合わせて方法を選ぶと、受け取った人にとっても答えやすいアンケートになります。

どの方法でも、回答した人のメールが受信トレイにばらばらに届き、それを手で数える、という作業はなくなります。ここが、本文に「返信で答えてください」と書く方法との大きな違いです。

方法1 投票ボタンで承認や出欠を確かめる

投票ボタンは、Outlookのメールに「承認」「却下」のようなボタンを付け、受信した人がボタンを押すだけで答えられる機能です。公式のヘルプでは、次のように説明されています。

Microsoft Outlook では、投票ボタンを使用して、特定の限定的な回答セットで受信者に質問するメッセージを簡単に作成できます。 受信者が投票ボタンを使用して返信する場合は、Outlook で投票結果を自動的に集計するか、応答を Excel ワークシートにエクスポートできます。 出典: support.microsoft.com

このページは、Outlook for Microsoft 365、Outlook 2024、Outlook 2021を対象にしていて、投票ボタンにはMicrosoft Exchange Serverのアカウントが必要だと注記されています。会社のメールがExchangeやMicrosoft 365で運用されている場合に使える機能です。

作り方は次のとおりです。メールを新しく作るか、受け取ったメールに返信または転送します。「オプション」タブの「追跡」グループで「投票ボタンの使用」を選びます。表示される選択肢から、使う形を選びます。

用意されている選択肢は4つです。「承認;却下」は、企画の承認を複数の人に求めるときに使います。「はい;いいえ」は、簡単な投票に向いています。「はい;いいえ;たぶん」は、2択に限りたくないときの3択です。「ユーザー設定」を選ぶと、ボタンの名前を自分で作れます。

ユーザー設定では、「プロパティ」の画面の「投票と追跡のオプション」で「投票ボタンを使用」にチェックを入れ、既定の選択肢を削除して、使いたいボタンの名前をセミコロンで区切って入力します。たとえば、打ち合わせの曜日を決めたいなら「火曜日;水曜日;木曜日」と入力すれば、3つのボタンが付いたメールになります。

受信した人は、閲覧ウィンドウでメッセージのヘッダーにある投票の行を選ぶか、メールを開いて「メッセージ」タブの「応答」グループにある「投票」から、選択肢を選んで答えます。

投票ボタンの結果を確かめて、Excelに移す

投票ボタンの結果は、送った側のOutlookで自動的に集計されます。公式のヘルプによると、確かめる手順は次のとおりです。

「送信済みアイテム」のフォルダーから、投票ボタンを付けて送ったメールを開きます。「メッセージ」タブの「表示」グループで「追跡」を選ぶと、誰がどの選択肢を選んだかが一覧で表示されます。この「追跡」のボタンは、少なくとも1人が投票で返信するまで表示されないので、送った直後に見当たらなくても心配はいりません。

結果をExcelで扱いたい場合は、「追跡」の画面で一覧のすべての名前と回答を選び、コピーしてExcelの空白のブックに貼り付けます。列の幅を文字に合わせれば、並べ替えや集計ができる表になります。印刷したい場合は、この表を印刷するか、画面の写しをWordの文書やメールに貼り付けて印刷します。

投票ボタンを使うときには、2つの注意点があります。1つ目は、暗号化したメールに投票ボタンを付けると、受信した人にはボタンが表示されないことです。2つ目は、情報の権利の管理(IRM)のアクセス許可をメールに設定した場合も、受信した人には投票の選択肢が表示されないことです。機密の扱いが必要な内容を投票で確かめたい場合は、投票ボタン以外の方法を検討してください。

投票ボタンの強みは、受け取った人がOutlookの中でボタンを押すだけで済む手軽さです。承認の依頼のように、「誰が承認したか」を記録として残したい場面では、名前と回答が一覧になる「追跡」がそのまま記録になります。

方法2 ポーリングでメールの中に投票を差し込む

ポーリングは、Microsoft Formsの仕組みを使って、メールの本文に投票を差し込む機能です。受信した人は、メールの中で直接投票するか、リンクからブラウザーで投票します。公式のヘルプには、使える条件が次のように書かれています。

Outlook での投票の作成は、職場または学校のアカウントでのみ使用できます。 この機能は、個人またはサードパーティのアカウント (Gmail、Yahoo、iCloud) を使用した Outlook.com ではサポートされていません。 出典: support.microsoft.com

さらに、管理者がMicrosoft 365の管理センターで、フォームへのリンクを送って回答を集める設定を有効にしておく必要があります。メニューに「ポーリング」が見当たらない、使おうとすると止まる、という場合は、社内のIT担当者にこの設定を確認してもらってください。

作り方は、使っているOutlookによって少し違います。新しいOutlookでは、新しいメールの「メッセージ」タブまたは「挿入」タブから「ポーリング」を選びます。クラシックOutlookでは、新しいメールの「挿入」タブから「ポーリング」を選びます。クラシックOutlookでは、「オプション」タブの「投票ボタンを使用」から「投票」を選んでも同じ画面が開きます。Outlook on the webでは、「メッセージ」タブまたは「挿入」タブの「その他のアプリ」から「Poll」を選びます。Mac版のOutlookでは、「メッセージ」タブの「ポーリング」をクリックし、最後に「メールにポーリングを挿入」をクリックします。

開いた画面に、最初の質問と2つの選択肢を入力します。選択肢は「+ オプションの追加」で追加できます。1つだけ選ばせるか、複数の回答を認めるかは、「複数の回答」の切り替えで決めます。入力が終わると、メールの本文に投票へのリンクが入り、CC欄には自分の名前があらかじめ入った状態になります。あとは宛先を入れて送るだけです。

ポーリングの結果と、メールの中に表示されないとき

ポーリングの結果は、メールの本文にある投票カードで集計を確認できます。「最新の情報に更新」を選ぶと最新の結果になり、「フォームで表示」を選ぶと、forms.office.comで詳しい回答を見られます。Microsoft Formsの画面に移れば、回答をExcelで開くこともできます。

受信した人のメールの中に投票が表示されず、ブラウザーで投票するためのリンクだけが届くことがあります。公式のヘルプでは、その理由として次の2つが挙げられています。投票が長すぎる場合(タイトルが長い、選択肢が多い、など)と、職場または学校のアカウントでサインインして、組織の外の人に投票を送った場合です。

社外の人に送ると、メールの中では投票できず、リンクからの投票になります。投票そのものはできますが、ひと手間かかるので、社外の人を含む場合は、最初からMicrosoft Formsでアンケートを作り、リンクを送る方法のほうが案内しやすくなります。

ポーリングの質問と選択肢は、短く書くのがコツです。メールの中に収まるかどうかは長さで変わるので、質問は1行、選択肢は単語か短い言葉にとどめます。余白の多いデザインほど読みやすいのと同じで、投票も言葉を削るほど答えやすくなります。

方法3 Microsoft Formsでアンケートを作ってメールで送る

質問が2問以上あるアンケートや、社外の人にも答えてもらう調査は、Microsoft Formsでアンケートを作り、そのリンクをOutlookのメールで送る方法が向いています。

Microsoft Formsでは、フォームを開いて「設定」を選ぶと、回答できる人の範囲と回答の扱いを決められます。公式のヘルプ(Microsoft Formsのフォームやクイズの設定)によると、回答できる人の範囲には「誰でも回答可能」「組織内のユーザーのみが回答可能」「組織内の特定のユーザーが回答可能」があり、組織内に限る2つの設定は、教育機関向けとビジネス向けのMicrosoft 365で、職場または学校のアカウントでサインインしたときに使えます。社外の人に答えてもらうなら「誰でも回答可能」を選びます。

ほかにも、アンケートで役立つ設定がそろっています。「名前を記録」をオンにすると誰が回答したかを追跡でき、「1人1つの回答」で同じ人が何度も回答するのを防げます。回答の受け付けを始める日時と終える日時を決められ、質問の順番を回答者ごとにシャッフルすることもできます。複数のセクションやページがあるフォームでは、進み具合を示すバーを表示できます。回答が届くたびにメールで通知を受け取る設定もあります。

作ったアンケートは、共有のリンクをコピーして、Outlookのメールの本文に貼り付けて送ります。メールの本文には、アンケートの目的、所要時間、締め切り、回答の扱い(匿名かどうか)を書き添えておくと、回答してもらいやすくなります。

Formsの結果を確かめて、Excelで分析する

Microsoft Formsの回答は、フォームを開いて「回答の表示」を選ぶと確認できます。公式のヘルプによると、「回答の概要」の画面には、回答数や、回答者が記入にかかった平均の時間などが表示されます。各質問の「詳細」を選ぶとその質問の回答が一覧になり、「個々の結果をチェック」を選ぶと回答者ごとの詳細を見られます。

Excelで分析したい場合は、「回答の概要」から「Excelで結果を開く」を選びます。Excelのブックは職場用または学校用のOneDriveに自動で保存され、フォームとのデータの接続が作られるので、新しい回答が届くとブックに反映されます。接続のないファイルが欲しい場合は「コピーをダウンロード」を選びます。

Excelのブックでは、各質問が列に、各回答が行に並びます。最初の5つの列には、回答者のID、開始時刻と完了時刻、回答者の名前とメールアドレスが入ります。匿名の回答を受け付ける設定にした場合は、名前とメールアドレスは表示されません。ブックを変更しても、フォームの内容は変わりません。

結果を他の人と共有したい場合は、「回答のその他のオプション」から「概要リンクを共有する」を選んでリンクをコピーします。このリンクを持っている人は誰でも回答の概要を見られるので、共有する相手と範囲には気をつけてください。

どの方法を選ぶかの判断の順番

3つの方法の使い分けを、判断の順番として整理します。

最初に、質問の数を数えます。2問以上なら、Microsoft Formsでアンケートを作る方法に決まります。投票ボタンもポーリングも、1通のメールで聞けるのは1つの質問だけです。

質問が1つなら、次に、答えてもらう相手を確かめます。社外の人が含まれるなら、Microsoft Formsのリンクを送る方法が確実です。ポーリングは社外の人にはリンクでの投票になり、投票ボタンは相手の環境によって使えるかが変わります。

相手が社内だけなら、選択肢の形で選びます。「承認・却下」や「はい・いいえ」で足り、誰が何と答えたかを一覧で残したいなら投票ボタンです。選択肢を自由に作りたい、その場で集計を見たい、複数の選択を認めたいならポーリングです。

最後に、使っているアカウントを確かめます。個人のアカウントのOutlook.comでは、ポーリングは使えません。投票ボタンはExchangeのアカウントが前提です。どちらも使えない環境なら、Microsoft Formsやほかのフォームの道具でアンケートを作り、リンクをメールで送る方法を使います。

聞きたいこと 相手 おすすめの方法
企画の承認 社内 投票ボタン(承認;却下)
打ち合わせの曜日 社内 ポーリング、または投票ボタン(ユーザー設定)
研修の満足度(5問) 社内 Microsoft Formsのリンク
取引先への満足度調査 社外 Microsoft Formsのリンク

使っているOutlookの種類を先に確かめる

Outlookには、新しいOutlook、クラシックOutlook、ブラウザーで使うOutlook on the web、Mac版のOutlookがあり、メニューの名前や場所が少しずつ違います。手順の通りに進めてもメニューが見つからない場合は、まず自分がどのOutlookを使っているかを確かめてください。

公式のヘルプでは、ポーリングの作り方を、新しいOutlook、クラシックOutlook、Outlook on the web、Mac版のそれぞれについて分けて説明しています。一方、投票ボタンのヘルプが対象として挙げているのは、Outlook for Microsoft 365、Outlook 2024、Outlook 2021です。社内で複数の種類のOutlookが混ざっている場合は、送る側のOutlookでどの機能が使えるかを確かめてから、アンケートの方法を決めると手戻りがありません。

受け取る側の環境も大切です。ポーリングは、受け取った人のOutlookがメールの中での操作に対応していれば、その場で投票できます。対応していない場合は、リンクからブラウザーで投票する形になります。どちらでも投票はできるので、案内のメールに「メールの中に投票が表示されない場合は、リンクから投票してください」と一言添えておくと親切です。

場面別の作り方の例

3つの方法を、実際によくある場面に当てはめてみます。設定の手順が分かっていても、どの場面でどう組み立てるかが見えると、迷わずに作れます。

1つ目は、社内の懇親会の出欠です。聞きたいのは「参加・不参加」の1問なので、投票ボタンのユーザー設定で「参加;不参加;未定」の3つのボタンを作ります。送った後は「追跡」で誰が参加かを一覧で確かめ、その一覧をExcelに貼り付ければ、そのまま参加者の名簿になります。会費の集金や席の手配まで、この一覧を元に進められます。

2つ目は、チームの定例会議の曜日を決める多数決です。候補の曜日が4つ、5つとある場合は、ポーリングで候補を並べ、複数の回答を認める設定にすると、「この曜日なら参加できる」という形で答えてもらえます。メールの中の投票カードで集計がすぐに見えるので、締め切りを待たずに傾向をつかめます。

3つ目は、社内研修のあとのアンケートです。満足度、内容の分かりやすさ、講師の説明、今後受けたい研修、自由な感想、と聞きたいことが5問ほどある場合は、Microsoft Formsでアンケートを作り、研修の当日に参加者へリンクを送ります。回答の受け付けの終了日時を研修の1週間後に設定しておけば、締め切りの管理も自動になります。結果はExcelで開き、研修ごとの満足度を比べる表に加えていきます。

4つ目は、取引先への満足度調査です。社外の人が答えるので、Microsoft Formsで「誰でも回答可能」の設定にしたアンケートを作ります。取引先によっては、メールの中のリンクを開く前にためらう人もいるので、メールの本文に差出人の名前と目的、所要時間をはっきり書き、怪しいメールと誤解されないようにします。

質問と選択肢を見やすく作るコツ

アンケートの質問は、画面のデザインと同じで、整理されているほど答えやすくなります。デザインは才能ではなく、ルールを知っているかどうかで決まる部分が大きく、アンケートの見た目も同じです。次のルールを押さえておくと、どの方法で作っても答えやすいアンケートになります。

1つの質問で聞くことは1つにします。「研修の内容と講師の説明に満足しましたか」のように2つのことを1問で聞くと、どちらかだけに満足した人は答えに困ります。内容と講師で質問を分けます。

選択肢は、重なりと漏れがないように作ります。「1〜3回」「3〜5回」のように境目が重なると、3回の人はどちらを選べばよいか迷います。「1〜2回」「3〜5回」「6回以上」のように区切ります。

評価の段階は、アンケートの中でそろえます。ある質問は5段階、別の質問は3段階、とばらばらだと、比較がしにくく、答える人も戸惑います。

選択肢の並びにも気を配ります。「満足」から「不満」へ、あるいはその逆へ、どの質問でも同じ向きに並べます。質問ごとに向きが変わると、読み違えて逆の選択肢を選ぶ人が出ます。

自由記述は最後に1つだけ置きます。最初に自由記述があると、そこで手が止まり、残りの質問に答えずに離れる人が出ます。選択式の質問で全体の傾向をつかみ、最後に「ほかにご意見があればお書きください」と聞く順番が、答える人にとって負担の少ない並び方です。

回答の個人情報と保管の扱い

アンケートでは、名前やメールアドレス、所属などの情報を集めることがあります。投票ボタンは、誰が何を選んだかが送り手のOutlookに残る仕組みです。Microsoft Formsで名前を記録する設定にした場合や、Excelに書き出した場合も、回答者が分かる形で情報が残ります。

扱いで気をつけたいのは、次の3点です。1つ目は、集める情報を必要なものに絞ることです。集計に使わない属性は聞かないようにします。2つ目は、書き出したExcelのファイルの置き場所です。共有のフォルダーに保存する場合は、見られる人の範囲を確かめます。Microsoft Formsの「Excelで結果を開く」で作ったブックは、職場用または学校用のOneDriveに保存されるので、共有の設定も確かめておきます。3つ目は、保管の期間です。集計と報告が終わったら、回答者が分かる形のデータをいつまで残すかを決め、不要になったら削除します。

社外の人からアンケートを集める場合は、回答の扱いをアンケートの冒頭に書いておくと安心してもらえます。何のために使うのか、誰が見るのか、いつまで保管するのかを、短い文で示してください。

答えてもらいやすいメールの書き方

どの方法を選んでも、メールの書き方で回答の数は変わります。デザインの仕事でも、同じ内容のバナーが、文字の量と配置を変えるだけでクリックの数が変わることはよくあります。アンケートのメールも、見せ方の工夫で答えてもらいやすくなります。

件名には、アンケートであることと締め切りを入れます。「【10月10日まで】研修の日程についての投票のお願い」のように、何をすればよいかが件名だけで分かると、後回しにされにくくなります。

本文の冒頭に、所要時間を書きます。「1問だけ、10秒で終わります」「5問、約3分です」と書くだけで、すぐに答えてくれる人が増えます。

何のための質問かを1〜2行で書きます。結果をどう使うかが分かると、答える意味を感じてもらえます。「多かった曜日で日程を決めます」「いただいた声をもとに次回の内容を見直します」のように書きます。

匿名かどうかを明記します。投票ボタンは誰が何を選んだかが送り手に分かる仕組みです。ポーリングやMicrosoft Formsでも、設定によっては名前が記録されます。匿名でない場合に「匿名です」と誤解されると、信頼を損ないます。仕組みに合わせて正確に書いてください。

締め切りの前日に、まだ答えていない人だけにもう一度声をかけます。投票ボタンの「追跡」や、Formsで名前を記録する設定なら、誰が答えたかが分かるので、全員にもう一度送らずに済みます。

うまく動かないときに確かめること

Outlookのアンケートの機能が思うように動かないときに、確かめる点をまとめておきます。

「投票ボタンの使用」が見当たらない場合は、使っているアカウントがExchangeのアカウントかを確かめます。公式のヘルプでは、投票ボタンにはMicrosoft Exchange Serverのアカウントが必要と書かれています。プロバイダーのメールアドレスを設定しただけのOutlookでは使えないことがあります。

「ポーリング」が見当たらない、または使えない場合は、職場または学校のアカウントで使っているかと、管理者がMicrosoft 365の管理センターでフォームへのリンクを送って回答を集める設定を有効にしているかを確かめます。すでに職場または学校のアカウントでサインインしているのに、もう一度サインインを求められる場合は、管理者が対処すべき設定があるかもしれないと公式のヘルプに書かれています。

受信した人に投票ボタンが表示されない場合は、メールを暗号化していないか、IRMのアクセス許可を設定していないかを確かめます。どちらの場合も、受信した人には投票の選択肢が表示されません。

受信した人のメールの中にポーリングが表示されない場合は、質問や選択肢が長すぎないか、組織の外の人に送っていないかを確かめます。どちらの場合も、メールの中ではなくリンクからの投票になります。

アンケートのあとの対応まで同じ画面で扱いたいときの候補

Outlookの投票やMicrosoft Formsは、答えてもらって集計するところまでは手軽に使えます。一方で、アンケートの自由記述に書かれた要望や質問に返事をする、回答した人に個別に連絡する、といった「そのあと」の対応は、メールの受信トレイと表計算ソフトの間を行き来することになりがちです。社外への調査や申し込みの受け付けを繰り返す担当者ほど、この行き来で時間を使っています。

その条件で探すときの候補の1つに、フォームで集めたあとの対応まで扱うHalictがあります。公式の料金ページによると、無料のフリープランはメンバー1人までで、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。フリープランでも、回答ごとに対応の段階を管理するステージ管理、送信直後の自動返信、CSVの書き出しが使えます。機能のページによると、1件の回答を開くと回答、対応の履歴、メモ、メールの送信が1つの画面にまとまり、Teamsなどのチャットへの新着の通知は、月額7,800円(税抜)のチームプランからの機能です。

一方で、Halictは独立したフォームの道具なので、Outlookのメールの中に投票を差し込む使い方や、投票ボタンのような社内の承認の記録には向きません。社内の承認や手早い多数決はOutlookの投票ボタンやポーリング、社外から届く回答への返信と対応の管理をまとめたい場面ではほかの道具、と使い分けるのが無理のない考え方です。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

運営者の視点で見た、社内の手続きを外部の力で整える

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、アンケートや社内の申請の仕組みを整える仕事を、外部の人に頼む企業は少なくありません。ツールの設定そのものは難しくなくても、誰が何をいつ確認するかという運用の決まりを作るには、外の目が役に立つことがあります。中間の手数料が乗らない直接の取引なら、頼む側は同じ予算で運用の相談まで頼みやすく、受ける側は手取りが厚くなります。

Microsoft 365やAIを使った業務の効率化を進めたいときは、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、相談できる支援の中身を確認できます。社内のシステムとアンケートの結果をつなぐ仕組みを作りたいときは、アプリケーション開発のお仕事で開発の仕事の範囲を、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で開発を頼むときの報酬の目安を把握できます。アンケートの案内文や結果の報告書を整えるなら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で、文章の仕事の報酬の目安を確かめておくと予算を立てやすくなります。テレワークの環境づくりと合わせて社内の仕組みを見直すなら、テレワーク 助成金 2026で、使える助成金を確認できます。

Outlookでアンケートを作る方法は、1問なら投票ボタンかポーリング、2問以上や社外ならMicrosoft Formsのリンク、と覚えておけば迷いません。質問の量と相手に合わせて、ちょうどよい大きさの方法を選んでください。

よくある質問

Q. 個人のOutlook.comでもアンケートを作れますか?

メールの本文に投票を差し込むポーリングは、公式のヘルプによると職場または学校のアカウントでのみ使え、個人のアカウントや、Gmail、Yahoo、iCloudのアカウントを使ったOutlook.comでは使えません。投票ボタンもExchangeのアカウントが前提です。個人で使う場合は、フォームの道具でアンケートを作り、リンクをメールで送る方法が確実です。

Q. 投票ボタンの結果はどこで見られますか?

送信済みアイテムのフォルダーから、投票ボタンを付けて送ったメールを開き、「メッセージ」タブの「追跡」を選ぶと、誰がどの選択肢を選んだかが一覧で表示されます。「追跡」のボタンは、少なくとも1人が投票で返信するまで表示されません。一覧はコピーしてExcelに貼り付ければ、並べ替えや集計ができます。

Q. 社外の人にもOutlookのポーリングで投票してもらえますか?

投票してもらうことはできますが、職場または学校のアカウントから組織の外の人に送った場合、メールの中には投票が表示されず、ブラウザーで投票するためのリンクが届く形になります。社外の人を含むアンケートは、Microsoft Formsで「誰でも回答可能」の設定にしたアンケートを作り、リンクを送るほうが案内しやすくなります。

Q. 投票ボタンが受信した人に表示されないのはなぜですか?

公式のヘルプによると、投票ボタンを付けたメールを暗号化した場合や、情報の権利の管理(IRM)のアクセス許可を設定した場合、受信した人には投票の選択肢が表示されません。送り手のアカウントがExchangeのアカウントかも確かめてください。機密の扱いが必要な内容は、投票ボタン以外の方法で確かめることを検討してください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月31日最終更新:2026年10月5日
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