岐阜で援農に参加するには|募集の探し方と受け入れ農家との関わり方


この記事のポイント
- ✓岐阜で援農に参加したい人向けに
- ✓JAぎふの援農者募集(無料職業紹介所)で農家の仕事に就く方法
- ✓株式会社援農ぎふの求人の見方
岐阜で農作業を手伝いたい、収穫の時期だけでも農家の力になりたい。そう考えて「援農ぎふ」と調べると、JAぎふの援農者募集のページや、株式会社援農ぎふという会社名、県のボランティア制度など、いくつもの情報が混ざって出てきます。どれがどういう仕組みで、自分はどこから申し込めばよいのかが分かりにくいはずです。
援農とは、人手の足りない農家の農作業を手伝うことを指す言葉です。岐阜で援農に関わる方法は、大きく分けて、給料を受け取って農家で働く方法と、無償のボランティアとして農村の活動に参加する方法の2つがあります。この記事では、それぞれの仕組みと申し込み方、受け入れ農家と気持ちよく関わるためのポイントを整理します。
岐阜で援農に関わる2つの方法
最初に全体像を押さえておきます。岐阜で援農に関わる方法は、次の2つに分かれます。
| 方法 | 仕組み | 報酬 | 申し込み先 |
|---|---|---|---|
| 農家で働く | JAぎふの無料職業紹介所が、農家の求人を紹介する | 給料が出る | JAぎふの求人サイトや電話 |
| ボランティアで関わる | 岐阜県の「ぎふの田舎応援隊」に登録し、農村の保全活動に参加する | 報酬は出ない | 岐阜県農村振興課 |
収入を得ながら農業に関わりたい人は前者、農村の景観や暮らしを支える活動に参加したい人は後者が合っています。両方に関わることもできます。以下で、それぞれを詳しく見ていきます。
JAぎふの援農者募集とは
JAぎふ(ぎふ農業協同組合)は、管内の農業の人手不足に対応するため、農作業を手伝う人を募集しています。JAぎふのサイトでは、募集の趣旨と仕事の幅を次のように案内しています。
収穫期だけのお仕事や一年を通して作物を育てる仕事と、いろいろな働き方を募集しています。農家のお手伝いをはじめ、選果場・直売所のお仕事も。未経験者歓迎です。 出典: jagifu.or.jp
同じページでは、岐阜の農業が人手不足と高齢化の中で苦戦していること、地域の人に手伝ってもらいながら次の世代につなげたいことが述べられています。
無料職業紹介所という仕組み
JAぎふの援農者募集は、JAぎふが運営する無料職業紹介所を通じた仕組みです。無料職業紹介所とは、国の許可を受けて、求人を出す側と仕事を探す側の間を無料で取り次ぐ窓口のことです。JAぎふの「求職者の皆様へ」という案内には、許可番号(21-特-000155)が示されています。
この案内によれば、求人を出せるのは、JAぎふとJAぎふの正組合員(地域の農家など)に限られます。仕事を探す側は、JAぎふやその正組合員のもとで働こうとする人であれば、住んでいる地域を問わず申し込めます。取り扱う職種は、農業の職業、商品販売の職業、飲食物調理の職業、接客・給仕の職業などとされています。
つまり、JAぎふの援農者募集で見つかる仕事は、JAぎふ管内の農家や、JAぎふの選果場・直売所などでの仕事です。JAぎふが雇い主になるのではなく、求人を出した農家と直接雇用契約を結ぶ形が中心になります。
紹介所の決まりで知っておきたいこと
JAぎふは、無料職業紹介所としての「業務の運営に関する規程」を公開しています。そこには、求職の申し込みは本人がWebか電話で行うこと、日雇いや臨時の仕事を継続して希望する人は特別の登録をしておけば、その後の申し込みの手続きを省略できることが書かれています。収穫期のたびに短期の仕事を探したい人にとっては、知っておくと便利な仕組みです。
また、求職者からの苦情には誠意をもって対応すること、求職者の個人情報は規程に基づいて適正に取り扱うこと、人種や国籍、信条、性別などを理由に差別的な取り扱いをしないことも定められています。働き始めてから条件の食い違いなどで困ったときは、紹介を受けたJAぎふの窓口に相談できます。苦情の申し出先として、職業紹介責任者の連絡先(電話058-265-3534)が案内されています。
求人の中身と時給の目安
JAぎふの無料職業紹介所の求人は、専用の求人サイトで探せます。2026年10月7日に確認した時点では、岐阜県内の求人が40件掲載されていました。
どんな仕事があるか
求人サイトの職種の分類には、農業全般、野菜の栽培、野菜の収穫・調整、選果作業、米栽培、鉢花の栽培、花卉生産、農畜産物の加工などが並んでいます。たとえば、いちご農園での作業、枝豆や大根の畑での収穫と調整、選果場での仕分け、直売所での販売などです。
求人の特徴の分類には、未経験OK、短時間OK、単発OK、短期OK、午前のみOK、週1、2日からOK、シニア活躍中、副業OKなどがあります。季節ごとの仕事を探せるように、「1~3月のお仕事」「10~12月のお仕事」といった分類もあります。
時給の目安
10月7日時点の掲載では、アルバイト・パートの時給は1,121円から1,350円程度の求人が多く見られました。土日祝日に時給が上がる求人や、大型特殊免許をもつ人の時給を上乗せする求人もあります。正社員の求人では、月給で20万円台の募集もありました。時給ではなく日給で示している求人もあり、日給8,968円以上とする募集も見られました。日給の求人では、1日の勤務時間と休憩の時間を合わせて確かめ、時給に直すといくらになるかを計算しておくと、ほかの求人と比べやすくなります。交通費の扱いや、車で通う場合のガソリン代の補助の有無も、求人ごとに違います。
時給は、仕事の内容や時期、地域によって変わります。また、時給は岐阜県の最低賃金を下回ることはできません。最低賃金は毎年改定されるため、応募する時点の金額は、厚生労働省や岐阜労働局のページで確かめてください。
求人を見るときのポイント
求人票では、勤務地(畑や施設の場所)、勤務の時期と期間、1日の勤務時間、仕事の内容、服装と持ち物を確かめます。畑が複数の地区に分かれていて、日によって作業場所が変わる求人もあります。車での通勤が前提になっている求人も多いため、通勤の手段も合わせて確かめておきます。
応募から採用までの流れ
JAぎふは、応募から採用までの流れを案内資料にまとめています。その内容に沿って、順に見ていきます。
ステップ1:応募
求人サイトから応募するか、電話で応募します。電話での応募は、平日の8時30分から17時30分までと案内されています。
ステップ2:連絡
応募のあと、JAの担当者からメールまたは電話で連絡があります。応募先によっては、求人を出した農家から直接連絡が来ることもあります。この連絡で、勤務条件の確認、履歴書などによる一次選考の案内、面接の候補日の案内などが行われます。
ステップ3:一次選考
一次選考の案内があった場合は、指定された書類を指定の場所へ郵送します。一次選考を行わず、直接面接になる場合もあります。
ステップ4:面接
面接は、勤務地や事務所などで行われます。面接地までの交通手段は求人によって異なり、履歴書の持参を求められることもあります。畑で面接が行われる場合は、作業の様子を見せてもらえることもあるので、仕事の雰囲気をつかむ機会にもなります。
ステップ5:採用
面接の結果は、求人を出した農家かJAの担当者から、メールまたは電話で連絡があります。採用が決まったら、勤務開始日、勤務時間、服装、持ち物、集合場所を確かめます。
問い合わせ先として、JAぎふの営農企画課(電話058-265-3534、平日のみ)が案内されています。
株式会社援農ぎふについて
「援農ぎふ」と調べると、株式会社援農ぎふという会社名が出てきます。法人番号の公表情報(gBizINFO)によれば、本店所在地は岐阜県岐阜市日置江です。
JAぎふの求人サイトでは、この会社は「JAぎふ 農家 株式会社 援農ぎふ」として掲載されていて、勤務地は「援農ぎふ事務所(旧JAぎふ日置江支店)」とされています。つまり、JAぎふの無料職業紹介所を通じて求人を出している事業者の1つです。2026年10月7日時点では、この会社の求人は「現在募集中の求人情報がありません」と表示されていました。
求人は時期によって出たり止まったりします。この会社で働きたい場合は、求人サイトの会社別の一覧をときどき確かめるか、JAぎふの営農企画課に問い合わせてみるとよいでしょう。ほかの農家の求人も同じサイトに並んでいるので、時期や仕事の内容が合うものを探すこともできます。
ボランティアとして関わる「ぎふの田舎応援隊」
給料を受け取る働き方ではなく、ボランティアとして岐阜の農村を支えたい人には、岐阜県の「ぎふの田舎応援隊」という制度があります。
制度のあらまし
岐阜県の農村振興課によれば、ぎふの田舎応援隊は、美しい農村地域を将来にわたって守っていくため、都市に住む人などが地元の人と一緒になって、農地の保全活動や交流活動で農村を応援する制度です。隊員は個人または団体(会社、大学、グループ、友人、家族など)で登録し、県内各地で別途募集される活動のうち、希望するものに申し込んで参加します。
登録できるのは18歳以上の人で、県内外を問わず、会費は無料です。登録の有効期限は、登録日から5年を経過した日の属する年度の末までで、取り消しの申し出がなければ同じ条件でさらに5年間更新されます。
主な活動
県の案内では、主な応援活動の例として、遊休農地の有効活用、棚田の草刈り作業、棚田の雪庇(せっぴ)落とし作業、農業体験のスタッフ補助が挙げられています。雪庇とは、屋根や斜面の端から張り出すように積もった雪のことです。活動はボランティア作業のほか、地域の人との交流会や地域のイベントへの参加などを組み合わせて企画されます。
報酬と保険
登録規約では、隊員は県に対して、活動の報酬や費用弁償を請求できないと定められています。費用弁償とは、交通費などの実費を支払ってもらうことです。つまり、交通費も含めて自己負担になるのが原則です。
活動中の不測の事故については、県が加入する「ボランティア保険」の補償の範囲内とされ、県や関係者に損害の賠償を求めることはできないと定められています。参加する前に、補償の範囲を確かめておくと安心です。
申し込み方法
登録は、県のサイトにある申込フォーム(個人用と団体用)から申し込むか、申込書に記入して電子メールかFAXで県庁農村振興課へ送ります。県が登録の条件を確認したうえで、隊員登録番号が交付されます。
棚田応援隊という関わり方
ぎふの田舎応援隊の隊員の中から、棚田の保全活動に関心のある人を募る「棚田応援隊」もあります。
岐阜県によれば、県内には約4,200haの棚田があります。棚田は田んぼ1枚ごとの面積が小さく管理が大変なうえ、地域の過疎化と高齢化で耕作されない田んぼが増えていると県は説明しています。
通常の田舎応援隊の活動では、除草作業は草刈りがまなどを使った手作業に限られます。一方、棚田応援隊の隊員は、刈払機(かりばらいき、エンジンで刃を回して草を刈る機械)を使った除草作業も行います。そのため、棚田応援隊に登録するには、田舎応援隊の隊員であることに加えて、「刈払機取扱作業者安全衛生教育講習会」を受講済みであることが条件になっています。活動の際には、専用のビブス、ヘルメット、ゴーグル、防振手袋が用意され、刈払機とすねあては貸し出しもあると案内されています。
家族や仲間、会社で参加する方法
援農は、ひとりで参加するだけでなく、家族や友人、職場の仲間と一緒に関わることもできます。
団体で田舎応援隊に登録する
ぎふの田舎応援隊は、個人のほか、会社、大学、グループ、友人、家族といった団体でも登録できます。団体で登録する場合は、代表者が登録の時点の年度の4月1日現在で18歳以上である必要があります。申込フォームは個人用と団体用に分かれているので、団体で参加する場合は団体用から申し込みます。家族で週末に農村の活動に参加したい場合や、大学のサークルで地域活動に取り組みたい場合に使える仕組みです。
企業版ぎふの田舎応援隊
会社として農村の支援に取り組みたい場合は、「企業版ぎふの田舎応援隊」という仕組みもあります。県の案内によれば、地域貢献や環境保全活動といったCSR活動に取り組みたい企業と農村地域を結びつけ、支援活動の企画や運営を含めたコーディネートを県が支援する取り組みです。社員研修や地域貢献の一環として、農村の活動に参加したい会社にとって、地域とのつながりをつくる入口になります。
友人と一緒に働く
JAぎふの求人サイトには、「友達と応募OK」という特徴の分類もあります。初めての農作業で不安がある場合は、友人と一緒に応募できる求人を探すと、最初の一歩を踏み出しやすくなります。ただし、採用されるかどうかや勤務の日程は、それぞれ個別に決まることが一般的です。
給料を受け取る援農と、ボランティアの違い
2つの関わり方は、目的も責任の範囲も違います。自分に合うほうを選ぶために、違いを整理しておきます。
| 項目 | JAぎふの紹介で農家で働く | ぎふの田舎応援隊 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 雇用契約を結んで働く | ボランティアとして参加する |
| 報酬 | 時給などの給料が出る | 報酬も交通費も出ない |
| 参加の頻度 | 求人の条件に沿って継続的に | 参加したい活動を選んで単発で |
| 年齢 | 求人ごとに条件がある | 18歳以上 |
| けがのときの補償 | 雇い主の労災保険の扱いによる | 県が加入するボランティア保険の範囲 |
| 向いている人 | 収入を得ながら農業を深く知りたい人 | 農村の景観や地域を応援したい人 |
雇われて働く場合は、仕事中のけがは原則として労災保険で補償されます。労災保険とは、仕事中や通勤中のけがや病気に対して、治療費や休んだ間の補償を出す国の保険のことです。農家に雇われる場合は、雇い入れの際に労災保険の加入状況を確かめておくと安心です。
農作業で働くときに知っておきたい決まり
農家で働く場合、ほかの仕事とは違う決まりがいくつかあります。応募の前に知っておくと、求人票の読み方が変わります。
労働時間・休憩・休日の決まりの扱い
労働基準法第41条は、農業などの事業に従事する人について、労働時間、休憩、休日に関する規定を適用しないと定めています。農業は天候や作物の育ち具合に左右されるため、1日8時間や週40時間といった枠を一律に当てはめにくいことが背景にあります。
ただし、これは雇い主が自由に長時間働かせてよいという意味ではありません。最低賃金や賃金の支払い、年次有給休暇などの決まりは、農業で働く人にも適用されます。実際の勤務時間や休憩の取り方は、求人票や労働条件の書面で確かめ、分からないことは面接で聞いておきます。
労働条件の確認
労働基準法第15条は、雇い入れの際に、賃金や労働時間などの労働条件を明示することを雇い主に求めています。JAぎふの業務の運営に関する規程でも、紹介の際に業務の内容、賃金、労働時間などの労働条件を、書面の交付や電子メールなどであらかじめ明示するとされています。条件を書面で受け取ってから働き始めるのが基本です。
副業として働く場合
本業をもちながら、週末や収穫期だけ援農の仕事をする人もいます。勤め先に副業の届け出が必要かどうかは、勤め先の就業規則によって違います。給料を受け取った年は、確定申告が必要になる場合もあるので、受け取った源泉徴収票は捨てずに保存しておきます。申告が必要かどうかは収入の額などで変わるため、税務署で確かめてください。
受け入れ農家との関わり方
援農の仕事が長続きするかどうかは、受け入れ農家との関係に大きく左右されます。初めて農家で働く人が気をつけたい点を整理します。
段取りを先に聞く
農作業は、天候によって予定が変わりやすい仕事です。雨の日は作業が休みになるのか、別の作業に変わるのか、当日の朝に連絡が来るのかを、最初に確かめておきます。連絡の手段(電話、メッセージアプリなど)も決めておくと、行き違いを防げます。
作業のやり方は農家の流儀に合わせる
同じ作物でも、収穫の時期の見極め方や、調整(出荷に向けて形をそろえる作業)の基準は農家ごとに違います。ほかの農家や本で得た知識があっても、まずはその農家のやり方を聞き、そのとおりに進めます。疑問に思ったことは、作業の区切りで質問します。
機械と農薬には近づく前に確認する
農作業の現場では、トラクターや運搬車、刈払機などの機械が動いています。作業中の機械には近づかない、機械の操作は許可を得てから行う、といった基本を守ります。農薬を散布したあとの畑に入ってよいか、手袋やマスクが必要かも、必ず農家に確かめます。
暑さと寒さへの備え
夏の畑やビニールハウスの中は、気温が非常に高くなります。帽子、首を覆うタオル、十分な飲み物を用意し、こまめに休憩をとります。冬の畑や早朝の作業では、手足の冷えに備えた服装が必要です。体調がすぐれないときは無理をせず、早めに農家に伝えます。
写真やSNSへの投稿
畑や作物の写真をSNSに投稿したくなることもありますが、農家の場所や品種、栽培の工夫が外に出ることを嫌う農家もあります。撮影や投稿をしたいときは、事前に農家の了解を得ます。
初日の服装と持ち物
農作業の初日は、何を着て、何を持っていけばよいか迷うものです。受け入れ農家から指定があればそれに従い、特に指定がなければ次を目安に準備します。
服装
汚れてもよい長袖・長ズボンが基本です。半袖や短パンは、日焼けや虫刺され、植物によるかぶれ、すり傷の原因になります。足元は、畑なら長靴、ビニールハウスや選果場なら滑りにくい運動靴が向いています。日差しの強い時期は、つばの広い帽子や首を覆うタオルが欠かせません。
持ち物
軍手やゴム手袋、十分な量の飲み物、汗をふくタオル、着替え、昼食をとる場合は弁当を用意します。雨が降りそうな日は、雨具もあると安心です。はさみなどの道具は農家が用意することが多いものの、持参が必要な場合もあるので事前に確かめます。
通勤の準備
畑は駅から離れた場所にあることが多く、車や自転車での通勤が前提になっている求人も少なくありません。車で通う場合は、畑のそばに車を止めてよい場所があるか、農道に車を止めて通行の妨げにならないかを確かめておきます。
応募や参加の前に確かめたいこと
援農を始める前に、次の点を確かめておくと、始めてからの行き違いを防げます。
| 確かめること | 給料を受け取る援農 | 田舎応援隊 |
|---|---|---|
| 作業の内容 | 求人票と面接で確かめる | 活動ごとの募集案内で確かめる |
| 日程と時間 | 勤務日、1日の時間、雨の日の扱い | 活動日と集合時刻 |
| 報酬と費用 | 時給、交通費の有無 | 報酬なし、交通費は自己負担 |
| 補償 | 労災保険の加入状況 | ボランティア保険の補償の範囲 |
| 連絡先 | 農家またはJAの担当者 | 県農村振興課や活動の担当者 |
| 服装と持ち物 | 農家の指定 | 活動の案内での指定 |
とくに、雨の日や作業が早く終わった日の扱いは、給料に直接関わります。雨で作業が休みになったときに給料が出るのか、別の作業に振り替えるのかは農家ごとに違うため、働き始める前に確かめておきましょう。
季節ごとの仕事の例
岐阜の援農の仕事は、季節によって中身が変わります。求人サイトの季節の分類も参考にしながら、どの時期に何があるかを見ておきます。
秋から冬
秋は柿の収穫の時期です。JAぎふのサイトには「柿栽培を学ぼう」という案内があり、柿は管内でなじみの深い作物の1つです。いちご農園では、11月ごろから勤務が始まる求人も見られます。大根などの冬野菜の収穫と調整の仕事もあります。
春から夏
春は、田植えの準備や野菜の植え付けの時期です。夏は、枝豆などの収穫が続きます。JAぎふは、岐阜市の則武地域の枝豆・大根農家で働くパートの人の感想や作業の様子を、動画で紹介しています。実際の作業の様子を事前に見ておくと、仕事の雰囲気がつかみやすくなります。
通年
選果場や直売所の仕事、鉢花や花卉の栽培、米の栽培など、通年で募集される仕事もあります。年間を通して働きたい人は、こうした求人を中心に探すとよいでしょう。
援農の一日の流れ(例)
援農の一日は、作物や農家によって大きく違いますが、ここでは野菜の収穫と調整を手伝う午前中の勤務を例に、おおまかな流れを紹介します。
朝の集合
朝、畑や作業場に集合します。夏の時期は、暑さを避けるために早い時間から作業を始める農家も多くあります。集合したら、その日の作業の内容と段取りを農家から聞きます。
収穫
畑で作物を収穫します。収穫に適した大きさや色の見極め方は、最初に農家から教わります。最初のうちは、見本を見ながら一つひとつ確かめて収穫し、慣れてくると手が早くなっていきます。
調整
収穫した作物を作業場に運び、出荷に向けて形をそろえます。土を落とす、余分な葉を取る、大きさごとに分ける、袋や箱に詰めるといった作業です。座って行える作業も多く、収穫とは違う集中力が求められます。
片づけと翌日の確認
作業が終わったら、道具を片づけ、作業場を掃除します。翌日の作業の予定や、天候による変更の可能性を確かめてから帰ります。
体の負担を減らす作業のこつ
農作業は、中腰の姿勢や重い物を運ぶ作業が続くため、慣れないうちは体に負担がかかります。長く続けるためには、無理のない体の使い方を意識することが大切です。
中腰の作業が続くときは、ときどき立ち上がって腰を伸ばします。低い位置の作業では、片膝をつく、作業用の低い椅子を使うといった工夫で、腰への負担を減らせます。重いコンテナを運ぶときは、腰を落として体に近い位置で持ち上げ、重すぎるものは2人で運びます。
また、初めのうちは勤務の日数を少なめにし、体が慣れてから増やすのが無理のない進め方です。体に痛みや不調が続く場合は、作業を続けず、農家に相談したうえで医療機関を受診してください。
援農に向いている人
援農の仕事は、体を動かす作業が中心で、天候にも左右されます。自分に合うかを考えるために、向いている人の特徴を挙げます。
1つ目は、屋外での作業が苦にならない人です。暑さや寒さの中での作業や、土にまみれる作業も多くあります。2つ目は、同じ作業を丁寧に繰り返せる人です。収穫や調整、選果は、同じ手順を何度も繰り返す作業です。3つ目は、予定の変更に柔軟に対応できる人です。天候や作物の育ち具合で、作業の日程が変わることはよくあります。4つ目は、農家の人と気持ちよく言葉を交わせる人です。少人数で作業することが多く、人間関係が仕事の続けやすさに直結します。
反対に、向いていないのは、毎週決まった日に決まった時間だけ働きたい人です。農作業は天候や作物の育ち具合で予定が変わり、収穫期には作業が集中します。また、虫や土に触れることに強い抵抗がある人や、屋外での長時間の作業が体に合わない人も、始める前によく考えておく必要があります。こうした場合は、選果場や直売所のように屋内で行う仕事から探すと、自分に合う働き方が見つかりやすくなります。
ボランティア活動の情報の探し方
ぎふの田舎応援隊に登録したあとは、県内各地で募集される活動の中から、参加したいものを選んで申し込みます。活動の情報は、県の案内ページからリンクされている「応援隊活動情報」のサイトで公開されています。登録した隊員には、登録機関である県から活動の情報が提供されることも規約に定められています。
活動を選ぶときは、作業の内容、集合場所と時刻、作業に必要な服装と持ち物、交通手段を確かめます。中山間地域での活動が中心になるため、公共交通機関では行きにくい場所もあります。車で向かう場合は、駐車場所も確かめておきましょう。
初めて参加する場合は、草刈りや農業体験の補助のように、特別な技術の要らない活動から選ぶと安心です。地域の人との交流会を組み合わせた活動に参加すると、農村の暮らしや地域が抱える課題を直接聞く機会にもなります。何度か参加するうちに顔なじみの地域ができれば、援農の関わり方もより深いものになっていきます。
援農から、農業への関わりを深める
援農の経験を重ねるうちに、農業そのものを仕事にしたいと考える人もいます。JAぎふのサイトには「農業を始めたい」「JAぎふの就農支援」という案内があり、これから農業を始めようとする人に向けた情報が掲載されています。援農で作物の育て方や農家の一年の流れを体験しておくことは、就農を考えるうえでの確かな土台になります。
一方で、農業と別の仕事を組み合わせる働き方を選ぶ人もいます。フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場からいえば、収穫期に援農に入り、ほかの時期は自宅でできる仕事を受ける、という組み合わせは珍しくありません。季節によって仕事量が変わる農業と、時間や場所を選びやすい在宅の仕事は、互いのすき間を埋め合う関係にあるからです。
在宅でできる仕事に関心があれば、仕事の中身と報酬の目安から調べてみてください。文章を書く仕事なら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場に年収と単価の目安がまとまっています。農家の直売や地域の取り組みを発信する仕事に興味があれば、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。
岐阜で援農に関わる方法は、JAぎふの無料職業紹介所を通じて農家で働く道と、岐阜県のぎふの田舎応援隊でボランティアとして参加する道の2つがあります。収入を得ながら農業を深く知りたいのか、農村の景観や地域を応援したいのかによって、選ぶ道は変わります。まずは求人サイトや県の案内で募集の中身を確かめ、受け入れ農家や地域の人と気持ちよく関われる形から始めてみてください。
よくある質問
Q. JAぎふの援農の仕事は、岐阜県外に住んでいても応募できますか?
JAぎふの無料職業紹介所の案内によれば、仕事を探す側は、JAぎふやJAぎふの正組合員のもとで働こうとする人であれば、住んでいる地域を問わず申し込めるとされています。ただし、勤務地は岐阜県内の畑や施設になるため、通勤できるか、車での通勤が必要かを求人ごとに確かめてください。問い合わせはJAぎふの営農企画課で受け付けています。
Q. 農業の経験がなくても援農の仕事に就けますか?
JAぎふの援農者募集では、未経験者歓迎と案内されていて、求人サイトにも未経験OKの求人が多く掲載されています。作業のやり方は受け入れ農家から教わるのが一般的です。最初は収穫や調整、選果など、手順の決まった作業から始めることが多いので、農家のやり方を聞き、そのとおりに進めることを心がけましょう。
Q. ぎふの田舎応援隊に参加すると、交通費は出ますか?
ぎふの田舎応援隊の登録規約では、隊員は県に対して活動の報酬や費用弁償を請求できないと定められているため、交通費も原則として自己負担になります。活動中の事故については、県が加入するボランティア保険の補償の範囲内とされています。参加する前に、活動の内容と補償の範囲を確かめておくと安心です。
Q. 株式会社援農ぎふの求人はどこで見られますか?
株式会社援農ぎふは、JAぎふの無料職業紹介所の求人サイトに「JAぎふ 農家 株式会社 援農ぎふ」として掲載されています。2026年10月7日時点では募集中の求人はありませんでしたが、求人は時期によって出たり止まったりします。同じサイトの会社別の一覧をときどき確かめるか、JAぎふの営農企画課に問い合わせてみてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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