家族でカレンダーを共有する方法|予定がぶつからない使い方


この記事のポイント
- ✓家族でカレンダーを共有する方法を
- ✓Googleカレンダー
- ✓iPhoneのiCloudカレンダー
家族でカレンダーを共有したいと考える人の多くは、送り迎えの予定が夫婦でぶつかった、子どもの行事を片方だけが知っていた、といった行き違いを一度は経験しています。カレンダーを共有するアプリは数多くありますが、どれを選ぶかより先に、家族のスマホの種類と、誰が予定を書き込むのかを決めることが大切です。この記事では、Googleカレンダー、iPhoneのiCloudカレンダー、共有カレンダーアプリのTimeTreeの3つの方法を比べたうえで、予定がぶつからない書き方の決まりと、長く続ける工夫を説明します。引っ越しや行事の準備のように、家族で作業を分担して期限までに終わらせたい場面では、担当と期限を共有できるPinatecaのような道具も選択肢になります。
家族の予定がぶつかるのはなぜか
家族の予定が行き違う原因は、多くの場合、予定がそれぞれの頭の中や、それぞれのスマホの中にしかないことです。夫は自分の仕事の予定を会社のカレンダーで、妻は子どもの学校の予定を手帳で、祖父母は通院の予定を冷蔵庫に貼った紙で管理している、という家庭は珍しくありません。どれも本人にとっては正しい予定表ですが、家族の誰かが全体を見渡せる場所がないため、同じ日に2つの用事が重なっても、直前まで気付けません。
家族の予定には、性格の違うものが混ざっています。
- 大人の仕事の予定 … 出張、残業、休日の出勤、在宅勤務の日
- 子どもの予定 … 学校の行事、習い事、部活動、塾、友達との約束
- 家族全員に関わる予定 … 旅行、親戚の集まり、冠婚葬祭
- 家の用事 … 通院、役所の手続き、修理の立ち会い、ごみの当番
- 誰かの手が必要な予定 … 送り迎え、付き添い、留守番の依頼
ぶつかりやすいのは、最後の「誰かの手が必要な予定」です。子どもの習い事の送迎や、祖父母の通院の付き添いは、予定そのものは本人のものでも、実際に動くのは別の家族です。予定を書いた人は「伝えたつもり」、動く側は「聞いていない」という行き違いが起きるのは、たいていこの種類の予定です。
家族でカレンダーを共有する目的は、全員の予定を1か所に集めることだけではありません。誰の手が必要な予定なのかを、書いた時点で家族全員に見える形にすることです。この目的を最初に家族で共有しておくと、どのアプリを選んでも使い方がぶれにくくなります。
共有の方法は大きく3つ
家族で予定を共有する方法は、大きく次の3つに分かれます。
- 紙のカレンダーやホワイトボード … 家族が必ず通る場所に貼り、手で書き込む
- スマホに最初から入っているカレンダーを共有する … Googleカレンダーや、iPhoneのiCloudカレンダー
- 共有に特化したカレンダーアプリを使う … 家族やグループで1つのカレンダーを持つ形のアプリ
紙のカレンダーは、スマホを持っていない小さな子どもや、スマホの操作が苦手な祖父母とも共有できるのが強みです。玄関や冷蔵庫など、家族が必ず目にする場所に貼っておけば、書き込むだけで共有が終わります。一方で、外出先から見られない、予定の変更が書き込みにくい、通知が来ない、という弱点があります。
スマホのカレンダーを共有する方法は、すでに使っている人が多く、新しいアプリを入れずに始められます。仕事の予定を同じカレンダーで管理している人は、家族の予定と自分の予定を1つの画面で見比べられます。
共有に特化したアプリは、家族のカレンダーを作って招待するだけで始められ、予定ごとにコメントを付けられるなど、家族の中でのやり取りがしやすいように作られています。
どれか1つに絞る必要はありません。たとえば、大人どうしはスマホのカレンダーで共有し、その月の大きな予定だけを紙のカレンダーにも書いて、子どもや祖父母と共有する、という組み合わせも現実的です。
選び方は家族のスマホの種類で決まる
アプリを選ぶときに最初に確かめるのは、家族が使っているスマホの種類です。
家族全員がiPhoneを使っているなら、iPhoneに最初から入っているカレンダーアプリで、iCloudカレンダーを共有する方法が手軽です。新しいアカウントを作る必要がなく、iPadやMacでも同じ予定を見られます。
家族の中にiPhoneとAndroidのスマホが混ざっているなら、Googleカレンダーか、共有に特化したアプリが向いています。Googleカレンダーは、AndroidのスマホにもiPhoneにもアプリがあり、パソコンのブラウザからも開けるため、機種の違いを気にせずに共有できます。
次に確かめるのは、誰が予定を書き込むかです。予定を書き込むのが主に1人で、ほかの家族は見るだけなら、見るだけの権限で共有できるGoogleカレンダーやiCloudカレンダーで足ります。家族の全員が書き込み、予定ごとに「この日は誰が送る?」のようなやり取りもしたいなら、コメントを付けやすい共有アプリが向いています。
最後に、子どもの年齢も考えます。小学生の子どもにスマホを持たせ始めたばかりの家庭では、子どもが誤って予定を消してしまうこともあります。子どもには見るだけの権限で共有し、書き込みは大人がする、という分け方ができるかどうかも、選ぶときの基準になります。
Googleカレンダーで家族と共有する
Googleカレンダーで家族と予定を共有する方法は2つあります。1つは、Googleのファミリーグループに付いてくる「ファミリー」のカレンダーを使う方法、もう1つは、自分で作ったカレンダーを家族と共有する方法です。
ファミリーのカレンダーを使う
Googleでファミリーグループを作ると、家族用のカレンダーが自動で用意されます。Googleカレンダーのヘルプには、次のように書かれています。
Google でファミリー グループを作成すると、「ファミリー」というカレンダーが自動的に作成されます。ファミリーに参加しているメンバーや、ファミリー カレンダーにアクセスできるメンバーは誰でも、ログイン中のデバイスで Google カレンダーを開くと、このファミリー カレンダーを表示できるようになります。 出典: Google カレンダー ヘルプ「Google でファミリー カレンダーを使用する」
予定を家族のカレンダーに入れるときは、予定を作る画面の「カレンダー」の欄で、ファミリーのカレンダーを選びます。自分のカレンダーに入れたままだと、家族には見えないので、最初のうちはここを選び忘れないように気を付けます。
同じヘルプには、通知についての注意もあります。初期の設定では、近く始まる予定の通知は届きますが、家族の誰かが予定を作ったり、変えたり、消したりしたときには通知が届きません。家族が新しく入れた予定に気付けるように、週に1回は家族のカレンダーを見返す習慣を付けておくと安心です。
自分で作ったカレンダーを共有する
ファミリーグループを作らずに、自分で作ったカレンダーを家族と共有することもできます。パソコンでGoogleカレンダーを開き、共有したいカレンダーの「設定と共有」から「共有する相手」を選び、家族のメールアドレスを追加します。共有された家族にはメールが届き、メールの中のリンクを開くと、カレンダーが表示されます。
共有するときには、相手にどこまでの操作を許すかを選べます。ヘルプでは、予定がある時間だけを見せる、予定の詳細まで見せる、予定を変えられるようにする、予定の変更と共有の管理まで任せる、といった段階が説明されています。夫婦どうしなら予定を変えられる権限、子どもには詳細を見るだけの権限、といったように、相手ごとに分けられます。手順の詳細はGoogle カレンダー ヘルプ「カレンダーを共有する」で確かめられます。
仕事でGoogleカレンダーを使っている人は、会社のアカウントのカレンダーを家族と共有できるかどうかを、会社の管理者が決めている場合があります。仕事の予定を家族に知らせたいときは、会社のカレンダーをそのまま共有するのではなく、家族のカレンダーに「出張」「帰りが遅い日」だけを書き写すほうが、仕事の情報を家族に見せずに済みます。
iPhoneのiCloudカレンダーで家族と共有する
家族全員がiPhoneを使っている場合は、iPhoneのカレンダーアプリで、iCloudカレンダーを共有する方法が手軽です。Appleのサポートでは、手順が次のように説明されています。
- カレンダーアプリを開き、カレンダーの一覧を表示する
- 「カレンダーを追加」から、家族用の新しいカレンダーを作る
- 共有したいiCloudカレンダーの横の情報のボタンをタップする
- 「人を追加」をタップして、家族の名前かメールアドレスを入力する
共有を依頼された家族には参加の依頼が届き、承認するとカレンダーが見えるようになります。共有した後は、相手ごとに「編集を許可」をオンかオフにできるので、子どもには見るだけにしておく、といった分け方ができます。共有カレンダーを誰かが変えると、その変更が通知されます。通知が多すぎると感じたら、設定アプリの「通知」から「カレンダー」を選び、共有カレンダーの変更の通知だけをオフにすることもできます。詳しくはAppleのiPhoneユーザガイド「iCloudカレンダーを共有する」で確かめられます。
共有するには、相手の連絡先にメールアドレスが登録されている必要があります。家族の連絡先に電話番号しか登録していない場合は、先にメールアドレスを追加しておきます。
Appleには、家族でサービスを分け合う「ファミリー共有」という仕組みもあります。Appleのサポートによると、ファミリー共有を使うと、Apple Accountを共有せずに、自分と最大5人の家族でiCloud+などのサービスを一緒に使えます。子どものiPhoneの使い方を見守る設定もここからできるので、子どもにiPhoneを持たせる家庭は、カレンダーの共有と合わせて設定しておくと管理しやすくなります。手順はiPhone、iPad、Macでファミリー共有を設定する方法にまとめられています。
共有カレンダーアプリのTimeTreeを使う
家族の中でスマホの種類が混ざっている、予定ごとに家族でやり取りをしたい、という場合には、共有に特化したアプリも選択肢になります。代表的なアプリの1つがTimeTreeです。公式のページでは、次のように紹介されています。
グループで簡単に予定を共有できます。カレンダーを作って招待するだけ。家族と、サークルのみんなと、クラスのみんなと、相手ごとにいくつもカレンダーがもてます。 出典: timetreeapp.com
TimeTreeは無料で使い始められ、家族用、子どものクラブの保護者用、というように、相手ごとにカレンダーを分けられます。自分の予定と家族の予定を、表示の切り替えでまとめて見ることもできます。予定ごとにコメントを付けられるので、「この日の送りは誰が行く?」のようなやり取りを、予定のすぐ横で済ませられるのが特徴です。
有料のTimeTreeプレミアムは、公式のページによると月額300円か年額3,000円で、初月は無料です。プレミアムでは、広告が表示されなくなるほか、予定にPDFやWordのファイルを添付する、大切な予定を上に固定して表示する、最大3日間の予定を時間単位で並べて表示する、といった機能が使えます。無料版でも、コメントで写真を投稿することはできます。
学校から配られたプリントの写真を予定に添付しておきたい、といった使い方を考えている人は、無料版で数週間試し、足りない点がはっきりしてからプレミアムを検討しても遅くはありません。
3つの方法の違い
ここまでの3つの方法の違いを、表で整理します。
| 比べる点 | Googleカレンダー | iCloudカレンダー | TimeTree |
|---|---|---|---|
| 向いている家族 | iPhoneとAndroidが混ざっている | 全員がiPhoneを使っている | 機種が混ざっていて、やり取りもしたい |
| 始め方 | ファミリーグループか、カレンダーの共有 | カレンダーアプリで人を追加 | カレンダーを作って招待 |
| 予定ごとのやり取り | 予定の説明欄に書く | 予定のメモに書く | コメントで話せる |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料、プレミアムは月額300円 |
どれが優れているというより、家族の状況に合うかどうかで選びます。すでに家族の誰かがGoogleカレンダーで仕事の予定を管理しているなら、そこに家族のカレンダーを加えるのが最も手間がかかりません。逆に、家族の誰もカレンダーアプリを使っていないなら、家族で予定を共有することだけを目的に作られたアプリから始めると、迷う場面が少なく済みます。
予定がぶつからない書き方の決まり
どのアプリを選んでも、書き方の決まりがないと、カレンダーはすぐに読みにくくなります。始めるときに、家族で次の5つを決めておきます。
1. 予定のタイトルの書き方をそろえる
タイトルは「誰の」「何の」予定かが一目で分かるように書きます。たとえば「長女 ピアノ」「父 出張(大阪)」「母 通院」のように、最初に名前を書く決まりにすると、カレンダーを開いたときに、誰の予定かを探す手間がなくなります。
2. 誰かの手が必要な予定には印を付ける
送り迎えや付き添いが必要な予定には、タイトルの最後に「送迎」「付き添い」のような言葉を付けます。そして、担当が決まったら「送迎:父」のように書き換えます。印が付いたまま担当の名前がない予定は、まだ誰が動くか決まっていない予定だと分かるので、週の初めにまとめて相談できます。
3. 色を人ごとに分ける
多くのカレンダーアプリでは、カレンダーごと、または予定ごとに色を変えられます。人ごとに色を決めておくと、月の表示にしたときに、誰の予定が多い週かが見えます。色の数が多すぎると見分けにくくなるので、家族の人数と「家族全員」の分を合わせた色数に抑えます。
4. 決まっていない予定は「仮」と書く
まだ確定していない予定も、早めにカレンダーに書いておくと、ほかの家族が同じ日に予定を入れるのを防げます。その場合は、タイトルの最初に「仮」と付け、確定したら外します。
5. 週に1回、家族で見返す
日曜日の夜など、週に1回、家族で翌週の予定を見返す時間を決めます。5分ほどで十分です。送迎の担当が決まっていない予定や、重なっている予定を、ここでまとめて片付けます。カレンダーの共有は、書いて終わりではなく、見返す時間があって初めて行き違いを防げます。
始める日の段取り
家族のカレンダーの共有は、始める日の段取りで続くかどうかが大きく変わります。アプリを入れて招待を送るだけで終わらせず、次の順に進めると、最初の週から使える状態になります。
- 家族で15分ほど時間を取り、何に困っているのかを1つ決める(送り迎えの行き違い、行事の伝え忘れなど)
- 使う方法を決め、家族用のカレンダーを1つ作る
- 家族全員のスマホで、共有の招待を承認してもらい、カレンダーが見えることをその場で確かめる
- 書き方の決まり(名前を先に書く、送迎の印、色)を紙に書いて冷蔵庫などに貼る
- 向こう1か月の予定を、全員で一度に書き込む
最後の「向こう1か月の予定を一度に書き込む」が特に大切です。始めた時点でカレンダーが空だと、家族は開く理由を感じません。学校の行事予定表や、習い事の日程、仕事の出張の予定を持ち寄って、その場で書き込めば、最初の日から家族の予定が一覧になったカレンダーを見られます。
招待を承認してもらうときは、招待のメールが迷惑メールのフォルダに入っていることもあります。Googleカレンダーのヘルプでも、相手がメールを見つけられないときは、迷惑メールやゴミ箱のフォルダを確かめてもらうよう案内されています。その場で一緒に確かめれば、「招待が届いていない」というつまずきを避けられます。
学校や習い事の予定をまとめて入れる工夫
子どもがいる家庭では、学校や習い事の予定が家族のカレンダーの多くを占めます。1つずつ手で入れていると手間がかかるので、まとめて入れる工夫をしておきます。
毎週決まった曜日にある習い事は、繰り返しの予定として1回だけ登録します。多くのカレンダーアプリでは、予定を作るときに「毎週」「毎月」といった繰り返しを選べます。祝日や長期休みで休みになる週は、その週の予定だけを消すか、タイトルに「休み」と書き換えます。
学校から配られる月の行事予定表は、届いたその日に、家族のカレンダーに書き写す決まりにします。誰が書き写すかを決めておかないと、全員が「誰かがやるだろう」と思って、結局誰も書かないことになります。プリントの写真をスマホで撮り、予定の説明欄やメモに、持ち物や集合時間を書いておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
運動会や授業参観のように、親が休みを取る必要がある予定は、分かった時点で早めに書きます。仕事の休みの申請には期限がある職場も多いので、カレンダーに書くと同時に、休みを取る人の名前もタイトルに入れておくと、申請の出し忘れを防げます。
共働きの家庭で決めておきたい分担
共働きの家庭では、平日の送り迎えや、子どもの急な発熱のときの対応を、どちらが受け持つかで行き違いが起きやすくなります。カレンダーを共有するだけでなく、次のような分担を先に決めておくと、予定がぶつかったときに話し合う時間が短く済みます。
- 曜日で分ける … 月曜と水曜の迎えは父、火曜と木曜は母、のように固定する
- 仕事の予定で分ける … 会議や出張が入った人は、その日の担当を外れ、もう1人が受け持つ
- 急な用事の連絡の順番を決める … 保育園や学校から連絡が来たとき、最初に動く人を決めておく
曜日で分けた担当は、カレンダーに繰り返しの予定として「迎え:父」のように登録しておくと、毎週の確認が要りません。担当を代わってもらうときは、その日の予定だけを書き換え、相手にひとこと連絡します。カレンダーを書き換えただけでは、相手が気付かないこともあるからです。
仕事の予定を家族のカレンダーに書き写すときは、すべての会議を写す必要はありません。「帰りが遅い日」「朝が早い日」「出張」のように、家族の分担に関わる予定だけを写せば十分です。
家族の作業を担当と期限で分けたいとき
家族の予定の中には、日時が決まった予定だけでなく、期限までに終わらせる作業もあります。引っ越しの準備、子どもの入学の準備、旅行の手配、親の介護の手続きなどは、やることがいくつもあり、それぞれに担当と期限があります。こうした作業をカレンダーに1つずつ予定として書き込むと、カレンダーが作業で埋まり、肝心の予定が見えにくくなります。
作業の数が少ないうちは、紙の一覧や、スマホのメモ、表計算のシートで十分です。作業ごとに「担当」「期限」「済んだかどうか」の列を並べ、家族で共有します。Googleのスプレッドシートのように複数人で同時に開ける表なら、外出先からでも進み具合を書き換えられます。
作業が多い、家族のほかに親戚や引っ越し業者とのやり取りも絡む、期限の重なりを一目で見たい、という場合は、プロジェクト管理の道具を使う方法もあります。その選択肢の1つがPinatecaです。公式のページによると、作業をカードにして列の間で動かすカンバンボードや、期間を横棒で並べて締め切りの重なりを見るガントチャート、月と週で予定を見渡すカレンダーボードなど8種類のボードが使えます。カードには担当や締め切りを付けられ、ボードの中でチャットやコメントもできます。5人までのチームとボード10個までなら無料で、クレジットカードの登録は不要と案内されています。6人目、または11個目のボードからはスタンダードプランになり、料金は1人あたり月額500円(税抜、年払いなら1人あたり月額400円)です。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
カレンダーには日時が決まった予定だけを書き、作業の分担と進み具合は別の場所で管理する、と役割を分けると、カレンダーが読みやすいまま保てます。
子どもや祖父母と共有するときの注意
子どもや祖父母とカレンダーを共有するときは、大人どうしで共有するときとは違う配慮が要ります。
子どもと共有するときは、見るだけの権限で共有するのが基本です。子どもが誤って予定を消したり、ほかの家族の予定を書き換えたりするのを防げます。Googleのファミリーのカレンダーでは、13歳未満の子どもがカレンダーを共有したり、予定を作ったりすると、管理の権限を持つ家族にメールで知らせる仕組みがあると、ヘルプに書かれています。
祖父母と共有するときは、スマホの操作に慣れているかどうかで方法を変えます。慣れていないなら、無理にアプリを入れてもらうより、大人がカレンダーに書いた予定のうち、祖父母に関わるものだけを紙にして渡すほうが確実です。通院の付き添いのように、祖父母の予定に家族が関わる場合は、祖父母に代わって大人がカレンダーに書き込みます。
家族であっても、見せたくない予定はあります。友人との約束や、転職の面接、体調に関わる通院などです。家族のカレンダーには家族に関わる予定だけを書き、個人の予定は自分だけのカレンダーに分けておくと、気を遣わずに使えます。Googleカレンダーには、予定がある時間だけを見せて中身は見せない共有の設定もあるので、自分のカレンダーを家族に見せる場合は、この設定を使う方法もあります。
家族の顔ぶれが変わるときの扱い
子どもが進学して家を出る、親と同居を始める、離れて暮らす祖父母を加える、というように、家族のカレンダーを共有する顔ぶれは年月とともに変わります。始めるときに作った設定のままにしておくと、もう関係のない人に予定が見え続けたり、新しく加わった家族だけが予定を知らなかったりします。顔ぶれが変わったときは、次の順に見直します。
- 共有している相手の一覧を開き、今も予定を見せる必要がある人かを1人ずつ確かめる
- 新しく加わる家族を招待し、見るだけか、書き込みもするかの権限を決める
- 離れる家族の予定の中で、家族に関わるもの(帰省の日など)は家族のカレンダーに残し、本人だけの予定は本人のカレンダーに移す
Googleのファミリーのカレンダーを使っている場合は、ヘルプに書かれた仕組みを知っておくと迷いません。ファミリーグループから抜けた人は、ファミリーのカレンダーを見られなくなります。ファミリーグループの管理者がグループそのものを削除した場合、ファミリーのカレンダーと予定は自動では消えず、手で削除する必要があります。また、ファミリーのカレンダーの持ち主は最初はグループの管理者ですが、持ち主の権限をほかの家族に渡すこともでき、カレンダーを削除できるのは持ち主だけです。
管理者になっている親のアカウントが使えなくなると、家族のカレンダーの設定を誰も変えられなくなることがあります。家族の中で2人目に管理を任せられる人を決め、持ち主の権限を渡すか、予定の変更と共有の管理までできる権限で共有しておくと、もしものときにも家族の予定を引き継げます。
続かないときの立て直し方
家族のカレンダーの共有は、始めて数週間で使われなくなることがよくあります。使われなくなる原因は、たいてい次の3つです。
1つ目は、書き込むのが1人だけになっている場合です。家族の1人が全員の予定を書き込んでいると、その人の負担が大きくなり、書き込みが遅れたときに、カレンダーが正しくなくなります。カレンダーが正しくないと、ほかの家族は見なくなります。立て直すには、自分の予定は自分で書く、という決まりを改めて確かめます。
2つ目は、通知が多すぎる場合です。家族が予定を変えるたびに通知が来ると、うるさく感じて通知をすべて切ってしまい、大事な変更にも気付けなくなります。共有カレンダーの変更の通知は切り、近く始まる予定の通知だけを残す、というように、通知を絞ります。
3つ目は、目的が家族に伝わっていない場合です。「便利だから使って」と言われただけでは、家族は使う理由を感じません。「送り迎えの行き違いをなくしたい」のように、困っていることを1つ挙げて、そのために使うと伝えると、協力を得やすくなります。
立て直すときは、全部の予定を書こうとせず、まずは送迎や付き添いのように、誰かの手が必要な予定だけを書くところから始めます。その種類の予定がカレンダーで回り始めたら、ほかの予定も少しずつ書くようにします。
運営者の目から見た、在宅で働く家庭の予定の共有
フリーランスと在宅ワークの仲介を20年続けてきた運営者として見てきた限りでは、家で働く人ほど、家族の予定の調整を引き受けることが多くなります。家にいる時間が長いと、送り迎えや修理の立ち会い、宅配の受け取りを頼まれやすく、そのたびに仕事の時間が細切れになります。在宅で長く仕事を続けている人の多くは、仕事の時間を家族のカレンダーに「仕事」として書き、家族にも見える形にしています。家にいても手が離せない時間がある、ということを、言葉で伝えるより、カレンダーで見せるほうが伝わりやすいからです。
仕事を受けるときも、家族の予定を見たうえで納期を決められると、無理な約束をせずに済みます。依頼する側と直接やり取りできる仕組みなら、納期や作業の時間帯を相手と直接相談できるので、家族の予定に合わせた働き方を組み立てやすくなります。家族のカレンダーのようなアプリを作る側の仕事に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事で仕事の内容を紹介しています。画面の見やすさを考える仕事に進みたい人は、デザイナーの年収・単価相場で働き方ごとの収入の目安を確かめられます。
よくある質問
Q. 家族でカレンダーを共有するのに無料で使える方法はありますか?
Googleカレンダー、iPhoneのiCloudカレンダー、TimeTreeの無料版は、どれも無料で家族と予定を共有できます。家族全員がiPhoneならiCloudカレンダー、iPhoneとAndroidが混ざっているならGoogleカレンダーかTimeTreeが向いています。TimeTreeには広告の非表示やファイルの添付ができる有料のプレミアムもありますが、まずは無料版で試してから検討すると判断しやすくなります。
Q. iPhoneとAndroidのスマホが混ざっている家族はどのアプリを使えばよいですか?
GoogleカレンダーかTimeTreeが向いています。どちらもiPhoneとAndroidの両方にアプリがあり、機種の違いを気にせずに同じカレンダーを見られます。すでに家族の誰かがGoogleカレンダーを使っているならGoogleカレンダー、予定ごとにコメントでやり取りしたいならTimeTree、というように、家族の使い方で選びます。
Q. 家族に見られたくない予定はどうすればよいですか?
家族のカレンダーと、自分だけのカレンダーを分けておくのが確実です。家族のカレンダーには家族に関わる予定だけを書き、個人の予定は自分のカレンダーに書きます。Googleカレンダーでは、予定がある時間だけを見せて中身は見せない共有の設定もあるので、自分のカレンダーを家族に見せる場合は、この設定を選ぶ方法もあります。
Q. 共有カレンダーの通知が多すぎるときはどうすればよいですか?
家族が予定を変えたときの通知は切り、近く始まる予定の通知だけを残すと、大事な予定を見落とさずに済みます。iPhoneでは設定アプリの「通知」から「カレンダー」を選び、共有カレンダーの変更の通知をオフにできます。通知を絞った分、週に1回は家族で翌週の予定を見返す時間を作ると、変更に気付けます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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