未経験からデイサービスで働く|受け入れている募集と、慣れるまで


この記事のポイント
- ✓放課後デイサービス資格なしで働けるのかを
- ✓児童福祉法の人員配置基準から確認します
- ✓児童指導員の任用資格に該当する人が見落としている条件
放課後デイサービス資格なしで働けるかどうか、結論から言うと働けます。ただし「どの立場で働くか」で条件がまったく変わります。ここを整理しないまま応募すると、採用されてから「あなたは基準人員に入らないので時給はこの区分です」と言われて戸惑うことになります。
そしてもう1つ、これは知らない人が本当に多いのですが、自分を資格なしだと思っている人の中に、実は児童指導員の任用資格に該当している人がかなりの割合でいます。大学で何を専攻したか、前職で何年働いたか。この2つを確認するだけで、応募できる求人の種類が変わることがあります。この記事では、制度の条文から確認して、未経験者を受け入れている募集の見分け方、そして入職してから慣れるまでに何が起きるかまで書いていきます。
資格なしで働けるのか、制度の条文から確認する
まず放課後等デイサービスがどういう制度かを押さえます。放課後等デイサービスは児童福祉法に基づく障害児通所支援の1つで、就学している障害のある児童(原則として6歳から18歳)が、放課後や長期休暇に通う場所です。高齢者向けの介護保険のデイサービスとは、根拠になる法律も監督する部署も別物です。ここを混同したまま求人を探している方が意外といます。
事業所を運営するには、人員配置の基準を満たす必要があります。放課後等デイサービスの場合、置かなければならないのは次の3つです。
| 職種 | 配置数の目安 | 資格要件 |
|---|---|---|
| 管理者 | 1人 | 資格要件なし(常勤) |
| 児童発達支援管理責任者 | 1人以上 | 実務経験と研修修了が必要 |
| 児童指導員または保育士 | 障害児10人まで2人以上 | 任用資格または保育士資格 |
障害児の数が10人を超える場合は、5人ごとに1人を加える計算になります。つまり定員10人の事業所なら、児童指導員または保育士が2人以上、うち1人は常勤である必要があります。
ここで重要なのが、かつて認められていた「障害福祉サービス経験者」という区分です。以前は、障害福祉の分野で2年以上の実務経験があれば、資格がなくても基準人員としてカウントできました。しかしこの区分は経過措置の終了によって廃止され、現在は児童指導員か保育士でなければ基準人員には入りません。
つまり、完全に資格も経験もない状態だと、基準人員としては数えられないということです。ではまったく採用されないのかというと、そうではありません。事業所は基準人員に加えて、補助的な職員を雇うことができます。求人票で「指導員」「支援員」「保育補助」「児童支援スタッフ」といった名称で募集されているものの中には、この加配のポジションが含まれています。基準人員ではないので時給は低めに設定されることが多いのですが、ここから入って働きながら資格を取る人は珍しくありません。
※ 人員配置の運用は自治体によって細かい解釈が異なる場合があります。応募先が所在する市区町村の指定基準を確認するか、面接時に「私はどの区分での採用になりますか」と直接聞くのが確実です。
自分を「資格なし」だと思っている人が、見落としている条件
ここからが本題です。児童指導員というのは、試験を受けて取る資格ではありません。一定の条件を満たした人が任用される、いわゆる任用資格です。つまり、条件に該当していれば、今日から名乗れる立場です。
該当する条件はいくつかあり、代表的なものを挙げます。
社会福祉士または精神保健福祉士の資格を持っている人。大学や大学院で社会福祉学、心理学、教育学、社会学のいずれかを専修する学科を修めて卒業した人。小学校、中学校、高等学校のいずれかの教員免許を持っている人。高校を卒業して児童福祉事業に2年以上従事した人。中学卒業で3年以上従事した人。このあたりが典型です。
ここで手が止まる人がいるはずです。大学で心理学を学んだ、教育学部を出た、社会学科だった。この場合、福祉の仕事を一度もしたことがなくても、児童指導員の任用資格に該当する可能性が高いということです。教員免許を取ったけれど教職には就かなかった、という人も同じです。
これ、本当に多いんです。私のところに相談に来る方でも、「資格がないので補助員からですよね」と言いながら、よく聞くと教育学部卒だったというケースがありました。その方は基準人員として採用され、最初に提示されていた条件より上の区分で契約することになりました。応募前に卒業証明書と成績証明書を取り寄せておくだけで、話が変わることがあります。
逆に注意点もあります。学科名だけで自動的に該当するわけではなく、履修した科目の内容が問われる場合があります。たとえば学部の名称が現代社会学部でも、社会学の専門科目をきちんと履修していれば該当し得ますし、逆に名称が近くても中身が違えば該当しないこともある。判断するのは事業所ではなく、指定権者である自治体です。迷ったら、応募前に事業所を通じて自治体に確認してもらうのが一番早い。
保育士資格を持っている人も同様です。保育園で働いた経験がなくても、資格そのものがあれば基準人員になれます。ブランクがあって保育園への復帰をためらっている方が、放課後等デイサービスに移るケースは実際に増えています。
高齢者のデイサービスに無資格から入る場合、何が違うか
タイトルにあるデイサービスという言葉は、多くの場合、介護保険の通所介護を指します。こちらは児童福祉法ではなく介護保険法が根拠で、条件がかなり違います。
高齢者のデイサービスで介護職員として働くこと自体には、法律上の資格要件がありません。無資格でも採用されます。求人数も多く、未経験から介護に入る入口として最も一般的なルートです。
ただし2024年4月から、無資格で介護に従事する職員には認知症介護基礎研修の受講が義務づけられました。経過措置が終わったためです。この研修は6時間程度のオンライン受講で修了できるものが多く、費用も事業所が負担するのが一般的です。つまり、入職前に取っておかなければならないハードルではありません。採用されてから事業所の指示で受ける、という理解で問題ありません。
一方、デイサービスの中でも資格が必須の職種があります。生活相談員は社会福祉士や社会福祉主事任用資格などが要件で、機能訓練指導員は看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師などの資格が必要です。管理者は資格要件がありません。求人票に書かれた職種名を見て、自分がどこに応募しているのかを確認してください。
送迎ドライバーの募集も多く出ています。普通自動車免許があれば応募でき、送迎の合間に施設内の補助業務に入る形が一般的です。朝と夕方だけの短時間勤務で募集されていることが多く、他の仕事と組み合わせやすい働き方です。
実際の募集がどのように書かれているか、例を見てみます。
キープする求人を見るALSOKデイサービスさいたま東浦和の介護スタッフ求人【さいたま市緑区大間木】★デイサービス未経験者の方大歓迎!! ◎ALSOKの介護で働くデイサービス介護スタッフ(正社員) 出典: job-medley.com
未経験者歓迎という表記が正社員の募集にも付いていることが分かります。デイサービスは夜勤がなく、入浴介助も機械浴中心の事業所が多いため、介護業態の中では未経験者を受け入れる余力がある職場と言えます。
未経験を本気で受け入れている募集は、求人票のどこが違うか
未経験歓迎と書いてある求人はいくらでもあります。問題は、本当に育てる体制があるかどうかです。見分ける手がかりは4つあります。
1つ目は、研修期間の日数が具体的に書かれているかです。「OJTで丁寧に指導します」という抽象的な文言だけの事業所と、「入職後2週間は先輩職員と2人体制」と日数が書かれている事業所では、受け入れ体制の作り込みが違います。人を育てた経験がある事業所ほど、期間を数字で書けます。
2つ目は、資格取得支援の内容です。介護職員初任者研修の費用を全額補助するのか、一部なのか、勤続何年で返還免除になるのか。ここまで書いてある求人は、未経験者を採ることを前提に制度を作っています。逆に「資格取得支援あり」とだけ書かれている場合は、条件を面接で必ず確認してください。費用を立て替えて、1年以内に退職したら全額返還という条件になっている事業所もあります。これは違法ではありませんが、知らずに入ると後で揉めます。
3つ目は、職員の人数と定員のバランスです。放課後等デイサービスなら定員に対する職員数、高齢者デイサービスなら利用定員と介護職員数です。基準ぎりぎりの配置だと、新人に付いて教える余裕がありません。求人票に人数が書いていなければ、見学時に「今日は何人の職員が入っていますか」と聞けば実態が見えます。
4つ目は、離職の状況です。直接聞きにくいなら、「この募集は増員ですか、欠員の補充ですか」と尋ねるのが自然です。増員なら事業拡大、欠員補充なら誰かが辞めた後です。欠員補充が悪いわけではありませんが、その理由を説明できる事業所かどうかは見ておくべきです。
契約書の確認も忘れないでください。試用期間の長さと、試用期間中の時給が本採用後と違うかどうか。放課後等デイサービスでは学校の長期休暇中だけ勤務時間が伸びる事業所があるので、シフトの変動幅がどう定められているかも確認します。労働条件通知書は書面で受け取る権利があります。口頭だけで済まされそうになったら、書面をくださいと言ってください。法律はあなたの味方です。
入職してからの1日と、最初につまずくところ
放課後等デイサービスの1日は、学校のある日とない日でまったく違います。
学校のある日は、職員の出勤が昼過ぎです。午前中に記録の整理、支援計画の確認、教材やおやつの準備、送迎ルートの確認をします。14時ごろから学校へ迎えに行き、児童が到着したら手洗い、荷物の片付け、宿題、おやつ、自由遊びや設定された活動、そして順次送迎で帰宅。18時前後に全員を送り出し、その後に記録を書いて片付けをして終業、という流れが標準です。
学校が休みの日は朝から開所します。9時から10時ごろに迎えに行き、午前中に活動、昼食、午後に外出や制作活動、夕方に送迎。勤務時間が長くなり、1日を通して児童と過ごすため体力の消耗が違います。夏休み期間の勤務がきついという声が多いのはこのためです。
未経験で入った人が最初につまずくのは、ほとんどの場合、活動の中身ではなく切り替えの場面です。遊びから片付けへ、活動から帰りの準備へ。この移行のときに、児童によっては強い抵抗が出ます。どう声をかければよいか分からず固まってしまい、自分には向いていないと感じる。ここが最初の山です。
対応の型は事業所ごとにあります。予告を何分前にするか、視覚的なスケジュールをどう使うか、興奮したときにどこへ移動するか。これは個人のセンスではなく事業所の方針として決まっているものなので、先輩がどうしているかを観察して真似るのが最短です。自分で工夫しようとするのは、型を覚えてからで十分です。
高齢者のデイサービスの場合、未経験者が最初に戸惑うのは入浴介助と送迎です。入浴は、脱衣、洗身、浴槽への移乗、着衣、整容という流れの中で、どこまで手を出してどこから見守るかの線引きが難しい。全部やってしまうと利用者の力を奪いますし、放置すれば転倒につながります。送迎は、自宅の玄関から車両までの数メートルが最も事故が起きやすい場所です。この2つは必ず先輩と組んで覚える業務なので、1人でやらされることになったら、その事業所の体制を疑ってよい。
慣れるまでの3か月で、実際に何が変わるか
未経験から入った人の立ち上がりを追うと、だいたい3つの段階を踏みます。
最初の1か月は、名前と顔を覚える期間です。放課後等デイサービスなら児童の名前、特性、苦手な刺激、好きな遊び。高齢者デイサービスなら利用者の名前、要介護度、移動の方法、食事の形態。ここを早く覚えた人ほど、その後が楽になります。メモを取ることを勧めますが、個人情報なので事業所外に持ち出さないのが鉄則です。持ち帰って自宅で復習するのは、たとえ善意でも規程違反になります。
2か月目は、記録の書き方で詰まる時期です。何を書けばよいか分からない、書くのに時間がかかって残業になる。放課後等デイサービスでは個別支援計画に紐づけて記録する必要があり、高齢者デイサービスでも通所介護計画に沿った記録が求められます。つまり、その日にあったことを日記のように書くのではなく、計画に書かれた目標に対して今日どうだったかを書く、という構造です。この構造が分かると書く速度が一気に上がります。先輩の記録を10件読ませてもらうのが一番効率のよい学び方です。
3か月目に入ると、自分の担当を持つようになります。ここで初めて、保護者や家族とのやり取りが発生します。送迎時の数分で今日の様子を伝える、連絡帳に書く、電話で相談を受ける。ここが未経験者にとって2つ目の山です。良かったことだけを伝えると信頼されず、できなかったことだけを伝えると保護者が追い詰められる。事実と、事業所としての見立てと、次にどうするかをセットで伝えるのが基本の型になります。
私が法務の相談を受けていて印象的だったのは、記録の書き方をめぐるトラブルです。事故が起きた後に記録を見返したら、その日の様子が一言しか書かれていなかった。何があったかを説明できず、事業所と保護者の関係が一気に悪化した事例がありました。記録は業務の後始末ではなく、児童と自分を守る書類です。面倒に感じる時期こそ、丁寧に書く習慣をつけておくべきだと思います。
放課後等デイサービスと高齢者デイサービス、どちらを選ぶか
どちらも未経験から入れますが、身につくものと働き方が違います。
放課後等デイサービスは、勤務時間が午後から夕方に寄ります。午前中が空くので、子育て中の方や午前に別の用事がある方には組み立てやすい。ただし学校の長期休暇中は朝から勤務になるため、年間を通じて同じリズムというわけにはいきません。身につくのは、発達特性の理解、支援計画の立て方、保護者支援の視点です。保育士や教員免許を持っている人が力を発揮しやすい領域でもあります。
高齢者デイサービスは、朝から夕方までの日勤が基本で、夜勤がありません。土日が休みの事業所も多く、生活リズムは安定します。身につくのは、身体介護の基礎、認知症への対応、機能訓練の考え方です。介護福祉士を目指すなら実務経験としてカウントされるので、キャリアの起点として使いやすい。
迷っている方には、自分が10年後にどちらの分野にいたいかで決めることを勧めています。放課後等デイサービスから高齢者介護へ移ることも、その逆も可能ですが、実務経験の積み上がり方が別系統なので、資格取得の要件を満たす年数が振り出しに戻ることがあります。たとえば介護福祉士の受験資格になる実務経験3年には、障害児支援の経験が含まれる場合と含まれない場合があります。ここは制度の細部なので、資格を目指すと決めた時点で要件を確認してください。
面接で聞かれることと、未経験者が答えを準備しておくべき質問
未経験の応募者に対して、事業所が確認したいことは実はそれほど多くありません。長く続けられそうか、児童や利用者に対する姿勢が極端でないか、シフトに入れるか。この3点です。
よく聞かれるのが、なぜこの仕事を選んだのかという質問です。ここで、かつて自分が受けた支援の経験や、家族に障害のある人がいるといった動機を話す方がいます。動機として自然ですし、むしろ歓迎されることも多い。ただ、その経験を現在の児童に重ねすぎると、支援の判断が偏ることがあります。面接では、動機を話したうえで「自分の経験と目の前の子どもは別だと理解しています」と一言添えると、受け止め方が変わります。
シフトについては正直に答えるのが結果的に良い方向に進みます。土曜に入れない、長期休暇中は朝から難しい、そうした条件を隠して入職すると、必ず後で軋みます。放課後等デイサービスは土曜開所の事業所が多く、長期休暇中の勤務時間も伸びるため、ここが合わないと双方にとって不幸です。労働条件は最初に確定させるのが原則で、入職後に「聞いていない」と言うより、入職前に「できません」と言うほうがはるかに簡単です。
逆に、応募者から聞いておくべきことも挙げておきます。1つは、自分が基準人員に入るかどうかです。これは時給だけでなく、シフトの組まれ方にも影響します。2つ目は、研修期間に誰が付くかです。担当を決めている事業所と、その日いる職員が適宜見る事業所では、覚える速度が変わります。3つ目は、事故やヒヤリハットが起きたときの報告の流れです。これを説明できる事業所は、記録と安全管理の仕組みが動いています。説明が曖昧な事業所は、現場任せになっている可能性があります。
服装と持ち物についても触れておきます。放課後等デイサービスの面接では、スーツで来る必要はないと言われることがありますが、初回は襟のあるシャツに動きやすいパンツ程度で行くのが無難です。見学を兼ねる場合は床に座る場面もあるため、丈の短いスカートは避けたほうがよい。持参するものとしては、履歴書のほかに、資格の有無を証明できる書類を用意しておくと話が早く進みます。卒業証明書、成績証明書、教員免許状の写し、保育士登録証の写し。これらが手元にあると、その場で自分がどの区分に該当するかの判断が進みます。取り寄せに2週間かかる大学もあるので、応募を決めた時点で請求しておくのが実務的です。
見学を申し込めるなら、必ず行ってください。求人票の文章より、その場の空気のほうが情報量が多い。職員が児童や利用者にどんな言葉で話しかけているか。名前をどう呼んでいるか。この2つだけでも、その事業所の支援の考え方が表れます。
働きながら資格を取る順番と、その先の広げ方
未経験で入った後、どの資格をどの順番で取るかは、進む分野で変わります。
高齢者介護なら、介護職員初任者研修から入ります。受講費用は5万円から10万円程度が相場で、通学とオンラインの組み合わせで1か月から4か月で修了できます。次に実務者研修、そして実務経験3年で介護福祉士の受験資格です。多くの事業所が初任者研修の費用を補助しているので、入職後に事業所経由で申し込むのが金銭的には有利です。
障害児支援なら、保育士資格が最も汎用性が高い選択になります。国家試験は年2回あり、独学でも挑戦できます。すでに大学卒であれば受験資格を満たすことが多く、科目合格が3年間有効なので働きながら少しずつ積み上げられます。児童発達支援管理責任者を目指す場合は、実務経験の年数と研修の修了が要件になり、事業所の中核を担う立場になります。
書類を正確に書く力は、この業界でずっと効きます。個別支援計画、モニタリング記録、事故報告書、保護者への通知文。文書の型を体系的に押さえたいなら、ビジネス文書検定の出題範囲を眺めるだけでも、敬語の使い分けや報告文の構成の基準が分かります。福祉の資格ではありませんが、記録と連絡文の質は現場での信頼に直結します。
収入の構造を知っておくと、選択肢が増える
福祉の現場で働きながら、別の働き方を持っておく人が増えています。放課後等デイサービスは午前が空き、高齢者デイサービスは土日が空くことが多いためです。
在宅で受けられる業務委託の領域は広がっており、事務代行、資料作成、文字起こし、オンラインの問い合わせ対応など、開発スキルがなくても入れる分野があります。どんな募集が動いているかを俯瞰するには、分野別の解説が手がかりになります。企業のAI活用を支援する業務の中身をまとめたAIコンサル・業務活用支援のお仕事や、マーケティングと情報セキュリティの委託業務を扱ったAI・マーケティング・セキュリティのお仕事、開発案件の実像を整理したアプリケーション開発のお仕事を読むと、求められる経験の水準が具体的に見えてきます。
収入の相場を先に知っておくことも大事です。文章を扱う仕事の水準をまとめた著述家,記者,編集者の年収・単価相場や、開発職のソフトウェア作成者の年収・単価相場を見ると、同じ職種名でも担当する範囲によって金額が大きく分かれることが分かります。短期間で到達できる水準ではない領域もあるので、事実として把握したうえで判断してください。技術寄りに進む場合はCCNA(シスコ技術者認定)のような基礎資格もありますが、実務で使う予定がないなら優先度は低いでしょう。
保護者や家族とのオンライン面談を取り入れる事業所も増えました。ツールごとの違いを整理したZoom・Teams・Google Meetを比較|フリーランスの打ち合わせに最適なのは?【2026年版】では、無料枠の時間制限や録画の可否が比較されています。事業所でどのツールを使うか決める場面で役立つ情報です。
20年市場を見てきた立場からの観察
フリーランスと在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ていて思うのは、資格の有無より、契約の条件を自分で確認できるかどうかが働き手の安定を決めているということです。
福祉の現場でも在宅の仕事でも、揉めるのはたいてい同じ場所です。業務の範囲がどこまでか、支払いがいつか、辞めるときにどうなるか。この3つを最初に書面で確認した人は、あとで困りません。確認しなかった人が、数か月後に相談に来ます。これは経験年数や資格とは無関係で、最初の一手を打ったかどうかの差です。
もう1つ、間に何社も入る構造が働き手の手取りを薄くしている点も、業界をまたいで共通しています。紹介や派遣の経路を通ると、事業所が支払う金額と本人が受け取る金額の間に差が生まれる。在宅ワークの世界でも、仲介手数料が引かれるほど受け手の手取りは減り、依頼側は同じ予算で頼める量が減ります。手数料0%の直接取引に意味があるのは、金額が増えるからというより、同じ仕事に対して双方が納得できる配分になるからです。20年見てきて、直接の関係を作れた人ほど、仕事を選ぶ側に立てています。
放課後デイサービスで資格なしから始める話に戻ると、入口は確かに開いています。ただ、入ってから何を積み上げるかは自分で設計するしかありません。まず卒業した学部と履修科目を確認して、自分が児童指導員の任用資格に該当しないかを調べる。該当しないなら、補助の立場から入って保育士か初任者研修を取る計画を立てる。そして応募先には、自分がどの区分での採用になるかを面接で確認する。この3つをやるだけで、同じ未経験からのスタートでも、1年後の位置が変わります。
Q1. 放課後等デイサービスは、本当に資格なしで働けますか?
働けます。ただし基準人員として数えられるのは児童指導員か保育士で、完全に無資格の場合は加配の補助職員としての採用になります。時給の区分が変わるため、面接で自分がどの区分での採用かを確認してください。なお大学で心理学や教育学を修めた人、教員免許を持つ人は児童指導員の任用資格に該当する可能性があります。
Q2. 児童指導員の任用資格は、どうすれば取れますか?
試験はありません。社会福祉士や精神保健福祉士の資格、大学で社会福祉学・心理学・教育学・社会学を専修して卒業したこと、教員免許、高卒で児童福祉事業に2年以上従事したことなどの条件のいずれかを満たせば任用されます。該当するかの判断は自治体が行うので、卒業証明書と成績証明書を用意して事業所経由で確認してもらうのが確実です。
Q3. 高齢者のデイサービスに無資格で入る場合、事前に取るべき資格はありますか?
事前に必要な資格はありません。ただし2024年4月から、無資格で介護に従事する職員には認知症介護基礎研修の受講が義務づけられています。6時間程度のオンライン研修で、費用は事業所が負担するのが一般的です。入職後に事業所の指示で受ける形で問題ありません。
Q4. 未経験で入ると、慣れるまでどのくらいかかりますか?
おおむね3か月が目安です。1か月目は利用者の名前と特性を覚える期間、2か月目は記録の書き方に慣れる期間、3か月目で担当を持ち保護者や家族とのやり取りが始まります。最もつまずきやすいのは活動の切り替え場面と記録の作成です。どちらも事業所ごとに型があるので、先輩のやり方を観察して真似るのが最短です。
よくある質問
Q. 放課後等デイサービスは、本当に資格なしで働けますか?
働けます。ただし基準人員として数えられるのは児童指導員か保育士で、完全に無資格の場合は加配の補助職員としての採用になります。時給の区分が変わるため、面接で自分がどの区分での採用かを確認してください。なお大学で心理学や教育学を修めた人、教員免許を持つ人は児童指導員の任用資格に該当する可能性があります。
Q. 児童指導員の任用資格は、どうすれば取れますか?
試験はありません。社会福祉士や精神保健福祉士の資格、大学で社会福祉学・心理学・教育学・社会学を専修して卒業したこと、教員免許、高卒で児童福祉事業に2年以上従事したことなどの条件のいずれかを満たせば任用されます。該当するかの判断は自治体が行うので、卒業証明書と成績証明書を用意して事業所経由で確認してもらうのが確実です。
Q. 高齢者のデイサービスに無資格で入る場合、事前に取るべき資格はありますか?
事前に必要な資格はありません。ただし2024年4月から、無資格で介護に従事する職員には認知症介護基礎研修の受講が義務づけられています。6時間程度のオンライン研修で、費用は事業所が負担するのが一般的です。入職後に事業所の指示で受ける形で問題ありません。
Q. 未経験で入ると、慣れるまでどのくらいかかりますか?
おおむね3か月が目安です。1か月目は利用者の名前と特性を覚える期間、2か月目は記録の書き方に慣れる期間、3か月目で担当を持ち保護者や家族とのやり取りが始まります。最もつまずきやすいのは活動の切り替え場面と記録の作成です。どちらも事業所ごとに型があるので、先輩のやり方を観察して真似るのが最短です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
長谷川 奈津@SOHO編集部
行政書士・元企業法務
企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
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