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コスモスイニシアの不正アクセス|取引先82件の署名情報が漏えい 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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コスモスイニシアの不正アクセス|取引先82件の署名情報が漏えい 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓コスモスイニシアの不正アクセスについて
  • ✓2026年3月17日のお知らせをもとに整理
  • ✓特定のメールアドレスが第三者に不正に使われ

コスモスイニシアの不正アクセスについて、不動産会社の株式会社コスモスイニシアは、2026年3月17日に「お取引先各位」あてのお知らせを公表しました。社内の特定のメールアドレスに第三者の不正なアクセスがあり、そのメールアドレスが2024年6月に1件、2025年8月から9月にかけて数十件、無作為に選ばれた宛先へのスパムメールの送信に使われていたという内容です。漏えい等が発生した情報は、そのメールアドレスで送られたメールの内容と、取引先の署名情報(会社名、会社住所、会社の連絡先の電話番号、メールアドレス等)で、該当する取引先は把握している範囲で82件です。2026年11月1日時点で、このお知らせの続報は見当たらず、二次被害は確認されていないとされています。補償についての記載はありません。 取引先として心当たりがある会社や個人事業主がまずすることは、コスモスイニシアからの個別の連絡が届いていないかを確かめること、コスモスイニシアの担当者を名乗るメールで振込先の変更や添付ファイルの開封を求められたら別の手段で確かめること、社内でこの件を共有することの3つです。

この記事は、2026年11月1日時点で株式会社コスモスイニシアのニュースリリース(2026年3月17日のお知らせ)と、同社の2025年7月14日と2026年7月27日のお知らせを開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

コスモスイニシアの不正アクセスで何が起きたのか

コスモスイニシアは、マンションや一戸建ての分譲、収益不動産、ホテルなどの事業を行う不動産会社です。仕事の性質上、建設会社、設計事務所、仲介会社、管理会社など、多くの会社とメールでやり取りしています。

今回のお知らせは、一般の購入者や入居者ではなく、取引先に向けたものです。お知らせの宛名は「お取引先各位」となっていて、該当する取引先には、すでに個別に連絡しているとされています。

お知らせの骨子は次のとおりです。

  • 社内の特定のメールアドレス(お知らせでは「本メールアドレス」)に対し、関係者以外の第三者による不正なアクセスを確認した
  • 2025年12月末から2026年1月にかけて、そのメールアドレスへの不正なアクセスを検知した。このアクセスはセキュリティのシステムで拒否された
  • その後の調査で、2024年6月に1件、2025年8月から9月にかけて数十件、そのメールアドレスが不正に使われ、無作為に選ばれた宛先へスパムメールが送られた履歴が見つかった
  • 漏えい等が発生した情報は、そのメールアドレスで送られたメールの内容と、取引先の署名情報
  • 該当する取引先は、把握している範囲で82件
  • 二次被害の発生や、二次被害を招くような具体的な事情は確認されていない

コスモスイニシアは、お知らせの中で「漏えい等が発生した情報」という言い方をしています。「漏えい等」とは、個人情報保護の分野で、漏えい(外に出ること)、滅失(なくなること)、毀損(壊れること)をまとめて指す言葉です。この記事でも、お知らせの言い方に合わせて書きます。

スパムメールとは、受け取る人の同意なく、無差別に大量に送られる迷惑メールのことです。今回は、コスモスイニシアのメールアドレスが、攻撃者によってスパムメールの送り元として使われていた、という整理になります。

メールアカウントが第三者に使われると何が起きるのか

今回の件は、ウェブサイトやデータベースではなく、社員1人分のメールアドレスが入口になった件です。メールのアカウントが第三者に使われると、次のようなことが起きえます。

  • 受信箱や送信済みのフォルダに残っているメールを、第三者が読める
  • そのアカウントから、本人になりすましてメールを送れる
  • 取引先のメールアドレスや署名、過去のやり取りの流れが、第三者に知られる

コスモスイニシアのお知らせで「漏えい等が発生した情報」とされているのは、このうち、メールの内容と取引先の署名情報です。また、スパムメールの送信にそのアドレスが使われたことは、2つ目の「なりすましてメールを送れる」にあたります。

メールのアカウントは、ほかのサービスのパスワードの再設定の通知が届く先でもあります。そのため、多くの会社では、メールのアカウントの守りを特に固くしています。コスモスイニシアは、ネットワークのセキュリティの環境を強化したあとは、同様のアクセスを拒否できているとしています。2025年12月末からのアクセスが拒否されたのは、その強化の効果だと読み取れます。

取引先の側から見ると、今回の件で起きた可能性があるのは、過去のやり取りが読まれたことと、署名の情報が知られたことです。自分の会社のシステムに入られたわけではありません。自分の側で慌ててパスワードを変える必要は、お知らせの内容からは読み取れませんが、知られた情報を使った偽のメールへの備えは要ります。

公表の経緯:検知から公表まで

お知らせに書かれた日付を、順に整理します。

時期 出来事
2024年6月 特定のメールアドレスが不正に使われ、スパムメールが1件送られる(後の調査で判明)
2025年8月から9月 同じメールアドレスが不正に使われ、スパムメールが数十件送られる(後の調査で判明)
2025年12月末から2026年1月 そのメールアドレスへの不正なアクセスを検知。セキュリティのシステムで拒否
2026年3月17日 「お取引先各位」あてにお知らせを公表。該当する取引先には、すでに個別に連絡済み

注目したいのは、不正な利用が始まったのが2024年6月で、気づいたのが2025年12月末以降だったことです。2025年12月末からのアクセスは拒否されましたが、それをきっかけに過去の記録を調べたところ、それより前に不正な利用があったことが分かった、という流れです。

コスモスイニシアは、今後、新たな事実関係が分かった際には、改めて個別に連絡する予定だとしています。2026年11月1日時点で、コスモスイニシアのニュースリリースの2026年の一覧を見ると、この件のお知らせは3月17日の1本で、続報は見当たりません。

2025 年 12 月末から 2026 年 1 月にかけて当社関係者以外の第三者による本メールアドレスへの不正なアクセスを検知いたしました。当該アクセスはセキュリティーシステムにより拒否されましたが、その後の調査において、2024 年 6 月に 1 件、2025 年 8 月から 9 月にかけて数十件、本メールアドレスが不正に利用され、無作為に選ばれた宛先へスパムメールが送信された履歴を確認いたしました。 出典: 株式会社コスモスイニシア 2026年3月17日のお知らせ

漏えい等が発生した情報

お知らせに書かれた内容を、分けて並べます。

区分 内容
メールの内容 特定のメールアドレスを使って送られたメールの内容
取引先の署名情報 会社名、会社住所、会社の連絡先の電話番号、メールアドレス等
該当する取引先の数 把握している範囲で82件(そのメールアドレスの送受信の相手だったメールアドレスの数)

署名情報とは、メールの末尾に書く、名前や会社名、住所、電話番号などのまとまりのことです。取引先がコスモスイニシアに送ったメールや、コスモスイニシアからのメールに引用された部分に、この署名が含まれていたと考えられます。お知らせでは「お客さまの署名情報」と書かれていて、項目の最後に「等」が付いているので、担当者の名前や部署名などが含まれていることもありえますが、具体的な項目は会社名、会社住所、会社の連絡先の電話番号、メールアドレスまでしか書かれていません。この記事でも、それ以上は推測しません。

82件という数は、取引先の会社の数ではなく、そのメールアドレスとやり取りしていたメールアドレスの数だと、お知らせに注記されています。同じ会社の複数の担当者とやり取りしていれば、その分だけ数えられている可能性があります。

お知らせには、クレジットカード情報や口座情報、パスワードが含まれていたかどうかの記載はありません。含まれていないとも、含まれているとも書かれていないので、この記事でも触れません。

原因:セキュリティを強める前に起きたもの

原因について、お知らせは次のように書いています。

  • この件は、ネットワークのセキュリティの環境を強化する前に起きたもの
  • 現在のシステムでは、同様のアクセスは拒否できている
  • 今後も引き続きセキュリティの強化を進めるなど、必要な対策を進めて再発を防ぐ

お知らせの書き方からは、2025年12月末からのアクセスが拒否されたのは、強化したあとの仕組みによるもので、2024年6月と2025年8月から9月の不正な利用は、強化する前の仕組みのときに起きた、という整理が読み取れます。強化の中身(何をどう変えたのか)は、お知らせに書かれていません。

どのようにしてメールアドレスに不正にアクセスされたのか(パスワードが知られたのか、別の方法なのか)は、お知らせに書かれていません。この記事でも推測しません。

ただ、一般に、メールのアカウントが第三者に使われる原因としては、パスワードの使い回しや、偽のログイン画面にパスワードを入力してしまうフィッシングなどがよく知られています。メールのアカウントの乗っ取りに気づいたときの対処は、アカウントが乗っ取られたときの対処法にまとめています。

コスモスイニシアの対応

お知らせに書かれている対応を整理します。

対応 お知らせの内容
個別の連絡 該当する取引先には、すでに個別に連絡済み
今後の連絡 新たな事実関係が分かった場合は、改めて個別に連絡する予定
再発防止 同種の事案の把握と再発防止に努める。セキュリティの強化を進める
二次被害 発生していない。二次被害を招くような具体的な事情も確認されていない
窓口 Cosmos Initia 問い合わせ窓口(メール)

お知らせは、該当する取引先に「すでに個別にご連絡を差し上げております」としたうえで、ニュースリリースとしても公表する形をとっています。個別の連絡を受け取った取引先にとっては、社内で共有するときに、公式サイトのお知らせを根拠として示せるという意味もあります。社内の上司や経理の担当者に伝えるときは、個別の連絡と合わせて、ニュースリリースのお知らせのページを共有すると、話が早く伝わります。

一方で、お知らせには、該当する取引先の業種や地域、個人事業主が含まれるかどうかといった内訳は書かれていません。82件という数も「現時点で把握している」ものとされています。自分が対象かどうかは、個別の連絡の有無と、問い合わせ窓口への確認で判断することになります。

お詫びの品や金銭の補償については、お知らせに記載がありません。補償の考え方はほかの会社の例を含めて、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026にまとめています。

自分が対象かを確かめる方法

コスモスイニシアは、該当する取引先に、すでに個別に連絡しているとしています。まず確かめたいのは、2026年3月17日の前後に、コスモスイニシアから個別の連絡が届いていないかです。

連絡が見当たらない場合は、次の点に心当たりがあるかを確かめてください。

  • コスモスイニシアの担当者と、メールでやり取りしたことがある
  • そのやり取りが、2024年6月から2026年1月ごろの期間に含まれる
  • メールの末尾に、会社名や住所、電話番号、メールアドレスを書いた署名を付けていた

ただし、コスモスイニシアと取引していたからといって、必ず対象になるわけではありません。対象は、不正にアクセスされた特定のメールアドレスの送受信の相手だけです。コスモスイニシアのほかの社員とだけやり取りしていた場合は、対象に入っていない可能性があります。

会社の中で、コスモスイニシアとのやり取りを複数の人がしている場合は、担当者ごとに連絡を受けていないかを確かめてください。担当者が退職していると、連絡が埋もれていることもあります。心当たりがあるのに連絡が見当たらない場合は、Cosmos Initia 問い合わせ窓口に問い合わせるのが確実です。

取引先がすること:メールの署名が知られたときの備え

漏えい等が発生したのは、メールの内容と署名情報です。こうした情報が知られたときに起きやすいのは、知られた情報を使った、本物らしく見えるメールです。取引先の立場でしておきたいことを整理します。

コスモスイニシアを名乗るメールを確かめる

過去のやり取りの内容を知っている相手は、件名や本文を本物に似せたメールを作れます。「先日の件の資料です」「請求書を再送します」といった、心当たりのありそうな件名で届くこともありえます。

  • 添付ファイルを開く前に、送信元のメールアドレスが、いつもの担当者のアドレスと一字一句同じかを確かめる
  • 表示名がコスモスイニシアの担当者の名前でも、それだけで本物と判断しない
  • 急ぎの依頼や、いつもと違う依頼は、電話など別の手段で担当者に確かめる

振込先の変更の依頼は必ず別の手段で確かめる

取引先とのメールのやり取りが知られたときに、特に注意したいのが、振込先の変更を装う手口です。「口座を変更しました。今回から新しい口座にお振込みください」というメールは、相手の担当者の名前や、過去の取引の内容を正しく書いていても、偽物の可能性があります。振込先の変更を受けたら、メールの返信ではなく、以前から知っている電話番号にかけて確かめてください。

自分の会社を名乗るメールにも気をつける

今回漏れたのは、取引先の側の署名情報です。つまり、自分の会社名、住所、電話番号、メールアドレスが知られているということです。自分の会社を装ったメールが、自分の取引先に送られる可能性もあります。取引先から「御社からこんなメールが届いたが本物か」と問い合わせがあったときに、すぐ答えられるよう、社内で情報を共有しておくと安心です。

スパムメールが増えていないかを見る

メールアドレスが知られると、迷惑メールが増えることがあります。急に迷惑メールが増えたときの対処は、迷惑メールが急に増えた原因と対処法|iPhone・Gmail・ドコモ・au・ソフトバンクでの止め方 2026にまとめています。

偽のメールの見分け方を確かめておく

送信元の表示名、メールアドレスのドメイン、リンクの行き先、添付ファイルの種類など、偽のメールを見分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処に整理しています。

不動産の取引で特に注意したい連絡

不動産の仕事は、1回の取引の金額が大きく、振込の連絡がメールで行われることも多い分野です。コスモスイニシアと取引している会社や個人事業主が、この件のあとで特に注意したい連絡を挙げます。

  • 工事代金や業務委託料の支払いの時期に合わせて届く、振込先の変更の連絡
  • 「請求書に誤りがあったので差し替えます」と、別の口座が書かれた請求書が添付されたメール
  • 「担当者が替わりました」と、知らない人から届く連絡
  • 契約書や図面の確認を口実に、クラウドの保存場所のリンクを開かせ、ログインを求めるメール

いずれも、過去のやり取りを知っている相手なら、自然な流れで送れる内容です。コスモスイニシアのお知らせでは、二次被害は確認されていないとされていますが、取引先として注意しておくに越したことはありません。

迷ったときの基本は、メールの中に書かれた連絡先を使わないことです。以前から知っている担当者の電話番号や、コスモスイニシアの公式サイトに載っている代表の窓口に、自分から連絡して確かめてください。

自分の側の記録を確かめる

取引先の側でできることの一つが、自分のメールの記録を確かめることです。お知らせに書かれた期間に合わせて、次の点を見ておくと、あとで問い合わせるときにも役に立ちます。

  • 2024年6月、2025年8月から9月ごろに、コスモスイニシアのアドレスから、ふだんと違う内容のメールが届いていないか
  • そのメールのリンクを押したり、添付ファイルを開いたりしていないか
  • コスモスイニシアの担当者とのやり取りで、署名以外の個人の情報(担当者の携帯電話の番号など)を送っていないか

届いていたメールは、すぐに削除せず、件名と日時を控えておくと、問い合わせのときに伝えやすくなります。開いてしまった添付ファイルがある場合は、使っているウイルス対策のソフトでパソコンを調べてください。

対象だと連絡を受けたときの手順

コスモスイニシアから、該当する取引先だという個別の連絡を受けた場合は、次の順に進めると漏れがありません。

  1. 連絡の中身を確かめる。どのメールアドレスとのやり取りが対象か、どの時期のものか
  2. 社内で、そのメールアドレスとやり取りしていた担当者を洗い出す
  3. 担当者のメールの記録から、コスモスイニシアに送った内容に、署名以外の個人の情報や、取引の金額、口座の情報などが含まれていないかを確かめる
  4. 含まれていた情報に合わせて、経理や総務に注意を伝える。とくに振込先の変更の依頼は、メールだけでは受け付けないことを確かめ合う
  5. 自分の会社の取引先から、不審なメールについて問い合わせがあったときの連絡先を決めておく

お知らせでは、漏えい等が発生した情報は「メールの送信内容」とされています。メールの本文に、取引先の担当者の個人の情報や、取引の細かい内容を書いていた場合は、それも知られた可能性があると考えて備えておくのが安全です。

取引先の会社が自社でしておきたいメールの守り

今回の件は、コスモスイニシアの側で起きたものです。ただ、取引先の会社にとっても、自社のメールの守りを見直すよい機会になります。

  • 社員のメールのパスワードを、ほかのサービスと別のものにするよう徹底する
  • 選べるなら、メールのログインに二段階認証を設定する
  • 自社のドメインを名乗る偽のメールが届きにくくなる設定(SPFやDKIMと呼ばれる送信元の認証の仕組み)を確かめる
  • 退職した社員のメールアカウントを、速やかに止める

送信元の認証の仕組みは、自社のメールアドレスを名乗る偽のメールを、相手のメールのサービスが見分けやすくするためのものです。中身と設定の考え方は、フリーランスのメールセキュリティ2026|なりすまし被害を防ぐSPF/DKIMにまとめています。個人事業主でも、独自のドメインのメールアドレスを使っているなら確かめておきたい点です。

スパムメールを受け取った人がすること

お知らせによると、コスモスイニシアのメールアドレスから、無作為に選ばれた宛先へスパムメールが送られていました。取引先ではなく、たまたまスパムメールを受け取った人もいるはずです。

2024年6月や、2025年8月から9月ごろに、コスモスイニシアのメールアドレスから身に覚えのないメールを受け取った場合は、次の点を確かめてください。

  • メールの中のリンクを押していないか
  • 添付ファイルを開いていないか
  • リンクの先のページで、IDやパスワード、カードの番号などを入力していないか

何も操作していなければ、メールを削除するだけで構いません。リンクを押してパスワードを入力してしまった場合は、そのパスワードを使っているサービスで、すぐにパスワードを変えてください。同じパスワードをほかのサービスでも使っているなら、それらも変える必要があります。変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026にまとめています。

スパムメールの中身はお知らせに書かれていないので、どんな内容のメールだったかは分かりません。送り元が実在する会社のメールアドレスだったとしても、内容に心当たりがなければ、信用しないのが安全です。

問い合わせ窓口

お知らせに載っている窓口は次のとおりです。

窓口 連絡先
Cosmos Initia 問い合わせ窓口 メール [email protected]

電話番号と受付時間は、お知らせに載っていません。問い合わせるときは、会社名、自分の名前、コスモスイニシアの担当者の名前、やり取りしていた時期を伝えると、確かめてもらいやすくなります。

問い合わせのメールは、たとえば次のような内容で十分です。

「株式会社〇〇の△△です。2026年3月17日のお知らせを拝見しました。弊社は御社の□□様と、2025年ごろからメールでやり取りしています。弊社が該当する取引先に含まれているかを確認させてください。」

担当者の名前ややり取りの時期が分かれば、確認が早く進みます。会社名だけでなく、自分のメールアドレスも書いておくと、どのアドレスが対象かを照らし合わせてもらえます。

問い合わせのメールを送るときは、届いたメールに返信するのではなく、お知らせに書かれたアドレスを自分で入力して新しく送ってください。偽のメールに返信してしまうのを防げます。

マンションの購入者や入居者が気をつけたいこと

今回のお知らせは取引先あてで、購入者や入居者が対象になるとは書かれていません。ただ、コスモスイニシアの名前は、分譲マンションの購入者や、賃貸の入居者、ホテルの利用者にもよく知られています。漏えいのニュースを見て、「コスモスイニシアの件で確認が必要です」と装う連絡が、購入者や入居者に届く可能性は考えておきたいところです。

  • 「情報漏えいのお詫びとして返金があります」と、口座の情報を求める連絡には応じない
  • 管理費や修繕積立金の振込先の変更の連絡は、管理会社に電話で確かめる
  • メールのリンクから、住まいの会員サイトのログイン画面に進まない

購入者や入居者の情報が対象になったという発表は、2026年11月1日時点で見当たりません。心配な場合は、契約書に書かれた窓口に確かめるのが確実です。

コスモスイニシアの別のお知らせとの違い

「コスモスイニシア 不正アクセス」と検索すると、今回の件とは別のお知らせも見つかります。混ざらないよう、違いを整理します。

公表日 内容 対象
2025年7月14日 退職して独立した元従業員が、在籍時に取得していた取引先の名刺情報をデータベースからダウンロードし、社外に持ち出した 漏えいの事実が確認されている取引先1,232件。名刺に書かれた氏名、会社名と住所、電話番号、メールアドレス、所属部署、役職
2026年3月17日 特定のメールアドレスへの不正アクセスと、スパムメールの送信(この記事の件) 取引先82件の署名情報など
2026年7月27日 一部のウェブサイトで、外部のサービス(polyfill.io)を経由して、意図しない認証画面が表示された ウェブサイトの閲覧者。認証画面に入力した場合はパスワードの変更を呼びかけ

2025年7月14日の件は、元従業員による持ち出しで、不正アクセスではありません。2026年7月27日の件は、ウェブサイトに組み込んでいた外部のサービスに起因するもので、コスモスイニシアは、そのサービスの利用をやめ、関係するコードを削除したとしています。過去に表示された認証画面に情報を入力した人には、入力したパスワードを変え、同じパスワードをほかのサービスで使っている場合はそれらの変更も検討するよう呼びかけています。

3つの件はいずれも、取引先や利用者に向けたお知らせとしてコスモスイニシアのニュースリリースに掲載されています。自分が受け取った連絡がどの件についてのものかは、日付と内容で見分けてください。

在宅で仕事をする人が気をつけたいこと

不動産会社の取引先には、設計やデザイン、写真、翻訳、ウェブ制作などを請け負う個人事業主もいます。在宅で仕事をする人がこの件で考えておきたいことを整理します。

自分の署名に何を書いているかを見直す

個人事業主の署名には、屋号だけでなく、自宅の住所や携帯電話の番号を書いていることがあります。取引先のメールアカウントが乗っ取られると、その署名も一緒に知られます。署名に自宅の住所を載せる必要が本当にあるか、一度見直してみてください。請求書には住所が必要でも、日々のメールの署名には要らない場合もあります。

自分のメールアカウントを守る

今回の件は、取引先の側のメールアカウントで起きました。同じことは、自分のメールアカウントでも起きえます。乗っ取られると、自分の名前で取引先にスパムメールや偽の請求のメールが送られ、取引先に迷惑をかけることになります。

  • メールのパスワードを、ほかのサービスと別のものにする
  • 二段階認証を設定する
  • 送信済みのフォルダに、身に覚えのないメールがないかをときどき確かめる
  • メールの転送設定や自動の振り分けの設定に、身に覚えのないものがないかを確かめる

二段階認証の仕組みと設定の手順は、二段階承認とは|仕組み・種類・設定手順と機種変更で詰まない準備にまとめています。

漏えいが起きたときの決まりを知っておく

個人情報保護委員会は、個人データの漏えい等が起きたときに、事業者が委員会に報告し、本人に通知しなければならない場合を示しています。たとえば、不正の目的で行われたおそれのある行為による漏えい等(不正アクセスなど)や、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。取引先の名刺やメールの署名も、個人の名前が入っていれば個人情報にあたります。個人で仕事をする人も、扱う情報によっては報告の対象になりうるので、委員会の漏えい等の対応とお役立ち資料に一度目を通しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

在宅で仕事を受ける人がアカウントを守る基本は、仕事を探すサイトや受発注のやり取りに使うサイトでも同じです。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

社内で共有するときのポイント

取引先の会社の中では、コスモスイニシアとやり取りしている担当者と、経理や総務の担当者が別のことが多いはずです。偽のメールを受け取るのが、担当者以外の人であることもあります。社内で共有するときは、次の3点を伝えると十分です。

  • コスモスイニシアの特定のメールアドレスが不正に使われ、取引先の署名情報が漏えいした(2026年3月17日のお知らせ)
  • コスモスイニシアを名乗るメールで、振込先の変更や添付ファイルの開封を求められたら、電話で担当者に確かめる
  • 自分の会社を名乗る不審なメールについて取引先から問い合わせがあったら、担当者に知らせる

経理の担当者には、振込先の変更はメールだけでは受け付けない、という社内の決まりを再確認しておくと安心です。決まりがない場合は、この機会に作っておくと、ほかの取引先との間でも役に立ちます。

共有したあとも、しばらくは注意を続けることが大切です。不正な利用は2024年6月に始まり、気づかれたのは2025年12月末以降でした。知られた情報を使った偽のメールも、すぐに届くとは限りません。数か月後に、いつもの取引の流れに紛れて届くこともありえます。年に一度、振込先の変更の受け付け方や、取引先とのやり取りの決まりを社内で見直す機会を作っておくと、今回のような件が起きたときにも落ち着いて対応できます。

発表を読むときに知っておきたい言葉

言葉 意味
不正アクセス 許可されていない人が、他人のIDやパスワードを使ったり、仕組みの弱いところを突いたりして、システムに入ること
漏えい等 漏えい(外に出ること)、滅失(なくなること)、毀損(壊れること)をまとめた言葉
署名情報 メールの末尾に書く、名前や会社名、住所、電話番号などのまとまり
スパムメール 受け取る人の同意なく、無差別に大量に送られる迷惑メール
二次被害 漏れた情報を使った詐欺やなりすましなど、漏えいのあとに起きる被害

公開前に見直したい点と、今後の続報

2026年11月1日時点で、コスモスイニシアは3月17日のお知らせを最新としていて、新たな事実関係が分かった場合は改めて個別に連絡するとしています。該当する取引先の数は「現時点で把握している」範囲の82件とされているので、調査の進み方によって変わる可能性があります。

この記事の内容は、3月17日のお知らせに基づくものです。最新の内容は、コスモスイニシアの公式サイトのニュースリリースで確かめてください。

よくある質問

Q. コスモスイニシアの不正アクセスでどんな情報が漏えいしましたか?

2026年3月17日のお知らせでは、不正にアクセスされた特定のメールアドレスで送られたメールの内容と、取引先の署名情報(会社名、会社住所、会社の連絡先の電話番号、メールアドレス等)が漏えい等が発生した情報とされています。該当する取引先は、把握している範囲で82件です。

Q. コスモスイニシアでマンションを買った人も対象ですか?

3月17日のお知らせは「お取引先各位」あてで、対象は不正にアクセスされた特定のメールアドレスの送受信の相手だった取引先です。購入者や入居者が対象になるとは書かれていません。該当する取引先には個別に連絡済みとされているので、心当たりがある場合は問い合わせ窓口に確かめてください。

Q. コスモスイニシアのメールアドレスからスパムメールが届いたらどうすればよいですか?

リンクを押したり添付ファイルを開いたりしていなければ、削除するだけで構いません。リンクの先でパスワードなどを入力してしまった場合は、そのサービスと、同じパスワードを使っているほかのサービスで、すぐにパスワードを変えてください。

Q. コスモスイニシアの不正アクセスの問い合わせ先はどこですか?

お知らせに載っている窓口は、Cosmos Initia 問い合わせ窓口のメールアドレス([email protected])です。電話番号と受付時間は載っていません。届いたメールに返信せず、アドレスを自分で入力して新しく送ってください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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