Claude CodeをiPhoneから操作する方法と、Macで動かしたまま応答するしくみ

@SOHO編集部
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Claude CodeをiPhoneから操作する方法と、Macで動かしたまま応答するしくみ

この記事のポイント

  • ✓Claude CodeをiPhoneから操作する方法を
  • ✓公式のRemote Control
  • ✓クラウドで動くセッション

Claude Codeは、パソコンのターミナル(文字で命令を打ち込む画面)で動くAIの開発支援ツールです。ファイルを読み、コードを書き換え、テストを走らせるところまで自分で進めてくれるので、作業を頼んでから終わるまで数分から数十分かかることがよくあります。その間に席を立つと、「確認を求められて止まっていた」「終わっていたのに気づかなかった」ということが起きます。

この記事では、Claude CodeをiPhoneから操作する方法を3つに分けて紹介し、それぞれでMacがどう動いているのかを説明します。公式のRemote Controlの始め方、必要なプラン、通知の設定、つまずきやすい点、そして業務で使うときに守っておきたい安全面の注意まで、順に整理します。

外出先からAIの作業に応答したい人が増えた理由

Claude Codeのような「エージェント型」のAIは、人が1行ずつ指示するのではなく、目的を伝えると自分で手順を考えて作業を進めます。ここでいうエージェントとは、指示を受けて複数の手順を自分で実行するAIのことです。便利な反面、作業の途中で「このファイルを書き換えてよいか」「このコマンドを実行してよいか」と人の判断を求めてきます。

困るのは、その確認がいつ来るか分からないことです。会議に出ている間、移動中、昼食の間。パソコンの前に戻ってみたら、10分前から確認待ちで止まっていた、ということは珍しくありません。逆に、作業が終わっているのに気づかず、次の指示を出すのが1時間遅れることもあります。

中小企業の現場でも、社内の業務改善や小さなツールづくりにClaude Codeを使う人が出てきました。本業の合間に開発を進める人ほど、パソコンの前にずっと座っていられません。経営の相談に乗る立場から見ても、「AIに任せている時間」を「人が待っている時間」にしないことが、導入の費用対効果を大きく左右します。

たとえば、1回の確認待ちで平均20分止まり、それが1日に3回あれば、1日1時間の遅れです。月に20日働くなら20時間になります。iPhoneから応答できれば、この待ち時間の多くは消せます。まずは小さく、移動中に確認へ答えるところから始めるのが現実的です。

iPhoneからClaude Codeを操作する3つの方法

iPhoneからClaude Codeを使う方法は、大きく分けて3つあります。どれも「iPhoneでClaude Codeそのものを動かす」のではなく、どこか別の場所で動いているClaude Codeを、iPhoneの画面から操作するという点は共通です。違うのは「Claude Codeがどこで動いているか」です。

方法1:公式のRemote Controlで、手元のMacのセッションにつなぐ

Anthropicが提供している公式の機能です。Macで動いているClaude Codeのセッション(1回分の会話と作業のまとまり)を、iPhoneのClaudeアプリや、ブラウザのclaude.ai/codeから操作できるようにします。作業そのものはMacで行われ、iPhoneは画面と入力欄の役割だけを担います。

方法2:クラウドで動くClaude Codeを使う

claude.ai/codeやClaudeアプリから、Anthropicが用意したクラウド上の環境でClaude Codeを動かす方法です。手元のMacの電源が切れていても使えますが、手元のファイルや、手元で設定した道具(MCPサーバーなど)には直接触れません。GitHubなどにあるリポジトリ(ソースコードの保管場所)を対象に作業を頼む形になります。

方法3:SSHでMacにつなぎ、ターミナルごと操作する

SSHとは、離れた場所のコンピュータに安全につないで操作するための仕組みです。MacでSSHの受け付けを有効にし、iPhoneにSSHのアプリを入れて、Macのターミナルそのものを遠隔で操作します。外出先からつなぐには、Tailscaleのような、自分の端末どうしをつなぐ仮想的なネットワークのサービスを併用するのが一般的です。Claude Codeに限らず、Macで動くあらゆるコマンドを扱えますが、設定と安全管理の手間は3つの中で一番かかります。

3つの違いを表にすると次のとおりです。

項目 Remote Control クラウドのセッション SSHでつなぐ
Claude Codeが動く場所 手元のMac Anthropicのクラウド 手元のMac
Macの電源 入れておく必要あり 不要 入れておく必要あり
手元のファイルや設定 そのまま使える 使えない(リポジトリが対象) そのまま使える
設定の手間 少ない 少ない 多い
iPhoneで使うアプリ Claudeアプリまたはブラウザ Claudeアプリまたはブラウザ SSHのアプリ
向いている場面 始めた作業を外から続ける 外出先で新しく作業を始める Claude Code以外も遠隔で扱う

迷ったら、まずRemote Controlから試すのが無難です。公式の機能で、Macの側に入り口を開ける設定が要らず、安全面の心配が一番小さいからです。

Remote Controlのしくみ:Macで動かしたまま、iPhoneは窓になる

Remote Controlを理解するうえで大事なのは、作業の実体はずっとMacの中にあるという点です。公式のドキュメントには、次のように書かれています。

マシン上で Remote Control セッションを開始すると、Claude はローカルで実行され続けるため、コード実行とファイルシステムアクセスはマシン上に留まります。 Web およびモバイルインターフェースは、そのローカルセッションへのウィンドウにすぎません。そのため、コンピュータはオンのままである必要があり、 claude プロセスは実行され続ける必要があります。 出典: code.claude.com

つまり、iPhoneは「Macで動いている作業を見る窓」です。窓から指示を書き込むと、それがMacに届き、Macが作業を進めます。

通信の流れ

公式の説明では、Mac側のClaude Codeは外向きの暗号化通信(HTTPS)だけを使い、Macに外から入ってくるための入り口(ポート)を開けません。Remote Controlを始めると、MacはAnthropicのサーバーに登録され、「新しい指示が来ていないか」を問い合わせ続けます。iPhoneから指示を送ると、Anthropicのサーバーがそれを中継してMacに届けます。

自宅のルーターの設定を変えたり、Macを外から見える状態にしたりする必要がないので、SSHでつなぐ方法に比べて、設定の誤りで穴を開けてしまう危険が小さいのが利点です。

会話の記録はAnthropic側に保存される

一方で知っておきたいのは、Remote Controlでつないでいる間、会話の記録(送った指示、Claudeの返答、実行した作業の記録)がAnthropicのサーバーに保存されることです。複数の端末で会話を同期し、通信が切れたあとに再接続するためです。コードの実行とファイルへのアクセスはMacの中にとどまりますが、会話の中に貼り付けた内容はサーバーに送られます。社外秘の情報を扱う場合は、この点を社内のルールと照らし合わせてから使います。

Macがスリープしたとき

公式の説明では、ノートパソコンがスリープしたり、通信が切れたりしても、Macがオンラインに戻れば自動で再接続されます。ただし、スリープしている間は作業そのものが止まります。外出中も作業を進めてほしい場合は、Macのふたを閉じてもスリープしない設定にしておくか、電源につないだデスクトップのMacで動かすのが確実です。

Remote Controlを始める手順

ここからは、公式のドキュメントに沿って、Remote Controlを使い始めるまでの流れを説明します。コマンドの細かい選択肢はバージョンによって変わるので、詰まったら公式のページを確かめてください。

1. 使えるプランか確かめる

Remote Controlは、ClaudeのPro、Max、Team、Enterpriseの各プランで使えます。APIキー(従量課金の開発者向けの鍵)でのログインには対応していません。TeamとEnterpriseでは、組織の管理者(Owner)がClaude Codeの管理設定でRemote Controlを有効にしておく必要があります。各プランの料金は改定されることがあるので、契約前にClaudeの公式の料金ページで確かめてください。

2. Claude Codeにclaude.aiのアカウントでログインする

ターミナルで claude を起動し、まだログインしていなければ /login でclaude.aiのアカウントにログインします。iPhoneのClaudeアプリにも、同じアカウントでログインしておきます。

3. Remote Controlを始める

始め方は3通りあります。

・すでにClaude Codeで作業している途中なら、/remote-control(短く /rc)と入力します。今までの会話を引き継いだまま、外から操作できる状態になります。
・最初から外で操作するつもりなら、claude --remote-control で起動します。手元のターミナルでもそのまま入力できます。
・claude remote-control は「サーバーモード」で、外からの接続を待ち受ける専用の起動方法です。iPhoneから新しいセッションを始めることもできます。

初回は「Enable Remote Control?」と確認されるので、受け入れます。

4. iPhoneからつなぐ

ターミナルにセッションのURLが表示されます。サーバーモードではスペースキーを押すとQRコードが出るので、iPhoneのカメラで読み取ると、Claudeアプリで直接開けます。アプリのナビゲーションで「Code」をタップすると、セッションの一覧が出ます。オンラインのセッションには、コンピュータのアイコンと緑の点が付いています。

Claudeアプリをまだ入れていない場合は、Claude Codeの中で /mobile を実行すると、アプリの入手先を開くQRコードが表示されます。

5. 毎回つなぐのが面倒なら

/config で「Enable Remote Control for all sessions」をオンにすると、Claude Codeを起動するたびに自動でRemote Controlにつながります。毎日使う人は、こちらにしておくと手間が減ります。

6. セッションに分かりやすい名前を付ける

複数の作業を並行していると、iPhoneのセッション一覧でどれがどの作業か分からなくなります。/remote-control 顧客管理の改修 のように、始めるときに名前を付けておくと、一覧にその名前で表示されます。名前を付けなかった場合は、会話の内容やMacの名前をもとに自動で名前が付きますが、取引先ごとや作業ごとに自分で名前を決めておくほうが、外出先で取り違えずに済みます。

サーバーを止めたあとの再開

サーバーモードをCtrlキーとCキーで止めたあとも、同じフォルダで claude remote-control --continue を実行すれば、直前のセッションを復元できます。公式の説明では、この復元が使えるのは止めてから約4時間です。それを過ぎたら、新しいセッションとして始め直します。

外出先で見逃さないための通知の設定

iPhoneから応答できても、確認を求められたことに気づかなければ意味がありません。Remote Controlには、iPhoneにプッシュ通知を送る機能があります。公式の手順は次のとおりです。

  1. iPhoneにClaudeアプリを入れる
  2. Claude Codeと同じアカウントと組織でログインする
  3. iPhoneの通知の許可を受け入れる
  4. Mac側のClaude Codeで /config を開き、「Push when actions required」(確認や質問が必要なときに通知)と「Push when Claude decides」(長い作業が終わったときなどにClaudeの判断で通知)のどちらか、または両方をオンにする

通知が届かないときに確かめる点も、公式に書かれています。/config に「No mobile registered」と出ている場合は、iPhoneでClaudeアプリを一度開くと直ります。iPhoneの集中モードや通知の要約が通知を遅らせていることもあるので、iPhoneの「設定」から「通知」、「Claude」の順に開いて確かめます。

また、Macのターミナルで入力している最中や、そのターミナルを見ている間は、iPhoneへの通知は送られない作りになっています。机に向かっているときに、iPhoneまで鳴ってうるさい、ということは起こりにくくなっています。

つまずきやすい点と対処

Remote Controlは設定が少ない分、つまずく場所もある程度決まっています。公式の制限事項とトラブルの案内から、よく当たるものを挙げます。

ターミナルを閉じるとつながらなくなる

Remote ControlはMacの中のClaude Codeが動いている間だけ使えます。ターミナルの窓を閉じたり、Claude Codeを終了したりすると、iPhoneからは操作できなくなります。出かける前に、ターミナルを閉じていないかを確かめます。

1つのClaude Codeにつき、外から操作できるのは1つ

通常の起動方法では、1つのClaude Codeで外から操作できるセッションは1つです。複数の作業を並行して外から扱いたい場合は、サーバーモード(claude remote-control)を使います。

ネットワークが長く切れたとき

サーバーモードでは、Macが起きていてもネットワークにつながらない状態が約10分続くと、待ち受けをやめて終了します。通常の起動方法では、ネットワークが戻るまで再接続を試み続けます。会社のVPN(社外から社内のネットワークに安全につなぐ仕組み)やプロキシ(通信の中継役)が通信を拒んでいる場合も切断され、何が拒んだかが表示されます。

使えない構成がある

Amazon BedrockやGoogle Cloud経由でClaudeを使っている場合や、社内のゲートウェイを通して使っている場合は、Remote Controlは使えません。会社のパソコンで使えないときは、まず情報システムの担当者に、どの経路でClaudeを使っているかを確かめます。

業務で使うときの安全面の注意

外出先から自分のMacを操作できるのは便利ですが、裏を返せば、iPhoneを他人に使われるとMacを操作されるということでもあります。業務で使うなら、次の点を最初に決めておきます。

iPhoneそのものの守りを固める

iPhoneにはパスコードとFace IDを設定し、画面が短い時間でロックされるようにします。Claudeアプリに入っていれば、Macへの指示が送れる状態だからです。紛失したときにすぐ遠隔でロックできるよう、iPhoneを探す機能も有効にしておきます。

信頼できるデバイスの設定を検討する

公式のドキュメントによると、「信頼できるデバイス」という機能が現在ベータ版(試験提供の段階)として用意されています。オンにすると、あらかじめ登録した端末からしかRemote Controlのセッションを見たり操作したりできなくなり、ログインから18時間を過ぎると、Face IDやTouch IDなどでの本人確認が求められます。ProとMaxのプランでは自分でオンにでき、TeamとEnterpriseでは組織の管理者がオンにします。

外から許可する操作の範囲を絞る

外出先では、画面が小さく、何が実行されようとしているかを読み違えやすくなります。最初は、ファイルを読む、テストを走らせる、といった影響の小さい作業から外で応答し、ファイルの削除や本番環境への反映のような取り返しのつかない操作は、Macの前に戻ってから判断する、という線を引いておくと安全です。Claude Codeには、どこまでを自動で許可するかを決める権限の設定があるので、外で使う前に見直しておきます。

取引先や社内のルールを確かめる

業務委託で開発を受けている場合、取引先のソースコードを扱う作業を外出先の端末から操作してよいかは、契約や取引先のルールによります。会話の記録がAnthropicのサーバーに保存されることも含めて、事前に取引先の担当者に確かめておきます。発注する側から見ても、外注先がどの端末で、どういう経路で作業しているかを把握しておくのは、情報管理の基本です。

Remote Controlとクラウドのセッションの使い分け

公式のドキュメントは、2つの使い分けをはっきり書いています。手元で始めた作業を別の端末から続けたいならRemote Control。手元の準備なしに作業を始めたいとき、手元に取り込んでいないリポジトリで作業したいとき、複数の作業を並行して走らせたいときは、クラウドのセッションです。

具体的な場面に落とすと、次のようになります。

朝、Macで「この機能を直して、テストが通るまで続けて」と頼んで家を出る。移動中に確認を求められたらiPhoneで答え、昼に結果を確かめる。これはRemote Controlの場面です。手元のMacにある設定や道具、まだGitHubに送っていない変更をそのまま使えるからです。

一方、外出先でふと「あのリポジトリの説明文の誤字を直しておきたい」と思いついたときは、クラウドのセッションが向いています。自宅のMacが眠っていても、Anthropicのクラウドで作業が進むからです。ただし、手元にしかないファイルや、手元で動かしているサービスには触れません。

経営の相談でよくお伝えするのは、「全部を外でやろうとしない」ことです。外では確認への応答と、小さな修正の依頼にとどめる。大きな設計の判断や、複数のファイルにまたがる変更の確認は、画面の大きいMacの前で行う。この線引きを決めておくだけで、外出先での判断ミスはかなり減ります。

外注先にClaude Codeを使ってもらうときに決めておくこと

発注する側の立場から見ると、外注先の開発者がClaude Codeを使い、さらに外出先からiPhoneで操作することもある、という前提で契約や運用を考える時代になりました。ありがちな失敗は、何も決めずに始めて、後から「そんな使い方をしているとは知らなかった」となることです。最初の打ち合わせで、次の4点を確かめておくと安心です。

1つ目は、AIの道具を使ってよい範囲です。ソースコードの全部をAIに読ませてよいのか、顧客の個人情報を含むデータは除くのか。秘密保持契約の範囲と照らし合わせて、書面で残しておきます。

2つ目は、作業する端末です。会社が貸与したパソコンだけで作業するのか、外注先の私物の端末も使ってよいのか。iPhoneからの操作を認めるなら、パスコードや画面ロックの設定を条件にします。

3つ目は、外部のサーバーに残る記録です。Remote Controlでは会話の記録がAnthropicのサーバーに保存されます。これを認めるかどうかは、扱う情報の重さで変わります。

4つ目は、取り返しのつかない操作の扱いです。本番環境への反映やデータの削除は、AIに自動で任せず、人が確認してから行うと決めておきます。外出先からの応答でこうした操作を許可しない、という取り決めも有効です。

費用の面でも、こうした取り決めは無駄になりません。事故が1回起きれば、調査と復旧に数十時間かかることもあります。最初に30分かけて決めておくほうが、結果として安くつきます。

SSHでつなぐ方法を選ぶのはどんなときか

Remote Controlで足りない場面もあります。SSHでMacのターミナルそのものにつなぐ方法が向いているのは、次のような人です。

・Claude Code以外のコマンドも外から実行したい人(サーバーの様子を見る、別のツールを動かすなど)
・Remote Controlが使えない構成(Amazon Bedrock経由など)でClaude Codeを使っている人
・会話の記録を外部のサーバーに保存したくない事情がある人

一方で、SSHはMacに外から入るための入り口を開けることになります。パスワードではなく鍵で認証する、外から直接見える状態にせず、Tailscaleのような自分の端末だけが参加できるネットワークの中に限定する、といった守りを自分で組む必要があります。設定を誤ると、Macを丸ごと他人に操作される危険があるので、ネットワークやサーバーの運用に慣れていない人には、まずRemote Controlをおすすめします。

また、SSHでつないでClaude Codeを動かしている場合、通信が切れると作業も止まりがちです。公式のドキュメントでも、SSHの接続を切ったあとも作業を続けさせたい場合は、tmuxやscreenといった、接続が切れても中の作業を動かし続ける道具の中でClaude Codeを起動するよう案内されています。

iPhoneの小さな画面で困ること

方法を選んでも、iPhoneの画面の狭さは残ります。実際に外で応答するときに困りやすいのは、次の3つです。

1つ目は、長い出力が読みにくいことです。テストの結果やエラーの記録は横に長く、iPhoneの幅では折り返されて読みにくくなります。外では「成功したか失敗したか」だけを確かめ、詳しい中身はMacに戻ってから読む、という割り切りが現実的です。

2つ目は、ファイルの中身を確かめにくいことです。Remote Controlでは、作業しているフォルダがgitで管理されていれば、変更の差分(どこがどう書き換わったか)を表示する欄があります。ただ、変更されていないファイルや、画像やPDFの中身を見たいときには、別の手段が必要になります。

3つ目は、文字の入力です。日本語で長い指示を打つのはiPhoneでも苦になりませんが、ファイルの場所やコマンドを正確に打つのは手間です。外では「続けてください」「その方針で進めてください」のような短い応答にとどめ、細かい指示は戻ってから出すほうが、打ち間違いによる事故を防げます。

MacのターミナルとファイルをiPhoneから扱うための選択肢

ターミナルの画面だけでなく、Macのフォルダやファイルの中身もiPhoneから確かめたい場合は、そのための道具を組み合わせる方法もあります。その1つがAtriensです。公式サイトによると、AtriensはフォルダとターミナルとAIとのやり取りを1つの画面で扱うMac用のファイル管理アプリで、iPhoneやiPadのアプリから自宅のMacにつなぎ、Macで動いているターミナルの画面を見て入力したり、Macで登録したフォルダを開いてテキストや画像、PDFの中身を確かめたりできます。同じWi-Fiの中では直接つながり、外出先では中継サーバーを経由しますが、通信は端末どうしで暗号化され、中継サーバーは中身を読めない作りだと説明されています。

Mac単体で使う機能(サイドバー、ターミナル、プレビュー、Gitなど)は期限なく無料で、アカウント登録も要りません。iPhoneやiPadから使う機能が有料で、月額780円、年額6,800円、買い切り14,800円(いずれも税込)から選べます。動作環境はmacOS 14以降とApple Silicon搭載のMac、iPhoneとiPadはiOS 17とiPadOS 17以降です。AIの利用料は含まず、手元のモデルか自分のAPIキーを使う形です。詳しくはAtriensの紹介ページで確かめられます。Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

Remote Controlだけで足りる人は、追加の道具を入れる必要はありません。ターミナルの画面とファイルの中身を同じアプリで行き来したい人、Claude Code以外のエージェントも外から見たい人は、無料のMac版で使い勝手を確かめてから、iPhone連携を検討する順番が無駄のない進め方です。

外注と社内開発の現場で見えること

運営者として長くフリーランスや在宅ワークの現場を見てきた限りでは、AIを使った開発が広がってから、発注する側と受ける側の両方で「作業の待ち時間」の扱い方に差が出ていると感じます。長く続く受注者ほど、AIに任せている時間を把握し、確認が必要な場面で素早く応答して、納期の見通しを発注者に正確に伝えています。外から応答できる仕組みは、単に便利というだけでなく、この「見通しを伝える力」を支える道具になっています。

発注する側にとっても、仲介の手数料がかからない直接取引なら、同じ予算でより多くの改善を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。その分、作業の進め方や情報の扱いを当事者どうしで決める必要があり、どの端末からどう作業するかを最初にすり合わせておくことが、トラブルを防ぐ近道です。

AIを使った開発の仕事に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事で、業務アプリやWebアプリの開発の仕事の種類と求められるスキルを確かめられます。相場を知りたい人は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、統計にもとづく年収や単価の目安を見られます。AIの導入そのものを企業に提案する立場に進みたい人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、業務の見直しやツール導入の支援の仕事を紹介しています。

中小企業のDX支援として経営の相談まで含めて受けたい人には、中小企業診断士の資格ガイドが参考になります。AIの道具の使い方と、経営の課題を整理する力の両方を持つ人は、まだ多くありません。まずは自分の仕事でClaude CodeとiPhoneの組み合わせを小さく試し、待ち時間がどれだけ減るかを数字で確かめるところから始めてみてください。

よくある質問

Q. iPhoneだけでClaude Codeを動かせますか?

iPhoneの中でClaude Codeそのものを動かすことはできません。iPhoneからできるのは、手元のMacで動いているClaude CodeをRemote Controlで操作するか、Anthropicのクラウドで動くClaude Codeのセッションを使うかのどちらかです。手元のファイルを使いたいならRemote Control、Macの電源を切っていても作業したいならクラウドのセッションが向いています。

Q. Remote Controlを使うにはどのプランが必要ですか?

公式のドキュメントでは、ClaudeのPro、Max、Team、Enterpriseの各プランで使えると案内されています。APIキーでのログインには対応していません。TeamとEnterpriseでは、組織の管理者が管理設定でRemote Controlを有効にする必要があります。料金は改定されることがあるので、契約前に公式の料金ページで確かめてください。

Q. 外出中にMacがスリープしたらどうなりますか?

スリープしている間は作業が止まり、iPhoneからも操作できません。Macが起きてオンラインに戻ると、Claude Codeは自動で再接続されます。外出中も作業を進めたい場合は、電源につないだMacで、スリープしない設定にしておくのが確実です。ターミナルやClaude Codeを終了するとつながらなくなる点にも注意してください。

Q. Remote Controlは安全ですか?

公式の説明では、Mac側は外向きの暗号化通信だけを使い、外から入るための入り口を開けません。ただし、つないでいる間の会話の記録はAnthropicのサーバーに保存されます。iPhoneにパスコードとFace IDを設定する、信頼できるデバイスの機能を検討する、取り返しのつかない操作はMacの前で判断する、といった使い方の工夫を併せて行うと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月11日最終更新:2026年10月4日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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