Claude Codeの使い方を、導入から開発の進め方まで順に解説


この記事のポイント
- ✓Claude Codeの使い方を
- ✓macOS・Windows・Linuxでのインストール
- ✓最初のセッションで試すこと
Claude Codeの使い方を結論から整理すると、「ClaudeのPro以上のプランに入り、ターミナルで1行のコマンドを実行してインストールし、作業したいフォルダで claude と打って話しかける」の3段階で始められます。むずかしいのはその先で、権限モードの選び方、CLAUDE.mdというファイルへの決まりの書き方、作業を「調べる、計画する、直す、確かめる」に分ける進め方を押さえるかどうかで、使い心地が大きく変わります。
この記事では、Anthropicの公式ドキュメントと料金ページ(2026年10月時点の記載)をもとに、Claude Codeの導入から日々の開発での進め方までを順に解説します。エージェントを動かすターミナルとファイルを同じ画面で扱う方法の1つとして、Mac用のファイル管理アプリAtriensにも後半で触れます。
Claude Codeとは何か
Claude Codeは、Anthropicが提供している、コードを書く作業をAIに任せるための道具です。公式ドキュメントの概要ページには、次のように書かれています。
Claude Code は agentic coding ツールで、コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合します。ターミナル、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザで利用できます。 出典: code.claude.com
agentic coding(エージェント型のコーディング)とは、人が細かく指示しなくても、AIが自分でファイルを探して読み、書き換え、テストを動かして結果を確かめるところまで進める形のことです。コードベースとは、1つのソフトを構成するファイル一式を指します。
ClaudeのWebやアプリでチャットしながらコードを書いてもらう使い方との違いは、実際のファイルに触れられるかどうかです。チャットの場合、答えとして出てきたコードを自分でコピーし、該当のファイルに貼り付け、動かして確かめる必要があります。Claude Codeは、その作業をまとめて引き受けます。人は依頼を出し、途中経過を見て、方向がずれていたら止める役に回ります。
正直なところ、「AIが勝手にファイルを書き換えるのは怖い」と感じる人は少なくありません。この不安には根拠があり、だからこそ後で説明する権限モードとGitでの履歴管理が大事になります。逆にいえば、この2つを押さえておけば、怖さの大半は取り除けます。
Claude Codeを使える場所
Claude Codeは、ターミナルだけの道具ではありません。公式ドキュメントのクイックスタートでは、ターミナル以外の使い方として、Web、デスクトップアプリ、VS CodeとJetBrainsの各IDE、Slack、GitHub ActionsやGitLabを使った自動処理が挙げられています。IDEとは、コードを書くための統合された作業用のソフトのことです。
| 使う場所 | 向いている人 |
|---|---|
| ターミナル(CLI) | 普段からターミナルで開発している人 |
| VS Code・JetBrainsの拡張 | エディタの画面の中で完結させたい人 |
| デスクトップアプリ | ターミナルに慣れていない人 |
| Web(claude.ai/code) | 手元に開発の環境を用意せずに試したい人 |
| GitHub Actions・GitLab | コードの変更のたびに自動で動かしたい人 |
Web版は、Anthropic側の環境で動くので、自分のパソコンに何もインストールしなくても使えます。一方で、手元にしかないファイルや道具を使いたい場合は、ターミナル版かIDEの拡張を選ぶことになります。
この記事では、もっとも基本になるターミナル版の使い方を中心に解説します。どこで使っても中身は同じClaude Codeなので、考え方はほかの場所にもそのまま当てはまります。
料金と、必要なプラン
Claude Codeを使うには、Claudeの有料のサブスクリプションか、開発者向けのClaude Consoleのアカウントが必要です。公式の料金ページの比較表では、無料のFreeプランは「Claude Code:いいえ」となっていて、Pro以上のプランに含まれています。
公式の料金ページ(2026年10月時点)に書かれている個人向けとチーム向けの金額は、次のとおりです。金額は公式の表記のまま米ドルで載せています。
| プラン | 料金 | Claude Code |
|---|---|---|
| Free | 0米ドル | 使えない |
| Pro | 年払いで1か月あたり17米ドル(年額200米ドル)、月払いは20米ドル | 使える |
| Max | 1か月あたり100米ドルから。Proの5倍か20倍の使用量を選ぶ | 使える |
| Team(スタンダード) | 年払いで1席あたり20米ドル、月払いは25米ドル | 使える |
| Team(プレミアム) | 年払いで1席あたり100米ドル、月払いは125米ドル | 使える |
料金ページには「表示価格には該当する税金は含まれていません」と書かれています。日本から申し込む場合は、表示の金額に税金が加わる前提で見積もってください。
もう1つの方法が、Claude Consoleのアカウントで使う形です。こちらは前払いのクレジットから、使った量に応じて差し引かれます。公式ドキュメントによると、初めてログインしたときに、費用をまとめて追える「Claude Code」というワークスペースがConsoleの中に自動で作られます。
どちらを選ぶかの目安は、使う頻度です。毎日の開発で使うなら、上限の中で定額で使えるProかMaxが分かりやすく、たまにしか使わない、あるいは自動処理の中で動かすなら、使った分だけ払うConsoleが合います。まずProで1か月使い、上限に当たる頻度を見てからMaxを考える、という順番が無駄の少ない選び方です。
インストールの手順
ここからは、公式のクイックスタートに沿って、インストールから最初のセッションまでを3つのステップで説明します。
ステップ1 Claude Codeをインストールする
公式ドキュメントが推奨しているのは、ネイティブインストールと呼ばれる方法です。macOS、Linux、WSL(Windowsの中でLinuxを動かす仕組み)では、ターミナルで次のコマンドを実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
WindowsのPowerShellでは、次のコマンドです。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Windowsで、文字の入力欄の左に PS C:\ と出ていればPowerShell、PS が付かずに C:\ だけならコマンドプロンプト(CMD)です。CMDの場合は、公式ドキュメントに別のコマンドが載っています。公式によると、Windowsでは「Git for Windows」を入れておくことが推奨されています。
ネイティブインストールは、バックグラウンドで自動的に最新版へ更新されます。Macでパッケージ管理のHomebrewを使っている場合は brew install --cask claude-code、Windowsでは winget install Anthropic.ClaudeCode でも入れられますが、この2つは自動では更新されないので、定期的に更新のコマンドを実行する必要があります。
インストールが終わったら、新しいターミナルの窓を開いて次のコマンドを実行し、バージョン番号が表示されれば成功です。
claude --version
「claudeが見つからない」と表示された場合は、インストール先がまだシステムに登録されていない状態です。公式ドキュメントのトラブルシューティングに、登録の直し方が載っています。
ステップ2 最初のセッションを始めてログインする
作業したいプロジェクトのフォルダに移動して、claude と打って起動します。
cd 作業したいフォルダ
claude
初回はログインを求められます。Claudeのサブスクリプションか、Consoleのアカウントを選び、ブラウザで認証を済ませます。一度ログインすると認証情報が保存されるので、次からは聞かれません。アカウントを切り替えたいときは、起動中の画面で /login と打ちます。
ステップ3 最初の質問をする
起動すると、入力欄の上にバージョン、使っているモデル、作業中のフォルダが表示されます。最初は、読むだけの質問から始めるのがおすすめです。
「このプロジェクトは何をするものか説明して」「使われている技術を教えて」「フォルダの構成を説明して」のように、日本語で聞いても構いません。公式ドキュメントにある通り、Claude Codeは必要に応じて自分でファイルを読むので、ファイルの中身を貼り付ける必要はありません。
最初のセッションで試したいこと
読むだけの質問で全体像がつかめたら、小さな変更を頼んでみます。公式のクイックスタートでは、メインのファイルに簡単な関数を1つ追加する、という例が紹介されています。
Claude Codeは、該当するファイルを見つけて変更の内容を表示し、権限モードによっては変更の前に確認を求めます。内容を見て問題がなければ「Yes」を選んで承認します。
次に試したいのが、Gitの操作です。Gitとは、ファイルの変更の履歴を残しておく仕組みのことです。Claude Codeでは「どのファイルを変更した?」「分かりやすいメッセージでコミットして」のように、Gitの操作を会話で頼めます。コミットとは、その時点の状態を履歴として保存することです。
編集部で初めてClaude Codeを試したときは、この順番を逆にしてしまいました。いきなり大きめの修正を頼み、出てきた変更の量が多すぎて、どこが正しいのか確かめきれなかったのです。結局、変更を取り消して、読むだけの質問からやり直しました。最初の30分は「読ませる」「小さく直させる」「コミットさせる」の3つだけで十分です。
権限モードを理解する
Claude Codeを安心して使うために、いちばん大事なのが権限モードです。権限モードとは、Claude Codeが人に確認せずに実行してよい操作の範囲を決める設定のことです。公式ドキュメントでは、主に次のモードが説明されています。
| モード | 確認なしで実行されるもの | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Manual(設定値はdefault) | ほとんどの操作の前に止まって確認する | 機密の作業、慣れないコード |
| acceptEdits | 読み取り、ファイルの編集、一般的なファイル操作 | 確かめながら直していくとき |
| plan | 読み取りのみ。計画を承認するまで編集しない | 変更の前に調べたいとき |
| auto | すべて。別のモデルが裏で安全性を確かめる | 長い作業、確認の手間を減らしたいとき |
ターミナル版では、Shift+Tab を押すたびにモードが切り替わります。公式ドキュメントによると、最近の版のターミナルとVS Codeでは、autoモードが初めから選ばれる設定になっています。autoモードでは、分類器と呼ばれる別のモデルが、人の代わりに操作を点検します。
初めてのリポジトリでは、planモードで調べさせるのがおすすめです。planモードでは、人が計画を承認するまでファイルの編集が止められるので、「何をどう直すつもりか」を先に確かめられます。計画に納得してから編集を許せば、思わぬ書き換えを防げます。
なお、どのモードでも自動では承認されない操作があると公式に書かれています。また、すべての確認を飛ばす設定は、コンテナや仮想マシンのように隔離された環境で使うよう案内されています。自分の普段のパソコンで、確認を全部外して使うのは避けてください。
CLAUDE.mdで、プロジェクトの決まりを覚えさせる
Claude Codeを使い込むうえで欠かせないのが、CLAUDE.mdというファイルです。ここに書いた内容は、毎回のセッションの始めに読み込まれます。テストの実行方法、コードの書き方の約束、使ってはいけないライブラリなど、毎回説明するのが面倒な決まりを書いておく場所です。
公式ドキュメントでは、保存する場所によって効く範囲が変わると説明されています。
| ファイル | 効く範囲 | 書く内容の例 |
|---|---|---|
| ~/.claude/CLAUDE.md | 自分のすべてのプロジェクト | 個人的な好みや道具の使い方 |
| ./CLAUDE.md | そのプロジェクト(チームで共有) | 設計の方針、テストの方法、命名の決まり |
| ./CLAUDE.local.md | そのプロジェクト(自分だけ) | 自分用の試験データやURL |
作り始めは、セッションの中で /init を実行するのが早道です。Claude Codeがコードを調べ、見つけたビルドのコマンドやテストの手順、プロジェクトの約束ごとを入れたCLAUDE.mdのひな型を作ります。すでにCLAUDE.mdがある場合は、上書きせずに改善の提案を出します。
書くときの注意として、公式ドキュメントは「1ファイルあたり200行以下」を目安に挙げています。長くなるほど多くの文脈を使い、指示が守られにくくなるためです。特定のフォルダだけに関わる決まりは、そのフォルダ用のファイルに分けます。CLAUDE.local.mdは個人用なので、Gitに含めない設定(.gitignoreへの追加)にしておきます。
ほかのAIの道具で使われているAGENTS.mdというファイルがある場合、同じ場所や上の階層にCLAUDE.mdが無ければ、AGENTS.mdが代わりに読み込まれると公式に書かれています。読み込まれているファイルは、/context で確かめられます。
開発の進め方は「調べる、計画する、直す、確かめる」
公式ドキュメントの初心者向けのヒントでは、依頼を具体的にすること、複雑な作業は段階に分けること、変更の前にまず調べさせることが勧められています。これを日々の開発の流れに直すと、4つの段階になります。
調べる
最初に、関係する部分のコードを読ませます。「ログインの処理がどのファイルにあるか調べて、流れを説明して」のように、範囲を示して頼みます。ここではまだ何も変えさせません。
計画する
次に、planモードに切り替えて、どう直すかの計画を出させます。計画を読み、方向がずれていればこの段階で直します。コードを書いた後に方向を変えるより、計画の段階で直すほうがずっと手間がかかりません。
直す
計画に納得したら、実装を任せます。公式のヒントにある通り、「バグを直して」ではなく「間違ったパスワードを入れた後に白い画面が出るログインのバグを直して」のように、症状と場所を具体的に書くと、狙いどおりの修正になりやすくなります。大きな作業は「テーブルを作る」「APIを作る」「画面を作る」のように番号を付けて段階に分けます。
確かめる
最後に、テストを走らせ、変更点を自分の目で読みます。「変更をレビューして改善点を挙げて」と頼むこともできます。問題がなければコミットし、次の作業に進みます。
途中で方向がずれたと感じたら、Esc で作業を止めて指示を出し直せます。入力欄が空の状態で Esc を2回押すと、巻き戻しのメニューが開き、前の時点のコードと会話に戻せます。
覚えておきたいコマンドと操作
公式ドキュメントで「必須」とされているコマンドを中心に、日常的によく使うものを整理しました。
| コマンド・操作 | できること |
|---|---|
| claude | 対話の画面で起動する |
| claude "依頼" | 最初の依頼を付けて起動する |
| claude -p "依頼" | 1回だけ答えを出して終わる |
| claude -c | このフォルダの直前の会話を続ける |
| claude -r | 以前の会話を選んで再開する |
| /help | 使えるコマンドを表示する |
| /clear | 会話の履歴を消して新しく始める |
| /init | CLAUDE.mdのひな型を作る |
| /usage | 使用量を表示する |
| Shift+Tab | 権限モードを切り替える |
| Esc | 作業を途中で止める |
claude -p は、スクリプトの中から呼び出すときに便利です。1回の依頼に答えて終了するので、ほかのコマンドと組み合わせて使えます。/ を入力すると、使えるコマンドとスキルの一覧が表示されます。
慣れてきたら使いたい拡張の仕組み
基本の使い方に慣れたら、Claude Codeを自分の仕事に合わせて育てていく段階に入ります。公式ドキュメントの「Claude Code を拡張する」のページでは、CLAUDE.mdのほかに、スキル、サブエージェント、フック、MCP、プラグインといった仕組みが紹介されています。
スキルは、繰り返し使う手順や知識をまとめたファイルです。/deploy のようなコマンドで呼び出せるほか、関係する場面ではClaude Codeが自分で読み込みます。サブエージェントは、本来の会話とは別の場所で調べものなどを進め、要点だけを返してくる仕組みです。フックは、ファイルを編集した後などの決まった場面で、自動で処理を走らせる仕組みです。MCPは、データベースやSlack、ブラウザのような外部の道具につなぐための共通の取り決めです。
むずかしいのは、どれをいつ使うかです。公式ドキュメントは、すべてを最初から設定する必要はないとしたうえで、次のような「きっかけ」で1つずつ追加する順番を示しています。
| こんなことが起きたら | 追加するもの |
|---|---|
| 同じ決まりやコマンドを2回間違えられた | CLAUDE.mdに書く |
| 同じ依頼文を何度も入力している | スキルとして保存する |
| 見えないブラウザの画面からデータを写し続けている | そのシステムをMCPでつなぐ |
| 脇の作業の出力で会話が埋まっている | サブエージェントに任せる |
| 毎回、聞かずに必ず実行してほしいことがある | フックを作る |
| 別のリポジトリでも同じ設定が要る | プラグインとしてまとめる |
この順番で育てていくと、設定が増えすぎて何が効いているのか分からなくなる、という失敗を避けられます。何度も同じことを注意しているなら、それはチャットで直すのではなくCLAUDE.mdやスキルを直す合図だ、というのが公式の考え方です。
料金や使える機能は改定されることがあります。申し込む前と、新しい機能を試す前には、公式の料金ページとクイックスタートで最新の記載を確かめてください。
使用量と費用の見方
使っている量は /usage で確かめられます。公式ドキュメントによると、ProやMaxのプランでは、プランの上限に対してどれだけ使ったかを示すバーと、使用量の内訳が表示されます。Consoleのアカウントで使っている場合は、トークン数をもとにした費用の目安が表示されます。トークンとは、AIが文章を処理するときの単位のことです。
費用の目安として、公式の費用のページには、企業での導入全体の平均が「開発者1人あたり1稼働日に約13ドル、1か月あたり150〜250ドル」と書かれています。これは使った量に応じて払う形での数字で、定額のサブスクリプションの金額とは別物です。自動処理などでConsoleを使う場合の見積もりの参考になります。
使用量を抑えるには、会話が長くなりすぎる前に /clear で区切ること、CLAUDE.mdを短く保つこと、読ませるファイルを絞ることが効きます。1つのセッションで複数の無関係な作業を続けると、前の作業の文脈まで抱えたまま進むので、作業が変わったら新しい会話にするのが基本です。
使いはじめにつまずきやすい5つの点
編集部で試したときの経験と、公式ドキュメントの記載を照らして、つまずきやすい点を5つに整理しました。
1つ目は、無料のプランで使おうとすることです。前の料金の節で書いたとおり、Claude CodeはFreeプランには含まれていません。
2つ目は、インストールした窓のまま使おうとすることです。インストールの後は新しいターミナルの窓を開かないと、claude のコマンドが見つからないことがあります。
3つ目は、依頼が大きすぎることです。「アプリ全体を良くして」のような依頼は、変更が膨らみ、確かめる人の負担が増えます。1回の依頼は、自分が差分を読み切れる量に区切ります。
4つ目は、履歴を残さずに任せることです。作業の前に一度コミットしておけば、思った方向と違ったときにいつでも戻れます。巻き戻しのメニューもありますが、Gitの履歴があればさらに安心です。
5つ目は、CLAUDE.mdを書きすぎることです。決まりを全部書き込みたくなりますが、長いファイルは守られにくくなります。本当に毎回必要なことだけを短く書くほうが、結果は安定します。
ほかのAIコーディング道具と比べるときの観点
Claude Codeを調べている人の多くは、OpenAIのCodexや、AIを組み込んだエディタのCursorとも比べています。どれが合うかは作業の仕方で変わるので、比べるときの観点を挙げておきます。
まず、普段どこで作業しているかです。エディタの画面の中で完結させたいならエディタ型、ターミナルで作業することが多いならCLI型がなじみます。Claude Codeは両方の入り口を持っているので、エディタの拡張から入ってターミナルに移ることもできます。
次に、すでに払っている契約です。ClaudeのProやMaxを使っているなら、Claude Codeは追加の契約なしで試せます。複数の道具に二重に払っていないかは、一度整理しておく価値があります。
3つ目は、プロジェクトの決まりをどう渡すかです。Claude CodeならCLAUDE.md、CodexならAGENTS.mdというように、道具ごとに読み込むファイルが違います。チームで複数の道具を使う場合は、決まりをどこに書くかを揃えておくと混乱しません。
4つ目は、データの扱いです。仕事のコードを渡す以上、学習への利用や保存の扱いがどうなっているかは、各社の公式の説明で確かめる必要があります。
迷ったときは、同じ小さな作業を2つの道具で試し、結果と使い心地を比べるのが確実です。
エージェントを動かす作業場所を整える
Claude Codeを毎日使うようになると、作業の場所が散らかりがちになります。ターミナルではClaude Codeが動き、Finderでは生成されたファイルを探し、エディタでは中身を確かめる。複数のプロジェクトで同時にエージェントを動かすと、どの窓で何が動いているのかを見失いやすくなります。
ファイルを並べる場所とターミナルを同じ画面にまとめておくと、この行き来が減ります。その候補の1つが、Mac用のファイル管理アプリのAtriensです。公式サイトによると、フォルダの一覧とターミナルが同じ画面にあり、フォルダごとにターミナルが1つ結びついていて、フォルダを切り替えるとターミナルも一緒に切り替わります。ターミナルのタブは、動いている、応答を待っている、終わった、の状態を色と印で見分けられ、作業が終わったときや確認を求められたときはmacOSの通知で知らせます。終了したときに動いていた作業を覚えていて、次に開いたときに同じ場所から再開できる機能もあります。
Mac単体で使う機能は期限なく無料で、アカウント登録も要りません。外出先のiPhoneやiPadから自宅のMacのターミナルを見て打てる機能を使う場合だけ、月額780円、年額6,800円、または買い切り14,800円(いずれも税込)の有料プランになります。Atriensの側ではAIの利用料を取らず、Claude Codeの契約はそのまま使う形です。動作環境はmacOS 14以降、Apple Silicon搭載のMacです。
コードを書く道具ではないので、エディタはこれまでどおり使い、ファイルとターミナルの整理をAtriensに任せる、という役割分担になります。Claude Codeが確認を求めて止まったときに、席を外していても出先から答えられる点は、長い作業を任せる人には便利です。
Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
AIの道具を使いこなす人に、仕事はどう広がるか
最後に、Claude Codeのような道具を使えることが、副業やフリーランスの仕事にどうつながるかを、在宅ワークの市場の動きから考えます。
結論から言うと、「コードを速く書ける」ことより、「何を作るべきかを決め、AIの出した結果に責任を持てる」ことの価値が上がっています。依頼する側から見れば、AIを使ったかどうかは問題ではなく、納品されたものが正しく動き、後から直しやすいかどうかが大事です。調べる、計画する、直す、確かめる、の4段階を自分の手順として持っている人は、その点で信頼されやすくなります。
在宅ワークの求人でも、アプリの開発そのものに加えて、AIの道具を社内に導入する手伝いや、業務の自動化の相談に乗る仕事が目立つようになりました。開発の仕事の内容や求められる経験は、アプリケーション開発のお仕事で詳しく紹介しています。企業にAIの使い方を教えたり、業務への組み込みを手伝ったりする仕事については、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で仕事の種類と始め方を整理しています。AIとマーケティングやセキュリティが重なる分野は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事が参考になります。
20年にわたって在宅ワークの市場を見てきた運営者の立場から言えば、新しい道具が広まる時期に仕事を伸ばす人は、道具の機能を語る人ではなく、「この道具で相手の手間がどれだけ減るか」を説明できる人です。Claude Codeで浮いた時間を、テストや確認の丁寧さに回せる人は、「この人に任せると楽」と思われ、継続の依頼につながりやすくなります。
もう1つ、運営者として見てきた実感があります。仲介の手数料が乗らない直接の取引では、同じ予算で依頼する側はより多くの作業を頼め、受ける側は手取りが厚くなります。AIの道具で作業の時間が縮んだときほど、この差は効いてきます。手数料0%で直接やり取りできる場なら、浮いた分を相手との関係づくりに回しやすくなります。
まずは手元の小さなプロジェクトにClaude Codeを入れ、読ませる、小さく直させる、コミットさせる、の3つから始めてください。その流れが手になじんだら、仕事の中に少しずつ取り入れていけば十分です。開発の仕事でどんな経験が求められているかは、アプリケーション開発のお仕事で確かめられます。
よくある質問
Q. Claude Codeは無料で使えますか?
公式の料金ページでは、無料のFreeプランにClaude Codeは含まれていません。使うには、Pro(年払いで1か月あたり17米ドル、月払いは20米ドル)以上のサブスクリプションか、前払いのクレジットで使った分だけ払うClaude Consoleのアカウントが必要です。表示の金額には税金が含まれていないので、申し込む前に公式の料金ページで最新の記載を確かめてください。
Q. Claude CodeはWindowsでも使えますか?
使えます。公式ドキュメントには、PowerShell用とコマンドプロンプト用のインストールのコマンドが載っていて、WinGetで入れる方法もあります。WSLの上で動かすこともできます。ネイティブのWindowsで使う場合は、Git for Windowsを入れておくことが推奨されています。入っていない場合は、PowerShellがシェルとして使われます。
Q. Claude Codeにファイルを勝手に書き換えられないようにできますか?
権限モードで調整できます。planモードにすると、計画を承認するまでファイルの編集は止められ、Manualモードではほとんどの操作の前に確認を求めます。ターミナルではShift+Tabで切り替えられます。あわせて、作業の前にGitでコミットしておけば、意図しない変更があってもすぐに元へ戻せます。
Q. CLAUDE.mdには何を書けばよいですか?
テストやビルドの実行方法、コードの書き方の約束、使ってはいけないライブラリなど、毎回説明するのが面倒なプロジェクトの決まりを書きます。最初は /init で自動生成されたひな型を直すのが早道です。公式ドキュメントは1ファイルあたり200行以下を目安に挙げていて、長すぎると指示が守られにくくなるので、本当に必要なことだけを短く書くのがコツです。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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