ボンフォームの情報漏えい|オンラインストアのカード情報 3,268名が漏洩した可能性 対象期間と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓ボンフォームの情報漏洩について
- ✓2026年4月27日の調査完了の発表をもとに整理
- ✓2021年3月25日から2024年11月8日にカード決済した3,268名のカード情報と
ボンフォームの情報漏洩について、カーマットやシートカバーを販売する株式会社ボンフォームは2026年4月27日、同社の「ボンフォームオンラインストア」が第三者の不正アクセスを受け、クレジットカード情報(対象者数3,268名、対象件数3,463件)と、会員の認証情報など735名の個人情報が漏洩した可能性があると発表しました。対象は、2021年3月25日から2024年11月8日までの間に、このオンラインストアでクレジットカード決済をした人です。カード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコードが含まれます。 まずすることは、カードの利用明細に身に覚えのない請求がないかを見ること、不安があればカード会社にカードの差し替えを相談すること、会員登録をしていた人はログインパスワードを変えることの3つです。
この件の最初の発表は2026年1月16日で、4月27日の発表はその続報にあたります。2026年11月1日時点で、ボンフォームのオンラインストアのお知らせの一覧に、4月27日より後の漏洩に関する続報は出ていません。4月27日の発表では、対象者に4月27日から書状で個別に連絡していること、カードを差し替える場合の再発行の手数料を客の負担にしないようカード会社と調整していることが示されています。お詫びの品やポイントについての記載はありません。
この記事は、2026年11月1日時点でボンフォームの公式の発表を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
ボンフォームオンラインストアで何が起きたのか
ボンフォームは岐阜県に本社がある会社で、車のフロアマット、シートカバー、ハンドルカバー、クッションなどのカー用品を扱っています。製品の販売に加えて、自社で「ボンフォームオンラインストア」という通販サイトを運営しています。今回の件は、この通販サイトの決済の画面に関わるものです。
4月27日の発表の骨子は次のとおりです。
- 2026年1月14日、一部のクレジットカード会社から、ボンフォームのサイトを使った客のカード情報が漏洩しているおそれがあると連絡を受けた
- 1月16日にオンラインストアの稼働を止め、第三者の調査機関による調査を始めた
- 2月19日に調査が完了し、2021年3月25日から2024年11月8日の期間にオンラインストアで買い物をした客のカード情報が漏洩し、一部のカード情報が不正に利用された可能性があることを確認した
- 原因は、システムの一部の脆弱性を突いた不正アクセスで、決済ページ用のJavaScriptが改ざんされたこと
- 漏洩の原因になったシステムの利用はすでに終えている
発表の冒頭の文は、次のとおりです。
このたび、弊社が運営する「ボンフォームオンラインストア」におきまして、第三者による不正アクセスを受け、お客様の個人情報(735件)および、クレジットカード情報(対象件数3,463件、対象者数3,268件)が漏洩した可能性があることが判明いたしました。 出典: 株式会社ボンフォーム「第三者不正アクセスに関するフォレンジック調査完了および判明事項についてのお知らせ」
会社の言い方は「漏洩した可能性」です。この記事でも、その表現のまま扱います。ただし、調査の結果として、一部のカード情報が不正に利用された可能性があることまで確認されている点は、他の「可能性」の段階の事案より一歩進んだ内容です。カード決済をしたことがある人は、自分が対象かどうかを早めに確かめておく必要があります。
同じ日に、ボンフォームのコーポレートサイトにも公式オンラインショップ不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせが出ています。こちらは、通販サイトに出た詳しい発表へ案内するための短いお知らせです。
公表の経緯と、それぞれの発表で分かったこと
2026年11月1日時点で、ボンフォームのオンラインストアのお知らせから確かめられる流れは次のとおりです。
| 日付 | 発表・出来事 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 2026年1月14日 | カード会社から連絡 | 一部のカード会社から、カード情報の漏洩のおそれについて連絡を受けた |
| 2026年1月16日 | 不正アクセスによるシステム侵害発生のお詫びとお知らせ(第一報) | オンラインストアの稼働を一時見合わせ。外部の専門機関に調査を依頼。詳細は判明していない段階。所轄の警察署に被害を申告 |
| 2026年1月19日 | 個人情報保護委員会へ報告 | 4月27日の発表で、この日に報告済みと説明 |
| 2026年1月23日 | オンラインストア一部運用再開について | 注文をメールかお問い合わせフォームで受け、支払いを銀行振込か代金引換に限って受注を再開 |
| 2026年2月19日 | 第三者の調査機関の調査が完了 | 対象期間、原因、漏洩した可能性のある情報が判明 |
| 2026年4月27日 | フォレンジック調査完了および判明事項についてのお知らせ(続報) | 人数と件数、項目、原因、再発行の手数料の扱い、窓口。対象者へ書状での連絡を開始 |
| 2026年8月6日 | オンラインストアショッピング機能再開について | ショッピングカートの利用を再開。支払いは引き続き銀行振込と代金引換に限定 |
1月16日の第一報の時点では、流出の詳細は分かっていないとされ、カード決済をした客に利用履歴の確認を呼びかける内容でした。問い合わせはメールの専用窓口に限っていました。
4月27日の続報で、対象期間、人数、項目、原因が示されました。第一報から続報まで3か月ほどかかった理由について、会社は、不確定な情報を出すと混乱を招くと考え、調査会社の結果とカード会社との連携を待ってから発表することにしたと説明しています。
その後のお知らせは、ショッピング機能の再開や新商品の案内です。8月6日の再開のお知らせでは、決済方法は銀行振込と代金引換に限るとし、その他の決済は順次再開するとしています。2026年11月1日時点のオンラインストアの支払い方法の案内にも、代金引換と銀行振込が示されており、クレジットカード決済は案内に出ていません。
漏洩した可能性がある情報と人数
4月27日の発表に書かれている情報を、会社の表現どおりに分けると次のようになります。
| 区分 | 対象 | 項目 |
|---|---|---|
| クレジットカード情報 | 2021年3月25日から2024年11月8日にクレジットカード決済をした客 3,268名(3,463件) | カード名義人名、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード |
| その他の個人情報(ECサイトの認証情報) | 同じ期間に会員情報でログインし、クレジットカード決済をした客 735名 | メールアドレス、パスワード、電話番号 |
| 購入に至らなかった客のカード情報 | 同じ期間にカード情報を入力したが、購入に至らなかった客 | 流出した可能性がある。対象のカード番号は特定できていない |
会社は、カード情報について人数(3,268名)と件数(3,463件)を分けて書いています。書状が届いた人で、対象期間に複数のカードを使っていた人は、どのカードが対象なのかを書状で確かめてください。
カード情報の項目に有効期限とセキュリティコードまで含まれている点が重要です。セキュリティコードとは、カードの裏面などに印字された3桁か4桁の番号のことで、ネットの買い物で本人のカードであることを確かめるために使われます。番号、名義、有効期限、セキュリティコードがそろうと、ネットの買い物でカードを使われるおそれが高くなります。
735名の側は、オンラインストアに会員登録をして、ログインした状態でカード決済をした人です。メールアドレスとパスワードの組み合わせ、電話番号が含まれます。会員登録をせずに買い物をした人は、この735名には入りません。
表の3行目の、購入に至らなかった客のカード情報にも気をつけてください。カード番号を入力したものの、途中でやめた人や、エラーで買い物を終えられなかった人のカード情報も、流出した可能性があると書かれています。会社は、このカード情報について、対象のカード番号は特定できていないとしています。つまり、書状が届かない人の中にも、該当する人がいるかもしれません。
一方で、会社はよくある質問のページで、ボンフォームはカード情報を持たない仕組み(非保持化)をとっており、同社のデータベースにはカード情報を保存していないこと、調査でもデータベースからの漏洩はなかったことを説明しています。非保持化とは、通販の会社が自社のサーバにカード番号を保存しない仕組みのことです。それでも漏洩の可能性が出たのは、次の節で扱うとおり、入力の画面そのものが改ざんされたためです。
原因は決済ページのJavaScriptの改ざん
4月27日の発表では、原因を次のように書いています。
- オンラインストアのシステムの一部の脆弱性を突いた、第三者の不正アクセス
- その不正アクセスにより、決済ページ用のJavaScriptが改ざんされた
JavaScriptとは、ウェブページの中で動く小さなプログラムのことです。入力欄の確認やボタンの動きなど、多くの通販サイトの画面で使われています。決済ページのJavaScriptが書き換えられると、客が入力したカード番号などが、本来の決済の処理とは別に、第三者のもとへ送られてしまうことがあります。客の側からは、いつもどおりの画面で買い物が終わったように見えるため、気づくのは難しい手口です。
脆弱性とは、システムの設計や設定の弱いところで、外から不正に入り込む足がかりになるもののことです。どの部分のどのような脆弱性が使われたのかは、発表に書かれていません。
対象期間の終わりが2024年11月8日になっている理由は、よくある質問のページで説明されています。2024年11月9日に決済システムのリニューアルを行ったため、それより後に利用した人は漏洩の心配はないとされています。発表でも、漏洩の原因になったシステムの利用は終えており、現行のシステムでは漏洩がないことを確認していると書かれています。
対象期間が終わってから、カード会社の連絡で発覚するまでに1年あまりあいていることになります。今回の件は、通販の会社が自分で気づいたのではなく、カード会社からの連絡をきっかけに調査が始まり、判明しています。2021年から2024年の間に一度でもカードで買い物をしたことがある人は、昔の話だと思わずに、明細を見直しておくと安心です。
2026年11月1日時点の発表で、書かれていないことも整理しておきます。
- 使われた脆弱性の具体的な中身
- 一部のカード情報が不正に利用された可能性について、その件数や金額
- 購入に至らなかった客のカード情報の件数
書かれていないことを、ここで推し量ることはしません。分かっているのは、対象期間にカードで決済した人と、カード番号を入力した人のカード情報が、改ざんされた画面を通った可能性があるという点です。
ボンフォームの対応
4月27日の発表とよくある質問のページから、会社の対応を整理すると次のようになります。
| 対応 | 内容 |
|---|---|
| オンラインストア | 2026年1月16日に稼働を停止。1月23日から注文方法を限って受注を再開。8月6日にショッピングカートを再開(支払いは銀行振込と代金引換) |
| 調査 | 第三者の調査機関によるフォレンジック調査を実施し、2月19日に完了 |
| 届け出 | 所轄の警察署に2026年1月16日に被害を申告。個人情報保護委員会に1月19日に報告 |
| 対象者への連絡 | 2026年4月27日から書状で個別に連絡 |
| カードの監視 | カード会社と連携し、漏洩した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを続けている |
| カードの再発行の手数料 | 客がカードの差し替えを望む場合、再発行の手数料を客の負担にしないようカード会社と調整している |
| 再発防止 | 調査結果をふまえてシステムのセキュリティ対策と監視体制を強化する |
フォレンジック調査とは、不正アクセスの痕跡を、記録やデータをもとに専門の会社が調べることです。いつ、どこから、何が持ち出された可能性があるのかを確かめるために行われます。
カードの再発行の手数料については、発表に次の点が書かれています。特定できているカード情報について差し替えを望む場合は、手数料を客の負担にしないようカード会社と調整していること。特定できているカード情報以外のカードを再発行したい場合の手数料は、カード会社によって対応が違うこと。客の負担での差し替えを案内された場合は、ボンフォームの相談窓口に連絡してほしいこと。つまり、カード会社で「手数料がかかります」と言われたら、そこで決めてしまわずに、ボンフォームの窓口に一度相談するのが発表の示す手順です。
お詫びの金額やポイントの記載は、2026年11月1日時点の発表にはありません。カードの不正利用そのものの補償については、よくある質問のページで、カード会社の規定によって補償が適用されるのが一般的だとし、カード会社に相談するよう案内しています。漏洩の補償がどのように決まるかを一般的に知りたい場合は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。
自分が対象かを確かめる方法
対象かどうかの手がかりは、次の3つです。
- 2021年3月25日から2024年11月8日の間に、ボンフォームオンラインストアでクレジットカード決済をしたことがあるか
- ボンフォームから、2026年4月27日以降に書状(郵便)が届いているか
- その期間に、会員登録をしてログインした状態でカード決済をしたか
発表によると、カード情報の漏洩の可能性がある3,268名には、書状で個別に連絡するとされています。書状が届いた人は、対象と判断された人です。
よくある質問のページでは、対象ではなかった人への個別の連絡は予定していないと書かれています。混乱を招くおそれがあるためです。書状が届かないことを、対象外である確認の印と受け取るのではなく、上の1の期間にカードで買い物をしたかどうかで考えてください。
とくに気をつけたいのは、次のような人です。
- 対象期間のあとに引っ越しをして、登録の住所が古いままになっている人
- 家族のカードを借りて買い物をした人、または家族が自分のカードで買い物をした人
- カード番号を入力したものの、購入まで進まなかった人
- 会員登録をせずに、カードで買い物をした人
最初の2つは、書状が本人の手元に届いていない可能性があります。3つ目は、発表のとおり、対象のカード番号が特定されていない人です。4つ目は、735名の認証情報の対象には入りませんが、カード情報の3,268名の対象には入りえます。
対象かどうかが分からない場合は、カードの利用明細で、対象期間にボンフォームでの請求があるかを見るのが手早い確かめ方です。それでも判断がつかなければ、後の節に載せた相談窓口に問い合わせます。
対象期間に買い物をしたかを思い出す方法
対象期間は2021年3月25日から2024年11月8日までと長く、数年前の買い物を正確に覚えている人は多くありません。書状が届いていない人や、届いたかどうか分からない人は、次の手がかりで思い出してみてください。
- メールの受信箱を「ボンフォーム」で検索し、注文の確認や発送のお知らせのメールが残っていないかを見る
- 会員登録をしていた人は、オンラインストアのマイページの注文履歴を見る
- 家計簿のアプリや、カードの明細を取り込む会計のソフトを使っている人は、その記録を店名で検索する
- カード会社の会員サイトで、過去の明細を見る(さかのぼって見られる期間はカード会社によって違う)
注文の確認のメールが見つかれば、そのときに使った支払い方法も分かります。代金引換や銀行振込で払った買い物は、カード情報の対象には入りません。カードで払っていた場合は、どのカードだったかを確かめておくと、カード会社に相談するときに話が早くなります。
家族の買い物にも目を向けてください。家族が自分のカードを使ってボンフォームで買い物をしていた場合、カードの持ち主である自分が対象になります。反対に、自分が家族のカードを借りていた場合は、そのカードの持ち主に伝える必要があります。車のマットやシートカバーは家族の車のために買うことも多い品物なので、家の中で一声かけておくと確かめ漏れが減ります。
カードの明細の見方と、再発行するかどうかの判断
会社は、カードの利用明細に身に覚えのない請求がないかを確かめ、もしあれば、カードの裏面に書かれたカード会社に問い合わせるよう求めています。明細を見るときは、次の点に注意してください。
- 少額の請求も見落とさない。不正利用は、使えるカードかを試すために少額から始まることがある
- 海外の通販サイトや、聞き慣れない名前の請求がないか
- 数か月さかのぼって見る。今回は、対象期間の終わりから発覚までに時間があいている
明細の見方と、身に覚えのない請求があったときの手順は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で詳しく扱っています。
カードを再発行するかどうかについて、よくある質問のページは、再発行すると漏洩した可能性のあるカード情報は使えなくなるため安全になる、と説明しています。不安がある場合は、カードの裏面のカード会社に連絡するよう案内しています。再発行の手続きは、ボンフォームが代わりに行うことはできず、本人がカード会社に申し込む必要があります。
再発行を決めたときは、新しいカードが届いたあとの手間も考えておきます。カード番号とセキュリティコードが変わるので、次のような支払いに登録しているカード情報を、自分で更新する必要があります。
| 登録先の例 | 更新しないと起きること |
|---|---|
| スマートフォンの料金 | 引き落としができず、支払いの案内が届く |
| 電気・ガス・水道などの公共料金 | 次の請求の支払いが止まる |
| 動画や音楽などのサブスクリプション | 契約が止まることがある |
| 通販サイトに保存したカード | 次の買い物で決済ができない |
| 仕事で使うクラウドやソフトの契約 | 更新日に支払いが止まり、仕事で使えなくなることがある |
よくある質問のページでも、公共料金などの継続の支払いの変更は、ボンフォームが代わりに手続きすることはできないとしています。新しいカードが届いたら、登録先ごとに変更の手続きをします。変える先を先に書き出しておくと、漏れが少なくなります。
会員のパスワードと電話番号について
735名の人は、オンラインストアのメールアドレス、パスワード、電話番号が漏洩した可能性があります。会社はよくある質問のページで、ログイン用のパスワードが漏洩した可能性があるとして、マイページにログインし、会員情報編集からパスワードを変えるよう求めています。
なお、2026年7月24日のお知らせでは、システム移行のため、7月27日から新規会員登録や登録内容の変更が一時できなくなると案内されていました。再開は8月上旬の予定とされています。会員情報編集の画面に進めない場合は、窓口に問い合わせてください。
ボンフォームのパスワードを変えるだけでは足りない場合があります。同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを、他の通販サイト、メール、SNSで使っていた人は、そちらも変えてください。漏洩した組み合わせは、別のサービスへのログインを試すために使われることがあります。変える順番の考え方は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で説明しています。
変える順番の目安は次のとおりです。
- メールアカウント(他のサービスのパスワードの再設定の連絡が届く場所なので、最初に守る)
- ネットバンキング、カード会社の会員サイト、決済のアプリ
- よく使う通販サイト
- SNS、その他のサービス
あわせて、多要素認証(パスワードに加えて、スマートフォンに届く番号などでもう一段確かめる仕組み)を設定できるサービスでは、設定しておくと安心です。仕組みと選び方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で紹介しています。
電話番号が含まれる点にも注意が必要です。カード会社や通販の会社を名乗るSMSや電話で、「不正利用を確認しました」「カードの再登録が必要です」と言われ、偽のページに誘導されることがあります。
ボンフォームやカード会社を名乗る連絡への注意
よくある質問のページで、会社は次のように書いています。
- ボンフォームから、電話やメールでカード番号、暗証番号、セキュリティコードを確かめることは一切ない
- ボンフォームを名乗る不審な連絡があっても、情報を教えないでほしい
- 知らない電話番号、SMS、メールアドレスからの連絡が今回の件と直接関係があるかは、会社では把握できない
- 不審なメールや電話、郵便物は、開封や返答を控えることを勧める。不安な場合はフィッシング110番などに相談してほしい
フィッシング110番とは、偽のメールやサイトでカード番号やパスワードを盗まれる被害について、警察が受け付けている相談の窓口のことです。
今回の件では、カード情報がそろって漏洩した可能性があります。そのため、偽の連絡は「カードを止める手続き」「再発行の受付」「返金の手続き」を名目にしやすくなります。次のような連絡は、相手が誰を名乗っていても疑ってください。
- 「お客様のカード情報が流出しました。再発行の手続きのため、こちらのページでカード番号を入力してください」
- 「ボンフォームからのお詫びとして返金があります。口座番号と暗証番号を教えてください」
- 「不正利用を止めるため、SMSに届いた認証コードを読み上げてください」
本物の書状は郵便で届き、会社はカード番号などを電話やメールで聞かないと明言しています。カード会社に連絡するときも、届いた連絡に書かれた番号ではなく、カードの裏面に書かれた番号を使います。身に覚えのない認証コードがSMSで届いた場合は、誰かがあなたのアカウントにログインしようとしている合図かもしれません。偽メールの見分け方の全体は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。
書状が届いてから1か月の見直しの順番
すぐすることと、しばらく続けることを分けて、時期ごとに並べます。
書状が届いた日にすること
- 書状の内容を読み、対象のカードがどれかを確かめる(複数のカードを持っている人は、対象期間にボンフォームで使ったカードを思い出す)
- カード会社の会員サイトかアプリで、そのカードの利用明細を見る
- 身に覚えのない請求があれば、カードの裏面の番号からカード会社に連絡する
- 会員登録をしていた人は、オンラインストアのパスワードを変える
1週間のうちにすること
- カードを差し替えるかどうかを決め、差し替えるならカード会社に再発行を申し込む
- 再発行の手数料を案内された場合は、ボンフォームの相談窓口に連絡する
- 同じパスワードを使っている他のサービスを書き出し、パスワードを変える
- カードを登録している継続の支払いの先を書き出しておく
1か月ほど続けること
- 新しいカードが届いたら、継続の支払いの先のカード情報を更新する
- 古いカードの明細も、請求の締め日まで見続ける
- ボンフォームやカード会社を名乗るSMS、電話、メールに気を配る
- ボンフォームのお知らせの一覧を、ときどき開いて続報がないかを見る
書状は、窓口に問い合わせるときの手がかりになるので、捨てずに保管しておきます。似た名目の郵便が届いたときに、本物と見比べることもできます。
問い合わせ窓口
今回の件の問い合わせ先は、4月27日の発表に次のとおり載っています。
| 名称 | 電話番号 | メールアドレス | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| ボンフォームオンラインストア お客様相談窓口 | 0120-195-025 | [email protected] | 9時から17時(土・日・祝日を除く) |
同社の不正アクセスによる個人情報漏えいに関するFAQのページにも同じ電話番号とメールアドレスが載っていますが、受付時間は9時30分から17時と書かれています。電話をかけるときは、平日の9時30分から17時の間にすると、どちらの記載にも合います。電話がつながりにくい場合に備えて、問い合わせの多い質問をまとめたこのページが用意されています。電話の前に一度目を通すと、知りたいことの答えが見つかることがあります。
窓口に問い合わせる前に、次の点をメモにしておくと話がまとまりやすくなります。
- 書状が届いたかどうか、届いた日
- 対象期間にボンフォームで買い物をしたおおよその時期と、使ったカード
- 会員登録をしていたかどうか、登録のメールアドレス
- カード会社から再発行の手数料を案内されたかどうか
- 身に覚えのない請求があれば、その日付と金額
窓口に問い合わせるときも、カード番号やセキュリティコード、パスワードを伝える必要はありません。
メールで問い合わせる場合は、上の発表に載っているアドレスを自分で入力して送ります。届いたメールに返信する形で問い合わせると、偽のメールだった場合に相手へ情報を渡すことになります。1月16日の第一報のときも、問い合わせはこのメールの専用窓口で受けていたので、以前に問い合わせたことがある人は、同じアドレスかどうかを見比べることもできます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
カー用品の通販は個人の買い物ですが、在宅で仕事をする人の中には、仕事の経費の支払いと個人の買い物を同じカードでまとめている人がいます。その場合、カードを差し替えると、仕事で使っているクラウドやソフトの契約、広告の支払い、ドメインやサーバの更新の支払いも、すべて登録し直すことになります。更新日に支払いが止まると、サイトが止まったり、納品に使う道具が使えなくなったりします。再発行を決めたら、仕事で使っている支払いの先から先に更新してください。
また、ウェブサイトの制作や運営を請け負っている人にとって、今回の原因は他人事ではありません。決済ページのJavaScriptの改ざんは、通販サイトの画面そのものが書き換えられる手口です。個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に報告が義務づけられる場合の例として、ECサイトからクレジットカード番号を含む個人データが漏えいした場合や、ウェブサイトが改ざんされ、利用者が入力した個人情報が第三者に送信された場合が挙げられています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。今回、ボンフォームも1月19日に個人情報保護委員会へ報告したと発表しています。
制作や保守を請け負う立場の人は、次の点を取引先と確かめておくと安心です。
- 決済の画面に、どの会社のどの仕組みを使っているか
- サイトのシステムやプラグイン(追加の機能を組み込む部品)の更新を、誰がいつ行う取り決めになっているか
- 管理画面のパスワードと多要素認証の設定を、誰が管理しているか
- 改ざんや不審な動きに気づいたとき、誰にどの順番で連絡するか
どこまでが受託した人の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。個人情報保護法について一般的な相談をしたいときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849、受付時間9時30分から17時30分、土日祝日と年末年始を除く)があります。
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた@SOHOの運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かった情報やアカウントの扱い方で信頼を得ています。急がせる連絡ほど別の手段で確かめ直す、仕事用と個人用の支払いを分ける、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼が次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。セキュリティに関わる在宅の仕事の種類と探し方は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、通販サイトなどの開発を請け負う仕事についてはアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。
ボンフォームの件は、2026年4月27日の調査完了の発表から、2026年11月1日時点で続報は出ていません。2021年3月25日から2024年11月8日にボンフォームオンラインストアでカード決済をしたことがある人は、利用明細を見ること、不安があればカード会社に差し替えを相談すること、会員登録をしていた人はパスワードを変えることの3つを先に済ませてください。続報は、ボンフォームのオンラインストアのお知らせで確かめてください。
よくある質問
Q. ボンフォームの情報漏洩で、自分が対象かはどうやって分かりますか?
2021年3月25日から2024年11月8日の間に、ボンフォームオンラインストアでクレジットカード決済をしたかどうかが目安です。カード情報の漏洩の可能性がある人には、2026年4月27日から書状で個別に連絡されています。対象外の人への連絡はありません。分からない場合は、お客様相談窓口(0120-195-025)に問い合わせてください。
Q. カードを再発行すると手数料はかかりますか?
会社は、カードの差し替えを望む場合、再発行の手数料を客の負担にしないようカード会社と調整していると発表しています。特定できているカード情報以外のカードは、カード会社によって対応が違うとされています。カード会社から自分の負担での差し替えを案内された場合は、ボンフォームの相談窓口に連絡するよう求められています。
Q. 2024年11月9日以降に買い物をした場合も対象ですか?
会社のよくある質問のページでは、2024年11月9日に決済システムのリニューアルを行ったため、それより後に利用した場合は漏洩の心配はないと説明されています。対象期間は2021年3月25日から2024年11月8日です。期間内にもカードで買い物をしていた場合は、そのカードの明細を確かめてください。
Q. ボンフォームから電話でカード番号を聞かれました。答えてよいですか?
答えないでください。会社は、電話やメールでカード番号、暗証番号、セキュリティコードを確かめることは一切ないと明言しています。不審な連絡は開封や返答を控え、カードのことはカードの裏面に書かれたカード会社の番号に、今回の件のことはお客様相談窓口に、自分からかけて確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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