Backlogに無料プランはあるのか、費用をかけずに始められる範囲

@SOHO編集部
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Backlogに無料プランはあるのか、費用をかけずに始められる範囲

この記事のポイント

  • ✓Backlogを無料で使えるフリープランの範囲を
  • ✓ユーザー数とプロジェクト数の上限
  • ✓30日間の無料トライアルとの違いまで整理しました

Backlogを無料で使えるのかどうかは、小さなチームでプロジェクト管理の道具を探している人が最初に確かめたい点です。結論から書くと、Backlogには期限なく無料で使えるフリープランがあり、2026年10月5日時点では最大10ユーザー・1プロジェクトまで使えます。

ただし、2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなり、フリープランのユーザーの上限は10名から5名に変わります。さらに、ガントチャートや課題のテンプレートなど、有料プランでしか使えない機能もあります。この記事では、Backlogの公式の料金ページとヘルプセンター、公式ブログの告知をもとに、無料で始められる範囲と、その範囲を超えたときの選択肢を順に整理します。

Backlogの無料の範囲を知りたい人が多い背景

Backlogは、株式会社ヌーラボが提供しているプロジェクト管理とタスク管理の道具です。課題(タスク)に担当者と期限を付けて進み具合を管理し、Wikiやファイルの共有でチームの情報を1か所にまとめられます。公式サイトでは、業種や業界を問わず多くの企業に使われていることが紹介されています。

無料の範囲を確かめたい人が多い理由は、Backlogの有料プランの料金の形にあります。Backlogの有料プランは、1人あたりの料金ではなく、チーム全体で月額いくらという形です。2026年10月5日時点の料金ページでは、もっとも安いスタータープランでも月払いで月額2,700円(税抜)からで、チームの人数が少ないうちは、1人あたりの負担が重く感じられます。

特に、次のような人は、まず無料で試せるかを確かめたくなります。

  1. 2人から5人ほどの小さなチームで、タスクの抜け漏れを防ぎたい人
  2. フリーランスとして、取引先とのやり取りを1か所にまとめたい人
  3. 副業で、仲間と小さなプロジェクトを進めたい人
  4. 会社で本格的に入れる前に、使い勝手を確かめたい人

在宅で働く人や副業をする人が増え、小さなチームで仕事を進める場面は確実に広がっています。教材の制作、Webサイトの制作、記事の執筆など、数人で役割を分けて進める仕事では、誰が何をいつまでにやるのかを共有する道具が欠かせません。その道具に毎月いくらかかるのかは、小さなチームほど大きな問題です。

Backlogのフリープランで使える範囲

Backlogの公式の料金ページには、「最大10ユーザー・1プロジェクトまで利用できる」フリープランがあると書かれています。期限はなく、無料のまま使い続けられます。

フリープランの範囲を、公式の情報をもとに整理すると次のようになります。

項目 フリープラン(2026年12月31日まで)
料金 無料
ユーザー数の上限 10名
プロジェクト数の上限 1つ
期限 なし

プロジェクトとは、Backlogの中で課題やWikiをまとめる単位です。1つのプロジェクトの中に、課題をいくつでも登録できます。ただし、プロジェクトは1つしか作れないので、「取引先Aの案件」と「取引先Bの案件」を別々のプロジェクトとして分けることはできません。複数の仕事を管理したい場合は、1つのプロジェクトの中で、カテゴリーやマイルストーンを使って分けることになります。

フリープランでは使えない主な機能

Backlogのヘルプセンターを見ると、次の機能は有料プランで使えると案内されています。

機能 使えるプラン
ガントチャート スタンダードプラン以上
バーンダウンチャート スタンダードプラン以上
課題のテンプレート スタンダードプラン以上
状態(課題の進み具合の段階)の追加 有料プラン
Wikiのページへのファイルの添付 有料プラン
Googleスプレッドシートからの課題の一括登録 フリープランはAPIの制限のため使えない

ガントチャートとは、課題の開始日と終了日を横向きの棒で示した図のことで、全体の予定を一目で見渡せます。バーンダウンチャートは、残っている作業の量が期限までに減っていく様子を示すグラフです。どちらも、プロジェクトの進み具合を管理する上で役立つ機能ですが、フリープランでは使えません。

一方で、課題を作って担当者と期限を決める、コメントでやり取りする、課題の状態を「未対応」「処理中」「完了」のように変えていく、といった基本の操作はフリープランでも使えます。タスクの抜け漏れを防ぐという目的であれば、フリープランの範囲でも十分に役立ちます。

なお、ヘルプセンターの各機能のページには、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から、機能を使えるプランが変わるという注記が付いています。上の表は2026年10月5日時点の記載で、新しいプランでの扱いは公式の案内で確かめる必要があります。

2027年1月1日のプラン改定でフリープランはどう変わるか

Backlogを無料で使おうとしている人が、いま必ず知っておきたいのが、2027年1月1日のプラン改定です。Backlogの公式ブログは、2026年6月17日に「【重要】2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなります」という告知を出しています。

告知によると、現在のプランの新規契約は2026年12月31日で終わり、2027年1月1日から新しいプランが始まります。新しい有料プランは、エコノミー、ビジネス、プロフェッショナルの3つで構成されます。

フリープランについては、次のように変わると案内されています。

項目 2026年12月31日まで 2027年1月1日以降
ユーザーの上限 10名 5名
Nulab Passの契約 できる できない

ヘルプセンターの説明によると、2027年1月1日に自動で新しいフリープランに切り替わり、利用者側の手続きは要りません。新しいフリープランに切り替わると、利用ユーザーに2段階認証を必須にする機能が使えるようになります。

注意したいのは、6名以上でフリープランを使っている場合です。2026年12月31日までに追加された10名までのユーザーは、新しいフリープランでも引き続き使えます。ただし、新しくユーザーを追加することはできません。さらに、2027年1月1日以降にユーザーを減らすと、5名を超える人数に戻すことはできないと案内されています。

つまり、これからBacklogのフリープランで始める場合、2027年1月1日以降に人数を増やす予定があるなら、5名を上限として考えておく必要があります。6名以上で使い続けたい場合は、有料のエコノミープランへの切り替えを検討するよう、公式ブログでも案内されています。

30日間の無料トライアルとフリープランの違い

Backlogを無料で使う方法は、フリープランのほかにもう1つあります。有料プランの30日間の無料トライアルです。公式の料金ページには、どのプランも30日間無料で試せると書かれています。

トライアルについて、料金ページのよくある質問には次のように書かれています。

無料トライアル中でもプランの全機能を利用できます。ただし、利用できる機能はトライアルしているプランに準拠します。また、アクセスログおよびセキュリティチェックシートの提供はトライアルには含まれておりません。 出典: backlog.com

フリープランとトライアルの違いを整理すると、次のとおりです。

比べる点 フリープラン 30日間の無料トライアル
期間 期限なし 30日間
使える機能 基本の機能(一部の機能は使えない) 試しているプランの機能
ユーザー数 10名まで(2027年1月1日以降は5名まで) 試しているプランの上限
プロジェクト数 1つ 試しているプランの上限
終わったあと そのまま無料で使える 有料プランを選んで正式に契約

料金ページの説明では、トライアル中のデータは正式な導入のあとも引き続き使えるとされています。一方で、トライアルの途中で組織を削除すると、すべてのデータが削除され、トライアルの期間が残っていても使えなくなると案内されています。

使い分けの目安は、目的です。小さなチームで長く無料のまま使いたいならフリープラン、会社で導入する前にガントチャートなどの機能まで確かめたいならトライアル、という選び方になります。トライアルで機能を確かめてから、フリープランで使うか有料プランで契約するかを決める、という順番で進めると、選び直しの手間が少なくなります。

有料プランに移るといくらかかるのか

フリープランの範囲を超えたときにかかる費用も、始める前に確かめておきます。2026年10月5日時点の料金ページに載っている現在のプランは次のとおりです。金額はすべて税抜です。

プラン 月払いの料金(税抜) ユーザー数 プロジェクト数 容量
スターター 月額2,700円 30 5 1GB
スタンダード 月額16,000円 無制限 100 30GB
プレミアム 月額27,000円 無制限 無制限 100GB
プラチナ 月額75,000円 無制限 無制限 300GB

年払いにすると5%安くなります。ただし、これらのプランの新規契約は2026年12月31日で終わります。

2027年1月1日から始まる新しいプランは、公式ブログの告知によると次のとおりです。

プラン 月払いの料金(税抜) ユーザー数 プロジェクト数 容量
エコノミー 月額21,000円 15 30 30GB
ビジネス 月額36,300円 無制限 無制限 100GB
プロフェッショナル 月額100,000円 無制限 無制限 300GB

新しいプランの年払いは、月払いに比べて5%安くなります。新しいプランにはスタータープランに当たるものがなく、有料プランのいちばん安いエコノミープランは月額21,000円(税抜)からです。2027年1月1日以降は、フリープランの5名を超えた時点で、この金額が選択肢になります。エコノミープランの上限の15名で使った場合、1人あたりに直すと月額1,400円(税抜)ですが、6名で使えば1人あたり月額3,500円(税抜)になります。人数が少ないチームほど、1人あたりの負担は重くなります。

なお、教育機関向けのエデュケーションプランとNPO向けのプランは、新しいプランの料金を基準に、引き続き半額で使えると案内されています。学校や非営利団体で使う場合は、これらのプランの条件も確かめておきます。

フリープランで始めるまでの流れ

フリープランは、Backlogの公式の料金ページの下のほうにある「フリープラン」の案内から申し込めます。大まかな流れは次のとおりです。

  1. 料金ページの「フリープラン」の案内を開き、登録の画面に進みます。
  2. 画面の案内に沿って、ログインに使うアカウントを作り、メールアドレスとパスワードを設定します。
  3. スペースの名前とスペースIDを決めます。スペースとは、チームで使うBacklogの場所のことで、スペースIDはログインのときにも入力する、チームごとの識別の名前です。
  4. 最初のプロジェクトを作り、プロジェクトの名前と、課題の番号の先頭に付く短い記号(プロジェクトキー)を決めます。
  5. 一緒に使うメンバーを招待します。

迷いやすいのは、スペースIDとプロジェクトキーです。スペースIDはログインのたびに入力するので、チームの全員が覚えやすい短いものにしておきます。プロジェクトキーは課題の番号の先頭に付くので、後から見ても何の仕事か分かる記号にしておくと便利です。フリープランはプロジェクトが1つなので、特定の取引先の名前ではなく、チーム全体を表す記号にしておくと、仕事が変わっても使い続けやすくなります。

登録の画面の項目や順番は変わることがあるため、実際の画面の案内に沿って進めます。クレジットカードの登録が必要かどうかも、登録の画面で確かめておくと安心です。

フリープランで始めるのに向いている人と使い方

ここまでの範囲を踏まえると、Backlogのフリープランが向いているのは、次のような人です。

少人数で1つの仕事を進めるチーム

フリープランはプロジェクトが1つなので、1つの仕事を数人で進める使い方にいちばん合います。たとえば、オンライン講座の教材を3人で作る、Webサイトのリニューアルを2人で進める、といった場面です。課題ごとに担当者と期限を決め、コメントでやり取りすれば、メールやチャットに散らばっていた連絡を1か所にまとめられます。

会社での導入前に操作を覚えたい人

取引先がBacklogを使っていて、自分も操作に慣れておきたい、という人にもフリープランは向いています。課題の作り方、コメントの付け方、状態の変え方などの基本の操作は、フリープランでも有料プランと同じように試せます。

個人のタスク管理

ユーザーを1人だけにして、自分のタスクの管理に使う人もいます。1つのプロジェクトの中で、カテゴリーを「仕事」「勉強」「家のこと」のように分けておけば、個人の予定をまとめて管理できます。

フリーランスが取引先と一緒に使う場合

フリーランスが、取引先の担当者をメンバーに招いてフリープランを使う形もあります。修正の依頼や確認のやり取りを課題ごとにまとめられるので、メールの往復が多い仕事ほど効果があります。ただし、フリープランはプロジェクトが1つなので、取引先が2社以上になると、同じプロジェクトの中に別の会社の課題が並ぶことになります。ある取引先の担当者に、別の取引先の仕事の内容が見えてしまうのは、守秘の面で問題です。取引先ごとに分けて管理したい場合は、取引先ごとに別のスペースを用意するか、取引先が使っている道具に自分が参加する形を考えます。

一方で、複数の取引先の仕事を並行して管理したい人や、予定をガントチャートで見渡したい人には、フリープランは窮屈です。その場合は、有料プランか、別の道具を検討することになります。

フリープランで困りやすい場面と注意点

フリープランで始めたあとに、つまずきやすい場面を整理しておきます。

プロジェクトを分けたくなったとき

仕事が増えてくると、取引先ごと、案件ごとにプロジェクトを分けたくなります。フリープランではプロジェクトは1つなので、分けるには有料プランへの切り替えが必要です。最初から1つのプロジェクトの中で、カテゴリーやマイルストーンを使った分け方を決めておくと、後で混乱しません。

メンバーを増やしたくなったとき

2027年1月1日以降は、フリープランのユーザーの上限が5名になります。外部の協力者を一時的に招きたいときも、上限に数えられる可能性があるので、誰をユーザーとして追加するかを慎重に決めます。いったんユーザーを減らすと、5名を超える人数に戻せない点も覚えておきます。

資料をまとめて共有したくなったとき

Wikiのページにファイルを添付する機能は有料プランだけで使えると案内されています。教材の元の資料や、取引先から受け取った資料をWikiにまとめて共有したい場合は、別の保存先を使うか、有料プランを検討します。

有料プランに移るときの金額の差

フリープランから有料プランに移ると、2027年1月1日以降は月額21,000円(税抜)のエコノミープランが最低の金額になります。小さなチームでは、この金額の差が大きく感じられます。フリープランで使い慣れたあとに、人数が増えて有料プランが必要になったとき、他の道具に移るのか、Backlogを続けるのかを、事前に考えておくと慌てずに済みます。

2027年の改定に向けて、いま決めておきたいこと

2026年10月の時点でBacklogを使い始める人や、すでにフリープランを使っている人が、2027年1月1日の改定までに考えておきたい点を整理します。

フリープランを6名以上で使う予定があるか

いまのフリープランは10名まで使えますが、2027年1月1日以降は新しくユーザーを追加できるのが5名までになります。2026年12月31日までに追加された10名までのユーザーはそのまま使えるので、6名以上で使う予定があるなら、年内にメンバーをそろえておくかどうかが判断の分かれ目になります。ただし、いったんユーザーを減らすと5名を超える人数に戻せないため、メンバーの入れ替えが多いチームでは、この方法は長く続きません。

有料プランに移る時期をいつにするか

公式ブログによると、現在のプランの新規契約は2026年12月31日で終わります。すでに有料プランを使っている場合は、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から新しいプランに切り替わります。スタンダードプランで、ユーザーが15名以下かつプロジェクトが30以下の場合はエコノミープランに自動で切り替わり、16名以上か31プロジェクト以上の場合は自動では切り替わらないので、自分でプランを選ぶ必要があると案内されています。

支払い方法を確かめておく

公式ブログでは、2027年1月1日以降、銀行振込で選べる支払いの期間が年払いだけになると案内されています。クレジットカードの支払いは、引き続き月払いと年払いを選べます。会社の経理の都合で銀行振込を使う場合は、年払いの予算を確保できるかを、早めに確かめておきます。

ほかの無料で使える道具と比べるときの見方

プロジェクト管理の道具には、Backlogのほかにも無料の範囲を用意しているものが多くあります。比べるときは、料金の数字だけでなく、次の4つの点を見ると、自分のチームに合うかが判断しやすくなります。

1つ目は、料金の数え方です。Backlogの有料プランは、チーム全体で月額いくらという形です。人数が多いほど1人あたりの負担は軽くなり、人数が少ないほど重くなります。一方、1人あたり月額いくらという形の道具は、人数に比例して費用が伸びます。3人のチームと30人のチームでは、どちらの形が安いかが逆転することがあります。

2つ目は、無料の範囲の上限の決め方です。Backlogのフリープランは、人数とプロジェクトの数に上限があります。道具によっては、人数ではなく、作れるボードの数や、保存できるファイルの容量で上限を決めているものもあります。自分のチームで最初に上限に届くのはどこかを考えると、選びやすくなります。

3つ目は、無料の範囲で使える機能です。ガントチャートを使いたいのか、課題の一覧とコメントだけで十分なのかで、選ぶ道具は変わります。

4つ目は、料金の改定の予定です。Backlogのように、公式に改定を告知している道具もあります。始める前に、公式のお知らせや料金ページで、近いうちに上限や料金が変わる予定がないかを確かめておくと、使い始めてから慌てずに済みます。

チームで使い始めるときに決めておきたい5つの決まり

プロジェクト管理の道具は、入れただけでは役に立ちません。無料で始めた道具が使われなくなる原因の多くは、道具の機能ではなく、チームの中で使い方が揃っていないことにあります。フリープランで始めるときに、最初に決めておきたい決まりを5つ挙げます。

  1. 課題の担当者は必ず1人にする。複数の人が関わる作業でも、最後まで責任を持つ人を1人決めます。担当者が空欄の課題は、誰も手を付けないまま残りがちです。
  2. 期限のない課題を作らない。期限が決まっていない作業でも、いったん仮の期限を入れておき、近づいたら見直します。
  3. やり取りは課題のコメントに書く。チャットやメールで決まったことも、最後に課題のコメントに書き残します。後から経緯を追うときに、探す場所が1つで済みます。
  4. 完了したら、何をしたかを1行書いてから状態を変える。「修正済み」だけでなく、どこをどう直したかを書いておくと、確認する人の手間が減ります。
  5. 週に1回、全員で課題の一覧を見直す。期限を過ぎた課題、担当者が動けていない課題を洗い出し、期限や担当を付け直します。

この5つは、どのプランでも、どの道具でも共通して使えます。フリープランで機能が限られている分、こうした決まりで補うと、無料の範囲でも十分に仕事が回ります。逆に、決まりがないまま有料プランに移っても、機能が増えるだけで、抜け漏れは減りません。

無料のまま長く使うための工夫

フリープランの範囲で長く使うために、始める時点で決めておくとよいことがあります。

1つ目は、プロジェクトの中の分け方です。カテゴリーを「取引先」、マイルストーンを「月」や「納品の区切り」というように、使い方を最初に決めておきます。課題の件名の先頭に、取引先の略称を付ける決まりを作るのも効果があります。

2つ目は、ユーザーの数え方です。課題を読むだけの人まで全員をユーザーに入れると、すぐに上限に届きます。実際に課題を担当する人だけをユーザーにし、それ以外の人には、決まったことをチャットやメールで共有する、という分け方も考えられます。

3つ目は、終わった課題の整理です。完了した課題を残しておくと、検索で古い課題が混ざって探しにくくなります。定期的に完了した課題を見直し、必要な情報はWikiにまとめておくと、プロジェクトが1つでも見通しが保てます。

教材づくりのチームでフリープランを使ってみて分かったこと

オンラインの家庭教師の仕事と並行して、教育系の教材の制作を数人のチームで請け負ったとき、Backlogのフリープランで進行を管理したことがあります。メンバーは、問題を作る人、解説を書く人、レイアウトを整える人の3人でした。

最初につまずいたのは、プロジェクトが1つしか作れないことでした。小学生向けと中学生向けの2つの教材を同時に進めていたので、本当はプロジェクトを分けたかったのです。結局、カテゴリーで「小学生」「中学生」を分け、件名の先頭に学年を付ける決まりにして乗り切りました。最初の1週間は課題の付け方がばらばらで、誰が何を担当しているのかが分かりにくくなり、決まりを作り直す手間がかかりました。

もう1つは、教材の進み具合を全体で見たいときに、ガントチャートが使えないことでした。納品日から逆算して、問題作り、解説、レイアウトの順に期限を並べたかったのですが、フリープランではそれができません。課題の一覧を期限の順に並べ替えて代わりにしましたが、教材の数が増えるほど、全体の流れが見えにくくなりました。

それでも、メールでやり取りしていた頃に比べると、修正の依頼がどこに書かれていたかを探す時間は大きく減りました。教材づくりは、1つの問題に対して何度も修正が入る仕事です。修正のやり取りが課題ごとにまとまっているだけで、作業の抜け漏れはほとんどなくなりました。小さなチームで1つの仕事を進めるなら、フリープランでも十分に役立つというのが実感です。

無料の範囲で人数とボードを扱いたいときの候補

Backlogのフリープランが合わなかったとき、特に「プロジェクトを複数に分けたい」「ガントチャートも無料で使いたい」という人の候補の1つが、国産のプロジェクト管理の道具のPinatecaです。

公式の料金ページによると、無料プランは5人まで・ボード10個までで、期限はなく、クレジットカードの登録も要りません。無料プランでも、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リストを含む8種類のボードと、チャット、コメント、カスタムフィールド、権限ロールまで使えると案内されています。ファイル容量は1GBで、Trelloからの取り込みにも対応しています。

人数かボードの数が無料の範囲を超えたときのスタンダードプランは、1人あたり月額500円(税抜、年払いなら1人あたり月額400円)で、人数とボードの数の上限がなくなり、ファイル容量は20GBになります。機能はフリープランと同じで、閲覧だけのゲストは人数に数えないと書かれています。料金と機能の詳細はPinatecaの料金プランと費用で確かめられます。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

小さなチームで仕事を進める人が増えている

最後に、小さなチームで仕事を進める働き方について触れておきます。プロジェクト管理の道具の無料の範囲が気になるのは、数人で仕事を受け、役割を分けて進める人が増えているからです。

20年この市場を見てきた立場から言えば、在宅の仕事は、1人で完結する作業から、数人で組んで1つの成果物を納める形へと広がってきました。Webサイトの制作では、デザイン、コーディング、文章をそれぞれ得意な人が担当します。どんな依頼があり、どう役割を分けるかは、ホームページ・ブログ制作のお仕事で紹介しています。記事の制作を数人で進める場合の仕事の内容は、SEO記事・ブログ・コピーライティングのお仕事で確認できます。

教育の分野でも、教材の制作やオンラインのレッスンをチームで請け負う形が増えています。プログラミングやWebの技術を教える仕事の内容は、プログラミング・Webレッスンのお仕事で、求められる力と仕事の進め方を整理しています。文章の仕事の年収や業務委託の単価の相場は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で、公的な統計をもとに確かめられます。

運営者として見てきた限りでは、長く続くチームほど、道具に高い費用をかける前に、進め方の決まりを先に整えています。発注する側と受ける側が直接やり取りできる仕組みでは、中間の手数料がかからない分、同じ予算で依頼できる範囲が広がり、受ける側の手取りも厚くなります。道具の費用を抑え、進め方で信頼を積み重ねることが、小さなチームが長く仕事を続ける土台になります。

よくある質問

Q. Backlogのフリープランは何人まで使えますか?

2026年12月31日までは最大10ユーザー・1プロジェクトまで使えます。2027年1月1日からはユーザーの上限が5名に変わります。それまでに追加された10名までのユーザーは引き続き使えますが、新しくユーザーを追加することはできず、いったん減らすと5名を超える人数には戻せないと案内されています。

Q. Backlogのフリープランに期限はありますか?

フリープランに期限はなく、無料のまま使い続けられます。期限があるのは有料プランの無料トライアルで、どのプランも30日間試せます。トライアルが終わったあとは有料プランを選んで正式に契約する流れになり、トライアル中のデータは引き続き使えると案内されています。

Q. Backlogのフリープランでガントチャートは使えますか?

Backlogのヘルプセンターでは、ガントチャートはスタンダードプラン以上で使えると案内されており、フリープランでは使えません。バーンダウンチャートや課題のテンプレートも同じです。2027年1月1日以降は使えるプランが変わるという注記があるため、新しいプランでの扱いは公式の案内で確認してください。

Q. 2027年1月1日以降、Backlogの有料プランはいくらからですか?

公式ブログの告知によると、新しい有料プランはエコノミー、ビジネス、プロフェッショナルの3つで、いちばん安いエコノミープランは月払いで月額21,000円(税抜)です。ユーザーは15名、プロジェクトは30までです。年払いにすると5%安くなります。現在のプランの新規契約は2026年12月31日で終わります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月10日最終更新:2026年10月6日
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