777CON-PASSの個人情報漏えい|サミーネットワークス 電話番号・生年月日 最終報と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓サミーネットワークスの情報漏洩について
- ✓777CON-PASSの最終報から整理
- ✓ユーザーID218万8657件(延べ)
株式会社サミーネットワークスは2026年10月16日、同社のサービス「777CON-PASS」への不正アクセスについて最終報を公表し、2026年9月25日と9月30日にお客様の情報が外部から不正に取得されたことを確認したと発表しました。対象はユーザーIDで218万8657件(延べ件数)で、性別、生年月日、ニックネーム、アイコン画像、行動エリア、電話番号(6639件)が含まれます。認証用顔画像、氏名、クレジットカード情報、ログイン用のメールアドレスとパスワードは漏えいしていないと確認されています。利用者がまずすることは、サミーネットワークスや777CON-PASSを名乗る電話やSMSに応じないことと、認証コードを誰にも伝えないことです。
初報は2026年10月2日17時で、同じ日の22時に続報、10月16日に最終報が出ています。初報と続報の段階では「流出の可能性」と書かれ、件数は調査中でした。最終報で調査が完了し、「漏えい」が確認された件数と項目が確定しています。2026年11月1日時点で、サミーネットワークスのニュース一覧に最終報より後の報は出ていません。情報の漏えいが確認されたお客様には、順次メールで個別に連絡するとしています。補償やお詫びの品については、発表に記載がありません。
この記事では、サミーネットワークスの公式発表だけをもとに、漏えいした情報と件数、漏えいしていない情報、利用者がすること、問い合わせ窓口を順に整理します。
サミーネットワークスが発表した内容の要点
最終報の内容を、まず表にします。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 発表した会社 | 株式会社サミーネットワークス(777CON-PASSサービス運営事務局) |
| 対象のサービス | 777CON-PASS |
| 発表日 | 初報 2026年10月2日17時、続報 同日22時、最終報 10月16日 |
| 起きたこと | ユーザーデータへの不正アクセス(2026年9月25日と9月30日) |
| 件数 | ユーザー情報 218万8657件(延べ件数。ユーザーIDの件数) |
| 漏えいした情報 | ユーザーID、性別、生年月日、ニックネーム、アイコン画像、行動エリア、電話番号 |
| 漏えいしていない情報 | 認証用顔画像、氏名、クレジットカード情報、ログイン用のメールアドレスとパスワード |
| 原因 | 一部の機能における認証・アクセス制御の不備 |
| 報告 | 個人情報保護委員会へ報告 |
| 個別の連絡 | 漏えいが確認されたお客様へ、順次メールで連絡 |
最初に押さえておきたいのは、最終報の表現が「可能性」ではなく「不正に取得されたことを確認」になっている点です。初報と続報では「流出の可能性」と書かれていましたが、アクセスの記録を調べた結果、取得されたことが確かめられています。
もう1つは、件数の数え方です。218万8657件はユーザーIDの延べ件数で、項目ごとの件数はそれぞれ違います。電話番号は6639件で、全体の件数とは大きく違います。自分がどの項目の対象かによって、することが変わります。
最終報の本文は、サミーネットワークスの公式サイトのニュース「777CON-PASSにおける不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ【最終報】」で読めます。
777CON-PASSはどんなサービスか
777CON-PASSは、サミーネットワークスが運営するサービスです。777CON-PASSの公式サイトには、「オンライン抽選」のほか、「ホール予約」「予約チケット」「連れ打ち予約」「777パスポート」などの案内が並んでいます。パチンコ・パチスロのホール(店舗)の入場の抽選や予約をスマートフォンで行うためのサービスです。
最終報には、サービスの仕組みに関わる言葉がいくつか出てきます。
- 認証用顔画像:入場時に本人確認を行うために使われる顔写真で、登録が必須のもの
- アイコン画像:認証用顔画像とは別に、アプリ内のアイコンとして任意で登録した画像
- 行動エリア:位置情報から生成された情報で、市区町村単位のもの
- 店頭予約:アプリをインストールせずに、店頭で予約する使い方
- ホールデータ:サービスで公開しているホールの情報
この区別は、自分が何の対象になっているかを考えるときに大事です。たとえば、アプリを入れずに店頭予約だけを使った人は、電話番号だけが対象で、ほかの情報は含まれていないと書かれています。反対に、アプリを使っている人は、電話番号ではなく、性別や生年月日、ニックネームなどが対象になっています。
公表の経緯(初報、続報、最終報)
最終報に載っている経緯の表を、3本の発表と合わせて整理します。
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年9月25日 | 本サービスのユーザーデータに対する不正アクセスが発生 |
| 2026年9月30日 | 不審なアクセスを検知し調査を開始 |
| 2026年9月30日 | 公開しているホールデータにも不審なアクセスの痕跡を確認 |
| 2026年9月30日 20時 | 攻撃元のIPアドレスからのアクセスを遮断 |
| 2026年9月30日 22時頃 | 不正なアクセスに対して情報を返さない仕様に変更(緊急リリース) |
| 2026年10月2日 17時 | 第一報を公表(個人情報が外部に流出した可能性) |
| 2026年10月2日 22時 | 続報を公表(流出の可能性がある項目を公表、件数は調査中) |
| 2026年10月15日 | 調査完了 |
| 2026年10月16日 | 最終報を公表(漏えいした情報と件数を確定) |
初報では、サーバーが第三者による不正アクセスを受け、個人情報が外部に流出した可能性があることと、クレジットカード情報は保持していないため流出の可能性はないことが知らされました。続報では、週次のアクセス負荷の監視で異常なアクセスの増加を確認したことがきっかけで、第三者がユーザー情報とホール情報を取得するリクエストを不正に実行していたと分かったことが書かれています。リクエストとは、アプリやサイトがサーバーに「この情報をください」と頼む通信のことです。
不正アクセスが起きたのは9月25日ですが、検知は9月30日です。最終報では、アクセスの記録の解析で、9月25日と9月30日の2日に情報が取得されたことが確かめられています。
続報と最終報では、項目の書き方が少し違います。続報では「プロフィール写真」と書かれていたものが、最終報では「アイコン画像」になっています。どちらも、認証用顔画像とは別に、アプリ内アイコンとして任意で登録した画像のことだと説明されています。また、続報では「お気に入りホール」が流出の可能性がある情報に挙がっていましたが、最終報の漏えいした情報の一覧には出てきません。最終報には、お気に入りホールが漏えいしていないとも書かれていないので、この記事では「最終報の一覧には出てこない」とだけ書いておきます。
漏えいした情報と件数
最終報に書かれた、漏えいした情報と件数は次のとおりです。
| 漏えいした情報 | 件数 |
|---|---|
| ユーザーID | 218万8657件 |
| 性別 | 179万9085件 |
| 生年月日 | 179万253件 |
| ニックネーム | 107万7686件 |
| アイコン画像 | 8万6386件 |
| 行動エリア(位置情報から生成) | 3万6534件 |
| 電話番号 | 6639件 |
それぞれの項目について、最終報は次のような説明を添えています。
- ユーザーIDは、それ単体では、外部の情報だけから直接個人を特定できるものではない
- アイコン画像は、登録必須の認証用顔画像とは別に、アプリ内アイコンとして任意で追加登録した画像。認証用顔画像は対象に含まれない
- 行動エリアは市区町村単位の情報で、自宅などの具体的な場所を特定できるものではない
- 電話番号は、アプリをインストールせず店頭予約を利用したお客様が対象で、電話番号以外の情報は含まれていない
件数は項目ごとに数えたもので、重複を含むと書かれています。1人のお客様が複数の項目に当てはまることがあるので、項目ごとの件数を合計しても、人数にはなりません。
電話番号の6639件は、店頭予約だけを使った人の件数です。アプリを使っている人の電話番号は、この件数に入っていません。アプリの利用者は「電話番号が漏れた」と心配するより、性別や生年月日、ニックネームが組み合わさっていることに気をつけるほうが、実際の備えにつながります。
複数の情報があわせて漏えいした件数
最終報は、複数の情報があわせて漏えいした件数も公表しています。
| 組み合わせ | 件数 |
|---|---|
| 性別と生年月日の両方 | 178万9998件 |
| 性別、生年月日およびアイコン画像のすべて | 8万3079件 |
| 性別、生年月日および行動エリアのすべて | 3万3247件 |
項目が1つだけ漏れた場合と、いくつかが組み合わさって漏れた場合では、悪用のされ方が変わります。性別と生年月日がそろうと、本人の年齢と性別が分かります。そこにアイコン画像が加わると、本人の写真をアイコンにしていた人なら、見た目まで分かることになります。行動エリアが加わると、どの市区町村のあたりでサービスを使っているかが分かります。
ただし、最終報は、ユーザーIDだけでは外部の情報から直接個人を特定できず、行動エリアも自宅などの具体的な場所は特定できないと説明しています。氏名は漏えいしていないので、ここに挙がった組み合わせだけで、すぐに誰のものかが分かるわけではありません。気をつけたいのは、ほかの場所で漏れた情報や、SNSで自分が公開している情報と組み合わされることです。
アイコン画像に自分の顔写真を使っていた人は、同じ写真をSNSのアイコンにも使っていないかを見直すとよいでしょう。同じ写真を手がかりに、別のサービスのアカウントと結び付けられることがあるからです。
漏えいしていない情報
最終報は、漏えいしていない情報を次のように明記しています。
認証用顔画像、氏名、クレジットカード情報、アプリにログインするためのメールアドレスおよびパスワードは、漏えいしていないことを確認しております。 出典: sammy-net.jp
表にすると、次のとおりです。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 漏えいしていないと確認 | 認証用顔画像(入場時の本人確認に使う顔写真) |
| 漏えいしていないと確認 | 氏名 |
| 漏えいしていないと確認 | クレジットカード情報 |
| 漏えいしていないと確認 | アプリにログインするためのメールアドレス |
| 漏えいしていないと確認 | アプリにログインするためのパスワード |
ログイン用のメールアドレスとパスワードが漏えいしていないので、今回の件だけを理由に、777CON-PASSのアカウントに他人がログインするおそれは高くありません。クレジットカード情報は、初報の段階から、会社が保持していないため流出の可能性はないと書かれていました。
それでも、パスワードを長く変えていない人や、同じパスワードをほかのサービスでも使っている人は、この機会に見直しておくと安心です。
原因:認証・アクセス制御の不備
最終報は、発生の原因を「一部の機能において認証・アクセス制御に不備があったため」と書いています。
認証とは、通信してきた相手が誰なのかを確かめることです。アクセス制御とは、確かめた相手に、見てよい情報だけを返すようにすることです。たとえば、自分のプロフィールを表示する機能なら、ログインしている本人の情報だけを返し、ほかの人の情報は返さないようにするのが、アクセス制御の役割です。
続報では、第三者がユーザー情報とホール情報を取得するリクエストを不正に実行していたと説明されています。この2つを合わせると、一部の機能で相手の確認や返す情報の絞り込みが十分でなく、外から送られたリクエストに対して、ほかの利用者の情報まで返してしまう状態だったと読めます。会社は、9月30日22時頃に「不正なアクセスに対して情報を返さない仕様」に変更する緊急リリースを行っています。
週次のアクセス負荷の監視で異常な増加に気づいたことが、発見のきっかけでした。9月25日の不正アクセスから、検知までに数日が空いています。会社は再発防止策として、不審なアクセスを早期に検知できるよう監視体制を強化するとしています。
サミーネットワークスの対応と再発防止策
最終報に書かれている会社の対応は、次のとおりです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 実施済み | 2026年9月30日20時の時点で攻撃元のIPアドレスを特定し、アクセスを遮断 |
| 実施済み | 不正なアクセスに対して情報を返さない仕様へ変更し、9月30日22時頃に緊急リリース |
| 実施済み | 個人情報保護委員会へ報告 |
| 今後実施 | 外部の専門機関による脆弱性診断と、全機能の認証・アクセス制御の点検 |
| 今後実施 | 不審なアクセスを早期に検知できるよう、監視体制を強化 |
| 対象者への連絡 | 漏えいが確認されたお客様へ、順次メールで個別に連絡 |
脆弱性診断とは、システムに攻撃の入り口になる弱いところがないかを、専門家が調べることです。
補償やお詫びの品、ポイントの付与については、2026年11月1日時点の発表に記載がありません。ほかの会社の事案での例や、補償の考え方は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。
自分が対象かを確かめる方法
自分が対象かを確かめる手がかりは、会社からの個別のメールです。最終報には、送信元のアドレスが次のように書かれています。
個別のご連絡は、〔[email protected]〕より送信いたします。本件を装った不審なメールにご注意ください。 出典: sammy-net.jp
このアドレスは送信専用で、返信して問い合わせても答えられないと書かれています。問い合わせは、後の節で紹介する窓口から行います。
確かめるときの手順は、次のとおりです。
- 777CON-PASSに登録しているメールアドレスの受信箱で、[email protected] からのメールを探す
- 迷惑メールのフォルダも確かめる
- 届いていたら、差出人のアドレスが最終報のものと一字一句同じかを見る
- メールの中にリンクがあっても、そこからログインやパスワードの入力をしない
- 内容に疑問があれば、アプリ内のお問い合わせフォームから問い合わせる
連絡は「順次」と書かれているので、2026年11月1日時点でまだ届いていない人もいる可能性があります。また、店頭予約だけを使った人は、アプリにメールアドレスを登録していないこともあるはずです。最終報は、その場合にどう連絡するのかを書いていません。店頭予約だけを使っていて、自分が対象か気になる人は、窓口に問い合わせて確かめます。
差出人の名前を「777CON-PASS」にした偽のメールが届くこともありえます。表示名ではなく、アドレスそのものを確かめるのが基本です。
利用者がすること(項目に合わせて)
漏えいした項目に合わせて、することを絞ります。
電話番号が対象の人(店頭予約だけを使った人)
- サミーネットワークスや777CON-PASS、ホールを名乗る電話やSMSに、その場で応じない
- 電話やSMSでパスワードや認証コードを聞かれても答えない
- お金の請求やポイントの話が出たら、いったん切って、公式の窓口に自分から問い合わせる
電話番号が漏れたときに起きうることと、迷惑電話やSMSへの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で順番に整理しています。
性別と生年月日が対象の人
- 生年月日をパスワードや暗証番号に使っている場合は、別のものに変える
- 生年月日を本人確認の質問に使っているサービスでは、ほかの確認の方法も設定しておく
- 電話で生年月日を言い当てられても、それだけで相手を信用しない
ニックネームとアイコン画像が対象の人
- 同じニックネームをSNSやほかのサービスでも使っている場合は、結び付けられる可能性を意識する
- アイコン画像に顔写真を使っていた人は、同じ写真をほかのサービスでも使っていないかを見直す
- 見知らぬ相手からSNSで、パチンコやパチスロの話題で声をかけられても、個人的な情報を伝えない
行動エリアが対象の人
- 行動エリアは市区町村単位で、自宅の場所までは分からないと発表されている
- そのうえで、SNSに自宅の近くの写真や最寄り駅を投稿していないかを見直す
- 「近くのホールの特典」をうたう連絡に、すぐに個人情報を入力しない
アカウント全体について
ログイン用のメールアドレスとパスワードは漏えいしていないと確認されていますが、同じパスワードをほかのサービスでも使っている人は、この機会に見直します。使い回しをしていると、ほかの場所で漏れたパスワードから、777CON-PASSのアカウントに入られることがあるからです。
アプリを使い続けるときに見直すこと
777CON-PASSは、ホールの入場の抽選や予約に使うサービスなので、事案の後も使い続ける人が多いはずです。使い続けるときは、次の3つを見直しておくと、これから先の備えになります。
- スマートフォンの設定で、777CON-PASSのアプリに許可している位置情報の範囲を確かめる。行動エリアは位置情報から生成されたと発表されているので、常に許可する設定になっていたら、アプリを使っているときだけ許可する設定にできないかを見る
- アイコン画像に顔写真を使っている人は、顔の写っていない画像に変えることを考える。アイコンは任意で登録する画像で、入場時の本人確認に使う認証用顔画像とは別のものだと発表されている
- ニックネームに本名の一部や生まれた年を入れている人は、それを含まない名前に変えることを考える
いずれも、今回漏えいした情報そのものを取り消すものではありません。すでに取得された情報は、変えても元には戻らないからです。それでも、これから同じような事案が起きたときに、外に出る情報を少なくすることはできます。
アプリを使うのをやめる人は、退会の前に、登録していた情報と、店頭予約などの履歴が必要かどうかを確かめておきます。退会の手続きや、退会した後の情報の扱いは、最終報に書かれていないので、気になる人は後の節で紹介する窓口に問い合わせて確かめます。
不審な電話やSMSへの備え
最終報は、お客様へのお願いとして次のように書いています。
漏えいした電話番号や生年月日等を悪用し、当社や本サービスを装った不審な電話やSMSが届くおそれがございます。お心当たりのない連絡には応じず、記載されたURLへのアクセスや個人情報の入力はお控えください。 当社から電話やSMSでパスワードや認証コードをお尋ね、金銭をご請求することは一切ございません。 出典: sammy-net.jp
ここで「認証コード」に触れているのが大事なところです。認証コードとは、ログインや登録のときにSMSなどで届く、数桁の確認用の番号のことです。誰かがあなたの電話番号を使ってほかのサービスにログインしようとすると、その認証コードがあなたのスマートフォンに届きます。そこで電話やSMSで「届いた番号を教えてください」と言われ、伝えてしまうと、相手にログインを許してしまいます。
身に覚えのない認証コードが届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026で整理しています。
届いた連絡を見分ける順番は、次のとおりです。
- パスワード、認証コード、お金の支払いを求めていないかを見る。求めていたら、会社を名乗っていても偽物と考える
- 「本日中に」「アカウントが停止されます」など、急がせる言葉がないかを見る
- SMSのリンクは押さず、内容を確かめたいときは、サミーネットワークスの公式サイトのニュースを自分で開く
- 電話は、相手が名乗った番号にかけ直すのではなく、アプリ内のお問い合わせフォームから問い合わせる
SMSの本文とURLで偽物を見分ける具体的な手順は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、よくある文面の例と一緒に紹介しています。
認証コードや情報を伝えてしまったときの手順
サミーネットワークスや777CON-PASSを名乗る電話やSMSに応じて、認証コードやパスワード、カードの情報を伝えてしまった場合は、伝えたものに合わせて早めに手を打ちます。最終報は、当社や本サービスを装った不審な電話やSMSが届くおそれがあると書いています。本物かどうかの判断は後回しにして、次の順で動きます。
- 認証コードを伝えた場合は、そのコードが何のサービスから届いたものかをSMSの本文で確かめ、そのサービスに公式のアプリやサイトからログインして、パスワードを変える
- ログインできなくなっていたら、そのサービスの公式の窓口に、乗っ取りの疑いがあると連絡する
- パスワードを伝えた場合は、そのパスワードを使っているサービスすべてで変更する。メールアドレスのアカウントを最初に変える
- クレジットカードの番号やセキュリティコードを伝えた場合は、カードの裏面に書かれたカード会社の電話番号に連絡し、利用の停止と再発行を相談する
- 伝えた日時、相手の電話番号やSMSの送信元、SMSの本文を、画面の写しで記録しておく
認証コードは、伝えてから使われるまでの時間が短いのが特徴です。伝えてしまったと気づいたら、記録をとるより先に、そのサービスのパスワードを変えることを優先します。メールアドレスのアカウントを先に守るのは、そこを取られると、ほかのサービスのパスワードを再設定するメールまで相手に届いてしまうからです。
パスワードを変えるときの順番と、使い回しの見直し方は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で詳しく整理しています。
電話で話しただけで、番号やコードを何も伝えていない場合は、その番号からの着信を拒否する設定をしておけば足りることが多いです。相手に生年月日や性別を言い当てられても、それは今回漏えいした情報を使っている可能性があるので、本物の証拠にはなりません。
SNSで公開している情報との組み合わせに備える
最終報は、ユーザーIDだけでは外部の情報から直接個人を特定できず、行動エリアも市区町村単位で、自宅などの具体的な場所は特定できないと説明しています。氏名も漏えいしていません。それでも気をつけたいのは、自分がSNSなどで公開している情報と組み合わされることです。
たとえば、次のような情報が重なると、別々の場所にある情報が同じ人のものだと結び付けられやすくなります。
- 777CON-PASSのニックネームと、SNSのアカウント名が同じ
- 777CON-PASSのアイコン画像と、SNSのアイコンが同じ写真
- SNSのプロフィールに、生まれた年や誕生日を書いている
- SNSに、よく行くホールや最寄り駅が分かる投稿をしている
1つひとつは小さな情報でも、重なると本人にたどり着く手がかりになります。すべてを消す必要はありませんが、ニックネームとアイコンの使い回しを見直すだけでも、結び付けられにくくなります。SNSのプロフィールの誕生日は、公開の範囲を友人だけに絞れるサービスが多いので、設定を確かめておくとよいでしょう。
パチンコやパチスロの話題で、SNSで見知らぬ相手から「同じホールに通っている」「同じ地域に住んでいる」と声をかけられることもありえます。行動エリアが漏えいした人は、こうした声かけに、すぐに個人的な情報を返さないようにします。
サミーネットワークスの問い合わせ窓口
最終報に載っている窓口は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口名 | 株式会社サミーネットワークス 777CON-PASS お問い合わせ窓口 |
| 問い合わせの方法 | アプリ内メニューの「ヘルプ&サポート」ページ内最下部にある「お問い合わせフォームへ」から |
| 受付時間 | 平日 10:00から18:00 |
最終報には問い合わせフォームのアドレスも載っています。窓口は電話ではなく、フォームでの受付です。電話で「777CON-PASSの窓口です」と名乗る連絡があっても、最終報に電話の窓口は書かれていないので、気をつけてください。
問い合わせのときは、登録しているニックネームや、店頭予約を使ったホールの名前、届いたメールの日時などを書いておくと、話が早く進みます。パスワードや認証コードを書く必要はありません。
会社の対応に納得がいかないときや、どこに相談すればよいか分からないときは、個人情報保護委員会の「個人情報保護法相談ダイヤル」があります。電話番号は03-6457-9849、受付時間は9時30分から17時30分(土日祝日と年末年始を除く)で、相談は電話だけで受け付けていると案内されています。法律に違反するかどうかの判断を求める相談には応じていないとも書かれています。
在宅で仕事をする人が気をつけること
777CON-PASSは趣味のサービスですが、そこに登録した電話番号を仕事の連絡にも使っている人はいるはずです。在宅で仕事を請け負う人は、1台のスマートフォンで仕事と暮らしの連絡を受けていることが多く、偽の電話やSMSが仕事の連絡と同じ画面に並びます。取引先からの急ぎの連絡だと思い込み、リンクを押してしまうことのないよう気をつけます。
今回の事案の原因は、アプリの一部の機能で、認証・アクセス制御が十分でなかったことでした。在宅でアプリやWebサービスの開発を請け負う人にとっては、自分の仕事の中身に直結する話です。ログインしている本人の情報だけを返すように作っているか、ほかの利用者のIDを指定したリクエストを送ったときに情報が返ってこないかは、納品の前に確かめておきたい点です。アプリ開発の仕事の内容と求められる力は、アプリケーション開発のお仕事で紹介しています。
取引先の個人データを扱う仕事をしている人は、自分が作ったものや管理しているものから情報が漏れたおそれがあるとき、すぐに取引先に知らせます。個人情報保護委員会は、事業者が個人データの漏えい等(そのおそれを含む)を委員会へ報告しなければならない場合として、次のようなものを挙げています。
- 要配慮個人情報(扱いに特に配慮が要るとして法律で定められた情報)が含まれる場合
- 不正に利用されると財産的な被害が生じるおそれがある場合
- 不正の目的をもって行われたおそれがある行為による場合(外部からの不正アクセスを含む)
- 本人の数が1,000人を超える場合(行政機関等は100人を超える場合)
不正の目的をもって行われたおそれがある場合の報告の期限は、発覚した日から60日以内とされています。個人で仕事を請け負っている人も、仕事で顧客の個人情報を扱っていれば、この決まりに関わる立場になりえます。個別の事案が報告の対象になるかどうかは状況で変わるので、判断がつかないときは取引先と相談したうえで、個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページで考え方を確かめてください。
アプリの事案の受け止め方
今回の事案は、件数が大きく見えますが、項目ごとに中身を見ると、受け止め方が変わります。こうした事案に向き合うときは、次の3つを分けて考えると整理しやすくなります。
- 何が漏えいしたか(ユーザーID、性別、生年月日、ニックネーム、アイコン画像、行動エリア、電話番号)
- 何が漏えいしていないか(認証用顔画像、氏名、クレジットカード情報、ログイン用のメールアドレスとパスワード)
- 自分がどの使い方をしていたか(アプリの利用か、店頭予約だけか)
アプリの利用者なら、性別と生年月日、ニックネームの組み合わせへの備えが中心になります。店頭予約だけを使った人なら、電話番号への備えが中心です。氏名とログイン情報、カード情報は漏えいしていないので、カードの再発行やアカウントの作り直しまでは要りません。
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者の立場から見ると、趣味のサービスと仕事で同じ電話番号やニックネームを使っている人は少なくありません。趣味の場で使う名前と、仕事で名乗る名前を分けておくと、どこかで情報が漏れたときに、仕事の相手を巻き込みにくくなります。小さな使い分けですが、取引先から安心して仕事を任される土台になります。
セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。アプリの脆弱性の点検や、小さな事業者のアカウント管理の支援は、在宅でも請け負える分野です。セキュリティを含む仕事の内容と求められる力は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、案件の種類ごとに紹介しています。
サミーネットワークスは、今後新たな事実が判明した場合には速やかに知らせるとしています。続報が出たら、件数と項目に変わりがないか、対象者への連絡の方法がどう示されるかを、サミーネットワークスの公式サイトのニュースで確かめてください。
よくある質問
Q. 777CON-PASSの件で、個人情報は漏えいしたのですか?
サミーネットワークスの2026年10月16日の最終報では、アクセスの記録の解析の結果、9月25日と9月30日にお客様の情報が外部から不正に取得されたことを確認したと書かれています。対象はユーザーIDで218万8657件(延べ件数)で、性別、生年月日、ニックネーム、アイコン画像、行動エリア、電話番号が項目ごとに件数つきで公表されています。
Q. 認証用の顔写真やパスワードは漏れていますか?
最終報では、認証用顔画像、氏名、クレジットカード情報、アプリにログインするためのメールアドレスとパスワードは、漏えいしていないことを確認したと明記されています。漏えいしたアイコン画像は、認証用顔画像とは別に、アプリ内アイコンとして任意で登録した画像です。
Q. 電話番号の6639件は誰が対象ですか?
最終報では、電話番号はアプリをインストールせず店頭予約を利用したお客様が対象で、電話番号以外の情報は含まれていないと説明されています。アプリの利用者は、電話番号ではなく、性別や生年月日、ニックネームなどの項目が対象になっています。どちらの場合も、会社を名乗る電話やSMSで認証コードを聞かれたら答えないでください。
Q. 問い合わせはどこからできますか?
窓口は「株式会社サミーネットワークス 777CON-PASS お問い合わせ窓口」で、アプリ内メニューの「ヘルプ&サポート」ページの最下部にある「お問い合わせフォームへ」から問い合わせができます。受付時間は平日10:00から18:00です。個別の連絡を送る[email protected]は送信専用で、返信しても答えられないと案内されています。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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