NewsPicksの個人情報漏洩の可能性|ユーザベース 氏名・メールアドレス・カード下桁 確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓NewsPicksの個人情報漏洩の可能性について
- ✓ユーザベースの第一報と第二報から整理
- ✓メールアドレス最大想定32.3万件などの項目別の件数
株式会社ユーザベースは2026年10月8日、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で業務に使っている管理ツールが第三者による不正アクセスを受け、お客様の個人情報の一部が外部へ漏洩した可能性があると発表しました。翌10月9日の第二報では、最大想定件数としてメールアドレス32.3万件、氏名5.9万件、ウェブ決済に関わるクレジットカード情報の一部36.2万件などが示されています。利用者がまずすることは、NewsPicksサポート窓口([email protected])からの連絡を確かめ、NewsPicksを名乗るメールやSMSのリンクを開かず、カードの利用明細を確かめることです。
2026年11月1日時点で、NewsPicksのInformation一覧に掲載されているこの事案の発表は、10月8日の第一報と10月9日の第二報の2本で、第三報は出ていません。第二報では、二次被害は「確認されておりません」とされ、クレジットカード番号の全体とパスワードの漏洩は確認されていないと発表されています。補償やお詫びの品についての記載は、どちらの発表にもありません。この記事では、ユーザベースの公式発表だけをもとに、何が起きたのか、自分が対象かをどう確かめるか、漏洩した可能性のある項目ごとに何をすればよいかを整理します。
NewsPicksの事案の要点
最初に、第一報と第二報に書かれている事実を表にまとめます。会社の表現は「漏洩した可能性」で、漏洩を確定した発表ではありません。
| 項目 | 公式発表の内容 |
|---|---|
| 発表した会社 | 株式会社ユーザベース |
| 対象のサービス | ソーシャル経済メディア「NewsPicks」 |
| 発表日 | 第一報 2026年10月8日、第二報 2026年10月9日 |
| 起きたこと | 業務で利用している管理ツールが第三者による不正アクセスを受けた |
| 原因(第二報) | 管理ツールの脆弱性を突いたもの |
| 対象のお客様 | 2026年10月8日までにNewsPicksが提供するサービスを利用したお客様の一部 |
| 件数 | 項目ごとの最大想定件数(メールアドレス32.3万件など) |
| 漏洩していないもの | クレジットカード番号の全体、セキュリティコード(保存していない) |
| 確認されていないもの | パスワードの漏洩、顧客企業とのやり取りの漏洩、サービス本体への侵入 |
| 二次被害 | 現時点で確認されていない |
| 対象者への連絡 | 2026年10月9日から順次、[email protected]からメール |
| サービス | 防御措置を講じたうえで提供を継続 |
件数は「最大想定件数」として、項目ごとに別々に示されています。たとえば、メールアドレスが32.3万件、氏名が5.9万件という出し方で、対象となる人数の合計は発表されていません。項目ごとの件数を合計すると人数を大きく超えた数になってしまうので、この記事でも合計は示しません。
公表の経緯(2026年10月8日から11月1日時点まで)
ユーザベースの第一報と第二報から、日付の順に整理します。
| 日時 | 分かったこと、行ったこと |
|---|---|
| 2026年10月8日 12時48分 | 不正アクセスを検知し、対策本部を設置 |
| 2026年10月8日 14時01分 | 社内調査の結果、第三者による不正アクセスと判断。該当サーバーを遮断し、被害拡大防止措置を実施 |
| 2026年10月8日 21時44分 | 個人情報保護委員会へ速報を提出し、所轄警察署へ被害相談 |
| 2026年10月8日 | 第一報を公表。漏洩した可能性のある項目を示す(件数は調査中) |
| 2026年10月9日 | 第二報を公表。項目ごとの最大想定件数、原因が管理ツールの脆弱性であること、対象者へのメール連絡の開始を示す |
| 2026年11月1日時点 | 第三報は出ていない |
検知から遮断までは、およそ1時間です。その日の夜には個人情報保護委員会への速報を出しています。速報とは、漏洩のおそれが分かった段階で、委員会に最初に出す報告のことです。事業者は、詳しいことが分かった後に、改めて確報(調べ終えた内容の報告)を出す流れになっています。
第一報の時点では、件数は示されず、「現在調査中」とされていました。翌日の第二報で、項目ごとの最大想定件数が初めて示されました。第一報には、第二報の公表後に「追記:2026年10月9日に第二報を公表しました」と書き加えられています。
第二報の「今後の見通し」には、次のように書かれています。
現在、原因の特定と全容解明を進めております。外部専門機関の助言も踏まえて、改めてご案内させていただきます。また、新たな事実が判明次第、速やかに公表いたします。 出典: corp.newspicks.com
2026年11月1日時点で、根本的な再発防止策や調査の最終結果は発表されていません。続報が出たら、件数や原因の内容が変わることがあります。
なお、ユーザベースは2026年10月19日に、Webサイトの運営に使っているクラウドサービス「Studio」への不正アクセスに伴う、情報流出の可能性についても発表しています。これはStudioで作ったWebサイトのお問い合わせフォームの件で、NewsPicksの管理ツールの件とは別の事案です。ユーザベースはこの発表の中で、NewsPicks等のサービスのアカウントやパスワードは対象ではないとしています。Studioの件の全体像は、Studioの不正アクセスの記事で整理しています。
漏洩した可能性のある情報と件数(第二報)
第二報で示された項目と最大想定件数を、そのまま表にします。
| 区分 | 項目 | 最大想定件数 |
|---|---|---|
| ユーザーに関する情報 | メールアドレス | 32.3万件 |
| ユーザーに関する情報 | 氏名 | 5.9万件 |
| ユーザーに関する情報 | 生年月日 | 2.8万件 |
| ユーザーに関する情報 | 配送先住所・宛名 | 3.1万件 |
| ユーザーに関する情報 | 所属(勤務先など) | 6.5万件 |
| ユーザーに関する情報 | 所属先の電話番号 | 2.9万件 |
| ユーザーに関する情報 | 所属先の役職の7分類 | 27.3万件 |
| ユーザーに関する情報 | ウェブ決済に関わるクレジットカード情報の一部(カード名義、カード番号の下3桁あるいは下4桁など) | 36.2万件 |
| 取引先等に関する情報 | NewsPicks EnterpriseとNewsPicks Educationの運営担当窓口名と連絡先メールアドレス | 122件 |
会社が「漏洩していない」「確認されていない」と書いているものは、次のとおりです。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| クレジットカード番号の全体 | 決済代行会社が管理しており、当社のシステムには保存されていないため、漏洩していない |
| セキュリティコード | 当社では保存していない |
| パスワード | 漏洩は確認されていない(第一報では「暗号化されたパスワードの漏洩は確認されておりません」) |
| 顧客企業とのやり取り | 漏洩は確認されていない |
| サービス本体、ユーザベース社の他の情報システム | 侵入等は確認されていない |
表を見ると分かるとおり、項目ごとに件数が大きく違います。メールアドレスは32.3万件ですが、生年月日は2.8万件、配送先住所は3.1万件です。登録のときにメールアドレスだけを入力した人もいれば、書籍や紙の媒体の配送のために住所を入力した人、有料プランの決済でカードを登録した人もいる、という違いだと考えられます。自分がNewsPicksに何を登録していたかで、対象になりうる項目が変わります。
「所属先の役職の7分類」とは、役職を7つの区分のどれかで登録する項目です。具体的な役職名ではなく、区分を選ぶ形の情報とされています。
第一報と第二報で変わった点
第一報と第二報では、項目の書き方が少し違います。両方を読んだ人が混乱しないように、違いを整理します。
| 第一報(10月8日)の書き方 | 第二報(10月9日)の書き方 |
|---|---|
| 氏名 | 氏名(5.9万件) |
| 勤務先 | 所属(勤務先など)(6.5万件) |
| メールアドレス | メールアドレス(32.3万件) |
| 住所 | 配送先住所・宛名(3.1万件) |
| 電話番号 | 所属先の電話番号(2.9万件) |
| 記載なし | 生年月日(2.8万件) |
| 記載なし | 所属先の役職の7分類(27.3万件) |
| クレジットカード名義、カード番号の下3桁あるいは下4桁など | ウェブ決済に関わるクレジットカード情報の一部(36.2万件) |
| 記載なし | 取引先等の運営担当窓口名と連絡先メールアドレス(122件) |
第一報では「住所」「電話番号」と書かれていましたが、第二報では「配送先住所・宛名」「所属先の電話番号」と、どの住所や電話番号なのかが具体的になっています。また、第二報で生年月日と役職の区分、取引先等の情報が加わりました。2026年11月1日時点では、第二報の書き方が最新です。
第二報の書き方を素直に読むと、電話番号は「所属先」のもの、つまり勤務先の番号として示されています。個人の携帯電話の番号が含まれるかどうかについて、第二報は個別に触れていません。気になる人は、自分がNewsPicksに登録した電話番号が勤務先のものか個人のものかを、アカウントの設定で確かめておくと、この後の対策を考えやすくなります。
原因:管理ツールの脆弱性
第二報によると、今回の件は「NewsPicks が業務で利用する管理ツールの脆弱性を突いたもの」です。脆弱性とは、ソフトウェアの作りの弱点で、本来はできない操作を外部の人ができてしまう穴のことです。
管理ツールの名前や、どのような脆弱性だったのかは、発表には書かれていません。第二報では、NewsPicksのサービス本体や、ユーザベース社のほかの情報システムへの侵入等は確認されていないとしています。つまり、利用者がふだん使っているNewsPicksのアプリやサイトが直接攻撃されたのではなく、社内の業務で使っていた道具が入口になった、という発表です。
原因の特定と全容解明は、2026年11月1日時点でも進めている段階と発表されています。外部専門機関の助言も踏まえて改めて案内するとされているので、詳しい原因は続報を待つことになります。利用者の側でできるのは、原因の詳細を待つ間も、漏洩した可能性のある項目に合わせた備えを先に進めておくことです。原因が何であっても、偽の連絡への備えやカードの明細の確認は、今日から始められます。
第二報で実施済みとされた対応からは、管理ツールがデータにどう触れていたかが少し見えます。
- 不正アクセスを受けた管理ツールのアクセス遮断とアカウント削除
- 管理ツールからアクセス可能なデータへのアクセスキーの再発行
- 管理ツールのデータアクセス権限を、業務上必要な最小限まで縮小
- 不正アクセスの送信元に対する、NewsPicksサービス全体での遮断措置
アクセスキーとは、ツールがデータの保存場所に入るための鍵にあたる文字列のことです。これを作り直すと、古い鍵では入れなくなります。また、権限を「業務上必要な最小限まで縮小」したという対応は、管理ツールがそれまで業務に必要な範囲より広くデータに触れられた可能性を示しています。ただし、会社はこれを原因として説明しているわけではないので、この記事でもそこまでにとどめます。
ユーザベースの対応
発表に書かれている会社の対応を、項目ごとに整理します。
| 対応 | 発表の内容 |
|---|---|
| 被害拡大の防止 | 該当サーバーの遮断、管理ツールのアクセス遮断とアカウント削除、アクセスキーの再発行、権限の縮小、送信元の遮断 |
| 関係機関への報告 | 2026年10月8日に個人情報保護委員会へ速報を提出、所轄警察署へ被害相談 |
| 対象者への連絡 | 2026年10月9日から順次、NewsPicksサポート窓口([email protected])からメール |
| サービス | 外部からの不正アクセスへの防御措置を講じたうえで提供を継続 |
| 再発防止策 | 原因が明らかになり次第、根本的な再発防止策を決めて知らせる |
| 補償・お詫びの品 | 発表に記載はない |
対象者への連絡は、メールで個別に届く形です。差出人のアドレスは[email protected]と発表されています。no-replyとは、返信を受け付けない送信専用のアドレスのことです。このメールに返信しても届かないので、質問がある場合は後で紹介する問い合わせ窓口を使います。
補償の有無は、発表には書かれていません。漏洩の可能性がある事案で、会社が利用者に何をするかは事案ごとに違います。今回の事案について補償が出るかどうかは、2026年11月1日時点の公式発表からは分かりません。
自分が対象かを確かめる方法
自分が対象かどうかは、次の順で確かめます。
- 2026年10月8日までに、NewsPicksのサービスを使ったことがあるかを思い出す。発表の対象は「サービスをご利用されたお客様の一部」で、どのサービスの利用者が何人かという内訳は示されていない
- NewsPicksに登録したメールアドレスの受信箱で、[email protected]からのメールを探す。迷惑メールのフォルダも見る
- メールが届いていたら、本文のリンクを押す前に、NewsPicksの公式のInformationのページ(corp.newspicks.com)に同じ内容の発表があるかを自分で開いて確かめる
- 届いていない場合は、時間をおいてもう一度確かめる。第二報では「本日より順次」連絡するとされている
- 分からないときは、問い合わせ窓口([email protected]、またはお問い合わせフォーム)に問い合わせる
注意したいのは、差出人の表示は簡単に似せられるという点です。[email protected]と表示されていても、それだけで本物と決めず、内容がパスワードやカード番号の入力を求めていないかを見てください。ユーザベースは、メール、SMS、電話、郵送でパスワードやクレジットカード番号を尋ねることはないと発表しています。
複数のメールアドレスを使い分けている人は、NewsPicksに登録したのがどのアドレスかを先に確かめます。仕事用のアドレスで登録していた場合、連絡は仕事用の受信箱に届きます。
NewsPicksのサービスと、登録した情報の思い出し方
NewsPicksは、ニュースのアプリだけでなく、いくつものサービスを提供しています。ユーザベースのNewsPicksのサイトには、個人向けのサービスとしてNewsPicks、NewsPicks for Kids、NewsPicks NewSchool、NewsPicks PUBLISHINGが、企業向けのサービスとしてNewsPicks Brand Design、NewsPicks 法人プラン、NewsPicks Learning、NewsPicks Enterpriseが、その他のサービスとしてNewsPicks Expert、NewsPicks Educationなどが並んでいます。
発表の対象は「NewsPicksが提供するサービスをご利用されたお客様の一部」とされていますが、このうちどのサービスの利用者が含まれるのかは、2026年11月1日時点の発表では示されていません。取引先等に関する情報として名前が出ているのは、NewsPicks EnterpriseとNewsPicks Educationの運営担当窓口の情報だけです。
自分が何を登録していたかを思い出すには、次の手がかりが使えます。
- NewsPicksのアプリかサイトにログインし、アカウントの設定画面で、登録しているメールアドレス、氏名、所属、役職の区分を確かめる
- 有料プランを契約していたことがあるかを、カードの利用明細や、決済の完了を知らせるメールで確かめる
- 紙の媒体や書籍、イベントの申し込みで配送先の住所を入力したことがあるかを、申し込みの確認メールで確かめる
- 会社の法人プランで使っている場合は、会社の担当者に、どの情報を登録しているかを確かめる
登録している項目が分かれば、次の節の表のどの行が自分に当てはまるかが決まります。たとえば、メールアドレスしか登録していない人は、偽メールへの注意が中心になります。氏名、所属、カードまで登録している人は、本物らしく作り込まれた偽の連絡にも備える必要があります。なお、すでに退会した人が対象に含まれるかどうかについて、発表は触れていません。
漏洩した可能性のある項目ごとに、利用者がすること
するべきことは、NewsPicksに何を登録していたかで変わります。下の表で、当てはまる行だけを見てください。
| 登録していたもの | 考えられる悪用 | すること |
|---|---|---|
| メールアドレス | NewsPicksを名乗る偽メール、フィッシング(偽サイトへの誘導) | メールのリンクからログインしない。アプリかブックマークから開く |
| 氏名と所属、役職の区分 | 名前と勤務先を書き込んだ、本物らしい偽メール | 名前や勤務先が正しく書かれていても、それだけで信用しない |
| 生年月日 | 本人確認を装った問い合わせ | 生年月日をパスワードや暗証番号に使っていたら変える |
| 配送先住所・宛名 | NewsPicksを名乗る郵便物、配送を装った連絡 | 心当たりのない請求書や返送の依頼は、公式の窓口で確かめる |
| 所属先の電話番号 | 勤務先への電話、NewsPicksを名乗る電話 | 職場の電話で個人情報や認証コードを伝えない。職場の担当にも共有する |
| カード名義、カード番号の下3桁あるいは下4桁など | 「カードの末尾は○○ですね」と本物らしく装う連絡 | カードの利用明細を確かめる。カード番号の全体を求める連絡には応じない |
いちばん起こりやすいのは、NewsPicksを名乗るメールやSMSです。氏名や勤務先が漏洩していると、偽メールに正しい名前と会社名を書き込めます。「○○株式会社 △△様」と正しく書かれていても、それは本物の証拠になりません。メールの見分け方と、リンクを押してしまった後の手順は、フィッシング詐欺メールの記事にまとめています。SMSで届く偽の連絡については、スミッシングの記事で手口と対処を紹介しています。
パスワードの漏洩は確認されていないと発表されていますが、NewsPicksと同じパスワードをほかのサービスでも使っている人は、この機会に使い回しをやめておくと安心です。NewsPicksのパスワードを変える場合は、メールのリンクからではなく、アプリかブックマークしてある公式サイトから設定画面を開きます。
配送先住所が登録されていた人は、住所が漏れたときの備えも考えておきます。住所が知られたときに起こりうることと、その備えは、住所が漏れたときの記事で整理しています。
カード情報の一部について知っておくこと
今回、36.2万件と最も件数が多いのが「ウェブ決済に関わるクレジットカード情報の一部」です。対象はカード名義と、カード番号の下3桁あるいは下4桁などで、カード番号の全体とセキュリティコードは含まれていないと発表されています。
ユーザベースの説明では、カード番号の全体は決済代行会社が管理しており、ユーザベースのシステムには保存されていないため、漏洩していません。決済代行会社とは、ネットでのカード決済を、お店に代わって処理する専門の会社のことです。お店の側はカード番号の全体を持たず、利用者の画面に「末尾1234のカード」と表示するために、下の数桁だけを保存していることがよくあります。
カード番号の全体とセキュリティコードがなければ、そのままカードを使われるおそれは低いと考えられます。ただし、下の数桁と名義が分かっていると、偽の連絡が本物らしく見えます。たとえば「末尾1234のカードで決済できませんでした。こちらから更新してください」という連絡は、本当に自分のカードの末尾と合っているので、信じてしまいやすくなります。
カードについてすることは、次の3つです。
- カードの利用明細を、少なくとも月に一度は確かめる。身に覚えのない請求があれば、カードの裏面に書かれた番号でカード会社に連絡する
- 「カードの更新」「決済の失敗」を理由に、リンク先でカード番号の全体やセキュリティコードの入力を求める連絡には応じない
- 有料プランの決済状況は、メールのリンクではなく、アプリかブックマークしてある公式サイトの設定画面で確かめる
明細の見方と、不正利用を見つけたときの手順は、クレジットカードの不正利用の確認方法の記事にまとめています。
偽の連絡を見分けるための4つの目印
ユーザベースは、第一報で次のようにお願いしています。
弊社を装った不審なメール・SMSや電話にご注意ください。身に覚えのない連絡に記載されたURLへのアクセスや、個人情報の入力を行わないようにお願いいたします。 出典: corp.newspicks.com
この注意を、届いた連絡を見るときの目印に置き換えると、次の4つになります。
- パスワードやカード番号を尋ねている。ユーザベースは、メール、SMS、電話、郵送でこれらを尋ねることはないと発表しているので、尋ねてくる時点で偽物と判断できる
- 「お詫びのポイントを差し上げます」「補償金を振り込みます」など、発表に書かれていない手続きを案内している。2026年11月1日時点の発表には、補償やお詫びの品の記載がない
- SMSでリンクを送ってきている。発表で示された対象者への連絡の方法は、[email protected]からのメールである
- 電話で折り返しを求めている。発表に載っている窓口はメールとお問い合わせフォームで、電話の窓口はない
4つのどれかに当てはまる連絡が来たら、リンクを開かず、返信もしないでください。間違えてリンクを開き、パスワードを入力してしまった場合は、すぐにNewsPicksの公式アプリか公式サイトからパスワードを変更し、同じパスワードを使っているほかのサービスも変更します。カード番号を入力してしまった場合は、カードの裏面に書かれた番号でカード会社に連絡し、カードを止める手続きを相談します。
問い合わせ窓口
ユーザベースの発表に載っている、本件に関するお客様からの問い合わせ窓口は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メールアドレス | [email protected] |
| お問い合わせフォーム | NewsPicksのサポートのページ内のお問い合わせフォーム(発表に掲載) |
| 電話窓口 | 発表に記載はない |
| 対象者への連絡の差出人 | [email protected](送信専用) |
電話の窓口は、発表には載っていません。電話で「NewsPicksの漏洩の件で」とかかってきた場合、少なくとも発表に書かれた窓口からの連絡ではないことを覚えておきます。問い合わせるときは、登録しているメールアドレス、利用しているプラン、届いたメールの件名と日時を手元にまとめておくと、話が早く進みます。問い合わせの本文には、パスワードやカード番号の全体を書かないでください。ユーザベースは、メールなどでそれらを尋ねることはないと発表しています。
問い合わせフォームは、第一報と第二報のページの末尾に載っています。検索結果やメールに書かれたリンクからではなく、Information一覧の発表のページから開くと確実です。
在宅で仕事をする人が、NewsPicksを仕事でも使っている場合の注意
NewsPicksは経済ニュースのサービスなので、仕事の情報収集に使っている人が多くいます。在宅で仕事を請け負う人の中にも、取引先の業界の動きを追うために使っている人がいるはずです。今回の項目に「所属(勤務先など)」「所属先の電話番号」「所属先の役職の7分類」が含まれていることは、仕事の面でも意味があります。
1つめは、仕事用のアドレスで登録していた場合です。偽メールが仕事用の受信箱に届くと、取引先からのメールと混ざって見分けにくくなります。取引先を装うメールで請求書の振込先の変更やログインを求められたら、メールに返信せず、すでにやり取りのある電話やチャットで相手に確かめる習慣を持っておきます。
2つめは、勤務先や所属を登録していた場合です。漏洩した可能性があるのは「所属先の電話番号」なので、偽の連絡が自分の職場にかかってくることも考えられます。会社に勤めながら副業で在宅の仕事をしている人は、職場の情報システムの担当に、NewsPicksの件で自分の勤務先が登録されていたことを共有しておくと、職場全体で備えられます。
3つめは、取引先の情報を預かる立場としての注意です。第二報では、取引先等に関する情報として、NewsPicks EnterpriseとNewsPicks Educationの運営担当窓口名と連絡先メールアドレス122件が示されています。これらのサービスの運営を担当している人は、自分の名前と仕事用のアドレスが対象になっている可能性があります。
4つめは、取引先の契約でNewsPicksを使わせてもらっている場合です。業務委託の契約で、取引先の法人プランのアカウントを割り当てられている人もいます。その場合、登録されている所属や役職の区分は、取引先の情報として登録されていることがあります。自分に連絡が届いたら、取引先の担当者にも知らせ、取引先の側で利用者全体への注意喚起が要るかを判断してもらいます。反対に、取引先から「NewsPicksの件で確認したい」と連絡が来たときは、その連絡が本物の取引先からのものかを、ふだんの連絡手段で確かめてから答えます。
事業者が個人データの漏えい等(そのおそれを含む)を個人情報保護委員会へ報告しなければならない場合として、委員会は次のようなものを挙げています。
- 要配慮個人情報(病歴や障害など、扱いに特に配慮が要る情報)が含まれる場合
- 不正に利用されると財産的な被害が生じるおそれがある場合(クレジットカード番号を含む場合など)
- 不正の目的をもって行われたおそれがある行為による場合(外部からの不正アクセスを含む)
- 本人の数が1,000人を超える場合
委員会のページには、クレジットカード番号の下4桁のみとその有効期限の組合せの漏えいであれば、直ちに報告対象事態には該当しないとも書かれています。カード番号の一部だけかどうかで扱いが変わる、ということです。個人で仕事を請け負う人も、仕事で顧客の個人情報を扱っていれば、この決まりに関わる立場になりえます。個別の事案が報告の対象になるかは状況で変わるので、自分で判断がつかないときは取引先と相談のうえ、個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページで確かめてください。
仕事の情報源のアカウントを守る
ニュースや業界の情報を集めるサービスは、仕事に欠かせない道具になっている一方で、登録しているだけで使っていないアカウントも増えがちです。今回の件をきっかけに、仕事で使う情報源のアカウントを見直しておくと、次に別のサービスで同じような事案が起きたときの影響を小さくできます。
- 使っていないサービスは退会する。退会の前に、有料プランの解約とカード情報の削除ができるかを確かめる
- 勤務先や役職など、登録が必須でない項目は、必要がなければ入力しない
- サービスごとに違うパスワードにし、パスワード管理のアプリで管理する
- 多要素認証が使えるサービスでは有効にする。多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くコードなど別の手段でも本人であることを確かめる仕組みのこと
多要素認証の仕組みと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で、方式ごとの違いを紹介しています。
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、仕事を長く続ける人ほど、仕事で使うアカウントと個人用のアカウントを分け、どのサービスに何を登録したかを把握しています。漏洩の知らせが届いたときに、何が対象で何が対象でないかをすぐに判断できるからです。取引先から信頼される人は、こうした備えを目立たないところで続けています。
情報の扱いに関する知識は、それ自体が仕事にもなります。社内のセキュリティ教育の資料づくりや、アカウントの管理ルールづくりは、在宅でも請け負える分野です。セキュリティを含む仕事の種類と求められる力は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。
ユーザベースは、原因の特定と全容解明を進めている段階です。続報が出たら、原因、再発防止策、対象者への対応がどう示されるかを、NewsPicksのInformationのページで確かめてください。第一報と第二報の全文は、NewsPicksの第一報から読めます。
よくある質問
Q. NewsPicksの件で、個人情報は漏洩したのですか?
ユーザベースの発表は「漏洩した可能性がある」という表現で、漏洩を確定したものではありません。2026年10月9日の第二報で、メールアドレス最大想定32.3万件などの項目別の件数が示されました。2026年11月1日時点で第三報は出ておらず、二次被害は確認されていないと発表されています。
Q. クレジットカードはそのまま使って大丈夫ですか?
漏洩した可能性があるのはカード名義とカード番号の下3桁あるいは下4桁などで、カード番号の全体は決済代行会社が管理しているため漏洩していないと発表されています。セキュリティコードも保存していないとされています。念のため利用明細を確かめ、身に覚えのない請求があればカード会社に連絡してください。
Q. 自分が対象かどうかは、どうすれば分かりますか?
対象者には、2026年10月9日から順次、NewsPicksサポート窓口([email protected])からメールで連絡するとされています。登録したメールアドレスの受信箱と迷惑メールのフォルダを確かめてください。届いたメールのリンクを押す前に、NewsPicksのInformationのページに同じ内容があるかを自分で開いて確かめると確実です。
Q. NewsPicksの問い合わせ先はどこですか?
発表に載っている窓口は、メールアドレス[email protected]と、NewsPicksのサポートのお問い合わせフォームです。電話の窓口は発表に載っていません。対象者への連絡に使われる[email protected]は送信専用なので、返信しても届きません。問い合わせは発表のページに載っている窓口から行ってください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方