ニフティの情報漏洩|回線申込の最大約54万件と偽メールの見分け方 2026


この記事のポイント
- ✓ニフティの情報漏洩の可能性について
- ✓2026年10月19日の第一報をもとに整理します
- ✓2019年以降に@nifty光などを申し込んだ最大542,513件の会員ID・氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレスが対象とされました
ニフティ株式会社は2026年10月19日、同社が管理する回線申込・受付管理システムに外部から不正アクセスがあり、2019年以降に@nifty光、@nifty MAX光、@nifty auひかりプラスを申し込んだ最大542,513件の情報が漏えいした可能性があると発表しました(同社Webサイトからの申込は除く)。対象となる項目は会員ID、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスで、口座とクレジットカードの情報はこのシステムに保有しておらず対象外とされています。利用者がまずすることは、ニフティや関係者を名乗るメール、電話、SMSのリンクを開かないこと、暗証番号やパスワード、カード情報を聞かれても答えないこと、気になることは公式の専用ダイヤルに確かめることの3つです。
この記事では、2026年10月20日時点でニフティが出している第一報だけを根拠に、分かっていることと調査中のことを分けて整理します。同社は2026年6月にも、メールサービスへの不正アクセスを別の件として公表しています。2つの件を混同しないよう、違いもあわせて説明します。
2026年10月20日時点で分かっていること
第一報の要点を並べます。
- 発表した会社:ニフティ株式会社(インターネット接続サービス「@nifty」を運営)
- 不正アクセスを受けたシステム:回線申込・受付管理システム(同社の側で情報を登録するための管理用ツール)
- 不正アクセスを確認した日時:2026年10月19日10時20分頃
- 件数:最大542,513件
- 対象者:2019年以降に回線を申し込んだ人(同社Webサイトからの申込を除く)
- 対象サービス:@nifty光、@nifty MAX光、@nifty auひかりプラス
- 対象の項目:会員ID、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス
- 対象外と明記:口座情報、クレジットカード情報
- 現状:漏えいした情報は調査中。外部の専門機関と詳しく調べ、個人情報保護委員会への報告手続きを進めている
件数の「最大542,513件」は、漏えいした可能性がある件数の上限です。第一報は、上の7つの項目を「漏えいした可能性のある情報の全項目」とし、実際にどの情報が漏えいしたかは「調査中」と書いています。54万件すべての7項目が外に出たと確定した発表ではありません。数字と項目は、今後の続報で変わる可能性があります。
不正アクセスとは、権限のない人が他人のIDを使ったり、システムの弱いところを突いたりして、本来入れないシステムに入り込むことです。今回のシステムは、利用者が自分で開いて申し込む画面ではなく、ニフティの側で申込の情報を登録するための管理用ツールだと説明されています。
公表の経緯と、続報の確かめ方
今回の件について、2026年10月20日時点で出ているのは10月19日の第一報だけです。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年10月19日 10時20分頃 | 回線申込・受付管理システムへの外部からの不正アクセスを確認。直ちに通信元からのアクセスを遮断 |
| 2026年10月19日 | 第一報を公表。最大542,513件と、対象の項目を発表 |
第一報の「発生の経緯」には、次のように書かれています。
2026年10月19日(月)10時20分頃、当社システムに対する外部からの不正アクセスを確認いたしました。不正アクセスの事実を把握した後、直ちに当該通信元からのアクセスを遮断しております。 出典: nifty.co.jp
不正アクセスを確認したその日のうちに第一報を出しているため、いつから不正アクセスが続いていたのか、どの経路から入られたのかは、まだ発表されていません。ニフティは「調査の進捗に伴い、新たな事実や今後の対応方針が判明次第、速やかに告知・公表を実施してまいります」としています。
続報は、ニフティの会社サイトのプレスリリースの一覧と、@niftyのトップページの「重要なお知らせ」に出ています。2026年10月20日時点では、どちらにも10月19日の第一報が出ていて、第二報はまだありません。第一報の段階では件数も項目も「可能性」の扱いなので、数日から数週間のうちに、対象者や項目が絞り込まれたり、原因が分かったりした続報が出ることがあります。続報を確かめるときも、メールのリンクからではなく、自分でニフティのサイトを開いて見るようにします。
漏えいした可能性がある項目と、含まれないと明記された項目
第一報に書かれた項目を、漏えいした可能性があるものと、会社が対象外と明記したものに分けます。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 漏えいした可能性がある | 会員ID |
| 漏えいした可能性がある | 氏名 |
| 漏えいした可能性がある | 性別 |
| 漏えいした可能性がある | 生年月日 |
| 漏えいした可能性がある | 住所 |
| 漏えいした可能性がある | 電話番号 |
| 漏えいした可能性がある | メールアドレス |
| 含まれないと明記 | 口座の情報 |
| 含まれないと明記 | クレジットカード情報 |
会員IDとは、@niftyの会員を見分けるためのIDのことです。第一報の項目には、ログインパスワードや暗証番号は挙がっていません。ただ、パスワードが対象に入っていないことが確定したわけではなく、発表にあるのは「上記は漏えいした可能性のある情報の全項目」という書き方です。
この組み合わせで気をつけたいのは、生年月日と会員IDが同時に知られている可能性がある点です。生年月日は、本人確認の質問や、パスワードを忘れたときの手続きで使われることがあります。会員ID、氏名、生年月日、住所、電話番号がそろっていると、電話で本人になりすまそうとしたり、本人に対して「ニフティのサポートです」と信じ込ませたりしやすくなります。口座やカードの情報が対象外でも、二次被害を防ぐための注意は欠かせません。
対象になる人と、自分が対象かを確かめる方法
第一報が示す対象は、次の条件に当てはまる人です。
- 2019年以降に回線を申し込んだ
- 申し込んだサービスが@nifty光、@nifty MAX光、@nifty auひかりプラスのどれか
- ニフティのWebサイトから申し込んだ分ではない
「当社Webサイトをのぞく」とあるので、ニフティのWebサイトで自分で申し込んだ人は対象外です。発表には、対象となる申込の経路が具体的に書かれていません。電話、家電量販店などの店頭、代理店など、Webサイト以外の経路で申し込んだかどうかを思い出しておくと、問い合わせのときに話が早く進みます。
2026年10月20日時点の第一報には、対象者へ個別に通知するかどうか、マイページで対象かを照会できるかは書かれていません。分からないまま不安を抱えるより、後で紹介する@nifty専用ダイヤルに電話して、自分の申込が対象かどうかを確かめるのが確実です。電話の際に暗証番号やパスワードを言う必要はありません。ニフティは第一報で次のように書いています。
本件に関して、当社からお客様個別に電子メールやお電話等でご連絡し、暗証番号やパスワード、クレジットカード情報等をお尋ねすることはございません。 出典: nifty.co.jp
この一文は、偽の連絡を見分けるための一番の手がかりになります。ニフティを名乗って暗証番号やパスワード、カード情報を尋ねてくる連絡は、この件に関しては偽物と判断できます。
2019年以降に申し込んだかを確かめる手がかり
光回線を申し込んだのが何年のことか、どの経路だったかは、時間がたつと思い出しにくいものです。問い合わせの前に、手元で確かめられる手がかりを挙げます。
- 開通のときに郵送で届いた案内や、契約内容の書類。申込日や会員IDが書かれていることが多い
- 申込の直後に届いたメール。メールソフトで「@nifty光」「開通」「お申し込み」などの言葉で検索すると見つかることがある
- 家電量販店や代理店で申し込んだときの控え。店頭で受け取った申込書の写しや、特典の案内
- 毎月の利用料金の請求や、カード明細に出ている「ニフティ」の請求の始まった時期
回線の契約は、家族のうち1人の名義になっていることがよくあります。自分では申し込んだ覚えがなくても、同居する家族の名義で契約していれば、その家族の情報が対象になっている可能性があります。逆に、引っ越しの前に住んでいた家で契約していた回線も、2019年以降の申込であれば対象の範囲に入りえます。解約済みの回線が対象から外れるかどうかは第一報に書かれていないので、気になる場合は専用ダイヤルで確かめます。
登録の住所や電話番号が古くなっていても、気を抜けません。古い住所には、いま別の人が住んでいるかもしれず、古い電話番号は別の人に割り当てられているかもしれません。自分に偽の連絡が届かないからといって、情報が使われていないとは限らないので、偽の連絡の見分け方は一通り知っておきます。
第一報の段階で、情報をどう受け取るか
今回の発表は第一報で、不正アクセスを確認したその日に出されています。この段階では、件数も項目も「可能性」の扱いです。続報で対象者が絞り込まれることもあれば、新たな事実が加わることもあります。第一報の数字だけを見て、必要以上に不安になったり、反対に「自分は関係ない」と決めつけたりしないことが大切です。
漏えいの公表の直後は、SNSに真偽の分からない情報が出回りやすくなります。「パスワードも漏れているらしい」「この番号から電話が来たら本物」といった書き込みは、公式の発表で確かめられない限り、事実として扱わないようにします。SNSに自分の申込の状況や会員IDを書き込むと、それ自体が新しい手がかりを攻撃する側に渡すことになるので避けます。
漏えいの被害者を集めて手続きを代行すると持ちかけ、手数料や個人情報を求める連絡にも注意が要ります。ニフティの第一報には、補償や手続きの案内は書かれていません。お金や個人情報を求める案内が届いたら、その場で応じず、公式の窓口や消費生活センターに相談します。
原因について発表されていること
原因について、第一報で分かっているのは「外部からの不正なアクセス」があったことだけです。どの経路から入られたのか、システムの弱いところを突かれたのか、管理用のIDを悪用されたのかといった詳しい中身は、外部の専門機関と連携して調査中とされています。
第一報が強調しているのは、不正アクセスを受けたのが「当社側で情報登録をするための管理用ツール」で、利用者が直接開いて申し込む申込フォームなどとは別のシステムだという点です。ニフティのWebサイトからの申込が対象外になっているのも、このためと読めます。ただし、Webサイトの申込フォームが安全であることを確かめた、という趣旨の記載はないので、ここでは「対象外と発表されている」という事実にとどめます。
再発防止策については、今後の調査結果を踏まえて、システムのセキュリティ対策と監視体制を強め、外部専門機関の助言を取り入れながら取り組むとされています。具体的な対策の中身は、続報を待つことになります。原因が分からない段階で、どこが悪かったのかを推測したり、責任の所在を決めつけたりする情報がSNSに出回ることがありますが、事実として確かめられるのは公式の発表だけです。
ニフティの対応と、発表に書かれていないこと
第一報に書かれた対応は次のとおりです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 実施済み | 不正アクセス元からの通信の遮断 |
| 実施済み | 被害の拡大を防ぐための暫定対策 |
| 継続・順次実施中 | 外部の専門機関と連携した詳しい調査 |
| 継続・順次実施中 | 個人情報保護委員会への報告手続き |
| 窓口 | @nifty専用ダイヤルの開設 |
個人情報保護委員会とは、個人情報の扱いを監督する国の機関です。不正アクセスによる漏えいのおそれがある場合や、本人の数が1,000人を超える場合などは、会社がこの委員会に報告することが法律で義務付けられています。
第一報に書かれていないことも整理します。対象者への個別の通知の方法、パスワードの初期化、お詫びや補償の有無、漏えいした人ごとの項目の内訳は、2026年10月20日時点では発表されていません。書かれていないことについて、あるともないとも推測はしません。第一報の時点で対応を決めきれていない部分は、続報で示されることが多いので、ニフティのプレスリリースを見ておきます。
6月のメールサービスの不正アクセスとは別の件
ニフティは2026年6月23日に、「@nifty」メールサービスへの不正アクセスを公表し、7月6日に第二報を出しています。この件では、メールアドレスとメールパスワードが第三者に漏えいした可能性があるとして、メールパスワードの変更を利用者に求め、ニフティの側で順次メールパスワードを無効化しました。第二報によると、メールサービスで使っている基盤システムの提供元であるKDDIと連携して調査を進めたとされています。
今回の10月19日の件は、回線申込・受付管理システムへの不正アクセスで、6月の件とは別のシステムで起きた別の件です。対象の項目も違い、今回の第一報にはメールパスワードは挙がっていません。
2つの件が続いたことで、「ニフティから届いたパスワード変更の案内は本物か」と迷う人が増えると考えられます。見分け方の基本は同じで、メールのリンクから手続きをせず、自分で@nifty会員サポートのページを開いて案内が出ているかを確かめます。6月の件でメールパスワードの変更を求められていたのに、まだ変えていない人は、今回の件とは別に、会員サポートの案内に沿って手続きを済ませておきます。
偽のメール、電話、SMSの見分け方
ニフティは、同社や関係者を装った不審なメール、電話、SMSに注意し、記載されたURLへのアクセスや個人情報の入力をしないよう呼びかけています。今回の件で使われやすいと考えられる偽の連絡の例を挙げます。
- 「不正アクセスの対象になりました。本人確認のため会員IDとパスワードを入力してください」というメール
- 「お詫びとしてギフト券を差し上げます。受け取りにはカード情報の登録が必要です」というSMS
- 「回線の契約内容を確認しています。生年月日と暗証番号を教えてください」という電話
- 「調査の結果、料金の返金があります。口座番号を教えてください」という電話
どれも、ニフティが「お尋ねすることはない」と書いている情報を求めています。電話の場合、相手が氏名、住所、生年月日を正しく言い当ててきても、それで本物と判断してはいけません。今回はまさにそれらの情報が漏えいした可能性があるからです。
警察庁は、フィッシングの文面について、「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」「取引の停止」など、切迫感を煽ってログインさせようとするものが多いと説明しています。
電子メール等の文面は、「個人情報の漏えい」、「不正アクセス検知」、「取引の停止」等、切迫感を煽り、ログインさせようとするものが多数確認されています。 出典: npa.go.jp
漏えいの公表の直後は、まさにこの「個人情報の漏えい」という言葉を使った偽メールが送られやすい時期です。件名に「重要」「至急」「不正アクセス」とあっても、まずは手を止めて、公式サイトを自分で開いて確かめる習慣を付けます。
利用者がすること
漏えいした可能性がある項目は、会員ID、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスです。口座とカードの情報は対象外とされています。項目に合わせて、要ることを順番に書きます。
1. ニフティを名乗る連絡は、公式の窓口に確かめる
メールやSMSのリンクから手続きをしない、電話でパスワードや暗証番号を言わない、の2つが基本です。電話がかかってきた場合は、いったん切って、ニフティの発表に載っている専用ダイヤルにかけ直します。
2. @niftyのログインパスワードを推測されにくいものにしておく
今回の第一報の項目にパスワードは入っていません。ただ、会員IDと生年月日、電話番号が知られている可能性があるので、生年月日や電話番号を元にしたパスワードを使っている人は、推測されにくいものに変えておくと安心です。変更の手続きは、メールのリンクからではなく、自分で開いた@nifty会員サポートのページから行います。
3. パスワードの使い回しを見直す
メールアドレスが漏えいした可能性があるので、別のサービスで漏れたパスワードと組み合わせて、ほかのサービスへのログインを試される危険があります。同じパスワードを複数のサービスで使っている人は、メール、ネット通販、銀行、SNSから順に、サービスごとに違うパスワードへ変えます。覚えきれない場合は、パスワード管理アプリを使います。
4. 二段階認証を設定する
二段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなどをもう1つ入れないとログインできないようにする仕組みです。メールや通販、銀行のサービスで設定できるものから順に設定しておきます。
5. カードの明細は、念のため見る程度でよい
カード情報は対象外とされているので、今回の件でカードの再発行が要るわけではありません。偽メールにカード番号を入力してしまった場合だけ、すぐにカード会社に連絡して利用の停止と再発行を相談します。念のため、ここ数か月の明細に覚えのない請求がないかを見ておくと安心です。
自分のメールアドレスがほかのサービスの漏えいにも巻き込まれていないかを確かめたい人は、海外の漏えい情報を検索できるサービスの使い方を解説したHave I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩が参考になります。住所が知られたときの郵便物や訪問への備えは、住所が漏れたときの記事に、確かめる順番と相談先をまとめています。
パスワードを作り直すときの考え方
パスワードを変えるなら、今回漏えいした可能性がある情報から推測できないものにします。避けたいのは次のようなパスワードです。
- 生年月日、電話番号、郵便番号、住所の番地を含むもの
- 氏名や家族の名前、ペットの名前をローマ字にしたもの
- 会員IDやメールアドレスの一部をそのまま使ったもの
- 「password」「123456」のような、よく使われる文字の並び
- ほかのサービスと同じもの、末尾の数字だけを変えたもの
推測されにくくするには、長さを確保するのが一番の近道です。意味のつながらない単語を3つか4つ組み合わせ、間に記号を挟むと、覚えやすいまま長いパスワードを作れます。サービスごとに違うパスワードを覚えるのが難しい場合は、パスワード管理アプリに任せます。アプリが作る長いパスワードをそのまま使い、アプリを開くための主パスワードだけを自分で覚えておく形です。
変える順番は、被害が大きくなりやすいものからです。メールのアカウントは、ほかのサービスのパスワードを再設定するときの受け皿になるので最初に変えます。次に、銀行、カード会社、ネット通販、SNSの順で進めます。全部を一度に変えられなくても、メールと銀行だけでも先に済ませておくと、乗っ取られたときの被害を大きく減らせます。
生年月日と電話番号が知られたときに気をつけること
今回の項目には生年月日と電話番号が入っています。この2つが知られていると、メールより電話を使った手口に注意が要ります。
電話の手口で多いのは、会社の名前を出し、本人の情報を言い当てて信用させてから、別の情報を聞き出す流れです。「ニフティのセキュリティ担当です。○○様、生年月日は○月○日でお間違いないですね。不正アクセスの対象になったので、確認のため暗証番号を教えてください」といった話し方です。氏名と生年月日を正しく言われると本物だと思いがちですが、今回はそれらが漏えいした可能性があるので、むしろ注意の合図になります。
電話への備えとして、次のことを決めておきます。
- 知らない番号からの電話には出ず、留守番電話で用件を聞いてから、公式の番号にかけ直す
- 電話で暗証番号、パスワード、カード番号、口座番号は言わない
- 「今すぐ手続きしないと回線が止まる」と急がされたら、いったん切る
- 家族、とくに高齢の家族にも、この件で電話がかかってくる可能性があると伝えておく
回線の契約は家族のうち1人が契約者になっていることが多く、実際に電話を受けるのは別の家族ということもあります。家の固定電話の番号を申込に使っていた場合は、家族全員で注意を共有しておきます。携帯電話会社の迷惑メッセージのブロック機能や、迷惑電話の対策機能を使うと、不審なSMSや電話が届きにくくなります。
問い合わせ窓口
第一報に書かれている問い合わせ先は次のとおりです。
| 窓口 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | @nifty専用ダイヤル |
| 電話番号 | 0120-924-719 |
| 受付時間 | 10時00分から18時00分、毎日 |
| 補足 | 2026年10月19日は20時00分まで受付 |
偽のメールや電話に書かれた番号には連絡せず、必ず公式の発表に載っている番号を使います。
ニフティとのやり取りで解決しない場合や、偽の連絡で実際にお金の被害が出た場合の相談先もあります。消費生活のトラブル全般は、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつながります。国民生活センターによると、土日祝日の10時から16時に地域の消費生活センターが開いていない場合は、188で国民生活センターが相談を受け付けています(一部地域や年末年始などを除く)。お金の被害が出たときは、最寄りの警察署にも相談します。
会社が個人情報の扱いについて法律に沿った対応をしていないと感じたときは、個人情報保護委員会の「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849、受付時間は9時30分から17時30分、土日祝日と年末年始を除く)に相談できます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で仕事をする人にとって、自宅の光回線は仕事の道具そのものです。@nifty光などを仕事にも使っている人は、今回の件で、自分の情報だけでなく仕事への影響も考えておく必要があります。
まず、回線の申込に使ったメールアドレスを仕事の連絡にも使っている場合は、偽メールが仕事の受信箱に届く可能性があります。取引先からの連絡と同じ受信箱に偽メールが紛れ込むと、忙しいときほど開いてしまいやすくなります。この機会に、仕事用のメールアドレスと、回線やサービスの会員登録に使うメールアドレスを分けておくと、偽メールの被害を減らせます。
次に、取引先に知らせるかどうかの考え方です。今回漏えいした可能性があるのは、回線を申し込んだ本人の情報で、取引先の情報が含まれているわけではありません。回線の契約者として自分の情報が対象になっただけなら、取引先に知らせなければならない場面とは一般に考えにくいですが、業務委託の契約で「セキュリティの事故はすぐに報告する」といった取り決めがある場合は、それに従います。
個人情報保護委員会は、事業者が国に漏えいを報告しなければならない場面として、病歴など特に配慮が必要な情報が含まれる場合、カード番号などお金の被害につながる情報が含まれる場合、不正アクセスなど不正な目的によるおそれがある場合、本人の数が1,000人を超える場合の4つを示しています。
下記の要件に該当する場合、漏えい等報告が義務付けられています。 出典: ppc.go.jp
今回の件で報告をするのは、情報を持っていたニフティです。一方で、偽メールに仕事のアカウントのパスワードを入力してしまい、取引先から預かったファイルや顧客の名簿に第三者が触れたおそれが出た場合は、話が変わります。その場合は、預かっている情報を扱う立場として、どの情報に触れられたおそれがあるかを整理し、取引先にすぐ伝えます。報告や本人への連絡を誰がするかは、業務委託の契約や事情で変わるので、自分だけで判断せず、取引先の担当者や個人情報保護委員会の相談窓口に確かめながら進めます。
取引先に説明が要る場面に備えて、今回の件で自分がしたことを日付と一緒に記録しておくと役に立ちます。いつ発表を知ったか、いつどのサービスのパスワードを変えたか、不審な連絡が届いたか、届いたならどう対応したか、を短く書き残しておくだけで、後から問われたときに落ち着いて答えられます。
運営者の視点:回線のトラブルに備えた仕事の段取り
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた@SOHOの編集部として、在宅で仕事をする人に備えてほしいのは、情報の漏えいそのものより、その後の偽メールや回線の手続きの混乱で仕事が止まる場面です。回線の会社から本物の案内が来ているのか偽物なのか判断できず、手続きを止めているうちにインターネットが使えなくなる、という事態は避けたいところです。
備えとしては、回線の会社の公式サイトと専用ダイヤルの番号を、すぐ見られる場所に控えておくこと、スマートフォンのテザリングなど回線が止まったときの代わりの手段を確かめておくこと、取引先に連絡する手段をメール以外にも持っておくことが挙げられます。依頼者と受け手が直接やり取りする手数料0%の取引では、受け手の手取りが厚くなる一方で、連絡が途切れたときのフォローも本人同士で行います。日ごろの段取りが、そのまま取引の安心感につながります。
情報セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。企業の情報セキュリティ対策の支援や、偽メールへの対応の手順づくりといった仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。ネットワークの基礎から学び直したい人には、シスコ社の技術者認定であるCCNA(シスコ技術者認定)が参考になります。偽メールを見抜く訓練を社内や取引先で進めたい人は、訓練の進め方をまとめた社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドを、ログインにパスワード以外の要素を組み合わせる仕組みを比べたい人はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版を読んでおくと、漏えいの公表が出たときに落ち着いて動けます。
よくある質問
Q. ニフティの情報漏洩で、クレジットカードや口座の情報は漏れましたか?
2026年10月19日の第一報では、不正アクセスを受けた回線申込・受付管理システムに口座やクレジットカード情報は保有しておらず、漏えいの対象に含まれていないと発表されています。ただし、ニフティを装った偽メールや電話でカード番号を聞き出す手口には注意が要ります。
Q. ニフティのWebサイトから申し込んだ場合も対象ですか?
第一報では、対象を2019年以降に回線を申し込んだ人とし、括弧書きで同社Webサイトからの申込を除くとしています。Webサイト以外の経路で@nifty光、@nifty MAX光、@nifty auひかりプラスを申し込んだかどうかが目安になります。自分の申込が対象か分からないときは、@nifty専用ダイヤルで確かめます。
Q. 6月のメールの不正アクセスと同じ件ですか?
別の件です。6月23日に公表されたのは@niftyメールサービスへの不正アクセスで、メールパスワードの変更が求められました。10月19日の件は回線申込・受付管理システムへの不正アクセスで、第一報の項目にメールパスワードは入っていません。6月の件で変更を済ませていない人は、会員サポートの案内に沿って手続きします。
Q. ニフティから電話がかかってきたら、どうすればよいですか?
ニフティは、この件で個別にメールや電話で暗証番号、パスワード、カード情報を尋ねることはないと発表しています。相手が氏名や生年月日を言い当てても信用せず、いったん電話を切り、@nifty専用ダイヤル(0120-924-719、毎日10時から18時)にかけ直して確かめます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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