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JR仙台病院の個人情報の紛失|廃棄予定のパソコンとSSD 患者11,791名分 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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JR仙台病院の個人情報の紛失|廃棄予定のパソコンとSSD 患者11,791名分 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓JR仙台病院の情報漏洩として検索される件を
  • ✓2026年2月18日の第1報から6月15日の更新までの病院の発表で整理
  • ✓廃棄予定の端末とSSDの紛失で対象が11,791名分になった経緯

JR仙台病院の情報漏洩として検索されるこの件は、JR仙台病院が2026年2月18日に「個人情報の紛失に対するお詫びとご報告(第1報)」として公表したものです。廃棄予定の端末(パソコン)358台のうち3台の紛失と、一部の端末のSSD(記憶装置)などの欠損が分かり、SSDの一部に保存されていた患者の個人情報が院外に漏えいした可能性があると発表されました。その後、2026年3月12日と6月15日に更新が出ており、6月15日の更新では、警察の被疑者宅の捜索のあとに返却された端末などから追加で個人情報が見つかり、対象は合計11,791名分になったとされています。被疑者は2月19日に逮捕されており、6月15日の時点で、情報が被疑者から外部に流出した事実は確認されていないと書かれています。2026年11月1日時点で、病院のお知らせの一覧に、6月15日の更新のあとの新しい報告は出ていません。 対象の患者がまずすることは、病院から郵送で届くお詫びとご報告を確かめ、病院を名乗る身に覚えのない電話や郵便、お金や手続きを求める連絡に応じないことです。 心配なことがあれば、病院の専用お問合わせ窓口(070-6950-8013、平日9:00から17:00)に相談してください。

この記事は、2026年11月1日時点でJR仙台病院の第1報、2026年3月12日と6月15日の更新、病院のお知らせの一覧を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

JR仙台病院で何が起きたのか

JR仙台病院は、宮城県仙台市にある病院です。今回の件は、外からの不正アクセスではなく、使わなくなった端末を廃棄する作業の中で、端末の本体や中の記憶装置がなくなっていることが分かったというものです。

第1報の書き出しは次のとおりです。

このたび、当院の端末(パソコン)本体の紛失および一部端末のSSD(記憶装置)等の欠損を確認しました。欠損したSSDの一部には当院の患者さまの一部個人情報が保存されており、その情報が院外に漏えいした可能性があります。 出典: JR仙台病院「個人情報の紛失に対するお詫びとご報告(第1報)」

SSDとは、パソコンの中でデータを保存しておく部品のことです。昔のハードディスクと同じ役目をする部品で、パソコン本体から取り外すと、中のデータを別のパソコンで読める場合があります。

発表の骨子は次のとおりです。

  • 2026年2月3日、端末の廃棄に伴うデータの削除作業の中で、2台の端末が起動せず、SSDとバッテリーがなくなっていることが分かった
  • 調査の結果、廃棄予定の358台のうち、3台の端末の紛失、2台の端末のSSDとバッテリーの欠損、3台の端末のSSDの欠損(前の2台を含む)が分かった
  • 欠損したSSDの一部に患者の個人情報が保存されていた
  • 個人情報保護委員会などに報告し、警察に被害届を出した。2月19日に被疑者が逮捕された
  • 警察の被疑者宅の捜索のあと、端末などが返却され、追加で個人情報が含まれていたことが分かった

公表の経緯と2026年11月1日時点の状況

病院のお知らせの一覧で確かめられる、この件の発表は3本です。

日付 発表 分かったこと
2026年2月18日 第1報 端末の紛失とSSDなどの欠損を公表。現時点で6,639名分の個人情報の紛失を確認(調査中)
2026年3月12日 更新 被疑者が逮捕されていること、個人情報の漏えいの事実は確認されていないことを公表。対象は8,411名
2026年6月15日 更新 被疑者宅の捜索のあとに返却された端末などから追加の個人情報が判明。対象は合計11,791名分

2026年11月1日時点で、病院のウェブサイトの「重要なお知らせ」には2026年6月15日の更新が掲げられており、お知らせの一覧にも、そのあとにこの件の新しい報告は出ていません。

第1報(2026年2月18日)で書かれていたこと

第1報では、端末のデスクトップなどに資料を保存していたことが分かり、個人情報が漏えいした可能性があるとしていました。調査中としたうえで、その時点で6,639名分の個人情報の紛失を確認したとしています。内訳は、褥瘡リストの136名分、身体拘束最小化リストの83名分、診療時間外窓口を使った患者の一部6,420名分でした。

2026年3月12日の更新で書かれていたこと

3月12日の更新では、被疑者が逮捕されていることと、その時点で個人情報の漏えいの事実は確認されていないことが書かれています。診療時間外窓口の利用者が8,192名分に増え、対象は8,411名とされました。データは3月6日にすべて削除し、廃棄を完了したとしています。

この更新には、本件はすでに報道でも伝えられているとおり、被疑者が逮捕されていると書かれています。逮捕の日付は、この時点の更新には書かれておらず、6月15日の更新で2月19日と示されました。また、3月12日の更新から、漏えいのおそれがない情報の一覧と、身体的拘束の言葉の説明が加わっています。

2026年6月15日の更新で書かれていたこと

6月15日の更新では、被疑者が2月19日に逮捕されたことと、警察の被疑者宅の捜索のあとに、前回紛失と知らせていた端末などと、新たに紛失が分かった端末などが返却されたことが書かれています。返却された端末などを確かめたところ、追加で個人情報が含まれていたとしています。

現時点において、当該情報が被疑者から外部に流出した事実は確認されておりませんが、引き続き関係機関と連携のうえ、調査および確認を継続してまいります。 出典: JR仙台病院「個人情報の紛失に対するお詫びとご報告(2026年6月15日更新)」

人数が3回変わった理由

対象の人数は、発表のたびに増えています。数字の動きを並べると次のとおりです。

発表 人数 増えた理由
第1報(2月18日) 6,639名分 調査中としたうえでの、その時点の確認分
3月12日の更新 8,411名 診療時間外窓口の利用者が6,420名分から8,192名分に増えた
6月15日の更新 11,791名分 返却された端末などから3,283名分、新たに紛失が分かった端末などから97名分が追加

第1報の時点で「現在も調査中」と書かれていたとおり、調べが進むにつれて対象が広がってきました。古い数字を載せた記事やSNSの投稿も残っているので、人数を確かめるときは、病院の最新の発表を見てください。

紛失した端末に含まれていた個人情報

6月15日の更新の別紙では、端末などに含まれていた情報を、人数ごとに示しています。まず、3月12日までに報告済みの内容です。

人数 含まれる内容
8,192名 氏名、患者ID、受付(通過)日時、会計前の預かり金の有無と金額、患者の入院病棟等(診療時間外窓口の利用者)
136名 氏名、入院病棟、褥瘡の部位・経過概要、疾患名(褥瘡リスト)
83名 氏名、患者ID、認知症レベル、診療科、身体的拘束の有無(身体的拘束最小化リスト)

褥瘡(じょくそう)とは、床ずれのことです。身体的拘束とは、抑制帯などの用具で一時的に患者の体の動きを抑えることを指すと、3月12日の更新で説明されています。

第1報では、対象の期間も示されていました。褥瘡リストは2021年4月1日から2025年5月31日に記載があった患者、身体拘束最小化リストは2025年4月1日から2025年6月14日に入院中に記載があった患者、診療時間外窓口は2016年1月1日から2025年6月14日に使った患者の一部です。

6月15日に追加された内容

6月15日の更新で追加されたのは、前回紛失と知らせていた端末などの3,283名分と、新たに紛失が分かった端末などの97名分です。主なものを人数の多い順に並べます。

人数 含まれる内容
2,953名 氏名、他の病院と連絡を行った内容の一部
175名 氏名、生年月日、紹介先医療機関名
62名 氏名、ID、年齢、主病名、主治医、糖尿病に関する経過
28名 氏名、ID、受診診療科、主治医、紹介先/元医療機関名、医師名
26名 氏名、ID、年齢、性別、受診診療科、入院/転科日、入院病棟、主治医
22名 カタカナ氏名、予約日時
22名 カタカナ氏名、受診診療科、予約日時
20名 氏名、年齢、手術日、術式、麻酔方法、執刀医
19名 氏名、勤務先、医療機関
15名 カタカナ氏名、ID、年齢、身長、体重、性別、診療科名、病棟名、血液検査結果の一部
12名 氏名、ID、郵便番号、住所

このほか、少ない人数の区分として、氏名とIDだけの5名、住所や生年月日を含む2名、電話番号と住所を含む1名、検査の結果(CT、肺機能、心電図と検査画像、血圧脈波、血液検査、栄養に関する項目など)を含む人などが示されています。自分がどの区分に当たるかは、病院から郵送で届くお詫びとご報告で確かめてください。

漏えいのおそれがないとされた情報

3月12日の更新では、漏えいのおそれがない情報として次のものが挙げられていました。

病院が「漏えいのおそれがない情報」とした項目(3月12日の更新)
マイナンバー、電子カルテ記録、生年月日、住所、電話番号、金融情報など

ただし、6月15日に追加された区分の中には、生年月日、住所、電話番号、主病名、検査の結果を含むものがあります。6月15日の更新は、この一覧を改めて示していません。3月12日の一覧は、追加が分かる前の内容として読んでください。6月15日の更新では、最初に分かった3台の端末に含まれていた情報について、病名など電子カルテ内の情報は含まれていないとも書かれています。

原因と経緯について病院が説明していること

この件は、外部からの不正アクセスではなく、廃棄予定の端末の紛失と、SSDなどの欠損として発表されています。6月15日の更新によると、端末は前の年の更新で不要になった電子カルテの端末でした。

廃棄の前に病院が行っていた作業

第1報によると、紛失が分かったのは、職員が端末の廃棄に伴うデータの削除作業をしていたときです。端末を捨てる前に中のデータを消す作業の途中で、起動しない端末が見つかり、中を確かめたところSSDとバッテリーがなくなっていました。

第1報では、廃棄予定のパソコンのデータは、起動しないため物理的に壊す予定の1台を除き、2月15日までにすべて削除したとしています。3月12日の更新では、3月6日にすべてデータを削除し、廃棄を完了したとしています。

358台の端末が廃棄を待つ間に、どのように保管されていたかは、発表には書かれていません。

デスクトップに保存された資料

第1報では、端末のデスクトップなどに資料を保存していたことが分かったと書かれています。デスクトップとは、パソコンを起動したときに最初に表示される画面のことで、そこに保存したファイルは、パソコンの中の記憶装置(今回はSSD)に記録されます。電子カルテのシステムの中ではなく、端末そのものに保存されていた資料が、SSDと一緒になくなった形です。

病院は警察に被害届を出し、2月19日に被疑者が逮捕されています。被疑者がどういう立場の人か、どのようにして端末などが被疑者の手に渡ったかは、発表には書かれていません。6月15日の更新の再発防止策に「外部委託業者に対する管理・監督体制の強化」が挙げられていますが、被疑者との関係は書かれていません。この記事でも推測はしません。

被疑者の逮捕と、返却された端末の意味

6月15日の更新によると、被疑者は2月19日に逮捕され、その後の警察の被疑者宅の捜索で、紛失していた端末などが見つかって病院に返却されました。返却されたものの中には、前回紛失と知らせていた端末などと、新たに紛失が確認された端末などの両方が含まれていました。

返却された端末を病院が確かめたことで、最初は分からなかった情報が含まれていたことが分かり、対象の人数が増えました。

一方で、端末が被疑者の手元にあった間に、中のデータが複製されたり、ほかの人に渡ったりしたかどうかは、発表からは分かりません。病院は、外部に流出した事実は確認されていないとしつつ、調査と確認を続けるとしています。このため、対象の人は、不審な連絡への注意をしばらく続けてください。

病院の対応

発表に書かれている病院の対応は次のとおりです。

  • 個人情報保護委員会をはじめとする関係行政機関に報告した
  • 警察に被害届を出し、捜査に協力している
  • 廃棄予定の端末のデータは、3月6日にすべて削除し、廃棄を完了した(3月12日の更新)
  • 対象の患者に、郵送でお詫びとご報告を届ける
  • 専用お問合わせ窓口を設けた

6月15日の更新では、再発防止策として次の3つを直ちに実施したとしています。

  • 個人情報を含む機器の管理体制の全面的な見直しと厳格化
  • 外部委託業者に対する管理・監督体制の強化
  • 職員に対する個人情報保護に関する教育・研修の強化

補償やお詫びの品については、発表には書かれていません。書かれていない以上、この記事ではあるともないとも書きません。他の事案で補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。

自分が対象かを確かめる方法

対象になりうるのは、主に次のような人です。

  • 2016年1月1日から2025年6月14日に、JR仙台病院の診療時間外窓口を使った
  • 2021年4月1日から2025年5月31日に入院し、褥瘡のケアを受けた
  • 2025年4月1日から2025年6月14日に入院していた
  • JR仙台病院から、または他の病院からJR仙台病院への紹介を受けた
  • JR仙台病院で手術、検査、糖尿病の診療を受けた

ただし、6月15日に追加された区分には、対象の期間が書かれていません。上に当てはまらなくても対象になっている可能性があり、当てはまっても対象とは限りません。

病院は、対象の患者に郵送でお詫びとご報告を届けるとしています。郵便が届いているかどうかが、もっとも確かな手がかりです。届いていないけれど気になる人や、引っ越しなどで郵便が届かない可能性がある人は、専用お問合わせ窓口に問い合わせてください。

家族の分も確かめる

入院していた家族や、亡くなった家族が対象になっている可能性もあります。家族あての郵便が届いていないかを確かめ、代わりに問い合わせるときは、患者本人との関係と、受診した時期を伝えられるようにしておくと話が早く進みます。

亡くなった家族あての郵便は、遺品の整理の中で見落とされやすいものです。家族の郵便をまとめて受け取っている人は、2026年2月以降に届いた病院からの封筒がないかを確かめてみてください。対象かどうかを家族が問い合わせるときに、どこまで答えてもらえるかは、病院の窓口で確かめてください。

郵送で届くお詫びの見分け方

病院は、対象の患者に郵送でお詫びとご報告を届けるとしています。郵便の中身の書き方は発表には書かれていませんが、受け取ったときは次の点を確かめてください。

  • 差出人がJR仙台病院になっているか
  • 中に書かれた窓口の電話番号が、病院の発表にある070-6950-8013と同じか
  • お金の振り込みや、口座番号、カード番号の記入を求めていないか

病院の発表には、患者にお金を払わせたり、番号を書いて送り返させたりする手続きは書かれていません。そうした求めがある郵便は、病院を装った別のものと考えて、応じないでください。迷ったときは、郵便に書かれた番号ではなく、病院のウェブサイトの発表にある番号に自分でかけて確かめます。

郵便が届かないとき

診療時間外窓口の区分は、2016年1月1日からの利用者が含まれます。10年近く前に受診した人は、病院に伝えてあった住所が今と違い、郵便が届いていない可能性があります。

当時の住所に家族が住んでいる場合は、病院からの郵便が届いていないかを家族に聞いてみてください。届いていない場合でも、気になるときは専用お問合わせ窓口に問い合わせることができます。そのときは、受診した時期と、当時の住所を伝えられるようにしておきます。

対象の患者がすること

病院は、患者に特別な対応を求めるものではないとしたうえで、不審な連絡に注意するよう呼びかけています。第1報では、次のような連絡を例に挙げています。

  • 身に覚えのない電話や郵便物
  • 個人情報の確認を求める連絡
  • お金や手続きなどを求める不審な案内

6月15日の更新では、不審な連絡や心当たりのない問い合わせなどがあったときは、決して応じず、専用お問合わせ窓口に連絡するよう書かれています。

病院や医療機関を名乗る連絡への注意

病名や受診した診療科、入院の時期が他人に知られると、病院や薬局、保険会社を名乗る連絡が本物らしく聞こえやすくなります。次のような連絡には応じないでください。

  • 「治療費の返金がある」として、口座番号やカード番号を聞く電話
  • 「入院のときの預かり金の精算」として、振り込みを求める連絡
  • 「新しい治療の案内」として、高額な薬や健康食品を勧める電話や郵便

診療時間外窓口の区分には、会計前の預かり金の有無と金額が含まれていました。預かり金の精算を持ちかける連絡が来ても、その場で払わず、病院の窓口に自分で確かめてください。

紹介のやり取りの情報が含まれる人

6月15日に追加された区分のうち、もっとも人数が多いのは2,953名の「氏名、他の病院と連絡を行った内容の一部」です。紹介先医療機関名や、紹介先/元医療機関名を含む区分もあります。

JR仙台病院から他の病院に紹介された人や、他の病院からJR仙台病院に紹介された人は、どの病院とやり取りがあったかが他人に知られた可能性があります。紹介先の病院や、その病院の担当を名乗って、検査や入院の予約の変更を持ちかける連絡が来たときは、その場で答えず、自分が通っている病院の代表の番号に確かめてください。

預かり金の情報が含まれる人

診療時間外窓口の区分には、会計前の預かり金の有無と金額が含まれていました。夜間や休日に受診したとき、その場で会計が済まないために、いったんお金を預けた記録とみられます。

この情報から分かるのは、いつ受診し、いくら預けたかという記録です。口座番号やカード番号は含まれていないとされています。ただ、預けた金額を言い当てられると、「預かり金の精算が済んでいない」という話が本物らしく聞こえやすくなります。精算や返金の話が来ても、病院の窓口に自分で確かめるまでは、振り込みや番号の連絡をしないでください。

認知症の家族や高齢の家族がいる場合

身体的拘束最小化リストの区分には、認知症レベルが含まれます。高齢の患者や、認知症のある患者の家族は、本人あての不審な電話や訪問に特に気をつけてください。

  • 本人が一人で電話に出ることが多い場合は、留守番電話の設定にして、知らない番号の電話は家族が確かめてから折り返す
  • 病院や役所を名乗る訪問があっても、家族がいないときは玄関を開けないよう本人と話しておく
  • 郵便物の中に、病院からのお詫びとご報告が届いていないかを家族が確かめる

介護の施設に入っている家族の場合は、施設の職員にもこの件を伝え、本人あての不審な連絡に注意してもらうと安心です。

住所や電話番号が含まれる人

6月15日に追加された区分の中には、住所や電話番号を含むものがあります。これに当たる人は、宛名入りの不審な郵便や電話にも気をつけてください。住所が他人に知られた可能性があるときの備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で、電話番号の場合は電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で説明しています。

病気のことを知られる不安があるとき

病名、検査の結果、認知症のレベルなどは、他人に知られたくない情報です。不安を感じたときは、ひとりで抱えずに窓口に相談してください。治療を続けるかどうかや、通う病院を変えるかどうかは、この件とは別に、主治医と相談して決めることです。

ほかの相談先

病院の対応について、どこに相談すればよいか分からないときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤルという窓口もあります。同委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者が個人情報保護法の義務に反する行為があった場合の個人からの通報などは、この相談ダイヤルで受け付けていると案内しています。

お金をだまし取られたときや、脅すような連絡が来たときは、最寄りの警察署に相談してください。病院の件を名乗った連絡であることも伝えます。

問い合わせ窓口

6月15日の更新に載っている窓口は次のとおりです。

項目 内容
窓口の名称 JR仙台病院 専用お問合わせ窓口
電話番号 070-6950-8013
受付時間 9:00から17:00(平日のみ)

電話番号は携帯電話の番号の形(070から始まる番号)ですが、病院の発表に載っている専用の窓口の番号です。発表に、メールの窓口は書かれていません。

電話をかける前に、受診した時期、入院した病棟、届いた郵便の有無をメモにまとめておくと、話が早く進みます。不審な連絡を受けた場合は、その日時と相手の名乗った名前、話の内容もメモしておきます。

受付は平日のみなので、土日や祝日に不審な連絡を受けたときは、その場では応じずに、平日になってから窓口に伝えてください。急いで払うよう迫られても、病院の窓口に確かめるまで待って困ることはありません。お金を払ってしまったときや脅されたときは、曜日に関係なく警察に相談します。

対象の人がすることの一覧

ここまでの内容をまとめます。

当てはまること まずすること
病院から郵送でお詫びが届いた 自分がどの区分に当たるかを確かめる
郵便は届いていないが、受診したことがある 気になるときは専用お問合わせ窓口に問い合わせる
病院を名乗る不審な連絡が来た 応じずに、専用お問合わせ窓口に連絡する
預かり金の精算や返金の話が来た その場で払わず、病院に自分で確かめる
住所や電話番号が含まれる区分に当たる 宛名入りの郵便や電話に注意する
家族が入院していた 家族あての郵便の有無を確かめる

続報を自分で確かめる方法

この件の続報が出るとすれば、JR仙台病院のウェブサイトの「重要なお知らせ」か「お知らせ」の一覧に載ると考えられます。これまでの3本の発表は、いずれもPDFのファイルとして掲載されています。

2026年11月1日時点では、2026年6月15日の更新が最後です。続報を確かめるときは、次の点を見てください。

  • 題名に「個人情報の紛失」と入った新しい更新が出ていないか
  • 対象の人数が11,791名分から変わっていないか
  • 外部への流出の事実について、新しい説明が出ていないか
  • 窓口の電話番号や受付時間が変わっていないか

SNSやまとめサイトで、人数や被疑者についての話を見かけても、病院の発表で同じ内容が出ているかを確かめるまでは、そのまま受け取らないでください。

似た件と混同しないために

病院や役所で、パソコンや外付けのディスクがなくなる件はほかにも起きています。たとえば東京都水道局の件は、外付けのハードディスクと書類の紛失として発表されたもので、今回のJR仙台病院の件とは別の件です。その内容は東京都水道局の情報漏洩のおそれ|外付けHDD4台(1,932名)と家屋調査の書類(84軒)の紛失 対象者が確かめること 2026で説明しています。

「JR」と付く病院はほかの地域にもありますが、この記事で扱うのは仙台市のJR仙台病院の件だけです。

患者として日ごろからできること

病院の中で起きたことを、患者が防ぐことはできません。ただ、こうした件が起きたときに、落ち着いて動けるように備えることはできます。

  • 通っている病院の代表の電話番号を、診察券などで確かめておく
  • 病院からの郵便は、すぐに捨てずに中を確かめる
  • 病院や薬局を名乗る電話でお金や番号の話が出たら、一度切って、自分で病院にかけ直す
  • 家族の受診や入院の時期を、簡単に記録しておく

最後の記録は、今回のように対象の期間が示されたときに、家族が対象かどうかを判断する手がかりになります。

自分のパソコンやスマホを手放すとき

今回の件は病院の端末の話ですが、個人のパソコンやスマホを手放すときにも、中のデータを消しておかないと、同じように他人に読まれるおそれがあります。手放す前には、次の順番で準備してください。

  1. 残しておきたい写真や書類を、外付けのディスクやクラウドに移す
  2. サービスのアカウントからログアウトし、端末とアカウントの結び付けを外す
  3. 端末の設定にある初期化の機能で、中のデータを消す
  4. 初期化が終わったことを、起動して確かめる

起動しない端末を手放すときは、データを消す作業ができません。その場合は、買い取りや回収をする事業者に、データの消し方と証明の出し方を先に確かめてください。

病院に伝えておくとよいこと

引っ越しや電話番号の変更をしたときは、次に受診したときに病院の受付で伝えておくと、今回のような郵便が確実に届きやすくなります。家族の連絡先を病院に伝えている場合も、変わったら伝え直してください。

在宅で仕事をする人が気をつけること

在宅で医療事務の仕事や、医療機関から頼まれたデータ入力、書類の作成を受けている人もいるはずです。こうした仕事では、患者の名前や病名を自分のパソコンで扱うことがあります。

個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報が含まれる個人データの漏えい等(またはそのおそれ)を挙げています。要配慮個人情報とは、同じページの説明では、人種、信条、病歴、健康診断その他の検査の結果、診療・調剤情報などのことを指します。例として、病院における患者の診療情報や調剤情報を含む個人データを記録したUSBメモリーを紛失した場合が示されています。また、個人データが記載・記録された書類や媒体などが盗難された場合は、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。

在宅で働く人が見直しておきたいのは、次の点です。

  • 取引先の患者や顧客の資料を、パソコンのデスクトップなどに保存したままにしていないか
  • 作業が終わった資料を、取引先が決めた方法で返すか削除しているか
  • パソコンを買い替えるときや手放すとき、中のデータを消してから処分しているか
  • パソコンの記憶装置を暗号化して、取り外されても中を読まれにくくしているか

医療事務や医療の書類の作成を在宅で受けるときは、契約の前に、取引先と次のことを決めておくと安心です。

  • 患者の情報を、自分のパソコンに保存してよいか、取引先のシステムの中だけで扱うのか
  • 作業に使ったファイルを、いつ、どの方法で消すか
  • パソコンをなくしたときや、盗まれたときに、誰に、どのくらいの時間で伝えるか

パソコンの暗号化の設定は、フリーランスのPC紛失対策2026|FileVault・BitLocker・リモートワイプ設定で説明しています。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、扱う情報を必要なときだけ手元に持ち、終わったら消すことは、どの契約でも漏えいの影響を小さくします。

フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、預かったデータの保存場所と消す時期を最初に取引先と決めています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼につながります。

端末と情報を守る知識を仕事に生かす

端末の管理や廃棄のときのデータの消し方は、医療機関や中小企業から相談の多い分野です。中小企業がセキュリティの対策をどう進めるかは、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法で説明しています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

JR仙台病院の件は、2026年11月1日時点で、2026年6月15日の更新で対象が合計11,791名分になったのが最新の報告です。受診したことがある人は、病院から届く郵便を確かめ、病院を名乗る不審な連絡には応じず、気になることがあれば専用お問合わせ窓口に相談してください。

よくある質問

Q. JR仙台病院の件で、対象は何人ですか?

JR仙台病院の2026年6月15日の更新では、対象は合計11,791名分とされています。第1報(2026年2月18日)の時点では6,639名分、3月12日の更新では8,411名でしたが、警察の被疑者宅の捜索のあとに返却された端末などから、3,283名分と97名分が追加で分かりました。2026年11月1日時点で、これが最新の数字です。

Q. 情報は外部に流出したのですか?

6月15日の更新では、現時点において、当該情報が被疑者から外部に流出した事実は確認されていないと書かれています。一方で、病院は引き続き関係機関と連携して調査と確認を続けるとしています。第1報では、院外に漏えいした可能性があると発表されていました。

Q. 電子カルテの情報やマイナンバーは含まれますか?

3月12日の更新では、マイナンバー、電子カルテ記録、生年月日、住所、電話番号、金融情報などは漏えいのおそれがない情報とされていました。ただし、6月15日に追加された区分には、生年月日、住所、電話番号、主病名、検査の結果を含むものがあります。自分の区分は、病院から郵送で届くお詫びとご報告で確かめてください。

Q. 問い合わせはどこにすればよいですか?

JR仙台病院の専用お問合わせ窓口(070-6950-8013)です。受付時間は9:00から17:00で、平日のみです。病院を名乗る不審な連絡や、心当たりのない問い合わせがあったときも、応じずにこの窓口に連絡するよう案内されています。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

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公開:2026年11月1日
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