インドネシア語の単価の相場|翻訳・通訳の料金の決まり方2026


この記事のポイント
- ✓インドネシア語の翻訳・通訳の単価がどう決まるかを整理しました
- ✓文字単価と時間単価の数え方
- ✓最低料金や特急料金の扱い
インドネシア語の単価を調べている人の多くは、すでにその言語が使える人です。留学経験がある、現地の駐在に同行していた、家族の言語が日本語とインドネシア語の二本立てだった。そういう背景を持っていて、いま「この力はいくらの仕事になるのか」を知りたい。結論から言うと、インドネシア語の単価は「何文字を、どの分野で、どれくらいの納期で訳すか」の3つでほぼ決まります。感覚や交渉力で決まっているように見えて、実際には計算式がかなりはっきりしている領域です。
この記事では、翻訳会社が公開している料金表の読み方から、時間で数える通訳の単価、そして額面から手取りに落ちるまでの目減りまでを順に整理します。相場の数字だけを暗記しても値付けはできません。数字が「どういう数え方から出てきたのか」を押さえたほうが、初めての見積もりで迷わずに済みます。
インドネシア語の翻訳単価は「原文の文字数×文字単価」で決まる
翻訳の見積もりは、ほぼ例外なく原文の分量を基準に計算します。ここが最初のつまずきどころで、「仕上がりの分量」ではなく「渡された原稿の分量」で数えるのが業界の標準です。翻訳会社の料金ページにも、その計算式がそのまま書かれています。
翻訳料金は「原文の文字数×文字単価」で算出します。 以下は料金の目安となりますが、文字単価は内容やボリューム、納期、原稿の形式などによっても変動します。原稿をお送りいただけましたら迅速かつ正確なお見積りが可能ですので、是非、弊社のコーディネーターまでお問合せください。お見積りは無料です。 「原文の文字数×文字単価」が10,000円 に満たない場合、11,000円(税込)を申し受けます。 出典: amitt.co.jp
この短い一文に、単価の話で押さえるべき要素がほとんど入っています。原文基準であること、内容と分量と納期と原稿形式で変動すること、そして最低料金が設定されていること。順に見ていきます。
日本語からインドネシア語は「日本語の文字数」で数える
日本語を原文とする場合、数えるのは日本語の文字数です。原稿用紙の升目を数える感覚に近く、句読点を含めるかどうかは会社によって扱いが違います。Wordの文字カウント機能が出す「文字数(スペースを含めない)」の値をそのまま使うのが実務では一般的です。
日本語からインドネシア語への方向は、一般文書で1文字あたり10円から16円あたりが翻訳会社の提示価格帯です。ただしこれは会社が発注者に見せる価格であり、実際に訳す人が受け取る額はここから会社の取り分が引かれます。翻訳者への支払いは、会社の提示価格のおおむね4割から6割に落ち着く例が多く見られます。つまり公開料金表を見て「自分もこの額をもらえる」と考えると、実際の入金額との差に驚くことになります。
インドネシア語から日本語は「単語数」で数える国際慣行もある
逆方向、つまりインドネシア語を原文にする場合は、単語数で数える方式が混在します。インドネシア語はラテン文字で分かち書きされる言語なので、英語と同じく単語単位でカウントできるからです。この場合、1単語あたり12円から25円程度が目安になります。
注意したいのは、単語数と日本語文字数の換算比です。インドネシア語1単語は、日本語にすると平均でおよそ2.5文字から3文字に相当します。接辞が発達した言語なので、1語に情報が詰まっている場面が多いためです。単語単価が安く見えても、仕上がりの日本語量に換算すると割の良い仕事だったり、逆に安すぎる仕事だったりします。見積もりを受け取ったら、必ず「日本語に直したら何文字ぶんか」を暗算しておくと判断を誤りません。
見積もりの前に確認すべき原稿の形式
同じ文字数でも、原稿の形式によって作業時間は大きく変わります。テキストファイルやWordなら文字を上書きするだけですが、PDFのスキャン画像だと文字起こしから始まります。パワーポイントは文字数こそ少ないものの、レイアウト崩れを直す時間が本文の翻訳より長くかかることさえあります。
このため多くの翻訳会社は、編集不可の原稿にレイアウト調整費を別建てで請求します。個人で受ける場合も同じ考え方を持ち込むべきで、「PDFからの起こしが必要なので、本体料金に20%を加算します」と最初に伝えておけば、後から揉めません。原稿形式の確認は、単価交渉の一部だと考えてください。
分野で単価が変わる理由と、分野ごとの目安
分野による差は、難しさそのものより「間違えたときの損害の大きさ」で説明できます。翻訳会社が専門分野ごとに訳者を分けているのも、この責任の重さに対応するためです。
翻訳者B日本人女性 言語:インドネシア語→日本語 専門分野:法務・契約書、ビジネス全般 10数年にわたり大手人材紹介会社のインドネシア現地法人で経験を積んできた。法律関連文書、契約書、報告書、パンフレット、およびビジネス全般など、幅広い分野の翻訳に対応。常に正確性と一貫性を重視し、読みやすい翻訳を心掛ける。 出典: fukudai-trans.jp
現地法人での実務経験が10年以上、という書き方に注目してください。単価が高い分野で求められているのは語学力の上乗せではなく、その分野の実務を内側から知っていることです。逆に言えば、インドネシア語ができる人が単価を上げる最短経路は、自分がすでに経験した業種を翻訳の専門分野として言語化することです。
一般文書とビジネス文書
社内メール、案内文、簡単な報告書、観光・飲食のメニューといった一般文書は、日本語からインドネシア語で1文字8円から12円のゾーンです。量がまとまりやすく、継続案件になりやすい反面、機械翻訳と比較されやすい領域でもあります。
この帯で消耗しないコツは、単発の訳文納品で終わらせないことです。用語集を作って渡す、社内で使う定型表現を統一する、といった付加価値を最初の案件で仕込んでおくと、次から「あの人に頼めば表記がぶれない」という理由で指名が入ります。単価の交渉より、指名が入る状態を作るほうが結果的に時給が上がります。
技術文書・マニュアル
製造業の作業手順書、機械の取扱説明書、品質管理の規定類は1文字12円から18円あたりです。インドネシアは日本の製造業の進出先として長い歴史があり、この分野の需要は安定しています。現場で働く人が読む文書なので、専門用語を正確に訳すことと同じくらい、読み手の日本語能力や識字水準に合わせた平易さが求められます。
この分野は、翻訳支援ツールで用語を統一する運用が定着しています。同じ表現が何度も出るため、繰り返し部分の割引(リピート値引き)を求められることがあります。全文一律の単価ではなく「新規部分は満額、完全一致の再利用部分は30%」といった段階制を提示されたら、それは相場から外れた要求ではありません。ただし、割引の適用範囲を事前に文書で確認しておくことは必須です。
法務・契約・証明書
契約書、定款、登記簿謄本、公的証明書の類は1文字15円から25円と、はっきり高い帯に入ります。誤訳がそのまま法的な効力の解釈に直結するためです。証明書類は1通いくらの固定料金で設定されていることも多く、戸籍謄本や卒業証明書のように定型度が高いものは1通5,000円から12,000円の範囲で提示されます。
ここで一つ、越えてはいけない線があります。翻訳は文書を別の言語に置き換える行為ですが、日本の官公庁に提出する書類そのものを他人のために作成することは、行政書士法により制限があります。翻訳の依頼を受けたつもりが、いつのまにか申請書類の作成代行になっていた、という状況は避けなければなりません。どこまでが翻訳でどこからが書類作成なのかは、案件の具体的な中身によって判断が変わります。判断に迷う仕事を受ける前に、行政書士法の条文と、依頼者が誰に何を提出するのかを確認しておくべきです。資格の位置づけを整理したい場合は行政書士のガイドで独占業務の範囲を確認しておくと、線引きの感覚がつかめます。
医療・医薬
診断書、治験関連文書、医薬品の添付文書は最も単価の高い帯で、1文字18円から30円に達します。ただし参入の壁も高く、医療現場や製薬会社での実務経験を求められるのが通例です。インドネシア語と日本語の組み合わせでこの分野に対応できる人は限られており、対応可能であることを示せれば継続的な依頼につながりやすい領域です。
映像・字幕・音声
動画字幕は文字数ではなく「映像1分あたり」で数えます。インドネシア語から日本語の字幕で1分400円から900円、スポッティング(字幕の表示タイミング設定)まで含むと1分700円から1,500円が目安です。文字数ベースに換算すると割高に見えますが、実際の作業時間は映像の長さの5倍から10倍かかります。10分の動画で1時間半、というペースを最初は想定しておくと見積もりを外しません。この分野の仕事の全体像は映像翻訳・字幕・通訳のお仕事にまとまっていて、字幕特有の文字数制限やハコ切りの考え方が案件の性質として説明されています。
時間で数える仕事の単価
翻訳が文字で数えるのに対し、通訳やレッスンは時間で数えます。この違いを混ぜて考えると、値付けを間違えます。
通訳の半日・全日という単位
会議通訳や商談通訳は、半日(実働3時間程度)と全日(実働6時間から8時間)という枠で見積もるのが慣行です。インドネシア語の逐次通訳で半日30,000円から60,000円、全日50,000円から100,000円のレンジで案件が動いています。同時通訳になると、この1.5倍から2倍です。
拘束時間の数え方には注意が必要です。現場に入る時間ではなく、集合から解散までを拘束時間として数えるのが基本で、移動時間や待機時間も含めて交渉します。「9時集合、10時から会議、12時に昼食を挟んで15時終了」という一日は、実際に訳している時間が4時間でも半日ではなく全日の扱いになります。ここを曖昧にしたまま「1時間いくら」で受けると、待機の時間が丸ごと無償労働になります。
時給で動く常駐・派遣型の通訳
工場や事業所に入る通訳は時給で提示されます。求人情報を見ると、インドネシア語の通訳スタッフで時給2,500円という水準の募集が実際に出ています。在宅の仕事を探している人には直接の選択肢にならないかもしれませんが、単価の物差しとしては有用です。時給2,500円は1日8時間で20,000円、月20日で40万円に相当します。フリーランスとして同じ働き方をするなら、社会保険料の事業主負担分と有給休暇がない分を上乗せして考える必要があるので、単純比較はできません。それでも「この言語ができる人の時間には、市場でこれくらいの値段がついている」という基準線として使えます。
オンライン通訳の分単位課金
近年増えているのが、電話やビデオ会議で必要なときだけつなぐ形の通訳です。この形態は分単位や10分単位で課金され、待機時間に対する保証があるかどうかで実入りが大きく変わります。待機保証なしの完全出来高だと、月の稼働が読めません。契約時に「待機時間の扱い」「最低保証」「キャンセル時の補償」の3点を確認してください。
レッスン・語学指導
インドネシア語を教える仕事は、オンラインレッスンで1時間2,000円から5,000円が個人契約の相場です。プラットフォーム経由だと手数料が引かれるため、手取りはこの7割から8割になります。教材作成の時間は原則として料金に含まれない扱いなので、準備時間まで含めた実質時給で計算し直すべきです。この種の仕事の全体像は翻訳・ライティングレッスンのお仕事で整理されており、教える仕事と書く仕事を組み合わせて収入を平準化する考え方が説明されています。
単価を上下させる4つの条件
同じ分野・同じ分量でも、条件次第で提示額は動きます。動く理由を知っていれば、下げられたときに「なぜ下がるのか」を確認できます。
最低料金の存在
冒頭で引用した料金の説明に、原文の文字数と単価をかけた額が1万円に満たない場合は税込11,000円を請求する、という記述がありました。これが最低料金です。短い文書は、文字数に比例した料金では受けられないという業界の共通認識があります。
短文の依頼はメールの往復、原稿の確認、納品と請求の事務がフルセットで発生します。300文字の翻訳でも、事務作業は3万文字の案件とほとんど変わりません。個人で受ける場合も、最低料金を5,000円程度に設定しておくのが現実的です。「短いから安くして」と言われたときに断る根拠にもなります。
納期の短さ
通常納期より短い依頼には特急料金が乗ります。加算率は20%から50%が一般的で、翌日納品や当日納品だと100%、つまり倍額になることもあります。
処理量の目安を持っておくと、無理な納期を引き受けずに済みます。日本語からインドネシア語の一般文書で、1日に訳せるのはおおむね2,000文字から3,000文字。専門分野なら1,500文字程度に落ちます。この数字を超える依頼が来たら、それは特急案件です。特急料金を請求しないまま徹夜で仕上げる、という受け方を繰り返すと、その納期が標準として定着してしまいます。
分量のまとまり
大量案件には数量割引が求められます。10万文字を超えるような案件で10%前後の値引きを提示されるのは、相場から外れた要求ではありません。ただし割引に応じる代わりに、支払い条件を分割にしてもらう、用語集の作成費を別建てにする、といった交換条件を出すのは正当な交渉です。
中間業者が入るかどうか
これが手取りに最も効きます。翻訳会社を経由する場合、発注者が支払う額の40%から60%が会社の取り分になります。クラウドソーシングのプラットフォームだと、システム利用料として報酬の16.5%から22%が差し引かれる仕組みが一般的です。
ここで見落とされがちなのは、中間マージンが「受け手の取り分を減らす」だけの問題ではないという点です。発注者は同じ予算でより少ない分量しか頼めなくなります。手数料の分だけ、依頼できる仕事の総量が縮んでいる。手数料0%で直接つながる仕組みが意味を持つのは、単に受け手の取り分が増えるからではなく、同じ予算で発注量そのものが増えるからです。この構造は、両側を長く見ている立場ほど実感しやすい部分です。
額面から手取りまでの目減りを計算する
単価の話は、額面で終わらせると判断を誤ります。実際に口座に残る額まで計算してはじめて、その仕事を受けるべきかが決まります。
源泉徴収
翻訳料と通訳料は、報酬から所得税を天引きする対象になります。法人からの支払いの場合、100万円以下の部分は10.21%が源泉徴収されます。5万円の翻訳料なら、実際の入金は44,895円です。これは前払いした税金なので、確定申告で精算されて戻ってくることも多いのですが、その年の資金繰りには影響します。
個人から個人への支払いには源泉徴収義務がない場合があります。取引相手が誰かによって手取りが変わるので、初回の請求書を作る前に確認しておいてください。制度の詳細は国税庁の案内で確認できます。
消費税とインボイス
翻訳料には消費税がかかります。免税事業者であっても、請求書に消費税を上乗せして請求すること自体は認められています。ただしインボイス制度の登録をしていない場合、発注側が仕入税額控除を受けられないため、その分の値引きを求められることがあります。
一方、海外の顧客に対する翻訳サービスは、条件によって輸出免税や不課税の扱いになる場合があります。インドネシアの企業と直接取引する場合はこの論点が出てくるので、金額が大きくなる前に税理士に確認しておくべきです。
経費として引けるもの
辞書やコーパス、翻訳支援ツールの利用料、パソコン、通信費、専門書、業界団体の会費は経費になります。在宅で作業する場合の家賃と光熱費は、業務に使う面積や時間の割合で按分して計上できます。
自分の単価を決める手順
ここまでの内容を、実際の値付けに落とし込みます。
まず、自分がすでに知っている業種を書き出します。前職、留学先での専攻、家族の仕事、現地で長く関わった業界。この棚卸しが専門分野になります。「インドネシア語ができます」だけでは一般文書の帯から抜け出せませんが、「食品工場のHACCP関連文書を扱っていました」と言えた瞬間に、技術文書の帯に入れます。
次に、その分野の翻訳会社の公開料金表を3社ぶん見比べます。会社が発注者に提示している価格の5割前後が、訳者に回る額の目安です。直接取引ならその上に立てられます。
そして最低料金と特急料金の基準を先に決めておきます。案件が来てから考えると、目の前の仕事を逃したくないという心理が働いて、必ず安いほうに寄ります。基準を紙に書いて手元に置いておくのは、地味ですが効果があります。
単価の物差しとして、隣接する職種の年収データも見ておくと視野が広がります。著述家,記者,編集者の年収・単価相場には、文章を扱う職種全体の統計が整理されていて、翻訳を専業にした場合の収入がどのあたりに位置づくかを客観的に確認できます。言語以外の技能を掛け合わせる方向を考えるなら、ソフトウェア作成者の年収・単価相場も比較対象になります。ローカライゼーションの領域では、言語ができる人が技術的な作業を兼ねられると単価が一段上がるためです。
資格については、値段に直結するというより、初対面の相手に説明する手間を減らす役割が大きいです。JTF翻訳品質認証のような業界の枠組みを知っておくと、品質をどう保証するかという話を自分の言葉で説明できるようになります。他言語の例ですが中国語検定(中検)1級のように上位級が明確に定義されている資格は、語学力の証明として相手に伝わりやすい構造を持っています。インドネシア語には日本国内で広く認知された上級資格が少ないため、その分だけ実績サンプルの提示が重みを持ちます。
運営者として見てきた、単価が動く本当の理由
在宅の仕事の市場を20年見てきた立場から言えば、単価が上がる人と上がらない人の差は、語学力の差よりも「見積もりを説明できるかどうか」の差に表れます。
同じ実力でも、「相場だとこれくらいです」としか言えない人は、値切られたときに根拠を示せません。一方で「原文が4,200文字、専門用語の確認に半日、納期が通常の6割なので特急分を加算して合計いくらです」と説明できる人は、値切られる場面そのものが減ります。発注する側は、安くしたいのではなく、その金額の理由が知りたいだけ、という場面が実際には多いのです。
もう一つ、長く続いている人に共通するのは、単発の翻訳を積み重ねるのではなく「この人に頼むと社内の言葉がそろう」という状態を作っていることです。用語集を作る、前回の訳語をそろえる、原文の間違いを指摘する。この手間は最初の案件では持ち出しになりますが、2回目以降の依頼を指名に変えます。指名で入る仕事は、相見積もりにかけられません。単価が下がる圧力そのものがかからないのです。
インドネシア語は、話者人口の規模に対して日本国内の翻訳者の層が薄い言語です。技能実習や特定技能の枠組みで人の行き来が続いており、製造業の現地展開も長い歴史があります。需要の総量が急に消える性質の言語ではありません。だからこそ、目先の1件を安く受けて相場を自分で下げてしまうことのほうが、長い目で見た損失になります。値付けは、その言語で仕事をする人全体の相場を作る行為でもあるのです。
値付けで最後に効いてくるのは、断る基準を持っているかどうかです。相場より安い依頼を一度受けると、その相手との取引はその金額が起点になります。次回に値上げを申し出るのは、最初から高めに提示するより何倍も難しい。運営者として見ていると、単価が安定している人ほど「この条件なら受けません」と早い段階で伝えています。断ることで失注する案件も当然ありますが、その分の時間が適正な単価の仕事に回るため、月単位の収入はむしろ増えている例が多い。逆に、すべての依頼に応じている人は稼働率が高いのに手取りが伸びず、疲弊してから相場を調べ直すことになります。基準を先に決めておくというのは、交渉術ではなく時間の配分の問題なのです。
多言語の翻訳がどういう仕事として存在しているかを俯瞰したい場合は、英語・多言語翻訳のお仕事を見ておくと、案件の種類と求められる進め方の違いが整理できます。他言語での単価の考え方も参考になり、中国語翻訳の副業ガイド|需要が高いジャンルと単価の目安には需要のあるジャンルの選び方が、フリーランスの特許翻訳|高単価ニッチ翻訳の始め方には専門特化で単価を上げる道筋がまとまっています。特許分野の具体的な動きは特許翻訳のフリーランス|単価相場・必要スキル・案件獲得法【2026年版】でも扱われていて、ニッチに寄せることが単価にどう効くかが読み取れます。
よくある質問
Q. インドネシア語の翻訳の単価は1文字いくらが目安ですか?
日本語からインドネシア語の一般文書で1文字8円から12円、技術文書で12円から18円、法務・契約で15円から25円が目安です。ただしこれは翻訳会社が発注者に提示する価格帯で、訳者に回るのはその4割から6割程度です。直接取引ならこの中間分が残ります。
Q. インドネシア語から日本語への翻訳はどう数えますか?
インドネシア語を原文とする場合は単語数で数える方式が一般的で、1単語12円から25円が目安です。インドネシア語1単語は日本語で平均2.5文字から3文字に相当するため、見積もりを受け取ったら日本語換算の文字数に直して割の良し悪しを判断してください。
Q. 短い文書の翻訳を頼まれたとき、いくらで受けるべきですか?
文字数に比例させず、最低料金を設定してください。翻訳会社でも税込11,000円前後の最低料金を設けている例があります。個人で受ける場合も5,000円程度を下限にしておくと、事務作業のコストを回収できます。
Q. 翻訳料から源泉徴収されるのはなぜですか?
翻訳料と通訳料は所得税法上、報酬から所得税を天引きする対象に含まれるためです。法人からの支払いでは100万円以下の部分に10.21%が適用され、5万円の翻訳料なら入金は44,895円になります。確定申告で精算されるので払い過ぎた分は戻ります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
朝比奈 蒼@SOHO編集部
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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