GoogleカレンダーをMacで速く操作するショートカットの覚え方


この記事のポイント
- ✓GoogleカレンダーのショートカットをMacで使うための設定
- ✓最初に覚える5つのキー
- ✓Macならではの注意点
GoogleカレンダーをMacで使っていて、予定を1つ入れるたびにマウスで日付を探し、クリックして、入力欄を開いて、という操作に時間を取られていないでしょうか。Googleカレンダーには、キーを1つ押すだけで表示を切り替えたり、予定を作ったりできるショートカットがあります。ただし、初期状態では使えないことがあり、Macでは押すキーにも少し癖があります。
この記事では、ショートカットを有効にする設定、最初に覚える5つのキー、公式の一覧を場面ごとに整理した表、Macならではの注意点、Macの「カレンダー」アプリで同じ予定を扱う場合の違いを順に説明します。最後に、ショートカットだけでは速くならない作業の見直し方にも触れます。
まずは設定でショートカットを有効にする
Googleカレンダーのショートカットは、設定でオンにしないと動かないことがあります。キーを押しても反応しない場合は、まず設定を確かめます。Googleの公式ヘルプでは、次のように説明されています。
キーボード ショートカットをオンにすると、キーを押すだけで Google カレンダーに変更を加えたり、特定のページに移動したりすることができます。 出典: Google カレンダー ヘルプ
有効にする手順は次のとおりです。
- MacのWebブラウザでGoogleカレンダーを開く
- 右上の歯車の形をした設定アイコンをクリックし、[設定] を選ぶ
- [キーボード ショートカットを有効にする] の横にある選択肢をオンにする
- ページの一番下にある [保存] をクリックする
設定が済んだら、カレンダーの画面で「?」キーを押してみてください。使えるショートカットの一覧が画面に表示されます。この一覧は、覚えきれないうちに何度でも呼び出せる早見表として使えます。Macの日本語キーボードでは、「?」はShiftキーを押しながら「め」の刻印があるキーを押すと入力できます。
仕事用と個人用など、複数のGoogleアカウントを使い分けている場合は、アカウントを切り替えたあとにも同じ設定になっているかを確かめておくと、戸惑わずに済みます。
最初に覚える5つのキー
公式の一覧には20以上のショートカットが並んでいますが、全部を一度に覚える必要はありません。毎日の操作の大部分は、次の5つで足ります。
| キー | できること | 覚え方 |
|---|---|---|
| c | 新しい予定を作成する | create(作る)の頭文字 |
| t | 今日の日付に戻る | today(今日)の頭文字 |
| d / w / m | 日・週・月の表示に切り替える | day・week・monthの頭文字 |
| e | 選んだ予定の詳細を開く | event(予定)の頭文字 |
| / | 検索ボックスにカーソルを移す | 多くのWebサービスで共通の検索キー |
この5つを1週間使い続けると、予定を確認してから入れるまでの流れが、マウスに手を伸ばさずに済むようになります。たとえば、「来週の空きを確認して打ち合わせを入れる」という操作なら、「w」で週の表示にし、「j」で次の週へ進み、空いている時間を確かめて「c」で予定を作る、という順番になります。
表示の切り替えには、数字のキーも使えます。「1」が日、「2」が週、「3」が月、「4」がカスタム表示、「5」が予定リストです。アルファベットの頭文字が覚えにくい人は、数字のほうが指に馴染むかもしれません。どちらで覚えても、押すキーは1つです。
公式の一覧を、場面ごとに整理する
Googleの公式ヘルプに載っているショートカットを、使う場面ごとに整理します(2026年10月3日時点)。
カレンダーの中を移動する
| 操作 | キー |
|---|---|
| 次の期間に進む | j または n |
| カレンダーを最新の状態にする | r |
| 今日の日付に移動する | t |
| 特定の日付に移動する | g |
| [カレンダーを追加] 欄に移動する | + |
| 検索ボックスにカーソルを移す | / |
| 設定のページに移動する | s |
表示を切り替える
| 操作 | キー |
|---|---|
| 日の表示 | 1 または d |
| 週の表示 | 2 または w |
| 月の表示 | 3 または m |
| カスタム表示 | 4 または x |
| 予定リストの表示 | 5 または a |
予定を作る、直す
| 操作 | キー |
|---|---|
| 新しい予定を作る | c |
| 予定の詳細を表示する | e |
| 予定を削除する | Backspace または Delete |
| 直前の操作を取り消す | z |
| 予定の詳細のページで保存する | ⌘+S |
| 予定の詳細のページからカレンダーに戻る | Esc |
日本語版のヘルプでは一部のキーが大文字で書かれていますが、英語版のヘルプでは同じキーが小文字で書かれています。まずはShiftキーを押さずに、そのアルファベットのキーだけを押して試してください。
前の期間に戻るキーは、2026年10月3日時点の公式ヘルプの表には載っていません。自分の環境で使えるキーは、「?」キーで表示される一覧で確かめるのが確実です。
「g」で特定の日付に移動する操作は、遠い先の予定を確かめるときに便利です。日付を入力する欄が開くので、行きたい日付を入れて移動します。月の表示で何度も次の月へ進めるより、ずっと早く目的の日にたどり着けます。
仕事の場面ごとの、キーの組み合わせ方
ショートカットは、1つずつ覚えるより、よくある作業の流れとして覚えると定着します。在宅で働く人がよく行う作業を例に、キーの組み合わせを紹介します。
朝、今日の予定を確かめる
カレンダーを開いたら「t」で今日に移動し、「d」で日の表示にします。1日の流れを時間の順に確かめ、気になる予定があれば矢印キーやマウスで選んで「e」で詳細を開きます。会議のリンクや資料の場所を確かめたら「Esc」で戻ります。この流れなら、朝の確認はキーを数回押すだけで終わります。
週の初めに、1週間の流れをつかむ
「w」で週の表示に切り替えます。来週の様子も見ておきたいときは「j」で次の週に進み、確かめ終わったら「t」で今週に戻ります。締め切りや打ち合わせの重なりを見つけたら、その場で予定を開いて時間を動かしておくと、週の途中で慌てずに済みます。
取引先から日程の候補を聞かれたとき
「m」で月の表示にして、全体の空き具合をざっと見ます。候補の日が決まったら「g」でその日に移動し、「d」で日の表示に切り替えて、空いている時間帯を確かめます。候補を返信して日程が決まったら、「c」で予定を作ります。
過去の打ち合わせの日付を探す
「/」で検索ボックスにカーソルを移し、取引先の名前や案件の名前を入力します。見つかった予定を開けば、日付や当時のメモを確かめられます。請求書を作るときに、作業した日を確かめる用途にも使えます。
間違えて予定を消したとき
予定を選んだ状態でBackspaceやDeleteを押すと、予定が削除されます。慌てずに「z」を押せば、直前の操作を取り消せます。削除のキーはマウスで予定を選んだあとに押してしまいやすいので、「z」で戻せることを覚えておくと安心です。
ショートカットと一緒に見直したい、カレンダーの設定
ショートカットで操作が速くなっても、予定を作るたびに時間の長さや通知を直していては、手間が残ります。Googleカレンダーの設定画面には、予定を作るときの初期値を変えられる項目があります。ショートカットを有効にするついでに、次の項目も確かめておくと、予定を作る手間がさらに減ります。
- 予定の長さの初期値: 新しい予定を作ったときの長さを、自分がよく使う長さ(30分や60分など)に合わせておくと、作るたびに直す手間がなくなる
- 通知の初期値: 予定の何分前に通知を受けるかを、カレンダーごとに決めておける。仕事用は10分前、個人用は1時間前など、用途で分けると便利
- 週の始まりの曜日: 日曜始まりか月曜始まりかを、仕事の進め方に合わせる。週の表示の見え方が変わる
- カスタム表示の日数: 「4」や「x」で切り替えるカスタム表示を、4日間や2週間など、自分の仕事の単位に合わせておく
設定の項目名や場所は、Googleカレンダーの画面の更新で変わることがあります。見つからないときは、設定画面の左側の一覧から「全般」の中を探してください。
設定とショートカットを組み合わせると、「c」で予定を作り、題名と時間だけを入れて保存する、という最短の流れが作れます。予定の長さや通知を毎回直さずに済むので、1件あたりの操作がかなり短くなります。
Macで使うときに気をつけたいこと
GoogleカレンダーはWebブラウザで動くサービスなので、Macで使うときには、ブラウザやMacそのもののショートカットとの関係を知っておくと迷いません。
1つ目は、Commandキー(⌘)を使う組み合わせの多くは、ブラウザの操作に割り当てられていることです。たとえば、⌘+Tはブラウザで新しいタブを開く操作です。Googleカレンダーで今日に戻るのは、⌘を付けない「t」だけです。Macの「カレンダー」アプリでは⌘+Tが今日に移動する操作なので、両方を使っている人は混同しやすくなります。
2つ目は、Googleカレンダーの中で⌘を使う操作は限られていることです。公式の一覧では、予定の詳細のページで保存する⌘+Sと、サイドパネルのKeepやToDoリストに移る⌘+option+.(ピリオド)または⌘+option+,(カンマ)が、Macで⌘を使う操作として紹介されています。
3つ目は、日本語の入力モードとの関係です。入力欄にカーソルがあるときは、キーを押しても文字の入力として扱われ、ショートカットは動きません。予定の入力欄から抜けるときは、Escキーでカレンダーの画面に戻ってからショートカットを押します。ショートカットがうまく反応しないときは、入力モードを英字に切り替えて試すと、原因の切り分けができます。
4つ目は、Macのキーボードの種類です。日本語配列と英語配列では、「/」や「+」の位置が異なります。「+」は、日本語配列ではShiftキーを押しながら「れ」の刻印のあるキーで入力します。キーの位置が分からないときは、Macのキーボードビューアで確かめられます。
Windowsのパソコンと行き来する人のために
職場ではWindows、自宅ではMacというように、2種類のパソコンでGoogleカレンダーを使う人も多いはずです。Googleカレンダーのショートカットの大部分は、アルファベットや数字のキー1つで操作するため、MacでもWindowsでも同じキーで動きます。違いが出るのは、修飾キーを使う一部の操作だけです。公式ヘルプに載っている違いを整理します。
| 操作 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| 予定の詳細のページで保存する | ⌘+S | Ctrl+S |
| サイドパネルのKeepやToDoリストに移る | ⌘+option+.(ピリオド)または ⌘+option+,(カンマ) | Ctrl+Alt+.(ピリオド)または Ctrl+Alt+,(カンマ) |
Chromebookを使う場合は、サイドパネルへの移動がAlt+Shift+.(ピリオド)またはAlt+Shift+,(カンマ)になります。
覚え方としては、WindowsのCtrlキーをMacでは⌘キーに、WindowsのAltキーをMacではoptionキーに読み替える、と考えると混乱が少なくなります。キー1つの操作はどちらでも同じなので、片方で覚えたことがそのままもう片方でも役に立ちます。2種類のパソコンを行き来する人ほど、キー1つのショートカットを中心に覚えておく利点が大きくなります。
ブラウザで速く開くための準備
ショートカットを覚えても、毎回ブラウザを開いてGoogleカレンダーのページを探していては、時間の節約になりません。Macで速く開くための準備を2つ紹介します。
1つ目は、Google ChromeでGoogleカレンダーを「アプリ」としてインストールする方法です。Chromeのヘルプ「ウェブアプリを使用する」によると、ウェブアプリを使うと、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンのランチャーやホーム画面から開けるようになります。手順は、Chromeでカレンダーを開き、右上のその他アイコンから [キャスト、保存、共有] を選び、[ページをアプリとしてインストール] を選ぶ流れです。インストールすると、Dockに専用のアイコンが並び、ほかのタブに埋もれずに済みます。
さらに、chrome://apps を開いてアプリを右クリックし、[起動時に開く] を選ぶと、Macにログインしたときに自動で立ち上がるように設定できます。朝、Macを開いた時点でカレンダーが表示されていれば、予定の確認を忘れることも減ります。
2つ目は、Safariを使っている場合の方法です。Safariでは、カレンダーのページをDockに追加して、独立したウインドウで開けるようにする機能があります。メニューの名前や手順はmacOSのバージョンで変わるため、Safariのメニューから「Dockに追加」の項目を探してください。
アプリとしてインストールするほどではないという人は、ブラウザのタブを固定する方法もあります。Chromeでは、タブを右クリックして「固定」を選ぶと、タブが左端に小さく並び、誤って閉じにくくなります。ブラウザを開けば必ずカレンダーのタブがある状態を作れるので、毎回ページを探す手間がなくなります。
いずれの方法でも、開いたカレンダーの画面の中で、ここまでに紹介したショートカットがそのまま使えます。ブラウザのタブを行き来する手間がなくなる分、キー1つの操作の速さがより実感できます。
Macの「カレンダー」アプリでGoogleの予定を扱う場合
Googleカレンダーの予定は、Macに最初から入っている「カレンダー」アプリでも表示・編集できます。Appleの公式ガイドでは、「カレンダー」>「アカウントを追加」からカレンダーのアカウントを追加すると、すべてのカレンダーと予定に1つの場所からアクセスできると説明しています。Googleのアカウントを追加すれば、ブラウザを開かずにGoogleの予定を確かめられます。
Macの「カレンダー」アプリのショートカットは、Googleカレンダーとは考え方が違い、⌘キーとの組み合わせが中心です。AppleのMacの「カレンダー」のキーボードショートカットに載っている主なものを整理します。
| 操作 | Macの「カレンダー」 | Googleカレンダー |
|---|---|---|
| 新しい予定を作る | ⌘+N | c |
| 今日に移動する | ⌘+T | t |
| 特定の日付に移動する | Shift+⌘+T | g |
| 日・週・月・年の表示 | ⌘+1〜4 | 1〜3(d・w・m) |
| 次の期間・前の期間 | ⌘+右矢印・⌘+左矢印 | j または n(次) |
| 予定を検索する | ⌘+F | / |
| 最新の状態にする | ⌘+R | r |
Macの「カレンダー」アプリには、選んだ予定をControl+Option+矢印キーで15分ずつ前後に動かす操作など、細かな調整のショートカットもあります。予定の時間をずらす作業が多い人には便利です。
ただし、Macの「カレンダー」アプリで扱えるのは、Googleカレンダーの機能のすべてではありません。Googleカレンダー独自の機能を使う場面では、ブラウザで開いたほうが確実なこともあります。普段の確認と入力はMacの「カレンダー」アプリで行い、共有の設定など細かな作業はブラウザで行う、という使い分けが現実的です。
通知とウィジェットで、カレンダーを開く回数を減らす
ショートカットで開いたあとの操作を速くするのと同じくらい効くのが、カレンダーを開かなくても予定に気づける仕組みを作ることです。Macでは、通知とウィジェットの2つが使えます。
Googleカレンダーの予定の通知をMacの画面に出すには、いくつかの条件がそろっている必要があります。Googleカレンダーの設定で通知の方法をデスクトップ通知にしていること、ブラウザでGoogleカレンダーのサイトからの通知を許可していること、Macの「システム設定」の「通知」で、使っているブラウザの通知を許可していることです。ブラウザで開いている場合は、カレンダーのページやアプリとしてインストールしたウインドウを開いたままにしておく必要があります。通知が届かないときは、この3つの許可を順に確かめると、どこで止まっているかが分かります。
Macの「カレンダー」アプリにGoogleのアカウントを追加している場合は、「カレンダー」アプリの通知の設定に従って通知が届きます。ブラウザを開いていなくても通知を受けられるのは、この方法の利点です。
ウィジェットは、Macのデスクトップや通知センターに、今日の予定などを表示できる小さな画面です。「カレンダー」アプリのウィジェットを並べておけば、Googleのアカウントを追加している場合はGoogleの予定も一緒に確かめられます。次の予定までの時間が常に目に入ると、カレンダーを開いて確かめる回数そのものが減ります。
ショートカットは「開いたあとを速くする」工夫、通知とウィジェットは「開く回数を減らす」工夫です。両方を組み合わせると、予定の管理にかかる時間は大きく変わります。
共有のカレンダーを扱うときの注意
チームや家族とカレンダーを共有している場合は、ショートカットの速さが裏目に出ることがあります。気をつけたい点を3つ挙げます。
1つ目は、削除のキーです。共有のカレンダーで予定を選んだままBackspaceやDeleteを押すと、ほかの人の画面からも予定が消えます。すぐに「z」で取り消せば戻せますが、気づかないまま画面を移動すると、元に戻すのが難しくなります。予定を選んだまま、別の作業でキーを押さないように気をつけます。
2つ目は、予定を作るカレンダーです。「c」で予定を作ると、初期設定のカレンダーに予定が入ります。共有のカレンダーに入れるつもりが、自分の個人用のカレンダーに入っていた、ということが起きやすいので、保存する前にカレンダーの名前を確かめます。
3つ目は、表示の切り替えで見落とす予定です。日の表示だけで確かめていると、翌日の早い時間の予定や、ほかの人が入れた予定を見落としやすくなります。週の初めに「w」で全体を見る習慣を組み合わせると、見落としを防げます。
覚え方のコツと、1週間の練習の進め方
ショートカットは、覚えようとして一覧を眺めるより、毎日の操作の中で1つずつ置き換えていくほうが定着します。次のように1週間で進めると、無理なく身につきます。
- 1日目と2日目: 「t」で今日に戻る、「c」で予定を作る、の2つだけを使う。マウスで同じ操作をしそうになったら、一度手を止めてキーを押す
- 3日目と4日目: 「d」「w」「m」で表示を切り替える操作を加える。朝は「d」で今日の予定、週の初めは「w」で1週間の流れ、というように場面と結びつける
- 5日目: 「e」で予定を開き、「Esc」で戻る操作を加える。予定の場所や会議のリンクを確かめるときに使う
- 6日目: 「/」で検索する操作を加える。過去の打ち合わせの日付を探すときに使う
- 7日目: 「?」で一覧を表示し、まだ使っていないキーの中から、自分の作業で使えそうなものを1つ選ぶ
覚えるときのコツは、英語の頭文字と結びつけることです。create、today、day、week、month、event、go、settings、agendaと、多くのキーが英語の頭文字になっています。英語の意味を一度確かめておくと、忘れたときにも思い出しやすくなります。
キーボードの近くに、最初の5つだけを書いた小さなメモを貼っておくのも効果があります。1週間ほどで見なくても押せるようになったら、メモを外して次のキーに進みます。
練習の効果を確かめたい場合は、よく行う操作を1つ決めて、マウスで行った場合とショートカットで行った場合の時間を比べてみてください。たとえば「今日の予定を確かめてから、来週の月曜に30分の予定を1件入れる」という操作を、ストップウォッチで測ります。数秒の差でも、1日に何度も繰り返す操作なら、1か月で見るとまとまった時間になります。差が実感できると、次のキーを覚える意欲にもつながります。
逆に、覚えたのに使わなくなったキーがあれば、それは自分の仕事にあまり必要ない操作だということです。全部を覚えることが目的ではないので、使うキーだけを残して、ほかは「?」の一覧に任せる、という割り切りも大切です。
ショートカットでも速くならない作業と、ほかのカレンダーの選択肢
ショートカットで速くなるのは、表示の切り替えや移動など、決まった操作です。一方で、次のような作業は、キーを覚えても時間があまり縮まりません。
- 予定の中身を入力する作業: 日時、場所、参加者、会議のリンクを1つずつ入力する時間は、ショートカットでは減らない
- 複数のアカウントを行き来する作業: 仕事用と個人用のGoogleアカウントを切り替えて、それぞれの予定を確かめる手間
- 相手と日程を調整する作業: 空いている時間をメールで伝え、返事を待ち、確定した予定を入力する往復
こうした作業に時間がかかっている場合は、カレンダーの道具そのものを見直す選択肢もあります。Macで使えるカレンダーには、Googleの予定と同期できるものがいくつかあります。各社の公式ページで今日時点の記載を確かめた範囲で、主なものを整理します。
Macの「カレンダー」アプリは、Macに最初から入っていて追加の費用はかかりません。Googleのアカウントを追加すれば、1つの画面で複数のアカウントの予定を見られます。⌘キーを使ったショートカットが充実していますが、話し言葉で予定を入れるような機能はありません。
Notionカレンダーは、無料で使えるカレンダーです。公式サイトでは、GoogleカレンダーのアカウントとAppleのiCloudのカレンダーと同期できると案内し、Outlookなどほかのカレンダーへの対応は予定として書かれています。コマンドメニューとショートカットで操作する作りで、Notionを仕事で使っている人に向いています。
Fantasticalは、文章を入力すると予定に変換できるカレンダーで、無料版と有料のPremiumがあります。Premiumには個人向け、家族向け、チーム向けのプランがあり、14日間の無料体験が用意されています。金額は公式の料金ページで、支払いの間隔を選んで確かめてください。
どれを選ぶかは、困っている作業によって変わります。表示の切り替えだけが遅いならショートカットで十分ですし、入力や調整に時間がかかっているなら、そこを助ける機能があるカレンダーを検討する価値があります。
キーボードだけで予定を入れたいときの、もう1つの候補
ブラウザを開かずに、Macのどのアプリを使っているときでもGoogleカレンダーに予定を入れたい場合の候補として、Caltimate(カルティメイト)というMac専用のカレンダーアプリがあります。Googleカレンダーと同期し、複数のGoogleアカウントの予定をまとめて表示・編集できます。
公式サイトに書かれている主な内容は次のとおりです。
- キーボードの操作: どのアプリを使っていても⌃⌥Space(Control+Option+スペース)で入力の画面が開くクイック入力、⌘Kのコマンドパレット(検索と作成)、⌘Nで新しい予定、⌘1〜5で表示の切り替え、⌘Tで今日へ、⌘Zで直前の作成・更新・削除の取り消し
- 予定の入れ方: 「明日15時 商談」のように話すか書くだけで、日時・場所・繰り返し・通知を読み取って予定にする
- 対応環境: macOS 14(Sonoma)以降のMac専用アプリ
- 料金: 14日間はすべての機能を無料で試せ、その後も無料版として予定の作成・変更・削除などを使い続けられる。書類やWebからの取り込み、日程調整の予約ページ、複数カレンダーへの同時登録の3つにはライセンスが必要で、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べる。1つのライセンスでMac 3台まで使える
Googleカレンダーのショートカットと同じように、キーボードから手を離さずに操作したい人には、比べてみる価値のある選択肢の1つです。詳しい機能と料金は、Caltimateの紹介ページで確認できます。
Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
在宅で働く人ほど、予定の操作は積み重なる
在宅で仕事をしていると、打ち合わせ、納期、作業の時間ブロックなど、カレンダーを開く回数が会社勤めのとき以上に増えます。1回の操作で数秒の差でも、1日に何十回と繰り返せば、まとまった時間になります。ショートカットを覚えることは、地味ですが確実に効く時間の節約です。
在宅で働く環境を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で、事業者がテレワークの環境を整えるときに使える助成金の考え方を整理しています。道具をそろえる前に、使える制度がないかを確かめておくと、費用の負担を抑えられます。
業務の道具を見直す仕事そのものに関心がある人には、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、事業者の業務の流れを聞き取り、道具の使い方を整える仕事の中身を紹介しています。カレンダーやショートカットのように身近な道具を使いこなす力は、こうした支援の仕事の土台になります。
在宅ワークの市場を長く見てきた運営者の立場から言えば、継続して依頼を受けている人ほど、予定の管理に使う時間を短くし、その分を相手とのやりとりや作業の質に回しています。仲介の手数料が少ない直接の取引なら、同じ予算で依頼する側はより多く頼め、受ける側の手取りは厚くなります。手数料0%の直接取引で得た時間と収入を、道具の見直しに回していく循環をつくれると、働き方は少しずつ楽になります。Macの道具やアプリを作る側の仕事に関心がある人は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、統計に基づく年収の水準と単価の傾向を確かめてみてください。
よくある質問
Q. GoogleカレンダーのショートカットがMacで反応しないのはなぜですか?
設定でキーボードショートカットが有効になっていない可能性があります。歯車の形をした設定アイコンから [設定] を開き、[キーボード ショートカットを有効にする] をオンにして保存してください。入力欄にカーソルがあるときもショートカットは動かないので、Escキーでカレンダーの画面に戻ってから試します。
Q. Googleカレンダーで今日の日付に戻るショートカットは何ですか?
「t」キーです。⌘キーを付けて⌘+Tを押すと、Webブラウザで新しいタブを開く操作になるので注意してください。Macの「カレンダー」アプリでは⌘+Tが今日に移動する操作なので、両方を使う人は混同しないよう、Googleカレンダーでは⌘を付けないと覚えておくと迷いません。
Q. ショートカットの一覧を画面に表示する方法はありますか?
ショートカットを有効にした状態で、カレンダーの画面で「?」キーを押すと、使えるショートカットの一覧が表示されます。Macの日本語キーボードでは、Shiftキーを押しながら「め」の刻印があるキーで「?」を入力できます。覚えきれないうちは、この一覧を早見表として使うと便利です。
Q. Macの「カレンダー」アプリでもGoogleの予定を扱えますか?
扱えます。Macの「カレンダー」アプリで「カレンダー」>「アカウントを追加」からGoogleのアカウントを追加すると、Googleの予定を表示・編集できます。ショートカットは⌘キーとの組み合わせが中心で、新しい予定は⌘+N、今日への移動は⌘+Tです。Googleカレンダー独自の機能はブラウザで使うほうが確実です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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