Googleカレンダーに音声入力で予定を入れる方法と、話し言葉で登録できる道具


この記事のポイント
- ✓Googleカレンダーに音声入力で予定を入れたい人向けに
- ✓GeminiアプリとGoogleカレンダーをつないで話すだけで登録する方法
- ✓iPhoneのSiriとカレンダーの設定
Googleカレンダーに予定を入れるたびに、日付を選び、時刻を選び、タイトルを打つ。この手間を減らしたくて「Googleカレンダー 音声入力」と調べる人は多いはずです。先に結論を書くと、話すだけで日時まで入った予定を作りたいなら、GeminiアプリとGoogleカレンダーをつなぐ方法が最も手軽です。iPhoneを使っている人は、Siriとカレンダーの設定を整える方法もあります。一方、スマートフォンやMacに標準で入っている音声入力は「文字を打つ代わり」の機能なので、タイトルは声で入れられても、日時は画面で選ぶことになります。この記事では、方法ごとの手順、できることとできないこと、使うときの注意点を、GoogleとAppleの公式ヘルプをもとに順番に整理します。
音声で予定を入れる方法は大きく2種類ある
音声で予定を入れる方法は、仕組みの違いで2つに分けると理解しやすくなります。
1つ目は、話した内容をAIやアシスタントが読み取り、日時、タイトル、場所を判断して予定を作る方法です。GeminiアプリやSiriがこれにあたります。「来週の火曜日の15時に歯医者」と話すだけで、日付と時刻の入った予定ができあがります。
2つ目は、キーボードの代わりに声で文字を入力する方法です。iPhone、Android、Macに標準で入っている音声入力がこれにあたります。予定のタイトルや説明は声で入れられますが、日付と時刻は画面の欄で選ぶ必要があります。
| 方法 | 話すだけで日時まで入るか | 使える機器 |
|---|---|---|
| GeminiアプリとGoogleカレンダーを接続 | 入る | パソコン、iPhone、Android |
| iPhoneのSiri(カレンダーアプリ経由) | 入る | iPhone |
| スマートフォンの音声入力(Gboard、iPhone) | タイトルなどの文字だけ | iPhone、Android |
| Macの音声入力 | タイトルなどの文字だけ | Mac |
どちらが向いているかは、予定を入れる場面で決まります。歩きながら、料理をしながら、運転の前に、といった手がふさがっている場面では1つ目の方法が便利です。パソコンで作業している最中に予定の中身を詳しく書きたいときは、2つ目の方法でタイトルや説明を声で入れると、打つ手間が減ります。
方法1:GeminiアプリとGoogleカレンダーをつなぐ
GoogleのAIアシスタントであるGeminiのアプリは、Googleカレンダーと接続すると、話した内容から予定を作成、検索、編集できます。Googleのヘルプ「Gemini Apps でカレンダーの予定を作成、管理する」では、次のように説明されています。
Gemini アプリにリクエストして、Google カレンダー、HONORカレンダー、OPPO カレンダー、Samsung カレンダー、TECNO カレンダー、Xiaomi カレンダーの予定を作成、検索、編集できます。 出典: Gemini アプリ ヘルプ「Gemini Apps でカレンダーの予定を作成、管理する」
使い始めるまでの手順
Googleのヘルプでは、カレンダーをGeminiアプリにつなぐための条件として、Geminiアプリにログインしていること、そして「アクティビティの保存」がオンになっていることが挙げられています。アクティビティの保存がオフだと、Geminiはカレンダーなどのアプリに接続できません。
スマートフォンで使う場合の流れは次のとおりです。
- Geminiのモバイルアプリを開くか、ブラウザで gemini.google.com を開く
- Googleカレンダーで使っているものと同じGoogleアカウントでログインしているかを確かめる
- 「明日の10時から1時間、企画会議を入れて」のように、予定の作成を頼む
- Google Workspaceとの接続を求められたら、画面の指示に沿って接続する
パソコンでも、gemini.google.com を開けば同じように使えます。Geminiにカレンダーを使うようにはっきり伝えたいときは、頼む文の中に「@Google カレンダー」を入れます。別のカレンダーを指定しない限り、予定はデフォルトのカレンダーに作られますが、共有されたカレンダーや追加で作ったカレンダーを指定して入れることもできます。
声で頼むには
Geminiのアプリでは、文字で打つ代わりにマイクのボタンから話しかけて頼めます。Googleのヘルプでは、Gemini Liveの会話の中でもGoogleカレンダーに接続できると案内されています。Gemini Liveとは、Geminiと声で続けて会話する機能のことです。予定を作ったあとに「やっぱり16時にして」と続けて頼めるので、1つずつ画面で直すより手早く済みます。
作成したあとに確かめること
予定を作ると、確認の通知が出ます。Googleのヘルプでは、作成を取り消したいときは確認通知で「元に戻す」を選ぶか、回答の下にある一覧を開いて編集するよう案内されています。ただし、Gemini Liveでバックグラウンドで予定を作った場合は、Geminiで元に戻すことはできないとされています。声で頼んだ予定は、聞き違いで日付や時刻がずれることもあるので、作成後にカレンダーを開いて中身を確かめる習慣をつけておくと安心です。
Geminiでできないことと、気をつけたい点
Geminiアプリはとても便利ですが、カレンダーの操作のすべてができるわけではありません。Googleのヘルプでは、Geminiアプリが対応していない操作として、次の2つが挙げられています。
・予定に他のメンバーを追加する、招待する ・すでにある予定に、場所や説明を追加、更新する
つまり、「来週の打ち合わせに佐藤さんを招待して」「明日の会議の場所を会議室Bに変えて」といった頼み方には対応していません。ゲスト、場所、説明は、Googleカレンダーのアプリや画面で編集する必要があります。チームで使うカレンダーで招待を送る運用をしている人は、Geminiで予定の枠だけを作り、招待はあとでGoogleカレンダーから送る、という分担になります。
もう1つ、Googleのヘルプには、Geminiアプリは間違った回答をしたり古い情報を示したりすることがある、という注意も書かれています。予定の作成では、「来週の火曜日」がどの日を指すか、「15時」が午後3時として扱われたか、を確かめることが大切です。特に、日付をまたぐ予定や、月末と月初をまたぐ「来週」の頼み方では、思っていた日とずれていないかを確かめてください。
仕事用や学校用のGoogleアカウントでは、組織の管理者の設定によって、Geminiとアプリの連携が使えないことがあります。会社のカレンダーで使いたい場合は、会社の情報システムの担当者に、使ってよいかどうかを確かめてください。
方法2:iPhoneのSiriで、Googleカレンダーに予定を入れる
iPhoneを使っている人は、Siriに頼んで予定を入れることもできます。ただし、Siriが予定を入れるのはiPhoneのカレンダーアプリです。Googleカレンダーに入れるには、iPhoneのカレンダーアプリにGoogleアカウントを追加し、Googleのカレンダーをデフォルトにしておく必要があります。
iPhoneのカレンダーにGoogleアカウントを追加する
AppleのiPhoneユーザガイドでは、カレンダーアプリにiCloud、Google、Microsoft Exchange、Yahooなど複数のアカウントを追加できると説明されています。設定アプリからメール、連絡先、カレンダーのアカウントを設定する手順で、Googleのアカウントを追加し、カレンダーの同期をオンにします。
デフォルトのカレンダーをGoogleにする
Appleのユーザガイド「カレンダーの設定を変更する」では、複数のカレンダーがある場合、デフォルトのカレンダーを選んでおくと、新しく作った予定が自動的にそのカレンダーに追加されると説明されています。カレンダーの設定で「デフォルトカレンダー」をタップし、Googleアカウントのカレンダーを選んでおきます。
Siriに頼む
設定ができたら、Siriに「9時に佐藤さんとのミーティングを設定」のように頼みます。この頼み方の例は、Appleのユーザガイドの予定の作成の説明にも載っています。デフォルトのカレンダーをGoogleにしておけば、Siriに頼んだ予定はGoogleカレンダーに入り、パソコンのGoogleカレンダーにも表示されます。
デフォルトのカレンダーがiCloudのままだと、Siriに頼んだ予定はiCloudのカレンダーに入り、Googleカレンダーには表示されません。「Siriで入れた予定がパソコンに出てこない」という場合は、まずデフォルトのカレンダーを確かめてください。
方法3:スマートフォンの音声入力で、タイトルを声で入れる
GeminiやSiriを使わず、Googleカレンダーのアプリで予定を作りながら、タイトルや説明だけを声で入れる方法もあります。
Androidの場合
Androidでは、Googleのキーボードアプリ「Gboard」の音声入力が使えます。Gboardのヘルプでは、テキストを入力する場所をタップし、キーボードの上部にあるマイクのアイコンをタップして、「お話しください」と表示されたら話す、という手順が案内されています。Googleカレンダーのアプリで予定の作成画面を開き、タイトルの欄で音声入力を使えば、タイトルを声で入れられます。日付と時刻は、画面の欄で選びます。
iPhoneの場合
iPhoneでは、キーボードの音声入力が使えます。Appleのユーザガイドでは、設定アプリの「一般」から「キーボード」を開き、「音声入力を有効にする」をオンにすると、テキストを入力できる場所でマイクのボタンが使えると説明されています。多くの言語の音声入力はiPhone上で処理され、インターネット接続は必要ないとも書かれています。音声を出さずに30秒待つと、音声入力は自動的に止まります。
スマートフォンの音声入力は、予定の説明欄に、打ち合わせで話す内容や持ち物のメモを残すときに特に役立ちます。長い文章を打つ手間が減るので、予定の中身を詳しく残す習慣がつきやすくなります。
iPhoneの音声入力では、声で文章を直すこともできます。Appleのユーザガイドでは、「選択」や「削除」のあとに変更したい語句を続けて言うとテキストを編集でき、「取り消して」と言えば直前の操作を取り消せると説明されています。音声を出さずに待つだけでなく、「音声入力を停止」と言って止めることもできます。予定の説明を声で入れたあとに、言い間違えた部分だけを声で直せるので、画面を細かく触らずに済みます。
方法4:Macの音声入力で、パソコン作業中に予定を入れる
Macで作業している最中に予定を入れたいときは、Macの音声入力が使えます。AppleのMacユーザガイドでは、音声入力について、テキスト入力ができる場所ならどこでも声でテキストを入力できると説明されています。
音声入力をオンにする
システム設定の「キーボード」を開き、「音声入力」をオンにします。音声入力を始めるには、マイクキーを押すか、設定した音声入力のキーボードショートカットを使うか、メニューの「編集」から「音声入力を開始」を選びます。ショートカットは、キーボード設定の「音声入力」で自分の使いやすいキーの組み合わせに変えられます。
Googleカレンダーで使う
ブラウザでGoogleカレンダーを開き、予定の作成画面のタイトル欄や説明欄で音声入力を始めれば、声で文字を入れられます。Appleシリコンを搭載したMacでは、話している間もキーボードを使えるので、声で説明を入れながら、日時の欄をキーボードで直す、といった使い方もできます。Appleのユーザガイドによると、音声入力できるテキストの長さに制限はなく、30秒間音声が検出されないと自動的に止まります。
パソコンでGeminiを使う場合も、gemini.google.com の入力欄でMacの音声入力を使えば、頼む文を声で入れられます。話した内容がそのまま入力欄に入るので、送信すれば、方法1と同じようにGeminiが予定を作ります。
音声で予定を入れるときのコツ
どの方法を使う場合も、話し方を少し工夫するだけで、聞き違いや入れ間違いが減ります。
日時は最初に、はっきり言う
「来週の火曜日の15時から1時間、歯医者」のように、日付、時刻、長さを最初に言い、そのあとに用件を言うと、読み取りの誤りが少なくなります。「火曜」より「10月14日の火曜日」のように日付を添えると、さらに確実です。午前と午後があいまいになりやすい時刻は、「15時」のように24時間の言い方にするか、「午後3時」とはっきり言います。
固有名詞は聞き違いを確かめる
人の名前、会社の名前、地名は、音声入力で別の漢字になりやすい部分です。作成後にタイトルを見て、名前の漢字が違っていたら直します。何度も使う名前は、予定のタイトルでは短い呼び方や英字で入れる、と決めておくと、直す手間が減ります。
静かな場所で、マイクに近づいて話す
周りの音が大きいと、聞き取りの精度が落ちます。電車の中や人の多い場所では、イヤホンのマイクを使う、声を出しにくければ文字で打つ、と切り替えます。人の多い場所で予定の中身を声に出すと、周りに聞こえてしまうことにも気をつけてください。
作ったら、その場で確かめる
声で入れた予定は、作った直後にカレンダーを開いて、日付、時刻、タイトルを確かめます。確かめるのに10秒もかかりませんが、これを省くと、当日になって時刻のずれに気づくことになります。間違いを見つけたら、その場で声か手で直し、同じ言い間違いを次から避けるように頼み方を少しずつ整えていきます。
Geminiへの頼み方の例
Googleのヘルプでは、Geminiアプリでできるカレンダーの操作として、予定の作成、検索、編集とキャンセルが挙げられています。それぞれの操作で、声でどう頼めばよいかの例を並べます。
| したいこと | 頼み方の例 |
|---|---|
| 予定を作る | 「10月14日の火曜日、15時から1時間、歯医者を入れて」 |
| 共有カレンダーに入れる | 「家族のカレンダーに、10月18日の土曜日に運動会を入れて」 |
| 会話の内容を予定にする | (直前の会話を受けて)「これをカレンダーに追加して」 |
| 予定を探す | 「来週の予定を教えて」「次の歯医者はいつ?」 |
| 予定の時刻を変える | 「明日の企画会議を16時に変更して」 |
| 予定を取り消す | 「金曜日の飲み会をキャンセルして」 |
予定を探す頼み方は、意外と便利です。朝の支度をしながら「今日の予定を教えて」と頼めば、カレンダーを開かずに1日の流れをつかめます。Googleのヘルプでは、チャットに表示された予定を選ぶと、その予定をカレンダーで表示、編集できると案内されています。
共有カレンダーに入れるときは、カレンダーの名前をはっきり言います。名前を言わなければ、予定はデフォルトのカレンダーに作られます。家族のカレンダーと仕事のカレンダーを分けている人は、名前を短く呼びやすいものにしておくと、声で指定しやすくなります。
うまくいかないときの確かめ方
声で予定を入れようとしてうまくいかないときは、次の順番で確かめると原因を絞り込めます。
Geminiがカレンダーにつながらない
まず、Geminiアプリにログインしているアカウントが、Googleカレンダーで使っているアカウントと同じかを確かめます。複数のGoogleアカウントを持っている人は、ここが食い違っていることがよくあります。次に、「アクティビティの保存」がオンになっているかを確かめます。Googleのヘルプでは、この設定がオフだとGeminiはカレンダーなどのアプリに接続できないと説明されています。Google Workspaceとの接続は、Geminiの「接続済みのアプリ」の設定で確かめられます。
マイクが反応しない
スマートフォンでマイクが反応しない場合は、そのアプリにマイクの使用を許可しているかを、スマートフォンの設定で確かめます。iPhoneのキーボードにマイクのボタンが表示されない場合は、Appleのユーザガイドにあるとおり、設定アプリの「一般」から「キーボード」を開き、「音声入力を有効にする」がオンになっているかを確かめます。AndroidでGboardを使う場合、Gboardのヘルプでは、手順の一部はAndroid 7.0以降でのみ動作すると注意書きがあります。
Macで音声入力が日本語にならない
Macの音声入力で英語として聞き取られてしまう場合は、音声入力の言語を確かめます。Appleのユーザガイドでは、システム設定の「キーボード」で「音声入力」を選び、「言語」の横の「編集」から言語と地域を選べると説明されています。複数の言語を設定している場合は、音声入力中にカーソルの横の言語の表示をクリックして切り替えられます。音声入力に使うマイクも、同じ画面の「マイクの入力元」で選べます。外付けのマイクやイヤホンをつないでいるときは、意図したマイクが選ばれているかを確かめてください。
句読点や改行が勝手に入る
iPhoneやMacの音声入力では、対応する言語でカンマ、ピリオド、疑問符が自動で入ります。予定のタイトルに句読点が入るのが気になる場合は、Appleのユーザガイドにあるとおり、キーボードの設定で「自動句読点」をオフにできます。
声で予定を入れる習慣を続けるために
音声入力は、最初の数日は便利に感じても、使う場面を決めておかないと、いつの間にか手で打つやり方に戻ってしまいます。習慣として続けるには、いつ声で入れるかを決めておくことが大切です。
1つ目は、約束が決まったその場で入れることです。電話で打ち合わせの日時が決まったら、電話を切った直後にGeminiやSiriに頼みます。メモ帳に書いてあとで入れるつもりでいると、そのまま忘れることがあります。
2つ目は、移動の時間に入れることです。歩いている間や、駅のホームで待っている間に、思い出した予定や締め切りを声で入れます。ただし、人の多い場所では予定の中身が周りに聞こえることもあるので、声に出してよい内容かどうかは考えてから話します。
3つ目は、1日の終わりにまとめて見直すことです。声で入れた予定は、聞き違いのまま残っていることがあります。夜に翌日の予定を開き、日時とタイトルが正しいかを確かめる時間を1分だけ取ると、翌朝の慌ただしさが減ります。
音声入力とプライバシー
音声で予定を入れるときは、話した内容がどう扱われるかも知っておくと安心です。
Macの音声入力について、Appleのユーザガイドでは、音声と文字起こしがデバイス上で処理されるかどうかを「キーボード」の設定で確かめられると説明されています。また、Siriと音声入力の改善のために、音声の収録をAppleと共有するかどうかを選べ、あとから「プライバシーとセキュリティ」の「解析と改善」で切り替えられます。
Geminiアプリでカレンダーを使うには、「アクティビティの保存」をオンにする必要があります。Googleのヘルプでは、アプリ連携でのユーザーデータの扱いについての説明が別に用意されているので、仕事の予定を扱う前に一度読んでおくと安心です。取引先の名前や社外秘の内容を予定に入れる場合は、会社の決まりに合うかどうかも確かめてください。
音声入力が向いている場面と、向いていない場面
音声で予定を入れる方法は便利ですが、どんな場面でも手で打つより速いわけではありません。向いている場面と向いていない場面を知っておくと、使い分けで迷わなくなります。
向いているのは、手や目がふさがっている場面です。料理や洗濯をしている最中、子どもの送り迎えで歩いている途中、両手に荷物を持っているとき。こうした場面では、スマートフォンを取り出して画面を操作するより、声で頼むほうがずっと手早く済みます。日付と時刻と用件が短く言える、単純な予定ほど音声との相性が良くなります。
もう1つ向いているのは、予定の説明に長いメモを残したい場面です。打ち合わせで確認したいこと、持っていく書類、相手の連絡先など、打つと時間のかかる内容も、話せば数十秒で入ります。
一方、向いていないのは、細かい条件のある予定です。複数の人を招待する、場所と会議のURLを入れる、毎週の繰り返しの細かい例外を決める、といった予定は、声で説明するより画面で選ぶほうが確実です。Geminiアプリでは招待や既存の予定への場所の追加に対応していないこともあり、こうした予定は最初からGoogleカレンダーの画面で作るほうが二度手間になりません。
静かにしなければならない場所や、人の多い場所も、音声には向きません。図書館や電車の中、オフィスの共有スペースでは、手で打つか、あとで落ち着いた場所で声で入れるように切り替えます。
状況別の選び方
ここまでの方法を、よくある状況ごとに整理すると次のようになります。
| 状況 | おすすめの方法 |
|---|---|
| 手がふさがっている場面で、話すだけで予定を作りたい | Geminiアプリ(Gemini Liveの会話も使える) |
| iPhoneで、普段からSiriを使っている | Siri。iPhoneのカレンダーのデフォルトをGoogleにしておく |
| 予定の説明欄に長いメモを残したい | スマートフォンかMacの音声入力 |
| パソコン作業の途中で予定を入れたい | Macの音声入力でGeminiに頼むか、タイトル欄に入れる |
| 招待や場所の変更まで済ませたい | 予定の枠を声で作り、招待と場所はGoogleカレンダーで編集 |
1つの方法にこだわる必要はありません。外ではGeminiで予定の枠を作り、机に戻ってからGoogleカレンダーで招待と場所を追加する、というように、場面で使い分けると負担が減ります。
Macで話し言葉のまま予定を入れたいときの候補
Macで作業していると、GeminiのページやGoogleカレンダーのタブを開きに行くこと自体が手間に感じることがあります。Macで、話し言葉のまま予定を入れられるカレンダーアプリを使いたい場合の候補の1つが、Caltimate(カルティメイト)です。
公式ページによると、CaltimateはmacOS 14以降で動くMac専用のカレンダーアプリで、Googleカレンダーと同期し、複数のGoogleアカウントの予定をまとめて表示・編集できます。「明日15時 商談 @渋谷 zoom」のように打つか話すと、日時、場所、出席者、会議のリンク、繰り返し、通知を読み取って予定にします。ブラウザで資料を作っている最中でも、⌃⌥Spaceのショートカットで入力パネルを呼び出せるので、アプリを切り替えずに予定を入れられます。
予定の作成・変更・削除、自然な文章での入力、音声入力、Googleアカウントの接続は、無料版のまま期間の制限なく使えます。書類からの予定の取り込み、日程調整の予約ページ、複数のカレンダーへの同時登録の3つを使うときだけ有料で、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。最初の14日間はすべての機能を無料で試せます。詳しい機能と料金はCaltimateで確認できます。
Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
声で予定を管理する工夫と、独自データからの考察
音声入力は、予定の管理だけでなく、仕事の進め方そのものを変える道具です。打ち合わせのメモ、議事録の下書き、思いついたアイデアの記録など、声で文字にできる場面は多くあります。話した内容を文字にする力は、それ自体が仕事にもなっていて、録音を文字に起こす仕事や、データを入力・整理する仕事の全体像は、データ入力・文字起こし・分類のお仕事で確かめられます。音声を扱う仕事の広がりは、音声編集・音楽レッスンのお仕事のお仕事ガイドでも見られます。在宅で働く環境を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの導入を支える制度の考え方を確かめられます。
運営者の視点から見えること
フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、約束を忘れない仕組みを自分で持っています。打ち合わせの日時を決めたら、その場で声でカレンダーに入れる。頼まれた作業の締め切りを聞いたら、電話を切る前に予定にする。こうした小さな習慣が、「この人に任せると安心」という信頼につながります。仲介の手数料が引かれない直接の取引であれば、依頼主は同じ予算でより多く頼め、受ける側は手取りが厚くなります。約束を守る仕組みを持ち、信頼を積み重ねた人ほど、直接の取引で継続の依頼を得やすくなります。
まず取りかかること
Googleカレンダーに音声で予定を入れたいなら、最初にGeminiアプリを開き、Googleカレンダーと同じアカウントでログインして、「アクティビティの保存」がオンになっているかを確かめてください。そのうえで「明日の10時に企画会議を入れて」と1件頼み、作成された予定をGoogleカレンダーで開いて中身を確かめます。iPhoneでSiriを使いたい人は、カレンダーのデフォルトをGoogleのカレンダーにしておきます。声で予定を作れるようになったら、予定の入れ忘れが減ったかを1週間ほど振り返ってみてください。AIを使って業務の手間を減らす工夫がどのような仕事として広がっているかは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のお仕事ガイドでも確かめられます。
よくある質問
Q. Googleカレンダーに話すだけで予定を入れられますか?
GeminiアプリとGoogleカレンダーを接続すると、話した内容から日時の入った予定を作れます。Googleのヘルプでは、Geminiアプリにログインしていることと、「アクティビティの保存」がオンになっていることが条件です。iPhoneなら、カレンダーアプリにGoogleアカウントを追加してデフォルトのカレンダーにしておくと、Siriに頼んだ予定もGoogleカレンダーに入ります。
Q. Geminiで予定を作るときにできないことはありますか?
Googleのヘルプでは、Geminiアプリが対応していない操作として、予定への他のメンバーの追加や招待と、すでにある予定への場所や説明の追加、更新が挙げられています。これらはGoogleカレンダーのアプリや画面で編集します。また、Geminiは誤った回答をすることがあるとされているので、作成後に日付と時刻を確かめてください。
Q. Siriで入れた予定がGoogleカレンダーに表示されないのはなぜですか?
SiriはiPhoneのカレンダーアプリに予定を入れ、複数のカレンダーがある場合は、設定で選んだデフォルトのカレンダーに追加します。デフォルトがiCloudのカレンダーのままだと、予定はGoogleカレンダーに入りません。iPhoneのカレンダーにGoogleアカウントが追加されているかと、カレンダーの設定のデフォルトカレンダーを確かめてください。
Q. スマートフォンやMacの音声入力だけで日時まで入りますか?
スマートフォンやMacに標準で入っている音声入力は、キーボードの代わりに声で文字を入れる機能です。Googleカレンダーの予定の作成画面では、タイトルや説明を声で入れられますが、日付と時刻は画面の欄で選ぶのが基本です。日時まで話すだけで入れたい場合は、Geminiアプリに頼むか、iPhoneのSiriを使ってください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中村 美咲@SOHO編集部
教育・資格ライター
FP2級、ITパスポート、MOS Expertを自ら取得し、資格取得の体験談を活かした記事を執筆。教育・資格関連の情報を実体験ベースで発信しています。
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