Googleカレンダーのデスクトップ版はあるのか|パソコンで開きやすくする方法


この記事のポイント
- ✓Googleカレンダーにはパソコンにインストールするデスクトップ版のアプリはありません
- ✓Chromeのウェブアプリ化
- ✓Appleカレンダーとの同期
Googleカレンダーをデスクトップで使いたいと思って探してみると、スマートフォンのようなアプリが見つからず戸惑う方が多いはずです。結論からお伝えすると、Googleカレンダーにはパソコンにインストールして使う専用のデスクトップ版はありません。ただし、ブラウザの機能を使えばアプリと同じようにウィンドウで開けますし、パソコンに入っているカレンダーアプリと同期させる方法もあります。
この記事では、Googleが公式のヘルプで案内している内容をもとに、パソコンでGoogleカレンダーを開きやすくする方法を4つに分けて手順を整理します。あわせて、予定の通知をデスクトップに出す設定、インターネットにつながらないときに予定を見る設定、どの方法が誰に向いているかの比較まで扱います。読み終えるころには、ご自分の使い方に合う方法を1つ選んで、その日のうちに設定を終えられるはずです。
Googleカレンダーに専用のデスクトップ版はない
最初に、公式の位置づけを確かめておきます。Googleカレンダーのパソコン向けスタートガイドには、次のように書かれています。
パソコンにカレンダーをダウンロードしてインストールすることはできませんが、オフラインで使用することは可能です。 出典: support.google.com
つまり、パソコンでGoogleカレンダーを使う正式な入口は、ブラウザで calendar.google.com を開くことです。同じヘルプでは、対応するブラウザとしてGoogle Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edgeの4つが挙げられており、JavaScriptとCookieを有効にしておく必要があると案内されています。
ここで、意外と見落としがちな点があります。インターネットで「Googleカレンダー デスクトップ版 ダウンロード」と検索すると、Googleカレンダーを表示する他社製のアプリや、ブラウザの拡張機能が出てきます。こうしたものの中には便利なものもありますが、Googleが提供している公式のデスクトップ版ではありません。カレンダーには取引先との打ち合わせや家族の予定など、外に出したくない情報が多く含まれます。Googleアカウントへのアクセスを許可する前に、提供元がどこか、どんな権限を求めているかを必ず確認してください。
公式のデスクトップ版がないからといって、毎回ブラウザを開いてアドレスを打ち込む必要はありません。ブラウザには「よく使うサイトをアプリのように扱う」機能があり、パソコンのOSにはGoogleアカウントを登録してカレンダーを同期する仕組みがあります。この2つを組み合わせれば、実用上はデスクトップ版があるのとほとんど変わらない使い勝手にできます。以下で、その方法を順番に見ていきます。
なお、スマートフォンやタブレットには、Googleが提供する公式のカレンダーアプリがあります。パソコンにだけ専用アプリがないのは、ブラウザで開くウェブ版がパソコン向けの完全な機能を持っているためです。予定の作成、共有、会議の招待、予約ページの作成まで、パソコンのブラウザで一通りの操作ができます。
パソコンで予定を見る時間が長くなった背景
Googleカレンダーをデスクトップに表示したいという相談が増えた背景には、働き方の変化があります。在宅勤務やオンラインの打ち合わせが当たり前になり、1日のうちパソコンの前に座っている時間が長くなりました。スマートフォンで予定を確かめるたびに手が止まるより、作業しているパソコンの画面ですぐ確認したいと考えるのは自然な流れです。
フリーランスや副業で働く人にとっては、なおさらです。複数の取引先の打ち合わせ、納品の締め切り、本業の勤務時間、家族の予定がすべて1つのカレンダーに入っていて、空き時間を見ながら次の仕事を受けるかどうかを決める場面が毎日のようにあります。カレンダーを開くまでに数秒かかるだけでも、それが1日に何十回も重なれば大きな手間になります。
経理の仕事を例にとると、確定申告の時期は書類の締め切りと打ち合わせが一気に増えます。月末の請求書の発行、源泉徴収の納付期限、取引先ごとの月次の締め日など、日付で動く仕事が多い職種です。こうした仕事では、カレンダーをいつでも1回の操作で開ける状態にしておくことが、締め切りの見落としを防ぐいちばん確実な方法になります。
もう1つの背景は、オンライン会議の普及です。Googleカレンダーの予定にはGoogle MeetやZoomの会議リンクを登録できるため、会議の直前にカレンダーを開いてリンクをクリックするという使い方が広がりました。この使い方では、カレンダーが何枚ものブラウザのタブに埋もれていると、会議の開始に間に合わないことがあります。カレンダーを独立したウィンドウで開いておく方法が求められているのは、こうした事情によるものです。
一方で、パソコンの画面に常にカレンダーを表示しておくと、作業に使える画面の広さが減ります。ノートパソコンで作業している人ほど、表示しっぱなしにするのではなく、必要なときにすぐ開けて、予定の時刻には通知で知らせてもらう形が合っています。この記事で紹介する方法も、「すぐ開ける」と「知らせてもらう」の2つの軸で整理すると選びやすくなります。
方法1:Chromeでウェブアプリとしてインストールする
もっとも手軽で、多くの人に向いているのが、Google Chromeの「ページをアプリとしてインストール」という機能を使う方法です。Chromeのヘルプでは、ウェブアプリを次のように説明しています。
ウェブアプリを使用すると、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになります。 出典: support.google.com
インストールの手順は次のとおりです。
- パソコンでChromeを開き、calendar.google.com にアクセスしてGoogleアカウントでログインします
- 右上のその他アイコン(縦に並んだ3つの点)をクリックします
- 「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます
- 名前を確認する画面が出たら「インストール」を押します
インストールが終わると、Googleカレンダーがブラウザのタブではなく、独立したウィンドウで開くようになります。アドレスバーやタブが表示されないため、見た目もアプリに近くなります。Windowsではスタートメニューに、Macでは「アプリケーション」の中の「Chrome アプリ」フォルダに登録されるので、タスクバーやDockに固定しておけば、次からはアイコンをクリックするだけで開けます。
この方法のよいところは、Googleが提供するウェブ版そのものを開いているため、機能が欠けないことです。予定の作成や編集、共有の設定、会議の招待まで、ブラウザで使うときとまったく同じ操作ができます。他社製のアプリと違い、Googleアカウントへのアクセスを別の会社に許可する必要もありません。
不要になったときは、ウェブアプリのウィンドウ右上のその他アイコンから「(アプリ名)をアンインストール」を選べば削除できます。Chromeのアドレスバーに chrome://apps と入力すると、インストールしたウェブアプリを一覧で管理することもできます。
注意点として、ウェブアプリにしても、中身はChromeで開いているページです。Chromeそのものを終了すると通知が届かなくなる場合がある点は、後半の通知の節で詳しく扱います。また、Googleアカウントを複数使っている場合は、ウェブアプリを開いたときにどのアカウントでログインしているかを最初に確認してください。仕事用と個人用を分けている方は、Chromeのプロファイルごとにウェブアプリを作ると、アカウントの取り違えを防げます。
Macでアカウントの取り違えを防ぎたい場合
Macを使っていて、複数のGoogleアカウントのカレンダーを取り違えずに開きたい場合は、Mac用のアプリKagemushaでGoogleカレンダーをアプリにする方法もあります。公式サイトによると、一覧から「Google Calendar」を選んで「作成」を押すだけでアプリができあがり、アプリごとに独立したブラウザのプロフィールを持つため、ログインの状態はアプリごとに別々に保たれます。Chromeの拡張機能もそのまま使え、Chromeが更新されたときには作ったアプリを自動で同期し直します。
KagemushaはmacOS 12以降で動くMac専用のアプリで、Windowsには対応していません。動作にはChrome、Brave、Microsoft Edgeなど7種類のブラウザのいずれかが必要です。3つのアプリまでは無料で作成でき、上限なく作成できるProは3,980円(税込)の買い切りです。
Kagemushaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
方法2:Edgeのアプリ化とデスクトップのショートカット
Windowsを使っていて、普段のブラウザがMicrosoft Edgeという方も多いはずです。Edgeにも、開いているサイトをアプリとしてインストールする機能があります。calendar.google.com を開いた状態で、右上の「…」のメニューから「アプリ」を選び、「このサイトをアプリとしてインストール」を選ぶと、Chromeの場合と同じように独立したウィンドウで開けるようになります。メニューの名前はEdgeのバージョンによって多少変わることがあるので、見当たらないときはメニューの中の「アプリ」の項目を探してください。
ウェブアプリにするほどではなく、デスクトップにアイコンが1つあればよいという方には、ショートカットを作る方法があります。Windowsの場合、手順は次のとおりです。
- デスクトップの何もない場所で右クリックし、「新規作成」から「ショートカット」を選びます
- 項目の場所に https://calendar.google.com/ を入力して「次へ」を押します
- ショートカットの名前に「Googleカレンダー」などわかりやすい名前を入力して「完了」を押します
Macの場合は、Safariのアドレスバーに表示されているURLを、デスクトップにドラッグするだけでショートカットのファイルができます。ダブルクリックすると、普段使っているブラウザでGoogleカレンダーが開きます。
ショートカットとウェブアプリの違いは、開いたときの見た目です。ショートカットは普段のブラウザの新しいタブとして開くため、ほかのタブと並んで表示されます。ウェブアプリは独立したウィンドウになるので、Alt+Tab(Macでは Command+Tab)でほかのアプリと同じように切り替えられます。
どちらを選ぶかは、カレンダーを開いている時間の長さで決めると迷いません。1日に数回だけ確認する方はショートカットで十分です。1日中カレンダーを見ながら仕事をする方や、オンライン会議の入室にカレンダーを使う方は、ウェブアプリにして独立したウィンドウで開いておくほうが、タブに埋もれずに済みます。
ショートカットを作るときに1つ気をつけたいのが、複数のGoogleアカウントを使っている場合です。calendar.google.com を開くと、そのブラウザで最初にログインしたアカウントのカレンダーが表示されます。仕事用のアカウントで開きたい場合は、ブラウザで仕事用のアカウントを先にログインしておくか、プロファイルを分けておく必要があります。
方法3:パソコンの起動時に自動で開く
朝パソコンを立ち上げたら、まずその日の予定を確かめたいという方は、起動時にGoogleカレンダーが自動で開くように設定しておくと便利です。
Windowsの場合は、スタートアップのフォルダにショートカットを登録します。
- キーボードの Windows キーと R キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
- shell:startup と入力して「OK」を押すと、スタートアップのフォルダが開きます
- 方法1か方法2で作ったGoogleカレンダーのショートカット(またはウェブアプリのショートカット)を、このフォルダにコピーします
次にパソコンを起動したときから、サインインのあとにGoogleカレンダーが自動で開きます。ウェブアプリのショートカットを登録しておけば、独立したウィンドウで開くので、ほかのブラウザのタブと混ざりません。
Macの場合は、「システム設定」の「一般」にある「ログイン項目」を使います。「ログイン時に開く」の一覧の下にある「+」を押し、方法1でインストールしたウェブアプリ(「アプリケーション」の中の「Chrome アプリ」フォルダにあります)を選べば、ログインのたびに自動で開くようになります。macOSのバージョンによって画面の名前が違うことがあるので、見つからないときは「システム設定」の検索欄に「ログイン」と入力してください。
この方法について、ひとつ誤解が多い点があります。起動時に開く設定は、あくまで「カレンダーを開いた状態を作る」ためのもので、それ自体が通知の機能ではありません。予定の時刻に知らせてもらうには、後半で紹介する通知の設定が別に必要です。起動時に開くようにしたのに通知が来ない、という相談は少なくありません。
もう1つ、起動時に開くアプリが多すぎると、パソコンの立ち上がりが遅くなります。スタートアップやログイン項目に、ほかにも多くのアプリが登録されている場合は、本当に毎朝使うものだけに絞ると快適になります。カレンダーのように毎日必ず見るものは、登録しておく価値が十分にあるアプリです。
方法4:パソコンのカレンダーアプリと同期する
ブラウザではなく、パソコンにもともと入っているカレンダーアプリでGoogleカレンダーの予定を見たいという方もいます。Googleのヘルプでは、Outlookや Appleカレンダーなど、パソコン上の別のアプリと同期する方法として次の2つを案内しています。
Google カレンダーを別のカレンダー アプリケーションで表示する方法は 2 つあります。カレンダーを追加して他のアプリケーションで表示できるほか、一部のアプリケーションでは予定を編集することもできます。 出典: support.google.com
1つ目は、Googleアカウントそのものをカレンダーアプリに登録する方法です。この場合は表示だけでなく、どちらのアプリから予定を追加・変更しても反映されます。Macの Appleカレンダーなら、カレンダーの設定(環境設定)の「アカウント」タブで追加のアイコンを押し、Googleを選んでログインします。Googleのヘルプでは、同じ画面の「カレンダーを更新」で同期の頻度を選べること、Googleカレンダーの「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日が自動で同期されることが案内されています。それ以外のカレンダーを同期したい場合は、Googleのカレンダー同期の設定ページで、同期したいカレンダーにチェックを入れる必要があります。
2つ目は、iCal形式の非公開URLを使って読み取り専用で表示する方法です。Googleカレンダーの設定画面で、対象のカレンダー名をクリックし、「カレンダーの統合」にある「iCal 形式の非公開 URL」をコピーして、別のカレンダーアプリに貼り付けます。アカウント全体を登録できないアプリや、特定のカレンダーだけを見たい場合に使います。
ここで、とても大切な注意があります。この非公開URLは、知っている人なら誰でもカレンダーの中身を見られる鍵のようなものです。Googleのヘルプでも、誰とも共有しないよう注意を促しており、誤って共有してしまったときは「リセット」を押して新しいURLを作るよう案内しています。取引先とのやり取りの中で、うっかりURLを貼り付けてしまうことがないよう、取り扱いには十分に気をつけてください。
Windowsで新しいOutlookやWindows標準のカレンダーを使っている方も、アカウントの追加の画面からGoogleアカウントを登録すれば、同じように予定を表示できます。会社のパソコンでOutlookを使っていて、個人の予定はGoogleカレンダーに入れている、という方には便利な方法です。ただし、勤務先のパソコンに個人のGoogleアカウントを登録してよいかは、会社の情報管理のルールによります。登録する前に、勤務先の決まりを確認してください。
なお、職場や学校のGoogleアカウントでは、管理者がカレンダーの共有の設定を変えていて、非公開URLが表示されないことがあります。その場合は自分で解決できないため、組織の管理者に問い合わせることになります。
予定の通知をデスクトップに出す設定
パソコンで作業しているときに予定を見落とさないためには、開きやすくするだけでなく、予定の時刻に通知を出す設定が欠かせません。Googleカレンダーの通知には、次の3つの受け取り方があります。
デスクトップ通知として: カレンダーを開いているときに、ウェブブラウザの外部に通知がポップアップ表示されます。 出典: support.google.com
このほかに、Googleカレンダーのウィンドウの中に出る「アラート」と、「メール」での通知があります。パソコンの画面の隅に通知を出したい場合は、デスクトップ通知を選びます。設定の手順は次のとおりです。
- パソコンでGoogleカレンダーを開き、右上の設定アイコンから「設定」を開きます
- 左側の「全般」にある「通知設定」をクリックします
- 「通知」のプルダウンで「デスクトップ通知」を選びます
- ブラウザから calendar.google.com に通知の表示を許可するよう求められたら「許可」を押します
ここで見落としがちなのが、引用の中にある「カレンダーを開いているとき」という条件です。デスクトップ通知は、Googleカレンダーをブラウザやウェブアプリで開いている間だけ届きます。ブラウザを閉じてしまうと通知は出ません。さらに、Windowsの「設定」の通知の項目や、Macの「システム設定」の「通知」でChromeやEdgeの通知が止まっていると、Googleカレンダー側で正しく設定していても表示されません。
まとめると、パソコンで確実に通知を受け取るには、次の4つがそろっている必要があります。
- Googleカレンダーの通知設定で「デスクトップ通知」を選んでいる
- ブラウザで calendar.google.com からの通知を許可している
- パソコンのOSの設定で、使っているブラウザの通知を許可している
- Googleカレンダーをブラウザかウェブアプリで開いたままにしている
方法3の「起動時に自動で開く」設定が役に立つのは、この4つ目の条件を満たしやすくするためです。開く手間を減らす方法と、通知の設定は、セットで考えると漏れがありません。
通知の時刻は、予定ごとに変えることもできます。会議の10分前、締め切りの前日の朝9時など、予定の種類によって知らせてほしいタイミングは違います。予定の編集画面で通知の時刻を追加しておけば、1つの予定に複数の通知を設定できます。ヘルプによると、通知を一時的に後回しにする「スヌーズ」はChromeでのみ使えます。EdgeやSafariで使っている方は、この点も覚えておいてください。
インターネットにつながらないときに予定を見る
移動中の新幹線や、電波の弱いカフェで作業していると、インターネットにつながらずGoogleカレンダーが開けないことがあります。こうした場面に備えて、Googleカレンダーにはオフラインで予定を見られる設定があります。
オフライン カレンダーを利用すると、オフラインでもカレンダーにアクセスできます。この設定はインターネット接続が不安定な場合に特に役立ちます。 出典: support.google.com
設定は、Googleカレンダーの「設定」の「全般」にある「オフライン設定」で、「オフライン カレンダーをオンにする」をクリックし、「今すぐ再読み込み」を押すだけです。同期が終わると、カレンダーの右上に「オフラインで利用できます」という表示が出ます。
オフラインのときにできることと、できないことは、ヘルプで次のように整理されています。
・できること:Chromeブラウザでカレンダーを開く、過去4週間または今日以降の予定を見る、週・日・月の単位で表示する
・できないこと:予定の作成や編集、ゲストへのメールの送信、タスクを開くこと
オフラインで見られるのは、パソコンが最後にインターネットにつながっていた時点の予定です。移動の前に一度インターネットにつながった状態でカレンダーを開いておけば、最新の予定を持ち出せます。また、ブラウザのキャッシュ(一時的に保存された画像やファイル)を削除するとオフラインの設定が無効になるため、その場合はもう一度オンにする必要があります。
オフラインで使えるのはChromeだけという点も覚えておきたいところです。普段EdgeやSafariを使っている方で、移動中に予定を見る必要がある方は、方法1のChromeのウェブアプリと組み合わせておくと安心です。パソコンでは予定を見るだけにして、移動先での予定の追加はスマートフォンのアプリで行う、という役割分担も現実的な選び方です。
4つの方法の比較と、使い方ごとのおすすめ
ここまで紹介した方法を、一覧で比べてみます。
| 方法 | 開き方 | 予定の編集 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Chromeのウェブアプリ | 独立したウィンドウ | できる | 1日中カレンダーを見ながら仕事をする人 |
| Edgeのアプリ化・ショートカット | ウィンドウまたはブラウザのタブ | できる | 普段のブラウザを変えたくない人 |
| 起動時に自動で開く | パソコンの起動と同時 | できる | 朝いちばんに予定を確認したい人 |
| カレンダーアプリと同期 | OSのカレンダーアプリ | アカウント登録なら可能 | OutlookやAppleカレンダーで仕事の予定も見たい人 |
使い方ごとに、おすすめの組み合わせを整理します。
在宅で1日中パソコンに向かう人は、Chromeのウェブアプリを作り、起動時に自動で開く設定とデスクトップ通知を組み合わせるのがおすすめです。朝パソコンを立ち上げれば予定が表示され、打ち合わせの前には通知が届きます。設定にかかる時間は、慣れていない方でも15分ほどです。
会社のパソコンでOutlookを使っている人は、Outlookに個人のGoogleカレンダーを同期させる方法が合っています。ただし、勤務先の決まりで許されている場合に限られます。許されていない場合は、個人のスマートフォンで予定を確かめる形に分けたほうが安全です。
Macで Appleカレンダーを使い慣れている人は、Appleカレンダーに Googleアカウントを登録するのが手軽です。iPhoneのカレンダーと同じ見た目で予定を確認でき、Googleカレンダーの予定と iCloudの予定を1つの画面で見られます。
ノートパソコンで外出先でも作業する人は、Chromeのウェブアプリにオフラインの設定を加えておきます。インターネットにつながらない場所でも、直近の予定を確認できます。
どの方法を選ぶにしても、最初に決めておきたいのは「どのGoogleアカウントのカレンダーを、どのパソコンで見るか」です。仕事用と個人用のアカウントを持っている方は、両方のカレンダーを1つの画面に重ねて表示するのか、別々のウィンドウで開くのかによって、選ぶ方法が変わります。Googleカレンダーには、ほかの人のカレンダーを追加して重ねて表示する機能もあるため、個人のアカウントに仕事用のカレンダーを共有しておく、という整理の仕方もあります。
ブラウザの外で使えるカレンダーアプリという選択肢
ここまでの方法は、どれもGoogleが提供する無料の仕組みだけで実現できます。多くの方は、これで十分に使いやすくなるはずです。それでも、ブラウザで開く以上、ブラウザの動作に左右される場面は残ります。たとえば、ブラウザを閉じると通知が止まる、メモリを多く使うブラウザの中でカレンダーが重くなる、複数のGoogleアカウントの予定を1つの画面で見るにはアカウントごとの切り替えや共有の設定が必要になる、といった点です。
こうした点が気になる方は、Googleカレンダーと同期できる別のカレンダーアプリを使う方法もあります。予定のデータはGoogleカレンダーに保存したまま、見る画面と入力の方法だけを変えるという考え方です。スマートフォンで入れた予定もそのまま反映されるので、Googleカレンダーをやめる必要はありません。
Macを使っている方の候補の1つに、Caltimate(カルティメイト)があります。公式サイトによると、Caltimateは macOS 14以降に対応した Mac専用のカレンダーアプリで、複数のGoogleアカウントをまとめて表示・編集できます。「明日15時 商談」のように話し言葉で書くか、音声で話すだけで予定になり、どのアプリを使っていても決まったキー操作で入力の画面を呼び出せます。メニューバーに常駐して次の予定までの時間を表示するほか、Zoom・Google Meet・Teams・Webexの会議リンクを見分けて参加のボタンを出す機能、予定の場所までの移動時間を計算して出発の時刻に知らせる機能もあります。
料金は、14日間はすべての機能を無料で試せて、その後も予定の作成・変更・削除や会議リンク、移動時間の計算などは無料版として期間の制限なく使えると案内されています。書類やWebページからの予定の取り込み、日程調整の予約ページ、複数のカレンダーへの同時登録の3つを使う場合は有料で、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。1つのライセンスで Mac 3台まで使えます。くわしい料金と機能はCaltimateの料金プランにまとめられています。
Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
なお、Caltimateは Mac専用のため、Windowsのパソコンでは使えません。Windowsを使っている方は、方法1から方法4までの組み合わせで十分に使いやすくなります。予定のデータはGoogle側に保存されるので、どの方法を選んでも、あとから別の方法に切り替えることは難しくありません。まずは無料の方法から試し、物足りないと感じたところで別のアプリを検討する順番が、いちばん無駄のない進め方です。
予定の管理が仕事の受け方を左右する
最後に、Googleカレンダーをパソコンで使いやすくすることが、在宅で働く人の仕事にどうつながるかを考えてみます。
フリーランスや副業で働く人の多くは、複数の取引先から仕事を受けています。そのため、新しい依頼が来たときに「その週にどれだけ空きがあるか」をすぐに答えられるかどうかが、仕事を受けられるかどうかを分けます。カレンダーを開くのに手間がかかる環境では、返事が遅れたり、空き時間を見誤って締め切りが重なったりします。カレンダーを1回の操作で開ける状態にしておくことは、仕事の信頼を守る土台です。
この市場を20年運営してきた立場から見ると、長く仕事が続く人ほど、予定と締め切りの管理を自分なりの仕組みにしています。取引先から見れば「この人は返事が早く、約束の日を守る」という評価が、次の依頼につながるからです。とくに、仲介の手数料が引かれない直接の取引では、同じ予算でも受け手の手取りが厚くなり、依頼する側も同じ金額でより多くを頼めます。そうした関係を長く続けるうえで、予定の管理の確かさは単価以上に効いてきます。手数料0%で直接取引できる場では、とくにその差がはっきり出ます。
カレンダーの使い方を見直したついでに、在宅でできる仕事の種類も確かめておくと、空いた時間の使い道が見えてきます。業務の効率化やAIの活用を手伝う仕事については、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、どんな依頼があり、どんな経験が求められるかを紹介しています。Webマーケティングや情報セキュリティの分野は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で仕事の内容と求められる技能を整理しています。カレンダーアプリのような業務用のアプリを作る側に興味がある方は、アプリケーション開発のお仕事で、受託開発の進め方と必要な技術をまとめています。
報酬の目安を知りたい方は、年収データベースが参考になります。ソフトウェア作成者の年収・単価相場では、公的な統計をもとに開発職の年収の水準を、著述家,記者,編集者の年収・単価相場では、文章の仕事の年収の水準を確かめられます。資格を足がかりに在宅の仕事を広げたい方は、中小企業診断士のように、経営の助言に使える資格の試験内容と学び方も確認してみてください。
予定の管理は地味な作業ですが、毎日のことだからこそ、仕組みを一度整えると効果が長く続きます。この記事の方法の中から、今日すぐにできるものを1つ選んで設定してみてください。
よくある質問
Q. Googleカレンダーのデスクトップ版をダウンロードする方法はありますか?
Googleカレンダーには、パソコンにダウンロードしてインストールする公式のデスクトップ版はありません。Googleのヘルプでもそのように案内されています。代わりに、Chromeの「ページをアプリとしてインストール」を使うと、独立したウィンドウでアプリのように開けます。他社製のアプリを使う場合は、提供元と求められる権限を必ず確認してください。
Q. ブラウザを閉じていてもデスクトップ通知は届きますか?
Googleカレンダーのデスクトップ通知は、カレンダーをブラウザやウェブアプリで開いている間に表示される仕組みです。ブラウザを閉じると通知は出ません。確実に受け取りたい場合は、パソコンの起動時にカレンダーが自動で開く設定にしておくか、スマートフォンのアプリの通知も合わせて使うと安心です。
Q. オフラインでもGoogleカレンダーの予定を編集できますか?
オフラインの設定をオンにすると、Chromeで過去4週間と今日以降の予定を見ることはできますが、予定の作成や編集、ゲストへのメールの送信はできません。見られるのは最後にインターネットにつながった時点の予定です。移動の前に一度カレンダーを開いて同期しておくと、最新の予定を確認できます。
Q. 会社のOutlookに個人のGoogleカレンダーを表示しても大丈夫ですか?
技術的には、Outlookにアカウントを追加するか、iCal形式の非公開URLを登録すれば表示できます。ただし、勤務先のパソコンに個人のアカウントを登録してよいかは会社の情報管理のルールによって変わります。登録の前に、勤務先の決まりや情報システムの担当者に確認してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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