毎日のやることリストをアプリで続けるには、繰り返しのタスクと通知をどう組むか

@SOHO編集部
@SOHO編集部
毎日のやることリストをアプリで続けるには、繰り返しのタスクと通知をどう組むか

この記事のポイント

  • ✓毎日のやることリストをアプリで続けるための
  • ✓繰り返しのタスクと通知の組み方を解説します
  • ✓iPhoneやMacのリマインダー

毎日のやることリストをアプリで管理しようとして、数日でやめてしまった経験のある人は多いはずです。続かない原因は、アプリの機能が足りないことより、毎日同じ作業を手で入力し直す手間と、通知が多すぎて見なくなることにあります。繰り返しのタスクと通知の組み方さえ決めておけば、リストは「毎朝書くもの」から「毎朝届くもの」に変わり、続けるための負担が大きく下がります。

この記事では、毎日のやることリストを続けるための考え方を整理したうえで、iPhoneやMacの標準のリマインダー、Google ToDo リスト、TickTick、Todoistの繰り返しと通知の仕様を、各社の公式ヘルプと料金ページで確かめて比べます。個人で使うなら標準のアプリで十分な場面が多い一方、家族や仕事の仲間とリストを共有したい場面では選び方が変わります。共有の場面で使える選択肢の1つとして、ボードでタスクを管理するPinatecaにも触れます。

やることリストが続かない3つの理由

アプリを使ったやることリストが続かない理由は、大きく3つに分けられます。

1つ目は、入力の手間です。毎朝「メールを確認する」「経費を入力する」「日報を書く」と同じタスクを打ち込むのは、それだけで5分から10分かかります。忙しい朝にこの作業が負担になり、やがて入力そのものをやめてしまいます。

2つ目は、通知の多さです。すべてのタスクに通知を付けると、1日に何十回も通知が届きます。通知が多すぎると、どれが大切なのかが分からなくなり、通知そのものを見なくなります。

3つ目は、リストが長くなりすぎることです。思いついたことを全部入れていくと、リストは数十件に膨らみ、何から手をつけるべきかが見えなくなります。終わらないタスクが毎日残ると、リストを見ることがつらくなります。

この3つは、アプリの選び方と設定でかなりの部分を防げます。

続かない理由 防ぐための設定
入力の手間 毎日のタスクを繰り返しに設定する
通知の多さ 通知は時刻が決まっているタスクだけに付ける
リストの長さ 今日やるものと、いつかやるものを分ける

フリーランスの法務相談でも、期限の管理が原因で起きるトラブルは少なくありません。契約書の返送の期限、請求書の発行の期限、届出の期限。どれも「覚えていたつもり」で過ぎてしまうものです。毎日のやることリストは、こうした期限を落とさないための仕組みでもあります。

アプリ選びの前に決めておきたいこと

アプリを選ぶ前に、次の2つを決めておくと、選ぶ基準がはっきりします。

個人で使うか、誰かと共有するか

タスクの管理について解説している記事でも、最初の分かれ目として挙げられているのがこの点です。

アプリ選びに失敗しないためには、まずは「個人で使うのか」「チームで使うのか」を明確にしておくことが重要です。 出典: pfu.ricoh.com

自分だけのリストなら、スマートフォンに最初から入っているアプリで十分なことが多いです。家族と家事を分担したい、仕事の仲間と作業を割り振りたいという場合は、共有の機能が使えるかどうかが選ぶ基準になります。

どの端末で見るか

iPhoneとMacだけで使うのか、Windowsのパソコンや Androidのスマートフォンでも見るのかによって、選べるアプリが変わります。iPhoneとMacの標準のリマインダーは、Appleの端末の間で同期されます。Googleのサービスを中心に使っている人は、Gmailやカレンダーと同じ画面で見られるGoogle ToDo リストが使いやすくなります。

繰り返しのタスクの組み方

毎日のやることリストを続けるいちばんの近道は、毎日同じように発生するタスクを繰り返しに設定することです。繰り返しとは、一度登録したタスクが、決まった間隔で自動的に次の日や次の週に現れる機能のことです。

繰り返しに向いているタスクの例を挙げます。

・毎日のタスク。メールの確認、日報の作成、経費の入力、薬を飲む
・平日だけのタスク。勤怠の入力、朝の打ち合わせの準備
・毎週のタスク。週報の提出、ごみ出し、請求書の確認
・毎月のタスク。請求書の発行、家賃の振り込み、帳簿の締め

繰り返しを設定するときに気をつけたいのは、アプリによって「次の回が現れるタイミング」が違うことです。たとえばMacのリマインダーのユーザガイドには、カレンダーに表示されるリマインダーについて次のように書かれています。

繰り返しが設定されているリマインダーは、その前の繰り返しリマインダーが実行済みになっているときに表示されます。 出典: support.apple.com

つまり、前の回を完了にしないと、次の回が見えないことがあります。毎日の繰り返しを設定したら、終わったものはその日のうちに完了にする習慣を付けることが大切です。完了にし忘れたタスクがたまると、繰り返しの仕組みがうまく働きません。

また、Google ToDo リストのヘルプには、繰り返しの設定について次の制限が書かれています。

・共有タスクとサブタスクは、繰り返すように設定できない
・繰り返すタスクは、他のタスクリストに移動できない
・一連のタスクの繰り返しを途中で停止した場合、繰り返しを再度設定することはできず、新たに作成する必要がある

出典はGoogle ToDo リストのヘルプです。共有のリストで繰り返しを使いたい人や、細かい手順をサブタスクに分けて毎日繰り返したい人は、この制限に当たらないかを先に確かめておきます。

通知の組み方

通知は、多すぎても少なすぎても役に立ちません。続けやすい通知の組み方は、次の3つの原則に沿うことです。

時刻が決まっているタスクだけに通知を付ける

「10時の打ち合わせの前に資料を送る」のように、時刻に意味があるタスクだけに通知を付けます。「今日中に経費を入力する」のように、いつやってもよいタスクには通知を付けず、朝にリストを見て確認します。

Google ToDo リストのヘルプにも、通知を受け取るにはタスクに日付と時刻を追加すると書かれています。時刻を入れたタスクだけが通知の対象になる仕組みは、ほかの多くのアプリでも同じです。

朝に1回、リスト全体を見る時間を決める

通知に頼らず、毎朝決まった時刻にリスト全体を見る習慣を作ります。朝の5分でその日のタスクを確かめ、やる順番を決めておくと、日中は通知が来たものだけに対応すれば済みます。

通知の数を週に1回見直す

1週間使ってみて、通知が来ても対応しなかったものは、通知を外すか、時刻を見直します。通知を見ても動かないタスクは、通知の時刻が合っていないか、そもそも通知が要らないタスクです。

通知が届かないときに確かめること

アプリで時刻を設定したのに通知が届かない、という相談はよくあります。多くの場合、アプリの設定ではなく、端末の側の設定が原因です。通知が届かないときは、次の順に確かめます。

  1. タスクに日付だけでなく時刻も入っているか。時刻のないタスクは、通知の対象にならないアプリが多いです
  2. 端末の設定で、そのアプリの通知が許可されているか。アプリを入れたときに通知を許可しなかった場合、あとから端末の設定で許可する必要があります
  3. 集中モードやおやすみモードが有効になっていないか。iPhoneの集中モードのように、決まった時間帯の通知を止める機能が働いていると、通知は届きません
  4. 省電力の設定でアプリの動作が制限されていないか。スマートフォンの省電力の設定によっては、裏で動くアプリの通知が遅れることがあります
  5. 複数の端末で同じアカウントを使っている場合、どの端末に通知が届く設定になっているか

Google ToDo リストの場合は、ヘルプにあるとおり、パソコンではカレンダーの通知を有効にする必要があります。アプリごとに通知の仕組みが違うので、届かないときは使っているアプリの公式ヘルプで通知の項目を確かめてください。

通知が確実に届くことを確かめるには、設定した直後に、数分後の時刻でテストのタスクを作ってみるのが手早い方法です。

標準のリマインダーで十分な場面

iPhoneとMacを使っている人なら、最初から入っているリマインダーで、毎日のやることリストの多くは管理できます。

標準のリマインダーが向いているのは、次のような場面です。

・自分ひとりのタスクを管理したい
・iPhoneとMacの間で同じリストを見たい
・新しいアプリを入れたり、料金を払ったりしたくない

リマインダーでは、日付や時刻、繰り返しを設定でき、カレンダーと並べて見ることもできます。家族とリストを共有する機能もあるので、買い物のリストや家事の分担にも使えます。

操作の手順は、Appleのリマインダーのユーザガイドに端末ごとにまとめられています。設定の画面の名前は macOS や iOS の版によって変わることがあるので、手元の版に合ったガイドを開いて確かめてください。

Google ToDo リストが向いている場面

Gmailやカレンダーを中心に仕事をしている人には、Google ToDo リストが使いやすい選択肢です。Gmail、カレンダー、Googleドライブ、ドキュメントやスプレッドシートの画面の右側からToDo リストを開けるので、メールを読みながらタスクを追加する、といった使い方ができます。

Google ToDo リストが向いているのは、次のような場面です。

・Gmailやカレンダーを毎日開いている
・メールの内容をそのままタスクにしたい
・WindowsのパソコンとAndroidのスマートフォンの両方で見たい

一方で、先に挙げたように、共有タスクやサブタスクには繰り返しを設定できません。毎日の作業を細かい手順に分けて繰り返したい場合は、手順を1つずつ独立したタスクにするか、ほかのアプリを検討します。

無料の専用アプリを比べる

標準のアプリでは物足りない人向けに、やることリストの専用アプリも多くあります。ここでは、利用者が多いTickTickとTodoistの無料の範囲を、2026年10月時点の公式の料金ページで比べます。

アプリ 無料プランの主な範囲 有料プランの料金
TickTick リスト9個、各リスト99件のタスク、リストとカンバンの表示、リマインダー プレミアムは年額49.99米ドル
Todoist 個人のプロジェクト5件、タスクのリマインダー、フィルター3件、1週間の活動履歴 プロとビジネスの料金は公式の料金ページで確認

TickTickの無料プランは、リストの数とタスクの数に上限があります。毎日のやることリストなら1つのリストで足りることが多いですが、仕事と家事と趣味でリストを分けたい人は、9個の上限を意識しておきます。有料のプレミアムでは、リストが299個、タスクが各リスト999件に広がり、複数のカレンダー表示やメールでのリマインダーが使えます。出典はTickTickの料金ページです。

Todoistの無料プランでは、個人のプロジェクトを5件まで作れます。有料のプロにすると、プロジェクトが300件に広がり、カレンダーの表示やタスクの所要時間の設定が使えます。

どちらのアプリも、無料プランで毎日のやることリストを管理するには十分な機能があります。有料プランが必要になるのは、リストの数が多い人や、カレンダーの表示で1日の予定とタスクを並べて見たい人です。

マイクロソフトの製品を使っている人には、Microsoft To Doも選択肢になります。

起動時に表示され、毎日リセットされる「今日の予定」機能が特徴で、白紙状態のリストに当日のタスクを入力・追加することで優先度を可視化する。 出典: aspicjapan.org

毎日リセットされるリストは、「今日やるもの」と「いつかやるもの」を分ける考え方と相性が良い仕組みです。

家族や仕事の仲間とリストを共有したいとき

毎日のやることリストを誰かと共有したい場合は、選び方が変わります。共有で大切になるのは、次の3点です。

・誰がどのタスクを担当しているかが分かる
・タスクの期限と進み具合が、全員に同じように見える
・タスクについてのやり取りが、タスクのそばに残る

標準のリマインダーやGoogle ToDo リストにも共有の機能はありますが、担当や進み具合を細かく管理するには向いていません。また、Google ToDo リストでは共有タスクに繰り返しを設定できないため、毎日の当番のようなタスクを共有で回すのは工夫が必要です。

小さなチームで毎日の作業を回す場合は、ボードでタスクを管理する道具が候補になります。ボードとは、タスクをカードにして、「未着手」「進行中」「完了」などの列に並べて管理する画面のことです。

チームの毎日の作業をボードで回す選択肢

チームで毎日の作業を共有したい場面の選択肢の1つが、Pinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaはカンバン、ガント、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードとチャットを備えたプロジェクト管理の道具で、5人までなら無料で使えます。無料プランではボードを10個まで作れ、8種類のボードはすべて無料プランから使えると書かれています。

毎日の作業の管理で使いやすいのは、時間割ボードです。使い方ガイドでは、曜日と時間帯のマス目で、シフト、当番、授業のように枠が先に決まっているものに使うと説明されています。毎朝の当番や、曜日ごとに担当が決まっている作業を、週の枠に並べて共有できます。

カードには、期限、担当者、ラベル、チェックリスト、説明、添付、コメントを入れられます。期限は時刻まで設定でき、過ぎると表示が赤くなります。自分宛ての担当の割り当てや締切は受信箱に集まるので、通知を1か所で確認できます。カードの中のチェックリストに毎日の手順を書いておけば、作業の抜けを防げます。

一方、公式サイトには、タスクを毎日自動で作り直す繰り返しの機能についての記載は見当たりません。自分ひとりの毎日の繰り返しのタスクは標準のリマインダーやGoogle ToDo リストで管理し、チームで共有する作業はボードで管理する、という分け方が無理のない組み合わせです。Trelloからボードを移す機能や、ChatGPTやClaudeから話しかけてボードを操作する機能もあります。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

毎日のやることリストを続ける運用のコツ

アプリを決めたら、次の運用のコツを取り入れると、リストが続きやすくなります。

今日のリストは5件から7件に絞る

1日にこなせるタスクの数には限りがあります。今日のリストは5件から7件に絞り、それ以外は「いつかやるもの」のリストに分けます。毎日すべてのタスクを終えられると、リストを見ることが前向きな習慣になります。

夜に翌日のリストを作る

1日の終わりに5分だけ時間を取り、翌日のリストを作ります。翌日の予定をカレンダーで確かめ、打ち合わせの前後に入れられる作業も考えておきます。終わらなかったタスクを翌日に回すか、いつかやるものに移すかを決めます。朝の判断が減るので、1日を落ち着いて始められます。

週に1回、繰り返しのタスクを見直す

繰り返しに設定したタスクの中には、実際には毎日やっていないものが出てきます。週に1回、繰り返しの設定を見直し、不要なものは外します。

3日続けて残ったタスクは見直す

同じタスクが3日続けて残っている場合は、そのタスクに何か問題があります。大きすぎて手がつけられない、ほかの人の返事を待っている、そもそも今やる必要がない、のどれかであることがほとんどです。大きすぎるなら分ける、待ちなら確認の日を決める、不要なら削除する、というように扱いを決めます。残り続けるタスクを放置すると、リスト全体を見る気持ちが薄れていきます。

完了したタスクを振り返る

完了したタスクの一覧は、自分がどれだけの仕事をこなしたかの記録になります。フリーランスの場合、この記録は請求の根拠や、依頼主への作業報告にも使えます。月末に1か月分の完了の記録を見返すと、どの仕事に時間がかかっているか、どの曜日に作業がはかどっているかといった傾向も見えてきます。翌月の予定を組むときの材料として使えます。

家族で家事のリストを共有するときの組み方

毎日のやることリストは、仕事だけでなく家事の分担にも使えます。家族で共有するときは、仕事のリストとは違う工夫が必要です。

担当を決めて、名前を入れる

「ごみを出す」とだけ書くと、誰がやるのかが曖昧になり、結局いつも同じ人がやることになります。共有のリストでは、タスクごとに担当を決め、名前を入れておきます。担当を割り当てる機能があるアプリなら、その機能を使います。

曜日で決まっているものは週の繰り返しにする

ごみの収集日や、習い事の送り迎えのように、曜日で決まっている家事は、週の繰り返しに設定します。毎週同じ曜日に自動で現れるので、カレンダーを見直す手間が減ります。

買い物のリストは別にする

買い物のリストは、毎日のやることリストとは性格が違います。思いついたときに誰でも追加でき、店で見ながら消していく使い方です。毎日のリストと混ぜると、どちらも見にくくなるので、別のリストに分けておきます。

完了の印を付ける習慣を共有する

共有のリストでは、終わったタスクに完了の印を付けることが、家族への報告になります。印を付け忘れると、同じ家事を2人がやってしまったり、やったのに伝わらなかったりします。家族全員で、終わったらすぐ印を付けるという決まりを共有しておきます。

先に挙げたように、Google ToDo リストでは共有タスクに繰り返しを設定できません。家族で繰り返しの家事を共有したい場合は、使うアプリの共有と繰り返しの仕様を、事前に公式のヘルプで確かめておきます。

やることリストに入れないほうがよいもの

やることリストを長く続けるには、何を入れないかを決めることも大切です。次のようなものは、やることリストとは別の場所で管理したほうが、リストが見やすくなります。

・予定。会議や約束のように、時刻と場所が決まっているものはカレンダーに入れます。やることリストに入れるのは、予定の準備や、予定の後にやる作業です
・いつかやりたいこと。読みたい本、行きたい場所、学びたいことは、別のメモやリストに分けます。毎日のリストに入れると、終わらないタスクが毎日残ります
・参考の情報。電話番号、URL、手順のメモは、タスクの説明欄やメモのアプリに保存します。タスクそのものにはしません
・毎日やっているのに、忘れることのない習慣。歯磨きや食事のように、リストがなくても続いている習慣は入れる必要がありません

リストに入れるのは、「入れておかないと忘れるもの」と「順番を決めたいもの」に絞ります。リストが短いほど、毎朝見るのが苦にならず、習慣として続きます。

タスクの書き方で続けやすさが変わる

同じアプリを使っていても、タスクの書き方によって、リストの使いやすさは大きく変わります。続けやすいタスクの書き方には、いくつかの決まりがあります。

動詞で終わる形で書く

「請求書」とだけ書くと、作るのか、送るのか、確認するのかが分かりません。「A社に10月分の請求書を送る」のように、何をするのかを動詞で書きます。朝にリストを見たとき、すぐに手をつけられる形になっていることが大切です。

30分以内で終わる大きさに分ける

「企画書を作る」のような大きなタスクは、どこから始めればよいかが分からず、後回しになりがちです。「企画書の目次を書く」「競合の資料を3社分集める」のように、30分以内で終わる大きさに分けると、すき間の時間にも進められます。

待ちのタスクは分けて書く

相手からの返事を待っているタスクは、自分では進められません。「B社からの見積もりの返事を待つ」のように、待っていることが分かる書き方にして、確認する日を期限に入れておきます。待ちのタスクが自分のタスクと混ざると、リストが進まないように見えてしまいます。

具体的な数や名前を入れる

「資料を読む」より「契約書の第3条から第5条を読む」のほうが、終わったかどうかがはっきりします。終わりが分かるタスクは、完了にする判断も迷いません。

1日のやることリストの組み立て例

在宅で働くフリーランスを例に、1日のやることリストの組み立て方を示します。繰り返しのタスクと、その日だけのタスクを分けて考えるのがポイントです。

時間帯 タスク 種類 通知
朝 メールとチャットを確認する 毎日の繰り返し なし
朝 今日のリストを確かめ、順番を決める 毎日の繰り返し 毎朝決まった時刻
午前 C社の原稿の第2章を書く その日だけ なし
昼 D社との打ち合わせに参加する その日だけ 開始の15分前
午後 打ち合わせの議事メモを送る その日だけ なし
夕方 作業時間を記録する 毎日の繰り返し なし
夕方 翌日のリストを作る 毎日の繰り返し 毎夕決まった時刻

この例では、通知を付けているのは3件だけです。打ち合わせのように時刻が決まっているものと、リストを見る習慣のきっかけになる朝と夕方の2回です。それ以外のタスクは、朝にリストを見て順番を決めれば、通知がなくても進められます。

毎日の繰り返しのタスクは、一度設定すれば毎日自動で現れます。その日だけのタスクは、前日の夕方にリストを作るときに入れておきます。こうして分けておくと、朝の入力の手間はほとんどなくなります。

紙の手帳とアプリの使い分け

やることリストは、紙の手帳で管理する人も多くいます。紙とアプリには、それぞれの良さがあります。

観点 紙の手帳 アプリ
書く速さ 思いついたらすぐ書ける 端末を開く手間がある
繰り返し 毎日書き直す必要がある 自動で現れる
通知 ない 時刻に合わせて届く
共有 難しい 家族や仲間と共有できる
振り返り 書いた跡が残る 完了の記録を検索できる

紙の手帳は、考えを整理しながら書くのに向いています。アプリは、繰り返しと通知と共有に強みがあります。両方を使う場合は、「毎日の繰り返しと期限のあるタスクはアプリ、考えを整理するメモは紙」のように役割を分けると、二重に管理する手間を避けられます。

どちらか一方に決める必要はありませんが、同じタスクを両方に書くことだけは避けます。どちらが最新なのか分からなくなり、抜けや重複の原因になるからです。

アプリを乗り換えるときの手順

使っているアプリが合わなくなったときは、次の手順で乗り換えると、タスクの抜けを防げます。

  1. 乗り換え先のアプリで、1週間だけ毎日のリストを試す。元のアプリはそのまま使い続けます
  2. 繰り返しのタスクを書き出す。毎日、毎週、毎月のタスクを一覧にします
  3. 期限のあるタスクを書き出す。とくに、仕事の締切や支払いの期限は漏れなく確かめます
  4. 乗り換え先に登録する。繰り返しの設定と通知の時刻も、この時点で決めます
  5. 元のアプリの通知を止める。両方から通知が届くと混乱するので、乗り換えた日に元のアプリの通知を切ります
  6. 元のアプリのデータを残しておく。1か月ほどは削除せず、抜けがないかを確かめられるようにします

アプリによっては、ほかのアプリからデータを取り込む機能があります。取り込みの機能を使う場合も、繰り返しの設定や通知が正しく引き継がれているかは、必ず自分の目で確かめます。

期限の管理で起きやすいトラブル

仕事のやることリストでとくに大切なのは、期限のあるタスクです。法務の相談で見かけるトラブルの中には、期限の管理の失敗から始まるものが少なくありません。

たとえば、フリーランスが依頼主から受け取った契約書の確認を後回しにしているうちに、依頼主の側で作業が始まってしまい、条件を確かめないまま仕事を受けた形になるケースがあります。また、請求書の発行を忘れて支払いが遅れ、依頼主との関係がこじれるケースもあります。

こうしたトラブルを防ぐには、期限のあるタスクを、思いついた時点ですぐにリストに入れることです。

・契約書を受け取ったら、確認の期限を決めてタスクにする
・納品したら、請求書の発行をタスクにする
・請求書を送ったら、入金の確認の日をタスクにする

期限が法律で決まっている手続きもあります。届出や申告の期限は、制度ごとに違い、改正で変わることもあります。期限を設定するときは、所管の役所の公式の案内で最新の日付を確かめてから入力してください。個別の手続きの判断に迷う場合は、行政書士や税理士などの専門家に相談するのが確実です。法律の手続きを専門に扱う資格については、行政書士のページで仕事の内容が紹介されています。

タスク管理の道具を作る側の仕事

やることリストのアプリやタスク管理の道具は、使う側だけでなく、作る側の仕事としても需要があります。毎日使う道具だからこそ、入力のしやすさ、通知の分かりやすさ、画面の見やすさが評価を左右します。

アプリの画面の使いやすさを設計する仕事は、UIやUXの分野にあたります。UIとは画面の見た目や操作の部品のこと、UXとはその道具を使ったときの体験全体のことです。UI/UX・アプリデザインのお仕事では、アプリの画面設計や使い勝手の改善に関わる仕事の内容が紹介されています。

アプリそのものを作る仕事に興味がある人は、アプリケーション開発のお仕事で、開発の仕事の種類と求められるスキルを確かめられます。毎日使っているアプリの不便な点に気づける人は、作る側に回っても、利用者の目線を生かした仕事ができます。

在宅でタスク管理の仕組みを整えることは、テレワークの環境づくりの一部でもあります。会社でテレワークの導入を検討している場合は、テレワーク 助成金 2026で、導入の費用に使える助成金の情報が整理されています。

よくある質問

Q. 毎日のやることリストを無料で管理できるアプリはありますか?

iPhoneとMacの標準のリマインダーや、Google ToDo リストは無料で使え、繰り返しと通知も設定できます。専用アプリでは、TickTickの無料プランでリスト9個、各リスト99件まで、Todoistの無料プランで個人のプロジェクト5件まで使えます。自分ひとりの毎日のリストなら、無料の範囲で十分なことが多いです。

Q. 繰り返しのタスクの次の回が表示されないのはなぜですか?

アプリによっては、前の回を完了にしないと次の回が表示されない仕組みになっています。Macのリマインダーのユーザガイドにも、繰り返しのリマインダーは前の回が実行済みになっているときに表示されると書かれています。終わったタスクはその日のうちに完了にする習慣を付けます。

Q. Google ToDo リストで共有したタスクを毎日繰り返せますか?

Google ToDo リストのヘルプによると、共有タスクとサブタスクには繰り返しを設定できません。共有で毎日の当番などを回したい場合は、タスクを1つずつ独立させるか、担当や期限を管理できるボード型の道具など、ほかの方法を検討します。

Q. やることリストの通知が多すぎて見なくなってしまいます。どうすればよいですか?

通知は、時刻に意味があるタスクだけに付けるのが基本です。いつやってもよいタスクには通知を付けず、毎朝決まった時刻にリスト全体を見る習慣を作ります。1週間使って、通知が来ても対応しなかったタスクは、通知を外すか時刻を見直します。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年6月20日最終更新:2026年10月14日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方