アンケートフォームを作成するときの設問の組み立て方と公開までの流れ

@SOHO編集部
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アンケートフォームを作成するときの設問の組み立て方と公開までの流れ

この記事のポイント

  • ✓アンケートフォームの作成を
  • ✓目的の決め方から設問の組み立て方
  • ✓Googleフォームでの公開手順

アンケートフォームの作成は、ツールの操作そのものより、何をどの順番で聞くかを決める部分で手が止まりがちです。質問を思いつくままに並べてしまい、集まった回答を見てから「本当に知りたかったことが聞けていない」と気づく例も少なくありません。

この記事では、アンケートフォームを作成する前に決めておくこと、設問の組み立て方、質問の形式の選び方、偏りの出ない聞き方、Googleフォームで作って公開するまでの流れ、公開前の確認までを順に説明します。あわせて、無料ツールの選び方と、回答が届いたあとの担当決めや返信まで1つの画面で扱えるHalictのような道具にも触れます。

アンケートフォームを作成する前に決める3つのこと

フォームを開く前に、次の3つを文章にしておきます。ここが決まっていれば、設問の数も順番も自然に決まります。

1つ目は目的です。 「何を知るために、このアンケートを取るのか」を1文で書きます。たとえば「新しく始めた平日夜の講座に、参加者がどこまで満足しているかを知り、来期の時間帯と内容を決める」のように、知りたいことと、その結果を何に使うかをセットで書くのがポイントです。「お客様の声を集めたい」のような広い目的のままだと、設問が増えるばかりで、集計しても判断につながりません。

2つ目は回答してもらう相手です。 社内の従業員なのか、取引先なのか、イベントの参加者なのか、まだ会ったことのない見込み客なのかで、聞き方も、聞いてよい項目も変わります。相手がその商品やサービスをどこまで知っているかによって、専門用語を使えるかどうかも変わります。

3つ目は結果の使い道です。 集計して数字で比べたいのか、自由な意見を読みたいのか、回答者一人ひとりに返信や連絡をしたいのかを決めておきます。数字で比べたいなら選択式の設問を中心に、意見を読みたいなら自由記述を、連絡が必要なら連絡先の項目と、連絡してよいかの確認を入れることになります。

この3つを書き出したら、知りたいことを箇条書きにして、目的に照らして本当に必要なものだけを残します。「ついでに聞いておこう」という設問は、回答者の負担を増やし、途中でやめる人を増やします。迷った設問は、その答えによって何かの判断が変わるかどうかで決めるのが目安です。判断が変わらない設問は削ってかまいません。

設問の組み立て方と並べる順番

設問は、回答者が答えやすい順に並べます。一般的には次の順番が使われます。

  1. 導入の説明。アンケートの目的、所要時間の目安、回答の扱い(匿名かどうか、何に使うか)を短く書きます
  2. 答えやすい事実の質問。参加した回、利用した店舗、使った期間など、考えずに答えられるもの
  3. 本題の評価の質問。満足度、使いやすさ、改善してほしい点など、目的の中心になる質問
  4. 属性の質問。年代、職種、利用頻度など、集計を分けるために使う項目
  5. 自由記述。最後に「ほかにご意見があればお書きください」のような自由な意見の欄
  6. お礼と、送信後の流れ。回答のお礼と、結果をどう使うか、返信が必要な場合はいつ頃になるか

年代や職業などの属性を最初に聞くと、回答者が身構えてしまうことがあります。属性は集計に必要な最小限にとどめ、本題の後に置くのが一般的です。

関連する質問はまとめて並べます。たとえば「講座の内容」に関する質問を3つ続け、その後に「会場や時間帯」の質問を並べるように、話題ごとに区切ると回答者が迷いません。Googleフォームでは「セクション」という区切りを使って、話題ごとにページを分けられます。

回答によって次の質問を変えたい場合は、分岐を使います。「講座に参加しましたか」で「いいえ」を選んだ人には講座の感想を聞かず、参加しなかった理由の質問に進ませる、という形です。分岐を使うと、回答者は自分に関係のある質問だけに答えればよくなり、途中でやめる人が減ります。

質問の形式の選び方

質問には、選択肢から選んでもらう形式と、自由に書いてもらう形式があります。Googleフォームの公式ヘルプでは、次のような形式が案内されています。

形式 向いている使い方
記述式 名前、短い一言など、1行で答えられる自由回答
段落 感想や意見など、長く書いてもらう自由回答
ラジオボタン 選択肢から1つだけ選んでもらう
チェックボックス 選択肢から当てはまるものを複数選んでもらう
プルダウン 選択肢が多いときに、1つを選んでもらう
ファイルのアップロード 写真や書類を提出してもらう(回答者のGoogleアカウントへのログインが必要)
均等目盛 満足度などを目盛で評価してもらう
評価 星やハートの数で評価してもらう
選択式(グリッド)・チェックボックス(グリッド) 複数の項目を同じ尺度でまとめて評価してもらう
日付・時刻 希望日や所要時間を記入してもらう

形式を選ぶときの考え方は次のとおりです。

集計して比べたい質問は、選択式にします。 自由記述は内容が豊かな代わりに、集計に手間がかかります。満足度や利用頻度のように、数で比べたいものはラジオボタンや均等目盛を使います。

「1つだけ」か「当てはまるものすべて」かをはっきりさせます。 「よく使う機能を選んでください」という質問で、1つだけ選ぶのか複数選んでよいのかがあいまいだと、回答者によって答え方がばらつきます。1つならラジオボタン、複数ならチェックボックスを選び、質問文にも「1つ選んでください」「当てはまるものをすべて選んでください」と書きます。

評価の段階は、全体でそろえます。 満足度を5段階で聞く質問と、10段階で聞く質問が混ざっていると、回答者が混乱し、集計でも比べにくくなります。1つのアンケートの中では、同じ尺度で統一するのが基本です。均等目盛は、最大値を2から10の間で決められ、両端にラベルを付けられます。「1:とても不満」「5:とても満足」のように、両端の意味を必ず書いておきます。

選択肢には「その他」や「わからない」を用意します。 当てはまる選択肢がないと、回答者は仕方なく近いものを選ぶか、回答をやめてしまいます。Googleフォームのラジオボタンとチェックボックスには、自由に書き込める「その他」を付けられます。

偏りの出ない聞き方と、よくある失敗

設問の文章しだいで、回答は大きく変わります。集めたデータを判断に使うなら、偏りの出ない聞き方を心がけます。よくある失敗は次の5つです。

1. 1つの質問で2つのことを聞いてしまう。 「講師の説明と資料は分かりやすかったですか」という質問では、説明は分かりやすかったが資料は分かりにくかった人が答えられません。説明と資料は別の質問に分けます。

2. 答えを誘導する言い方になっている。 「多くの方にご好評いただいている新サービスについて、満足度をお聞かせください」のように、前置きで評価を示すと、回答が高いほうに寄ります。質問文には評価を含めず、事実だけを書きます。

3. 選択肢が偏っている。 「とても満足」「満足」「やや満足」「不満」のように、良い側の選択肢が多いと、結果が良い方向に偏ります。良い側と悪い側の選択肢の数をそろえ、真ん中に「どちらともいえない」を置くかどうかも意図して決めます。

4. 選択肢が重なっている、または抜けている。 年代を「20〜30歳」「30〜40歳」のように区切ると、30歳の人はどちらを選べばよいか迷います。「20〜29歳」「30〜39歳」のように、重ならず抜けもない区切りにします。

5. 専門用語や社内の言葉を使っている。 作る側には当たり前の言葉でも、回答者には通じないことがあります。社内の略語や製品の型番は避け、初めて聞く人にも分かる言葉に直します。

もう1つ気をつけたいのは、答えにくい質問の扱いです。収入や健康、家族のことなど、答えたくない人がいる質問を必須にすると、回答をやめる人が増えます。本当に必要な場合だけ聞き、「回答しない」という選択肢を用意します。

回答者の負担を減らす工夫

回答してもらえるかどうかは、回答者の負担の大きさで決まります。アンケートの最初に所要時間の目安を書き、それを守れる設問数に抑えるのが基本です。

設問の数を決めるときは、実際に自分で回答して時間を測ります。選択式の質問は1問あたり数秒で答えられますが、自由記述は1問で数分かかることもあります。自由記述を何問も並べると、途中でやめる人が増えます。自由記述は、本当に意見を読みたいところに絞り、最後にまとめて1つ置く形が回答しやすくなります。

必須の設定も見直します。すべての質問を必須にすると、答えにくい質問で手が止まり、送信まで進まない人が出ます。集計に欠かせない質問だけを必須にし、それ以外は任意にしておくと、回答の数を確保しやすくなります。

スマートフォンで回答する人が多い場合は、画面の小ささも考えます。選択肢が多いグリッドの質問は、スマートフォンでは横にはみ出して見づらくなることがあります。公開前に、自分のスマートフォンで実際に回答して、見え方を確かめておきます。

回答者に1画面に1問ずつ見せる形式のフォームもあります。目の前の質問だけに集中できるため、設問が多くても進めやすいという考え方です。どちらの形式が合うかは、設問の数や回答者の層によって変わります。

個人情報を集めるときの注意

アンケートで名前、メールアドレス、電話番号などを集める場合、それは個人情報になります。個人情報保護法では、事業者が個人情報を取得するときに、利用目的を本人に知らせることが求められています。

個人情報取扱事業者は、前項の規定にかかわらず、本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面(電磁的記録を含む。以下この項において同じ。)に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当該本人の個人情報を取得する場合は、あらかじめ、本人に対し、その利用目的を明示しなければならない。 出典: e-Gov法令検索「個人情報の保護に関する法律」第21条第2項

フォームの入力も、本人から直接書いてもらう形にあたります。アンケートの冒頭か、連絡先の項目のすぐ近くに、たとえば次のような文を書いておきます。

  • ご記入いただいたメールアドレスは、このアンケートへの返信と、次回の講座のご案内にのみ使用します
  • 回答の内容は統計的に処理し、個人が特定される形で公表することはありません

あわせて、集める項目は目的に必要なものだけに絞ります。返信の予定がないのに連絡先を必須にしたり、使い道のない住所や生年月日を聞いたりするのは避けます。集めた情報は、見られる人を限り、使い終わったら削除する時期も決めておきます。個人情報の扱いについての詳しい考え方は、個人情報保護委員会のページで確かめられます。法人として運用する場合は、社内の規程や担当部署の確認も合わせて行います。

Googleフォームでアンケートを作成して公開するまでの流れ

無料で使えるアンケートフォームの作成ツールとして、もっとも広く使われているのがGoogleフォームです。Googleアカウントがあれば無料で使え、回答はGoogleスプレッドシートに保存できます。公式ヘルプに沿って、作成から公開までの流れを整理します。

ステップ1 新しいフォームを作る。 forms.google.com を開き、「空白のフォーム」をクリックして、無題のフォームに名前を付けます。Googleスプレッドシートの「ツール」メニューや、Googleドライブの「新規」からも作れます。

ステップ2 質問を追加する。 右側の追加アイコンをクリックし、質問のタイトルの右側で質問の形式を選びます。必須にしたい質問は「必須」をオンにします。話題ごとにセクションで区切り、回答に応じて次のセクションを変える設定もここで行います。

ステップ3 設定を確かめる。 上部の「設定」から、回答を1回に制限するか、送信後に回答を編集できるようにするか、送信後に表示する確認メッセージを何にするかを決めます。回答を1回に制限すると、回答者はGoogleアカウントへのログインが必要になる点に注意します。

ステップ4 公開する。 右上の「公開」をクリックし、回答できる人の範囲を決めて公開します。

フォームを公開すると、回答者がフォームにアクセスできるようになります。フォームの公開を停止すると、リンクを知っている回答者もフォームにアクセスできなくなります。 出典: Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを公開して回答者と共有する」

ステップ5 回答者に届ける。 公開したら「公開済み」から「回答者に送信するリンクをコピー」でリンクを取得し、メールやチャットで送ります。WebサイトやブログにHTMLで埋め込むこともできます。

ステップ6 回答を確認する。 届いた回答は「回答」タブでグラフとして確認でき、Googleスプレッドシートに書き出して詳しく集計できます。

質問の形式の詳細はGoogleの公式ヘルプ「フォームの質問の形式を選択する」にまとまっています。画面の名前は更新で変わることがあるため、操作に迷ったときは公式ヘルプを開いて確かめます。

公開前に確かめておきたいこと

フォームを公開する前に、次の項目を確かめます。公開後に設問を直すと、直す前と後で回答の条件が変わり、集計で比べにくくなります。

  • 冒頭に、目的、所要時間の目安、回答の扱いが書かれているか
  • 1つの質問で2つのことを聞いていないか
  • 選択肢に重なりや抜けがないか、「その他」や「わからない」が必要な質問に付いているか
  • 評価の段階が、アンケート全体でそろっているか
  • 必須の設定が、集計に欠かせない質問だけになっているか
  • 分岐の設定どおりに、次の質問へ進むか
  • パソコンとスマートフォンの両方で、表示が崩れずに回答できるか
  • 個人情報を集める場合に、利用目的が書かれているか
  • 送信後の確認メッセージに、お礼と、返信の予定が書かれているか

いちばん確実な方法は、目的を知らない同僚や家族に試しに回答してもらうことです。作った本人は質問の意図を知っているため、分かりにくい言い回しに気づきにくいものです。回答にかかった時間と、迷った質問を聞いておくと、公開前に直すべき点がはっきりします。テストで送った回答は、本番の集計に混ざらないよう、公開前に削除しておきます。

目的別に見る設問の例

ここまでの考え方を、よくある4つの場面に当てはめた設問の例を紹介します。そのまま使うのではなく、自分の目的に合わせて言葉を直して使います。

講座やイベントの参加者アンケート

目的は「次回の内容と時間帯を決めること」です。

  1. 参加した回を選んでください(ラジオボタン)
  2. 講座の内容の満足度を5段階で教えてください(均等目盛、1:とても不満、5:とても満足)
  3. 講座の長さはいかがでしたか(ラジオボタン:短い、ちょうどよい、長い)
  4. 次回参加しやすい時間帯を選んでください(チェックボックス:平日の昼、平日の夜、土日の午前、土日の午後)
  5. 次回取り上げてほしいテーマがあればお書きください(段落、任意)

内容と時間帯という2つの判断に直結する質問だけを並べています。参加者の年代などは、時間帯の希望を年代別に見たい場合だけ加えます。

商品やサービスの満足度アンケート

目的は「改善すべき点の優先順位を決めること」です。総合的な満足度を1問聞いたあとに、価格、使いやすさ、サポートの対応など、項目ごとの満足度をグリッドでまとめて聞く形がよく使われます。そのうえで「最も改善してほしい点を1つ選んでください」とラジオボタンで聞くと、優先順位がはっきりします。項目別の満足度だけだと、すべてが同じくらいの点数になって優先順位がつけにくいことがあるためです。

社内アンケート

目的が「働き方の制度を見直すこと」なら、匿名で答えられるかどうかを最初に明記します。回答者が特定されるかもしれないと感じると、本音が書かれにくくなります。部署ごとに集計したい場合でも、人数の少ない部署では個人が特定できてしまうため、部署の区切りを大きめにするなどの配慮が必要です。

新しい商品の要望アンケート

目的は「どの機能を先に作るかを決めること」です。「あったらうれしい機能」を自由に聞くと、要望がばらばらになって比べられません。候補の機能を並べて「使いたいものをすべて選んでください」とチェックボックスで聞き、その後に「最も使いたいものを1つ」とラジオボタンで聞くと、関心の広さと強さの両方が分かります。

紙のアンケートからフォームに切り替えるときのポイント

これまで紙でアンケートを取っていた場合、フォームに切り替えると、集計の手間が大きく減ります。紙の回答を1枚ずつ表計算ソフトに打ち込む作業がなくなり、回答が届いた時点でデータになっているためです。入力の誤りも起きません。

ただし、紙の設問をそのまま移すと、フォームでは答えにくくなることがあります。切り替えるときは次の点を見直します。

  • 紙では「該当するものに○」と書いていた質問は、1つだけなのか複数なのかを決めて、ラジオボタンかチェックボックスに分ける
  • 紙の表形式の質問は、スマートフォンでは見づらいため、グリッドを使うか、質問を分けて並べる
  • 紙では空欄のまま出せた質問も、必須の設定によっては送信できなくなるため、必須にする質問を絞る
  • 紙と同じ質問を残しておくと、過去の結果と比べられる。比べたい質問は文言を変えない

高齢の方など、スマートフォンでの入力に慣れていない人が多い場合は、しばらくのあいだ紙とフォームを併用する方法もあります。紙で集めた回答は、担当者がフォームから代わりに入力すれば、集計を1か所にまとめられます。

回答を集める配り方と、締め切りの決め方

フォームを作っても、届け方が合っていなければ回答は集まりません。配り方は、回答者がふだん使っている連絡手段に合わせます。

  • メール。取引先や会員など、連絡先が分かっている相手に向いています。件名に「アンケートのお願い(所要3分)」のように所要時間を入れると、開いてもらいやすくなります
  • チャットやSNS。社内のチャットや、コミュニティのグループで配る方法です。手軽な分、ほかの投稿に埋もれやすいので、締め切りの前にもう一度案内します
  • QRコード。イベントの会場や店舗のレジで、紙にQRコードを印刷して配る方法です。その場で答えてもらえるため、回答率が上がりやすくなります
  • Webサイトへの埋め込み。サイトの訪問者に答えてもらう場合は、フォームをページに埋め込むか、目立つ位置にリンクを置きます

締め切りは必ず決めて、案内の文面に書きます。締め切りがないと、後で答えようと思った人がそのまま忘れてしまいます。一般的には1週間から2週間程度に設定し、締め切りの2、3日前に一度だけ催促の案内を送ると回答が増えやすくなります。締め切りが過ぎたら、フォームの回答の受け付けを止めておき、集計の途中で回答が増えないようにします。

集まった回答の集計の基本

回答が集まったら、質問の形式に合わせて集計します。Googleフォームなら回答タブで簡単なグラフを確認でき、詳しく見たい場合はGoogleスプレッドシートに書き出して作業します。

1つだけ選ぶ質問は、割合で見ます。 「満足」と答えた人が何人かではなく、回答者全体の何割かで見ると、回答数が違う回どうしでも比べられます。

複数選べる質問は、回答者数を分母にします。 チェックボックスの質問は、1人が複数を選ぶため、選ばれた数の合計は回答者数より多くなります。「その機能を選んだ人が回答者の何割か」で見ると、関心の大きさが正しく伝わります。

評価の質問は、平均だけでなく分布も見ます。 5段階の満足度の平均が3.0でも、全員が3をつけた場合と、1と5に分かれた場合では意味が違います。各段階を選んだ人数を並べて見ると、評価が割れているかどうかが分かります。

自由記述は、内容ごとに分類します。 意見を1件ずつ読み、「価格」「使い方」「サポート」のように分類の見出しを付けて数えると、どんな意見が多いかが見えてきます。

属性ごとに分けて比べます。 年代や利用頻度などの属性と、満足度の質問を掛け合わせて集計することをクロス集計といいます。全体では満足度が高くても、特定の層だけ低い、といった違いが見つかることがあります。

無料のアンケート作成ツールの種類と選び方

アンケートフォームを作成するツールは、大きく3つに分けられます。

1. 汎用のフォームツール。 Googleフォームや Microsoft Forms が代表です。無料で始められ、アカウントを持っていればすぐに使えます。社内のアンケートや、イベントの参加者アンケートなど、回答を集めて集計するところまでなら、多くの場面でこれで足ります。Googleフォームは Googleスプレッドシート、Microsoft Forms は Excel や Teams など、それぞれが普段使っている事務のソフトと組み合わせやすいのが強みです。

2. アンケートに特化した調査ツール。 設問の分岐、回答の集計とグラフ化、クロス集計など、調査の機能が充実しています。市場調査のように、回答をさまざまな切り口で分析したい場合に向いています。無料の範囲では設問数や回答数に上限があることが多いので、料金表で確かめます。

3. 問い合わせや顧客対応の管理まで含むツール。 フォームで回答を集めるだけでなく、届いた回答に担当者を決め、対応の状況を管理し、回答者に返信するところまでを1つの画面で行えるものです。

選ぶときは、次の順で確かめると迷いにくくなります。

  1. 回答を集めて集計するだけか、回答者への返信や対応まで必要か
  2. 何人でフォームと回答を扱うか
  3. 無料の範囲で、フォームの数、設問の数、回答の数に上限があるか
  4. 回答のデータを、普段使っている表計算ソフトやチャットに渡せるか
  5. 個人情報を集める場合に、見られる人を絞れるか

集計だけが目的なら、汎用のフォームツールで十分です。回答が届いたあとの作業が多くなってきたら、3つ目の種類を検討します。

回答が届いたあとの対応まで考えるなら

アンケートの中には、集計して終わりではなく、一件ずつ対応が必要なものがあります。改善の要望に返事をしたい、資料を希望した人に送りたい、不満を書いた人に連絡したい、といった場面です。

Googleフォームで集めた回答を、スプレッドシートに「担当」「対応状況」の列を手で追加して管理し、返信はメールソフトから送る、という運用はよく見られます。件数が少ないうちはこれで回りますが、担当者が増えると、誰がどの回答に返信したのか、返信が漏れていないかを追うのが大変になります。

道具を変える前に、まず運用の決まりを作っておくことも大切です。返信が必要な回答の条件(連絡を希望した人、不満の評価をつけた人など)、返信の期限、担当の割り振り方、返信の文面のひな形を決めておけば、表計算ソフトでも漏れは減らせます。それでも担当者どうしの引き継ぎや、返信したかどうかの確認に時間がかかるようになったら、管理の仕組みそのものを見直す時期です。

そうした場面の選択肢の1つが、Halictです。公式サイトによると、フォームを作り、届いた回答を一件ごとに担当と状況つきで管理し、同じ画面から返信を送れます。作りたいフォームを一言で伝えるとAIが質問の構成まで下書きする機能、回答者に1画面に1問だけを見せる表示、テキストや選択肢や評価や日付など12種類の項目、自動返信、回答の一覧とCSVの書き出しに対応しています。料金は人数で決まり、メンバー1人のフリープランは0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。3人までのスタータープラン(月額2,980円・税抜)からGoogleスプレッドシートとの連携、10人までのチームプラン(月額7,800円・税抜)から一斉メールと開封の計測、Teams・Slack・Chatworkへの通知が使えます。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

回答を集めて集計するだけならGoogleフォームで足り、回答のあとに担当決めや返信が続くなら、管理まで含むツールのほうが手間が少なくなります。どちらを選ぶかは、回答が届いたあとに誰が何をするかで決めるのが近道です。

アンケートの作成と分析を仕事にする人もいる

アンケートの設計と集計は、企業が外部の専門家に任せることも多い仕事です。設問の組み立て、回答の集計、結果を報告書にまとめるところまでを請け負うフリーランスもいます。

マーケティングの調査や、集めたデータの分析とレポート作成の仕事は、マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事で、仕事の中身と求められるスキルを紹介しています。アンケートの結果を販促の資料や営業の提案に活かす仕事は、営業代行・アポ・販促資料作成のお仕事でも扱っています。調査や企画の資料を文書にまとめる仕事は契約書・資料・企画書作成のお仕事が参考になります。

調査の設計そのものを専門にする人の働き方は、研究者の年収・単価相場で、収入の分布とあわせて確かめられます。中小企業の経営課題を調べて助言する立場からアンケートを使う人には、中小企業診断士の資格も選択肢になります。顧客の声を集めて経営の改善につなげる考え方は、この資格の学習内容とも重なります。

店舗やサロンを経営している人なら、来店客のアンケートを設備の改善や補助金の申請の材料に使うこともあります。補助金の使い道の考え方は美容室・サロン向け補助金2026年版|設備投資・内装リフォームに使える制度で紹介しています。

アンケートフォームの作成は、ツールの操作よりも、目的を決め、相手に合った聞き方を選ぶところで質が決まります。最初に目的と使い道を1文にし、答えやすい順に設問を並べ、公開前に第三者に試してもらう。この流れを守るだけで、集まる回答の質は大きく変わります。

よくある質問

Q. アンケートの設問数は何問くらいが適切ですか?

決まった正解はありませんが、冒頭に書いた所要時間の目安を守れる数に抑えるのが基本です。選択式の質問は1問数秒で答えられる一方、自由記述は1問で数分かかります。実際に自分で回答して時間を測り、目的に照らして判断が変わらない質問は削ると、途中でやめる人を減らせます。

Q. Googleフォームは無料でどこまで使えますか?

Googleアカウントがあれば無料でフォームを作成し、公開して回答を集められます。回答はフォームの回答タブでグラフとして確認でき、Googleスプレッドシートに保存して集計することもできます。組織で使う場合は、管理者の設定によって使える機能が変わることがあるため、社内の担当者に確かめます。

Q. アンケートで個人情報を集めるときに何を書けばよいですか?

名前やメールアドレスなどを集める場合は、何に使うかという利用目的を回答者に示します。たとえば「返信と次回のご案内にのみ使用します」のように、具体的に書きます。集める項目は目的に必要なものだけに絞り、見られる人を限り、使い終わったら削除する時期も決めておくと安心です。

Q. 公開したあとに設問を直してもよいですか?

直すことはできますが、直す前と後で回答の条件が変わるため、集計で比べにくくなります。誤字の修正程度なら問題になりにくい一方、選択肢を変えたり質問を加えたりすると、前の回答と同じ扱いができません。公開前に第三者に試してもらい、直すべき点を先に見つけておくのが確実です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月27日最終更新:2026年10月19日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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