クイズ形式のフォームを作る手順と、採点や解説を表示する設定

@SOHO編集部
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クイズ形式のフォームを作る手順と、採点や解説を表示する設定

この記事のポイント

  • ✓クイズ形式のフォームをGoogleフォームとMicrosoft Formsで作る手順を
  • ✓公式ヘルプの画面の名前に沿って解説します
  • ✓成績を見せるタイミング

研修のあとの理解度チェック、社内の確認テスト、イベントで出す腕試しのクイズ。紙で配って手で丸を付けていた作業は、クイズ形式のフォームに置き換えると、配布も採点もぐっと軽くなります。

ただ、実際に作ろうとすると「正解はどこで登録するのか」「点数はいつ見せればいいのか」「間違えた人に解説を出すにはどうするのか」と、細かな設定で手が止まりがちです。設定を1つ見落とすと、回答した直後に全員へ正解が見えてしまったり、逆にいつまでも点数が届かなかったりします。

この記事では、クイズ形式のフォームをGoogleフォームとMicrosoft Formsで作る手順を、それぞれの公式ヘルプに書かれた画面の名前に沿って説明します。そのうえで、採点と解説を表示する設定、記述式の手動採点、問題と解説の作り方、結果の読み方まで順に整理します。クイズを申込や応募の入口に使い、回答者ごとに連絡や対応が必要になる場面では、受付から返信までを1つの画面で扱えるHalictにも触れます。

クイズ形式のフォームが使われている場面

クイズ形式のフォームとは、質問に正解と点数を登録しておき、回答が送られた時点で自動的に採点されるフォームのことです。Googleフォームでは「テスト」、Microsoft Formsでは「クイズ」または「テスト」と呼ばれています。呼び名は違っても、仕組みは同じです。

使われている場面は、学校の小テストだけではありません。仕事の現場では、次のような使い方が広がっています。

  • 新人研修やコンプライアンス研修のあとの理解度の確認
  • 社内の資格制度や手順書の読み合わせのあとの確認テスト
  • 採用の一次選考での基礎知識の確認
  • セミナーやオンライン講座の受講前の予習チェック
  • 展示会や店頭のイベントで出す、商品にまつわるクイズ

背景にあるのは、研修や説明会のオンライン化です。会場で紙を配って回収する運営から、URLを送って各自の端末で答えてもらう運営に変わり、採点まで自動で済ませたいという需要が生まれました。紙のテストなら、30人分を採点して集計するだけで1時間以上かかることも珍しくありません。フォームなら、送信された瞬間に点数が付き、平均点や誤答の多い問題まで一覧で見られます。

もう1つの背景は、確認の記録を残す必要が増えたことです。情報セキュリティや個人情報の取り扱いの研修では、受講したかどうかだけでなく、内容を理解したかどうかを記録として残したい会社が多くあります。クイズ形式のフォームは、受講者ごとの点数と回答が自動で記録されるため、この用途にも向いています。

一方で、クイズ形式のフォームは万能ではありません。本人確認の厳密さが求められる試験や、不正を防ぐ監督が必要な検定には向きません。あくまで「理解の確認」と「学びのきっかけ」に使う道具と考えると、設定の判断もしやすくなります。

クイズ形式のフォームを作れる主な道具

クイズ形式のフォームを無料で作れる道具として、多くの人が最初に選ぶのはGoogleフォームとMicrosoft Formsです。どちらも、正解の登録、配点、自動採点、解説の表示ができます。

Googleフォームが合う人

Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で使えます。回答をGoogleスプレッドシートに保存できるため、点数の一覧を表計算で並べ替えたり、別の名簿と突き合わせたりしたい人に向いています。社内でGoogle Workspaceを使っている会社なら、社内の人だけが答えられるように制限するのも簡単です。

Microsoft Formsが合う人

Microsoft 365を使っている会社や学校なら、追加の費用なしで使えます。TeamsやOneNoteと組み合わせやすく、結果をExcelに書き出して分析できます。数式の入力や、Net Promoter Score(推奨度を0から10で聞く質問)などの質問形式が用意されているのも特徴です。Copilotのライセンスがあれば、作りたいテストの説明を入力して下書きを作らせることもできます。

どちらを選ぶかの目安

迷ったときは、回答者がふだん使っている環境に合わせるのが確実です。回答者の多くがGoogleのサービスを使っているならGoogleフォーム、Microsoft 365の環境にいるならMicrosoft Formsを選ぶと、ログインや共有の設定でつまずきにくくなります。

作る側の都合だけで選ぶと、回答者がログインを求められて途中でやめてしまうことがあります。とくに社外の人に答えてもらうクイズでは、回答者の手間がいちばん少ない道具を選ぶことが、回答率を守るいちばんの近道です。

このほか、有料のフォーム作成サービスの中にも採点機能を持つものがあります。ただ、理解度の確認やイベントのクイズであれば、まずは上の2つで十分なことがほとんどです。

Googleフォームでクイズを作る手順

ここからは、Googleフォームでクイズ形式のフォームを作る手順を、Google フォームでテストを作成、採点するの公式ヘルプに沿って説明します。パソコンのブラウザで操作する前提です。

手順1:フォームをテストに切り替える

公式ヘルプによると、新しいテストは次の手順で作ります。

  1. Googleフォームでフォームを開く
  2. フォームの上部にある[設定]をクリックする
  3. [テストにする]をオンにする

ブラウザで g.co/createaquiz を開くと、最初からテストに切り替わった状態のフォームを作れると、同じヘルプで案内されています。

手順2:メールアドレスを集めるかどうかを決める

点数をあとから個別に伝えたい場合や、誰が何点だったかを記録したい場合は、メールアドレスを集めます。[設定]の[回答]の横にある下矢印をクリックし、[メールアドレスを収集する]をオンにします。

この設定は、あとで説明する「成績を発表するタイミング」とつながっています。メールアドレスを集めていないと、点数を後日まとめて送る方法が選べません。

手順3:質問を追加する

右側にある追加アイコンをクリックして質問を作ります。正解を登録して自動採点できるのは、記述式、選択式(ラジオボタン)、チェックボックス、プルダウン、選択式(グリッド)、チェックボックス(グリッド)の質問です。質問形式の詳しい違いは、フォームの質問の形式を選択するに一覧があります。

手順4:解答集で正解と点数を登録する

質問と選択肢を入力したら、質問の左下にある[解答集]をクリックし、正解を選びます。続いて、質問の右上で、その質問の点数を指定します。

記述式で正解を登録するときは、表記ゆれに注意が必要です。「東京都」「東京」「とうきょう」のように答え方が分かれそうな問題では、考えられる書き方をすべて正解として登録するか、選択式に変えるほうが採点の取りこぼしを防げます。

手順5:解答にフィードバックを付ける

解説を表示したい場合は、解答集の画面で[解答にフィードバックを追加]をクリックします。ここでは、文章のほか、YouTubeの動画を解説として付けられます。正解した人と不正解だった人に、別々の文章を表示できるのがポイントです。

手順6:プレビューで答えてみる

公開する前に、右上のプレビューで実際に答えてみます。正解を選んだときに点数が付くか、不正解のときに解説が出るかを、自分の目で確かめます。正解の登録漏れは、この段階でしか見つけられません。

採点と解説を表示する設定

クイズ形式のフォームで最も迷いやすいのが、「いつ」「何を」回答者に見せるかの設定です。ここを決めずに公開すると、回答の直後に全員が正解を知ってしまい、あとから答える人に正解が伝わる、といった事故が起きます。

成績を発表するタイミングを選ぶ

Googleフォームでは、[設定]の[成績の発表]で、次のどちらかを選べます。

  • 送信直後:回答を送った直後に点数が表示される
  • 確認後に手動で表示する:作成者が確認してから、点数を回答者に伝える

公式ヘルプには、次のように書かれています。

フォームでメールアドレスを収集する場合は、すぐに結果を送信するか、結果を共有する準備が完了するまで待つことができます。 出典: support.google.com

つまり、「確認後に手動で表示する」を選べるのは、メールアドレスを集めているときです。記述式の問題を目で見て採点したい場合や、全員が答え終わってから正解を発表したい場合は、メールアドレスを集めたうえで、こちらを選びます。

回答者に見せる項目を選ぶ

同じ[設定]の中にある[回答者の設定]では、テストの最中やテストのあとに、回答者に何を表示するかを指定できます。公式ヘルプでは、次の3つを表示するかどうかを選べると説明されています。

  • 回答者が間違えた質問
  • 正解
  • 点数

使い分けの目安は次のとおりです。

目的 間違えた質問 正解 点数
研修のあとの理解度の確認 表示する 表示する 表示する
期間中に何度も受けてもらう練習問題 表示する 表示しない 表示する
全員が答え終わってから発表するクイズ 表示しない 表示しない 手動で発表
採用の一次選考での基礎知識の確認 表示しない 表示しない 表示しない

研修の確認であれば、間違えた問題と正解、解説までその場で見せたほうが、学びが定着します。反対に、選考や順位を付けるクイズでは、答え合わせの情報を出さないほうが公平です。

解説の書き方で学びの深さが変わる

解答に付けるフィードバックは、正解を繰り返すだけではもったいない欄です。「なぜその答えになるのか」と「どこを読み返せばいいのか」を1〜2文で書くと、間違えた人がそのまま復習に入れます。

たとえば、個人情報の取り扱いの研修で、メールの誤送信を扱う問題なら、次のように書けます。

  • 不正解の人へ:送信前の宛先の確認は、社内規程の第3章に手順があります。宛先の欄に外部のアドレスが混ざっていないかを、送信ボタンの前に確かめる流れを読み返してください。
  • 正解の人へ:その通りです。社外の人を含む一斉送信では、宛先をBCCにすることも合わせて確認しましょう。

研修資料のページや動画の位置まで書いておくと、受講者が自分で答えを探しに行けます。

記述式の問題を手動で採点する方法

記述式の問題は、正解を登録しておけば自動採点されますが、文章で答える問題や、答え方が人によって違う問題は、目で見て採点したほうが正確です。Googleフォームには、回答者ごとに採点する方法と、質問ごとに採点する方法の2つがあります。

回答者ごとに採点する

公式ヘルプによると、メールアドレスを集めている場合は、次の手順で1人ずつ採点してフィードバックを書けます。

  1. 上部の[回答]をクリックし、[個別]をクリックする
  2. 前へアイコンと次へアイコンで、回答者を切り替える
  3. 採点する質問を見つけ、右上に点数を入力する
  4. 回答の下の[フィードバックを追加]をクリックし、入力して[保存]する
  5. 最後に、下部の[保存]をクリックする

受講者が少なく、1人ひとりに丁寧なコメントを返したいときに向いた方法です。

質問ごとに採点する

人数が多いときは、質問ごとにまとめて採点するほうが速く進みます。[回答]の中で[質問]をクリックすると、同じ答えを書いた回答がまとまって表示されます。満点にするときは正解にするアイコン、部分点を付けるときは点数を入力、得点なしのときは不正解にするアイコンをクリックし、最後に[保存]します。

たとえば「情報漏えいを防ぐために送信前に確かめることを1つ書いてください」という問題なら、「宛先」「添付ファイル」「BCC」と書いた回答をそれぞれのまとまりごとに満点にし、「気をつける」のような具体性のない答えには部分点を付ける、といった採点が短時間でできます。

成績をメールで知らせる

「確認後に手動で表示する」を選んだ場合、採点が終わったら回答者に点数を知らせます。[回答]の[個別]で、メールアドレスが記録された回答の右上にある[スコアを通知]をクリックし、送る相手のチェックボックスをオンにして[メールでスコアを通知]をクリックします。

採点の途中で通知すると、点数が確定していない状態で回答者に届いてしまいます。全員分の採点を終えてから、まとめて通知するのが確実です。

Microsoft Formsでクイズを作る手順

Microsoft 365を使っている職場や学校では、Microsoft Formsでクイズを作るのが自然です。手順はMicrosoft Forms を使用してテストを作成するの公式ヘルプに沿って説明します。

手順1:新しいテストを作る

  1. forms.office.com にサインインする
  2. [新しいテスト]を選ぶ
  3. Copilotで下書きを作らない場合は、[Copilot で下書き]の欄の隅にある[X]で閉じる
  4. クイズの名前を入力する

公式ヘルプによると、Copilotで下書きを作るには、Microsoft 365アカウントとCopilotのライセンスが必要です。ライセンスがある場合は、作りたいテストの説明を入力して[生成]を選ぶと、タイトル、質問、回答を含む下書きができます。

手順2:質問を追加して正解を選ぶ

質問の種類は、選択肢、テキスト、評価、日付、順位、リッカート、ファイルのアップロード、Net Promoter Scoreなどから選べます。選択肢の質問であれば、回答の選択肢を入力し、正解の横にある[正解]のチェックマークを選びます。

手順3:点数とメッセージを設定する

[points]の欄に数字を入れると、その質問の配点になります。回答の横にあるメッセージのアイコンを選ぶと、回答者がその選択肢を選んだときに表示するメッセージを設定できます。Googleフォームの「解答にフィードバックを追加」にあたる機能で、選択肢ごとに解説を書き分けられます。

手順4:プレビューで確かめる

[プレビュー]を選ぶと、回答者からの見え方を確かめられます。プレビューのまま質問に答えて[送信]すると、採点の動きも確認できます。編集に戻るときは[戻る]を選びます。クイズは作成中に自動で保存されると、公式ヘルプに書かれています。

Googleフォームとの違い

Microsoft Formsでは、テストの結果をExcelに書き出して詳しく分析できます。また、Copilotのライセンスがある場合は、テストの下書きの下部にあるボックスをオンにすると、回答者が答え終えたあとに各正解の理由を説明する機能が使えると案内されています。学校向けには、OneNoteのクラスノートブックにテストを挿入する使い方も用意されています。

どちらの道具でも、作れるクイズの中身に大きな差はありません。回答者がどちらの環境に慣れているかで選んで問題ありません。

問題と解説の作り方のコツ

設定がどれだけ正しくても、問題の作りが甘いと、クイズは理解の確認になりません。ここでは、研修や社内テストでよく使う選択式の問題を中心に、作り方のコツを整理します。

1問で確かめることを1つに絞る

「メールを送る前に宛先と添付ファイルを確かめるのは正しいか」のように、1つの問題で2つのことを聞くと、片方だけ理解している人の扱いが決められません。1問で確かめることは1つに絞ります。

間違いの選択肢に意味を持たせる

選択式の問題では、正解でない選択肢の作り方で問題の質が決まります。明らかに違う選択肢を並べると、誰でも正解できてしまい、理解の確認になりません。実際に現場で起きやすい勘違いを選択肢にすると、誤答の多さから「どこが伝わっていないか」が見えてきます。

たとえば、パスワードの管理の問題なら「定期的に変更する」「使い回さない」「付箋に書いてモニターに貼る」「メールで同僚に共有する」のうち、正しいものを選ぶ形にします。誤答のうち、どれが多く選ばれたかで、研修で補うべき点が分かります。

「すべて正しい」「どれも違う」を多用しない

「上記のすべて」や「どれも当てはまらない」の選択肢は便利ですが、多用すると、回答者が問題の中身ではなく選択肢の並びから答えを推測するようになります。使うのは、本当にその選択肢が答えになる問題に限ります。

配点に差を付けるかを先に決める

すべての問題を同じ点数にするか、重要な問題の配点を高くするかを先に決めます。研修の確認なら、全問を同じ配点にして、合格の目安を全体の8割などと決めておくと分かりやすくなります。配点に差を付ける場合は、問題文の頭に「(重要)」と書くなど、回答者に伝わる工夫をします。

問題数は10問前後を目安にする

理解度の確認であれば、10問前後が回答者の負担と確認の精度の釣り合いが取りやすい数です。20問を超えると、後半の問題ほど集中が切れて、理解ではなく疲れが点数に表れます。範囲が広い研修は、章ごとにクイズを分けるほうが効果的です。

解説は「なぜ」と「どこを見るか」を書く

前の節でも触れたとおり、解説には正解の理由と、読み返す場所を書きます。解説が短すぎると、間違えた人は答えを覚えるだけで終わり、同じ場面でまた迷います。

具体例:社内研修の確認テストを10問で作る

ここでは、情報セキュリティの社内研修のあとに使う確認テストを例に、クイズ形式のフォームの構成を考えます。

構成

番号 確かめること 形式 配点
1 氏名と所属 記述式(採点しない) 0点
2〜4 パスワードの扱い 選択式 各10点
5〜6 メールの誤送信の防ぎ方 チェックボックス 各10点
7〜8 不審なメールを受け取ったときの連絡先 プルダウン 各10点
9 社外への持ち出しのルール 選択式 10点
10 研修で分かりにくかったところ 段落(採点しない) 0点

合計は80点で、8問の採点問題すべてに正解すると満点になります。最後に採点しない自由記述の質問を入れておくと、研修の改善点を同じフォームで集められます。

設定

  • メールアドレスを集める
  • 成績の発表は「送信直後」
  • 回答者の設定では、間違えた質問、正解、点数をすべて表示する
  • 各問題の解答にフィードバックを付け、研修資料のページ番号を書く

研修の確認なので、その場で答え合わせができるようにしています。期限内に何度でも受け直してよい運用にするなら、回答の編集を許可するか、受け直しの方法を案内文に書いておきます。

案内文の例

「本日の研修の確認テストです。全10問、所要時間は5分ほどです。送信するとすぐに点数と解説が表示されます。間違えた問題は、解説に書いた資料のページを読み返してください。回答の期限は10月21日までです。」

所要時間と期限、送信後に何が起きるかを書いておくと、回答者は安心して答え始められます。

結果を読んで次の行動につなげる

クイズは、答えてもらって終わりではありません。結果から「どこが伝わっていないか」を読み取り、研修や資料の見直しにつなげてこそ意味があります。

概要で全体の傾向を見る

Googleフォームでは、テストのすべての回答について、概要が自動的に作られます。公式ヘルプによると、概要には誤答の多い質問、正解の数のグラフ、スコアの平均、中央値、範囲が含まれます。

まず見るのは「誤答の多い質問」です。半数以上が間違えた問題があれば、問題文が分かりにくいか、研修での説明が足りなかったかのどちらかです。問題文を読み直して紛らわしさがなければ、研修資料の該当箇所を見直します。

平均と中央値の差を見る

平均と中央値が大きく離れている場合は、一部の人だけが極端に低い点数を取っていると考えられます。全体の説明を変えるより、その人たちに個別にフォローするほうが効果的です。

スプレッドシートで名簿と突き合わせる

Googleフォームの回答はスプレッドシートに保存できます。受講者の名簿と突き合わせれば、まだ答えていない人を見つけて声をかけられます。Microsoft Formsであれば、Excelに書き出して同じことができます。

問題を育てる

一度作ったクイズは、次の研修でも使い回せます。誤答が極端に少ない問題は簡単すぎるので差し替え、誤答が多いのに説明しても改善しない問題は、問題文を書き直します。回を重ねるごとに、クイズは研修の質を測る物差しとして育っていきます。

クイズ形式のフォームを使うときの注意点

社外の人に送るときはアクセスの制限を確かめる

Google Workspaceの職場や学校のアカウントで作ったフォームは、最初から同じ組織の人だけが答えられる設定になっていることがあります。公式ヘルプでは、社外の人に送るときは、[設定]の[回答]で「<ドメイン名>と信頼できる組織のユーザーに限定する」をオフにするよう案内されています。社外の受講者から「開けない」と連絡が来たら、まずここを確かめます。

回答を1回に制限するとログインが必要になる

同じ人が何度も答えるのを防ぎたい場合は、[回答を1回に制限する]をオンにします。ただし、フォームを公開して回答者と共有するの公式ヘルプにあるとおり、この設定にすると回答者はGoogleアカウントへのログインが必要になります。社外の人やGoogleアカウントを持たない人が答えるクイズでは、回答率が下がることを覚えておきます。

公開の操作を忘れない

Googleフォームでは、作ったフォームを回答者が開けるようにするには、右上の[公開]をクリックする必要があります。公開を止めると、リンクを知っている人もフォームを開けなくなります。期限が過ぎたクイズは公開を止めておくと、締め切り後の回答が混ざりません。

個人情報を集めすぎない

氏名やメールアドレスを集めるときは、何に使うのかをフォームの説明に書きます。点数を人事評価に使うのか、研修の改善にだけ使うのかで、回答者の答え方は変わります。使い道を伝えずに集めると、回答者は警戒し、正直に答えなくなります。

クイズで本人確認はできない

フォームの回答は、本人が答えたかどうかを確かめられません。資格の判定や合否に直結する試験に使う場合は、監督の方法や受験の環境まで含めて別に考える必要があります。

受付のあとに連絡が要るクイズは、管理のしかたまで考える

クイズ形式のフォームは、採点して点数を返すところまでは、GoogleフォームやMicrosoft Formsでほぼ完結します。手間が増えるのは、クイズが「申込」や「応募」の入口になっている場合です。

たとえば、オンライン講座の申込のときに予習の確認クイズに答えてもらい、点数に応じて案内するクラスを分ける。採用の一次選考で基礎知識のクイズに答えてもらい、通過した人にだけ面談の日程を送る。こうした使い方では、採点のあとに「誰が連絡するか」「誰に何を送ったか」「返事は来たか」を1件ずつ追う作業が発生します。

フォームの道具だけで回していると、回答をスプレッドシートに書き出し、担当者と対応状況の列を手で埋め、連絡はメールソフトから送ることになります。担当者が2人を超えると、二重に連絡したり、誰も連絡していない人が出たりしがちです。

受付から返信までを1つの画面で扱える選択肢

こうした場面で選択肢になるのが、フォームの道具のHalictです。公式サイトによると、フォームで届いた回答1件ごとに担当者とステージ(未対応・対応中など)を割り当てて管理でき、回答者への返信も同じ画面から送れます。送ったメールの開封やリンクのクリックも記録されます。回答者に見えるのは目の前の1問だけという1画面1問の表示が標準で、評価や選択肢などを含む12種類の項目からフォームを組み立てられます。

料金は、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と公式の料金ページに書かれています。一斉メールと開封の計測は、有料のチームプラン(税抜で1か月あたり7,800円)から使えます。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

なお、Halictの公式サイトの機能一覧には、正解を登録して自動で採点する機能の記載はありません。点数を自動で付けることが目的のクイズはGoogleフォームやMicrosoft Formsで作り、申込や応募のように、回答のあとに担当を決めて連絡する受付をHalictで扱う、という分け方が現実的です。Halictの公式サイトでも、集計を見るだけで終わる用途や、回答者へ個別に返信する必要がない用途ならGoogleフォームで足りると案内されています。

クイズ形式のフォームを作る力を仕事に生かす

クイズ形式のフォームを設計する力は、思っている以上に多くの仕事で求められています。研修の理解度を測る、顧客の知識を確かめる、イベントを盛り上げる。どれも「問いを作り、答えを集め、結果から次の手を決める」という同じ流れでできています。

研修や業務の仕組みづくりの仕事

社内研修の設計や、業務の手順の見直しを手伝う仕事では、確認テストの作成がよく含まれます。生成AIを業務に取り入れる支援の仕事でも、研修のあとに理解度を確かめるクイズを作る場面があります。こうした仕事の内容は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、仕事の流れと求められる力を紹介しています。

中小企業の経営を支援する立場でも、社員教育の仕組みづくりは相談の多いテーマです。経営の助言を仕事にする国家資格については、中小企業診断士のページで試験の内容と活かし方を整理しています。

見た目を整える仕事

クイズは、見た目の印象で回答率が変わります。イベント用のクイズでは、ヘッダーの画像や色づかいを整えるだけで、参加者の反応が変わります。フォームやバナーのデザインを請け負う仕事の相場は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。

運営者として見てきたこと

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、研修やイベントの運営を外部に任せる会社が増えるにつれ、「フォームを作って終わり」ではなく「結果を読んで改善案まで出してくれる人」に仕事が集まる傾向があります。クイズの誤答の傾向から研修資料の直すべき箇所を指摘できる人は、次の研修も続けて任されやすくなります。

また、中間の手数料が乗らない直接のやり取りでは、同じ予算で依頼する側は問題数や改善の提案まで頼みやすく、受ける側は手取りが厚くなります。小さな作業から始まった関係が、研修全体の運営の相談に広がっていくのは、こうした双方が得をする取引の形が続いたときです。

クイズ形式のフォームは、設定を一度覚えれば何度でも使い回せる道具です。正解と解説の登録、成績を見せるタイミング、結果の読み方の3つを押さえて、理解を深めるためのクイズを作ってみてください。

よくある質問

Q. Googleフォームのクイズは無料で作れますか?

はい。Googleアカウントがあれば、Googleフォームの[設定]で[テストにする]をオンにするだけで、無料でクイズ形式のフォームを作れます。正解の登録、配点、自動採点、解説の表示までの機能は追加の費用なしで使えます。回答はスプレッドシートに保存して、点数の一覧を並べ替えることもできます。

Q. 回答した直後に正解が見えないようにするにはどうすればよいですか?

Googleフォームでは、[設定]の[回答者の設定]で、間違えた質問、正解、点数を表示するかどうかを選べます。正解を見せたくない場合はオフにします。点数をあとで発表したい場合は、メールアドレスを集めたうえで、[成績の発表]を「確認後に手動で表示する」に変えます。

Q. 記述式の問題は自動で採点できますか?

正解の文字列を登録しておけば自動で採点されますが、表記ゆれがあると不正解になります。考えられる書き方をすべて正解として登録するか、文章で答える問題は[回答]の[質問]や[個別]の画面から手動で採点します。部分点を付けることもできます。

Q. 社外の人がクイズを開けないと言われたときは何を確かめればよいですか?

職場や学校のアカウントで作ったフォームは、同じ組織の人だけが答えられる設定になっていることがあります。[設定]の[回答]で、組織のユーザーに限定する設定がオンになっていないかを確かめます。回答を1回に制限する設定もGoogleアカウントへのログインが必要になるため、あわせて見直します。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月20日最終更新:2026年10月15日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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