日程調整アンケートのテンプレートの作り方と、回答の集め方

@SOHO編集部
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日程調整アンケートのテンプレートの作り方と、回答の集め方

この記事のポイント

  • ✓日程調整アンケートのテンプレートに入れる項目
  • ✓Googleフォームでの作り方
  • ✓回答の集計から確定連絡までを手順で解説します

会議や面談、説明会、懇親会の日にちを決めるとき、メールで「ご都合のよい日を教えてください」と聞くと、返事の形がばらばらになって集計に手間がかかります。日程調整アンケートのテンプレートを1つ用意しておけば、候補日の示し方と聞き方が毎回そろい、回答の読み取りと日程の確定が速くなります。

この記事では、日程調整アンケートのテンプレートに入れる項目、候補日の示し方の型、Googleフォームでの作り方、無料で使えるツールの選び方、案内文の例文、そして回答を集めて日程を決めるまでの流れを、順番に解説します。結論を先に書くと、テンプレートは「候補日の一覧」「参加の可否」「連絡先」「確定の連絡方法」の4つを必ず入れ、回答期限を決めて配ると、ほとんどの日程調整は1回の配布で決まります。回答が届いたあとの確認や返信まで1つの画面で扱いたい場合は、Halictのようなフォームの道具も選択肢になります。

日程調整アンケートが使われる場面と、ほかの方法との違い

日程調整アンケートとは、候補の日時を並べて、参加できるかどうかを相手に選んでもらう簡単なアンケートのことです。メールやチャットで個別にやり取りする方法と比べると、相手の数が増えるほど手間の差が大きくなります。

相手が1人か2人であれば、メールで候補を3つ挙げて返事をもらう方法でも十分に回ります。ところが、5人を超える会議、10人以上の説明会、保護者会や同窓会のように参加者が数十人になる集まりでは、返事の書き方が人によって違い、「13日の午後なら」「水曜以外」といった表現を1件ずつ表に写す作業が発生します。日程調整アンケートは、この写す作業をなくすための道具です。

日程を決める方法は、大きく分けて次の4つがあります。

方法 向いている場面 気をつけること
メールやチャットで個別に聞く 相手が1人から3人程度 返事の形がそろわない
出欠表ツール(調整さんなど) 飲み会や社内の会議など気軽な集まり 連絡先や細かい条件は聞きにくい
フォームで作る日程調整アンケート 説明会、面談、保護者会など連絡先も集めたい場面 作る手間が少しかかる
予約ページ(空き枠を相手に選んでもらう) 面談や相談を1人ずつ受ける場面 自分の予定表と連動させる設定が要る

テンプレートが特に役立つのは、3つ目のフォームで作る方法です。参加の可否だけでなく、氏名や連絡先、参加の形(会場かオンラインか)、事前の質問などを一緒に集められるため、確定後の連絡までの段取りがまとめて組めます。

在宅で事務や秘書の仕事を請け負う人の間でも、日程調整の代行はよく頼まれる作業です。依頼主ごとに毎回ゼロから作るのではなく、項目と案内文をテンプレートとして持っておくと、作業の時間が読みやすくなり、見積もりも立てやすくなります。

日程調整アンケートのテンプレートに入れる項目

テンプレートの中身は、どんな集まりでもほぼ同じ骨組みで足ります。次の項目を上から順に並べると、回答する側が迷わず進めます。

必ず入れる項目

  1. タイトルと説明文:何の集まりか、所要時間、場所またはオンラインの別、回答期限を書きます。
  2. 氏名:同じ名字の人がいる集まりでは、所属や学年も一緒に聞きます。
  3. 連絡先:確定した日程を知らせる先です。メールアドレスか電話番号のどちらかに絞ります。
  4. 候補日ごとの参加の可否:日程調整アンケートの中心となる項目です。
  5. 確定の連絡方法の案内:説明文の最後か、送信後のメッセージに「◯日までに、メールで確定の日程をお知らせします」と書きます。

場面に応じて加える項目

・参加の形:会場とオンラインを選べる場合に聞きます。
・参加人数:家族連れや同伴者がいる集まりで聞きます。
・事前の質問や要望:説明会や面談で、当日の準備に役立ちます。
・候補日がすべて合わない場合の希望:自由記述で「平日の夜なら可」などを書いてもらいます。

項目を増やすほど回答の途中でやめる人が出やすくなるので、本当に使う情報だけに絞ることが大切です。目安として、候補日の質問を除いた項目は5つ以内に収めると、スマートフォンでも1分ほどで回答が終わります。

説明文のテンプレート

説明文は、次の形に当てはめると毎回の作成が速くなります。

「〇〇の日程を決めるため、ご都合をお聞かせください。所要時間は約60分、会場は△△(オンライン参加も可)です。回答期限は〇月〇日(〇)です。期限の翌日に、確定した日程をメールでお知らせします。」

「何のための調整か」「所要時間」「場所」「期限」「確定の連絡方法」の5つが入っていれば、相手は回答の前に予定表を確かめられます。

候補日の示し方は3つの型から選ぶ

日程調整アンケートの作りやすさと集計のしやすさは、候補日の示し方で大きく変わります。テンプレートを作る前に、次の3つの型のどれを使うかを決めておきます。

型1:候補日ごとに「参加できる・できない」を選ぶ

候補日を行に、「参加できる」「参加できない」「未定」を列に並べた表の形で聞く方法です。Googleフォームでは「選択式(グリッド)」という質問の形式がこれに当たります。行ごとに1つずつ選んでもらうため、全候補の可否がもれなくそろい、集計が最も楽になります。候補が3日から7日程度のときに向いています。

型2:参加できる日をすべて選ぶ

候補日をチェックボックスで並べて、参加できる日に印を付けてもらう方法です。回答する側の手間が少なく、候補が多いときにも使えます。ただし、印の付いていない日が「参加できない」のか「まだ分からない」のかを区別できない点に注意が必要です。説明文で「参加できる日すべてに印を付けてください」と明記します。

型3:第1希望から第3希望まで選ぶ

面談や個別の相談のように、1人ずつ別の時間を割り当てる場面で使う方法です。プルダウンで第1希望、第2希望、第3希望を選んでもらい、希望の重なりを見ながら割り当てます。全員が同じ日に集まる会議には向きません。

候補日の書き方の注意

・日付と曜日を必ず併記します。「10月20日(月)14時から15時」のように、開始と終了の時刻まで書きます。
・候補は多すぎないようにします。全員が集まる会議なら3日から5日、個別の面談なら1週間分の枠が目安です。
・候補日の並び順は日付の早い順にそろえます。
・オンラインと会場で時間が違う場合は、候補を分けて書きます。

候補日の数が多いと回答者の負担が増え、少ないと全員がそろう日が見つかりにくくなります。最初の調整で決まらなかった場合に備えて、第2弾の候補日を手元に用意しておくと、やり直しが早く済みます。

Googleフォームで日程調整アンケートを作る手順

無料で始めやすく、テンプレートとして複製して使い回しやすいのがGoogleフォームです。ここでは「型1」の表の形で作る手順を紹介します。画面の名前は、Googleの公式ヘルプの2026年10月時点の記載に合わせています。

手順1:フォームを作成してタイトルと説明を入れる

Googleフォームで新しいフォームを作成し、タイトルに集まりの名前、説明欄に前の節の説明文を入れます。

手順2:氏名と連絡先の質問を作る

質問の形式で「記述式」を選び、氏名とメールアドレスの質問を作ります。必須にする項目は、質問の右下の「必須」をオンにします。

手順3:候補日の質問を「選択式(グリッド)」で作る

質問の形式を「選択式(グリッド)」にして、行に候補日、列に「参加できる」「参加できない」「未定」を入れます。Googleの公式ヘルプでは、この形式について次のように説明されています。

1 行につき 1 つ以上の回答の選択が可能なグリッドを作成できます。 行と列にオプションを追加し、列ごとに 1 つの選択肢に制限するなどのオプション ルールを設定したりできます。 出典: support.google.com

「各行で回答を必須にする」をオンにすると、候補日の答えもれを防げます。参加できる日だけを選んでもらう「型2」にしたい場合は、「チェックボックス」の形式で候補日を並べます。

手順4:回答の設定を確かめる

フォームの上部の「設定」から、回答に関する設定を確かめます。公式ヘルプでは、送信後に回答を直せるようにする「回答の編集を許可する」の設定が案内されています。日程調整では、予定が変わった人があとから回答を直したい場面が多いので、オンにしておくと便利です。

一方、「回答を 1 回に制限する」をオンにすると、公式ヘルプにあるとおり回答者はGoogleアカウントへのログインが必要になります。社外の人や保護者など、Googleアカウントを持っていない人も含まれる調整では、この設定はオフにして、氏名の項目で重複を見分ける方が答えてもらいやすくなります。

手順5:テンプレートとして複製して使い回す

1つ作ったら、それを「日程調整テンプレート」という名前で保存し、次回からは複製してタイトルと候補日だけを書き換えます。毎回ゼロから作るより作業の時間が短くなり、項目の抜けも起きにくくなります。

手順6:回答を確かめる

届いた回答は、フォームの上部の「回答」から確かめられます。公式ヘルプによると、「概要」で質問ごとの集計、「個別」で回答者ごとの内容を見られ、スプレッドシートに書き出して並べ替えることもできます。なお、公式ヘルプには、2026年9月からフォームあたりの回答数を50万件までとする上限が適用されることも記載されています。日程調整で上限に届くことはまずありませんが、同じフォームを何年も使い回す場合は、回答を整理しておくと安心です。

無料で使える日程調整のツールと選び方

日程調整アンケートは、Googleフォーム以外の道具でも作れます。どれを選ぶかは、相手の数、集めたい情報、確定後の連絡の仕方で決めます。

出欠表ツール:調整さん

調整さんは、URLをメンバーに送るだけで出欠確認や日程調整ができる出欠表のツールです。公式サイトでは、ログインなしで作成でき、パソコンでもスマートフォンでも使えると案内されています。飲み会や社内の打ち合わせのように、参加の可否だけ分かればよい集まりに向いています。一方で、連絡先や事前の質問をまとめて聞く使い方には向きません。

フォームの道具:GoogleフォームやMicrosoft Formsなど

連絡先や参加の形も一緒に集めたいときは、フォームの道具を使います。Googleフォームは無料で使え、回答をスプレッドシートに書き出せます。勤め先でMicrosoft 365を使っている場合は、同じ組織のメンバーに配りやすいMicrosoft Formsを使う方法もあります。フォームの道具は、受付の画面を作り込みたい場合や、日程調整の専用のひな形を使いたい場合に便利です。フォーム作成サービスのformrunを運営する会社は、自社のメディアで次のように紹介しています。

formrunは、無料で使える高機能なフォーム作成ツールで、スケジュール調整のアンケートや日程調整フォームを手軽に作成・運用できるおすすめのサービスです。 出典: form.run

運営会社自身の紹介であることを踏まえ、無料の範囲と有料のプランで使える機能は、公式の料金ページで確かめてから選んでください。

予約ページ:Googleカレンダーの予約スケジュール

面談や相談を1人ずつ受ける場合は、全員の都合を聞くより、空いている枠を相手に選んでもらう方が速く決まります。Googleカレンダーには「予約スケジュール」という機能があり、公式ヘルプでは、パソコンのGoogleカレンダーで「作成」から「予約スケジュール」を選んで設定すると案内されています。スマートフォンのカレンダーのアプリでは作成できないこと、一部の機能は対象のGoogle WorkspaceやGoogle Oneの契約が必要なことも明記されています。

選び方の目安

・参加の可否だけ分かればよい:出欠表ツール
・連絡先や参加の形も集めたい:フォームの道具
・1人ずつ別の時間を割り当てたい:予約ページ
・Excelの表で配りたい:表計算のテンプレート

Excelで作られた日程調整のひな形を配布しているサービスもあります。会計ソフトの会社が提供しているテンプレート集では、次のように案内されています。

マネーフォワード クラウドが提供する 日程調整 アンケート のテンプレート・ひな形です。無料でダウンロードできます。 出典: biz.moneyforward.com

このページでは、ダウンロードの前に氏名やメールアドレスの入力を求められ、入力したアドレスにテンプレートのURLが送られる仕組みになっています。紙で配りたい場合や、社内のファイルで管理したい場合に使えます。

案内文のテンプレートと送り方のコツ

日程調整アンケートは、配るときの案内文で回答率が変わります。読んだ人がすぐに回答に進めるよう、短く、期限をはっきり書きます。

メールで送る案内文の例

件名:【ご回答のお願い】〇〇の日程調整(〇月〇日まで)

本文: 〇〇の皆さま

お疲れさまです。△△です。 〇〇の日程を決めるため、下記のフォームからご都合をお知らせください。

回答フォーム:(URL) 回答期限:〇月〇日(〇)18時 所要時間:約60分 場所:□□(オンライン参加も可)

回答は1分ほどで終わります。 期限の翌日に、確定した日程をメールでお知らせします。 ご予定が変わった場合は、同じフォームから回答を直していただけます。

よろしくお願いいたします。

チャットで送る場合

社内のチャットで送る場合は、要点を3行に縮めます。「〇〇の日程調整です。〇月〇日18時までに、こちらから回答をお願いします(URL)。確定は翌日にこのスレッドでお知らせします」の形で十分です。

回答率を上げるコツ

・期限は配布から3日から5日後に設定します。長すぎると後回しにされ、短すぎると予定表を確かめる時間が足りません。
・期限の前日に、まだ回答していない人へだけ一言の催促を送ります。全員に送ると、回答済みの人の手間になります。
・件名に「期限」を入れます。受信箱の一覧で目に入るだけで、回答の忘れが減ります。
・回答に必要な時間を書きます。「1分ほど」と書くだけで、後回しにされにくくなります。

・URLは長いまま貼らず、フォームの共有画面で短縮したリンクを使います。チャットやメールで途中で改行され、開けなくなる失敗を防げます。
・スマートフォンで開いたときの見え方を、配る前に自分で確かめます。表の形の質問は、画面の幅が狭いと横に流す操作が必要になることがあります。

日程調整で最も時間がかかるのは、作る作業ではなく、回答を待つ時間と催促です。期限と催促のタイミングをテンプレートの段階で決めておくと、毎回の調整で迷わなくなります。

回答を集めて日程を決めるまでの進め方

回答が集まったら、次の順番で日程を決めます。

手順1:回答を表に並べる

フォームの回答をスプレッドシートに書き出し、行に回答者、列に候補日が並ぶ形にします。Googleフォームの「選択式(グリッド)」で作った場合は、候補日ごとに列が分かれて書き出されるので、そのまま集計に使えます。

手順2:候補日ごとに「参加できる」の数を数える

スプレッドシートのCOUNTIF関数で、候補日ごとの「参加できる」の数を数えます。たとえば、B列が最初の候補日なら、B列の一番下に「=COUNTIF(B2:B30,"参加できる")」と入れ、右の列にも同じ式を広げます。参加できる人が最も多い日が第1候補になります。

手順3:欠かせない人の都合を確かめる

数が最も多い日でも、司会や説明をする人、決裁する人が参加できなければ意味がありません。必ず参加してほしい人を先に確かめ、その人が参加できる日の中から最も人数の多い日を選びます。

手順4:確定の連絡を送る

日程を決めたら、すぐに確定の連絡を送ります。確定の連絡には、日時、場所またはオンラインの接続先、持ち物、欠席や遅刻の連絡先を入れます。参加できない人にも「今回は〇日に決まりました。資料は後日お送りします」と一言送ると、次回の調整にも答えてもらいやすくなります。

手順5:カレンダーの招待を送る

社内の会議であれば、確定した日時でカレンダーの招待を送ります。招待を受けた人の予定表にそのまま登録されるため、当日の忘れが減ります。

全員がそろう日がないとき

全員がそろう日がない場合は、欠かせない人が参加できる日を優先し、参加できない人には録画や議事録で内容を共有する方法を案内します。それも難しい場合は、第2弾の候補日で再度調整します。2回目の調整では、1回目の回答で「平日の夜なら可」などの希望が出ていれば、それを踏まえて候補を組み直すと決まりやすくなります。

回答が届いたあとの連絡まで1か所で管理したいとき

日程調整の手間は、フォームを作ることよりも、回答が届いたあとに生じます。説明会や面談のように参加者が多い調整では、回答をスプレッドシートで確かめ、確定の連絡をメールソフトで1件ずつ送り、返信が来たら表の「連絡済み」の欄を手で埋める、という作業を繰り返すことになります。担当者が2人以上いると、誰がどの人に連絡したかが分からなくなり、二重に連絡したり、連絡が漏れたりする原因になります。

GoogleフォームやMicrosoft Formsは、回答を集める道具としては十分な機能を持っています。少人数の会議の日程調整であれば、フォームとスプレッドシートとメールソフトを組み合わせる方法で困ることはほとんどありません。困るのは、回答が数十件を超え、1件ずつ確定の連絡や個別のやり取りが必要になる場面です。

こうした場面の選択肢になるのが、受付から返信までを1つの画面で扱えるフォームの道具です。たとえばHalictは、フォームで受け付けた回答を1件ごとに担当者と状況(ステージ)で管理し、同じ画面から返信を送れるフォームの道具です。公式サイトによると、作りたいフォームを伝えるとAIが質問の構成まで下書きを作る機能、1画面に1問ずつ表示する回答の画面、テキストや選択肢、日付など12種類の項目、自動返信があり、集まった回答はCSVに書き出せます。料金はメンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。メンバー3人までのスタータープランは月額2,980円(税抜)でGoogleスプレッドシートとの連携が、メンバー10人までのチームプランは月額7,800円(税抜)で一斉メールと開封・クリックの計測、Teams・Slack・Chatworkへの通知が加わります(Halict)。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

日程調整の回答をもとに、参加者ごとに「確定の連絡済み」「返信待ち」「当日参加」のように状況を分けて管理したい場合や、確定の連絡を一斉メールで送り、開封されたかどうかまで確かめたい場合に向いています。参加者が少なく、確定の連絡が1回で済む調整であれば、無料のフォームとメールソフトの組み合わせで十分です。

場面別に見る日程調整アンケートのテンプレート例

骨組みは同じでも、集まりの種類によって加える項目と候補日の型は変わります。よくある4つの場面について、そのまま使える組み合わせを紹介します。

社内の定例会議や打ち合わせ

参加者が同じ組織の5人から10人程度であれば、項目は氏名と候補日の2つで足ります。候補日は「型1」の表の形で3日から5日示し、回答期限は配布から3日後にします。勤め先で予定表を共有している場合は、アンケートを配る前に参加者の予定表の空き時間を見て、候補をあらかじめ絞り込んでおくと、1回の調整で決まる確率が上がります。確定後はカレンダーの招待を送れば、別に確定の連絡を書く必要もありません。

社外の人を招く説明会やセミナー

社外の人が対象の場合は、氏名に加えて所属、メールアドレス、参加の形(会場かオンラインか)、事前の質問の5項目を入れます。候補日は「型2」で参加できる日をすべて選んでもらい、最も参加者が多い日を開催日にします。説明会では、開催日が決まったあとに参加の申し込みを改めて受け付けることが多いので、日程調整アンケートの説明文に「開催日が決まりましたら、改めて参加のご案内をお送りします」と書いておくと、回答した人が「これで申し込みが済んだ」と誤解せずに済みます。

保護者会や地域の集まり

保護者会や町内会のように、年齢層が広く、スマートフォンの操作に慣れていない人も含まれる集まりでは、項目をできるだけ減らし、文字を大きく読みやすくすることを優先します。氏名(世帯名)と候補日だけに絞り、候補日は「型2」のチェックボックスにします。フォームに慣れていない人のために、紙の回答用紙も同じ項目で用意し、どちらで答えてもよいと案内すると、回答の取りこぼしが減ります。紙で届いた回答は、受け取った人がフォームに代わりに入力すると、集計を1か所で済ませられます。

採用面接や個別面談

1人ずつ時間を割り当てる面談では、「型3」の第1希望から第3希望までを選んでもらう形にします。項目は氏名、メールアドレス、電話番号、希望の日時の3つの選択、面談の形(対面かオンラインか)です。希望の重なりを見ながら割り当て、決まった人から順に確定の連絡を送ります。人数が多い場合は、前の節で紹介した予約ページのように、空いている枠を相手に直接選んでもらう方法の方が、割り当ての作業そのものがなくなります。

どの場面でも、テンプレートとして保存しておくのは「骨組み」と「説明文」と「案内文」の3点です。場面ごとに1つずつ持っておくと、次からは候補日と期限を書き換えるだけで配れるようになります。

日程調整アンケートで起きやすい失敗と防ぎ方

日程調整アンケートは作るのが簡単な分、細かいところで失敗が起きやすい道具です。よく見かける失敗と、その防ぎ方を整理します。

失敗1:時刻の書き忘れ

候補に「10月20日(月)」とだけ書くと、午前なのか午後なのか分からず、回答が「たぶん参加できる」のような曖昧なものになります。候補日には必ず開始と終了の時刻を書きます。

失敗2:曜日の書き間違い

日付と曜日の組み合わせを間違えると、回答者が混乱し、問い合わせが増えます。候補日を書いたら、必ずカレンダーで曜日を確かめます。テンプレートを複製して使い回すときに、前回の曜日が残ったままになる失敗が特に多いので注意します。

失敗3:回答期限を書かない

期限がないと、回答は後回しにされます。いつまでに答えればよいかが分からないと、催促もしにくくなります。説明文と案内文の両方に期限を書きます。

失敗4:確定の連絡が遅れる

期限を過ぎても確定の連絡が来ないと、回答した人は候補日をすべて空けておくことになります。期限の翌日には確定の連絡を送ると、テンプレートの段階で決めておきます。

失敗5:個人情報の扱いを決めていない

日程調整アンケートでも、氏名や連絡先は個人情報です。回答のスプレッドシートを誰が見られるか、調整が終わったらいつ削除するかを決めておきます。フォームを共有する範囲を広げすぎると、関係のない人に回答が見える状態になることがあります。Googleフォームの公式ヘルプでも、回答の概要を回答者に表示する設定をオンにすると、フォームに回答できるすべての人が概要を閲覧できると注意が書かれています。日程調整では、この設定はオフにしておくのが無難です。

失敗6:候補日を後から変える

回答が集まり始めてから候補日を差し替えると、それまでの回答と新しい候補の対応が崩れます。候補日を変える必要が出たら、新しいフォームを作り直し、全員に改めて回答をお願いする方が、結果として早く決まります。

日程調整の段取りは在宅の事務の仕事でも求められる

日程調整アンケートのテンプレートを作れること、回答を集計して確定の連絡まで滞りなく進められることは、在宅で事務やオンライン秘書の仕事を請け負うときにも評価される技能です。依頼主の側から見ると、日程調整は時間がかかるわりに後回しにされやすい作業であり、任せられる人がいると助かる仕事だからです。

フリーランス・在宅ワーク市場を20年運営してきた立場から見ると、長く依頼が続く人ほど、単発の作業をこなすことよりも、「この人に任せると段取りが楽になる」という関係づくりに時間を使っています。日程調整で言えば、候補日の出し方、催促の文面、確定の連絡の形を自分のテンプレートとして持ち、依頼主ごとに少しずつ調整して使っている人です。在宅で事務を請け負う人の相談でよく聞くのは、「最初は毎回フォームを作り直していて時間が読めなかったが、テンプレートを持ってからは作業の見積もりが立つようになった」という話です。

仲介の手数料が乗らない直接取引であれば、依頼主は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側は手数料0%で手取りが厚くなります。日程調整のような細かい事務の作業は、こうした直接のやり取りで続いていくことが多い仕事です。

事務の仕事の幅を広げたい場合は、関連する分野も見ておくと役立ちます。業務にAIの道具を取り入れる支援の仕事については、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、仕事の内容と求められる技能を紹介しています。医療機関の受付や予約の管理など、日程の調整が多い事務の資格としては、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)の試験の内容と勉強の進め方をまとめたページがあります。在宅勤務を取り入れる企業の側の制度を知っておきたい場合は、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの導入に使える助成金の概要を確かめられます。

まずは自分が次に担当する会議や集まりで、この記事の項目と案内文を使ってテンプレートを1つ作り、実際に配ってみてください。1回使うと、自分の場面に合わせて直すべきところが見えてきます。

よくある質問

Q. 日程調整アンケートの候補日はいくつ用意すればよいですか?

全員が集まる会議や説明会であれば3日から5日、1人ずつ時間を割り当てる面談であれば1週間分の枠が目安です。候補が多すぎると回答の負担が増え、少なすぎると全員がそろう日が見つかりにくくなります。決まらなかった場合に備えて、第2弾の候補日を手元に用意しておくと、やり直しが早く済みます。

Q. Googleフォームで日程調整をするとき、回答者にGoogleアカウントは必要ですか?

通常の設定であれば、Googleアカウントがなくても回答できます。ただし、設定で「回答を1回に制限する」をオンにすると、回答者はGoogleアカウントへのログインが必要になります。社外の人や保護者など、アカウントを持っていない人が含まれる調整では、この設定をオフにして、氏名の項目で重複を見分ける方法が向いています。

Q. 調整さんとGoogleフォームはどう使い分ければよいですか?

参加の可否だけが分かればよい飲み会や社内の打ち合わせなら、ログインなしでURLを送るだけで使える調整さんが手軽です。氏名と連絡先、参加の形、事前の質問なども一緒に集めたい説明会や面談なら、項目を自由に作れるGoogleフォームのようなフォームの道具が向いています。

Q. 回答期限は配布から何日後に設定するのがよいですか?

配布から3日から5日後が目安です。長すぎると後回しにされやすく、短すぎると相手が予定表を確かめる時間が足りません。期限の前日に、まだ回答していない人へだけ短い催促を送り、期限の翌日には確定の連絡を送ると、回答した人を長く待たせずに済みます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月22日最終更新:2026年10月19日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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