日程調整サイトの使い分けと、予約受付に向くものと会議の調整に向くもの


この記事のポイント
- ✓出欠表型・会議の調整型・予約受付型の3つで向く場面が違います
- ✓Googleカレンダーの予約スケジュールの無料の範囲と料金を公式の記載で確かめ
- ✓選び方と失敗しやすい点を整理しました
打ち合わせの候補日をメールで3往復してやっと決まった。飲み会の出欠を取りたいのに、誰が返事をしたのか分からなくなった。お客さまからの予約をLINEで受けていたら、同じ時間に2件入ってしまった。日程調整サイトを探し始めるきっかけは、だいたいこのどれかです。
ただ、日程調整サイトと一口に言っても、中身はかなり違います。大人数の出欠を取るのが得意なもの、自分のカレンダーの空き時間を相手に選んでもらうもの、お客さまの予約を受け付けて来店後の連絡まで面倒を見るもの。この3つは、似た画面に見えても向いている場面がまったく別です。
先に結論を書くと、選び方は「誰と、何回、どんな約束をするのか」で決まります。仲間内の集まりなら出欠表型、取引先との会議なら自分のカレンダーとつながる会議の調整型、お客さまの予約なら予約受付型です。この記事では、代表的なサービスの無料の範囲と料金を2026年10月時点の公式の記載で確かめたうえで、使い分けの考え方と、乗り換えのときに失敗しやすい点を整理します。
日程調整サイトが増えた背景
日程調整のサービスが増えたのは、仕事の進め方が変わったからです。会議の多くがオンラインになり、相手と同じ建物にいないことが当たり前になりました。廊下で「来週の火曜どうですか」と聞く機会がなくなった分、メールやチャットで候補日を何度もやり取りする手間が目立つようになっています。
もう1つの変化は、1人で働く人や小さなお店が、予約の受付を自分で回すようになったことです。個人で教室を開く人、出張で施術をする人、オンラインで相談を受ける人などは、電話やメッセージで予約を受けると、返事をするまで相手を待たせてしまいます。24時間いつでも空き枠を見て予約できる仕組みは、こうした働き方とよく合います。
料金の面では、無料で使えるサービスが多いことも広まった理由です。出欠表型のサービスは、会員登録なしで無料のまま使えるものが中心です。カレンダーとつながる会議の調整型も、基本の機能は無料で使え、チームで使う機能や外部のサービスとの連携が有料になる形が一般的です。法人向けの比較記事では、料金の傾向が次のように説明されています。
日程調整ツールの料金は、ツールの提供会社によって大きく異なります。1人あたりの月額費用が必要になるケースが多く、金額はいずれも月額1,000円前後のリーズナブルな価格が多いです。 出典: boxil.jp
ここで押さえておきたいのは「1人あたり」という数え方です。会議の調整型の有料プランは、使う人の数だけ料金がかかるものが多く、チームの全員が使うと合計は人数×月額になります。一方で、予約受付型は店舗やスタッフの数、月の予約件数で料金が決まるものが多く、数え方そのものが違います。料金表を見比べるときは、金額より先に「何を単位に数えているか」を確かめると、後から想定外の請求に驚かずに済みます。
日程調整サイトは3つの型に分けると選びやすい
日程調整サイトの比較記事には、10個から20個ほどのサービスが並んでいることがよくあります。全部を1つずつ読む前に、まず型で分けると、自分が見るべき候補が一気に絞れます。
1つ目は「出欠表型」です。幹事が候補の日付をいくつか並べたページを作り、参加者がそれぞれ「○」「△」「×」で答えます。参加者の人数が多くても一覧で見渡せるのが強みで、飲み会、同窓会、地域の集まり、サークルの練習日決めなどに向きます。自分のカレンダーとはつながっていないので、候補日は幹事が手で考えます。
2つ目は「会議の調整型」です。自分のGoogleカレンダーやOutlookの予定表とつなぎ、予定が入っていない時間だけを候補として相手に見せます。相手は空いている枠を1つ選ぶだけで、双方のカレンダーに予定が入り、オンライン会議のURLも自動で発行されます。取引先との打ち合わせ、採用の面接、営業の商談など、1対1や少人数の約束を何度も繰り返す人に向きます。
3つ目は「予約受付型」です。お店や教室が、メニューや担当者を選んで予約してもらうページを持ち、予約の確認、前日のお知らせ、来店後の御礼までを自動で送ります。お客さまの名前や来店の履歴を台帳として残せるものも多く、同じお客さまと何度も約束をする商売に向きます。
この3つは、得意なことが重なっていそうで重なっていません。出欠表型でお客さまの予約を受けると、誰がどの時間を取ったのかが幹事の画面にしか残らず、前日のお知らせも自分で送ることになります。会議の調整型で教室の予約を受けると、空き時間の提示はできても、お客さまの台帳や御礼の連絡は別の道具で用意することになります。予約受付型で大人数の飲み会の日程を決めようとすると、1人ずつ予約を入れてもらう形になり、全員の都合を見比べることができません。まずは自分の用途がどの型に当たるのかを決めてから、その型の中で比べる。これがいちばん遠回りに見えて確実な選び方です。
出欠表型の代表:調整さんと伝助
出欠表型の代表的なサービスが、調整さんと伝助です。どちらも幹事がページを作ってURLを送るだけで使え、参加者は会員登録をしなくても答えられます。
調整さんは、公式サイトで「URLをメンバーに送るだけで、イベントの出欠確認や日程調整ができる出欠表ツール」と説明されています。ログインしなくてもページを作成でき、ログインすると作ったイベントをまとめて管理しやすくなる、という作りです。2006年に始まったサービスで、新年会や送別会、同窓会、打ち合わせなど、幅広い場面で使われていると紹介されています。
伝助は、公式サイトで「すべての利用が無料」とはっきり書かれており、料金を払うことで機能が増える有料プランもないと案内されています。名前やメールアドレスなどの個人情報を入力しなくてもすべての機能を使え、出欠は「○」「△」「×」のボタンを押すだけです。出欠が登録されたときにメールで知らせる更新通知や、関係者以外が見られないようにページにパスワードをかける機能もあります。人数が増えたときに、表の見出しを固定して見やすくする工夫もされています。
出欠表型が向くのは、次のような場面です。
- 参加者が5人以上いて、全員の都合を一度に見比べたい
- 参加者の中に、カレンダーのアプリを使っていない人がいる
- 一度きりの集まりで、決まったらページは使わない
反対に、向かないのは「同じ相手と何度も約束をする」場面です。出欠表型は1回ごとにページを作るので、毎週の面談や毎月の予約を受けるには手間がかかります。また、幹事のカレンダーとはつながっていないため、ページで決まった日時を自分のカレンダーに書き写す作業が残ります。書き写し忘れによる約束の取りこぼしは、出欠表型を仕事に使うときにいちばん起きやすい失敗です。
なお、参加者の名前がページに一覧で表示されるので、取引先の名前や個人の事情が分かる書き方は避けるのが無難です。伝助のパスワード設定のような機能を使うか、仕事の調整には次に紹介する会議の調整型を使い分けると安心です。
会議の調整型の代表:TimeRex、Calendly、Googleカレンダー
会議の調整型は、自分のカレンダーとつないで空き時間を相手に見せる仕組みです。国内でよく使われているTimeRex、海外で広く使われているCalendly、そしてGoogleカレンダーに組み込まれた予約スケジュールの3つを、公式の記載で比べます。
TimeRexは、公式の料金ページによると、フリープランは期間の制限なく無料で、クレジットカードの登録も要りません。使うには、カレンダーが使えるGoogleアカウントかMicrosoftアカウントが必要です。フリープランでも、用途ごとの日程調整のページは無制限に作れ、日程調整の回数にも上限がありません。Zoom、Microsoft Teams、Google Meetの会議URLを日程確定と同時に発行する連携や、Slack、Chatworkへの通知もフリープランの範囲です。複数人の予定を見て候補を出す機能は、フリープランでは2人までと案内されています。
有料のベーシックプランは1ライセンスあたり月額750円(年払い)または900円(月払い)、プレミアムプランは1,250円(年払い)または1,500円(月払い)で、いずれも税抜です。ベーシックでは会議室の予約との連携や参加者の自動割り当て、プレミアムでは入力項目の変更、Salesforceなどとの連携、1つの日時に複数人の申し込みを受けるセミナーのページが加わります。
Calendlyは、公式の料金ページによると、Freeプランは無料のまま使え、作れる予約の種類は1つ、つなげるカレンダーも1つで、1対1の予約に限られます。予約の種類を無制限にし、複数のカレンダーをつないだり、リマインダーを自動で送ったりするには、Standardプランが必要で、年払いで1席あたり月額10ドルと表示されています。チームで使うTeamsプランは年払いで1席あたり月額16ドルです。予約する側の人には席もアカウントも要らない、と明記されています。画面や案内は英語が中心で、料金はドル建てです。
Googleカレンダーの予約スケジュールは、Googleアカウントがあれば使える機能です。Googleのヘルプによると、個人のGoogleアカウントでも作成でき、作成はパソコンから行います。スマートフォンのカレンダーアプリでは作成できません。また、一部の機能を使うには、対象となるGoogle Workspaceの契約かGoogle Oneのメンバーシップが必要とされています。
予約スケジュールの一部の機能では、ご利用にあたり、対象となる Google Workspace サブスクリプションまたは Google One メンバーシップが必要です。 出典: Google カレンダー ヘルプ「予約スケジュールを作成する」
3つを並べると、Googleカレンダーだけで仕事が回っている1人の働き手なら、まずは予約スケジュールを試すのが手軽です。取引先とのやり取りが日本語中心で、Teamsや複数人の調整も使うならTimeRex、海外の取引先が多いならCalendly、というのが分かりやすい分け方です。
予約受付に向くものと、会議の調整に向くものの違い
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。会議の調整型と予約受付型は、どちらも「空いている時間を相手に選んでもらう」画面なので、同じものに見えます。けれども、約束をした後に必要になることが違います。
会議の調整型が前提にしているのは、相手が取引先や応募者で、約束の目的が「会うこと」そのものにある場面です。予定がカレンダーに入り、会議のURLが届けば、仕事の大半は済みます。相手の情報は、名前とメールアドレスがあれば十分なことが多いでしょう。
予約受付型が前提にしているのは、相手がお客さまで、同じ人と何度も約束をする場面です。この場合、予約が入った後にも仕事が続きます。
- 予約の前日にお知らせを送り、無断のキャンセルを減らす
- お客さま自身が日時の変更や取り消しをできるようにする
- 来店や受講の後に御礼を送り、次の予約につなげる
- 誰がいつ、何回来たのかを台帳に残す
- 担当者が複数いるときに、指名やシフトに合わせて枠を出す
会議の調整型でもリマインダーを送れるものはありますが、多くは有料プランの機能で、台帳や来店の履歴までは持っていません。逆に、予約受付型はメニューや担当者を選ぶ画面が前提になっているので、取引先との1回限りの打ち合わせに使うと、入力する項目が多すぎて相手を戸惑わせます。
判断に迷ったら、「約束の相手は、来月もまた予約してくれる人か」を考えてみてください。答えが「はい」なら予約受付型、「いいえ」なら会議の調整型が合います。個人で教室やカウンセリングをしている人が、最初は会議の調整型で始め、お客さまが30人を超えたあたりで「誰が前回いつ来たか」が分からなくなって予約受付型へ移る、という流れはよく見られます。最初から型を合わせておけば、乗り換えの手間とお客さまへの案内のやり直しが要りません。
具体的な場面で考えてみます。オンラインで家計の相談を受けている人が、初回は無料の30分面談、2回目からは有料の60分相談という形で受けているとします。初回の面談だけなら会議の調整型で十分ですが、2回目以降は「前回どこまで話したか」「次はいつ連絡するか」を残しておく必要が出てきます。相談の記録を別の表計算のファイルで管理し、予約は会議の調整型で受け、御礼のメールは手で送る。この形でも回りますが、お客さまが増えるほど、3か所を行き来する手間が積み重なっていきます。
反対に、取引先の担当者と月に1回の定例会議を決めるだけなら、予約受付型の台帳や御礼のメールは使い道がありません。会議の調整型で空き時間を見せ、会議のURLが自動で届けば、それで十分です。道具は多機能であるほどよいわけではなく、自分の約束に必要な分だけ備えているものが、結局はいちばん使いやすい道具になります。
日程調整サイトを選ぶときの5つの確認
型が決まったら、その中で候補を比べます。比べるときは、機能の数ではなく、次の5つを順に確かめると判断が早くなります。
1つ目は、相手に登録を求めるかどうかです。予約する側にアカウントの作成を求めるサービスは、お客さまが途中でやめてしまう原因になります。TimeRexやCalendlyは予約する側の登録が要らない作りで、出欠表型も参加者の登録は不要です。
2つ目は、つなげるカレンダーの種類と数です。Googleカレンダーだけなのか、Outlookにも対応するのか、仕事用と個人用の2つのカレンダーを同時に見て空き時間を出せるのか。CalendlyのFreeプランのように、つなげるカレンダーが1つに限られる場合は、私用の予定が入っている時間に会議が入る心配があります。
3つ目は、料金の数え方です。前に書いたとおり、1人あたりの月額で数えるのか、月の予約件数で数えるのかで、人数が増えたときの合計が大きく変わります。年払いと月払いで金額が違うサービスも多いので、比べるときは同じ払い方にそろえます。
4つ目は、会議のURLの自動発行です。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsのどれを使うかは、取引先の都合で決まることが多いので、自分がよく使う会議の道具に対応しているかを確かめます。
5つ目は、やめるときのことです。予約の履歴や顧客の一覧をCSVなどのファイルで書き出せるか。有料プランをやめたときに、どの機能が止まるのか。最初に確かめておけば、使い続けるか迷ったときにも落ち着いて判断できます。
法人向けの比較記事でも、最後は実際に使ってみて決めるよう勧められています。
最終的には、無料トライアルなどを活用して実際に使用感を確かめたうえで、自社の業務フローに最も適したツールを選択することが大切です。 出典: boxil.jp
試すときは、自分で予約する側の画面も必ず通して操作してください。スマートフォンで予約ページを開き、日時を選び、確認のメールが届くまでを一度やってみると、相手がどこで迷いそうかが分かります。
使い始めてから起きやすい失敗と防ぎ方
日程調整サイトは、使い始めの設定でつまずくことが多い道具です。よくある失敗と、その防ぎ方を整理します。
まず多いのが、ダブルブッキングです。会議の調整型は、つないだカレンダーの予定だけを見て空き時間を出します。私用の予定をスマートフォンの別のカレンダーに入れていると、その時間も「空いている」と判断されます。使い始める前に、空き時間の判定に使うカレンダーをすべてつなぐか、私用の予定も同じカレンダーに「予定あり」として入れておくのが確実です。
次に、移動や準備の時間を考えていない設定です。前の会議が終わった直後に次の会議が入ると、資料の準備もできません。多くのサービスには、予定の前後に空ける時間や、1日に受ける件数の上限を決める設定があります。TimeRexでも、予約の受付件数の上限を日単位または週単位で決められると案内されています。
3つ目は、候補を出しすぎることです。空いている時間を全部見せると、相手は選ぶのに時間がかかり、結果として返事が遅れます。最初は平日の午前と午後に1枠ずつなど、出す枠を絞ったほうが早く決まります。
4つ目は、時間帯(タイムゾーン)の設定のずれです。海外の取引先とやり取りするときや、旅行先でパソコンの時刻が変わったときに、表示される時刻がずれることがあります。自分のアカウントの時間帯が日本になっているかを、使い始める前に確かめておきます。
5つ目は、出欠表型で決めた日時をカレンダーに書き写し忘れることです。出欠表型を仕事に使う場合は、日時が決まったその場でカレンダーに入れる、と手順を決めておくと取りこぼしを防げます。
最後に、予約受付型で起きやすいのが、確認メールが迷惑メールに振り分けられる問題です。お客さまから「予約できたか分からない」と問い合わせが来たら、予約完了の画面に「確認メールが届かないときは迷惑メールのフォルダも確認してください」と一文入れておくと、問い合わせが減ります。
予約ページに書いておくと迷われにくい項目
日程調整のページは、相手が初めて開く画面です。説明が足りないと、相手はメールで質問してきて、結局やり取りの往復が増えます。ページの説明欄には、少なくとも次の項目を書いておくと迷われにくくなります。
1つ目は、所要時間と内容です。「初回の相談 30分 オンライン」のように、何をどれくらいの時間で行うのかを1行で書きます。会議の調整型では、用途ごとに別のページを作れるサービスが多いので、30分の相談と60分の打ち合わせを同じページで受けないようにします。
2つ目は、場所や会議の方法です。オンラインならZoom、Google Meet、Teamsのどれを使うのか、URLはいつ届くのか。対面なら住所と、駐車場の有無や建物の入り方まで書いておくと、当日の電話が減ります。
3つ目は、変更と取り消しの方法と期限です。「前日の18時までは予約確認メールのリンクから変更できます」のように、相手が自分で手続きできる方法を案内します。期限を過ぎた場合の連絡先も書いておくと、相手が困りません。
4つ目は、事前に用意してほしいものです。打ち合わせなら確認したい資料、施術や講座なら持ち物や服装などです。予約の入力欄で聞くか、確認メールに書くかを決め、同じ内容を何度も個別に送らずに済むようにします。
この4つを書くだけで、予約の前後に届く質問のほとんどは先回りして答えられます。書いた内容は、半年に1回ほど見直し、実際に届いた質問を説明欄に書き加えていくと、ページが少しずつ育っていきます。
別のサービスに乗り換えるときの手順
日程調整のサービスは、使い方が変わると乗り換えたくなるものです。最初は出欠表型で始めた教室が予約受付型に移る、会議の調整型で受けていた相談を予約受付型にまとめる、といった移り方がよくあります。乗り換えで失敗しないための手順を整理します。
最初に、今のサービスに残っているものを書き出します。予約済みの予定、お客さまの一覧、予約ページのURLを案内している場所(名刺、ホームページ、SNSのプロフィール、メールの署名など)です。特にURLの案内先は見落としやすく、乗り換えた後も古いページから予約が入り続ける原因になります。
次に、新しいサービスで予約ページを作り、自分で予約から取り消しまでを一度通して試します。確認メールの文面、前日のお知らせが届く時刻、会議URLの発行まで確かめてから公開します。
そのうえで、切り替えの日を決めます。切り替えの日より先の予約は新しいサービスで受け、それより前に入っている予約は古いサービスのまま対応すると、二重の管理になる期間を短くできます。切り替えの日の2週間ほど前から、お客さまや取引先に新しいURLを案内しておくと混乱が減ります。
最後に、古いサービスのページを閉じる前に、予約の履歴や顧客の一覧を書き出して保存しておきます。CSVなどのファイルで書き出せるサービスなら、新しいサービスに取り込めることもあります。書き出しの方法は、乗り換えを決める前に確かめておくと安心です。
予約受付を無料から試せる選択肢
お客さまの予約を受ける用途で、予約の受付から前日のお知らせ、来店後の御礼までを1つの仕組みで扱いたい場合の候補の1つが、小さなお店や個人の事業向けの予約システムのRizaflow(リザフロー)です。
公式の料金ページによると、表示はすべて税込で、フリープランは初期費用・月額ともに無料、予約は月50件まで、スタッフ1名まで使えます。予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・前日のリマインダー・御礼の自動メール、お客さま自身が変更や取り消しをできるキャンセルURL、会員マイページ、顧客管理までがフリープランに含まれます。フリープランは期限なく使え、予約ページのURLは「rizaflow.com/店名」の形になります。
予約が増えてきたら、ライトプラン(月額3,300円、年契約なら1か月あたり2,750円、予約は月300件まで)、スタッフ指名とシフト管理が加わるスタンダードプラン(月額7,700円、年契約なら1か月あたり6,600円、予約は月1,000件・スタッフ10名まで)と段階的に上げられます。スタンダードプランでは、Zoomなどのオンライン面談のURLを予約のメールに差し込むこともできます。月の予約件数が上限を超えても予約は止まらず、100件ごとに1,100円の追加で受け付けを続けられると案内されています。登録にクレジットカードは要りません。
Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
一方で、取引先との打ち合わせのように、同じ相手と何度も予約を重ねるわけではない用途なら、この記事の前半で紹介した会議の調整型のほうが手軽です。予約受付型と会議の調整型を両方使い、お客さま向けと取引先向けで入口を分けている個人事業主もいます。自分の約束の相手が誰なのかを書き出してから選ぶと、必要以上の道具を契約せずに済みます。
在宅で働く人にとっての日程調整
ここからは、在宅で仕事を受ける人の立場から、日程調整の道具を考えます。
業務委託や副業では、打ち合わせの日程を決める主導権が発注する側にあることが多く、受ける側は相手の道具に合わせる場面が少なくありません。それでも、自分の予約ページを1つ持っておくと、「こちらから都合のよい時間を選んでください」と返せるので、やり取りの往復が1回で済みます。初回の相談や、納品後の振り返りの面談など、受ける側から日程を提示したい場面で役に立ちます。
日程調整の道具をよく使う仕事の1つが、Webサイトの改善提案や運用の相談に乗る仕事です。定例の打ち合わせと、単発の相談が混ざるため、会議の調整型と相性がよい分野です。仕事の中身と求められる力はWebサイトコンサル・保守・分析のお仕事で詳しく紹介しています。
ネットショップの運営を手伝う仕事も、日程調整がよく発生します。商品登録の作業そのものは非同期で進められても、売り場の方針を決める打ち合わせは定期的に入ります。商品登録や受注の対応を請け負う働き方はEC運用代行・商品登録のお仕事で、サイトの制作や画像づくりまで含む仕事はECサイト制作・運用・画像制作のお仕事で解説しています。
経営の相談に乗る立場で、日程調整の道具の導入から手伝う人もいます。中小企業の経営課題を診断し、助言する国家資格については中小企業診断士のページで、試験の内容や取得後の働き方を確かめられます。
予約の仕組みを整えたいお店の側でも、ITの道具の導入に使える公的な支援があります。在宅勤務の環境づくりに使える助成金の概要はテレワーク 助成金 2026にまとめています。対象や金額は年度ごとに変わるので、申請の前に最新の公募要領で確かめてください。
運営者の視点:日程調整の速さは信頼に直結する
在宅ワークとフリーランスの市場を長く見てきた立場から言えば、仕事が続く人ほど、日程を決めるまでの速さを大切にしています。打ち合わせの候補を出すのに2日かかる人と、その日のうちに予約ページのURLを返す人では、発注する側の安心感がまったく違います。腕の差より先に、こうした小さな速さの差が次の依頼につながっている場面を何度も見てきました。
もう1つ見えてくるのは、道具を増やしすぎないことの大切さです。出欠表、会議の調整、予約受付、カレンダー、チャットと、使う道具が増えるほど、確認する場所が増えて取りこぼしが起きます。自分の約束の相手を「仲間」「取引先」「お客さま」に分け、それぞれに1つずつ道具を決めておく。この線引きができている人ほど、予定の管理で慌てることが少なくなります。
直接取引の仕事では、発注する側と受ける側が、仲介の手数料を挟まずにやり取りします。手数料0%で直接取引できる関係では、同じ予算で依頼する側はより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。その分、日程の調整や連絡の段取りは自分たちで回すことになります。日程調整の道具は、その段取りを軽くするためのものです。
在宅で受けられる仕事の報酬の相場は、職種ごとに大きく違います。システムやアプリを作る仕事の相場はソフトウェア作成者の年収・単価相場で、文章を書く仕事の相場は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確かめられます。報酬の目安を知っておくと、打ち合わせの回数や時間をどこまで引き受けるかを決めるときの判断材料になります。
よくある質問
Q. 日程調整サイトは無料でどこまで使えますか?
出欠表型の伝助は、公式サイトですべての機能が無料で有料プランもないと案内されています。会議の調整型のTimeRexもフリープランは期限なく無料で、日程調整のページと回数は無制限です。CalendlyのFreeプランは予約の種類とつなげるカレンダーが1つずつに限られます。チームで使う機能や外部サービスとの連携は有料になることが多いです。
Q. 飲み会の日程と仕事の打ち合わせで、同じサイトを使ってもよいですか?
使うこと自体はできますが、向いている型が違います。大人数の出欠を一度に見比べる飲み会には出欠表型、自分のカレンダーの空き時間を相手に選んでもらう打ち合わせには会議の調整型が合います。出欠表型を仕事に使う場合は、決まった日時をその場でカレンダーに書き写す手順を決めておくと取りこぼしを防げます。
Q. 予約する側のお客さまにも登録は必要ですか?
TimeRexやCalendlyは、予約する側にはアカウントの登録を求めない作りです。出欠表型の調整さんや伝助も、参加者は会員登録をせずに答えられます。予約受付型のサービスでは、会員マイページを使う場合に登録を案内するものもありますが、登録しなくても予約できる設定が選べるかを事前に確かめておくと安心です。
Q. ダブルブッキングを防ぐにはどうすればよいですか?
会議の調整型は、つないだカレンダーの予定だけを見て空き時間を判定します。私用の予定を別のカレンダーに入れている場合は、そのカレンダーもつなぐか、同じカレンダーに予定ありとして入れておきます。あわせて、予定の前後に空ける時間や1日の受付件数の上限を設定しておくと、詰め込みすぎによる重なりも防げます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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