TimeRexで日程調整を始める手順と、店舗の予約受付に使うときの違い

@SOHO編集部
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TimeRexで日程調整を始める手順と、店舗の予約受付に使うときの違い

この記事のポイント

  • ✓TimeRex(タイムレックス)は
  • ✓GoogleカレンダーやOutlookと連携して日程調整を自動化する無料から使えるツールです
  • ✓店舗の予約受付に使うときに確かめたい違いと

商談や打ち合わせの日程を決めるたびに、メールで候補日を3つ書き、相手の返事を待ち、合わなければもう一往復。この地味な作業、積み重なると結構な時間になるんですよね。TimeRex(タイムレックス)は、こうした日程調整を自動化するツールで、フリープランなら無料で使えます。

この記事では、TimeRexでできることと料金プラン、使い始める手順、仕事で使うときのコツと注意点を整理します。あわせて、「店舗の予約受付にもTimeRexを使えないか」と考えている人に向けて、ビジネスの日程調整と店舗の予約受付の違いと、選ぶときに確かめたい点も解説します。

TimeRexとは何か

TimeRexは、ビジネスの日程調整を自動化するツールです。GoogleカレンダーやOutlookの予定表と連携し、自分の空いている時間を日程の候補として相手に見せ、相手が選んだ日時を自動で予定に登録します。Web会議を使う場合は、ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetのURLも自動で発行されます。

公式サイトによると、登録者は60万人を超えています。運営は、日程調整サービス「調整さん」も手がける会社で、公式サイトでは、月間800万人以上が利用する「調整さん」を支える基盤や運用体制でサービスを提供していると説明されています。

従来の日程調整との違い

メールでの日程調整と、TimeRexを使った日程調整を比べると、違いがよく分かります。

手順 メールでの日程調整 TimeRexでの日程調整
候補を出す 自分のカレンダーを見て、空いている日時を書き出す 空いている日時が自動で表示される
相手に送る 候補をメールに書いて送る 日程調整用のURLを送るだけ
決める 相手の返事を待ち、合わなければもう一往復 相手が画面で選ぶと確定する
登録する 自分でカレンダーに予定を入れる 予定が自動で登録される
Web会議 URLを発行して別途送る URLが自動で発行され、通知に記載される

正直なところ、日程調整は「1回あたりは数分」の作業です。ただ、週に10件、20件と打ち合わせがある人にとっては、往復のたびに仕事が中断されることのほうが大きな負担になります。そこが自動化されるのが、こうしたツールの一番の価値です。

公式サイトの導入事例では、次のような効果が紹介されています。

埋め込みの利用や自動返信メールに日程調整用URLを含める運用で、問い合わせの約20%が自動で商談化。 日程調整時に顧客の課題を事前に把握できるようになり、商談のクオリティも向上。 出典: timerex.net

これは企業の営業部門の例ですが、問い合わせへの返信に日程調整のURLを入れておくだけで、相手が自分で日程を決められるようになる、という仕組みは、個人で仕事を受けている人にもそのまま使えます。

TimeRexでできること

公式サイトに掲載されている主な機能を、使う場面ごとに整理します。

日程調整の方式

TimeRexでは、相手と自分の1対1の日程調整だけでなく、次のような調整もできます。

  1. 同席者全員が参加する打ち合わせ:全員が空いている時間だけを候補に出す
  2. 複数人のうち誰か1人が参加する打ち合わせ:空いている人がいれば候補に出し、確定したら空いている人の中から参加者を決める
  3. 3人以上での投票:「調整さん」のように候補に投票してもらって決める

営業のチームで「誰か1人が対応すればよい」打ち合わせを受ける場合などに便利です。

業務を楽にする機能

機能 内容
Web会議の連携 Zoom、Microsoft Teams、Google MeetのURLを確定と同時に発行
リマインドメール 予定の前日に、相手に確認のメールを自動で送る
キャンセルと日程の変更 相手がURLから自分で取り消しや変更をできる
埋め込み 日程調整の画面を自分のWebサイトに表示できる
設問のカスタマイズ 日程を選ぶときに、相手に質問を入力してもらえる
ワンタイムURL 1回調整が終わると使えなくなるURLを発行できる
外部サービスとの連携 Zapierを通じて3,000以上のアプリと連携、SlackやChatworkへの通知

中でも便利なのが、リマインドメールとキャンセル、日程の変更の自動化です。打ち合わせの前日に「明日はよろしくお願いします」と送る手間や、日程の変更のたびに候補を出し直す手間がなくなります。

料金プラン

TimeRexの料金は、使う人の数(ライセンス)に応じて決まります。2026年10月7日時点の公式の料金ページの記載は次のとおりです(金額は税抜)。料金や機能は変わることがあるので、申し込む前に公式のページで最新の内容を確かめてください。

プラン 年払い(1ライセンスあたりの1か月の金額) 月払い(1ライセンスあたり) 主な内容
フリー 0円 0円 日程調整カレンダーの数と調整の回数は無制限
ベーシック 750円 900円 誰か1人が参加する調整の詳しい設定、会議室の予約など
プレミアム 1,250円 1,500円 設問のカスタマイズ、SalesforceやHubSpotとの連携、CSVの書き出しなど

公式のよくある質問では、10人のチームでベーシックプランを年払いで契約した場合の例として、7,500円(1か月あたり、税抜)が挙げられています。40人以上で導入する場合は、エンタープライズプランの相談窓口が用意されています。

フリープランでできる範囲

フリープランは期限なく無料で、クレジットカードの登録も要りません。日程調整カレンダー(「商談」「面接」など用途ごとに作る日程調整の画面)の数と、日程調整の回数に上限はありません。ただし、公式の料金ページの注記によると、フリープランで考慮できる予定は2人まで、チームに参加できるのは100人までです。

個人で仕事を受けていて、相手と1対1で打ち合わせの日程を決めるだけなら、フリープランで足りる人が多いはずです。

支払いと返金

支払いはクレジットカードか請求書で、請求書での支払いは、法人がプレミアムプランを年間契約(2ライセンス以上)する場合に限られます。公式のよくある質問では、サービスの性質上、原則として返金はできないとされています。有料のプランを試すなら、まず月払いで始め、続けると決めてから年払いに切り替えるのが安全です。

TimeRexを始める手順

TimeRexを使い始めるには、カレンダーを使えるGoogleアカウントか、Microsoftアカウントが必要です。手順は次のとおりです。

  1. 公式サイトの「無料で新規登録」から、GoogleアカウントかMicrosoftアカウントで登録する
  2. 連携するカレンダーを選ぶ
  3. 日程調整カレンダーを作る。名前(「初回のご相談」など)、1回の時間(30分、60分など)、受け付ける曜日と時間帯を決める
  4. Web会議を使う場合は、ZoomやGoogle Meetなどとの連携を設定する
  5. 発行された日程調整用のURLを、相手へのメールやWebサイトに載せる

公式サイトでは、初回の設定は60秒ほどで済むと案内されています。

最初に決めておきたい3つの設定

使い始めてから「こんなはずではなかった」とならないよう、最初に次の3つを決めておくのがおすすめです。

  1. 受け付ける時間帯:夜遅くや早朝に予定が入らないよう、受け付ける曜日と時間を絞る
  2. 前後の余白:打ち合わせが続いて休む間もない、とならないよう、予定の前後に準備や移動の時間を入れる
  3. 受け付けの期間:何日先まで予約を受けるかを決める。先の予定が埋まりすぎるのを防げる

特に前後の余白は、Web会議が続く日に効いてきます。30分の打ち合わせが4つ連続すると、資料の準備や議事録を書く時間がまったく取れません。

日程調整のツールを比べるときの見方

日程調整のツールは、TimeRexのほかにもいくつもあります。どれを選ぶかで迷ったときは、次の5つの点で比べると、自分に合うものが見えてきます。

比べる点 確かめること
連携するカレンダー 自分が使っているカレンダー(GoogleかOutlookか)に対応しているか
Web会議 自分や相手が使うWeb会議のサービスのURLを自動で発行できるか
無料の範囲 無料のプランで、必要な回数と機能が使えるか
複数人の調整 同席者のいる打ち合わせや、チームでの担当の振り分けが必要か
相手の使いやすさ 相手がアカウントを作らずに、迷わず日程を選べるか

TimeRexは、GoogleカレンダーとOutlookの予定表の両方に対応し、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetとも連携でき、フリープランでも日程調整カレンダーの数と調整の回数に上限がない点が特徴です。個人で使うなら、まずフリープランで試し、物足りない点が出てきたら有料のプランやほかのツールと比べる、という順番で十分です。

最後の「相手の使いやすさ」は見落とされがちですが、大事な点です。日程調整のツールは、自分より相手が使う時間のほうが長いこともあります。相手の立場で一度、自分の日程調整の画面を開いてみると、分かりにくい表示や余計な入力の項目に気付けます。

用途別の日程調整カレンダーの作り方の例

日程調整カレンダーは、用途ごとに設定を変えて作るのがコツです。個人で仕事を受けている人を想定した、3つの例を紹介します。

例1:初めての相手との相談

項目 設定の例 理由
名前 初回のご相談 相手が画面を見て、何の予定かすぐ分かる
時間 60分 初回は相手の事情を聞くのに時間がかかる
受け付ける時間帯 平日の10時から17時 相手も仕事中の時間に合わせる
前後の余白 前後に15分ずつ 事前の資料の確認と、終わった後のメモの時間
受け付けの期間 翌日から2週間先まで 当日の急な予約を避け、先すぎる予約も受けない

初回の相談は、相手が初めてこちらの画面を見る場面でもあります。日程調整の開始時に表示するメッセージに、「当日はZoomで行います。事前にお困りのことを簡単にお知らせいただけると、当日の話がスムーズです」のように一言添えておくと、相手も安心して予約できます。

例2:決まった取引先との定例

すでに関係のある取引先との定例の打ち合わせなら、時間は30分、受け付ける時間帯は取引先の始業後の時間に絞るなど、短く使いやすい設定にします。毎回同じ相手なので、前後の余白は5分程度でも足ります。

例3:納品物の確認

納品のあとの確認の打ち合わせは15分ほどで終わることが多いので、短い時間のカレンダーを別に作っておきます。打ち合わせが長引くのを防げるうえ、相手も気軽に予約しやすくなります。

用途ごとにカレンダーを分けておけば、相手に送るURLを選ぶだけで済み、毎回設定を変える手間がなくなります。作ったカレンダーが増えてきたら、名前の頭に「【初回】」「【定例】」のような印を付けておくと、自分でも見分けやすくなります。

相手に送る文面の例

日程調整のURLを送るときの文面の例を紹介します。そのまま使えるように、場面ごとに分けています。

初めての相手に送る場合

「お問い合わせいただき、ありがとうございます。打ち合わせの日程は、下記のページからご都合のよい日時をお選びいただけます。お選びいただいた時点で日程が確定し、Web会議のURLを記載したメールが自動で届きます。ご希望の日時がない場合は、お手数ですが本メールにご返信ください。」

日程の変更をお願いされた場合

「ご連絡ありがとうございます。日程の変更は、確定時にお送りしたメールに記載のURLから、ご都合のよい日時を選び直していただけます。もちろん、本メールへのご返信でも承ります。」

ポイントは、URLだけを送らず、「どうなるのか」と「合わないときはどうすればよいか」を書いておくことです。ツールに慣れていない相手でも迷わずに済み、問い合わせの往復も減ります。

仕事で使うときのコツ

TimeRexを入れただけでは、効果は半分です。使い方を少し工夫すると、日程調整の手間がさらに減ります。

問い合わせへの返信にURLを入れておく

Webサイトの問い合わせフォームに自動の返信を設定している場合は、その返信の本文に日程調整のURLを入れておきます。相手は問い合わせのあと、そのまま日程を選べるので、こちらから候補を出すまでの待ち時間がなくなります。前の節で紹介した導入事例も、この使い方です。

用途ごとにカレンダーを分ける

「初回のご相談(60分)」「定例の打ち合わせ(30分)」「納品の確認(15分)」のように、用途ごとに日程調整カレンダーを分けておくと、相手に送るURLを選ぶだけで、時間の長さや受け付ける時間帯を切り替えられます。

相手への配慮を忘れない

日程調整のURLだけを送ると、相手によっては「機械的だ」と感じることがあります。特に初めてやり取りする相手や、目上の相手には、「ご都合のよい日時をこちらからお選びいただけます。ご希望の日時がない場合は、お手数ですがご返信ください」のように、一言添えるのがマナーです。ツールで効率化しても、相手とのやり取りは人と人です。

打ち合わせの前に聞きたいことは設問で聞く

プレミアムプランでは、日程を選ぶときに相手に質問を入力してもらえます。「ご相談の内容」「ご予算の目安」などを事前に聞いておけば、打ち合わせの中身が濃くなります。フリープランやベーシックプランで使う場合は、日程の確定後に送るメッセージで、事前に知りたいことを伝えておく方法もあります。

注意点とつまずきやすい点

便利なTimeRexですが、使う前に知っておきたい注意点もあります。

注意点 内容 対処
カレンダーの予定の入れ忘れ カレンダーに書いていない予定は「空き」として扱われる 私用の予定も含め、ふさがっている時間はカレンダーに入れておく
複数のカレンダー 仕事用と私用でカレンダーが分かれていると、片方の予定が考慮されないことがある 連携するカレンダーを確認する
時差 海外の相手との調整では時間の表示に注意が要る タイムゾーンへの対応機能を確認する
返金 有料のプランは原則として返金されない 月払いで試してから年払いにする

一番多い失敗は、カレンダーに予定を入れていなかったために、予定が重なってしまうことです。TimeRexはカレンダーの空き時間を候補として出す仕組みなので、カレンダーに書いていない予定は守ってくれません。子どもの送り迎えや通院など、私用の予定もカレンダーに入れておくのが、使いこなすための前提です。

もう1つ気を付けたいのが、日程調整のURLの使い回しです。通常の日程調整のURLは、一度知られると何度でも予約に使えます。公開してよい相手にだけ送るURLと、Webサイトに載せるURLは分けておくと安心です。特定の相手と1回だけ日程を決めたいときは、1回の調整が終わると使えなくなるワンタイムURLを使えば、同じURLから何度も予約が入るのを防げます。

チームで使うときの機能

TimeRexは個人だけでなく、営業やカスタマーサポートなどのチームでも使われています。チームで使う場合に役立つ機能を、公式の料金ページの記載から整理します。

担当者を自動で決める

複数人のうち誰か1人が出席すればよい打ち合わせでは、メンバーの誰かが空いていれば候補として表示されます。相手が日程を選ぶと、予定の空いている人の中から参加者が決まり、その人のカレンダーに予定が登録されます。ベーシックプラン以上では、優先順位に基づいて参加者を決めたり、2つのグループから1人ずつ出席させたりする設定もできます。営業担当と技術担当を1人ずつ同席させたい打ち合わせなどに便利です。

会議室の予約

ベーシックプラン以上では、Google WorkspaceやMicrosoft 365の会議室と連携し、参加者と会議室の両方が空いている時間を候補に出せます。日程が確定すると、会議室も自動で予約されます。対面の打ち合わせが多い会社では、会議室を別に押さえる手間がなくなります。

管理と記録

ベーシックプラン以上では、チームのオーナーや管理者が、メンバーの操作の履歴を確かめられます。日程調整用のURLの作成など、補助の業務だけを行うアシスタント向けの無償のライセンスも用意されています。秘書や事務の担当者が、営業担当の代わりに日程調整の準備をする、といった使い方ができます。

料金の考え方

チームで使う場合の料金は、ライセンスの数で決まります。公式のよくある質問の例では、10人でベーシックプランを年払いにすると、1か月あたり7,500円(税抜)です。全員に有料のライセンスが必要かどうかは、使う機能によって変わります。まずは数人で試し、必要な機能と人数を確かめてから広げると、費用の無駄がありません。

セキュリティと、相手の情報の扱い

日程調整のツールには、相手の名前やメールアドレス、会社名など、個人の情報が集まります。使う前に、情報の扱いについても確かめておきます。

公式サイトによると、TimeRexは情報セキュリティの国際規格であるISO27001の認証を取得しています。通信の暗号化や、サービスの稼働状況の常時の監視、脆弱性の検査なども行っていると説明されています。

一方で、使う側にも気を付けることがあります。日程調整の画面で相手に入力してもらう項目は、必要なものだけに絞ります。打ち合わせに必要のない情報まで集めると、管理の負担と、漏れたときの影響が大きくなります。また、取引先の会社によっては、外部のサービスに自社の情報を入力することに決まりがある場合もあります。大きな会社と取引するときは、日程調整のツールを使ってよいかを、最初に一言確認しておくと安心です。

使い始めて1か月で見直すこと

TimeRexを使い始めたら、1か月ほどたったところで、設定を一度見直すのがおすすめです。使ってみて初めて分かることが多いからです。

見直すこと 確かめ方 直し方の例
受け付ける時間帯 予約が入った時間に偏りがないか 予約がまったく入らない時間帯は、作業の時間に回す
前後の余白 打ち合わせの後に慌てていないか 余白を15分から30分に延ばす
受け付けの期間 先の予定が埋まりすぎていないか 受け付けを2週間先までに縮める
リマインドの文面 当日の遅刻や忘れがないか 前日のメールに、接続の方法や持ち物を書き足す
有料のプラン 使っていない機能に払っていないか 使う機能だけで足りるプランに変える

特に、打ち合わせが入りすぎて作業の時間が取れない、という悩みはよく聞きます。日程調整が楽になると、つい予定を受けすぎてしまうんですよね。受け付ける曜日を週に3日だけにするなど、作業の時間を先にカレンダーに入れておくと、予定に追われる状態を防げます。

店舗の予約受付にTimeRexを使うときの違い

ここからは、サロン、整体、教室、占いやコーチングなど、店舗や個人の事業でお客様の予約を受けたい人に向けた内容です。「無料で使えるなら、TimeRexで予約を受けられないか」と考える人も多いはずです。

結論から言うと、TimeRexは「ビジネスの打ち合わせの日程調整」を中心に作られたツールです。予約を受けること自体はできますが、店舗の予約受付で必要になる機能と、少しずれる部分があります。

店舗の予約受付で必要になること

店舗の予約受付では、次のようなことが求められるのが一般的です。

  1. メニューごとに時間と料金を分けて予約を受ける
  2. スタッフを指名して予約できるようにする
  3. お客様ごとの来店の履歴やメモを残す
  4. 予約の前日のリマインドと、来店後の御礼の連絡を送る
  5. 次の来店につなげる連絡をする

TimeRexには、リマインドメールや、キャンセルと日程の変更の自動化、予約の受け付け件数の上限の設定など、店舗の予約受付にも使える機能があります。一方で、2026年10月7日時点の公式の料金ページの機能の一覧は、商談や打ち合わせの日程調整を中心に組まれていて、メニューの料金や来店の履歴を管理する機能は挙げられていません。

TimeRexで足りる店、足りない店

店の形 TimeRexで足りるか
個人のコーチングやコンサルで、1回の相談の日時を決めるだけ 足りる場合が多い
オンラインの面談が中心で、Web会議のURLを自動で送りたい 足りる場合が多い
メニューごとに時間と料金が違う 別の予約システムのほうが合うことがある
お客様の来店の履歴を残し、再来店を促したい 別の予約システムのほうが合うことがある
複数のスタッフを指名で予約させたい 料金と機能を比べて検討する

TimeRexで店舗の予約を受けるときの工夫

個人のサロンや教室で、まずは無料のTimeRexで予約を受けてみたい、という場合は、次の工夫で使いやすくなります。

  1. メニューごとに日程調整カレンダーを分ける。「カット(60分)」「カラー(120分)」のように、時間の長さの違うメニューを別のカレンダーにする
  2. 予約の受け付け件数の上限を決める。公式の料金ページによると、上限は1日単位か1週間単位で設定できる。1日に受けられる人数が決まっている店に向いている
  3. 予約の前日のリマインドメールに、持ち物や駐車場の案内を書いておく
  4. 自分の店のWebサイトに日程調整の画面を埋め込み、サイトから直接予約できるようにする

教室やセミナーのように、1つの日時に複数の人が申し込む形の予約は、プレミアムプランのセミナーページの機能で受け付けられます。

ただし、料金の表示や、お客様ごとの来店の記録は、別の方法で管理する必要があります。予約の件数が少ないうちはこれで回っても、お客様が増えてくると、予約とお客様の情報を別々に管理する手間が大きくなります。そうなったときが、店舗向けの予約システムを検討するタイミングです。

TimeRexが合わないと感じたら、店舗の予約受付を前提に作られた予約システムを検討するのが近道です。

店舗の予約受付を前提にした選択肢

店舗向けの予約システムには、事前決済やPOSレジとの連携まで備えた多機能なものから、予約の受け付けと連絡に絞った手頃なものまで、さまざまな種類があります。選ぶときは、月の予約の件数、スタッフの人数、事前決済が必要かどうかの3つを先に決めておくと、比べやすくなります。

予約の受け付けからリマインド、来店後の連絡までを一続きで扱いたい店の候補の1つが、Rizaflow(リザフロー)です。公式サイトによると、料金はすべて税込で初期費用はなく、フリープランは0円で予約が月50件、スタッフ1名まで、ライトプランは月額3,300円で月300件、スタンダードプランは月額7,700円で月1,000件、スタッフ10名まで、プロプランは月額19,800円で月3,000件、スタッフの人数の制限なしです。フリープランから、予約カレンダーと予約フォーム、予約完了とリマインダー、御礼のメール、顧客管理が使えます。スタンダードプランからはスタッフの指名とシフトの管理、独自ドメインでの公開に対応し、事前決済はプロプランで任意で使える形と案内されています。ほかの予約システムから書き出した顧客のCSVを取り込むこともできます。

Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

オンラインの打ち合わせの日程調整が中心ならTimeRex、店舗でお客様の予約と再来店までを管理したいなら店舗向けの予約システム、というように、何をいちばん楽にしたいかで選ぶと迷いにくくなります。両方を使い分ける形もあります。取引先との打ち合わせはTimeRexで、お客様の来店の予約は店舗向けの予約システムで、と分ければ、それぞれの得意な部分だけを使えます。どちらも無料のプランがあるので、実際に触って比べてから決めるのがおすすめです。

日程調整を自動化すると、仕事の何が変わるか

最後に、在宅で仕事を受けている人や、これから独立を考えている人の視点から、日程調整の自動化がもたらす変化を整理します。

フリーランスや副業で仕事を受けていると、打ち合わせの日程を決めるやり取りが、思った以上に時間を取ります。1件あたり数往復のメールでも、取引先が増えると、日程の調整だけで1日の作業が何度も中断されます。日程調整のツールを使うと、この中断がなくなり、まとまった時間を作業に使えるようになります。

公式サイトの導入事例では、1か月に80件の打ち合わせを抱える経営者が、1件あたりの調整を5分に短縮し、1か月で6.5時間を削減した例が紹介されています。個人の規模でも、浮いた時間を提案の準備や作業の質に回せば、仕事の評価に直結します。

AIや業務の自動化を取り入れる支援は、在宅でも受けられる仕事として広がっています。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、業務の改善やAIの活用を支える仕事の内容が整理されています。日程調整のツールの導入を手伝うことも、こうした業務の改善の入り口の1つです。

営業やマーケティングの仕事をしている人にとっても、日程調整の自動化は成果に関わります。問い合わせから商談までの時間が短いほど、相手の関心が高いうちに話を進められるからです。マーケティングやセキュリティの仕事にどんな種類があるかは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確かめられます。

経営の視点から業務の流れを見直す力を身に付けたい人には、中小企業診断士のような資格も選択肢になります。日程調整のような小さな業務の改善を積み重ねる視点は、中小企業の経営を支える仕事でも生きてきます。

在宅の仕事では、中間の手数料が乗らない直接の取引ほど、同じ予算で発注者は多くを頼め、受ける側の手取りも厚くなります。日程調整のような事務の手間をツールで減らし、浮いた時間を相手との関係づくりに使えることが、直接の取引で長く頼られる人の共通点です。

よくある質問

Q. TimeRexは無料で使えますか?

フリープランは期限なく無料で、クレジットカードの登録も要りません。日程調整カレンダーの数と日程調整の回数に上限はありません。ただし、フリープランで考慮できる予定は2人まで、チームに参加できるのは100人までと公式の料金ページに注記されています。より細かい機能を使う場合は、有料のプランを検討します。

Q. TimeRexを使うには何が必要ですか?

カレンダーを使えるGoogleアカウント(Google Workspaceを含む)か、Microsoftアカウントがあれば使い始められます。登録したら連携するカレンダーを選び、日程調整カレンダーを作って、発行されたURLを相手に送るだけです。公式サイトでは、初回の設定は60秒ほどと案内されています。

Q. TimeRexの有料プランはいくらですか?

2026年10月7日時点の公式の料金ページでは、1ライセンスあたり、ベーシックプランは年払いなら1か月あたり750円、月払いなら900円、プレミアムプランは年払いなら1か月あたり1,250円、月払いなら1,500円です(いずれも税抜)。料金は使う人の数に応じて決まり、支払った料金は原則として返金されません。

Q. 店舗の予約受付にTimeRexは使えますか?

予約を受けること自体はでき、リマインドメールやキャンセルの自動化なども使えます。ただ、TimeRexは商談や打ち合わせの日程調整を中心に作られていて、メニューの料金や来店の履歴を管理したい店には、店舗向けの予約システムのほうが合う場合があります。必要な機能を書き出して比べると選びやすくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月21日最終更新:2026年10月12日
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