リザービアの予約管理の特徴と、小さなサロンに合う予約システムの選び方

@SOHO編集部
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リザービアの予約管理の特徴と、小さなサロンに合う予約システムの選び方

この記事のポイント

  • ✓美容業界向けの予約システム「リザービア」の機能と料金の公開範囲を公式サイトの記載で整理し
  • ✓小さなサロンが予約システムを選ぶときに確かめたい点をチェックリストにまとめました
  • ✓クーポンサイトとの付き合い方

リザービアは、美容室やネイル、エステ、整体などのサロン向けに作られた予約システムです。Googleの検索結果からの予約、LINEからの予約、クーポンサイトとの連携をひとつの予約台帳でまとめて管理できることが大きな特徴です。

一方で、ひとりや2人で営む小さなサロンでは、「そこまでの機能が必要か」「月々の費用に見合うか」で迷う人も多いはずです。この記事では、リザービアの機能と料金の公開範囲を公式サイトの記載で確かめたうえで、小さなサロンが予約システムを選ぶときに確かめたい点を、順番に整理します。最後に、選ぶ前に書き出しておきたいチェックリストも用意しました。

リザービアの特徴を先に整理

最初に、リザービアがどんな予約システムなのかを、ポイントだけ押さえておきます。

項目 公式サイトの記載
対象の業種 美容室、理容室、リラクゼーション、ヘッドスパ、まつげ・眉、ネイル、エステ・脱毛、整体・鍼灸・治療院など
導入の実績 大手サロンから個人サロンまで7,500店以上
予約の入口 自社の予約フォーム、Googleで予約、LINE連携予約、クーポンサイト連携
管理の機能 予約台帳、予約集計、チケット(回数券)、スタッフ専用ページ、リマインド送信、設備管理、シフト管理
決済 オンライン決済(事前に登録したカードからキャンセル料を回収できる)
料金の公開 追加オプションの月額は公開。基本の料金は資料請求で案内
契約期間 1年ごとの自動更新

ひとことでまとめると、リザービアは「予約の入口を増やし、クーポンサイトに頼る割合を減らして、リピートの予約を自社に集める」ことを目指した予約システムです。公式サイトでも、その考え方がはっきり書かれています。

リザービアの予約が増えて、クーポンサイトの予約が減れば、集客コストを減らせます。クーポンサイト無料化や、クーポンサイトの手数料削減をした店舗が数多くあります。 出典: rsvia.co.jp

ここが、選ぶときのいちばん大事な分かれ目になります。クーポンサイトからの新しいお客さまに頼りすぎていて、その費用を減らしたいサロンには、リザービアの考え方は合っています。反対に、まだお客さまが少なく、新しいお客さまを集めることが先のサロンでは、予約システムだけでは集客の問題は解決しません。

リザービアの主な機能

ここからは、公式サイトの機能一覧に沿って、主な機能を見ていきます。教室で新しい単元を学ぶときと同じで、全部を一度に覚える必要はありません。自分のサロンで使いそうなものに印を付けながら読んでください。

予約の入口を増やす機能

機能 できること
予約フォーム 4つの手順で予約が完了し、入力する項目は名前、メール、電話番号の3つだけ。文章や画像を追加でき、ページの色も店ごとに設定できる
Googleで予約 Googleの検索結果やマップから、そのまま予約できる。リザービア経由のGoogleからの予約には予約手数料がかからない
LINE連携予約 お客さまがLINEのメニューから予約でき、予約の完了やリマインドの通知もLINEで受け取れる
クーポンサイト連携 クーポンサイトの予約とリザービアの予約を、ひとつの台帳で管理できる
多言語対応 ボタンひとつで表示の言語を切り替えられ、外国の方も予約しやすい

公式サイトによると、Googleで予約については「予約手数料0円(初期費用・月額費用はかかります)」と書かれています。予約1件ごとの手数料はかからない一方で、システムそのものの利用料はかかるという意味です。

LINE連携予約のページでは、通数の制限や追加料金を気にせずにリマインドのメッセージを送れること、LINE限定のクーポンやスタンプカードを管理できることが紹介されています。

予約を管理する機能

機能 できること
予約台帳 予約をまとめて管理する台帳。パソコンが苦手な人でも使いやすい設計と案内されている
予約集計 予約が入った経路別、クーポン別の予約数を確かめられる
チケット機能 回数券をオンラインで管理できる
スタッフ専用ページ スタッフを指名して予約できるページを作り、SNSに貼れる
リマインド送信 施術日から60日後まで、メッセージを設定できる
設備管理 美容機器や個室の数に合わせて、予約が重ならないように制限できる
シフト管理 固定のシフトの自動更新、クーポンサイトとのシフトの連動などを設定できる

リマインド送信は、予約の前日のお知らせだけでなく、来店当日のお礼、1週間後のフォロー、30日後の再来店のお誘いといった使い方が公式サイトで紹介されています。リピートを増やしたいサロンにとって、ここが中心の機能になります。

決済とその他の機能

オンライン決済は、事前に登録してもらったカードからキャンセル料を回収でき、無断のキャンセルを防ぐことにつながると説明されています。関連するサービスとして、オンラインやLINEで順番待ちを受け付ける仕組みや、月額制のホームページも用意されています。

リザービアの料金の公開範囲

予約システムを比べるとき、いちばん気になるのが料金です。リザービアの料金について、公式サイトで確かめられた範囲を整理します。

公開されている追加オプションの料金

公式サイトの機能一覧のページには、追加オプションの料金が掲載されています。

追加オプション 1店舗あたりの月額(税抜)
BMS(クーポンサイト連携) 3,000円
LINE予約(ミニアプリ) 4,500円
オプション相談 4,500円

同じページには、契約期間が1年ごとの自動更新であること、表示の価格がすべて税抜であること、クーポンサイト連携(BMS)の契約先はクラウドマーケット社になることが書かれています。

基本の料金は資料請求で確かめる

一方で、初期費用と基本の月額料金は、公式サイトのページには掲載されていません。資料請求や問い合わせで案内を受ける形です。この記事でも、確かめられなかった金額は書いていません。

ここで大事なのは、比べるときに「基本の料金+使うオプション+決済の手数料」の合計で考えることです。たとえば、LINEからの予約とクーポンサイトとの連携の両方を使う場合、オプションだけで1店舗あたり月額7,500円(税抜)がかかり、そこに基本の料金が加わります。資料を取り寄せたら、自分のサロンで使う組み合わせの合計を、1年分で計算しておきましょう。契約が1年ごとの自動更新なので、途中でやめたくなったときの扱いも、契約の前に確かめておくと安心です。

オンライン決済の費用

オンライン決済(サロンペイ)のページでは、初期費用と月額の固定費がかからないこと、振込の際に振込手数料250円が差し引かれること、振込の最低入金額が1万円で、それに満たない場合は翌締め日に繰り越されることが書かれています。1回の決済は50円から11万円(いずれも税込)までです。決済の手数料率は資料で確かめてください。

資料請求や問い合わせで確かめたい質問

基本の料金が公開されていない予約システムを比べるときは、資料を取り寄せたり、説明を受けたりするときに、何を聞くかを先に決めておくと効率が上がります。説明の場では、機能の紹介が中心になりがちで、費用や契約の細かい条件は、こちらから聞かないと出てこないことがあります。

聞いておきたい質問を、優先度の高い順に並べます。

  1. 初期費用と月額の基本料金はいくらか。税込と税抜のどちらの表示か
  2. 自分のサロンで使いたい機能は、基本の料金に含まれるか、オプションか
  3. スタッフの人数や予約件数によって、料金は変わるか
  4. 契約期間は何か月か。途中で解約した場合の費用はどうなるか
  5. 自動更新を止めるには、いつまでに申し出る必要があるか
  6. いまのお客さまのデータを取り込めるか。取り込みの作業は誰が行うか
  7. 解約するときに、お客さまのデータを書き出せるか
  8. 導入の設定はどこまで手伝ってもらえるか。サポートの受付の時間はいつか

答えは、口頭で聞くだけでなく、見積もりや契約書の形で残してもらいます。特に4と5は、あとから「聞いていた話と違う」となりやすい項目です。リザービアの場合、公式サイトに契約期間が1年ごとの自動更新と書かれているので、更新を止める申し出の期限を必ず確かめておきます。

小さなサロンが予約システムを選ぶときの考え方

ここからは、リザービアに限らず、ひとりや少人数で営むサロンが予約システムを選ぶときの考え方を整理します。ここは試験に出るところだと思って、しっかり押さえてください。

考え方1:予約の入口がどこにあるかを数える

最初にやることは、いまの予約がどこから入っているかを数えることです。1か月分の予約を、電話、LINEのトーク、Instagramのメッセージ、クーポンサイト、ホームページ、Googleのマップからの問い合わせに分けて数えます。

予約の入口の割合 考えられる方向
クーポンサイトが半分以上 クーポンサイトとの連携ができる予約システムが候補。リピートを自社に移す仕組みも合わせて考える
LINEのトークが多い LINEから予約できる仕組みか、予約ページのURLをLINEで送る運用が候補
電話が多い お客さまの年代を確かめる。ネット予約に移す場合も、電話の受付は残す
SNSのメッセージが多い 予約ページのURLをプロフィールに載せ、メッセージでのやりとりを減らす

予約の入口が1つか2つしかないサロンが、多くの入口に対応した予約システムを入れても、使わない機能の費用を払うことになります。逆に、入口が4つも5つもあって、ダブルブッキングが起きているサロンには、入口をひとつの台帳にまとめられる仕組みが効きます。

考え方2:月の予約件数とスタッフの人数で費用を比べる

予約システムの料金は、月額の固定、予約件数に応じた料金、スタッフの人数に応じた料金など、仕組みがさまざまです。比べるときは、自分のサロンの1か月の予約件数と、予約を受けるスタッフの人数を出しておき、それぞれのサービスで1年間の合計がいくらになるかを計算します。

ひとりサロンで1か月の予約が50件前後なら、無料や低価格のプランで足りることも多くあります。スタッフが増え、指名の予約やシフトの管理が必要になってから、上のプランに移るという順番でも遅くありません。

考え方3:お客さまの手間で比べる

予約システムは、サロンの側の便利さだけでなく、お客さまの手間でも比べます。

・予約するのに会員登録が必要か
・入力する項目はいくつあるか
・予約の変更や取り消しを、お客さま自身でできるか
・予約の前日にお知らせが届くか

リザービアの予約フォームが入力項目を3つに絞っているのは、この「お客さまの手間」を減らすためです。どの予約システムでも、デモの画面やお試しの期間があれば、自分がお客さまになったつもりで予約を最後まで入れてみることをおすすめします。

考え方4:やめるときのことも先に確かめる

最後に、やめるときの条件です。契約期間の縛り、解約の申し出の期限、お客さまのデータを書き出せるかどうかを確かめておきます。予約システムを替えるとき、いちばん困るのは、お客さまの名前と連絡先、来店の履歴を持ち出せないことです。

考え方5:施術の合間にスマートフォンで操作できるか

小さなサロンでは、予約の確認や変更を、受付のパソコンではなく、施術の合間にスマートフォンで行うことがほとんどです。管理画面がスマートフォンで見やすいか、予約が入ったときの通知がすぐに届くか、臨時の休みをスマートフォンから設定できるかを、お試しの期間に必ず確かめます。パソコンの画面では使いやすくても、スマートフォンでは文字が小さく、操作に時間がかかるシステムもあります。

考え方6:困ったときに誰に聞けるか

予約システムの不具合は、営業中の忙しい時間に限って起きるものです。サポートの窓口が電話、メール、チャットのどれで、何時から何時まで受け付けているかを確かめます。リザービアの公式サイトでは、電話、メール、チャットで対応し、導入の前後はマンツーマンで支援すると案内されています。電話の受付は平日の10時から18時と書かれているため、土日の営業中に困ったときの連絡方法も、契約の前に確かめておくと安心です。

選ぶ前のチェックリスト

ここまでの考え方を、選ぶ前に書き出しておきたいチェックリストにまとめます。印刷して、資料請求や無料のお試しのときに手元に用意してください。

確かめること 自分のサロンの答え
1か月の予約件数 件
予約を受けるスタッフの人数 人
予約の入口(多い順に3つ)
クーポンサイトに払っている1か月の費用 円
Googleやマップからの予約を受けたいか はい・いいえ
LINEから予約を受けたいか はい・いいえ
事前の決済やキャンセル料の回収が必要か はい・いいえ
回数券やスタンプカードを使っているか はい・いいえ
美容機器や個室など、数の限られた設備があるか はい・いいえ
最低の契約期間は何か月までなら許せるか か月
いまのお客さまのデータを移したいか はい・いいえ

このチェックリストを埋めてから資料を見ると、各社の機能一覧のうち、自分に関係のある行だけが目に入るようになります。勉強でいえば、出題範囲を先に確かめてからテキストを開くのと同じです。

クーポンサイトとの付き合い方

リザービアの考え方の中心にある、クーポンサイトとの付き合い方についても整理しておきます。

クーポンサイトは、まだサロンを知らない新しいお客さまに見つけてもらう入口として強い力を持っています。その一方で、掲載の費用や予約ごとの手数料がかかり、来店したお客さまがクーポンサイトを通して次の予約を入れ続けると、2回目以降の来店にも費用がかかり続けます。

そこで多くのサロンが取り組んでいるのが、初回はクーポンサイトから来てもらい、2回目以降は自社の予約ページやLINEから予約してもらう流れづくりです。

  1. 初回の来店時に、自社の予約ページやLINEの案内を渡す
  2. 会計のときに、次回の予約を自社の予約ページで取ってもらう
  3. 来店の後、お礼と次回の案内を自動で送る
  4. 自社の予約ページからの予約に、ポイントなどの小さな特典を付ける

この流れがうまく回りはじめると、クーポンサイトの掲載の内容を見直す余地が出てきます。ただし、クーポンサイトからの新しいお客さまが減ると、全体の来店数が落ちることもあります。いきなりやめず、自社の予約の割合を毎月数えながら、少しずつ見直すのが安全です。

自社の予約の割合を毎月数える

見直しの判断には、毎月同じ数え方で数字を残しておくことが欠かせません。数える項目は3つで十分です。1か月の予約の総数、そのうちクーポンサイトからの予約の数、そして2回目以降のお客さまのうち自社の予約ページやLINEから予約した人の数です。

表計算のソフトに月ごとの行を作り、この3つを入れていくだけで、半年もすれば流れが見えてきます。2回目以降のお客さまの自社予約の割合が上がり続けているなら、クーポンサイトの掲載の内容を見直す時期です。割合が横ばいなら、初回の来店時の案内や、来店後のお礼のお知らせを見直します。

予約システムを乗り換えるときの手順

いま別の予約システムを使っていて、乗り換えを考えている場合の手順もまとめます。

手順1:いまのデータを書き出す

最初に、いまの予約システムから、お客さまの名前、連絡先、来店の履歴を書き出せるかを確かめます。CSVという表の形式で書き出せることが多いので、管理画面の設定やヘルプを確かめます。書き出せない場合は、乗り換えの時期を慎重に決める必要があります。

手順2:新しいシステムで、予約を一通り試す

新しい予約システムのお試しの期間に、メニューとスタッフを登録し、自分でお客さまとして予約を入れ、変更し、取り消すところまで試します。お礼やリマインドのメールが、どんな文面で届くかも確かめます。

手順3:切り替えの日を決めて、お客さまに知らせる

切り替えの日を決めたら、それより先の予約をどちらで受けるかを決めます。切り替えの日より前に入っている予約は古いシステムに残し、切り替えの日以降の予約から新しいシステムで受けるのが、混乱の少ない方法です。LINEやSNS、店頭の案内で、新しい予約ページを知らせます。

お客さまへの案内文の例

新しい予約ページを知らせるときの文面は、短く、何をすればよいかが分かるように書きます。LINEやメールで送る場合の例です。

「いつもご来店いただき、ありがとうございます。〇月〇日から、ご予約の受付を新しい予約ページに切り替えます。24時間いつでもご予約いただけ、予約の前日にはお知らせのメールが届きます。〇月〇日より前にいただいているご予約は、そのままお越しください。お電話でのご予約もこれまでどおり承ります。」

ポイントは、切り替えの日、新しい予約ページの利点、すでに入っている予約の扱い、電話の受付を続けるかどうかの4つを入れることです。お客さまがいちばん不安に思うのは、「前に取った予約はどうなるのか」なので、そこを必ず書いておきます。

店頭では、予約ページのQRコードを印刷した小さなカードを渡すと、その場で予約ページを開いてもらえます。

手順4:古いシステムの解約の時期を確かめる

古い予約システムの契約期間と、解約の申し出の期限を確かめます。1年ごとの自動更新の契約の場合、更新の月の前に申し出が必要なことが多いので、切り替えの計画は、更新の時期から逆算して立てます。

リザービアが合うサロン、合わないサロン

ここまでの内容を、合うサロンと合わないサロンに分けて整理します。どちらが良い悪いではなく、サロンの状況との相性の問題です。

リザービアが合いやすいサロン 別の選択肢も比べたいサロン
クーポンサイトからの予約が多く、その費用を減らしたい クーポンサイトをほとんど使っていない
Google、LINE、クーポンサイトなど、予約の入口が多い 予約の入口が自社の予約ページとSNSが中心
スタッフが複数いて、指名やシフトの管理が必要 ひとりで営んでいて、月の予約が数十件
美容機器や個室など、数の限られた設備がある 設備の管理が必要ない
回数券やスタンプカードをオンラインで管理したい 紙の回数券で困っていない
1年単位の契約で、腰を据えて仕組みを作りたい まず月単位で小さく試したい

左の列に当てはまる項目が多いほど、リザービアの機能を使い切れる可能性が高くなります。右の列に当てはまる項目が多い場合は、無料や月額の安いプランから始められる予約システムと並べて比べると、費用の納得感が違ってきます。

特に大事なのは、最後の行の契約期間です。予約システムは、使ってみないと分からない部分が多い道具です。初めて予約システムを入れるサロンほど、短い期間で試せるかどうかを重視したほうが、合わなかったときの負担を小さくできます。

導入した後の最初の3か月でやること

予約システムは、入れただけでは予約は増えません。導入した後の最初の3か月で、次のことを順番に進めます。

1か月目:入口を1つにまとめる

最初の1か月は、予約の受け付けを新しいシステムに寄せることに集中します。Instagramのプロフィール、LINEのメッセージ、ホームページ、Googleのビジネスプロフィールに、予約ページの案内をそろえて載せます。電話やメッセージで予約の連絡が来たときも、可能なら予約ページから入れてもらうよう案内します。ここで入口がばらばらのままだと、台帳への手入力が残り、ダブルブッキングの心配も消えません。

2か月目:お知らせの文面を整える

2か月目は、予約完了、前日のリマインド、来店後のお礼のメールやメッセージの文面を見直します。最初に入っているひな形のままでも動きますが、サロンの名前や雰囲気に合わせて書き直すと、お客さまの印象が変わります。来店後のお礼に、次回の目安の時期と予約ページの案内を添えておくと、リピートの予約につながりやすくなります。

3か月目:数字を見て直す

3か月目は、予約の数を入口ごとに数え、導入前と比べます。予約集計の機能があるシステムなら、経路別の予約数を確かめられます。リピートのお客さまのうち、自社の予約ページから予約した人の割合が増えていれば、仕組みが回り始めている証拠です。増えていなければ、案内の場所や文面を見直します。

予約システムの導入でよくある失敗

最後に、予約システムを入れたサロンでよく起きる失敗と、その防ぎ方をまとめます。

失敗1:空き枠を細かく出しすぎる

予約システムでは、空いている時間がすべて予約できる枠として表示されます。施術の間の片付けや休憩の時間を考えずに枠を出すと、予約が詰まりすぎて、施術の質や体力に響きます。メニューごとの所要時間に、準備と片付けの時間を含めて設定しておきます。

失敗2:電話の受付を急にやめる

ネット予約に切り替えたからといって、急に電話の受付をやめると、長く通ってくれているお客さまが離れてしまうことがあります。年配のお客さまが多いサロンでは特に、電話での予約も受け付けたうえで、スタッフが台帳に入力する形を残しておくと安心です。

失敗3:キャンセルの決まりを書いていない

予約ページにキャンセルの決まりを書いていないと、直前の取り消しや無断のキャンセルが起きたときに、お客さまに説明しにくくなります。何日前までなら無料で取り消せるか、それを過ぎた場合にどうなるかを、予約ページと予約完了のお知らせの両方に書いておきます。キャンセル料を受け取る場合は、金額と受け取り方も明記します。

失敗4:設定を1人だけが知っている

予約システムの設定を、オーナーやスタッフの1人だけが知っている状態も危険です。その人が休んだときに、メニューの変更や臨時の休みの設定ができなくなります。よく使う操作は手順を簡単なメモにまとめ、少なくとも2人が操作できるようにしておきます。

1人や少人数のサロンで試しやすい選択肢

ここまで見てきたように、リザービアはGoogleやLINE、クーポンサイトとの連携が充実していて、予約の入口が多いサロンに向いた予約システムです。一方で、予約の入口が自社の予約ページとSNSが中心で、まずは小さく始めたいサロンには、別の選択肢もあります。

その候補の1つが、予約の受け付けからリマインド、来店後のお礼、次の来店までを一続きで扱うRizaflow(リザフロー)です。公式の料金ページによると、表示はすべて税込で、フリープランは0円で予約が月50件、スタッフ1名まで、予約カレンダーと予約フォーム、予約完了とリマインダーとお礼のメール、お客さま自身で取り消しができるURL、会員のマイページ、顧客管理が含まれます。ライトプランは月額3,300円(年契約なら1か月あたり2,750円)で予約が月300件まで、スタンダードプランは月額7,700円(年契約なら1か月あたり6,600円)で予約が月1,000件、スタッフ10名までとなり、スタッフの指名とシフトの管理が使えます。初期費用と解約金はなく、いつでも解約でき、いま使っているシステムから書き出したお客さまのCSVを取り込めると案内されています。

なお、公式サイトの機能の一覧に、LINEからの予約やクーポンサイトとの連携は挙がっていません。お知らせはメールで届く仕組みです。LINEから予約を受けたい、クーポンサイトの予約と台帳を一緒にしたい、というサロンには、その機能を持つ予約システムのほうが合います。

Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

どの予約システムを選ぶ場合も、チェックリストで自分のサロンに必要な機能を先に決め、それを満たすプランの1年間の合計で比べるのが、失敗しにくい選び方です。

サロンの予約システムに関わる仕事から見た考察

最後に、サロンの予約システムを、仕事として扱う側から見ておきます。

予約の仕組みづくりを手伝う仕事

小さなサロンでは、オーナーが施術と経営の両方を担っていて、予約システムの比較や設定に時間をかけられないことがよくあります。そこで、予約システムの選定や初期の設定、予約ページの文章づくり、Googleのビジネスプロフィールの整備などを手伝う仕事が生まれています。集客の仕組みや、データを使った改善に関わる仕事については、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どんな案件があるかを確かめられます。

予約ページの説明文やメニューの紹介文、リマインドのメールの文面を整える仕事もあります。文章を書く仕事の単価の目安は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場が参考になります。

サロンの経営そのものを数字で見直したい場合は、経営の診断と助言の専門家である中小企業診断士に相談する方法もあります。資格の内容は中小企業診断士にまとまっています。

長く頼まれる人に共通すること

在宅ワークの市場を20年にわたって見てきた運営者の立場から言えば、小さなお店から長く仕事を頼まれる人ほど、導入して終わりにせず、「先月はどの入口から予約が入ったか」を一緒に数えるところまで付き合っています。数字を一緒に見る関係ができると、次の改善の相談も自然に届きます。

そして、仲介の手数料がかからない直接の取引であれば、同じ予算でもお店の側はより多くの作業を頼め、受ける側は手元に残る金額が厚くなります。予約システムの費用を見直すのと同じように、仕事の頼み方でも、間に入る費用を減らして中身に回すことが、お店と作り手の双方にとって得になる形です。

リザービアは、予約の入口が多く、クーポンサイトに頼る割合を減らしたいサロンに向いた予約システムです。自分のサロンの予約件数と入口を数え、チェックリストを埋めてから資料を取り寄せれば、必要な機能と費用を落ち着いて比べられます。

よくある質問

Q. リザービアの料金はいくらですか?

公式サイトには、追加オプションとして、クーポンサイト連携(BMS)が1店舗あたり月額3,000円、LINE予約(ミニアプリ)が月額4,500円(いずれも税抜)と掲載されています。初期費用と基本の月額料金はページに掲載がなく、資料請求や問い合わせで案内を受ける形です。契約は1年ごとの自動更新と書かれています。

Q. リザービアはひとりで営むサロンでも使えますか?

公式サイトでは、大手サロンから個人サロンまで導入されていると紹介されています。ただし、ひとりサロンでは、予約の入口がいくつあるか、クーポンサイトの費用をどれだけ減らしたいかで、費用に見合うかが変わります。1か月の予約件数と予約の入口を数えてから、資料の料金で1年間の合計を計算して判断すると確実です。

Q. Googleで予約を使うと手数料はかかりますか?

リザービアの公式サイトでは、Googleで予約について予約手数料は0円で、初期費用と月額費用はかかると書かれています。予約1件ごとに手数料がかかるわけではないものの、システムの利用料は必要という意味です。他の予約システムでGoogleからの予約を受ける場合は、それぞれの料金ページで条件を確かめてください。

Q. 予約システムを乗り換えるとき、お客さまのデータは移せますか?

移せるかどうかは、いま使っている予約システムがお客さまのデータを書き出せるか、新しい予約システムが取り込めるかの両方で決まります。CSVという表の形式で書き出し、取り込める組み合わせが多いものの、来店の履歴まで移せるかはサービスによって異なります。乗り換えの前に、両方のサポートに確かめておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月16日最終更新:2026年10月12日
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