MacBookでファイルやフォルダの名前を変更する方法と、まとめて変える手順

@SOHO編集部
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MacBookでファイルやフォルダの名前を変更する方法と、まとめて変える手順

この記事のポイント

  • ✓MacBookでファイルやフォルダの名前を変更する方法を
  • ✓Returnキーで1つずつ変える手順と
  • ✓Finderの「名称変更」で複数をまとめて変える手順に分けて解説します

MacBookでファイルやフォルダの名前を変更するには、Finderで項目を選んでReturnキーを押し、新しい名前を入力してもう一度Returnキーを押します。Windowsから乗り換えた人は、ダブルクリックやF2キーで名前を変えようとして戸惑うことが多いのですが、Macでは「選んでReturn」が基本です。複数のファイルをまとめて変える機能も、Finderに最初から入っています。

この記事では、Appleの公式ガイドに沿って、1つの項目の名前を変える手順、複数の項目をまとめて変える3つの方法(置き換え、追加、連番)を順に説明します。拡張子の扱い、名前に使えない記号、うまく変えられないときの確かめどころに加えて、「MacBook本体の名前」や「ユーザ名」を変えたい場合の手順の違いも扱います。ファイルの整理の場面では、名前の変更や保存先の行き来を1つの画面で扱えるMacのファイル管理アプリAtriensにも触れます。

「MacBookの名前を変更」には3つの意味がある

「MacBook 名前 変更」と調べる人の目的は、次の3つのどれかであることがほとんどです。どれに当たるかで、手順がまったく違います。

変えたいもの どこに表示される名前か 主な手順
ファイルやフォルダの名前 Finderやデスクトップに並ぶ書類の名前 Finderで選んでReturnキー
MacBook本体の名前(コンピュータ名) AirDropや、同じネットワークの他の機器に表示される名前 「システム設定」の「一般」>「情報」
ユーザ名やホームフォルダの名前 ログインの画面や、自分の名前のフォルダ 別の管理者アカウントから手順を踏んで変更

この記事の中心は、いちばん多い1つ目の「ファイルやフォルダの名前」です。2つ目と3つ目は、後半で手順と注意点を説明します。とくに3つ目は、操作を間違えるとログインできなくなるおそれがあるので、軽い気持ちで手をつけないようにしてください。

ファイルやフォルダの名前を1つ変更する

Appleの公式ガイド「Macでファイル、フォルダ、およびディスクの名前を変更する」に沿うと、1つの項目の名前を変える手順は次のとおりです。

  1. Finderやデスクトップで、名前を変えたい項目をクリックして選ぶ
  2. Returnキーを押す(名前の部分が編集できる状態になる)
  3. 新しい名前を入力する
  4. もう一度Returnキーを押して確定する

同じガイドには、項目の名前を「強めのクリック」することでも編集できると書かれています。強めのクリックとは、感圧式のトラックパッドで、クリックしたあとさらに深く押し込む操作のことです。

ダブルクリックでは名前を変えられない

Windowsに慣れている人がつまずきやすいのがここです。Macでは、ファイルをダブルクリックするとファイルが開きます。名前を変えたいときは、1回クリックして選んでからReturnキー、と覚えておきます。

名前を入力しているときの操作

Returnキーを押すと、名前のうち拡張子(「.pdf」などの部分)を除いた部分が選ばれた状態になります。そのまま入力すると、選ばれた部分が新しい名前に置き換わります。名前の一部だけを直したいときは、矢印キーでカーソルを動かしてから直します。

変更をやめたいときは、確定する前にescキーを押すと、元の名前に戻ります。確定したあとに戻したいときは、Finderの「編集」メニューから取り消すか、command+Zを押します。

日本語の名前を付けるときの注意

日本語で名前を入力するときは、変換を確定するReturnキーと、名前を確定するReturnキーの2回を押すことになります。1回目で変換が確定し、2回目で名前が確定します。変換の途中で名前の確定まで進めようとして慌てると、思った漢字にならないまま確定してしまうことがあるので、1回ずつ画面を見て確かめながら押します。

名前を変える前に、中身をクイックルックで確かめる

スマートフォンから取り込んだ写真や、ダウンロードしたばかりの書類は、「IMG_4821.jpg」や「document(3).pdf」のように、名前から中身が分からないことがよくあります。1つずつアプリで開いて確かめていると、名前を変える作業がなかなか進みません。

そんなときは、Finderでファイルを選んでスペースバーを押します。Appleのキーボードショートカットの一覧にあるとおり、スペースバーを押すと、クイックルックで選んだ項目の中身をプレビューできます。クイックルックとは、アプリを開かずにファイルの中身をのぞける機能のことです。もう一度スペースバーを押すと閉じます。

  1. Finderで名前を変えたいファイルを選ぶ
  2. スペースバーを押して中身を確かめる
  3. スペースバーで閉じ、そのままReturnキーを押して名前を入力する
  4. 矢印キーで次のファイルに移り、同じことを繰り返す

この流れなら、手をキーボードから離さずに、中身を見ては名前を付ける作業を続けられます。写真を何十枚も整理するときは、まず似た内容のものをまとめて選び、後で説明する「名称変更」でまとめて名前を付けてから、例外のものだけを1つずつ直すと早く終わります。

名前に使えない文字と、変えてはいけない部分

名前には、ほとんどの文字や記号を使えますが、いくつか決まりがあります。Appleの公式ガイドには、次のように書かれています。

数字と、ほとんどの記号を使用できます。コロン(:)は使用できません。また、ピリオド(.)で始まる名前は付けられません。一部のアプリでは、ファイル名に半角のスラッシュ(/)を使用できないこともあります。 出典: Apple サポート「Macでファイル、フォルダ、およびディスクの名前を変更する」

Macだけで使うファイルならこの決まりで十分ですが、取引先のWindowsのパソコンや、ウェブのサービスとやり取りするファイルでは、もう少し控えめにしておくと安心です。半角の「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」のような記号は、他の環境で使えないことがあるので避け、区切りには「_」(アンダースコア)か「-」(ハイフン)を使うのが無難です。

ほかにも、取引先とやり取りするファイルでは、次の点に気をつけておくと、相手の環境で名前が崩れたり、ファイルが開けなかったりする失敗を防げます。

  • 名前の先頭や最後に空白を入れない(見た目では気づきにくく、同じ名前のファイルが2つあるように見える原因になる)
  • 名前を長くしすぎない(保存先のフォルダの深さと合わせて長くなると、相手の環境で扱えないことがある)
  • 全角と半角の英数字を混ぜない(「A社」と「A社」が別の名前として並び、探しにくくなる)

どれも、Macの上では問題なく使えてしまうので、気づかないまま送ってしまいがちです。取引先に渡すファイルだけでも、送る前に名前を見直す習慣をつけておきましょう。

拡張子は変えない

拡張子とは、ファイル名の最後にある「.jpg」「.pdf」「.docx」のような部分で、そのファイルの種類と、開くアプリを示しています。Appleの公式ガイドは、名前を変えるときに拡張子を変えないよう注意しています。拡張子を変えると、そのファイルを作ったアプリで開けなくなる場合があるからです。

拡張子は、最初の設定では表示されていないことがあります。表示するかどうかは、Finderの「Finder」>「設定」の「詳細」で「すべてのファイル名拡張子を表示」を選ぶかどうかで切り替えられます。同じ「詳細」の画面で「拡張子を変更する前に警告を表示」を選んでおくと、うっかり拡張子を書き換えたときに確認の表示が出ます。仕事でファイルを扱うなら、両方をオンにしておくのがおすすめです。

なお、ファイルの形式そのものを変えたいとき(たとえばPNGの画像をJPEGにしたいとき)は、拡張子を書き換えるのではなく、そのファイルを開けるアプリで別の形式として書き出します。Appleのガイドでも、ファイルの形式を変えたいときは、ファイルの作成に使ったアプリを使うよう案内されています。

名前を変えてはいけないフォルダ

同じガイドには、名前を変えてはいけないものとして、次の項目が挙げられています。

  • 「アプリケーション」フォルダや「ライブラリ」フォルダなど、システムに付属している項目
  • ホームフォルダ(自分の名前のフォルダ)

これらの名前を変えると、アプリやMacが正しく動かなくなるおそれがあります。ガイドには、項目の名前を変えて問題が起きた場合は、まず名前を元に戻すよう書かれています。ホームフォルダの名前をどうしても変えたい場合は、後半で説明する専用の手順を踏みます。

複数のファイルの名前をまとめて変更する

写真や書類を何十個もまとめて名前を変えたいときは、1つずつReturnキーを押す必要はありません。Finderには、複数の項目の名前を一度に変える機能があります。

Appleの公式ガイドに沿った手順は次のとおりです。

  1. 名前を変えたい項目をすべて選ぶ(commandキーを押しながらクリックすると1つずつ選べ、shiftキーを押しながらクリックすると範囲で選べる)
  2. 選んだ項目のどれか1つを、controlキーを押しながらクリックする(または右クリック)
  3. ショートカットメニューから「名称変更」を選ぶ
  4. 「Finder項目の名前を変更」の下にあるポップアップメニューで、3つの方法のどれかを選ぶ
  5. 必要な内容を入力し、「名称変更」をクリックする

3つの方法は、それぞれ次のような場面で使います。

方法1:テキストを置き換える

名前の中の特定の文字を、別の文字に置き換えます。「検索」の欄に消したい文字を、「置換文字列」の欄に代わりに入れる文字を入力します。

たとえば、「2025_見積書_A社.pdf」「2025_請求書_A社.pdf」のように、名前に含まれる「2025」を「2026」にまとめて変えたいときに使います。取引先の社名が変わったときに、関係するファイルの名前の社名だけを一度に直す、といった使い方もできます。

方法2:テキストを追加

いまの名前の前か後ろに、同じ文字を付け加えます。追加する文字を入力し、名前の前に付けるか後ろに付けるかを選びます。

たとえば、納品したファイルの名前の頭に「納品済_」を付けておきたいとき、取引先に送るファイルの後ろに「_確認用」を付けたいときに便利です。

方法3:フォーマット

名前をまったく新しい形にそろえ、番号や日付を付けます。ガイドによると、名前の形を選び、名前の前か後ろにインデックス(番号)、カウンタ、日付のどれを付けるかを選び、「カスタムフォーマット」の欄に名前を入力して、開始する数字を入力します。

たとえば、スマートフォンから取り込んだ「IMG_4821.jpg」のような写真を、「現場写真_1.jpg」「現場写真_2.jpg」のような連番の名前にそろえたいときに使います。順番は、Finderで選んでいた並び順が基になることが多いので、先に撮影した日付などで並べ替えてから選ぶと、思った順番の番号になりやすくなります。実行したあと、番号が意図した順になっているかを必ず確かめましょう。

まとめて変える前に、コピーで試す

まとめての名前の変更は、一度に多くのファイルが書き換わります。直後であれば「編集」メニューやcommand+Zで取り消せることが多いものの、慣れないうちは、対象のファイルを別のフォルダにコピーして、まずコピーのほうで試してから本番のファイルに使うと安心です。とくに「置き換え」は、思わぬところに同じ文字が含まれていて、意図しない部分まで書き換わることがあります。

ディスクの名前を変更する

Appleの公式ガイドによると、ファイルやフォルダだけでなく、内蔵のディスク(最初の名前は「Macintosh HD」)を含むほとんどのディスクの名前も、同じ手順で変えられます。外付けディスクやUSBメモリを何本も使っていると、どれも「名称未設定」や製品名のままで見分けがつかなくなるので、用途の分かる名前を付けておくと便利です。

  1. Finderのサイドバーやデスクトップで、ディスクを選ぶ
  2. Returnキーを押し、新しい名前を入力する
  3. Returnキーを押して確定する

たとえば「バックアップ用」「A社受け渡し用」「写真保管用」のように、何のためのディスクかが分かる名前にします。ディスク本体にも同じ名前をシールで貼っておけば、引き出しの中から探すときにも迷いません。

ただし、同じガイドには、ハードディスクの名前を変えても、ネットワーク上では元の名前が表示されると書かれています。ネットワークの他の機器から見える名前を変えたい場合は、後の節で説明するコンピュータ名の変更が必要です。また、Windows向けの形式で作られたディスクなど、Macから書き込めない形式のディスクは、名前を変えられないことがあります。

Apple Intelligenceにファイル名を提案してもらう

Appleの公式ガイドには、Apple Intelligenceにより、書類を作ったり名前を変えたりするときに、Finderからファイル名を提案してもらえる機能も紹介されています。使うには、Finderの「Finder」>「設定」を選び、「ファイル名を提案」をオンにします。

同じガイドには、この機能は一部の言語や地域では使えないこと、使える範囲に制限がある場合があることも書かれています。提案された名前は、そのまま使うのではなく、自分の名前の付け方の決まり(日付や取引先名の入れ方)に合っているかを確かめてから確定します。決まりに沿って付けた名前のほうが、あとで並べ替えたり探したりするときに役立つからです。

うまく名前を変更できないときの確かめどころ

手順どおりにやっても名前が変えられないときは、次の点を確かめます。

Returnキーを押しても編集の状態にならない

項目が選ばれていない可能性があります。項目を1回クリックして、色付きの状態になっているかを確かめてからReturnキーを押します。また、ファイルを開いているアプリがあると、名前を変えられないことや、変えてもアプリ側に古い名前のまま表示されることがあります。そのファイルを使っているアプリを閉じてから試します。

「この操作を完了するために必要なアクセス権がありません」のような表示が出る

ほかの人から受け取ったファイルや、共有のフォルダにあるファイルは、名前を変える権限がないことがあります。共有のフォルダなら、管理している人に相談します。自分のファイルなのに変えられない場合は、ファイルを選んで「ファイル」>「情報を見る」を開き、「ロック」にチェックが入っていないかを確かめます。ロックされていると、名前の変更や削除ができません。

外付けディスクやUSBメモリの中のファイルの名前が変えられない

外付けディスクの形式によっては、Macから書き込めないことがあります。Windows向けの形式で作られたディスクの中には、Macでは読むことはできても書き込めないものがあります。この場合、ファイルの名前を変えるのも書き込みの一種なので、変えられません。ディスクの形式を確かめ、必要ならMacの中にコピーしてから名前を変えます。ディスクの形式を変える(初期化する)と中身はすべて消えるので、形式を変える前に必ずデータを別の場所にコピーしてください。

名前を変えたら、別のアプリからファイルが見つからなくなった

一部のアプリは、ファイルの名前と場所を覚えておき、次に開くときにその名前で探します。名前を変えると、そのアプリの「最近使った項目」から開けなくなることがあります。この場合は、アプリの「開く」からファイルを選び直せば開けます。表計算のファイルどうしが参照し合っているような場合は、名前を変えると参照が切れることがあるので、名前を変える前に参照の関係を確かめておきます。

MacBook本体の名前(コンピュータ名)を変更する

ここからは、ファイルではなくMacBook本体の名前を変えたい場合です。コンピュータ名は、AirDropでファイルを送るときに相手の画面に表示されたり、同じネットワークにある他の機器から見えたりする名前です。最初は「〇〇のMacBook Air」のように、持ち主の名前を含む形になっていることが多く、カフェや会社のネットワークで名前を見られたくない人は変えておくと安心です。

Appleの公式ガイド「Macでコンピュータの名前またはローカルホスト名を変更する」に沿った手順は次のとおりです。

  1. アップルメニューから「システム設定」を選ぶ
  2. サイドバーで「一般」をクリックする(下にスクロールする必要がある場合がある)
  3. 「情報」をクリックする
  4. 現在のコンピュータ名を選び、新しい名前を入力する

ローカルホスト名との違い

同じガイドには、「ローカルホスト名」という名前も出てきます。ローカルホスト名は、コンピュータ名の後ろに「.local」を付け、空白をハイフンに置き換えた名前で、同じネットワークの中でMacを見分けるために使われます。たとえば「My Computer」というコンピュータ名なら、「My-Computer.local」になります。ローカルホスト名を別に変えたい場合は、「システム設定」の「一般」>「共有」の画面の一番下にある「ローカルホスト名」の「編集」から変更します。普段の使い方では、コンピュータ名を変えれば十分です。

ユーザ名やホームフォルダの名前を変更するとき

ログインのときに表示されるユーザ名や、自分の名前のホームフォルダの名前を変えたい場合は、手順が大きく変わります。Appleのサポート記事「macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前を変更する」では、始める前に必ずバックアップを取るよう注意しており、操作を間違えるとアカウントが壊れて、ログインできなくなることがあると書かれています。

同じ記事によると、ユーザアカウントの名前は、別の管理者アカウントにログインしている状態でしか変えられません。大まかな流れは次のとおりです。

  1. Macの全体のバックアップを取る
  2. 別の管理者アカウントがなければ、「ユーザとグループ」の設定で作る
  3. 名前を変えたいアカウントからログアウトし、別の管理者アカウントでログインする
  4. Finderの「移動」>「フォルダへ移動」で「/Users」を開き、ホームフォルダの名前を変える(空白は入れない)
  5. 「システム設定」の「ユーザとグループ」で、名前を変えたいアカウントをcontrolキーを押しながらクリックし、「詳細オプション」を開く
  6. 「ユーザ名」と「ホームディレクトリ」の欄を、4で付けた新しい名前に合わせて変える
  7. Macを再起動し、名前を変えたアカウントでログインする

細かい手順やmacOSの版による違いは、必ず公式の記事を見ながら進めてください。また、ユーザ名を変えても、Macのログインのパスワードや、コンピュータ名は変わりません。画面に表示される名前(フルネーム)だけを変えたい場合は、ホームフォルダまで変える必要はないので、記事の該当する部分だけを確かめて進めます。仕事のデータが入ったMacで不安がある場合は、無理に自分で進めず、購入した店やAppleのサポートに相談するのが安全です。

名前の付け方の決まりを作っておく

名前を変える操作に慣れたら、次は「どんな名前にするか」の決まりを作っておくと、ファイルの整理が格段に楽になります。

日付は8桁の数字で先頭に付ける

「20261014_見積書_A社.pdf」のように、日付を8桁の数字で先頭に付けておくと、Finderで名前の順に並べたときに、そのまま日付の順になります。「10月14日」のように書くと、名前の順で並べたときに順番が崩れます。

「何の、誰の、どの段階か」を入れる

ファイル名には、「何の書類か」「どの取引先の分か」「どの段階か」の3つを入れておくと、開かなくても中身が分かります。段階は「案」「確認用」「最終」のように決めておきます。「最終」「最終2」「本当に最終」のような名前が増えてきたら、日付と段階の決まりを見直す合図です。

取引先の決まりがあれば、それに合わせる

取引先から、ファイル名の付け方を指定されることもあります。その場合は、自分の決まりよりも相手の決まりを優先します。名前のまとめての変更の「テキストを追加」や「置き換え」を使えば、自分の決まりで付けた名前を、送る直前に相手の決まりに合わせて直すこともできます。

場面別:名前の付け方の例

決まりを作るといっても、最初は何から決めればよいか迷うものです。在宅の仕事でよく扱うファイルについて、名前の付け方の例を挙げます。

場面 名前の例 ポイント
請求書や見積書 20261031_請求書_A社_10月分.pdf 発行日、書類の種類、相手、対象の月
原稿やデザインの途中の版 20261014_A社バナー_案2.png 日付、内容、何回目の案か
取引先に確認を頼むファイル 20261014_A社記事_確認用.docx 「確認用」で送ったものと分かる
納品したファイル 20261020_A社記事_納品.docx 納品した日と「納品」の印
現場や商品の写真 20261014_B社店舗_外観_01.jpg 撮った日、場所、何の写真か、番号

番号は「01」「02」のように桁をそろえておくと、10を超えたときにも順番が崩れません。また、「案2」のあとに大きく作り直したときは「案3」と番号を進め、前の案のファイルは消さずに残しておくと、取引先から「前の案のほうがよかった」と言われたときにすぐ戻れます。

こうした名前の付け方は、最初から完璧に決める必要はありません。1か月使ってみて、探しにくかったファイルの名前を見直し、決まりを少しずつ直していけば十分です。決まりを書いたメモをデスクトップに保存しておくと、迷ったときにすぐ確かめられます。

名前の変更や保存先の行き来を1つの画面で

ファイルの名前を整える作業は、保存先のフォルダを行き来しながら進めることが多い作業です。Macの書類のフォルダ、外付けディスク、iCloud Driveなどに保存先が分かれていると、Finderのウインドウを何枚も開いて、「さっき名前を変えたファイルはどこだったか」を探す時間が増えていきます。

保存先をまとめて並べ、その場で名前を変えられるAtriens

Atriensは、Macのファイル管理アプリです。公式サイトによると、外付けディスクやNAS、iCloud Driveなど、ばらばらの場所にあるフォルダを、1つのサイドバーの中で案件ごとにまとめて並べられます。サイドバーは「どこに何があるか」の見取り図で、並べ替えてもファイルそのものは元の場所から動きません。

ファイルの名前は、Enterキーを押してその場で編集できます。公式サイトには、日本語入力の変換中も文字が消えないと書かれています。変換を確定するためのキーと、名前を確定するキーを行き来する日本語の名前付けで、打った文字が途中で消える心配をしなくて済みます。サイドバーに表示する名前を、実際のフォルダ名とは別に付けられる機能もあるので、「proj_2026_a」のような英数字のフォルダ名はそのままに、サイドバーでは「A社の案件」と表示する、といった使い方もできます。

ほかにも、タブと分割の表示、zipの作成と展開、重複したファイルの検出といった機能が公式サイトに載っています。対応しているのはmacOS 14以降で、無料でダウンロードでき、アカウントの登録は要りません。複数のファイルの名前をまとめて変える作業は、この記事で説明したFinderの「名称変更」で行います。そのうえで、フォルダを行き来しながら1つずつ名前を整える作業が多い人には、こうしたファイル管理アプリが役に立ちます。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

在宅で仕事をする人を見てきて分かること

@SOHO編集部が2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた中で見てきた限りでは、取引先から信頼されている人ほど、ファイル名が整っています。受け取った人が開かなくても中身が分かる名前、日付の順に並ぶ名前、取引先の決まりに沿った名前。どれも小さなことですが、「この人に任せると楽」という評価は、こうした細部の積み重ねから生まれています。

取引先と直接やり取りする働き方では、ファイルの受け渡しの決まりも自分たちで決めます。仲介の手数料が引かれない分、同じ予算でも受け取る金額が厚くなり、依頼する側も同じ予算でより多くを頼めます。手数料0%で直接取引できる環境は、こうした実務の丁寧さが、そのまま次の依頼につながりやすい環境でもあります。

デザインの仕事では、版の違うファイルを何十個も扱うので、名前の付け方の決まりは欠かせません。デザインの仕事の相場はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。会社のファイル管理や業務の流れを整える仕事に関心があるなら、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、どんな作業が求められているかを紹介しています。在宅で働く環境を整える費用については、国の助成の仕組みがあるかをテレワーク 助成金 2026で確かめておくとよいでしょう。

まずは、デスクトップにあるファイルを1つ選んでReturnキーを押し、日付と内容の入った名前に変えてみてください。名前の決まりが1つ決まるだけで、明日からのファイル探しの時間が短くなります。

よくある質問

Q. MacBookでファイルの名前を変えるショートカットはありますか?

Finderでファイルを1回クリックして選び、Returnキーを押すと名前を編集できる状態になります。新しい名前を入力して、もう一度Returnキーを押せば確定です。WindowsのF2キーに当たる操作がReturnキーだと覚えておくと迷いません。ダブルクリックするとファイルが開いてしまうので注意してください。

Q. 複数のファイルの名前をまとめて連番にできますか?

できます。Finderで対象のファイルをすべて選び、controlキーを押しながら1つをクリックして「名称変更」を選びます。ポップアップメニューで「フォーマット」を選び、名前の形と番号を付ける位置、開始する数字を入力して「名称変更」をクリックします。実行後は、番号が意図した順番になっているかを確かめてください。

Q. 名前を変えたらファイルが開けなくなったのはなぜですか?

拡張子(ファイル名の最後の「.pdf」などの部分)を書き換えてしまった可能性があります。拡張子を変えると、そのファイルを作ったアプリで開けなくなる場合があります。元の拡張子に戻すと開けることが多いです。Finderの設定の「詳細」で拡張子を表示し、「拡張子を変更する前に警告を表示」をオンにしておくと防げます。

Q. MacBook本体の名前はどこで変えられますか?

アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「一般」から「情報」をクリックすると、コンピュータの名前を変更できます。この名前はAirDropや同じネットワークの他の機器に表示されます。ログインのときのユーザ名を変える手順とは別なので、ユーザ名を変えたい場合はAppleの専用の手順を確かめてから進めてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月24日最終更新:2026年10月15日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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