Macにフォントをインストールする手順と、Font Bookでの管理

@SOHO編集部
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Macにフォントをインストールする手順と、Font Bookでの管理

この記事のポイント

  • ✓Macにフォントをインストールする手順を
  • ✓Appleの「Font Bookユーザガイド」に沿って説明します
  • ✓4つのインストールの方法

Macにフォントをインストールしたいとき、使うのはmacOSに最初から入っているFont Bookというアプリです。Webでダウンロードしたフォントのファイルを、Font Bookを使ってインストールすれば、Macのどのアプリでも使えるようになります。手順そのものは数回のクリックで終わりますが、インストール先の違いや、重複したフォントの扱い、使わなくなったフォントの片付け方まで知っておくと、フォントが増えても迷わずに管理できます。この記事では、Appleの「Font Bookユーザガイド」の今日時点の記載に沿って、Macにフォントをインストールする手順と、Font Bookでの管理の方法を順に説明します。フォントのファイルそのものの整理に困っている場合は、ファイル管理のアプリAtriensのような道具を組み合わせる方法もあります。

Macで使えるフォントの形式

フォントをインストールする前に、Macで使えるフォントの形式を確かめておきます。Appleの「Font Bookユーザガイド」では、macOSが対応している形式として、次のものを挙げています。

  • TrueType(拡張子は.ttf)
  • 可変TrueType(拡張子は.ttf)
  • TrueTypeコレクション(拡張子は.ttc)
  • OpenTypeとOpenType-SVG(拡張子は.otf)
  • OpenTypeコレクション(拡張子は.ttc)

拡張子とは、ファイル名の最後に付く「.ttf」「.otf」などの文字のことで、ファイルの種類を表します。ダウンロードしたフォントのファイルが、これらの形式のどれかであれば、Font Bookでインストールできます。

同じガイドでは、古いスーツケースTrueTypeフォントと、PostScript Type 1 LWFNフォントについて、動作する可能性はあるものの推奨されていないとしています。古い時代に作られたフォントを使う場合は、新しい形式の版が配られていないかを、配布元で確かめてみるとよいでしょう。

フォントは、zip形式などの圧縮されたファイルで配られていることがよくあります。その場合は、まずファイルを展開(解凍)して、中にある.ttfや.otfのファイルを取り出してからインストールします。展開すると、フォントのファイルのほかに、使い方の説明や使用許諾の文書が入っていることがあります。こうした文書は、次の節で説明するとおり、インストールの前に読んでおきます。

インストールの前に確かめたいこと

フォントは、インストールすればすぐに使える便利なものですが、使い方には決まりがあります。インストールの前に、次の点を確かめておきます。

使用許諾の条件

フォントには、作った人や会社が定めた使用許諾の条件があります。使用許諾とは、そのフォントを何に使ってよいか、使ってはいけないかを定めた決まりのことです。無料で配られているフォントでも、個人の利用は自由で、商用の利用は別の契約が必要、という条件のものがあります。仕事の資料や、販売する商品、広告などに使う予定があるなら、商用の利用が認められているかを確かめます。

配布元が信頼できるか

フォントのファイルは、作った人や会社の公式の配布ページから入手するのが基本です。出どころの分からないサイトで配られているフォントは、使用許諾の条件が分からないうえ、ファイルに問題がある可能性もあります。

すでに同じフォントがインストールされていないか

同じフォントの別の版をインストールすると、重複が起きます。重複そのものはFont Bookが見つけてくれますが、どちらを使うかを決める必要が出てきます。インストールする前に、Font Bookで同じ名前のフォントがないかを確かめておくと、後の手間が減ります。

Font Bookでフォントをインストールする4つの方法

Appleの「Font Bookユーザガイド」では、フォントをインストールする方法として、次の4つを挙げています。どれを使っても結果は同じなので、やりやすい方法を選びます。

「ファイル」>「フォントを現在のユーザに追加」と選択します。表示されるウインドウで、フォントファイルをダブルクリックします。 出典: Apple サポート「MacのFont Bookでフォントをインストールして検証する」

  1. Font Bookのメニューから追加する:Font Bookを開き、「ファイル」>「フォントを現在のユーザに追加」と選択して、表示されるウインドウでフォントのファイルをダブルクリックする
  2. DockのFont Bookのアイコンにドラッグする:フォントのファイルを、DockにあるFont Bookのアプリのアイコンにドラッグし、表示されるダイアログで「インストール」をクリックする
  3. Font Bookのウインドウにドラッグする:Font Bookを開いた状態で、フォントのファイルをそのウインドウにドラッグする
  4. Finderでダブルクリックする:Finderでフォントのファイルをダブルクリックし、表示されるダイアログで「インストール」をクリックする

初めての人にいちばん分かりやすいのは、4のFinderでダブルクリックする方法です。フォントのファイルをダブルクリックすると、そのフォントの見本が表示されたダイアログが開き、「インストール」を押すだけで済みます。

複数のフォントをまとめてインストールしたいときは、3のドラッグの方法が便利です。Finderで複数のフォントのファイルを選び、Font Bookのウインドウにまとめてドラッグすれば、一度にインストールできます。太さ違いなど、同じ書体のファイルがいくつもあるときに役立ちます。

Appleが配っているシステムフォントをダウンロードする

Webで入手するフォントとは別に、Appleが提供しているフォントの中には、必要なときにダウンロードして使うものもあります。「Font Bookユーザガイド」では、Font Bookのウインドウで、ダウンロードできるシステムフォントにダウンロードのボタンが表示されると説明しています。

ダウンロードの手順は次のとおりです。

  1. Font Bookで、サイドバーのカテゴリをクリックする(サイドバーが表示されていないときは、「表示」>「サイドバーを表示」と選択する)
  2. フォントの横にある「ダウンロード」ボタンをクリックする

このほか、Controlキーを押しながらフォントをクリックして「ダウンロード」を選ぶ方法や、1つまたは複数のフォントを選んで「編集」>「ダウンロード」と選ぶ方法もあります。

Appleのシステムフォントは、Webで探さなくてもFont Bookの中で手に入るので、まずFont Bookの中に使いたい書体がないかを見てみるのもよい方法です。なお、ガイドでは、Appleからダウンロードするシステムフォントは、次の節で説明するインストール先の設定の場所にはインストールされないと説明しています。

インストール先の違いを知っておく

Font Bookでインストールしたフォントを、誰が使えるかは、インストール先の設定で決まります。Font Bookの設定は、「Font Book」>「設定」と選ぶと開けます。「Font Bookユーザガイド」では、デフォルトのインストール場所として、次の3つを説明しています。

  • 現在のユーザ:フォントを使えるのは自分だけで、ホームの「ライブラリ」の「Fonts」フォルダ(~/ライブラリ/Fonts/)に保存される
  • すべてのユーザ:このMacのすべてのユーザが使え、システムの「ライブラリ」の「Fonts」フォルダ(/ライブラリ/Fonts/)に保存される。ここにインストールするには、管理者のパスワードを入力する必要がある
  • 作成したライブラリ:フォントは自分だけが使え、今保存されているフォルダに残る

1台のMacを1人で使っているなら、「現在のユーザ」のままで困ることはほとんどありません。家族や同僚と1台のMacを共有していて、全員に同じフォントを使ってほしい場合は、「すべてのユーザ」を選びます。

ホームの「ライブラリ」のフォルダは、普段のFinderでは表示されない場所にあります。「Font Bookユーザガイド」では、このフォルダを表示するには、DockでFinderのアイコンをクリックし、Optionキーを押したまま「移動」>「ライブラリ」と選ぶと説明しています。インストールしたフォントのファイルがどこにあるかを確かめたいときに使えます。くわしくはApple サポートの「MacでFont Bookの設定を変更する」で確かめられます。

ライブラリのフォルダの中には、macOSやアプリが使う大事なファイルが多く入っています。フォント以外のファイルを、よく分からないまま動かしたり消したりしないようにします。

インストールしたフォントを検証する

Font Bookは、フォントをインストールするときに、自動でフォントの検証を行います。検証とは、インストールするフォントにエラーがないかを確かめることです。Font Bookは、このときにフォントの重複も確かめます。

あとから検証したいときは、次の方法があります。フォントが正しく表示されないときや、フォントの破損で書類が開かないときに役立ちます。

  1. Font Bookでフォントを選び、「ファイル」>「選択中のフォントを検証」と選ぶ
  2. または、「ファイル」>「ファイルを検証」と選び、Finderでフォントのファイルを選ぶ
  3. 「フォントを検証」ウインドウで、フォントの横にある矢印をクリックして、詳しい結果を確かめる

結果は、アイコンの色で示されます。緑色はフォントが検証を通ったこと、黄色は警告があること、赤色は検証に失敗したことを示します。問題のあるフォントを削除するには、その横にあるチェックボックスを選んで、「選択項目を削除」をクリックします。

多くのフォントの中から警告やエラーのあるものだけを探したいときは、「フォントを検証」ウインドウの上部にあるポップアップメニューで、「警告またはエラー」を選ぶと絞り込めます。

重複したフォントを解決する

同じフォントを2回インストールしたり、同じ書体の別の版をインストールしたりすると、フォントが重複します。Font Bookは、インストールのときに自動で重複を確かめ、すでにフォントがインストールされている場合はメッセージを表示します。そのときは、両方の版を残すか、インストールをやめるか、既存のフォントを新しいフォントで置き換えるかを選べます。

すでに重複しているフォントを片付けたいときは、Font Bookで「ファイル」>「重複を解決」と選びます。選べる方法は2つです。

  • 自動的に解決:Font Bookの設定で選んだ方法に従って、重複を無効にするか、ゴミ箱に入れる
  • 手動で解決:重複とそのコピーを自分で確かめて、残すコピーを選ぶ

手動で解決する場合は、Font Bookが残すことを勧めるコピーに「使用中」というラベルが付いて選ばれています。ほかのコピーを確かめたいときは、それを選びます。確かめたら、「この重複を解決」をクリックするか、重複が複数ある場合は「すべての重複を解決」をクリックします。

使っていないコピーをゴミ箱に入れたい場合は、Font Bookの設定で「可能な場合はファイルをゴミ箱に入れて重複を解決」を選んでおきます。この設定を選ばないと、重複したコピーは無効になるだけで、ファイルはMacに残ります。

Font Bookでフォントを表示して選ぶ

インストールしたフォントは、Font Bookで見比べながら選べます。「Font Bookユーザガイド」では、サイドバーでフォントのコレクションやライブラリを選び、ツールバーで次の表示を切り替えられると説明しています。

  • グリッド:サンプルの文字や記号を使って、フォントを格子状に並べて表示する
  • サンプル:設定した言語の文字を使って、サンプルの文を表示する。文をダブルクリックしてテキストを入力すると、そのフォントで表示される
  • リスト:フォントを一覧で並べて表示する。フォント名の横の矢印をクリックすると、使える太さなどのスタイルが表示される

資料やデザインに使うフォントを選ぶときは、サンプルの表示が便利です。実際に使う予定の文を入力すると、そのフォントでどう見えるかを確かめられます。

フォントを選んでツールバーの「情報」ボタンをクリックすると、対応している言語、作った人、Macの中でのフォントのファイルの場所などの詳しい情報を見られます。フォントのファイルがどこにあるのかを確かめたいときにも使えます。

フォントをプリントして見比べる

画面の上だけでは、フォントの違いが分かりにくいこともあります。印刷物に使うフォントを選ぶときは、紙に印刷して見比べると、実際の仕上がりに近い形で判断できます。「Font Bookユーザガイド」では、Font Bookからフォントの見本を印刷する方法を説明しています。

手順は、サイドバーでフォントのコレクションやライブラリを選び、印刷したいフォントを選んでから、「ファイル」>「プリント」と選ぶだけです。「レポートのタイプ」のポップアップメニューで、次の3つから印刷の形を選べます(このメニューが表示されない場合は、「詳細を表示」をクリックします)。

  • カタログ:選んだフォントごとに1行のサンプルの文を印刷する。「ファミリーを表示」を選ぶと、太さなどのスタイルごとの見本も入る
  • レパートリー:そのフォントで使えるすべての文字と記号を、大きな表にして印刷する
  • ウォーターフォール:いくつかの大きさで1行のサンプルの文を印刷する。「フォントの詳細を表示」を選ぶと、フォントの情報も入る

チラシの見出しと本文のフォントを選ぶときは、ウォーターフォールが役立ちます。同じフォントでも、大きな文字と小さな文字では印象が変わるからです。記号や特殊な文字を使う予定があるときは、レパートリーで、使いたい文字がそのフォントに含まれているかを確かめられます。

日本語のフォントで気をつけたいこと

日本語のフォントは、英語のフォントに比べて、扱う文字の数が多い分、ファイルが大きくなりがちです。インストールや書き出しに時間がかかったり、Macの保存容量を思った以上に使ったりすることがあります。

日本語のフォントでは、同じ書体に太さの違うファイルが何本も用意されていることがよくあります。細い字から太い字まで多くのファイルがそろっている書体もあり、すべてをインストールすると、アプリのフォントの一覧が長くなって探しにくくなります。実際に使う太さだけをインストールし、残りはもとのファイルを保存しておく、という方法もあります。

TrueTypeコレクション(.ttc)やOpenTypeコレクション(.ttc)の形式では、1つのファイルの中に複数の書体や太さがまとめられています。1つのファイルをインストールしただけで、いくつものフォントがFont Bookに現れるのはこのためです。

日本語のフォントを使って資料を作り、ほかの人に渡すときは、相手のMacやパソコンに同じフォントがないと、文字の見た目が変わったり、別の書体に置き換わったりします。受け渡しの方法は、記事の後半で説明します。

コレクションとライブラリで整理する

フォントの数が増えてくると、使いたいフォントを探すのに時間がかかるようになります。Font Bookでは、コレクションとライブラリを使って、フォントをグループ分けできます。

コレクション

コレクションは、フォントを用途ごとにまとめる入れ物です。「ファイル」>「新規コレクション」と選び、ほかのコレクションから新しいコレクションにフォントをドラッグします。1つ以上のフォントを選んでから、「ファイル」>「選択項目から新規コレクション」と選ぶ方法もあります。サイドバーで新しいコレクションをダブルクリックすると、名前を付けられます。

コレクションにフォントを追加しても、そのフォントはもとの場所で引き続き使えます。「Font Bookユーザガイド」では、作成したコレクションは「フォント」ウインドウに表示され、テキストエディットなどの一部のアプリで作業するときに使えると説明しています。

スマートコレクション

スマートコレクションは、条件を決めておくと、その条件に合うフォントが自動でまとまる入れ物です。「ファイル」>「新規スマートコレクション」と選び、名前と条件を決めます。たとえば、デザインのスタイルが太字のもの、といった条件を設定できます。スマートコレクションには、手でフォントを追加したり削除したりはできません。

ライブラリ

ライブラリは、特定の書類だけで使うフォントのまとまりを作りたいときなどに使います。「ファイル」>「新規ライブラリ」と選び、名前を付けて、Finderからフォントのファイルをドラッグして追加します。作成したライブラリは「フォント」ウインドウには表示されません。

仕事ごとにフォントを使い分けている場合は、取引先や案件ごとにコレクションを作っておくと、資料を作るたびにフォントを探す手間が減ります。くわしくは、Apple サポートの「MacのFont Bookでフォントのコレクションとライブラリを作成する/管理する」で確かめられます。

使わないフォントを無効化する・削除する

使わなくなったフォントは、無効化するか、削除します。「Font Bookユーザガイド」では、フォントを削除するとFont Bookや「フォント」ウインドウで使えなくなり、削除したくない場合は無効化できると説明しています。無効化したフォントはMacに残っていて、「フォント」ウインドウで薄く表示されます。あとで必要になったら、再び有効化できます。

手順は次のとおりです。

  • 無効化する:フォントかコレクションを選び、「編集」>「無効化」と選んでから、「フォントを無効化」をクリックする
  • 有効化する:無効化したフォントかコレクションを選び、「編集」>「有効化」と選ぶ
  • 削除する:フォントを選んで「削除」を押し、「フォントを削除」または「システムフォント以外のフォントを削除」をクリックする。削除したフォントはゴミ箱に移動する

迷ったときは、削除より先に無効化を選ぶのが安全です。無効化なら、あとで必要になったときにすぐに戻せます。削除したフォントも、ゴミ箱を空にするまでは取り出せますが、空にすると元に戻せなくなります。

なお、macOSに最初から入っているシステムフォントは、削除したり無効化したりできません。メニューの「無効化」と「削除」が薄く表示されて選べないフォントは、システムフォントです。くわしくはApple サポートの「MacのFont Bookでフォントを削除する/無効化する/有効化する」で確かめられます。

別のMacで使うためにフォントを書き出す

新しいMacに買い替えたときや、別のMacでも同じフォントを使いたいときは、Font Bookでフォントを書き出せます。手順は、書き出すフォントを選び、「ファイル」>「書き出す」と選んで、保存する場所を選んでから「開く」をクリックするだけです。

ここで大事なのが、使用許諾の確認です。「Font Bookユーザガイド」では、フォントを書き出す前に、フォントの使用許諾契約を確認するよう注意しています。ツールバーでフォントの情報ボタンをクリックし、「用途」をクリックすると、使用許諾の情報を表示できます。

フォントの中には、1台のMacでの使用だけが認められているものや、他の人に渡すことが認められていないものがあります。自分の別のMacで使う場合でも、台数の決まりがあることがあります。書き出したフォントを同僚や取引先に渡すことは、使用許諾で認められていない限り避けます。

フォントが表示されないときの対処

インストールしたはずのフォントが、アプリのフォントの一覧に出てこないことがあります。そのようなときは、次の順で確かめていきます。

  1. Font Bookで、そのフォントがインストールされているか、無効化されていないかを確かめる(無効化されていると薄く表示される)
  2. フォントを検証して、エラーがないかを確かめる
  3. 使いたいアプリを一度終了して、開き直す
  4. 重複がある場合は、重複を解決する

「Font Bookユーザガイド」では、Microsoft Wordなど他社製のアプリでのフォントの使い方については、そのアプリの開発元に問い合わせるよう案内しています。アプリによっては、独自のフォントの扱いをしていることがあるからです。

Font Bookにフォントが表示されない場合は、Macに付属のフォントの復元が必要な場合があるとされています。復元は、「Font Book」>「設定」と選び、「詳細」をクリックしてから「フォントをリセット」をクリックし、「続ける」をクリックして確認します。

ただし、復元を行う前に、その影響を知っておく必要があります。フォントをリセットすると、最初にMacに含まれていたフォントが復元され、自分であとからインストールしたフォントは別のフォルダに移動されて、アプリで使えなくなります。移動先は、「/ライブラリ/Fonts (Removed)」フォルダか「~/ライブラリ/Fonts (Removed)」フォルダです。移動されたフォントは、再びインストールすれば使えるようになります。復元は最後の手段と考え、実行する前に、自分でインストールしたフォントの一覧を控えておきます。

フォントのファイルそのものを整理する

Font Bookでインストールしたフォントを管理できるようになっても、もう1つ困りやすいのが、ダウンロードしたフォントのファイルそのものの整理です。インストールのためにダウンロードしたzipのファイルや、展開したフォルダ、使用許諾の文書が、「ダウンロード」のフォルダにたまっていくことがよくあります。

フォントのファイルは、インストールしたあとも、もとのファイルを残しておくと役立ちます。新しいMacに移るとき、フォントをリセットしたあとに入れ直すとき、使用許諾の条件を確かめ直したいときに、もとのファイルと文書が手元にあれば困りません。

残し方の例を挙げます。

  • フォント用のフォルダを1つ作り、書体ごとにフォルダを分けて保存する
  • 書体のフォルダの中に、フォントのファイルと使用許諾の文書を一緒に保存する
  • 入手した日と、配布元のページの住所を、テキストのファイルに書いておく
  • 商用の利用ができるかどうかを、フォルダ名に入れておく(例:「商用可」)

デザインや資料づくりの仕事をしていると、フォントの素材を外付けディスクやNASに保管し、作業中の案件のフォルダは別の場所にある、ということもよくあります。Finderでは、あるフォルダの下に並べられるのは、そのフォルダの中にあるものだけなので、案件のフォルダとフォントの保管場所の間を何度も行き来することになります。

このような場面では、Macのファイル管理のアプリAtriensを使う方法もあります。Atriensの公式サイトでは、サイドバーに、外付けディスクやNASにある資料を、書類のフォルダの案件の下に並べられ、ファイルは1つも動かないと説明されています。フォントのインストールそのものはFont Bookで行い、フォントの素材や案件の資料の行き来をAtriensのサイドバーで整理する、という使い分けです。公式サイトでは、Mac単体で使う機能はすべて期限なく無料で、アカウント登録も要らないとされています。対応しているのはmacOS 14以降です。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

仕事でフォントを扱う人が気をつけたいこと

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、デザインや資料づくりの仕事で長く信頼される人には、共通点があります。それは、仕上がりの見た目だけでなく、使ったフォントの使用許諾を確かめ、依頼主に説明できることです。

フォントの使用許諾は、仕事の成果物を使う依頼主にもかかわります。たとえば、チラシやWebサイトに使ったフォントが商用の利用を認めていなかった場合、問題になるのは成果物を使う依頼主の側です。「このフォントは商用の利用が認められているものです」と根拠を添えて説明してくれる人は、依頼主にとって「この人に任せると楽」な存在になります。

もう1つ大事なのが、依頼主とのファイルの受け渡しです。デザインのファイルを渡すときに、使ったフォントが依頼主のMacに入っていないと、文字の見た目が崩れてしまいます。フォントそのものを渡してよいかは使用許諾で決まるので、渡せない場合は、文字を画像やアウトライン(文字を図形に変える処理)にする、PDFで渡す、といった方法を、依頼主と事前に決めておきます。

手数料のかからない直接のやりとりでは、依頼する側は同じ予算でより多くの仕事を頼め、受ける側は手取りが厚くなります。デザインのように、同じ相手から継続して頼まれやすい仕事は、こうした直接の関係が長く続く分野です。デザインの仕事の相場を知りたい場合は、デザイナーの年収・単価相場で、仕事の種類ごとの目安を紹介しています。

よくある質問

Q. Macにフォントをインストールするいちばん簡単な方法は何ですか?

Finderでフォントのファイルをダブルクリックし、表示されるダイアログで「インストール」をクリックする方法が分かりやすいです。複数のフォントをまとめて入れたいときは、Font Bookのウインドウにファイルをまとめてドラッグすると、一度にインストールできます。zipで配られている場合は、先に展開してから行います。

Q. インストールしたフォントのファイルはどこに保存されますか?

Font Bookの設定のインストール場所が「現在のユーザ」なら、ホームの「ライブラリ」の「Fonts」フォルダに、「すべてのユーザ」ならシステムの「ライブラリ」の「Fonts」フォルダに保存されます。ホームの「ライブラリ」は、Finderで「移動」メニューを開くときにOptionキーを押すと表示されます。

Q. フォントを削除しても元に戻せますか?

Font Bookで削除したフォントはゴミ箱に移動するので、ゴミ箱を空にするまでは取り出せます。空にすると元に戻せなくなるため、迷うときは削除ではなく無効化を選ぶのが安全です。無効化したフォントはMacに残り、あとで有効化すればすぐに使えます。

Q. インストールしたフォントがアプリに表示されないときはどうすればよいですか?

Font Bookでフォントが無効化されていないか、検証でエラーが出ていないかを確かめ、アプリを一度終了して開き直してみてください。他社製のアプリでの使い方は、そのアプリの開発元に問い合わせるようAppleは案内しています。フォントのリセットは、自分で入れたフォントが別のフォルダに移動されるので、最後の手段にしてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月26日最終更新:2026年10月17日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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