Macのデスクトップのアイコンを非表示にする設定と、画面共有前の整え方


この記事のポイント
- ✓Macのデスクトップのアイコンを非表示にする方法を
- ✓システム設定の「デスクトップとDock」
- ✓ターミナルの4通りで整理します
Macのデスクトップのアイコンを非表示にしたいと考える場面は、大きく2つあります。1つは、ファイルが増えすぎて見た目が落ち着かないとき。もう1つは、オンライン会議で画面を共有する前に、取引先の名前が入ったファイルや個人的なフォルダを見せたくないときです。結論からお伝えすると、最近のmacOSではシステム設定の「デスクトップとDock」でデスクトップの項目を非表示にでき、アプリを入れなくても対応できます。
この記事では、Appleの公式ユーザガイドに書かれている設定をもとに、デスクトップのアイコンを非表示にする4つの方法を順に説明します。そのうえで、在宅で仕事をする人が画面共有の前に確かめておきたい、通知、メニューバー、ブラウザのタブまで含めた整え方を整理します。
デスクトップのアイコンを隠したくなる理由
Macのデスクトップは、ファイルを一時的に保存しておくのに便利な場所です。ダウンロードしたファイルやスクリーンショットは、設定を変えなければデスクトップに保存されるため、気づくと画面がアイコンで埋まっていきます。
在宅で仕事をする人にとって、デスクトップのアイコンが問題になるのは見た目だけではありません。オンライン会議で画面全体を共有すると、デスクトップに保存されたファイルの名前がそのまま相手に見えます。ファイル名に取引先の会社名、案件名、金額、個人名が入っていることは珍しくありません。別の取引先との仕事の内容が、画面共有を通じて見えてしまうおそれがあります。
業務委託で仕事を受ける人は、複数の会社と同時に契約していることが多く、契約書で秘密を守る義務を負っているのが普通です。秘密を守る義務とは、仕事で知った相手の情報をほかの人に漏らさない約束のことです。画面共有で別の取引先の情報が映ってしまうと、悪気がなくても約束に反するおそれがあります。
編集部には、病院で看護師として働いたあとに医療系の記事を書いているメンバーがいます。病棟では、患者さんの名前が入った書類を机に置いたまま席を外さない、画面を開いたまま離れない、という基本を徹底していたそうです。在宅で仕事を始めてから、オンライン会議で画面を共有した瞬間に、デスクトップに保存していた別の取引先の原稿ファイルの名前が映ってしまったことがありました。相手は気にしていない様子でしたが、それ以来、共有の前にデスクトップを隠すことを手順として決めています。
方法1:システム設定の「デスクトップとDock」で項目を非表示にする
いちばん手軽で、ファイルを動かさずにすむのが、システム設定の「デスクトップとDock」を使う方法です。Appleのユーザガイドでは、この設定について次のように説明されています。
このオプションをオフにすると、デスクトップ上の項目が非表示になります。項目にアクセスしたいときは、デスクトップをクリックすると表示されます。 出典: support.apple.com
設定の手順
- アップルメニューから「システム設定」を開く
- サイドバーで「デスクトップとDock」をクリックする(下にスクロールする必要がある場合があります)
- 「デスクトップとステージマネージャ」の中にある「項目を表示」を探す
- 「デスクトップに」のチェックを外す
これで、デスクトップに保存したファイルやフォルダのアイコンが画面から消えます。ファイル自体は削除されず、「デスクトップ」フォルダの中に残っています。Finderのサイドバーで「デスクトップ」を開けば、いつもどおり中身を確かめられます。
「ステージマネージャ使用時に」の意味
「項目を表示」には、「デスクトップに」と「ステージマネージャ使用時に」の2つがあります。ステージマネージャとは、使っているウインドウを画面の中央に出し、ほかのアプリを画面の左に小さく並べてくれる機能のことです。「ステージマネージャ使用時に」は、ステージマネージャをオンにしているときにデスクトップの項目を表示するかどうかを決めます。ステージマネージャを使っていない人は、「デスクトップに」だけを見れば十分です。
「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」も確認する
同じ画面には「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」という項目もあります。Appleのユーザガイドによると、「常に」にすると、壁紙をクリックしたときにすべてのウインドウが画面の外に移動し、デスクトップの項目とウィジェットが表示されます。画面共有の最中にうっかり壁紙をクリックすると、隠したはずの項目が見えることがあるので、「ステージマネージャ使用時のみ」にしておくと安心です。
この設定はmacOS Sonoma以降の画面で案内されているもので、それより前のmacOSには同じ項目がありません。古いmacOSを使っている場合は、後で説明するターミナルの方法を使います。
方法2:Finderの設定でハードディスクや外部ディスクのアイコンを隠す
デスクトップには、自分で保存したファイルのほかに、ハードディスクやUSBメモリ、外付けのディスク、接続しているサーバのアイコンが表示されることがあります。これらは、Finderの設定で表示するかどうかを選べます。
設定の手順
- Dockの左端にあるFinderのアイコンをクリックする
- メニューバーの「Finder」から「設定」を選ぶ
- 「一般」のタブを開く
- 「次の項目をデスクトップに表示」で、表示したくない項目のチェックを外す
Appleのユーザガイドでは、この項目を「接続されているハードウェアをデスクトップに表示します」と説明しています。チェックを外すと、ハードディスクや外部ディスク、CD、DVD、iPod、接続中のサーバのアイコンがデスクトップに出なくなります。
この方法で隠れないもの
注意したいのは、Finderの設定で隠れるのは、ディスクやサーバのアイコンだけだという点です。デスクトップに保存した書類やフォルダは、この方法では非表示になりません。書類も含めて隠したいときは、方法1の「デスクトップとDock」か、方法4のターミナルを使います。
外付けのディスクを接続したときに、そのディスクの名前がデスクトップに出るのを避けたい人には役立ちます。たとえば、取引先ごとに外付けのディスクを分けている人は、ディスクの名前に会社名を付けていることがあります。会議の前に外付けのディスクを接続した状態でも、名前が画面に出ないようにできます。
方法3:スタックでデスクトップのファイルをまとめる
アイコンを完全に隠すのではなく、整理して見た目を落ち着かせたい人には、スタックが向いています。スタックとは、デスクトップのファイルを種類ごとにまとめて、1つの束として表示する機能のことです。
スタックをオンにする手順
Appleのユーザガイドによると、デスクトップをクリックしてから、メニューバーの「表示」で「スタックを使用」を選ぶとオンになります。キーボードでは、Control+Command+0キーを押しても切り替えられます。デスクトップをControlキーを押しながらクリックし、「スタックを使用」を選ぶ方法もあります。
スタックをオンにすると、画像、PDF、書類、スクリーンショットなど、ファイルの種類ごとに1つの束になって画面の右側に並びます。新しくデスクトップに保存したファイルは、自動で合う束に入ります。
まとめ方を変える
まとめ方は、ファイルの種類のほかに、最後に開いた日や作成した日などの日付、Finderのタグでも選べます。デスクトップをクリックしてから、メニューバーの「表示」で「スタックのグループ分け」を選び、まとめ方を決めます。
取引先ごとにFinderのタグを付けている人は、タグでまとめると、取引先ごとの束になります。ただし、束の名前としてタグの名前が表示されるため、タグに会社名を使っている場合は画面共有のときに名前が見えます。画面共有の前には、方法1でアイコンそのものを隠すほうが確実です。
方法4:ターミナルでデスクトップのアイコンをすべて隠す
macOS Sonomaより前のmacOSを使っている人や、デスクトップを完全に何もない状態にしたい人は、ターミナルのコマンドを使う方法があります。ターミナルとは、文字でコマンドを入力してMacを操作するアプリのことで、「アプリケーション」の中の「ユーティリティ」フォルダに入っています。
デスクトップのアイコンの非表示を解説しているZennの記事では、次のコマンドが紹介されています。
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -bool false
killall Finder
1行目は、Finderにデスクトップを描かないように指示する設定で、2行目はFinderを再起動して設定を反映させるコマンドです。元に戻すときは、1行目の false を true に変えて、同じように2行を実行します。
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -bool true
killall Finder
ターミナルを使うときの注意
この方法は、Appleの公式ユーザガイドで案内されている手順ではありません。将来のmacOSで動かなくなる可能性があります。また、2行目でFinderを再起動するため、開いていたFinderのウインドウはいったん閉じます。ファイルのコピーや移動の途中で実行しないようにしましょう。
コマンドを1文字でも間違えると、思わぬ設定を変えてしまうことがあります。ターミナルに慣れていない人は、まず方法1の「デスクトップとDock」で対応できないかを確かめ、それでも足りない場合に限って使うのがおすすめです。
うまく非表示にならないときに確かめること
設定を変えたのにアイコンが消えない、あるいは元に戻らない、という相談もよくあります。多くは次のどれかに当てはまります。
隠れないのがディスクのアイコンだけの場合
「デスクトップとDock」で項目を隠したのに、ハードディスクや外付けのディスクのアイコンだけが残っている場合は、Finderの設定で表示を選んでいる可能性があります。方法2の手順で、「次の項目をデスクトップに表示」のチェックを確かめてみてください。逆に、Finderの設定だけを変えても書類が隠れないのは、Finderの設定がディスクやサーバのアイコンだけを対象にしているためです。
ステージマネージャを使っている場合
ステージマネージャをオンにしている人は、「項目を表示」の「ステージマネージャ使用時に」の設定も確かめます。「デスクトップに」だけを外しても、ステージマネージャを使っている間は別の設定が効くため、思ったとおりに隠れないことがあります。
ターミナルで隠したまま元に戻せない場合
ターミナルのコマンドで隠した場合は、システム設定の項目を変えても元に戻りません。方法4で紹介した、true に変えたコマンドを実行してFinderを再起動します。誰がいつ設定を変えたか分からなくなりやすいので、ターミナルで設定を変えたときは、メモに残しておくと後で迷いません。
アイコンの位置がずれた場合
設定を戻したあと、アイコンの並びが変わっていることがあります。デスクトップをControlキーを押しながらクリックし、「整頓」や「表示順序」を選ぶと、アイコンを並べ直せます。
4つの方法の違いを整理する
ここまでの4つの方法は、隠れる範囲と手軽さが違います。表にまとめると次のとおりです。
| 方法 | 隠れるもの | 手軽さ | 元に戻し方 |
|---|---|---|---|
| デスクトップとDock | 書類、フォルダ、ディスクなどデスクトップの項目 | システム設定でチェックを外すだけ | チェックを入れ直す |
| Finderの設定 | ハードディスク、外部ディスク、サーバのアイコン | Finderの設定で選ぶだけ | チェックを入れ直す |
| スタック | 隠れはしないが、種類ごとの束になる | メニューかキー操作で切り替え | 「スタックを使用」を外す |
| ターミナル | デスクトップのアイコンすべて | コマンドの入力が必要 | 別のコマンドを実行する |
普段はスタックで整理しておき、画面共有の前だけ「デスクトップとDock」で非表示にする、という組み合わせが扱いやすい使い方です。ディスクのアイコンがいつも邪魔に感じる人は、Finderの設定で常に隠しておくとよいでしょう。
切り替えの回数が多い人ほど、手順の短さが大事になります。1日に何度も会議がある人は、システム設定を開いてチェックを付け外しする手間が意外と負担になります。そうした場合は、後で紹介するように、メニューバーから切り替えられるアプリを使う方法もあります。
画面共有の前に確かめたいことの一覧
デスクトップのアイコンを隠しても、画面共有で見えてしまうものはほかにもあります。オンライン会議の前に、次の項目を順に確かめておくと安心です。
| 確かめる場所 | 見えてしまうもの | 対策 |
|---|---|---|
| デスクトップ | ファイル名、フォルダ名 | 方法1で項目を非表示にする |
| 通知 | メッセージやメールの差出人と本文の一部 | 共有中の通知を止める設定を確かめる |
| メニューバー | 常駐アプリのアイコン、天気、予定 | 使わないアイコンを隠す |
| ブラウザ | ほかのタブの題名、ブックマークの名前 | 会議用のウインドウを分ける |
| Dock | 開いているアプリ、最近使った書類 | 最近使った項目の表示を確かめる |
| 壁紙 | 家族の写真など私的な写真 | 無地の壁紙に替える |
通知の設定
Appleのユーザガイドによると、システム設定の「通知」には、「ディスプレイをミラーリング中または共有中」に通知を一時停止するか許可するかを選ぶ項目があります。ここを「通知オフ」にしておくと、画面を共有している間はメッセージやメールの通知が画面に出ません。家族からのメッセージや、別の取引先からの連絡が会議中に表示されるのを防げます。
ウインドウだけを共有する
多くのオンライン会議のサービスでは、画面全体ではなく、特定のアプリのウインドウだけを共有することができます。資料を見せるだけなら、ウインドウだけの共有を選ぶと、デスクトップやメニューバー、ほかのアプリは相手に見えません。デスクトップを隠す設定と、ウインドウだけの共有を組み合わせると、見せたくないものが映る心配はかなり小さくなります。
デスクトップのウィジェットも見直しておく
macOS Sonoma以降では、カレンダーや天気、リマインダーなどのウィジェットをデスクトップに表示できます。便利な機能ですが、画面共有のときには、ウィジェットに表示された予定やリマインダーの中身が相手に見えることがあります。たとえばカレンダーのウィジェットには、ほかの取引先との打ち合わせの名前や時刻が表示されます。
Appleのユーザガイドによると、システム設定の「デスクトップとDock」には「ウィジェットを表示」という項目があり、「デスクトップに」のチェックを外すと、デスクトップ上のウィジェットが表示されなくなります。デスクトップの項目を隠す設定と並んでいるので、画面共有の前に両方をまとめて外しておくと手間がかかりません。
ウィジェットを残しておきたい場合は、表示する中身を選び直す方法もあります。カレンダーのウィジェットなら、仕事の予定ではなく、日付だけを表示する小さな大きさのものに替えておくと、見られても困る情報は出ません。会議の多い日は予定の確認をウィジェットではなくカレンダー本体で行い、ウィジェットは日付と天気だけにしておく、という分け方もあります。
外部モニターを使っているときの注意
在宅で仕事をする人の中には、ノートパソコンに外部モニターをつないで2画面で作業している人も多いはずです。2画面の環境では、画面共有でどちらの画面が相手に見えるのかを確かめておく必要があります。
Macで外部モニターを使う方法には、2つの画面に同じものを映す「ミラーリング」と、2つの画面を1つの広い作業場として使う「拡張」があります。拡張で使っている場合、オンライン会議のサービスで画面全体を共有すると、どちらか一方の画面を選んで共有することになります。資料を表示しているつもりの画面とは別の画面を共有してしまい、デスクトップやメールの画面が映る、という失敗はよく起こります。
これを防ぐには、共有を始める前に、共有の候補として表示される画面の縮小図をよく見て、資料を表示している画面を選ぶことです。慣れないうちは、片方の画面には資料だけを開き、もう片方にはメールやチャットを開いておく、と役割を分けておくと間違えにくくなります。どちらの画面を共有しても困らないように、両方の画面でデスクトップの項目を隠しておくのが確実です。
会議の前の5分でやる整え方の手順
ここまでの内容を、オンライン会議の前に実際にやる手順として並べると、次のようになります。毎回同じ順番で確かめると、抜けが減ります。
- 共有する資料のファイルとアプリだけを開き、ほかのアプリは終了する
- システム設定の「デスクトップとDock」で、デスクトップの項目とウィジェットを非表示にする
- 通知の設定で、ディスプレイの共有中は通知を止めるようにしているかを確かめる
- ブラウザは会議用のウインドウを新しく開き、資料のタブだけにする
- 外部モニターを使っている場合は、資料を表示する画面を決める
- 会議のサービスで、画面全体ではなく資料のウインドウだけを共有する
最初は5分ほどかかりますが、2回、3回と続けるうちに1〜2分で終わるようになります。手順を紙に書いてモニターの横に貼っておく、という人もいます。会議が終わったら、デスクトップの項目とウィジェットの表示を元に戻しておけば、普段の作業にもすぐ戻れます。
家族とMacを共有しているとき
在宅の仕事では、家族と同じMacを使っている人もいます。家族の写真や子どもの学校の書類がデスクトップに保存されていると、画面共有で家庭の情報が相手に見えてしまいます。
この場合は、デスクトップを隠すだけでなく、Macのユーザを分けることを検討するとよいでしょう。Macには、1台のMacに複数のユーザを追加する機能があります。仕事用のユーザと家族用のユーザを分ければ、デスクトップ、書類、ブラウザの履歴、ログインしているアカウントがそれぞれ別になります。仕事のファイルを家族がうっかり削除してしまう、といった事故も防げます。
ユーザを分けるほどではない場合でも、仕事のファイルは仕事用のフォルダにまとめ、デスクトップには家族のファイルも仕事のファイルも保存しない、と決めておくだけで、画面共有のときの心配はかなり減ります。
メニューバーのアイコンにも情報は表示される
デスクトップを整えても見落としやすいのが、画面の上にあるメニューバーです。メニューバーには、時計の左側に常駐アプリのアイコンが並びます。クラウドストレージの同期状況、パスワード管理、チャット、VPN、録画、天気など、仕事で使うアプリが増えるほどアイコンも増えていきます。
メニューバーのアイコンからは、どんなアプリを使っているかが分かります。たとえば、ある会社のチャットアプリのアイコンが表示されていれば、その会社と取引していることが相手に伝わるかもしれません。VPNのアイコンからは、どこの会社のネットワークに接続しているかが分かる場合もあります。
macOSの標準の機能では、Appleが用意している一部の項目は、システム設定の「コントロールセンター」で、メニューバーに表示するかどうかを選べます。ただし、ほかの会社のアプリが表示するアイコンは、アプリごとの設定で表示をオフにできるものと、できないものがあります。アイコンをすべて出しておく必要はないので、会議の前に使わないアプリを終了しておく、という対策が基本です。
ノッチのあるMacBookでは、アイコンが増えるとノッチの向こう側に隠れて押せなくなることもあります。見せたくないアイコンを隠すことと、使いたいアイコンを押せるようにすることは、同じ整理の作業で解決できます。
デスクトップとメニューバーをまとめて整えたいときの候補
システム設定とFinderの設定で、デスクトップのアイコンは隠せます。ただ、会議のたびに設定を開くのが手間に感じる人や、メニューバーのアイコンも一緒に整えたい人もいるはずです。そうした場合の候補の1つが、Mac用のメニューバー整理アプリ「Koffret」です。
公式サイトによると、Koffretはメニューバーのアイコンを「表示」「非表示」「常時非表示」の3つにドラッグで振り分け、使っていないアイコンを隠しておき、必要なときだけ出せるアプリです。隠したアイコンも本物の見た目のまま出し、隠したままメニューを開けると説明されています。使い方のページには、「外観」の設定に「デスクトップのアイコンを隠す」という項目があり、デスクトップに保存しているファイルやフォルダのアイコンを見えなくできると書かれています。特定のアプリを使っているときだけアイコンを出す、といった条件も設定できます。
料金は1,980円(税込)の買い切りで、14日間はクレジットカードの登録なしですべての機能を試せます。対応するのはmacOS 14以降です。隠したアイコンを本物の見た目で出すために画面収録の許可が要りますが、公式サイトでは、読み取るのはメニューバーの帯だけで、画面の中身を保存したり送ったりはしないと説明されています。同じ種類のアプリと同時に動かすとアイコンの位置の取り合いになるため、使うほうだけを残すよう案内されています。くわしくはKoffretの公式サイトで確かめられます。
Koffretは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
デスクトップのアイコンを隠すだけなら、システム設定で十分です。メニューバーも含めて会議の前の手間を減らしたいときに、試してみる候補の1つとして考えてください。
デスクトップを散らからせないための日々の習慣
アイコンを隠す設定は便利ですが、隠しているだけでファイルが増え続けると、必要なファイルを探す手間は変わりません。デスクトップを散らからせないための習慣も合わせて持っておくと、画面共有の前に慌てずにすみます。
スクリーンショットの保存先を変える
Macのスクリーンショットは、設定を変えなければデスクトップに保存されます。Shift+Command+5キーで開くスクリーンショットの画面の「オプション」から、保存先を「書類」や専用のフォルダに変えられます。スクリーンショットをよく撮る人は、これだけでデスクトップのアイコンがかなり減ります。
ダウンロードしたファイルはダウンロードフォルダに
ブラウザによっては、ダウンロードの保存先がデスクトップになっていることがあります。ブラウザの設定で、保存先を「ダウンロード」フォルダにしておくと、デスクトップが一時的なファイルで埋まるのを防げます。
週に1回、デスクトップを空にする
仕事が終わった金曜日の夕方など、週に1回デスクトップを見直す時間を決めておくと、ファイルが積み上がりません。終わった案件のファイルは取引先ごとのフォルダへ移し、要らないものは削除します。iCloudで「デスクトップ」フォルダを同期している場合は、ほかのMacやiPhoneにも同じファイルが表示されるので、整理の効果はほかの端末にも及びます。
ファイル名の付け方を決める
取引先の名前や個人名をファイル名の先頭に入れると、画面に映ったときに目立ちます。案件の番号や日付を先頭にし、取引先の名前は必要なときだけ入れる、といった付け方のルールを決めておくと、うっかり映ったときの影響を小さくできます。ファイル名に金額や個人の名前を入れないことも、同じ理由で役に立ちます。見積書や請求書のファイルは、案件の番号と日付だけで探せるように、フォルダの分け方で取引先を区別しておくと、ファイル名から情報が漏れる心配がなくなります。
在宅の仕事で画面の整え方が信頼につながる理由
フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、相手が気にしそうなことを先回りして整えています。画面共有の前にデスクトップを片づける、通知を止めておく、ほかの取引先の情報が映らないようにする。どれも小さなことですが、相手から見ると「この人は情報の扱いに気を配っている」という安心につながります。
中間の手数料が乗らない直接取引では、発注する側と受ける側が直接やり取りをします。仲介の担当者を挟まない分、同じ予算でより多くの仕事を頼め、受ける側は手取りが厚くなるという双方の利点があります。その一方で、情報の扱いについての信頼は、自分自身の振る舞いで積み上げるしかありません。画面の整え方は、その信頼をつくるいちばん身近な場面です。
情報の扱いが特に大事になる仕事もあります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、セキュリティ対策やデジタルマーケティングを請け負う仕事の内容と、求められる知識が紹介されています。イラストやアイコンを作る仕事では、制作途中のデータを画面共有で見せる場面が多く、ほかの依頼主の作品が映らない配慮が欠かせません。キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事では、そうした制作の仕事の進め方がまとめられています。
報酬の目安を知っておきたい人は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場でライターや編集者の年収と単価を、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で開発職の目安を確かめられます。医療機関の事務の仕事では、患者さんの情報を扱うため、画面の扱いにいっそうの注意が求められます。医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)では、医療事務の資格の内容と仕事への生かし方が整理されています。
事業所として在宅の働き方を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの環境づくりに使える助成金の仕組みが解説されています。介護や福祉の事業所でパソコンの使い方を見直す場合は、介護・福祉事業所のDX化2026|IT導入補助金で介護記録を完全デジタル化も参考になります。
よくある質問
Q. Macのデスクトップのアイコンを非表示にすると、ファイルは削除されますか?
削除されません。システム設定の「デスクトップとDock」で項目を非表示にしても、ファイルやフォルダは「デスクトップ」フォルダの中に残っています。Finderのサイドバーで「デスクトップ」を開けば中身を確かめられ、設定を戻せば元どおりアイコンが表示されます。ターミナルのコマンドで隠した場合も、ファイル自体はそのまま残ります。
Q. 画面共有のときだけデスクトップを隠す簡単な方法はありますか?
会議の前にシステム設定の「デスクトップとDock」で「項目を表示」の「デスクトップに」を外すのが手軽です。さらに確実にしたいときは、会議のサービスで画面全体ではなく特定のウインドウだけを共有します。ウインドウだけの共有なら、デスクトップやメニューバー、ほかのアプリは相手に見えません。
Q. デスクトップの項目を隠す設定が見つかりません。なぜですか?
「デスクトップとDock」の「項目を表示」は、macOS Sonoma以降の画面で案内されている設定です。それより前のmacOSには同じ項目がありません。古いmacOSでは、ターミナルのコマンドで非表示にするか、スタックで整理する方法を使います。お使いのmacOSは、アップルメニューの「このMacについて」で確かめられます。
Q. ハードディスクのアイコンだけを消すことはできますか?
できます。Finderのメニューから「設定」を開き、「一般」のタブにある「次の項目をデスクトップに表示」で、ハードディスクや外部ディスクのチェックを外します。この方法では、デスクトップに保存した書類やフォルダは隠れないので、書類も隠したい場合は「デスクトップとDock」の設定を合わせて使います。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
松本 あゆみ@SOHO編集部
元看護師・医療系ライター
大学病院で看護師として8年間勤務。介護福祉士の資格も取得し、医療・介護両方の現場を知る立場から、ヘルスケア系の記事を執筆しています。
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