Macのデスクトップを整理する方法|スタックと非表示の使い分け

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Macのデスクトップを整理する方法|スタックと非表示の使い分け

この記事のポイント

  • ✓Macのデスクトップを整理する方法を
  • ✓Appleの公式ユーザガイドをもとに整理します
  • ✓スタックで自動的にまとめる手順

Macのデスクトップを整理したいと思っても、フォルダに分け始めると途中で面倒になり、数週間後にはまたアイコンで埋まってしまう。そんな経験を繰り返している人は多いはずです。結論から言うと、Macのデスクトップの整理は「スタックで自動的にまとめる」「項目そのものを非表示にする」「そもそもデスクトップにファイルが増えない設定にする」の3つを組み合わせると、手間をかけずに片付いた状態を保てます。

この記事では、Appleの公式のMacユーザガイドに書かれている手順をもとに、スタックの使い方、デスクトップの項目を非表示にする設定、スクリーンショットの保存先の変え方、フォルダとタグによる整理、画面共有の前に整えておく手順を順番に解説します。どの方法が自分に合うかを選べるよう、使い分けの目安もあわせて紹介します。

Macのデスクトップが散らかる理由

整理の方法を考える前に、なぜMacのデスクトップにファイルが増えていくのかを押さえておくと、対策を選びやすくなります。主な原因は次の3つです。

1つ目は、スクリーンショットの保存先です。Appleのユーザガイドによると、キーボードのショートカットで撮影したスクリーンショットのファイルは、初期設定ではデスクトップに保存されます。資料作りや不具合の報告でスクリーンショットを撮る機会が多い人ほど、デスクトップが画像で埋まっていきます。

2つ目は、「とりあえずデスクトップへ」という保存の習慣です。メールの添付ファイルやWebから取得した資料を、あとで整理するつもりでデスクトップに保存し、そのまま忘れてしまうパターンです。デスクトップは画面のどこからでも見える場所なので、一時的な保存場所として使いやすい反面、片付ける機会を逃しやすい場所でもあります。

3つ目は、作業中のファイルの置き場所が決まっていないことです。案件ごとのフォルダを作っていない、または作っていても深い階層にあって開くのが面倒、という場合、すぐに開けるデスクトップに作業中のファイルが集まります。

Appleのユーザガイドでは、デスクトップは「ユーザの作業場」と説明されています。作業場である以上、使っている途中のファイルがある程度並ぶのは自然なことです。問題は、作業が終わったファイルが残り続けて、本当に必要なファイルが見つからなくなることにあります。整理の目的は、デスクトップを空にすることではなく、今必要なものをすぐに見つけられる状態を保つことです。

スタックでファイルを自動的にまとめる

最も手軽な整理の方法が、macOSに標準で備わっている「スタック」です。スタックとは、デスクトップ上のファイルを種類などの条件で自動的にグループに分け、1つの束として重ねて表示する機能のことです。Appleのユーザガイドでは、次のように説明されています。

スタックは、デスクトップ上のファイルをグループに整理します。ファイルをデスクトップに保存すると、ファイルは自動的に適切なスタックに追加されます。 出典: support.apple.com

一度オンにしておけば、新しく保存したファイルも自動で振り分けられるので、整理し続ける手間がかかりません。

スタックをオンにする手順

  1. デスクトップの何もないところをクリックする
  2. メニューバーの「表示」から「スタックを使用」を選ぶ

キーボードでは、Control+Command+0キーで切り替えられます。デスクトップをControlキーを押しながらクリックし、「スタックを使用」を選ぶ方法もあります。同じ操作をもう一度行うと、スタックがオフになり、元の並びに戻ります。

スタックの中のファイルを開く

スタックをクリックすると、束が開いて中のファイルが並びます。目的のファイルをダブルクリックすれば開けます。閉じるときは、スタックの下向きの矢印のアイコンをクリックします。開かずに中身を確かめたい場合は、トラックパッドの2本指(Magic Mouseなら1本指)でスタックの上を左右にスワイプすると、中のファイルを順番に見られます。

グループの分け方を変える

スタックの分け方は、次の3つから選べます。デスクトップをクリックし、「表示」の「スタックのグループ分け」から選択します。

分け方 まとまり方 向いている人
種類 画像、PDF、書類、スプレッドシートなど ファイルの形式で探すことが多い人
日付 最後に開いた日、追加した日、作成日など 「昨日保存したもの」のように時期で探す人
タグ Finderで付けたタグごと 案件ごとにタグを付けている人

初期設定は「種類」です。スクリーンショットが多い人は「種類」のままにすると、画像がすべて1つのスタックにまとまり、ほかの書類と混ざらなくなります。案件ごとにファイルを分けたい人は、後で説明するタグと組み合わせて「タグ」を選ぶと、案件ごとの束ができます。

アイコンの見た目を変える

「表示」の「表示オプションを表示」では、アイコンの大きさ、アイコンの間隔、名前の文字の大きさや位置、スタックの中のファイルの数の表示などを変えられます。スタックが画面の右端に縦に並ぶので、ファイルの数を表示しておくと、どの束にどれくらいたまっているかがひと目で分かります。

デスクトップの項目を非表示にする

スタックでまとめても、アイコンそのものが画面に見えていること自体が気になる人もいます。そうした場合は、デスクトップの項目を非表示にする設定が使えます。ファイルは削除されず、デスクトップのフォルダに保存されたまま、画面上の表示だけが消えます。

設定の手順

Appleのユーザガイドによると、次の手順で設定します。

  1. Appleメニューから「システム設定」を開く
  2. サイドバーで「デスクトップとDock」をクリックする
  3. 「デスクトップとステージマネージャ」の項目に移動する
  4. 「項目を表示」の横にある「デスクトップに」のチェックを外す

これで、デスクトップに保存したファイルのアイコンが画面に表示されなくなります。ファイルを使いたいときは、デスクトップ(壁紙)をクリックすると表示されると、ユーザガイドで案内されています。Finderのサイドバーにある「デスクトップ」からも、いつでもファイルを開けます。

壁紙をクリックしたときの動きに注意

同じ設定画面には、「デスクトップを表示」という項目もあります。ここを「常に」にしておくと、壁紙をクリックしたときに、開いているすべてのウインドウが画面の外へ移動し、デスクトップの項目とウィジェットが表示されます。「ステージマネージャ使用時のみ」を選ぶと、ステージマネージャをオンにしているときだけ、この動きになります。

ウインドウの間の隙間をうっかりクリックして、すべてのウインドウが画面の端に消えてしまい驚いた、という声はよく聞かれます。この動きが合わない場合は、「ステージマネージャ使用時のみ」を選んでおくと、ステージマネージャを使わない普段の作業ではウインドウが動かなくなります。

非表示が向いている人

デスクトップの項目を非表示にする方法は、次のような人に向いています。

  • 画面を共有して打ち合わせをする機会が多く、デスクトップのファイル名を見られたくない人
  • 壁紙だけが見えるすっきりした画面で集中したい人
  • ファイルはFinderやSpotlightで探す習慣がある人

反対に、デスクトップのファイルをドラッグして別のアプリに渡す操作が多い人は、毎回壁紙をクリックして表示させる手間が増えます。その場合は、スタックだけを使うほうが向いています。

ステージマネージャでウインドウも片付ける

デスクトップが散らかって見える原因は、ファイルのアイコンだけではありません。開いているウインドウが重なり合っていることも、画面が雑然と見える大きな原因です。その対策として、macOSには「ステージマネージャ」という機能があります。

ステージマネージャとは、作業中のアプリのウインドウを画面の中央に表示し、最近使ったほかのアプリを画面の左側に小さく並べる機能のことです。Appleのユーザガイドでは、作業中のアプリが前面の中央に表示され、デスクトップがすっきり整頓されると説明されています。

オンにする手順

「システム設定」の「デスクトップとDock」を開き、「デスクトップとステージマネージャ」の項目で「ステージマネージャ」をオンにします。コントロールセンターからもオンとオフを切り替えられ、メニューバーにステージマネージャのボタンを表示することもできます。

デスクトップの項目との関係

ステージマネージャを使うと、デスクトップの項目は初期設定では非表示になります。前の節で説明した「項目を表示」の設定に「ステージマネージャ使用時に」という選択肢があり、ここにチェックを入れると、ステージマネージャを使っていてもデスクトップの項目が表示されます。

ステージマネージャでは、左側のアプリをクリックするだけで作業を切り替えられ、アプリをドラッグして中央のグループに加えると、複数のアプリを並べて使えます。「最近使用したアプリをステージマネージャに表示」をオフにすると、左側の一覧は普段は隠れ、ポインタを画面の左端に動かしたときだけ表示されます。

ウインドウを多く開いて作業する人、ノートパソコンの小さな画面で作業する人には、ステージマネージャが合う場合があります。一方で、ウインドウを画面の好きな位置に自由に並べたい人には、かえって窮屈に感じられることもあります。数日試して、合わなければオフに戻すのが確実です。

そもそもデスクトップにファイルを増やさない設定

整理の手間を減らす一番の近道は、デスクトップにファイルが増える原因を元から断つことです。

スクリーンショットの保存先を変える

Appleのユーザガイドによると、Shift+Command+5キーを押すとスクリーンショットのツールが開きます。表示されたパネルの「オプション」を開き、「保存先」で「書類」などの場所を選ぶか、「その他の場所」から好きなフォルダを指定します。一度設定すれば、以降はShift+Command+3キーやShift+Command+4キーで撮った画像も、指定したフォルダに保存されます。

おすすめは、「スクリーンショット」という名前のフォルダを作り、そこを保存先にする方法です。Finderのサイドバーにこのフォルダを追加しておけば、撮った画像をすぐに開けます。Dockにこのフォルダを追加して、スタックとして表示させることもできます。

クリップボードに直接コピーする

スクリーンショットをメールやチャットにすぐ貼るだけなら、ファイルとして保存する必要はありません。ユーザガイドでは、Controlキーを一緒に押すと、ファイルを作らずにクリップボードにコピーできると案内されています。たとえば、画面全体ならControl+Shift+Command+3キーです。貼り付けたら終わりなので、デスクトップに画像が増えません。

ダウンロードの保存先を確かめる

SafariやChromeで取得したファイルの保存先が、デスクトップになっていないかも確かめておきます。ブラウザの設定でダウンロードの保存先を「ダウンロード」フォルダにしておけば、Webから取得したファイルがデスクトップに並ぶことはなくなります。

iCloudのデスクトップの同期に注意

iCloud Driveの「デスクトップ」と「書類」をオンにしていると、同じiCloudのアカウントでログインしたほかのMacとデスクトップの中身が共有されます。Appleのユーザガイドにもこの使い方が紹介されています。複数のMacを使い分けている人には便利ですが、1台で散らかると、もう1台のデスクトップも同じように散らかります。整理の効果も両方に及ぶので、どちらかのMacで片付ければ十分です。

フォルダとタグで長く使える整理にする

スタックや非表示は、見た目を整えるための方法です。ファイルの数が多くなってきたら、フォルダとタグで中身そのものを整理しておくと、あとから探すときに困りません。

選んだファイルをまとめて新しいフォルダに入れる

Appleのユーザガイドでは、デスクトップの項目をすばやくフォルダに分ける方法が紹介されています。まとめたいファイルをすべて選び、Controlキーを押しながらそのうちの1つをクリックし、「選択項目から新規フォルダ」を選びます。選んだファイルが新しいフォルダに入るので、名前を付ければ完了です。1つずつドラッグするより、ずっと早く片付きます。

並び順をそろえる

デスクトップのアイコンの並び順は、「表示」の「表示順序」で、名前、種類、日付、追加された日、サイズ、タグなどから選べます。「なし」にしておくと、自分で好きな位置にアイコンを並べられます。散らばったアイコンを格子に沿ってそろえたいときは、「表示」の「整頓順序」から並べ方を選びます。

タグで案件ごとに印を付ける

タグとは、ファイルやフォルダに色と名前の印を付けて、場所に関係なく探せるようにする機能です。Appleのユーザガイドによると、ファイルを選んでControl+1キーからControl+7キーを押すと、よく使うタグを付けたり外したりでき、Control+0キーですべてのタグを外せます。

たとえば、「取引先A」に赤、「取引先B」に青、「経理」に緑のタグを決めておけば、Finderのサイドバーでタグをクリックするだけで、その案件のファイルを一覧できます。デスクトップのスタックの分け方を「タグ」にすれば、デスクトップでも案件ごとの束になります。フォルダの階層を深く作らなくても、タグで横断的に探せるのが利点です。

Dockのフォルダで「よく使う場所」をすぐ開けるようにする

デスクトップにファイルが集まるのは、そこが一番すぐに開ける場所だからです。裏を返せば、デスクトップと同じくらいすぐに開ける場所がほかにあれば、ファイルをデスクトップに保存する理由はなくなります。その役割を担えるのが、Dockに追加したフォルダです。

Appleのユーザガイドによると、Dockには初めから「ダウンロード」フォルダが入っていて、インターネットから取得したファイルや、メールの添付ファイル、AirDropで受け取ったファイルの保存先になっています。このフォルダは、青いフォルダのアイコンとして表示することも、中のファイルを重ねたスタックとして表示することもできます。

よく使うフォルダをDockに追加する

作業中の案件のフォルダや、前の節で作ったスクリーンショットのフォルダを、FinderからDockの右側(ゴミ箱の近く)へドラッグすると、Dockに追加できます。Dockのフォルダをクリックすると中身が広がり、ファイルをクリックすればすぐに開けます。Finderで開きたいときは、広がった一覧の「Finderで開く」をクリックします。

表示の仕方を変える

Dockのフォルダは、Controlキーを押しながらクリックすると表示の仕方を変えられます。ユーザガイドでは、フォルダとして表示するかスタックとして表示するか、中身を名前、追加日、作成日などのどの順で並べるか、ファン、グリッド、リストのどの形で広げるかを選べると案内されています。

スクリーンショットのフォルダなら「追加日」の順にし、「ファン」で広げると、最新の画像が一番手前に来て、すぐに見つかります。案件のフォルダなら「名前」の順にし、「グリッド」で広げると、ファイルの一覧を見渡しやすくなります。

Dockのフォルダを2つか3つに絞っておけば、デスクトップと同じ手軽さでファイルを開けるようになり、「とりあえずデスクトップへ」という習慣が自然と減っていきます。

操作スペースで作業ごとにデスクトップを分ける

ファイルではなくウインドウで画面が埋まっている場合は、操作スペースを使って作業ごとにデスクトップを分ける方法もあります。操作スペースとは、Mission Controlで作る追加のデスクトップのことです。Appleのユーザガイドによると、ある操作スペースで作業しているときは、その操作スペースのウインドウだけが表示されます。

操作スペースを作る手順

Mission Controlに入り、画面の上の「Spacesバー」で追加のボタンをクリックします。ユーザガイドでは、操作スペースは最大16個まで作成できると案内されています。作ったら、サムネールをクリックして開きます。

操作スペースの間を移動するには、トラックパッドなら3本指か4本指で左右にスワイプし、Magic Mouseなら2本指でスワイプします。キーボードでは、Controlキーを押しながら左右の矢印キーを押します。

作業ごとの分け方の例

たとえば、1つ目の操作スペースにメールとチャット、2つ目に執筆やデザインのアプリ、3つ目に経理や請求書の作業を割り当てると、作業を切り替えるたびに画面全体が入れ替わり、ほかの作業のウインドウが目に入らなくなります。ユーザガイドでは、操作スペースごとに別の壁紙を割り当てられるとも案内されているので、壁紙の色で「今どの作業をしているか」を見分けるのも有効です。

ウインドウを別の操作スペースへ移したいときは、そのウインドウを画面の端までドラッグし、少し待つと隣の操作スペースへ移ります。特定のアプリを特定の操作スペースで必ず開くように割り当てることもできます。Dockでアプリのアイコンを、Controlキーを押しながらクリックし、「オプション」の「割り当て先」から選びます。

操作スペースは、スタックやデスクトップの項目の非表示と組み合わせると効果が大きくなります。ファイルはスタックで束ね、ウインドウは操作スペースで分ける。この2つで、画面の散らかりの大部分は片付きます。

方法ごとの使い分けと、続けるための習慣

ここまで紹介した方法を、どんな人にどれが合うかという観点で整理します。

方法 手間 効果 向いている人
スタック 1回の設定だけ アイコンが種類ごとにまとまる まず手軽に片付けたい人
項目を非表示 1回の設定だけ 画面に壁紙だけが見える 画面共有が多い人、集中したい人
ステージマネージャ 慣れが必要 ウインドウが整理される ウインドウを多く開く人
保存先の変更 1回の設定だけ ファイルが増えなくなる スクリーンショットが多い人
フォルダとタグ 継続的な作業 あとから探しやすくなる 案件やファイルが多い人

最初の1日で済ませるなら、「スクリーンショットの保存先を変える」と「スタックをオンにする」の2つから始めるのがおすすめです。どちらも数分で終わり、その日からデスクトップにアイコンが散らばらなくなります。そのうえで、画面共有の機会が多い人は「項目を非表示」を加えます。

週に1回の片付けを決めておく

自動でまとめる仕組みがあっても、ファイルそのものは増え続けます。金曜日の作業の終わりなど、週に1回の片付けの時間を決めておくと、たまりすぎを防げます。やることは3つだけです。

  1. スクリーンショットのフォルダを開き、使い終わった画像を削除する
  2. デスクトップのスタックを開き、作業が終わったファイルを案件のフォルダへ移すか削除する
  3. 迷ったファイルは「保留」フォルダにまとめ、1か月後に見直す

「保留」のフォルダを作っておくと、捨てるかどうかの判断に時間をかけずに済みます。1か月後に開かなかったファイルは、多くの場合、そのまま削除して困ることはありません。

片付けでやりがちな失敗

整理を始めたばかりの人がつまずきやすいのは、最初から細かいフォルダの階層を作りすぎることです。「2026年」「10月」「取引先A」「請求」のように何段にも分けると、保存するたびにどこへ入れるか迷い、結局デスクトップに戻ってしまいます。フォルダは2段までにとどめ、それ以上の分類はタグや検索に任せるほうが長続きします。

もう1つは、削除の判断を急ぎすぎることです。取引先から受け取った契約書や請求書の控えは、案件が終わってもしばらく必要になることがあります。迷うものは削除せず、「保留」や案件のフォルダに移しておけば、デスクトップは片付き、必要なときにも取り出せます。削除する前に、Time Machineなどでバックアップが取れているかを確かめておくと安心です。

画面共有の前に整えておきたいこと

在宅やコワーキングスペースで働く人にとって、デスクトップの整理は見た目の問題だけではありません。オンラインの打ち合わせで画面を共有したとき、デスクトップのファイル名から、別の取引先の名前や金額、個人的な書類が相手に見えてしまうことがあるからです。

コワーキングスペースでは、隣の席との距離が近く、画面が通りがかりの人の目に入ることもあります。カフェやラウンジの開放的な席では、なおさらです。取引先から預かった資料のファイル名が画面に並んでいる状態は、情報の扱いとして好ましくありません。

打ち合わせの前の確認

画面共有の前に、次の点を確かめておくと安心です。

  • デスクトップの項目を非表示にしているか(していなければ、一時的に非表示にする)
  • 共有するのは画面全体ではなく、必要なウインドウだけにしているか
  • 通知に取引先の名前やメッセージの内容が出ないよう、集中モードをオンにしているか
  • ブラウザのタブに、ほかの案件の管理画面が開いていないか

Appleのユーザガイドでは、通知を一時的に止めたいときは集中モードをオンにするよう案内されています。打ち合わせの時間だけ集中モードを使えば、共有中に通知が画面の右上に出ることを防げます。

画面共有の場面で起きやすい失敗の多くは、共有を始めた直後の数秒で起こります。共有ボタンを押す前に10秒だけ画面を見直す習慣をつけると、取り返しのつかない見落としを避けられます。

メニューバーも整えたいときの選択肢

デスクトップを片付けると、次に目に付きやすいのが画面の上のメニューバーです。常駐するアプリが増えると、時計の左側に小さなアイコンが並び、ノッチのあるMacでは端からはみ出して押せなくなることもあります。デスクトップと同じく、必要なものだけを見えるようにしておくと、画面全体の印象がすっきりします。

標準の機能では、Commandキーを押しながらアイコンをドラッグして並べ替えたり、メニューバーの外へドラッグして外したりできる項目があります。ただし、すべてのアプリのアイコンを出し入れできるわけではありません。

そうした場合の候補の1つが、Mac用のメニューバーの整理のアプリのKoffretです。公式サイトによると、アイコンを「表示」「非表示」「常時非表示」の3つにドラッグで振り分ける仕組みで、隠したアイコンを本物の見た目のまま出し、畳んだままメニューを開けると案内されています。隠したアイコンを出す操作は、カーソルを載せる、ホイールを回す、ノッチを押すの中から使うものだけを選べ、出したアイコンを自動で隠すまでの秒数も決められます。電池の残量、時間帯、使っているアプリ、自分で書いたスクリプトの終了コードといった条件が成り立っている間だけ、指定したアイコンを出すこともできます。名前の一部を入力してアイコンを探す機能もあります。料金は1,980円(税込)の買い切りで、14日間はカードの登録なしで全部の機能を試せます。対応はmacOS 14以降で、隠したアイコンを本物の見た目で出すために画面収録の許可を求めます。ダウンロード販売のため、代金の返金は原則として受けていないと書かれており、14日間の試用で確かめてから決めるのが前提です。

Koffretは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

なお、Koffretはメニューバーを整理するアプリで、デスクトップのファイルを整理する機能は持っていません。デスクトップはこの記事で紹介した標準の機能で、メニューバーは専用のアプリで、と役割を分けて考えるのが確実です。

道具を整える人が長く続く理由を運営者として見てきて

フリーランスと在宅ワークの市場を長く運営してきた立場から見ると、仕事が長く続く人ほど、自分の作業環境を整えることに少しずつ時間を使っています。デスクトップやフォルダの整理はその代表で、ファイルを探す時間が減るだけでなく、取引先から「前回の資料をもう一度送ってほしい」と頼まれたときに、すぐに応えられることが信頼につながっています。

一方で、作業環境の整理そのものが目的になってしまい、本来の仕事の時間を削ってしまう人もいます。この記事で紹介した方法の多くは、1回の設定で効果が続くものです。最初に数分だけかけて設定し、あとは週に1回の片付けで保つ。その程度の力加減が、続けやすい整え方です。

パソコンの環境を整える力は、在宅でできる多くの仕事の土台になります。文章を書く仕事では、原稿や資料のファイルを取引先ごとに管理する場面が多く、収入の水準は国の統計をもとにした著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確かめられます。Macで開発をする仕事の収入の水準はソフトウェア作成者の年収・単価相場にまとめています。

生成AIの導入や業務の効率化を企業に提案する仕事では、ファイルの整理やクラウドの使い方を含めた作業環境の見直しを依頼されることがあり、仕事の中身はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。Macのアプリやスマートフォンのアプリを作る仕事の内容と受注までの流れは、アプリケーション開発のお仕事で確かめられます。

手数料0%で依頼者と直接やり取りできる仕組みでは、資料の受け渡しや画面共有での打ち合わせを当事者どうしで進めることになります。整ったデスクトップは、相手に安心して仕事を任せてもらうための、小さいけれど確かな準備です。

よくある質問

Q. Macのデスクトップのスタックは、どうやってオンにしますか?

デスクトップの何もないところをクリックし、メニューバーの「表示」から「スタックを使用」を選びます。キーボードではControl+Command+0キーで切り替えられます。デスクトップをControlキーを押しながらクリックして「スタックを使用」を選ぶ方法もあります。分け方は「表示」の「スタックのグループ分け」で、種類、日付、タグから選べます。

Q. デスクトップのアイコンを非表示にすると、ファイルは消えますか?

消えません。「システム設定」の「デスクトップとDock」で「項目を表示」の「デスクトップに」のチェックを外しても、ファイルはデスクトップのフォルダに保存されたままで、画面上の表示だけがなくなります。壁紙をクリックすると表示され、Finderのサイドバーの「デスクトップ」からもいつでも開けます。

Q. スクリーンショットがデスクトップに保存されないようにするには?

Shift+Command+5キーでスクリーンショットのツールを開き、「オプション」の「保存先」で「書類」などを選ぶか、「その他の場所」から好きなフォルダを指定します。一度設定すれば、ほかのショートカットで撮った画像もその場所に保存されます。Controlキーを一緒に押して撮れば、ファイルを作らずにクリップボードへコピーできます。

Q. 壁紙をクリックするとウインドウが全部消えてしまいます。直せますか?

「システム設定」の「デスクトップとDock」にある「デスクトップを表示」が「常に」になっていると、壁紙をクリックしたときにすべてのウインドウが画面の外へ移動します。「ステージマネージャ使用時のみ」に変えると、ステージマネージャを使っていない普段の作業では、壁紙をクリックしてもウインドウが動かなくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月5日最終更新:2026年10月6日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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