Macでカレンダーを常に表示しておく方法|メニューバーとウィジェットの使い分け


この記事のポイント
- ✓Macでカレンダーを常に表示しておく方法を
- ✓メニューバーの時計の日付と曜日
- ✓デスクトップと通知センターのウィジェット
Macでカレンダーを常に表示しておきたい。そう考える人の多くは、「アプリを開くまでもない小さな確認」を1日に何度も繰り返しています。次の会議は何時からか、今日は何曜日か、来週の水曜日は空いているか。1回は数秒でも、そのたびにカレンダーのアプリを探して開いていると、作業の流れが途切れます。
結論から言うと、Macには最初から、カレンダーを常に目に入る場所に表示するための方法がいくつも用意されています。メニューバーの時計に日付と曜日を表示する、デスクトップや通知センターにカレンダーのウィジェットを追加する、ログインしたときにカレンダーのアプリが自動で開くようにする、といった方法です。この記事では、Appleの公式ガイドの記載を確かめながら、それぞれの手順と向いている使い方を順に説明し、最後に標準機能で足りないときの選択肢も紹介します。
カレンダーを常に表示したくなる理由
最初に、なぜ「常に表示」が必要になるのかを整理しておきます。理由が分かると、どの方法を選べばよいかが見えてきます。
確認の回数が多い仕事ほど、開く手間が積み重なる
介護事業所のICT化の相談を受けていると、事務所のパソコンでよく聞くのが「予定を確かめるたびにカレンダーを探している」という声です。送迎の時間、家族との面談、サービス担当者会議、研修の日程。1日の中で予定を確かめる回数がとても多い仕事です。
例えば、1回の確認に10秒かかり、それを1日に30回繰り返すと、合計で5分です。5分なら大したことはないと思うかもしれません。ただ、本当の損失は時間そのものより、確認のたびに作業の集中が途切れることにあります。記録を書いている途中でカレンダーを開き、戻ってきたときに「どこまで書いたか」を思い出す時間のほうが長いのです。
テクノロジーの目的は効率化そのものではなく、本来の仕事に向き合う時間と集中を守ることです。カレンダーを常に表示するのも、その手段の1つだと考えてください。
在宅で働く人には、時間の手がかりが少ない
在宅で働く人にも、同じ悩みがあります。会社に出勤していれば、周りの人の動きや会議室の予定表で、なんとなく時間の流れを感じられます。自宅では、画面の中にしか時間の手がかりがありません。
オンライン会議が続く日は、気づいたら次の会議の開始時刻を過ぎていた、ということも起こります。画面の端に、今日の日付と次の予定が常に見えているだけで、こうした取りこぼしはかなり減ります。
「常に表示」にはいくつかの段階がある
一口に「常に表示」といっても、求めるものは人によって違います。
・今日の日付と曜日が見えれば十分な人
・今日と明日の予定が一目で分かればよい人
・1か月の予定を常に横に表示して作業したい人
どこまでを表示したいかで、選ぶ方法が変わります。次の節で、方法の全体像を並べてみます。
Macでカレンダーを常に表示する方法の全体像
Macの標準機能でカレンダーや日付を常に表示する方法を、表示できる情報の量で並べると次のようになります。
| 方法 | 表示できるもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| メニューバーの時計の設定 | 日付と曜日 | 日付と曜日だけ常に見えればよい人 |
| 通知センターのウィジェット | 今日の予定、月のカレンダーなど | 画面を広く使いたいが、すぐに予定を見たい人 |
| デスクトップのウィジェット | 今日の予定、月のカレンダーなど | 壁紙が見える時間が長い人、外部ディスプレイがある人 |
| ログイン時にカレンダーを自動で開く | カレンダーのアプリそのもの | 1日中カレンダーを開いておきたい人 |
| ステージマネージャ | カレンダーのアプリを画面の左側に縮小表示 | アプリを切り替えながら作業する人 |
表の上ほど画面の場所を取らず、下ほど多くの情報を表示できます。そのかわり、下の方法ほど画面の広さを使うので、ノートパソコンの小さな画面では作業の場所が狭くなります。自分の画面の大きさと、1日に予定を確かめる回数を思い浮かべながら選んでください。
どれか1つを選ぶ必要はありません。多くの人は、メニューバーの日付表示と、ウィジェットか自動起動のどちらかを組み合わせて使っています。以下、上から順に手順を説明します。
メニューバーの時計に日付と曜日を常に表示する
一番手軽で、画面の場所も取らないのが、メニューバーの時計の設定です。
メニューバーの時計は常に表示されている
Appleの公式ガイドによると、Macの時計は常にメニューバーに表示されます。現在の時刻と日付を表示するだけでなく、クリックすると通知センターを開くこともできます。この時計に、日付と曜日を表示するように設定します。
日付と曜日を表示する手順
公式ガイドの「メニューバーの時計の書式を変更する」に沿った手順は次のとおりです。
- システム設定を開き、サイドバーで「メニューバー」をクリックする
- 「メニューバーコントロール」を選び、「時計のオプション」をクリックする
- 「日付を表示」のポップアップメニューで「常に」を選ぶ
- 「曜日を表示」を選ぶ
「日付を表示」には、「表示スペースがあるときのみ表示」「常に」「しない」の3つの選択肢があります。「表示スペースがあるときのみ表示」のままだと、メニューバーの項目が多いアプリを開いたときに日付が隠れることがあります。常に見えていてほしい場合は「常に」を選びます。
なお、ここで紹介した設定の場所はAppleの現在のガイドに基づくものです。macOSのバージョンによっては、設定の項目名や場所が少し違うことがあります。見つからないときは、システム設定の検索欄に「時計」と入力して探します。
時刻の表示も見やすく整える
同じ「時計のオプション」で、時刻の表示も調整できます。
・スタイル:デジタル時計かアナログ時計かを選ぶ
・午前/午後を表示:時刻の前に午前と午後を表示する
・秒を表示:「時:分:秒」で表示する
・時報をアナウンス:1時間、30分、15分のいずれかの間隔で時刻を読み上げる
時報の読み上げは、作業に集中していると時間を忘れがちな人に役立ちます。会議の多い日だけ30分間隔でオンにする、という使い方もできます。24時間表示にしたいときは、「日付と時刻」の設定から変更します。
時計が薄く表示されるとき
公式ガイドには、集中モードが有効で、メニューバーに集中モードの状況メニューが表示されていないときは、メニューバーの時計が淡色表示になると書かれています。時計が薄くて読みにくいときは、「メニューバー」の設定で「集中モード」を「常に表示」か「使用中に表示」に変えると、時計は通常の色に戻ります。
デスクトップにカレンダーのウィジェットを追加する
予定そのものを常に見えるようにしたい場合は、ウィジェットを使います。ウィジェットとは、アプリを開かなくても、その情報の一部を小さな枠で表示できる仕組みのことです。
デスクトップにウィジェットを追加する手順
Appleの公式ガイドに沿った手順は次のとおりです。
- Controlキーを押したまま壁紙をクリックし、「ウィジェットを編集」を選ぶ
- ウィジェットギャラリーでカレンダーのウィジェットを探す(カテゴリをクリックして絞り込むこともできる)
- ウィジェットをクリックすると自動で配置され、デスクトップの好きな位置にドラッグすると手動で配置できる
- 追加が終わったら、ウィジェットギャラリーの右下の「完了」をクリックする
あとから場所を変えたいときは、ウィジェットをドラッグして動かします。大きさを変えたいときは、Controlキーを押したままウィジェットをクリックし、別のサイズを選びます。カレンダーのウィジェットは、サイズによって表示できる予定の数が変わるので、画面の広さと相談して選びます。
ウィジェットがウインドウに隠れるとき
デスクトップのウィジェットの弱点は、アプリのウインドウを開くと、その下に隠れてしまうことです。公式ガイドでは、次のように案内されています。
デスクトップウィジェットがほかのウインドウで隠れている場合は、壁紙をクリックして開いているウインドウを画面の外に移動するとウィジェットを表示できます。 出典: support.apple.com
つまり、壁紙を1回クリックすれば、ウインドウがいったん画面の外に動いて、ウィジェットが見えるようになります。もう1回クリックすれば元に戻ります。
この動きが邪魔に感じる人は、「デスクトップとDock」の設定で「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」を「ステージマネージャ使用時のみ」に変えられます。逆に、この動きを積極的に使うと、「壁紙をクリックすれば予定が見える」という使い方になります。
ウィジェットの色と表示の設定
システム設定の「デスクトップとDock」にある「ウィジェット」の項目では、次の設定を変えられます。
・ウィジェットを表示:「デスクトップに」「ステージマネージャ使用時に」のそれぞれで表示するかを選ぶ
・デスクトップ上のウィジェットを淡色表示:「自動」「常に」「しない」から選ぶ
「自動」にすると、状況に応じてモノクロとフルカラーが切り替わります。カレンダーの色分けをウィジェットでも見分けたい人は、「しない」を選ぶと常にフルカラーで表示されます。
外部ディスプレイがある人には特に向いている
ノートパソコンに外部ディスプレイをつないでいる人は、片方の画面を作業用、もう片方の画面の一部をウィジェットの表示用にすると、カレンダーを本当に「常に表示」している状態に近づけます。作業用のウインドウで隠れることがないからです。
通知センターにカレンダーのウィジェットを追加する
デスクトップを広く使いたい人には、通知センターのウィジェットが向いています。
通知センターの開き方
通知センターは、画面の右側に引き出して表示する領域です。公式ガイドによると、メニューバーの日付と時刻をクリックするか、2本指でトラックパッドの右端から左に向かってスワイプすると開きます。閉じるときは、デスクトップのどこかをクリックします。
常に表示されているわけではありませんが、1回のクリックで開けるので、「常に手の届くところにある」状態を作れます。メニューバーの時計に日付を表示しておけば、その日付をクリックするだけで予定が見られる、という流れになります。
ウィジェットを追加する手順
- メニューバーの日付と時刻をクリックして、通知センターを開く
- 通知センターの下部にある「ウィジェットを編集」をクリックする
- ウィジェットギャラリーでカレンダーのウィジェットを探し、クリックするか、デスクトップの右上隅にドラッグする
- 「完了」をクリックする
通知センターの中で順番を変えたいときは、ウィジェットを上下にドラッグします。カレンダーを一番上にしておくと、開いた瞬間に予定が目に入ります。
デスクトップと通知センターの使い分け
デスクトップのウィジェットは、壁紙が見えている間は常に表示されますが、ウインドウに隠れます。通知センターのウィジェットは、ふだんは見えませんが、どんなアプリを使っていても1回のクリックで開けます。
作業中はほとんどウインドウを最大化している人は通知センター、ウインドウを小さめに並べて使う人はデスクトップ、と考えると選びやすくなります。
iPhoneのカレンダーのウィジェットをMacで使う
iPhoneで使っているカレンダーのアプリのウィジェットを、Macでも表示する方法もあります。
使うための条件
公式ガイドでは、iPhoneのウィジェットをMacで使う条件として、次の3つが挙げられています。
・iPhoneでiOS 17以降を使っている
・iPhoneとMacで同じApple Accountにサインインしている
・iPhoneがMacの近くにある、またはMacと同じWi-Fiネットワークに接続している
設定の手順
システム設定の「デスクトップとDock」で、「ウィジェット」の「iPhoneウィジェットを使用」をオンにします。これで、ウィジェットギャラリーにiPhoneのウィジェットも表示され、デスクトップや通知センターに追加できるようになります。
iPhoneでしか使っていないカレンダーのアプリがある人には便利です。ただし公式ガイドによると、ウィジェットをクリックしたときに「続けるにはiPhoneで(アプリ名)を開いてください」と表示される場合は、そのアプリがMacに入っていないので、操作はiPhoneで行う必要があります。表示を確かめる用途と割り切って使います。
カレンダーのアプリそのものを常に開いておく
ウィジェットでは表示しきれない、1週間や1か月の予定を常に見ていたい人は、カレンダーのアプリそのものを開いておく方法を選びます。
ログイン時に自動で開くようにする
毎朝カレンダーを開く手間を省くには、Macにログインしたときにカレンダーのアプリが自動で開くように設定します。公式ガイドの手順は次のとおりです。
- アップルメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで「一般」をクリックする
- 「ログイン項目と機能拡張」をクリックする
- 項目のリストの下にある追加ボタンをクリックし、カレンダーのアプリを選んで「追加」をクリックする
これで、Macを起動してログインするたびに、カレンダーのアプリが開きます。自動で開くのを一時的に止めたいときは、ログインの画面でShiftキーを押したまま「ログイン」ボタンをクリックし、Dockが表示されたらShiftキーを放します。
Dockに追加しておく
カレンダーのアプリをDockに追加しておくと、閉じてしまったときもすぐに開き直せます。カレンダーのアプリを開いた状態で、Dockのアイコンを、Controlキーを押したままクリックし、「オプション」から「Dockに追加」を選びます。
ステージマネージャで画面の脇に表示する
アプリを切り替えながら作業する人には、ステージマネージャも1つの方法です。ステージマネージャとは、作業中のアプリを画面の中央に大きく表示し、最近使ったアプリを画面の左側に小さく並べて表示する機能のことです。
公式ガイドによると、システム設定の「デスクトップとDock」で「ステージマネージャ」をオンにするか、メニューバーのコントロールセンターから切り替えられます。カレンダーを開いておけば、画面の左側に小さく表示され、クリックするとすぐ中央に切り替わります。詳しい使い方はステージマネージャの公式ガイドで確かめられます。
ウインドウを並べて配置する
画面が広いディスプレイを使っている人は、カレンダーのウインドウを画面の端に小さめに配置し、作業用のアプリと並べて使う方法もあります。macOSにはウインドウを画面の端や四隅に寄せて並べるタイル表示の機能があります。公式ガイドによると、ウインドウを画面の端にドラッグする、Optionキーを押しながらドラッグする、ウインドウの左上の緑色のボタンからレイアウトを選ぶ、といった方法で並べられます。カレンダーを画面の端に寄せ、残りの広い場所で作業すると、1週間の予定を見ながら作業を進められます。
常に表示していても予定を見落とさないための設定
カレンダーを常に表示していても、作業に集中していると画面の端までは目が届きません。表示に頼りきらず、知らせてもらう仕組みも合わせて整えておくと安心です。
新しい予定に、最初から通知が付くようにする
Appleの公式ガイドによると、Macのカレンダーでは、初期設定のままだと作成する予定に通知は設定されません。予定を入れるたびに通知を付けるのは手間なので、あらかじめ「デフォルトの通知」を決めておきます。
- カレンダーのアプリで「カレンダー」メニューから「設定」を選び、「通知」をクリックする
- 「アカウント」のポップアップメニューで、設定するアカウントを選ぶ
- 「予定」「終日の予定」「誕生日」のそれぞれで、通知の時刻を選ぶ
この設定は、まだ通知を設定していない新しい予定と既存の予定に適用されます。アカウントごとの設定なので、仕事用のアカウントは15分前、私用のアカウントは通知なし、というように分けることもできます。iPhoneなど他の機器には同じ設定を当てはめたくない場合は、「これらのデフォルトの通知をこのコンピュータでのみ使用」を選びます。
大事な予定には通知を重ねる
公式ガイドでは、1つの予定に複数の通知を設定できると説明されています。重要な面談や締め切りには、前日と1時間前の2つの通知を付けるといった使い方ができます。
通知の種類も選べます。画面に通知を表示してサウンドを鳴らすほか、自分にメールを送る、指定したファイルを開く、といった設定もできます。打ち合わせの資料を開く通知を付けておけば、開始の時刻に資料が自動で開くので、準備の抜けを防げます。なお、Exchangeのアカウントの予定に設定できる通知は1つだけとされています。
移動のある予定には「出発時刻」の通知
場所を入力した予定には、通知の選択肢に「出発時刻」が表示されます。訪問の予定が多い人は、これを使うと、移動にかかる時間を見込んだ時刻に知らせてもらえます。介護の訪問や営業の外回りのように、移動と予定がセットになっている仕事では特に役立ちます。
ウィジェットやカレンダーに予定が表示されないとき
常に表示しているはずの予定が見当たらないときは、表示の仕組みより先に、予定そのものが読み込まれているかを確かめます。Appleのトラブルシューティングのページでは、予定が表示されないときの確認項目として、次のようなものが挙げられています。
・予定があるカレンダーの名前の横にチェックマークが付いているか
・カレンダーのアカウントが使用中になっているか(iCloudからサインアウトしていないか)
・終日の予定が表示されないときは、「表示」メニューの「終日の予定を表示」にチェックがあるか
・Mac本体の日付、時刻、時間帯が正しく設定されているか
Googleカレンダーを使っている人は、Google側の同期の設定も確かめます。Googleカレンダーのヘルプによると、自動で同期されるのは「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日で、それ以外のカレンダーはGoogleの「カレンダーの同期」のページでオンにして保存する必要があります。同僚から共有されたカレンダーだけがウィジェットに出てこないときは、ここが原因のことが多いです。
常に表示する予定を絞り込む
常に表示するなら、表示する中身を整えておくことも大切です。予定が多すぎると、ウィジェットやカレンダーを見ても、肝心の予定が埋もれてしまいます。
必要なカレンダーだけを表示する
カレンダーのアプリでは、「表示」メニューの「カレンダーリストを表示」で左側にカレンダーの一覧を出し、チェックボックスでカレンダーごとに表示と非表示を切り替えられます。祝日や共有されただけのカレンダーなど、常に見る必要のないものは外しておくと、画面がすっきりします。
集中モードと組み合わせる
macOSの集中モードには、集中モードがオンのときに表示するカレンダーを絞り込むフィルタがあります。例えば「仕事」の集中モードのときは仕事のカレンダーだけを表示する、という設定ができます。システム設定の「集中モード」で使う集中モードを選び、「集中モードフィルタ」の「フィルタを追加」からカレンダーを選びます。
仕事の時間は仕事の予定だけ、夜は家族の予定だけが常に表示されるようにしておくと、時間帯に合った情報だけが目に入ります。
働き方に合わせた組み合わせの例
ここまでの方法を、働き方ごとにどう組み合わせるかの例を挙げます。
会議が多い人
オンライン会議が1日に何件も入る人は、次の組み合わせが向いています。
・メニューバーの時計に日付と曜日を常に表示する
・通知センターの一番上に、今日の予定を表示するカレンダーのウィジェットを追加する
・カレンダーの通知を、会議の開始前に鳴るように設定する
会議中は画面を共有することが多いので、デスクトップのウィジェットより、通知センターのほうが他の人に予定を見られにくいという利点もあります。
作業の時間が長い人
原稿の執筆や資料の作成など、1つの作業に長く集中する人は、次の組み合わせが向いています。
・メニューバーの時計に日付と曜日を常に表示する
・外部ディスプレイがあれば、片方の画面の隅にデスクトップのウィジェットを配置する
・時報のアナウンスを1時間間隔でオンにする
集中しているときに予定が目に入りすぎると、かえって気が散ります。時報で区切りを知らせ、予定は必要なときだけ見る、という距離感が合う人もいます。
事務所で複数の人の予定を管理する人
介護事業所の事務や、小さな会社の総務のように、複数の人の予定を管理する人は、カレンダーのアプリそのものを常に開いておく方法が向いています。ログイン時に自動で開くようにし、週の表示にしておけば、電話で予定を聞かれたときもすぐに答えられます。
送迎と面談の予定を1つのカレンダーにまとめ、事務所のパソコンでは常に週の表示で開いておくようにすると、「予定を確かめるために別の人に聞きに行く」場面を減らせます。表示を変えるだけで、人に聞きに行く時間を、利用者さんと向き合う時間に回せるようになります。
標準機能で足りないときの候補
ここまでの方法で、多くの人はカレンダーを常に目に入る状態にできるはずです。ただ、使っているうちに次のような点で物足りなさを感じる人もいます。
・メニューバーに日付だけでなく、次の予定まで表示したい
・Googleカレンダーの予定を、アプリを開かずに確かめたい
・予定を入れるたびに、カレンダーのアプリを開くのが手間
こうした手間を減らす目的で作られた、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリもあります。その1つがCaltimate(カルティメイト)です。公式サイトの記載によると、メニューバーに常駐し、次の予定と残り時間をラベルに表示するほか、常駐パネルの先頭に予定の件数、最初の予定、タスク、天気をまとめた今日のサマリーを表示します。ミニ月カレンダーの日付をクリックすると、その日の予定に移れます。どのアプリを使っていても、Control+Option+Spaceで入力パネルを最前面に開き、「明日15時 商談」のように書いたり話したりして予定を作れます。
料金は、14日間はすべての機能を無料で試せ、そのあとも無料版としてメニューバーの常駐や予定の作成・変更・削除などを使い続けられます。ライセンスが必要になるのは、書類やWebからの予定の取り込み、日程調整の予約ページ、複数カレンダーへの同時登録の3つで、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。対応はmacOS 14以降で、同期の対象はGoogleカレンダーです。詳しい機能はCaltimateの紹介ページで確かめられます。
Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
なお、iCloudのカレンダーだけで予定を管理している人は、Googleカレンダーと同期するアプリでは予定を表示できません。どのアプリを選ぶにしても、まずはこの記事で紹介したMacの標準機能を試し、それでも残る不満が何かをはっきりさせてから選ぶと、選び間違いが減ります。
予定の見え方を整えることと、在宅の仕事の広がり
最後に、カレンダーを常に表示する工夫が、働き方にどうつながるかを考えます。
予定が見えると、引き受ける仕事を選べるようになる
カレンダーが常に見えていると、自分の時間がどこに使われているかが自然に分かるようになります。会議の予定ばかりが並ぶ週は、作業の時間が足りていないサインです。この感覚が持てると、新しい依頼を受けるかどうかを、勢いではなく予定を見て判断できます。
フリーランスや副業の市場を長く見てきた立場から言えば、長く続く人ほど、カレンダーの空きを「埋める場所」ではなく「守る場所」として扱っています。単発の仕事を詰め込むより、「この人に任せると段取りが楽」と思ってもらえる関係づくりに時間を使っているのです。予定に余白がある人のほうが、急な相談にも落ち着いて応えられ、結果として次の依頼につながっています。
もう1つ現場で感じるのは、中間の手数料が乗らない直接取引のほうが、予定の組み方に余裕が出やすいということです。同じ予算でも受け手の手取りが厚くなれば、無理に件数を詰め込まなくて済みます。依頼する側も、同じ予算でより多くの相談ができます。
ICTの支援を仕事にする道
介護や医療の現場では、パソコンやタブレットの使い方を整えるだけで、仕事の流れが大きく変わることが少なくありません。カレンダーの表示の工夫のような小さな改善を積み重ねて、現場の業務を支える仕事もあります。生成AIを含めた業務の改善を支援する依頼は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。
医療や介護の事務の知識を持つ人は、その知識自体が支援の仕事で強みになります。医療事務の資格の内容は医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)で確かめられます。介護事業所のデジタル化に使える補助金は、介護・福祉事業所のDX化2026|IT導入補助金で介護記録を完全デジタル化で詳しく紹介しています。
業務用のアプリを作る側に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事で仕事の内容を、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で報酬の目安を確かめられます。
カレンダーを常に表示することは、小さな設定の変更です。けれども、予定を探す時間と、そのたびに途切れる集中を取り戻すことは、毎日の仕事の質を確実に変えます。まずはメニューバーの時計に日付と曜日を表示するところから試してみてください。
よくある質問
Q. Macのメニューバーに日付と曜日を常に表示するにはどうすればよいですか?
システム設定の「メニューバー」で「メニューバーコントロール」を選び、「時計のオプション」をクリックします。「日付を表示」で「常に」を選び、「曜日を表示」をオンにすると、メニューバーに日付と曜日が常に表示されます。macOSのバージョンによって設定の場所の名前が違う場合は、システム設定の検索欄に「時計」と入力して探してください。
Q. デスクトップのカレンダーのウィジェットがウインドウに隠れて見えません。どうすればよいですか?
Appleの公式ガイドによると、壁紙をクリックすると開いているウインドウが画面の外に移動し、ウィジェットが見えるようになります。もう一度クリックすると元に戻ります。作業中も常に見ていたい場合は、外部ディスプレイの片方にウィジェットを表示するか、通知センターにカレンダーのウィジェットを追加して、日付をクリックして開く使い方が向いています。
Q. Macを起動したときにカレンダーのアプリを自動で開けますか?
開けます。システム設定の「一般」から「ログイン項目と機能拡張」を開き、リストの下の追加ボタンでカレンダーのアプリを選んで追加します。以後、ログインするたびにカレンダーが開きます。一時的に自動で開かないようにしたいときは、ログインの画面でShiftキーを押したままログインし、Dockが表示されたらキーを放します。
Q. iPhoneのカレンダーのウィジェットをMacに表示できますか?
iPhoneがiOS 17以降で、iPhoneとMacが同じApple Accountにサインインし、近くにあるか同じWi-Fiにつながっていれば表示できます。システム設定の「デスクトップとDock」で「iPhoneウィジェットを使用」をオンにすると、ウィジェットギャラリーにiPhoneのウィジェットが表示され、デスクトップや通知センターに追加できます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方







